【2025年最新版】稼げる業界はどこ?新卒におすすめの高年収業界ランキングと職種まとめ

【2025年最新版】稼げる業界はどこ?新卒におすすめの高年収業界ランキングと職種まとめ

やりたいことが明確に決まっていない大学生にとって、まずは「稼げる業界」から就職先を検討するのは有効なアプローチです。

本記事では、平均年収が高い業界の最新ランキングや、新卒でも狙える高収入職種の特徴を解説します。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

年収が上がりやすい業界の共通点や、激務との見分け方、ブラック企業を避けるためのリサーチ方法まで網羅し、お金を軸に業界研究を進めたい人に向けた内容をお届けします。

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【稼げる業界】稼げる業界の特徴

稼げる業界の特徴を解説します。

稼げるかどうかは、業界に依存することが多く、その特徴を知っておけば簡単に稼げる業界を見つけることができます。

稼げる業界の特徴 
  • 企業の規模が大きい
  • 専門性・希少性が高い
  • グローバルに活躍している
  • 成果によって左右される
  • インセンティブの割合が大きい

企業の規模が大きい

規模の大きな企業は、一般的に高収入を得られる傾向があります。

安定した経営基盤を持つ企業は、それだけ人件費に充てられる資金も豊富であり、社員に対して高水準の給与を支給する余裕があります。

さらに、規模の大きい企業では賞与(ボーナス)の支給額も高くなるケースが多く見られます。

ボーナスは基本給の〇ヶ月分といった形で支給されるため、その月数によって年収に数十万円から場合によっては百万円以上の差が生じることも珍しくありません。

そのため、高収入を重視する方は、まず企業規模の大きな会社を中心に就職活動を進めるのが一般的と言えるでしょう。

専門性・希少性が高い

専門性や希少性の高い分野に特化した企業も、収入面で恵まれている可能性が高いと言えるでしょう。

なぜなら、そのような業界には新たに参入できる企業が限られており、そこで活躍できる人材もごくわずかだからです。

特別なスキルや経験を持つ人材は、企業にとって簡単に手放すことのできない貴重な存在となります。

また、他社からも「ぜひ迎え入れたい」と思われる可能性が高まります。

そのため、同じ会社に勤め続ける場合でも、転職でさらなるステップアップを目指す場合でも、高待遇で迎えられることが期待でき、結果として年収も高くなる傾向にあります。

グローバルに活躍している

グローバルに展開している企業は、日本国内にとどまらず、海外からも収益を上げることができます。

その分、人件費に回せる資金も増えるため、そうした企業で働く社員は比較的高い収入を得ているケースが多いです。

また、海外で勤務する場合には、言語の壁や異文化への適応といった多くの課題を乗り越える必要があり、高度な語学力やビジネススキルを企業から評価されていることが前提となります。

このように海外赴任の機会を得られるレベルの人材であれば、グローバル企業の中でも特に高待遇を受ける可能性が高まります。

成果によって左右される

若いうちから高収入を目指せる業界の多くは、成果主義や実力主義の考え方を取り入れています。

実績に応じてインセンティブや昇給といった報酬を得られるため、若手社員でも仕事への意欲を保ちやすい環境と言えるでしょう。

その一方で、忙しくハードな業務を求められる場合も少なくありません。

特に営業職など、個人のスキルや実力が成果に直結する仕事が多い職場では、こうした傾向が強くなります。

このような職場が自分に合うかどうかは、個々の価値観や考え方によって大きく異なるでしょう。

インセンティブの割合が高い

インセンティブの比率が高い点も、重要な要素の一つです。

もちろん基本給が高いことも魅力ですが、実際に年収が大きく上がるのは、成果に応じた報酬制度が整っている業界に多く見られます。

特に営業職のように、個人の成果が数字で明確に評価される職種では、インセンティブの有無によって年収に大きな開きが出ることが一般的です。

外資系の保険会社や証券会社などでは、基本給よりもインセンティブが大きな割合を占めるケースも多く、20代で年収1,000万円を超える人も珍しくありません。

その反面、成果が伴わない場合には収入面で大きな差が生じるため、厳しいプレッシャーの中で働くことになるでしょう。

とはいえ、報酬が数字として結果に直結するため、自分の努力がしっかりと評価に反映されやすく、仕事へのモチベーションも保ちやすい環境と言えます。

【稼げる業界】平均年収ランキングTOP10(最新版)

業界別 平均年収ランキング

稼げる業界を探す上で、平均年収ランキングは非常に参考になります。

ここでは初任給の水準だけでなく、30代までの平均年収やキャリア形成のしやすさも含めて、最新の業界別年収データをもとにランキング形式で紹介します。

高年収だからこその魅力や、就活生が押さえておくべきポイントも解説しているため、金銭面を軸に業界研究を進めたい人にとって有益な情報となるでしょう。

単なる数字の比較ではなく、働き方や職種との関係性まで踏み込んで解説します。

平均年収ランキングTOP10(最新版)
  • 1位:外資系金融
  • 2位:総合商社
  • 3位:コンサルティングファーム
  • 4位:IT(外資・SaaS)
  • 5位:メガバンク・金融(国内)
  • 6位:製薬(外資・大手)
  • 7位:IT(国内大手)
  • 8位:自動車・重工業
  • 9位:インフラ(電力・ガス)
  • 10位:化学・素材

1位:外資系金融

外資系投資銀行や証券会社は、年収1,000万円を超えることが当たり前で、特に30代前半で2,000万円を超えるケースも珍しくありません。

主にM&A、株式・債券発行、トレーディング業務に従事し、結果主義・実力主義が色濃く、超ハードワークな環境です。

短期間で資産形成をしたい人向けですが、激務・高ストレスも覚悟が必要です。

2位:総合商社

三菱商事、伊藤忠商事、三井物産などの総合商社は、世界規模の事業投資や資源ビジネス、トレーディング業務を展開し、国内最高クラスの年収水準を誇ります。

海外駐在のチャンスも豊富で、語学力・交渉力が重要視されます。

待遇・福利厚生はトップレベルですが、海外出張・転勤の多さやハードワークな職場環境が特徴です。

3位:コンサルティングファーム

マッキンゼー、BCG、デロイト、アクセンチュアといったコンサル企業は高年収が期待できる反面、プロジェクトごとに非常に高い成果が求められます。

業務内容は経営戦略・IT導入・業務改革など多岐にわたり、問題解決力、ロジカルシンキング、長時間労働への耐性が求められます。

成長機会が豊富な反面、離職率も高めです。

4位:IT(外資・SaaS)

Google、AWS、Salesforceなどの外資系IT企業は、実力次第で年収1,000万円超も珍しくありません。

フラットで自由な社風、リモートワーク・副業容認など新しい働き方を推進。

エンジニア、営業(セールス)、カスタマーサクセスなどのポジションが多く、英語力と高いITスキルが武器になります。成果主義で外資特有のドライさも。

5位:メガバンク・金融(国内)

三菱UFJ銀行、みずほ、三井住友などのメガバンクは、日本の金融の中核を担う業界。

年収は比較的高水準で、30代で管理職に上がると1,000万円超も可能。法人営業、リスク管理、資産運用、リテール営業など幅広い職種あり。

堅実な働き方・安定志向の人向けですが、近年はAI化・人員削減の流れも進んでおり変革期にあります。

6位:製薬(外資・大手)

武田薬品、第一三共、ノバルティス、ファイザーなど国内外大手製薬メーカーは、高年収・福利厚生の充実で人気。

MR(営業)職や研究職が中心で、特に外資系はインセンティブ制で年収の変動幅が大きい傾向。

製品知識・医療知識が必須。近年は新薬開発の難化やジェネリック競争の影響もあり業界変革が進行中。

7位:IT(国内大手)

NTTデータ、富士通、日立製作所、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)などが代表格。

金融、官公庁、流通向けのシステム開発・保守運用を手がけ、安定性が高い業界。

年功序列色はまだ残るが、近年はDX、クラウド推進で若手活躍の場も増加中。給与は外資ITに劣るものの、ワークライフバランスや長期雇用に強み。

8位:自動車・重工業

トヨタ、日産、本田、マツダ、三菱重工など、日本のモノづくりを支える中核産業。

給与水準は製造業の中でも高く、特に技能系・エンジニア職は安定的な収入が期待できます。

最近はEV、脱炭素、自動運転などの技術開発投資が活発。世界市場を相手にするため、グローバル志向や技術革新に対する柔軟性が求められます。

9位:インフラ(電力・ガス)

東京電力、関西電力、中部電力、大阪ガスなどが代表。

生活に不可欠なインフラ提供を担うため景気に左右されにくく、給与・福利厚生ともに安定性抜群。30代後半で年収800万円前後も可。

定時退社しやすく、休日取得も比較的容易。だが再生エネルギーへの対応、電力自由化など課題も多く変革が求められる時期。

10位:化学・素材

旭化成、住友化学、東レ、三菱ケミカルなどは、製品のBtoB提供が中心で景気変動に強い。

研究開発職や製造技術職、営業職が中心で、給与は製造業全体で見ても上位。特にグローバル展開企業は海外赴任チャンスも多い。

仕事の専門性が高く、理系人材(化学・素材系)の活躍の場が広いのも特徴です。

【稼げる業界】業界別年収ランキング

次は、業界別に企業の年収ランキングを紹介します。

同じ業界でも、企業によって年収は変わってくるので、ぜひ参考にしてください。

外資系金融

外資系金融の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 BofA証券(メリルリンチ日本証券) 約2,210万円
2 クレディ・スイス証券 約2,201万円
3 ドイツ証券 約2,000万円
4 ゴールドマン・サックス証券 約1,922万円
5 UBS証券 約1,767万円
6 シティグループ証券 約1,674万円
7 モルガン・スタンレーMUFG証券 約1,468万円
8 クレディ・スイス証券 約1,272万円
9 バークレイズ証券 約1,228万円

総合商社

総合商社の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 三菱商事 1,541万円
2 伊藤忠商事 1,461万円
3 三井物産 1,420万円
4 丸紅 1,322万円
5 住友商事 1,304万円
6 双日 1,103万円
7 豊田通商 1,052万円
8 JFE商事 1,368万円
     

コンサルティングファーム

コンサルの企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 ベイン・アンド・カンパニー 1,941万円
2 マッキンゼー・アンド・カンパニー 1,908万円
3 A.T.カーニー 1,829万円
4 アーサー・ディー・リトル(ADL) 1,688万円
5 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG) 1,613万円
6 デロイト トーマツ コンサルティング(DTC) 1,423万円
7 EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC) 1,394万円
8 KPMGコンサルティング 1,321万円
9 PwCコンサルティング 1,316万円
10 野村総合研究所(NRI) 1,271万円

IT(外資・SaaS)

IT(外資・SaaS)の企業別年収ランキング
目次1 目次2 目次2
1 マイクロソフト 1,242万円
2 グーグル 1,108万円
3 アマゾンジャパン 724万円
4 Apple Japan 652万円

メガバンク・金融(国内)

メガバンク・金融(国内)業界の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 野村ホールディングス(証券) 1,515万円
2 日本政策投資銀行(政府系) 1,070万円
3 オリックス(リース) 898万円
4 三井住友ファイナンス&リース(リース) 890万円
5 東京海上ホールディングス(損保) 855万円
6 日本銀行(中央銀行) 847万円
7 三井住友銀行(メガバンク) 843万円
8 みずほ銀行(メガバンク) 793万円
9 三菱UFJ銀行(メガバンク) 785万円

製薬(外資・大手)

製薬会社の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 サンバイオ 1,597万円
2 ネクセラファーマ 1,542万円
3 モダリス 1,385万円
4 シンバイオ製薬 1,327万円
5 ソレイジア・ファーマ 1,270万円
6 中外製薬 1,214万円
7 第一三共 1,119万円
8 武田薬品工業 1,097万円
9 アステラス製薬 1,062万円
10 エーザイ 1,050万円

IT(国内大手)

国内IT企業の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 ジャストシステム 1,439万円
2 野村総合研究所(NRI) 1,242万円
3 電通国際情報サービス(ISID) 1,128万円
4 日本オラクル 1,160万円
5 SRAホールディングス 1,178万円
6 ソフトバンクグループ(IT部門含む) 1,340万円
7 オービック 1,006万円
8 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC) 1,029万円
9 KDDI 943万円
10 NEC 814万円

自動車・重工業

自動車・重工業企業の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 三菱重工業 966万円
2 ファナック 1,238万円
3 日揮グループ 1,083万円
4 アドバンテスト 1,005万円
5 トヨタ自動車 900万円
6 日産自動車 877万円
7 ホンダ 831万円
8 スズキ 702万円
9 三菱自動車 786万円
10 SUBARU(旧:富士重工) 691万円

インフラ(電力・ガス)

インフラ企業(ガス・電気)の企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 ユーラスエナジーホールディングス(再エネ) 1,048万円
2 ミツウロコグループホールディングス 1,171万円
3 北海道電力 754万円
4 中部電力 854万円
5 東京電力ホールディングス 832万円
6 中国電力 791万円
7 関西電力 約646万円
8 東京ガス 735万円
9 大阪ガス 713万円
10 東邦ガス 590万円
11 日本酸素HD(産業ガス) 976万円
12 岩谷産業(産業ガス) 941万円
13 エア・ウォーター(産業ガス) 753万円

化学・素材

化学・素材メーカーの企業別年収ランキング
順位 企業名 平均年収
1 信越化学工業 1,080万円
2 東レ 910万円
3 住友化学 850万円
4 三菱ケミカルホールディングス 830万円
5 JSR 810万円
6 日東電工 800万円
7 旭化成 790万円
8 東ソー 770万円
9 三井化学 760万円
10 クラレ 750万円

【稼げる業界】新卒が年収で選ぶのはアリ?

就職活動の軸が定まらない大学生にとって、年収を基準に業界を選ぶのは現実的な判断材料の一つです。

やりたいことが明確でない場合でも、働くからには稼ぎたいという気持ちは自然なものであり、誰もが持つ感覚と言えるでしょう。

実際に、稼げる業界は給与水準が高いだけでなく、早期から成果を出すことで昇給スピードも早く、キャリアアップしやすいという特徴があります。

ただし、初任給の高さやイメージだけで判断すると、入社後にギャップを感じる可能性もあるため、短期ではなく中長期の視点で業界研究を進めることが大切です。

新卒が年収で選ぶのはアリ?
  • 就活でお金を重視するのは間違いではない
  • 初任給と生涯年収のギャップに注意
  • 稼げる=激務の罠とその見分け方

就活でお金を重視するのは間違いではない

年収を軸に業界を選ぶことは、就職活動において十分正当な判断です。

特に将来のライフスタイルや価値観が明確な場合、金銭面を重視する姿勢はむしろ主体的な選択と言えるでしょう。

高年収を誇る業界の多くは、企業としての成長性や利益率も高く、従業員に還元できる構造が整っていることが多いです。

経済的な余裕があれば、住環境や自己投資、家族への支援など生活の選択肢が広がります。

年収が高い企業に入ることは、人生全体の選択肢を増やすための手段でもあります。

ただし、単に給与の数字だけを追うのではなく、その裏にある労働環境や成長機会もしっかり見極めていくことが重要です。

初任給と生涯年収のギャップに注意

業界選びでは初任給の金額に目が行きがちですが、生涯年収で考えると落とし穴が存在します。

初任給が高くても、その後の昇給幅が小さい業界では、数年後に逆転現象が起こることも珍しくありません。

一方、初任給は控えめでも昇給カーブが大きい業界では、30代以降で大きく年収が伸びていきます。

たとえば、一部のスタートアップやベンチャー企業では、採用競争力を高めるために初任給を高く設定している場合がありますが、昇給制度や評価制度が曖昧なケースもあるため注意が必要です。

年収の「現在」だけでなく「未来」を見据えて、企業の昇給実績や平均年収の推移などを事前に確認するようにしましょう。

稼げる=激務の罠とその見分け方

稼げる業界の多くは成果主義を導入しており、その分、労働時間や責任の重さも比例して大きくなる傾向があります。

特に外資系企業、投資銀行、コンサルティング業界などは、高収入が期待できる一方で、業務量やプレッシャーが非常に大きいことで知られています。

こうした環境が合う人にとっては自己成長やキャリア形成の場になりますが、体力的・精神的に負荷が高いため、誰にでも適しているとは限りません。

企業を見極める際には、離職率、残業時間、有給消化率などの定量情報に加えて、社員の口コミやOB訪問でのヒアリングが重要です。

年収の裏にある働き方まで把握したうえで、自分にとって無理のない環境かどうかを判断することが、後悔しない就活につながります。

【稼げる業界】新卒で狙える高収入職種とは?

高年収が期待できる業界に共通するのは、収益性の高い職種が存在していることです。

新卒からでも十分に狙える高収入職種は存在しており、成果報酬型の営業職や専門スキルを活かすコンサルタント、エンジニア職などが代表例です。

いずれの職種も、早期から結果を出すことで年収が急上昇する可能性を秘めています。

本章では、稼げる業界の中でも新卒が就きやすい職種に絞って、それぞれの特徴や求められるスキル、年収の伸び方を具体的に解説していきます。

自分に合った「稼げる働き方」を見つける参考にしてください。

新卒で狙える高収入職種とは?
  • 成果主義で稼げる営業職
  • 専門性で高年収を狙えるコンサルタント職
  • スキルで差がつくエンジニア職
  • 近年市場価値の高いデータサイエンティスト・アナリスト職

成果主義で稼げる営業職

営業職は、実績が収入に直結しやすいため、新卒でも高年収を狙える職種の代表格です。

特に不動産や金融、IT、建築関連の業界では、高価格帯の商材やサービスを扱うことで、契約ごとのインセンティブが大きく設定されています。

新卒であっても結果を出せば、年収600万〜1000万円に届くケースもあります。

また、成果主義が浸透している企業では、昇格・昇給のスピードも早く、20代でマネージャーに昇進する人も珍しくありません。

ただし、営業力や折衝力、提案スキルなどが求められるため、入社後の成長意欲が非常に重要です。

自分次第で収入を伸ばしたい、頑張りが評価される環境で働きたいという人にとっては、営業職は非常に魅力的な選択肢です。

専門性で高年収を狙えるコンサルタント職

コンサルタント職は、戦略や業務、IT、財務などの分野で企業課題を解決する専門職であり、若手のうちから高年収を狙えるポジションです。

新卒の初任給は500〜600万円前後に設定されている企業も多く、実力次第では早期に年収1000万円を超えることも可能です。

プロジェクト単位で動くことが多いため、論理的思考力、課題発見力、コミュニケーション能力が求められます。

また、外資系や日系大手のコンサルファームでは、研修制度やOJTが充実しており、文系出身でも一定のキャッチアップが可能です。

成果を出せば収入も伸びる環境であり、自分の市場価値を高めながら働きたい人にはぴったりの職種です。

知的刺激の多い仕事を通じてキャリアアップしたい人に向いています。

スキルで差がつくエンジニア職

エンジニア職は、プログラミングやシステム開発、インフラ構築などの専門スキルを活かして働く職種で、技術力に応じて収入が上がりやすい特徴があります。

特にSaaSや自社サービスを持つIT企業では、新卒から実力主義の評価体制が整っており、早期に高収入を得ることが可能です。

初任給は一般的な水準でも、スキルを磨いて評価されれば、20代で年収700万円以上に到達する例もあります。

さらに、エンジニアは転職市場での価値も高く、キャリアアップによる年収上昇も見込める職種です。

理系だけでなく、近年では文系出身のエンジニアも増加しており、学歴よりも実力重視の傾向が強まっています。

テクノロジーに興味があり、努力が形として評価される環境を求める人には最適な選択です。

近年市場価値の高いデータサイエンティスト・アナリスト職

データサイエンティスト・アナリストは、機械学習や統計モデルを使って、予測・分類・需要予測などを行い、事業改善に活用します。

生成AIやIoTの普及により、扱うデータ量はさらに増加します。

また今後もデータ活用のニーズは高まり続け、スキルを磨けば転職市場でも高い評価を得られます。

市場価値が高いため、自ずと高い報酬を得ることができる職種になっています。

【稼げる業界】年収が上がりやすい業界の共通点

業界選びで年収を重視するなら、その業界がなぜ高年収につながるのかを理解しておくことが重要です。

単に初任給が高いというだけでなく、長期的に年収が伸びやすい業界にはいくつかの共通点があります。

特に、利益率の高さや商材単価の大きさ、専門性の高さ、そして成果主義の文化は、年収アップと直結しやすい傾向にあります。

本章では、こうした共通点に着目し、どのような特徴を持つ業界が「稼げる業界」とされているのかを詳しく解説します。

将来的に安定した高収入を目指すための業界選びに役立ててください。

年収が上がりやすい業界の共通点
  • 利益率が高い
  • 高単価の商材を扱っている
  • 希少性の高いスキルや知識が求められる
  • 成果主義で報酬に反映されやすい

利益率が高い

利益率が高い業界は、収益に余裕があるため、社員に対する給与水準も自然と高くなる傾向があります。

特にソフトウェアやSaaS、コンサルティング業界などは、原価が少ないビジネスモデルで利益率が高く、高年収が実現しやすい代表例です。

利益率の高い企業は、成長投資や社員への還元に積極的で、報酬や昇給のスピードも早い傾向にあります。

また、利益率が高いということは、市場での競争力や独自性が強い証拠でもあり、安定性の面でも魅力的です。

企業の決算情報やIR資料を見ることで、利益率を確認することができるため、就職活動時には数値ベースで比較してみるのも一つの方法です。

高単価の商材を扱っている

高単価の商材を扱う業界では、1件あたりの契約金額が大きいため、営業や企画職などに高いインセンティブが支払われるケースが多く見られます。

例えば、不動産、自動車、建築、金融商品、医療機器などは、扱う商品やサービスの単価が非常に高く、1件の成約で数十万〜数百万円の収益が企業にもたらされます。

このような業界では、売上に貢献する社員の評価が給与に直結しやすく、若手のうちから高収入を得ることが可能です。

また、高単価商材は顧客との信頼構築が不可欠なため、丁寧な提案力や誠実な対応が強く求められます。

成果をしっかりと形にできるタイプの人にとっては、大きなやりがいと報酬を両立できる環境です。

希少性の高いスキルや知識が求められる

専門性が高く、代替のきかないスキルを持つ人材が求められる業界は、必然的に報酬水準も高くなります。

例えば、戦略コンサルティングやデータサイエンス、AIエンジニア、国際会計などの分野では、知識や経験が限られた人材にしか身につけられないため、年収が市場原理によって押し上げられます。

こうした業界では、継続的な学習とスキルアップが前提とされることが多く、努力と成長が収入に反映されやすいのが特徴です。

特にグローバルなビジネスに携わる職種では、語学力や多文化理解も含めて「希少価値」と見なされるため、若手から高収入を実現しやすい環境にあります。

専門性を武器にしたキャリアを築きたい人には非常に向いています。

成果主義で報酬に反映されやすい

成果主義が浸透している業界では、年功序列ではなく実力や実績が評価されるため、若いうちから高収入を得るチャンスがあります。

特に営業職やコンサルタント、IT業界などでは、プロジェクトごとの成果やKPIの達成度に応じてボーナスやインセンティブが支給される仕組みが整っています。

このような環境では、昇給・昇格のスピードも速く、モチベーションを保ちながら成長しやすいのが利点です。

ただし、自ら成果を出し続ける努力が求められるため、受け身の姿勢ではなかなか収入を伸ばすことは難しいでしょう。

自分の頑張りが正当に評価される環境を望む人にとって、成果主義の文化は大きな魅力です。

【稼げる業界】稼げる業界に行くメリット

まずは、稼げる業界にいくメリットを整理しましょう。

わかりやすくメリットはありますが、まず確認しましょう。

稼げる業界に行くメリット 
  • 高収入を得られる
  • スキルが市場価値を高める
  • 成果がやりがいに直結
  • 人脈や情報へのアクセスが豊富
  • 生活の選択肢が広がる

高収入を得られる

稼げる業界は、同じ経験年数でも他業界に比べて年収水準が高い傾向があります。

例えば、IT・金融・コンサル業界などでは20代後半から年収700〜800万円台に到達することも珍しくありません。結果として、資産形成や将来の選択肢が早い段階で広がります。

スキルが市場価値を高める

高収入業界では、専門的な知識や高度な問題解決力が求められます。

そこで培ったスキルや経験は他社・他業界でも高く評価されるため、転職時に有利になります。

年収アップを伴うキャリアチェンジもしやすく、長期的な市場価値を維持しやすいのが特徴です。

成果がやりがいに直結

高額案件や大規模プロジェクトは責任も大きいですが、その分、成果が会社の利益や社会への影響に直結します。

自分の働きが数字や実績として目に見えるため、達成感ややりがいを感じやすいです。

人脈や情報へのアクセスが豊富

高収入業界は企業規模や取引先が大きい場合が多く、経営層や業界の中心人物と接点を持てる機会が増えます。

こうした人脈は将来の転職、起業、プロジェクト立ち上げなど、キャリアの可能性を広げる上で大きな武器になります。

生活の選択肢が広がる

収入が安定して高いと、住宅や教育、趣味、旅行などで妥協せず選択できます。

将来的に住宅ローンの繰り上げ返済や早期リタイアなども視野に入れやすく、ライフプランの自由度が格段に上がります。

【稼げる業界】稼げる業界に行くデメリット

次は稼げる業界に行くデメリットを紹介します。

稼げる業界に行くデメリットも非常にあるため、メリットとデメリットを照らし合わせて、業界を絞りましょう。

稼げる業界に行くデメリット 
  • 労働時間や負荷が大きい
  • 成果プレッシャーが強い
  • スキル陳腐化のリスク
  • 競争環境が厳しい
  • ワークライフバランスが崩れやすい
  • 転勤が多い
  • 入社難易度が非常に高い

労働時間や負荷が大きい

高収入の背景には、長時間労働や短納期案件への対応、休日出勤などが伴うケースがあります。

特に繁忙期や大型案件では生活リズムが崩れやすく、体力面・精神面への負担が大きくなります。

成果プレッシャーが強い

成果主義が根付いているため、売上目標やプロジェクトの成功など具体的な成果が常に求められます。

達成できなければ評価や報酬が下がる可能性があり、精神的なプレッシャーが日常的にかかります。

スキル陳腐化のリスク

特にITや金融など変化の早い業界では、技術や知識が数年で古くなります。

高収入を維持するには、常に最新のスキルを学び続ける必要があり、自己研鑽を怠ると市場価値が急速に低下します。

競争環境が厳しい

高収入業界には優秀な人材が全国・世界から集まるため、常に成果やスキルを比較される環境です。

昇進や昇給のための競争が激しく、自己管理や精神的なタフさが欠かせません。

ワークライフバランスが崩れやすい

高い報酬を得られる代わりに、仕事に割く時間やエネルギーが増え、家族や友人との時間、趣味や休養の時間が犠牲になることがあります。

長期的に続くと心身の健康にも影響が出る可能性があります。

転勤が多い

稼げる業界は転勤が多い傾向にあります。

例えば、金融業界、商社、メーカーなどは給与が高い分、全国転勤型の総合職になります。

勤務地を固定するエリア職もありますが、全国転勤型と比較して給与は劣ります。

転勤がなく、高収入なのは、コンサルや一部のIT業界くらいになるため、注意が必要です。

入社難易度が非常に高い

稼げる業界は、入社難易度が非常に高い傾向にあります。

もちろん稼げるなら、たくさん稼ぎたいという学生がほとんどなので、年収が高い企業の選考倍率は非常に高くなります。

そう言った稼げる業界の企業だけを受けていると、全部選考に落ちてしまうということもあるため、何かしら妥協して企業を受けることも大切になります。

【稼げる業界】ランキング上位でもブラックはある?

「稼げる業界」と聞くと、一見すると魅力的に感じますが、年収の高さだけに目を向けるのは危険です。

高収入の裏には、過重労働や高い離職率といったリスクが潜んでいることも珍しくありません。

特に、成果主義や実力主義が徹底されている環境では、結果を出せなければ厳しい立場に置かれることもあります。

本章では、年収が高くても注意が必要な業界の特徴や、ワークライフバランスを損なう原因、そして企業の実態を見抜くための情報収集方法について解説します。

自分に合った働き方を選ぶためにも、収入以外の視点も大切にしましょう。

ランキング上位でもブラックはある?
  • 年収は高いが離職率も高い業界
  • ワークライフバランスの落とし穴
  • 企業の実態を見極めるための情報収集術

年収は高いが離職率も高い業界

外資系企業や一部の金融、不動産業界では、初任給やインセンティブが非常に高く設定されている一方で、離職率が高い傾向も見られます。

高い目標設定や成果至上主義が徹底されているため、短期間で結果を求められる環境が精神的・身体的負荷につながりやすいのです。

とくに営業ノルマが厳しい企業や、労働時間が長くなりがちな業界では、若手の早期退職が目立ちます。

年収が高いからといって、すべての人にとって働きやすいとは限らないことを理解しておきましょう。

業界全体の平均離職率や、個別企業の口コミを参考にすることで、長く働ける環境かどうかを判断する材料になります。

ワークライフバランスの落とし穴

稼げる業界の中には、長時間労働や休日出勤が常態化している企業も存在します。

たとえば、コンサルティング業界や外資系金融機関では、高収入の代償としてライフスタイルの犠牲が求められる場面もあります。

出張や深夜対応が多い職種では、プライベートの時間が確保しにくく、心身のバランスを崩す要因になりがちです。

ワークライフバランスを重視したい人は、企業ごとの勤務時間、残業の実態、有給取得率などのデータを確認することが重要です。

年収が高くても、自分の価値観や働き方と合っていなければ、長続きしないリスクもあるため、慎重な判断が求められます。

企業の実態を見極めるための情報収集術

高年収の企業を選ぶ際には、表面的な条件だけでなく、その企業の実態を多角的に調べることが不可欠です。

たとえば、就活口コミサイトでの社員のリアルな声を確認したり、OB・OG訪問を通じて実際の働き方や職場の雰囲気をヒアリングすることで、求人票や企業説明会だけでは見えない実情を知ることができます。

また、四季報やIR情報から社員数の推移や平均勤続年数をチェックすることも有効です。

数字に裏付けされた情報と、現場の声の両方を組み合わせることで、自分に合った企業かどうかをより正確に判断できます。

就活の段階から慎重な情報収集を行うことで、入社後のギャップを減らすことができます。

【稼げる業界】向いている人

高収入を狙える業界では、成果主義に柔軟に対応できる人や、常に高みを目指し成長意欲が高い人が特に活躍しやすい傾向にあります。

これらの業界は変化が速く、常に新しい知識やスキルが求められるため、環境変化に柔軟に対応できる能力も非常に重要となります。

自分の頭で考え、自律的に行動できる人材が重宝されるため、単に言われたことをこなすだけでなく、積極的に課題を見つけ、解決策を提案できる人が高い評価を得られるでしょう。

また、目標達成への強いコミットメントと、それを実現するための粘り強さも求められます。

稼げる業界で成功するためには、自身の能力を最大限に活かし、常に挑戦し続ける姿勢が不可欠と言えるでしょう。

コミュニケーション力がある人

高収入が期待できる業界、特に営業やコンサルティングなど人と深く関わる職種においては、優れたコミュニケーション能力が不可欠です。

これらの業界では、単に情報を伝えるだけでなく、相手のニーズを正確に理解し、それに応える形で提案を行うなど、高度な関係構築力が求められます。

例えば、顧客の潜在的な課題を引き出し、それに対する最適なソリューションを提供することで、信頼関係を築き、契約に繋げることができれば、それが直接的な成果として評価されます。

相手の立場や感情を理解し、共感を示す能力も重要で、これにより長期的な顧客関係を構築し、持続的な成果を生み出すことができるでしょう。

円滑な人間関係を築き、周囲を巻き込みながら目標達成に向けて進める人は、高収入業界で大いに活躍できる可能性を秘めています。

物事を論理的に考えられる人

高収入を狙える業界では、物事を論理的に考え、複雑な課題を整理しながら最適な解決策を導き出す能力が非常に重宝されます。

特にIT、金融、コンサルティングなどの分野では、データに基づいた分析や、筋道を立てて問題解決を進めるロジカルシンキングが不可欠です。

例えば、現状の問題点を分析し、その原因を特定し、複数の解決策の中から最も効果的なものを選び出すプロセスは、すべて論理的な思考に基づいて行われます。

感情に流されず、客観的な事実に基づいて判断を下せる人は、困難な状況に直面しても冷静に対処し、より良い結果を出すことができます。

論理的思考力は、顧客への提案の説得力を高めたり、社内での意思決定を円滑に進めたりする上でも非常に重要なスキルと言えるでしょう。

精神的にタフな人

高収入が期待できる業界は、往々にして高い目標設定や激しい競争環境にあります。

そのため、プレッシャーに強く、困難な状況に直面しても諦めずに結果を出すまで粘り強く努力できる、精神的にタフな人が向いています。

例えば、厳しいノルマが課せられる営業職や、短期間で高い成果を求められるコンサルタントなどは、精神的な強さがなければ長続きしません。

失敗を恐れずに挑戦し、たとえ挫折してもそこから学び、次へと活かせる回復力も重要です。

また、周囲の批判や否定的な意見に対しても、自分の意見をしっかりと持ち、前向きに取り組むことができる人は、ストレスの多い環境でもパフォーマンスを維持し、着実に成果を積み上げていくことができるでしょう。

【稼げる業界】向いていない人

成果が求められる高収入業界では、責任感が薄く、受け身の姿勢で業務に取り組む人は苦労しやすい傾向にあります。

このような業界では、自ら課題を見つけ、解決に向けて主体的に行動することが求められるため、指示待ちの姿勢では成長の機会を逃しがちです。

また、変化のスピードが速い環境で常に新しい知識やスキルの習得が求められるため、学ぶ意欲が低い場合は競争についていけなくなり、自身の市場価値を高めることが難しくなるでしょう。

結果として、期待されるパフォーマンスを発揮できず、キャリアアップに繋がりにくい状況に陥る可能性があります。

責任感がない人

高収入が期待できる業界では、個人のパフォーマンスが組織全体の成果に直結することが多いため、成果に対して当事者意識を持てない人は、高い目標が求められる環境では評価されにくくなります。

例えば、自身の担当業務で問題が発生しても、それを他人事のように捉え、解決に向けて積極的に行動しない姿勢は、チーム全体の士気を下げ、結果的に企業の業績にも悪影響を及ぼす可能性があります。

責任感の欠如は、顧客からの信頼を失うことにも繋がりかねません。

目標達成への強いコミットメントと、自身の役割を全うしようとする姿勢がなければ、高収入業界で継続的に活躍することは難しいでしょう。

受動的である人

変化の激しい高収入業界において、自ら考えて行動できない受動的な姿勢の人は、成長のチャンスを逃しがちです。

これらの業界では、常に市場や顧客のニーズが変化しており、それに対応するためには自ら課題を発見し、積極的に改善策を提案していく主体性が求められます。

例えば、指示された業務をこなすだけでなく、より効率的な方法はないか、顧客満足度を高めるにはどうすれば良いかといった視点を持つことが重要です。

受動的な人は、新しい知識やスキルの習得にも消極的になりやすく、結果として周囲から置いていかれてしまう可能性があります。

自律的に考え、行動できる力がなければ、高収入業界でのキャリアを築くことは難しいでしょう。

学習意欲が低い人

専門性や競争力が強く求められる高収入業界では、新しい知識やスキルの習得を怠る学習意欲の低い人は、通用しなくなる傾向にあります。

特にITや金融、コンサルティングなど、常に技術や情報がアップデートされる分野では、自己成長への投資を惜しまない姿勢が不可欠です。

例えば、業界のトレンドをキャッチアップするための自主的な情報収集や、専門性を高めるための資格取得への挑戦など、能動的な学習が求められます。

学習意欲が低いと、自身の知識やスキルが陳腐化し、変化の速い環境についていけなくなり、結果としてキャリアアップの機会を失うことになります。

常に学び続ける姿勢がなければ、高収入業界で長期的に活躍することは難しいでしょう。

【稼げる業界】年収だけで選ばないためにやるべきこと

高年収を目指すのは就活の大きなモチベーションになりますが、収入面だけで業界を選ぶと後悔するケースも少なくありません。

特に、やりがいや成長性、キャリアの持続性といった観点を軽視すると、早期離職につながるリスクが高まります。

ここでは、「稼げる業界」を志望する際に、年収だけでは判断しきれないポイントを解説します。

企業選びの際に、自分に合った価値観や将来像とのバランスを見極めることが、納得のいくキャリア形成につながります。

年収だけで選ばないためにやるべきこと
  • やりがい・将来性とのバランス
  • 年収の上がり続ける仕組みがあるかをチェック
  • 志望動機にお金だけでなく成長ストーリーを

やりがい・将来性とのバランス

どれだけ高年収を得られる業界でも、日々の仕事にやりがいを感じられなければ長続きしません。

やりがいとは、仕事内容や成果が自分の価値観に合致し、社会や顧客に対して貢献していると実感できることです。

また、将来性のある業界かどうかも重要な判断材料です。

市場が縮小傾向にある業界では、たとえ今は高収入であっても、将来的な昇給や雇用の安定が期待できない場合もあります。

やりがいと将来性の両方を重視することで、自分にとって働きがいのある環境を見極めることができます。

業界の動向やビジネスモデル、企業のビジョンなどを丁寧に調べながら判断していきましょう。

年収の上がり続ける仕組みがあるかをチェック

初任給が高くても、その後の昇給が見込めない企業では、生涯年収で見ると必ずしも好条件とは言えません。

重要なのは、入社後にどのように年収が上がっていくか、その仕組みが明確に存在しているかです。

たとえば、成果に応じて評価されるインセンティブ制度や、職級制度による昇格基準が整備されている企業では、モチベーションを保ちながらキャリアを積み上げやすくなります。

実際の年収の推移や平均昇給額、30代以降の水準などを確認することも有効です。

また、スキルアップに対して報酬が増える設計があるかどうかも確認しましょう。

収入が安定的かつ継続的に上がる環境を見極めることが、長期的なキャリア構築には欠かせません。

志望動機に成長の視点を加える

選考で好印象を与えるには、単に給与面の魅力を語るだけでは不十分です。

年収の高さに惹かれたとしても、そこから自分がどのような成長を遂げたいか、どのように価値を発揮したいかを言語化することが重要です。

たとえば、高い目標に挑戦できる環境で自己成長を図りたい、評価される文化の中で実力を試したいなど、自身のキャリア観や意欲と結びつけて話すことで、前向きな印象につながります。

採用担当者は、長く活躍してくれる人材を求めているため、志望動機には金銭面だけでなく、その企業でどんな挑戦をしたいのかというストーリーを添えることが、信頼を得るための鍵となります。

【稼げる業界】稼げる業界を目指すために今からできる準備

年収を重視して業界を選ぶ場合、選考直前の準備だけではライバルと差をつけることが難しくなります。

高収入を得やすい業界ほど、スキル・実績・志望理由の明確さが求められるため、早めの行動が鍵となります。

このセクションでは、今すぐに始められる3つの準備ポイントを紹介します。

スキル習得、業界研究、実践的な情報収集のそれぞれを着実に進めることで、稼げる業界への道がより現実的になります。

稼げる業界を目指すために今からできる準備
  • スキルの準備
  • 業界研究のすすめ方
  • インターン参加・OB訪問・診断ツールの活用

スキルの準備

稼げる業界を目指すには、汎用性が高く評価されやすいスキルを早期に身につけておくことが重要です。

特に、英語・簿記・ITリテラシーの3つは、多くの業界で共通して求められるスキル群です。

たとえば、英語力は外資系企業や商社での活躍に直結し、TOEICスコアは明確なアピール材料になります。

また、簿記の知識は金融・不動産・コンサルティング業界で評価されやすく、ビジネスの基本理解にも役立ちます。

さらに、デジタルスキルとしてExcel・PowerPointはもちろん、プログラミングやデータ分析スキルを身につけておくことで、IT業界やDX推進企業での活躍の幅が広がります。

資格取得やオンライン講座を活用し、着実に準備を進めていきましょう。

業界研究のすすめ方

年収だけで業界を判断すると、入社後のギャップにつながるリスクがあります。

だからこそ、業界研究では「稼げる背景」や「ビジネスモデルの持続性」まで掘り下げることが重要です。

たとえば、IR資料を読めば企業の収益構造や成長戦略が見えてきます。

また、四季報や業界レポートを通じて、競合他社との違いや業界全体のトレンドを把握することも大切です。

表面的な平均年収だけでなく、収益性や事業の安定性、グローバル展開の有無などを調べることで、より実態に近い判断が可能になります。

業界ごとの強みやリスクを正しく理解し、自分の価値観や志向性に合う分野を見つけることが、就活成功の第一歩となります。

インターン参加・OB訪問・診断ツールの活用

実際の業務や職場環境を知るには、インターンシップやOB・OG訪問が最も効果的です。

インターンでは、企業が求める人物像や仕事のハードさ、成果主義の実態などが肌感覚で理解できます。

特に外資系やコンサル、SaaS企業などはインターン経験者が早期選考に呼ばれる傾向が強く、参加自体がアドバンテージになります。

また、OB訪問を通じて、年収だけでは見えない働き方や価値観の違いを知ることも大切です。

さらに、就活診断ツールを活用すれば、自分に向いている業界や職種の傾向を可視化でき、行動の優先順位をつけやすくなります。

情報を集めるだけでなく、自分の軸と照らし合わせて判断することが、後悔しない選択につながります

【稼げる業界】その他の特徴別業界ランキング

次は特徴別の業界ランキングを紹介します。

どの側面から見るかによって、業界のランキングは大きく変わるので、ぜひ参考にしてください。

ホワイト業界ランキング

ホワイト業界ランキング(働きやすさ・安定性重視)
順位 業界名 理由
1位 インフラ業界 安定した事業基盤と高い労働組合率、働き方改革が進んでいる
2位 官公庁・公社・団体 残業が少なく、休暇制度や福利厚生が整っている
3位 メーカー業界(大手) 業績が安定しており、福利厚生・ワークライフバランスも良好
4位 化学・素材業界 技術力で優位性があり、堅実な働き方ができる環境が多い
5位 医療・医薬業界 社会貢献度が高く、専門職は無理のない働き方が可能

稼げる業界ランキング

稼げる業界ランキング(年収・インセンティブ重視)
順位 業界名 理由
1位 商社(総合商社) 初任給・年収水準ともにトップクラス。海外案件や裁量も大きい
2位 コンサルティング業界 成果主義で若手でも高年収が狙える
3位 金融業界(投資銀行・証券) 成果報酬が大きく、30代で年収1000万円超も珍しくない
4位 不動産・建設業界 歩合制で稼げる。高額物件を扱うほど収入が増える
5位 IT業界(外資・上流SIer) スキル次第で年収が上がりやすく、専門職は高単価

成長業界ランキング

成長業界ランキング(将来性・市場拡大性)
順位 業界名 理由
1位 IT業界 DX・AI・クラウドなどの需要が拡大し続けている
2位 Web・インターネット業界 SNS・EC・動画配信など新サービスが次々と誕生
3位 医療・医薬業界 高齢化・新興感染症対応で安定した成長が見込まれる
4位 インフラ業界 再生可能エネルギーやスマートグリッドで新展開
5位 コンサルティング業界 企業の変革支援ニーズが高まり、多分野に展開中

転職・離職率が高い業界ランキング

離職率が高い業界ランキング
順位 業界名 理由
1位 人材業界 ノルマ・プレッシャーが強く、若手の離職が多い
2位 小売業 長時間勤務や休日出勤が多く、待遇が低い傾向
3位 旅行・エンタメ業界 景気や社会情勢の影響を受けやすく安定しにくい
4位 不動産・建設業界 実力主義が強く、営業ノルマが厳しい環境が多い
5位 マスコミ業界 納期プレッシャーや深夜作業などで離職リスク高め

激務・残業が多い業界ランキング

激務・残業が多い業界ランキング
順位 業界名 理由
1位 コンサルティング業界 案件ごとの納期がタイトで、長時間労働が常態化
2位 金融業界(投資銀行・証券) 早朝出勤・成果主義で心身への負荷が大きい
3位 総合商社 深夜会議・海外出張も多く、超長時間労働が日常
4位 マスコミ・広告業界 不規則なスケジュール、突発対応が多く生活が乱れやすい
5位 人材業界 営業ノルマ・対応業務量が多く、若手の離職率も高い

【稼げる業界】よくあるQ&A

周囲との比較よりも、自分の成長曲線を追うことが重要です。小さな成功を積み重ね、成長速度を自分基準で測れば、精神的にも安定します。

年収は“成功の一要素”にすぎません。自己分析で価値観を明文化しておけば、他人の基準ではなく自分の基準で判断できます。

学歴が低くても、稼げる業界に入ることができます。特に、金融業界や不動産業界は幅広い学歴の人を採用しているので、心配する必要はありません。

まとめ

年収の高さは業界選びの重要な基準の一つですが、それだけで判断してしまうと、入社後にギャップを感じる可能性があります。

この記事では、稼げる業界の最新ランキングや共通点、新卒でも狙える職種、高収入を得るための準備方法までを紹介しました。

大切なのは、収入だけでなく、自分の価値観や将来像とマッチしているかどうかを見極めることです。

気になる業界が見つかったら、早めにスキルを磨き、企業研究やインターン参加を通じて理解を深めていきましょう。

納得感のある選択が、長く働けるキャリアにつながります。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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