【例文あり】総務省の志望動機の書き方とは?書く際のポイントや求められる人物像も解説

【例文あり】総務省の志望動機の書き方とは?書く際のポイントや求められる人物像も解説

【総務省の志望動機】総務省とは

「国家のOS」とも称される総務省は、地方自治、情報通信、行政管理という、国民生活や経済活動の基盤となる極めて重要なシステムを所管する巨大官庁です。

その業務範囲は多岐にわたり、私たちの生活に最も身近な行政サービスから、国の未来を左右する最先端のデジタル戦略までを幅広くカバーしています。

そのため、総務省を志望するにあたっては、この広範な業務領域を正しく理解し、自分がどの分野でどのように貢献したいのかを明確に描くことが不可欠です。

「縁の下の力持ち」として日本社会の根幹を支える総務省の役割を深く理解することは、説得力のある志望動機を作成するための第一歩です。

ここでは、総務省の具体的な業務内容と組織としての特徴について、就活生の皆さんが押さえておくべきポイントを解説します。

総務省の業務内容

総務省の業務は主に「地方自治」「情報通信」「行政管理」の3つの柱で構成されており、これらは日本の社会基盤そのものと言えます。

まず「地方自治」分野では、地方交付税制度などを通じて地方自治体の財政を支えるほか、選挙制度の管理や消防・防災体制の整備を行い、地域社会の安心・安全を守っています。

次に「情報通信」分野では、5Gや光ファイバー網といったデジタルインフラの整備、放送・通信行政を担い、Society 5.0の実現に向けたデジタル変革(DX)を推進しています。

そして「行政管理」分野では、国の行政機関の定員管理や行政評価を行い、無駄を省いた効率的で質の高い行政サービスの実現を目指しています。

その他にも、国勢調査などの統計業務や、恩給の支給など、国としての基本的な機能を維持するための業務も担っています。

このように、地方の現場からサイバー空間、そして霞が関の働き方改革まで、あらゆる角度から日本という国の仕組みを整え、動かしているのが総務省の業務なのです。

総務省の特徴

総務省の大きな特徴は、他の省庁に比べて「現場」との距離が非常に近いことです。

特に旧自治省の流れを汲む分野では、入省後の若手のうちから地方自治体へ出向する機会が多く設けられています。

実際に都道府県や市町村の職員と共に働き、住民と直接触れ合うことで、政策が現場でどのように運用され、どのような課題があるのかを肌で感じることができます。

この「現場感覚」を養える環境は、中央省庁の中でも総務省ならではの魅力です。

また、旧郵政省の流れを汲む情報通信分野では、技術革新のスピードが速い民間企業や研究機関との連携が不可欠であり、官民の垣根を超えたダイナミックな仕事ができる点も特徴です。

組織文化としては、多様なバックグラウンドを持つ職員が協働しており、幅広い価値観を受け入れる柔軟性があります。

机上の空論ではなく、現場の実情に即した「生きた政策」を立案できる環境こそが、総務省という組織の最大の強みであり特徴と言えるでしょう。

【総務省の志望動機】総務省の魅力

総務省の仕事は、国民生活のあらゆる場面に深く関わっており、その社会貢献性の高さと守備範囲の広さは圧倒的です。

しかし、就職活動の面接やエントリーシートで「幅広い仕事ができるから」という理由だけを伝えても、他の学生との差別化は図れません。

重要なのは、その広さの中にある奥深さや、総務省だからこそ実現できるキャリアの可能性に焦点を当てることです。

ここでは、就活生の皆さんに知ってほしい、総務省で働くことの具体的な魅力ややりがいについて、3つの観点から深掘りしていきます。

これらを参考に、自分が総務省で何を実現したいのか、具体的なイメージを膨らませてみてください。

地域社会を根底から支える地方創生のリーダー

総務省の最大の魅力の一つは、国という立場でありながら、地方創生の最前線に深く関与できる点です。

人口減少や少子高齢化が進む日本において、地域の活性化は喫緊の課題です。

総務省では、地方財政制度の設計や地域おこし協力隊の推進などを通じて、地方自治体が自立し、独自の魅力を発揮できるよう支援しています。

単にお金を配るだけでなく、それぞれの地域が抱える課題に寄り添い、制度面から解決策を提示することで、日本全体の活力を底上げする役割を担っています。

また、キャリアパスとして地方自治体の幹部職員として出向する機会も豊富にあります。

若くして地域の責任あるポジションに就き、首長や地元住民と膝を突き合わせてまちづくりに取り組む経験は、他省庁では得がたいものです。

「国全体の視点」と「地域の現場視点」の双方を持ちながら、愛着ある日本の地域を守り育てる仕事ができることは、地方創生に情熱を持つ学生にとって何よりの魅力となるでしょう。

最先端のデジタル技術で社会基盤を変革する

現代社会において、情報通信技術(ICT)は水道や電気と同じくらい重要なライフラインとなっています。

総務省は、このICT政策を一手に引き受ける官庁であり、日本のデジタル化を牽引する司令塔としての役割を果たしています。

5G/6Gといった次世代通信インフラの整備、AI活用のルール作り、サイバーセキュリティ対策など、テクノロジーの最先端領域で政策を立案し、未来の社会をデザインすることができます。

この分野の仕事は、日本国内にとどまらず、国際的な標準化競争やルール作りにも関わるため、グローバルな視点も求められます。

技術革新によって、医療、教育、働き方などあらゆる分野の課題を解決し、国民の利便性を飛躍的に向上させることができるダイナミズムは大きなやりがいです。

テクノロジーの力で社会課題を解決し、新しい時代のインフラを構築するという、未来志向でクリエイティブな仕事に挑戦できる点も、総務省ならではの魅力です。

国の行政システム全体を最適化する司令塔

総務省には、内閣人事局と連携しながら国の行政組織のあり方を見直す「行政管理」という重要な役割があります。

これは、各省庁が効果的に機能しているか、税金が無駄に使われていないかをチェックし、必要であれば組織の統廃合や業務の見直しを提言する仕事です。

いわば、日本政府という巨大組織の経営コンサルタントのような役割を担っており、行政全体の効率化と質の向上を追求しています。

縦割り行政の弊害を打破し、国民にとって真に使いやすい行政サービスを実現するためには、省庁横断的な視点と強いリーダーシップが必要です。

地味に見えるかもしれませんが、この業務が機能しなければ、どんなに良い政策も効果を発揮しません。

国の仕組みそのものを改善し、日本という国家運営のパフォーマンスを最大化させるという、非常にスケールの大きく、かつ本質的な課題解決に取り組めることも、総務省で働く大きな魅力です。

【総務省の志望動機】総務省の求める人物像

幅広い所管業務を持つ総務省では、多様なバックグラウンドを持つ人材が求められていますが、共通して重視される資質がいくつか存在します。

採用選考では、能力の高さだけでなく、公務員としてのマインドセットや対人能力が厳しく見極められます。

面接官は「この学生は多様な関係者を巻き込んで仕事ができるか」「困難な課題から逃げずに最後までやり抜けるか」を見ています。

したがって、自己PRや志望動機では、総務省の業務特性にマッチした自身の強みや人間性を具体的にアピールすることが重要です。

ここでは、総務省が特に求めている3つの人物像について解説します。

多様な意見を調整し合意形成を図る対話力

総務省の仕事は、地方自治体、通信事業者、放送局、他省庁など、利害関係が複雑に絡み合う相手との調整が日常茶飯事です。

それぞれの立場には正義があり、主張が対立することも少なくありません。

そのため、一方的に自分の意見を押し通すのではなく、相手の話を丁寧に聞き、それぞれの背景や事情を理解した上で、粘り強く合意形成を図る対話力が求められます。

これは単なる「コミュニケーション能力」以上に、タフな交渉力と調整力を意味します。

特に地方自治の現場や国際会議の場では、信頼関係の構築が何よりも重要です。

相手の懐に入り込み、本音を引き出しながらも、国としての方向性を示し、納得解を導き出すバランス感覚が必要です。

異なる価値観を持つ人々と協働し、一つのゴールに向かってまとめ上げるリーダーシップを発揮できる人物こそ、総務省が求めている人材です。

前例のない課題にも果敢に挑む変革意識

デジタル化の進展や人口減少など、社会の変化のスピードは加速しており、過去の成功体験や前例踏襲だけでは通用しない時代になっています。

特に情報通信分野では、未知のテクノロジーや新しいビジネスモデルに対応した法制度の整備が急務です。

そのため、総務省の職員には、前例のない課題に対しても恐れずに挑戦し、新しい解決策を模索する変革意識が求められます。

「今までこうだったから」という思考停止に陥るのではなく、「どうすればより良くできるか」を常に考え、既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想を持つことが大切です。

失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返し、最適解を見つけ出そうとする姿勢が評価されます。

変化をチャンスと捉え、自ら主体的に新しい価値を創造しようとするチャレンジ精神を持った人物が、これからの総務省を牽引していくでしょう。

現場の声に耳を傾け課題を解決する当事者意識

総務省は「現場に近い官庁」であるからこそ、机上の空論ではなく、現場の実態に基づいた政策立案が求められます。

地方への出向や災害対応など、現場の最前線に立つ機会も多いため、現場の声に真摯に耳を傾け、そこに潜む本質的な課題を発見する力が不可欠です。

困難な状況にある人々に寄り添い、「自分がなんとかするんだ」という強い当事者意識を持って行動できるかどうかが問われます。

また、行政管理の分野でも、現場の職員が抱える負担や非効率さを理解し、実効性のある改革を行うためには現場感覚が欠かせません。

高い視座を持ちつつも、決して現場目線を忘れない謙虚さと誠実さが必要です。

国民一人ひとりの生活を想像し、その課題解決のために汗をかける熱いハートを持った人物こそ、総務省職員としてふさわしい資質を持っていると言えます。

【総務省の志望動機】志望動機を作成する際のポイント

総務省の志望動機を作成する際は、その業務の幅広さゆえに、内容が散漫にならないよう注意が必要です。

「いろいろなことができるから」という理由は、「何も考えていない」と受け取られかねません。

採用担当者に「この学生は総務省で活躍するイメージが湧く」と思わせるためには、自身の関心領域を絞り込みつつ、総務省全体のミッションとの整合性を取ることが大切です。

ここでは、選考を突破するために意識すべき4つの重要なポイントを解説します。

これらをヒントに、論理的かつ情熱的な志望動機を練り上げてください。

なぜ「総務省」かを明確にする

志望動機で最も重要なのは、「なぜ他の省庁ではなく総務省なのか」を明確にすることです。

例えば「地方活性化」なら国土交通省や農林水産省でも可能ですし、「IT」なら経済産業省やデジタル庁とも関わります。

総務省ならではの独自性は、「地方自治制度(仕組み)を通じて地域を支える」点や、「通信インフラ(基盤)を整備する」点にあります。

特定の産業振興ではなく、社会の土台となるシステムやルールを作る立場からアプローチしたいという意図を明確にしましょう。

また、実際に働いている職員の「人」や「組織風土」に触れることも有効です。

「現場主義を徹底している点に共感した」「地方出向の制度が充実しており、多角的な視点が養える環境に惹かれた」など、総務省特有の環境を挙げることで、志望度の高さをアピールできます。

業務内容の違いと組織文化の両面から、総務省でなければならない必然性を語れるように準備しましょう。

入省後に取り組みたい政策分野を具体化する

総務省の業務は多岐にわたるため、「何でもやります」という姿勢よりも、特定の分野に対する強い関心と課題意識を示す方が効果的です。

「地方の過疎化対策として、ICTを活用した新たな自治の仕組みを作りたい」「公正な競争環境を整備し、通信料金の低廉化やサービスの多様化を進めたい」など、具体的であればあるほど良いでしょう。

もちろん、配属リスクはありますが、明確なビジョンを持っていることは評価されます。

その際、なぜその分野に関心を持ったのか、その背景にある自身の価値観や経験もセットで伝えることが重要です。

「ゼミで地方財政を研究し、交付税制度の重要性を知った」など、学問的な関心や実体験に基づいた動機は説得力があります。

自分が総務省に入ってどのような課題を解決したいのか、解像度を上げて伝えることで、本気度が伝わります。

「国」と「地方」をつなぐ役割への理解を示す

総務省を志望する上で外せない視点が、国と地方の「つなぎ役」としての役割です。

地方分権が進む中で、国が一方的に命令するのではなく、地方と対等なパートナーとして協力し合う関係が求められています。

志望動機の中でも、地方の自律性を尊重しつつ、国として必要な支援を行うというバランス感覚を示すことが大切です。

「地方の声を聞き、それを国の制度設計にフィードバックしたい」といった視点は、総務省の役割を正しく理解している証拠となります。

また、地方だけでなく、省庁間の連携や官民連携のハブとなる役割も総務省の特徴です。

多様なプレイヤーをつなぎ、全体最適を図るコーディネーターとしての役割に魅力を感じていることを伝えると良いでしょう。

対立構造ではなく、連携と協調を生み出す役割を果たしたいという姿勢は、好感を持たれるポイントです。

自身の経験と総務省のミッションを接続する

説得力のある志望動機には、あなた自身の原体験が不可欠です。

「地方出身で、故郷が衰退していく姿に危機感を覚えた」「災害ボランティアで、情報の伝達手段が命に関わることを痛感した」など、総務省の業務に関連する具体的なエピソードを盛り込みましょう。

その経験から生まれた感情や問題意識が、総務省での仕事にどうつながるのかを論理的に説明します。

さらに、学生時代のリーダー経験やアルバイトでの接客経験などで培った「調整力」や「傾聴力」もアピール材料になります。

これらの能力は、総務省の業務で直面するであろう利害調整の場面で必ず活きてきます。

過去の経験(過去)と、総務省での目標(未来)を一本の線でつなぐことで、あなたという人物の一貫性と信頼性を高めることができます。

【総務省の志望動機】志望動機を伝える際の注意点

総務省への熱意があっても、伝え方を間違えると「役割を理解していない」「視野が狭い」と判断されてしまう可能性があります。

特に、地方公務員との混同や、批判的なだけの態度はマイナス評価につながりやすいポイントです。

面接官は、あなたが組織の一員として適切に機能するかどうかを見ています。

ここでは、志望動機を作成・発表する際に避けるべき落とし穴や注意点について解説します。

これらをチェックし、プロフェッショナルな視点を持った志望動機にブラッシュアップしてください。

どの企業・組織でも通じる内容にしない

「人々の役に立ちたい」「社会を良くしたい」「成長できる環境がある」といった抽象的な言葉は、どの省庁や企業でも通用してしまうため、志望動機としては弱すぎます。

総務省の志望動機である以上、「総務省でしかできないこと」に触れる必要があります。

例えば、「人々の生活を支える」なら「行政相談や消防行政を通じて、国民の安心な暮らしを底支えしたい」と言い換えるなど、具体的な業務とリンクさせましょう。

また、民間企業のインフラ業界(通信会社など)との違いも意識する必要があります。

民間が利益を追求するのに対し、総務省は「公平性」や「ユニバーサルサービス」を重視します。

誰にでも言える耳触りの良い言葉ではなく、総務省の役割や責任に踏み込んだ具体的な言葉を選ぶことで、独自性のある志望動機になります。

地方公務員との役割の違いを混同しない

「地方を元気にしたい」「住民のために働きたい」とアピールするあまり、地方公務員の仕事内容と混同してしまうケースがよく見られます。

特定の自治体の職員になりたいかのような発言は、「それなら県庁や市役所に行けば?」と思われてしまいます。

総務省の役割は、あくまで制度設計や財政支援を通じて、全国の自治体を「支える」ことです。

特定の地域だけでなく、日本全体の地方自治のシステムを良くするという視点が必要です。

面接では「なぜ地方公務員ではなく国家公務員(総務省)なのか」と問われることが多々あります。

その際は、「一つの地域だけでなく、全国に波及する仕組みを作りたい」「制度の根本を変えることで、多くの自治体が抱える共通課題を解決したい」といった、マクロな視点での回答を用意しておきましょう。

現場への愛着を持ちつつも、国としての立場や役割を忘れないことが重要です。

評論家的な視点での政策批判に終始しない

現状の制度や政策に対する課題意識を持つことは重要ですが、それを批判するだけでは評価されません。

「今の地方創生策は効果がない」「デジタル化が遅れている」と指摘するだけなら誰にでもできます。

これから行政官になろうとする人間には、批判を超えた「対案」や「解決への意欲」が求められます。

「現状には〇〇という課題があると感じていますが、私は××という視点を取り入れて改善に取り組みたい」というように、建設的な提案を行いましょう。

また、既存の政策にも、それが成立した背景や経緯があります。

それらを無視して全否定するのではなく、先人たちの努力に敬意を払いつつ、時代の変化に合わせてアップデートしていくという姿勢が好感を持たれます。

外野から批判する評論家ではなく、内部から改革を進める実務家としての姿勢を見せることが、採用担当者の信頼を得る鍵となります。

【総務省の志望動機】総務省の志望動機例文

ここまで解説してきたポイントや注意点を踏まえ、総務省の志望動機として使える例文を3つ紹介します。

「地方創生(自治)」「情報通信(ICT)」「行政管理」という主要な3つの切り口で作成しています。

ご自身の興味や経験に最も近いものを参考にしつつ、必ず自分自身の言葉やエピソードを織り交ぜてカスタマイズしてください。

借り物の言葉ではなく、あなたの本心がこもった言葉こそが、面接官の心を動かす最大の武器になります。

例文1

私は、地域ごとの個性を活かした自立的な地方自治の仕組みを構築し、日本全体を活性化させたいと考え、総務省を志望します。

大学時代、過疎化が進む故郷の町おこし活動に参加した際、熱意ある現場の取り組みが、財政難や硬直的な制度によって阻まれる現実に直面しました。

この経験から、現場の努力を後押しできる柔軟な制度設計や、持続可能な財政基盤の確立が不可欠だと痛感しました。

貴省の、現場主義を重視し、地方自治体と二人三脚で課題解決に取り組む姿勢に強く惹かれています。

私の強みである「相手の立場に立つ傾聴力」を活かし、地方の声なき声を国の制度に反映させ、全国の地域が輝く基盤づくりに貢献したいです。

例文2

私は、デジタル技術の力で都市と地方の格差を解消し、誰もが質の高いサービスを受けられる社会を実現したいと考え、貴省を志望します。

教育実習で地方の学校を訪れた際、通信環境の未整備によりICT教育の導入が遅れている現状を目の当たりにし、デジタル・ディバイドの解消が急務であると感じました。

情報通信インフラの整備や利活用推進を担う貴省であれば、ハード・ソフトの両面からこの課題にアプローチできると確信しています。

入省後は、5G/6G等の基盤整備やテレワーク推進等の政策立案に携わりたいです。

持ち前の「新しい知識を吸収し続ける探究心」を活かし、技術革新を社会実装へと繋げるプロフェッショナルとして活躍したいと考えています。

例文3

私は、行政の仕組みそのものを最適化し、国民にとって真に価値ある行政サービスを提供したいと考え、貴省を志望します。

ゼミでの行政学の研究を通じて、縦割り行政の弊害や前例踏襲の慣習が、効率的な政策実行の妨げになっている事例を多く学びました。

行政評価や定員管理を通じて、政府全体の組織運営を見直す貴省の「行政管理」の業務は、日本の行政機能を高めるために不可欠な役割だと認識しています。

特に、EBPM(証拠に基づく政策立案)の推進により、無駄をなくし成果を最大化する改革に関わりたいです。

私の強みである「客観的な分析力」と「粘り強く調整する力」を活かし、各府省の業務改善をリードする役割を担いたいと思います。

まとめ

総務省の志望動機を作成するためには、その広範な業務内容を理解した上で、自分が「どの分野」で「どのように」貢献したいのかを明確にすることが重要です。

地方自治、情報通信、行政管理という、日本の骨格を支える仕事には、大きな責任と同時に計り知れないやりがいがあります。

「国と地方をつなぐ」「技術と社会をつなぐ」「省庁と省庁をつなぐ」という、総務省ならではのハブとしての役割を意識し、自身の経験と結びつけることで、説得力のある志望動機が完成します。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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