一次面接で落ちるのはやばいことではない!通過率と落ちないための対策を解説

一次面接で落ちるのはやばいことではない!通過率と落ちないための対策を解説

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一次面接で落ちるのはやばいことではない

一次面接で落ちることは、やばいことではありません。

就活を始めると「また不採用の連絡がきた」「同級生は大手企業に内定した」など、落ち込んだり、焦ったりします。

就活生であれば一度は思う当然の感情です。

本記事では、一次面接の通過率と落ちないための対策を解説します。

一次面接に落ちる特徴と面接官が評価するポイントを理解して、内定獲得に向けた対策を進めましょう。

相談先や気持ちの切り替え方も紹介しているので、一次面接が突破できず、困っている就活生はぜひ参考にしてください。

一次面接は誰でも受かるの?

一次面接は、誰でも受かるものではありません。

企業が求める人物像にマッチしているか、必要なスキルを身につけているか、などさまざまな要素を面接官はチェックしています。

企業の採用計画によって採用人数に限りがあるからです。

とくに、一次面接はふるいにかける意味が強いため、不採用になる可能性が高くなります。

一次面接をなかなか突破できない場合、一次面接の特徴や評価されるポイントを見逃しているかもしれません。

一度立ち止まり、就活を見直すことをおすすめします。

一次面接の平均通過率

一次面接の平均通過率を以下の表にまとめました。

企業 通過頻度 通過確率
大手企業 低い 30%前後
中小企業 やや高め 40〜50%
ベンチャー企業 比較的高め 50%前後

大手企業は、採用枠が多いものの、エントリーする人数が多くなるため通過率は、低い傾向にあります。

中小企業やベンチャー企業は、約半分の人が一次面接を通過できる計算です。

しかし、就活対策して、真摯に取り組んで、やっと半数であることを覚えておきましょう。

さらに、人気業界を選択すると、上記の倍率より高くなります。

たとえば、商社や広告業界などです。

通過率が20%未満の場合もあります。

一次面接の通過率について詳しい情報が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

一次面接で落ちる6つの特徴

一次面接で落ちる特徴は、以下の6つです。

一次面接で落ちる6つの特徴
  • 身だしなみやビジネスマナー不足
  • 自己分析が足りていない
  • 会社や仕事内容への理解が浅い
  • エントリーシートと面接での発言に矛盾がある
  • 業界や企業との相性が悪かった

一次面接を突破できない人には共通点があります。

一次面接が通過できず、悩んでいる人は、あてはまる箇所がないかチェックしてください。

もし、当てはまっても落ち込む必要はありません。

自分がやるべきことが明確になったと考え、少しずつ改善しましょう。

身だしなみやビジネスマナー不足

身だしなみやビジネスマナーが不足している人は、一次面接で落ちます。

面接官は、会った瞬間の印象を重要視するからです。

たとえば、スーツをビシッと着こなしている人とシワシワのスーツを着ている人では、前者の方に好印象を抱きます。

もちろん、就活はスキルや能力も重要です。

しかし、面接官は就活生の中身をすぐには把握できません。

そのため外見からの情報を大切にします。

清潔感がない服装は、面接に対するやる気が伝わらないので、注意してください。

面接に挑む前には、鏡で髪型をチェックしたり、スーツのシワがないか確認したりしましょう。

また、ビジネスマナーは厳格に守る必要はありません。

一方で、全くの無知であることも危険です。

ビジネス書を1冊読み、必要なマナーを把握しておきましょう。

自己分析が足りていない

自己分析が足りていない可能性があります。

自分の魅力が、面接官に伝わっていないため、一次面接に落ちてしまいます。

以下の項目が明確に言えるか確認してください。

自己分析の確認すべきポイント
  • 価値観
  • 就活の軸
  • 強み・弱み

自分の魅力をアピールするには、自分自身について詳しく理解する必要があります。

就活の開始に合わせて、自分の将来や性格を初めて考えた人も多いでしょう。

一次面接が突破できず、焦りを感じる人は、自分のことを冷静に分析してください。

自己分析するには、自己分析ツールがおすすめです。

いくつかの質問に回答することで、AIがあなたの性格や価値観を教えてくれます。

一度の診断は5分程度で終わります。

学業やゼミ、就活と忙しい人でも時間はかからないので、安心してください。

会社や仕事内容への理解が浅い

会社や仕事内容への理解が浅いと一次面接に落ちます。

面接官に対して、入社意欲や熱意が伝わらないからです。

「この就活生は、自社でなくてもいいのでは?」「本当に入社したいのか?」など、面接官に疑問が浮かんでしまいます。

不安が残ったままでは、一次面接は突破できません。

面接官に自信を持って通過させてもらえるように、企業や事業について研究しましょう。

公式ホームページや就活サイトで情報を集めるのがおすすめです。

就活に必要な情報が、効率よく収集できます。

他にも、企業説明会やインターンシップも有効です。

自分の目で企業の様子や職場の雰囲気を知るきっかけになります。

エントリーシートと面接での発言に矛盾がある

エントリーシートと面接での発言に矛盾があると危険です。

もし、志望動機で説明した内容と別の質問の回答に矛盾があれば、面接官は「本当にうちに入社したいのだろうか?」と疑問に思います。

その結果、あなたの魅力に気がつかず、不採用の判断をくだすでしょう。

たとえば「私が貴社を志望する理由は、地域の発展に貢献したいからです」と答えたとします。

その後「5年後の姿を教えてください」という質問に「海外でバリバリ働きたいです」と答えると、志望動機とかけ離れてしまいます。

地元に貢献したいと言いつつ、海外で働きたいとも思っているからです。

面接官は、どちらが本心なのか判断に迷います。

その結果、一次面接を通過できずに終わってしまうでしょう。

業界や企業との相性が悪かった

業界や企業との相性が悪いことも考えられます。

働くにあたって人と企業、人と事業内容の相性は重要です。

もし、無理矢理に勤務すると、就活生側は嫌な気持ちを持ったまま仕事することになります。

反対に企業側は、従業員の生産性が上がらず売上につながりません。

お互いにとって、損することになるため、面接官は相性を大切にします。

もちろん、働いてみないと判断できないことは存在します。

しかし、早期離職の可能性を下げるためにも、企業は面接でふるいにかけます。

そのため、業界や企業と価値観が合わなかった時は、必要以上に落ち込む必要はありません。

「誤った判断をしなくて済んだ」と前向きに捉え、次の選考に進むことをおすすめします。

一次面接で面接官が評価するポイント

一次面接で面接官が評価するポイントは、以下の6つです。

一次面接で面接官が評価するポイント
  • 基本的な就活マナーが身についているか
  • コミュニケーション能力があるか
  • 入社意欲があるか(志望度が高いか)
  • 就活の軸がはっきりしているか
  • 自社との相性が良いか
  • 好印象で一緒に働きたいと思える人材か

面接官に見られている箇所を理解することは、就活対策に重要です。

本章の解説を参考にし、自分に足りていない箇所がないか、チェックしてください。

基本的な就活マナーが身についているか

まずは、基本的な就活マナーが身についているか、確認してください。

面接官は、入社後の姿を想像し、採用するメリットがあるか考えているからです。

たとえば、挨拶ができない新卒を採用したと仮定します。

入社後、顧客や取引先相手と会うことがあるでしょう。

その際、挨拶ができなければ、商品が売れない可能性があります。

さらに企業のイメージを悪くする危険性もあるでしょう。

そのため、面接官は選考の段階で、社会人として必要最低限のマナーが身についているかチェックしています。

就活生は、面接官にマナーの有無が見られていることを理解し、入室の作法やメールでの文章などを身につけましょう。

就活マナーは、すぐに習得するのは困難です。

今から、少しずつ始めてください。

コミュニケーション能力があるか

コミュニケーション能力があるかも見られています。

仕事するうえで、意思疎通ができるか見極めるためです。

面接官は、仕事の指示を正確に理解し、チーム内で円滑に働いてくれる人材を求めています。

仕事で成果を出すには、コミュニケーション能力が重要です。

上司の指摘が理解できない、自分の意見が伝えられない、といった状況ではチームでうまく立ち回るのは困難です。

たとえば「自己紹介してください」と言われているのに、自己PRをする就活生は、質問者の意図を理解できていません。

面接官からは、コミュニケーション能力が低いと判断されます。

面接は、緊張する時間ですが、面接官の言葉をきちんと聞きとりましょう。

入社意欲があるか(志望度が高いか)

面接官は、入社意欲があるか評価します。

入社後、長期間にわたって働いてくれる人材を採用したいからです。

もし、入社意欲が低い人を採用すると、仕事のモチベーションも比例して低くなります。

少しのミスやささいなトラブルに遭遇した際、簡単にくじけてしまうでしょう。

そのため、面接官は入社意欲や志望度の高さを選考を通じて、何度も確かめています。

たとえば、以下の質問をされた際、試されていることを理解しましょう。

入社意欲を試している質問の例
  • 「志望動機を教えてください」
  • 「入社した後、やりたいことはありますか?」
  • 「5年後はどういった人材に成長していたいですか?」

将来についての回答は、とっさにはできません。

面接に参加する前に、自己分析と企業研究から、明確にしておきましょう。

就活の軸がはっきりしているか

就活の軸がはっきりしているかも、見られています。

面接官は、自己分析と企業研究が完了しているか知りたいからです。

たとえば「就活の軸を教えてください」「企業選びの基準はありますか?」といった質問は、就活の軸を見極める質問です。

あなたは、なぜその業界・企業を志望したのか、面接官にアピールしましょう。

説得力のある回答にするには、就活の軸が欠かせません。

自分の行動と発言が一致しているか見直しましょう。

もし、食品開発の企業にエントリーした人が「スポーツ用品を開発したいです」と発言すると、面接官は「企業研究が足りていない」と判断するでしょう。

上記は、極端な例です。

しかし、一次面接に落ちる人の中には、当てはまる人が存在するので注意してください。

自社との相性が良いか

面接官は、自社との相性が良いかを重要視しています。

採用した人材には長期間にわたって働いてほしいからです。

もし、お互いの価値観が合わないにもかかわらず、内定を出してしまうと、早期離職につながります。

働き始めると自分の価値観と違うことがストレスになり、退職を決意します。

そのため、面接官は就活生と自社との相性を大切にします。

その結果、面接で相性が悪いと判断されると通過率が下がるでしょう。

就活生は、いかに自分と志望企業の相性が良いのかアピールしてください。

たとえば、以下のアピールが有効です。

相性をアピールする例
  • スキルを活かせる業務内容である
  • 自分の強みが活かせる職場環境がある
  • 自分のキャリア形成と経営方針がマッチしている

面接官の不安を払拭して、一次面接を突破しましょう。

好印象で一緒に働きたいと思える人材か

面接官は、好印象で一緒に働きたいと思えるか人材かで判断します。

入社後は、チームに配属され、メンバーと連携しながら働くからです。

もし、働きたくない人を採用してしまうと、チームに悪い影響を与えます。

そのため、選考では自分が一緒に働くメンバーとして、問題がないことをアピールしましょう。

たとえば、初対面の人とでもスムーズにコミュニケーションが取れる、大人数のチームを率いた経験があるなどです。

他にも、協調性や柔軟性などを伝えることで、面接官は入社後に活躍できる人材だと評価するでしょう。

一次面接で落とされる人は、就活エージェントやキャリアセンターに相談して、第一印象の意見をもらってください。

一次面接で落ちないための対策11選

一次面接に落ちないための対策は、以下の11個です。

一次面接で落ちないための対策11選
  • 一次面接の特徴をよく知る
  • 面接マナーと身だしなみをチェックする
  • 身だしなみを整える
  • 自己分析の見直しをする
  • 業界研究、企業研究をやり直す
  • 会話のキャッチボールを意識する
  • 志望動機を明確にする
  • ESと面接での発言に一貫性を持たせる
  • 大きな声で自信を持って話す
  • 想定質問と回答をできるだけ多く用意する
  • 模擬面接や他の面接で面接に慣れる

一次面接を突破するためにできる対策は多岐にわたります。

一次面接が突破できず悩んでいる方は、参考にしてください。

一次面接の特徴をよく知る

まずは、一次面接の特徴をよく知りましょう。

選考における一次面接の役割を理解することで、適切な対策ができるからです。

以下は、一次面接の特徴になります。

特徴 意味
基本的な質問が多い 就活生の人間性や価値観を確かめるため
若手社員が担当する 面接回数が多いため/現場視点で自社との相性を確かめるため
面接時間が短い 面接回数が多いため/基本的なポイントのみをチェックするため
WEB面接が多い 面接にかける時間は削減できるため

一次面接は、自己紹介から始まり、志望動機やガクチカ、自己PRなどが質問されます。

頻出の質問であるため、必ず対策しておきましょう。

基本的な質問に回答できないと、入社意欲が低いと判断され、一次面接で落とされます。

頻出質問について詳しく知りたい人は、こちらの記事を確認してください。

面接マナーと身だしなみをチェックする

面接マナーと身だしなみをチェックしましょう。

第一印象は見た目が大きく影響するからです。

たとえば入室・退室時の動作には、推奨される動きが存在します。

お辞儀の角度や扉の開け方などです。

YouTubeなどの動画で動きを確認し、鏡の前で練習しましょう。

他にも椅子に座る姿勢やアイコンタクト、口調などが挙げられます。

基本動作を繰り返し、体で覚えましょう。

頭で記憶するのは、緊張が影響してうまく実践できない可能性があります。

また、服装や髪型・靴・爪・アクセサリーなどは、第三者(家族や友人)にチェックしてもらいましょう。

面接マナーは、面接官に対する礼儀です。

あなたの感覚とかけ離れている可能性があるので、注意してください。

自己分析の見直しをする

一次面接でつまずく人は、自己分析を見直しましょう。

自己分析は、就活の土台になるからです。

たとえば、自己PRやガクチカ、志望動機を作成する際に必要になります。

質問にうまく回答できていない人は、自己分析からやり直しましょう。

自己分析するには、以下の手法がおすすめです。

自己分析のおすすめの方法
  • 自分史
  • 自己分析ツール
  • モチベーショングラフ

自己分析するには、自分の過去を振り返る必要があります。

自分のモチベーションが上がった時に起こったできごとが何か、思い返してください。

自分の得意や苦手を見つけるきっかけになります。

自己分析のやり方を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

業界研究、企業研究をやり直す

業界研究と企業研究をやり直してください。

志望動機や入社後の目標など、仕事に関する知識を得るために欠かせないからです。

業界地図や就活サイトから、業界構造や主要プレイヤーを把握しましょう。

他にも、業界のトレンドや動向を知ることで、将来を予測するきっかけになります。

情報収集するには、企業のIR情報やニュース記事、社長インタビューを読みましょう。

さらに、OB・OG訪問やSNS、口コミサイトでリアルな社風を調べることも可能です。

情報を集めると企業について知った気分になります。

しかし、周囲の就活生も同じ状況です。

頭一つ抜け出すためにも、あらゆる方法を駆使しましょう。

業界研究する時間がない人は、こちらの記事が有効です。

効率よく情報収集ができます。

会話のキャッチボールを意識する

会話のキャッチボールを意識しましょう。

面接はお互いの考えや価値観を共有する場です。

どちらか一方が話続けるものではありません。

そのため、会話がラリーの形になっているか、注意深く観察してください。

とくに集団面接では、自分以外に就活生がいます。

自分1人が永遠に話してしまうと、他の就活生に迷惑がかかるので、注意してください。

練習方法としては、自分が話す姿を撮影し、チェックすることをおすすめします。

一人称視点と三人称視点では、見える景色が異なります。

自分の姿を客観視しましょう。

面接は、面接官の質問をよく聞き、相手の意図をくみ取ることが重要です。

また、自分が話す際は「結論→理由→具体例→逆質問」など双方向性を意識しましょう。

志望動機を明確にする

志望動機を明確にすることも重要です。

就活は面接官に対して、入社意欲と熱意をアピールする必要があるためです。

就活を始めると、複数社に応募する就活生が多いでしょう。

明確に志望度に差があれば問題ありません。

しかし、人によっては曖昧な順番になっている場合もあるでしょう。

一次面接を突破するには、志望動機をきちんと説明する必要があります。

もし、競合他社のA社ではなく、B社を選んだ理由を説明できなければ、志望度が低いと判断されます。

志望動機を明確にすることで、複数社を同時に受けていたとしても志望度が高いことを示せます。

志望度の違いを説明することで選考通過率が上がります。

魅力的な志望動機を作成したい方は、こちらも記事もおすすめです。

ESと面接での発言に一貫性を持たせる

ESと面接での発言に一貫性を持たせてください。

面接官に対して、自分の価値観や優先順位を伝えることが可能です。

たとえば、ESでリーダーシップをアピールしたと仮定します。

面接でもESと同じ内容で回答しましょう。

ESと面接で違う魅力をアピールすることで、幅広い分野を伝えられます。

しかし、あなた自身の魅力が、中途半端にしか伝わらない可能性があります。

ESに書いた内容を読み返し、面接でも同じキーワードを使いましょう。

他にも、自己PRや志望動機、ガクチカなどがバラバラになっていないか見直してください。

さらに、提出したESと面接での回答を記録しておき、都度整合性を確認することも重要です。

二次面接に進んだ際も同じ回答にするためです。

大きな声で自信を持って話す

大きな声で自信を持って話すことも忘れないでください。

面接官は、ポテンシャルを評価して採用することがあるからです。

たとえば、大きな声で話すことで、自分の意見に自信を持っているアピールになります。

営業職やコンサル職などでは、自分の考えに自信を持っておくことが重要です。

顧客は、自信がない担当者からのアドバイスを聞こうとは思わないからです。

もちろん、専門的なスキルや能力を持っていることは重要です。

しかし、自信なさげに伝えてしまうと、信用が得られません。

そのため、面接官は話す姿勢や態度、口調などを注意深く観察します。

自分を大きく見せる必要はありませんが、自己分析や企業研究を通じて、確信を持って話せる状態にしましょう。

想定質問と回答をできるだけ多く用意する

想定質問と回答をできるだけ多く用意するのもおすすめです。

あらかじめ質問と回答を準備することで、本番の面接で緊張する可能性を低くできます。

初めての質問をその場で考えるのは至難の業です。

緊張感のある場で、適切な回答を考えるには経験が必要になります。

一次面接でよく落ちる人は、よくある質問集(志望動機・自己PR・失敗談など)を作成しましょう。

回答例を作って紙に書き、暗記ではなく「話せる状態」にしておきましょう。

暗記は柔軟性に欠けます。

少し方向性が違う質問をされた場合にも回答できるようにしましょう。

他にも、企業ごとの特徴を考慮することも重要です。

経営理念や事業内容から質問されそうな内容を予測し、企業別に対策してください。

模擬面接や他の面接で面接に慣れる

模擬面接や他の面接で面接に慣れておきましょう。

面接は慣れが重要です。

最初は緊張からうまく話せなかった人も回数を重ねることで、スラスラ回答できるようになります。

練習するなら、大学のキャリアセンターや就活エージェントの力を借りましょう。

キャリアセンター主催の模擬面接に参加することで、集団面接の経験ができます。

また、就活エージェントであれば、採用のプロと1対1で練習できます。

他にも、友人や家族に面接官役をしてもらい、実践形式で練習する方法もあります。

いきなり就活のプロに頼るのが緊張する人は、慣れた人に相手役をお願いしましょう。

面接後は、必ず様子を振り返り、改善点を記録してください。

自分に足りない箇所を1つずつ埋めていきましょう。

一次面接で落ちる人が対策すべきよく聞かれる質問

一次面接で落ちる人が対策すべきよく聞かれる質問は、以下の5つです。

一次面接ですべき対策

自己紹介

自己PR

長所・短所

志望動機

逆質問

一次面接は、就活生の人間性や価値観など、基本的な項目を確かめる質問が多くなります。

対策する質問の範囲を広げるよりも、頻出質問に時間をかけた方が効率的です。

本章では、どの面接でも質問されるものを用意しました。

一次面接の傾向を掴み、対策に活かしてください。

自己紹介

自己紹介は、面接の最初に聞かれる質問です。

簡単なプロフィールと学生時代に頑張ったこと、面接に対する感謝を伝えましょう。

面接官は、あなたの情報をすでに履歴書やESから手に入れています。

確認する意味合いが強いため、時間は特別指示がなければ、1分以内でまとめてください。

例文

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇です。

本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます。

大学では〇〇について研究しており、〇〇の経験を通して、〇〇の能力を身につけました。本日は、これまでの経験と御社への熱意をお伝えできればと思います。

よろしくお願いいたします。

自己紹介の時間は、緊張をほぐす意味もあります。

スラスラ言えるように練習し、面接に弾みをつけましょう。

自己PR

自己PRも基本中の基本の質問です。

自分の魅力をアピールする最大のチャンスになります。

あなたが伝えたい箇所をアピールしてください。

例文

私の強みは、円滑なコミュニケーションを図れることです。

アルバイトでは、お客様のニーズを正確に把握するために、積極的に会話を重ね、最適な提案を心掛けていました。

その結果、お客様から感謝の言葉をいただき、〇〇賞を受賞できました。

貴社でも、このコミュニケーション能力を活かし、お客様やチームメンバーと良好な関係を築き、貢献していきたいです。

自己PRのアピールポイントは、1つに絞りましょう。

複数用意すると、1つあたりの説明が薄くなり、面接官に伝わりにくくなります。

長所・短所

長所・短所も用意しておきましょう。

長所と短所を的確に伝えられれば、自分のことについて客観的に理解できている証拠になります。

短所を伝えるのをためらう就活生もいるでしょう。

しかし、正直に伝えることで誠実さが伝わります。

Point

私の長所は、課題の本質を見抜き、解決に向けて論理的に考えられる課題解決能力です。

一方で、慎重になりすぎるあまり、決断に時間がかかってしまうという短所もあります。

しかし、この短所を克服するために、情報収集と分析を徹底的に行い、客観的な視点を取り入れることで、迅速かつ的確な判断を下せるよう努めています。

短所は、長所に変換できるように努めている様子を伝えれば問題ありません。

改善する意思をアピールすることで、ネガティブな印象は薄くなります。

志望動機

志望動機は、必ずといって良いほど聞かれる質問です。

同業他社と比べた結果、なぜ入社したいかを伝えることで、より効果的に入社意欲をアピールできます。

志望動機は、面接官が重要視する質問の1つです。

例文

私は、貴社の〇〇事業に魅力を感じ、ぜひ携わりたいと思い志望いたしました。

とくに、〇〇という技術は、今後の社会において必要不可欠だと考えております。

学生時代に培った〇〇の知識を活かし、貴社の事業に貢献したいです。

志望動機は、深掘りされやすい質問です。

面接官から、さらに「なぜ?」と聞かれても対応できるように、きちんと自己分析しましょう。

逆質問

逆質問は、面接の最後に設けられる質問です。

就活生側から、面接官に質問できる機会なので、遠慮なく質問しましょう。

前向きな姿勢を示すことで、入社意欲のアピールにつながります。

面接の流れに応じて、うまく使い分けてください。

逆質問の例

「〇〇業務に求められるスキルや経験はありますか?」

「入社後、具体的にどのような業務に携わるのでしょうか?」

「チームでの業務と、個人での業務の割合を教えてください」

もし、聞きたいことがなくても「特にありません」と答えるのは避けてください。

たとえば「お話しする中で私の疑問は解決しました」のように、企業に興味があることは伝えましょう。

一次面接が苦手な場合の相談先

一次面接が苦手な場合の連絡先は、以下の3つです。

一次面接が苦手な場合の相談先
  • 大学のキャリアセンター
  • OB・OG訪問
  • 就活エージェント

就活は基本的に1人で行動するものです。

しかし、誰かの力に頼ってはいけないルールはありません。

就活をすでに経験した方やプロの力を借りて、一次面接の突破を目指しましょう。

本章ではおすすめの相談先を3つ解説します。

すべてを利用する必要はありません。

自分にとって身近な存在から相談してみましょう。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターに相談することをおすすめします。

就活経験が豊富で、内定獲得に必要な情報をたくさん所持しているからです。

キャリアセンターは大学内にあるため、学業の合間に利用できます。

わざわざ時間をかけて遠くに移動する必要がないので、積極的に利用してください。

就活が始まるとキャリアセンター主催の企業説明会や模擬面接が実施されます。

企業説明会では、企業の担当者が大学に来てくれるため、時間の節約になります。

また、さまざまな業界の企業が集まるため、視野を広げるのに役立つでしょう。

また、模擬面接は、面接の流れを覚えるのに最適です。

最後には面接官からアドバイスがもらえるため、客観的な意見が手に入ります。

OB・OG訪問

一次面接の突破にはOB・OG訪問が効果的です。

実際に面接を突破した先輩の話が聞けるからです。

選考は企業によって大きく変わります。

採用基準や質問内容など、事前に調査し、対策することが重要です。

しかし、企業のことについて深く知っておく必要があります。

そこで、チャンスになるのがOB・OG訪問です。

職場の雰囲気を目で感じたり、仕事している様子を観察できたりします。

また、面接の様子や実際に質問された項目なども、知れる機会になります。

多くの情報を集めることで、周囲の就活生との差別化が可能です。

OB・OG訪問の流れやマナーについて知りたい就活生は、こちらの記事もおすすめです。

就活エージェント

就活エージェントに相談するのも選択肢に入ります。

就活のプロが、一次面接を突破するのに必要なサポートをしてくれるからです。

たとえば、書類添削や面接対策などです。

プロ目線で見た間違いや改善点を指摘してもらえます。

自分がよくミスする箇所が明らかになり、対策しやすくなるでしょう。

他にも、面接官が質問する意図を教えてくれます。

どんな回答が求められているかが明確になり、自信を持って回答できるでしょう。

就活エージェントへの相談は無料です。

価値観が合わないと感じたら、別の担当者に変えることも可能です。

まずは、利用するか判断するために、相談から始めることをおすすめします。

一次面接で落ちてやばいと思った時の切り替え方

一次面接で落ちてやばいと思った時の切り替え方は、以下の3つです。

一次面接で落ちてやばいと思った時の切り替え方
  • 気分転換をする
  • 就活の軸を見直す
  • 相性が悪かったと開き直る

就活は、長期間にわたって取り組むものです。

就活をしていると良い時期と悪い時期が存在します。

できるだけ良い時期を長くし、悪い時期を短くする方法を解説します。

就活は、メンタルが成果に大きく影響するものです。

本章の解説を読み、一次面接を突破するための材料にしてください。

気分転換をする

まずは、気分転換しましょう。

就活以外に時間を使うことで、気持ちの切り替えが可能です。

面接がうまくいかず、落ち込んでいる就活生は、スポーツを楽しんだり、映画を観たりして、就活について考えない時間を作りましょう。

他にも、ドライブや友人との旅行など、自分の好きなものに時間を使ってください。

就活を始めると、就活に集中しなければならない時期があります。

しかし、長期間にわたって気持ちを切らさずに活動するのは困難です。

ある日突然、気持ちが切れるのを防ぐためにも、定期的に気分転換することをおすすめします。

就活以外に時間を使うことで、就活を俯瞰できます。

自分の現在地を知るきっかけにもなるでしょう。

就活の軸を見直す

就活の軸を見直すことも重要です。

就活の軸は、企業を選ぶ際の判断基準であり、自分の価値観を知るための材料です。

就活の軸をすでに構築している人は多いでしょう。

しかし、一次面接に繰り返し落ちている場合、志望業界や企業があなたに向いていない可能性があります。

あなたのスキルや能力が著しく劣っているのではなく、そもそも企業との相性が悪いのかもしれません。

そのため、一度立ち止まり、自分の就活の軸を考え直しましょう。

本当に自分が大事にしている価値観なのか、自分の将来に必要なものなのかなど、明らかにしてください。

立ち止まることは、停滞に感じるかもしれません。

しかし、より高く飛ぶためにしゃがみ込んでいる時期だと考えてください。

相性が悪かったと開き直る

相性が悪かったと開き直るのもおすすめです。

就活はお互いの相性や運、縁などが大きく影響します。

不採用の連絡を送るのが企業になるため、企業が上で就活生が下と感じる人もいるでしょう。

しかし、面接を通過できないからといって、必ずしもあなたに原因があるとは限りません。

優秀な人材でも、採用枠の都合や経営理念との相性などで不採用になることがあります。

就活生の人柄や能力に問題がなくても、企業のニーズと合わなければ内定にはつながらないことを覚えておきましょう。

開き直ると聞くと、ネガティブな印象を持つ人もいるかもしれません。

ですが、就活において、時には必要な能力です。

「自分の能力が足りなかった」と自己否定ばかりすると、メンタルに悪影響が出るので注意してください。

一次面接に受かる可能性が高い合格サイン

一次面接に受かる可能性が高い合格サインは、以下の5つです。

一次面接合格サイン

面接時間が想定より長い

面接官が頻繁にメモを取る

自社についてのアピールをされる

他社の応募状況・選考状況を聞かれる

次回以降の選考予定を聞かされる

面接官は、魅力的な就活生に出会うと、採用に向けて特徴のある行動を取ります。

合格サインを理解し、面接の手応えを感じ取りましょう。

ただし、合格サインは確実に内定がもらえるわけではないので、注意してください。

面接時間が想定より長い

一次面接に受かる可能性が高い合格サインの1つ目は、面接時間が想定より長いときです。

面接官が就活生に興味を持っている場合に起こります。

1つの質問を深掘りしたり、就活生の考えを多く知ろうとするため、会話が長くなります。

その結果、面接時間が長くなるケースも少なくありません。

たとえば、事前の連絡では30分を想定していた面接が、気がつけば1時間経っている場合です。

もちろん、次の予定がある場合、時間で打ち切られます。

そこで、面接官の発言に注目してください。

「もう少し話したかった」「この後は時間ある?」など、まだ話足りない様子であれば、面接官はあなたに対して好印象を持っているでしょう。

面接官が頻繁にメモを取る

一次面接に受かる可能性が高い合格サインの2つ目は、面接官が頻繁にメモを取るときです。

面接官が「この就活生は不採用だな」と判断していれば、メモを取る必要はありません。

あなたの発言をメモすることで、別の面接官に共有したり、二次面接に利用したりする目的が考えられます。

しかし、担当の面接官のみで合否の判断ができない場合、社内で情報を共有するためにメモすることもあるので、注意してください。

メモ=合格ではありません。

もし、余裕があれば、自分のどの発言をメモしたか注目してください。

面接官が大切にしている価値観を知るきっかけになります。

ただし、悪い点についてもメモすることがあるので、参考程度に留めてください。

自社についてのアピールをされる

一次面接に受かる可能性が高い合格サインの3つ目は、自社についてのアピールをされるときです。

面接官は、就活生が複数の企業を志望していることを理解しています。

そのため、就活生の志望度を高めるために、自社アピールする面接官もいます。

福利厚生や給与、働き方など、質問していないにもかかわらず、丁寧に説明してくれた場合、面接官はあなたに好印象を持っているでしょう。

ただし、企業によっては一律でアピールする場合があります。

自社について、理解を深めてもらうために説明しただけの可能性があります。

そのため、必要以上に喜ぶのは危険です。

面接が終わるまで、気を抜かずに取り組みましょう。

他社の応募状況・選考状況を聞かれる

一次面接に受かる可能性が高い合格サインの4つ目は、他社の応募状況・選考状況を聞かれるときです。

優秀な人材を見つけた面接官は、早く次の選考に進めたいと考えます。

採用に時間をかけると別企業に就職が決まるからです。

そのため、面接官は「今、何社受けていますか?」「内定はいくつ持っていますか?」などの質問を投げかけます。

反対に、不合格の就活生に対して、就活状況を深掘りするような質問はあまりしません。

次につながらないからです。

一次面接を突破した就活生の中には、面接官が質問し損ねている可能性があります。

選考状況を質問されない=不採用ではないため、安心してください。

次回以降の選考予定を聞かされる

一次面接に受かる可能性が高い合格サインの5つ目は、次回以降の選考予定を聞かされるときです。

一次面接の終了時に次の選考について話があれば、面接に受かる可能性が高いです。

面接官は就活生に対して、選考の透明性をアピールしたいと考えています。

選考の途中で、企業に不信感を抱くと、途中で辞退されるかもしれません。

そのため、面接官は採用したい就活生に、今後の予定について説明しようとします。

ただし、集団面接の場合、全員に向けて説明することがあります。

必ずしも選考を突破したとは言えないため注意してください。

また、次の選考に進める可能性が高いだけであり、内定を獲得したわけではありません。

最後まで集中力を切らさずに、対応しましょう。

まとめ

本記事は、一次面接に落ちてばかりで、やばいと感じている人向けに対策方法を解説してきました。

一次面接に落ちる人には多くの特徴があります。

自分が当てはまっていないか、チェックしましょう。

一次面接は、面接官が評価するポイントを理解することで、適切な対策が可能です。

まだ、対策できていない箇所がないか、振り返ってください。

ただし、無理は厳禁です。

たまには気分転換し、メンタルをリフレッシュさせましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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