【企業研究】GMOインターネットグループはなんの会社?仕事内容や競合との違いと求める人物像まで徹底解説

【企業研究】GMOインターネットグループはなんの会社?仕事内容や競合との違いと求める人物像まで徹底解説

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はじめに

就職活動を進める中で、「GMO」という名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?インターネット関連のサービスでよく見かけるGMOインターネットグループですが、「具体的に何の会社なの?」と疑問に思っている就活生も多いはずです。

この記事では、そんなGMOインターネットグループの事業内容から、選考対策まで、企業研究に欠かせない情報を徹底的に解説していきます!

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループはどんな会社なのか

GMOインターネットグループは、「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチに掲げ、インターネットインフラ事業を基盤として多角的に事業を展開する総合インターネット企業グループです。

具体的には、ドメイン登録サービス(「お名前.com」など)やレンタルサーバー、クラウドサービスといった、インターネットの「土台」となる部分を提供しています。

さらに、その基盤の上で、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、そして暗号資産事業など、時代のニーズに合わせた多様なサービスを生み出し続けているのが特徴です。

まさに、現代のデジタル社会を根底から支えている企業の一つと言えるでしょう。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループの仕事内容

GMOインターネットグループは、先ほどお話ししたように非常に幅広い事業領域を持っているため、当然ながら仕事内容も多岐にわたります。

インフラを支えるエンジニアから、サービスを広める営業・マーケティング、新たな価値を生み出す企画職、そしてグループ全体の運営を担うバックオフィスまで、皆さんの強みや興味を活かせるフィールドが必ずと言っていいほど存在します。

グループ全体で100社以上(2025年現在)の企業が集まっており、それぞれの専門領域で「No.1」を目指しているのも大きな特徴です。

ここでは、主要な事業セグメントごとに、具体的にどのような仕事があるのかを掘り下げて見ていきましょう。

皆さんが「これだ!」と思える仕事内容に出会えるかもしれませんよ。

インターネットインフラ事業の仕事内容

GMOインターネットグループの基幹事業であるインターネットインフラ事業は、まさにインターネット社会の「縁の下の力持ち」です。

この分野での主な仕事は、ドメイン、ホスティング(レンタルサーバー)、クラウド、セキュリティといった、Webサイトやサービス運営に不可欠な基盤を提供することです。

職種としては、安定したサービス稼働を実現するためのインフラエンジニアや、最新の技術を駆使して新しいサービスを開発する開発エンジニアが中心となります。

また、お客様のニーズをヒアリングし、最適なインフラ環境を提案するソリューション営業や、導入後のサポートを行うカスタマーサポートも重要な役割を担います。

インターネットの根幹を支えたい、技術的な安定性や信頼性に貢献したいという方にとって、非常にやりがいのある分野です。

インターネット広告・メディア事業の仕事内容

インターネット広告・メディア事業では、デジタルマーケティングの領域で多様なサービスを展開しています。

具体的には、インターネット広告の代理店事業、自社メディアの運営、アフィリエイトサービス(ASP)の提供などです。

ここでの仕事は、クライアント企業の課題を解決するために、最適な広告戦略を立案・実行する広告プランナー営業職が花形の一つです。

また、データを分析して効果測定や改善提案を行うデータアナリスト、魅力的なコンテンツを作成するメディア編集者コンテンツマーケターも活躍しています。

最先端のデジタルトレンドを追いかけ、人々の購買行動や情報収集に影響を与える仕事がしたい、というクリエイティブな思考を持つ方に向いているでしょう。

インターネット金融事業の仕事内容

GMOインターネットグループは、IT技術を駆使して金融の分野でも大きな存在感を示しています。

特に、FX(外国為替証拠金取引)やCFD取引、株式取引などのオンライン証券サービス(GMOクリック証券など)は業界でもトップクラスのシェアを誇ります。

この分野では、お客様が安心して取引できる強固なシステムを開発・運用する金融システムエンジニアが不可欠です。

また、市場の動向を分析するアナリスト、お客様からの問い合わせに対応するカスタマーサポート、そして新たな金融商品を企画する商品開発担当者などがいます。

金融という専門性の高い領域で、ITの力を活用して新しい金融の形を創造したい、という意欲のある方にとって挑戦しがいのあるフィールドと言えます。

グループを支える共通部門(企画・管理)の仕事内容

上記の事業部門のほかにも、GMOインターネットグループ全体の成長を支える重要な役割を担う共通部門(コーポレート部門)があります。

ここには、グループ全体の経営戦略を考える経営企画、新しい事業やサービスを生み出す事業開発、そして人事、総務、経理、法務といったバックオフィス機能が集約されています。

特にGMOでは、グループ各社の「ヒト」に関する課題解決をサポートする人事(HR)の役割や、法令遵守と事業成長のバランスを取る法務の専門性が高く評価されています。

事業の最前線ではありませんが、グループ全体のシナジーを最大化し、「スピリットベンチャー」としての成長を加速させるために欠かせない、重要な仕事が集まる部門です。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループが選ばれる理由と競合比較

多くのIT企業がひしめく中で、なぜGMOインターネットグループは就活生やお客様から選ばれ続けるのでしょうか。

その理由は、単一の事業が強いからというだけではありません。

長年培ってきた「インターネットインフラ」という確固たる基盤と、その上で展開される「多角的な事業」が有機的に結びついている点に、同社ならではの強みがあります。

また、「スピリットベンチャー宣言」に代表される独自の企業文化や、働く「仲間」を大切にする福利厚生なども、大きな魅力となっているようです。

ここでは、競合他社と比較しながら、GMOインターネットグループが持つ独自性や選ばれる理由について、さらに詳しく見ていきましょう。

選ばれる理由①:国内トップクラスのインターネットインフラ基盤

GMOインターネットグループが選ばれる最大の理由の一つは、何と言っても国内トップクラスの強固なインターネットインフラ基盤を持っていることです。

「お名前.com」に代表されるドメイン事業や、レンタルサーバー(ホスティング)事業では圧倒的なシェアを誇ります。

これは、企業や個人がインターネット上で何かを始めようとするとき、まずGMOのサービスに触れる機会が多いことを意味します。

この「インターネットの入り口」を押さえていることが、他の事業領域への展開(クロスセル)にも繋がり、グループ全体の安定した成長を支えています。

就活生にとっても、社会インフラを支えるという安定感と事業の将来性は、大きな魅力として映るでしょう。

選ばれる理由②:多角的な事業展開とグループシナジー

インフラ事業を基盤としながらも、広告・メディア、金融、暗号資産といった成長領域へ果敢に挑戦し、多角的な事業ポートフォリオを築いている点も大きな強みです。

これらの事業は独立しているだけでなく、グループ内で連携することで「シナジー(相乗効果)」を生み出しています。

例えば、インフラ事業で得た顧客基盤に対し、金融サービスや広告サービスを提案するといった連携が可能です。

また、各分野で培った技術やノウハウをグループ内で共有することで、開発スピードの向上や新しいイノベーションの創出にも繋がっています。

一つの会社にいながら、多様な事業領域の知見に触れられる可能性があるのは、キャリアを考える上でも魅力的です。

選ばれる理由③:挑戦を歓迎する「スピリットベンチャー」の社風

GMOインターネットグループは、その企業規模にも関わらず、創業以来の「ベンチャースピリット」を大切にし続けています。

これを「スピリットベンチャー宣言」として明文化し、全パートナー(従業員)に浸透させているのが特徴です。

新しいことへの挑戦を歓迎し、年齢や役職に関わらず、良いアイデアは積極的に採用する風土があります。

また、「世界一の福利厚生」を目指しており、24時間利用可能なカフェテリア(シナジーカフェ GMO Yours)や、社内託児所、マッサージルームなど、パートナーが最高のパフォーマンスを発揮できる環境づくりに注力しています。

成長意欲の高い人、自ら手を挙げて挑戦したい人にとって、これ以上ない環境と言えるかもしれません。

競合他社(楽天グループ、サイバーエージェントなど)との比較

GMOインターネットグループを企業研究する上で、他のITメガベンチャーとの比較は欠かせません。

例えば、楽天グループは「楽天経済圏」という強力なエコシステムを持ち、EC(電子商取引)を軸に金融やモバイル事業を展開しています。

一方、サイバーエージェントは「Ameba」や「ABEMA」といったメディア事業と、インターネット広告代理店事業、ゲーム事業が三本柱です。

これらに対し、GMOインターネットグループの最大の特徴は、前述の通り「インターネットインフラ」という土台部分を自社で押さえている点です。

楽天やサイバーエージェントがそのインフラの上でサービスを展開するプレイヤーだとすれば、GMOはインフラそのものを提供しつつ、自らも多様なサービスプレイヤーでもある、というユニークな立ち位置にあります。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループの求める人物像

GMOインターネットグループが、これだけのスピード感で多角的な事業を展開し、成長を続けてこられた背景には、「人」の力が欠かせません。

同社では、どのようなマインドを持った人材を求めているのでしょうか。

その答えは、同社が非常に大切にしている「スピリットベンチャー宣言」や、バリュー(「夢・野望」「フィロソフィー」「インフラ(技術力)」「グローバル」)に色濃く反映されています。

ただ単にスキルが高いだけでなく、GMOのカルチャーに共感し、同じ方向を向いて走れる「仲間」を求めていることが伺えます。

ここでは、GMOインターネットグループが掲げる理想の人物像について、具体的な要素に分解して解説していきます。

「スピリットベンチャー宣言」に共感できる人

GMOインターネットグループの根幹をなす考え方が「スピリットベンチャー宣言」です。

ここには、「夢」「ビジョン」「フィロソフィー」の共有や、「一番(No.1)」「スピード」「革新」といった、彼らが大切にする価値観が詰まっています。

つまり、企業の規模が大きくなってもベンチャー企業のような情熱や挑戦心を持ち続けることに共感できる人が求められています。

現状維持に満足せず、常に高い目標を掲げてチャレンジしたい、という意欲が重要です。

面接などでは、このスピリットベンチャー宣言を読んだ上で、自分がどの部分に共感し、それを自身の経験とどう結びつけられるかを語れるようにしておく必要があります。

変化を楽しみ、自ら学び成長できる人

インターネット業界は、技術革新のスピードが非常に速く、「ドッグイヤー」とも言われるほど変化の激しい世界です。

昨日までの常識が、今日にはもう通用しないということも珍しくありません。

このような環境において、変化を「脅威」ではなく「チャンス」として捉え、楽しむことができる姿勢が求められます。

そして、その変化に対応するために、常に新しい知識や技術を自ら進んで学び続ける「自走力」も不可欠です。

GMOインターネットグループには、充実した研修制度や学習支援の仕組みもありますが、それらを活用して自らをアップデートし続けられる人が、結果として活躍しています。

圧倒的当事者意識を持って行動できる人

GMOインターネットグループでは、「圧倒的当事者意識」という言葉がよく使われます。

これは、任された仕事や目の前の課題に対して、「自分ごと」として捉え、最後までやり遂げる責任感を意味します。

誰かの指示を待つのではなく、「自分ならどうするか」を常に考え、主体的に行動を起こせる人が評価されます。

例えば、チームで問題が発生した際に、他人事とせず、自ら解決策を提案したり、関係者を巻き込んで行動したりする姿勢です。

学生時代のアルバートやサークル活動などで、当事者意識を発揮して困難を乗り越えた経験があれば、それは大きなアピールポイントになるでしょう。

チームワークを大切にし、周囲を巻き込める人

GMOインターネットグループの仕事は、多くの場合、一人で完結するものではありません。

エンジニア、営業、企画、デザイナーなど、多様な専門性を持つ仲間と協力して初めて、大きな成果を生み出すことができます。

そのため、自分の意見をしっかり持ちつつも、他者の意見に耳を傾け、尊重できる「協調性」が重要です。

また、単に仲良くするだけでなく、共通の目標達成に向けて、周囲のメンバーを巻き込み、ポジティブな影響を与えられる「リーダーシップ」や「フォロワーシップ」も求められます。

チームの一員として、どのように貢献できるかを考えられる人が、GMOで活躍できる人物像と言えます。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループに向いてる・向いていない人

求める人物像がわかったところで、次は「じゃあ、自分はGMOに向いているんだろうか?」という疑問にお答えしていきましょう。

企業研究は、単に「すごい会社だ」と知るためだけではなく、「自分と合っているか」を見極めるためにも行うものです。

GMOインターネットグループが持つ独自のカルチャーや仕事のスタイルは、ある人にとっては最高の環境でも、別の人にとってはミスマッチに感じられる可能性もあります。

ここでは、自己分析と照らし合わせながら、GMOに向いている人の特徴と、もしかしたら「向いていないかもしれない」人の特徴を、率直に解説していきます。

向いている人①:ITやインターネットサービスへの強い関心がある人

まず大前提として、ITやインターネットの世界が大好きであること、そしてその可能性にワクワクできる人です。

GMOインターネットグループは、まさにインターネットで「No.1」を目指す企業の集まりです。

日頃から新しいWebサービスやアプリを試すのが好きだったり、IT技術のトレンドにアンテナを張っていたりする人は、仕事そのものを楽しみながら成長できるでしょう。

逆に、インターネットサービスにあまり興味が持てないと、業界の早い流れについていくのが大変かもしれません。

自分の生活がどれだけインターネットと密接に関わっているか、改めて考えてみると良いでしょう。

向いている人②:スピード感のある環境で働きたい人

「スピリットベンチャー宣言」にもある通り、GMOインターネットグループは「スピード」を非常に重視しています。

市場の変化を素早く察知し、いち早くサービスに反映させることが求められます。

そのため、業務の進行もスピーディーで、意思決定から実行までのサイクルが早いのが特徴です。

じっくりと時間をかけて一つのことを極めたい、というよりは、目まぐるしく変わる状況の中で、臨機応変に対応しながら成果を出していくことにやりがいを感じる人に向いています。

若いうちから裁量権を持って、スピーディーに成長したいという意欲のある人には最適な環境です。

向いていない人①:安定志向が強すぎる人

GMOインターネットグループは、インターネットインフラという安定した基盤を持つ一方で、その本質は「ベンチャー」です。

常に変化し、新しい挑戦を続けています。

もちろん、企業としての安定性は非常に高いのですが、「入社したら安泰」「決められたことをこなしていれば良い」というマインドの人には、居心地が悪く感じられるかもしれません。

むしろ、「安定」は自ら生み出すものだと考え、会社のリソースを活用して新しい価値を創造したい、という攻めの姿勢が求められます。

伝統的な大企業のような、年功序列やじっくりとしたキャリアステップを望む人とは、少しカルチャーが異なるでしょう。

向いていない人②:指示待ちで自ら行動できない人

「求める人物像」でも触れましたが、「圧倒的当事者意識」が求められる環境では、指示待ちの姿勢は評価されません。

「何をすればいいですか?」と聞く前に、「自分はこうすべきだと思うのですが、どうでしょうか?」と提案できる人が活躍します。

GMOには、若手であっても「やりたい」と手を挙げれば任せてもらえるチャンスが多くありますが、そのチャンスは自ら掴み取りにいく必要があります。

自分で課題を見つけ、解決策を考え、行動に移すという一連の流れを、主体的に楽しめる人でないと、GMOのスピード感についていくのは難しいかもしれません。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループに受かるために必要な準備

GMOインターネットグループが、どのような会社で、どのような人材を求めているか、かなり具体的になってきましたね。

では、いよいよ「選考を突破するためには、具体的に何を準備すればいいのか?」という、皆さんが一番知りたいであろう実践的な内容に入っていきます。

GMOインターネットグループは、その知名度と魅力から、就活生に非常に人気のある企業の一つです。

多くのライバルの中から「あなた」を選んでもらうためには、付け焼き刃の対策ではなく、しっかりとした準備が不可欠です。

ここでは、選考に臨む前に必ず押さえておきたい準備のポイントを、ステップバイステップで解説します。

徹底した企業研究と事業理解

まず基本中の基本ですが、GMOインターネットグループの企業研究を徹底的に行いましょう。

この記事で紹介したような「インターネットインフラ」「広告・メディア」「金融」「暗号資産」といった主要な事業内容はもちろんのこと、それぞれの事業が現在どのような市場環境にあり、どのような戦略をとっているのかまで深く理解することが重要です。

IR情報(投資家向け情報)や、コーポレートサイトに掲載されている「統合報告書」などは、会社の現状と未来の戦略を知るための宝庫です。

どの事業に魅力を感じ、なぜそう思うのかを、自分の言葉で語れるレベルまで落とし込んでください。

「なぜGMOか」を明確にする自己分析

企業研究と並行して、「なぜ他社ではなく、GMOインターネットグループなのか」という問いに明確に答えるための自己分析が必要です。

これは、「なぜIT業界なのか」「なぜ総合インターネット企業なのか」そして「なぜその中でもGMOなのか」というように、志望動機を深く掘り下げる作業です。

例えば、楽天やサイバーエージェントといった競合他社と比較した上で、GMOのどの点(例:インフラ基盤の強さ、スピリットベンチャー宣言への共感、挑戦できる社風など)に最も惹かれるのかを言語化しましょう。

自分の過去の経験や価値観と、GMOの企業文化がどうマッチしているのかを具体的に示すことが、説得力のある志望動機に繋がります。

IT業界のトレンドや最新技術へのキャッチアップ

GMOインターネットグループは、常にインターネットの最前線で事業を展開しています。

そのため、選考においても、学生がどれだけIT業界の動向や最新技術に関心を持っているかを見られることがあります。

AI、IoT、クラウド、ブロックチェーン、Web3といったキーワードについて、それが「何なのか」を説明できるレベルの基礎知識は押さえておきましょう。

特別なスキルは必要ありませんが、日頃からIT関連のニュース(例えば「TechCrunch」や「日経クロステック」など)に目を通し、自分が特に興味を持ったトピックについて、自分の意見を持っておくと、面接での会話が弾むきっかけになります。

選考フロー(ES、面接など)ごとの対策

GMOインターネットグループの選考は、一般的にエントリーシート(ES)、Webテスト、複数回の面接(グループディスカッションが実施される場合も)という流れで進みます。

ESでは、「スピリットベンチャー宣言」への共感や「学生時代に最も熱中したこと」など、GMOが重視する価値観とあなたの経験がどう結びつくかをアピールすることが鍵です。

面接では、ESの内容を深掘りされるとともに、論理的思考力やコミュニケーション能力、そして何よりも「GMOへの熱意」が見られます。

特に、「なぜGMOか」という質問には、企業研究と自己分析に基づいた、あなただけの答えを堂々と伝えられるよう、繰り返しシミュレーションしておきましょう。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループの志望動機の書き方

さて、企業研究も自己分析も進み、GMOインターネットグループで働きたいという気持ちが高まってきたところで、最大の難関とも言える「志望動機」の作成に取り掛かりましょう。

ESや面接において、志望動機は「あなたとGMOのマッチ度」を測るための最も重要な指標となります。

ありきたりの言葉を並べただけでは、数多くの応募者の中に埋もれてしまいます。

「この人と一緒に働きたい」と採用担当者に思わせるような、熱意と論理性を兼ね備えた志望動機はどのように作れば良いのでしょうか。

ここでは、GMOの採用担当者の心に響く、志望動機の書き方のコツを具体的に解説していきます。

自身の経験とGMOの事業を関連付ける

志望動機に説得力を持たせるためには、「過去(あなたの経験)」と「未来(GMOでの貢献)」を一貫性のあるストーリーで結びつけることが不可欠です。

まずは、あなたの学生時代の経験(アルバイト、サークル、研究など)の中で、GMOの事業内容や求める人物像に重なる部分をピックアップしましょう。

例えば、「チームで課題解決に取り組んだ経験」と「GMOのチームワーク重視の姿勢」、「自ら学んでスキルを身につけた経験」と「GMOの変化を楽しみ成長する文化」といった具合です。

その経験から何を学び、それがGMOのどの事業領域でどのように活かせると考えているのか、具体的に述べることが重要です。

「スピリットベンチャー宣言」への共感を具体的に示す

GMOインターネットグループは、「スピリットベンチャー宣言」を非常に大切にしています。

そのため、志望動機の中に、この宣言のどの部分に、なぜ共感したのかを盛り込むことは非常に有効です。

ただし、単に「スピリットベンチャー宣言に共感しました」と言うだけでは不十分です。

例えば、「『スピード』と『革新』を重視する点に共感しました。

私は学生時代、飲食店のアルバイトで、非効率な業務フローを改善する提案を店長にし、即実行に移した結果、売上が10%向上しました。

この経験から、スピード感を持って挑戦することの重要性を学びました」のように、自身の具体的なエピソードを交えて語ることで、共感の度合いが本物であることが伝わります。

入社後にどのように貢献したいかを明確にする

企業が採用活動を行うのは、「入社後に活躍し、会社に貢献してくれる人材」を見つけるためです。

したがって、志望動機では、あなたがGMOインターネットグループに入社したら、何を実現したいのか、どのように貢献できるのかを明確に示す必要があります。

「インターネットインフラの安定運用を通じて、社会のDXに貢献したい」「広告事業で、クライアントの課題を解決するNo.1のプランナーになりたい」など、具体的な職種や事業内容に触れながら、あなたの「夢」や「野望」を語りましょう。

その際、GMOの強みやリソース(例:インフラ基盤、グループシナジー、挑戦できる環境)を、なぜ自分の目標達成のために活用したいのか、という視点も加えると、より「GMOでなければならない理由」が強くなります。

志望動機の例文とNG例の解説

ここで、具体的な例文(OK例)と、避けるべきNG例を見てみましょう。

OK例:「私が貴社を志望するのは、国内No.1のインフラ基盤とベンチャースピリットを両立させ、常に『No.1』を目指す姿勢に強く惹かれたからです。

私は大学の研究で、データ分析の技術を独学で習得し、論文コンペで入賞した経験があります。

貴社の〇〇事業において、私の粘り強さと学習意欲を活かし、膨大なデータを活用した新しいサービス企画に挑戦し、事業の成長に貢献したいです。

この例では、「GMOの強み(インフラと社風)」への言及「自身の経験(研究と学習意欲)」、そして「入社後の貢献(具体的な事業と役割)」が具体的に結びついています。

一方、NG例:「貴社の安定した経営基盤と、福利厚生の充実に魅力を感じました。

働きやすい環境で、自分のペースで成長していきたいです。

 この例は、完全に「受け身」の姿勢であり、GMOが求める「当事者意識」や「挑戦心」とは真逆です。

福利厚生はあくまで結果であり、それを志望動機に据えるのは避けましょう。

【GMOインターネットグループはなんの会社】GMOインターネットグループについてよくある質問

企業研究や選考対策を進めていると、パンフレットやWebサイトだけでは分からない、ちょっとした疑問や不安が出てくるものですよね。

特にGMOインターネットグループのように大きな企業グループとなると、「実際のところ、働き方はどうなの?」「配属先は?」など、リアルな情報が気になるのは当然のことです。

このセクションでは、就活生の皆さんからよく寄せられる質問をピックアップし、就活アドバイザーの「たに」が、できる限り率直にお答えしていきます。

入社後のミスマッチを防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。

研修制度やキャリアパスは?

GMOインターネットグループでは、新卒入社者に対して非常に手厚い研修制度を用意しています。

入社後すぐに行われる全体研修では、ビジネスマナーやGMOのフィロソフィーを学ぶだけでなく、職種によっては技術研修なども行われます。

配属後も、OJT(On-the-Job Training)はもちろんのこと、グループ内の大学「GMO U」と呼ばれる研修プログラムや、各種勉強会、資格取得支援制度などが充実しており、自ら学ぶ意欲さえあればいくらでも成長できる環境です。

キャリアパスについては、年功序列ではなく実力主義。

「立候補制度」などもあり、意欲次第で若手でもリーダーやマネジメント、あるいは専門職としてのキャリアを築いていくことが可能です。

勤務地や配属先はどのように決まる?

GMOインターネットグループの主要なオフィスは、東京(渋谷・世田谷)に集中しています。

特に渋谷の「GMOインターネットTOWER(セルリアンタワー)」は、グループの「顔」とも言えるオフィスです。

一部の職種やグループ会社(例:地方の拠点や、金融・暗号資産関連の一部)によっては、他の勤務地になる可能性もありますが、新卒採用の多くは東京勤務となると考えて良いでしょう。

配属先については、本人の希望や適性、そして選考での評価を総合的に考慮して決定されます。

面接の段階で、「どの事業に興味があるか」「将来的に何を成し遂げたいか」を具体的に伝えておくことが、希望のキャリアを実現するための第一歩になります。

残業時間やワークライフバランスは?

IT業界、特にベンチャー気質の企業と聞くと、「激務なのでは?」と心配する方もいるかもしれません。

GMOインターネットグループでは、「No.1」を目指すために集中して働く文化があるのは事実です。

プロジェクトの繁忙期などには、残業が発生することもあるでしょう。

しかし、一方で同社は「世界一の福利厚生」を掲げ、パートナー(従業員)が健康的に長く働ける環境づくりにも注力しています。

24時間無料のカフェテリアや、昼寝スペース(GMO Siesta)、マッサージルームなどは、その代表例です。

部署や時期にもよりますが、会社全体として、メリハリをつけて働き、プライベートも充実させることを推奨していると言えます。

男女比や女性の働きやすさは?

GMOインターネットグループは、IT企業としては比較的女性の比率が高いと言われています。

グループ全体で見ると男女比は会社や職種によりますが、エンジニア職だけでなく、営業、企画、管理部門など、多様なフィールドで多くの女性が活躍しています。

また、女性の働きやすさを支援する制度も非常に充実しています。

例えば、社内託児所「GMO Bears」や、育児休業からの復帰をサポートするプログラムなど、ライフイベントを経てもキャリアを継続しやすい環境が整えられています。

産休・育休の取得率や復帰率も高く、性別に関わらず、意欲のある人が活躍できる土壌があると言えるでしょう。

まとめ

今回は、GMOインターネットグループについて、「なんの会社?」という素朴な疑問から、具体的な仕事内容、求める人物像、そして選考対策まで、幅広く掘り下げてきました。

GMOインターネットグループは、「インターネットインフラ」という強固な基盤を持ちながら、「広告」「金融」「暗号資産」といった最先端の領域にも果敢に挑戦し続ける、「安定」と「挑戦」を両立させたユニークな企業グループです。

「スピリットベンチャー宣言」に共感し、変化の激しいインターネットの世界で「No.1」を目指したい、スピード感のある環境で圧倒的に成長したい、という熱意のある人にとって、これ以上ないフィールドが広がっています。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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