4月の就活は持ち駒を増やすべき?減らすべき?状況別の答えを就活エージェントが徹底解説!

4月の就活は持ち駒を増やすべき?減らすべき?状況別の答えを就活エージェントが徹底解説!

4月の就活は持ち駒の数が鍵になる

「就活の持ち駒は多い方がいいの?」

「周囲は持ち駒をどれくらい持っているの?」

上記のように、就活を始めると持ち駒が気になるでしょう。

持ち駒とは、選考の段階にあり、結果を待っている企業数のことです。

新しくエントリーすることで増え、不採用や内定通知が来ると減少します。

本記事では、就活における持ち駒について解説します。

4月は、選考が集中する時期だからこそ、受ける企業の数を見極めてください。

持ち駒数は、最終結果に大きく左右されることを覚えておきましょう。

4月の持ち駒の数が就活成功に関わる理由

4月の持ち駒の数が就活成功に関わる理由は、以下の3つです。

4月の持ち駒の数が就活成功に関わる理由
  • 持ち駒が増えるとスケジュール調整が難しくなるから
  • 選考準備の質が選考通過率を左右するから
  • 就活を進める上でのメンタルに関わるから

就活は、スケジュールやメンタル管理など、やるべきことは多岐にわたります。

ほかにも書類・面接対策や企業研究なども含まれます。

効率よく就活を進めるためにも、本章の解説を参考にしてください。

持ち駒が増えるとスケジュール調整が難しくなるから

持ち駒は、増えすぎるとスケジュール調整が難しくなります。

就活は同時に進むわけではありません。

企業の採用スピードや日程調整によって、大きな差が生まれます。

とくに4月は、就活が本格化するため面接日程が重なりやすくなります。

その結果、企業研究や面接対策に充てる時間が足りなくなるでしょう。

たとえば1社を完璧に準備しても、別の企業にエントリーすると、再び対策する必要があります。

もちろん同業や競合他社であれば、似た情報が手に入るでしょう。

しかし、志望動機を作成するには、志望企業について深く知る必要があります。

使い回しができないため注意してください。

持ち駒を増やす場合は、スケジュール管理に気をつけましょう。

選考準備の質が選考通過率を左右するから

選考準備の質によって、選考通過率は大きく変わります。

採用担当者は、きちんと対策してきたかどうか、すぐに見抜いてしまうからです。

あまり入社意欲を感じない就活生は、すぐに不採用になります。

そのため、1社ずつ丁寧に準備する必要があります。

しかし、持ち駒が多すぎると1社あたりにかけられる時間が少なくなるでしょう。

確かにエントリー数を増やすことで、内定獲得の確率は上昇します。

一方で1社あたりの質が落ちてしまうと、エントリーする意味がありません。

エントリーすることは重要ですが、選考に進むにあたって、本当に入社したいと思えるのか、きちんと確認しましょう。

就活を進める上でのメンタルに関わるから

就活を進める上でメンタルに関わることもあります。

持ち駒が少ない場合「内定が獲得できないのでは」と心配になります。

持ち駒を増やすのに時間がかかりますが、減るのは一瞬です。

さらに、選考数が多いと、多忙になり疲れが溜まりやすくなります。

また、就活以外に学業やゼミ、アルバイトなどの予定がある就活生は、休むタイミングを意識して設けましょう。

持ち駒を増やすと、内定が手に入る確率が上がる一方で、不採用の連絡も増えます。

その結果、メンタルが落ち込み、モチベーションを保つのが難しくなるでしょう。

就活において、メンタルは非常に重要です。

多少のミスや準備不足が発覚しても、やる気や熱意でカバーできます。

しかし、テンションが低い状態では、就活に悪影響が出るため注意してください。

4月の持ち駒の数ってだいたいどれくらい?

4月の持ち駒数を、以下の2つに分けて解説します。

4月の持ち駒の数ってだいたいどれくらい?
  • 内定がある就活生の4月の平均持ち駒数
  • 内定がない就活生の4月の平均持ち駒数

4月の持ち駒数は、今後の就活に大きく影響します。

また、周囲の就活生がどのくらい活動しているのか、気になっているでしょう。

そこで、本章では弊社のインターン生にインタビューした結果をご紹介します。

周囲と比較しすぎるのは、就活に悪影響が出るため、参考程度に利用してください。

内定がある就活生の4月の平均持ち駒数

内定がある就活生の4月の平均持ち駒数は、2社でした。

内訳は、大手だけに絞って3社の人と本命の1社だけが残っている人がいました。

上記の結果から、4月時点での持ち駒は絞っていることが判明しました。

やはり、内定を持っているため無闇にエントリーするのではなく、きちんと自分の価値観にあった企業にエントリーしています。

内定を1つ獲得することで精神的に余裕が生まれます。

その結果、企業から選ばれる側から、反対に選ぶ側へとシフトするでしょう。

もちろん、自分が納得した状態で就活を終えることが重要です。

持ち駒数が多いからといって、最適な就活とは限らないため注意してください。

内定がない就活生の4月の平均持ち駒数

内定がない就活生の4月の平均持ち駒数は、10〜15社程度です。

やはり内定を獲得するために、多くの企業にエントリーしています。

就活が始まったばかりの人は、持ち駒が2社でした。

インタビューしたところ今後は、10社まで増やすつもりだそうです。

また、10社〜15社は常に受けている人もいました。

就活を効率よく進めたい就活生は、常にストックしておくことが重要です。

不採用の連絡が来てから、新しい企業にエントリーすると、選考に進むまでに時間がかかります。

1社あたりにかけられる対策時間は増加しますが、気がつくと4月が終わっている可能性があります。

就活はバランスが重要です。

内定がない人は、適度に持ち駒数を維持するようにしましょう。

4月すでに就活終了している人も少なくない

4月にはすでに就活を終了している人もいます。

3月までに内定を獲得しているためです。

経団連のルールでは、3月1日に情報解禁となり、6月1日から面接が解禁になります。

しかし、すべての企業が経団連のスケジュールに従っているわけではありません。

企業独自の選考を進める場合もあります。

とくに早期選考を実施している企業は、3月までに内定を出す傾向にあります。

たとえば、大学3年生の頃からインターンに参加した人は、一部の選考をスキップし、面接を受けます。

その結果、4月を待たずに内定をもらっています。

就活を終えていない人にとっては、焦るでしょう。

内定がない人は、周囲に就活を終える人がいることは認識しつつ、自分の就活に注力してください。

4月の就活で持ち駒の数を増やした方がいい人の特徴

4月の就活で持ち駒の数を増やした方がいい人の特徴は、以下の3つです。

4月の就活で持ち駒の数を増やした方がいい人の特徴
  • まだ就活を始めたばかり
  • 満足する企業に出会えていない
  • 内定をまだ持っていない

持ち駒は適正な数を維持することが重要です。

少なすぎると就活が進まず、内定獲得が遠回りになってしまいます。

4月以降も内定を獲得したい人は、本章の解説を参考にしてください。

持ち駒を増やすべき人の特徴をわかりやすく説明します。

エントリーするか迷っている人は、参考にしてください。

まだ就活を始めたばかり

4月に就活を始めたばかりの人は、持ち駒を増やしましょう。

周囲に比べてスタートが遅れているからです。

まずは複数社エントリーして、内定を獲得するチャンスを増やしてください。

もちろん、同時進行で書類対策と面接対策が重要です。

しかし、企業にエントリーしなければ、就活は始まりません。

そのため、少しでも興味のある企業が見つかった就活生は、応募するようにしましょう。

もし、選考が進む中で価値観が違うと感じれば、辞退すれば問題ありません。

エントリー=辞退できないわけではないので、安心してください。

とくに、最近就活し始めた就活生は、持ち駒数を増やす方向で進めましょう。

就活を継続する中で、自分が対応できる持ち駒数が判明するので、4月時点では気にする必要はありません。

満足する企業に出会えていない

満足する企業に出会えていない就活生も持ち駒数を増やしましょう。

多くの企業と接点を持つことで、自分に合った企業を見つける可能性が高まるからです。

たとえば、就活イベントへの参加がおすすめです。

1つの会場に数多くの企業が集合してくれるため、効率よく企業研究ができます。

ほかにも、1つの業界に絞ったイベントも開催されます。

自分にマッチする場合は、積極的に参加しましょう。

同じ業界の企業を見比べることで、自分が魅力に感じるポイントが明らかになります。

一方で、業界研究と合わせて自己分析も進めましょう。

自分の就活軸を明確にすることで、就活イベントへの参加がより有意義なものになります。

内定をまだ持っていない

内定を持っていない人は、持ち駒を増やしてください。

選考に進む企業数を増やして、内定獲得の確率を高めましょう。

就活は、ある程度の数にエントリーする必要があります。

企業とのご縁や運が存在するからです。

自分で対策することは重要ですが、就活は外的要因も大きく影響します。

「偶然、採用枠に空きができた」「インターンに参加した結果、書類選考を免除された」など、きっかけが重なることで内定がもらえます。

獲得するための努力を継続することで、運を手繰り寄せることが可能です。

内定がないことに焦りを感じている就活生ほど、持ち駒を増やしましょう。

4月の就活で持ち駒の数を減らした方がいい人の特徴

4月の就活で持ち駒の数を減らした方がいい人の特徴は、以下の3つです。

4月の就活で持ち駒の数を減らした方がいい人の特徴
  • すでに10社以上持ち駒がある
  • 本命企業が決まっている
  • 就活に疲れてきている

持ち駒は、ただ増やせばいいわけではありません。

計画的に対処することが重要です。

そこで、本章では持ち駒を減らすべき人の特徴を解説します。

持ち駒を増やすか、減らすか迷っている人は、ぜひ本章を参考にしてください。

持ち駒を適切な数にして、就活をスムーズに乗り越えましょう。

すでに10社以上持ち駒がある

すでに10社以上持ち駒がある就活生は、減らしましょう。

スケジュール調整が難しくなり、思いもよらないところでの失敗につながるからです。

たとえば、面接予定が被ったり、就活の予定ばかりで休む暇がなくなったりします。

就活は、マラソンのように取り組むことが重要です。

短距離走みたいに全力で走ると、すぐに疲れてしまいます。

4月以降も就活が継続するつもりで、取り組むようにしましょう。

そのため、今ある10社の中から優先順位を決めてください。

すべての企業に同じように対応するのは、効率が悪くなります。

そこで、自分の価値観や将来に関係する企業を選択しましょう。

持ち駒が10社以上ある人は、量より質を大切にしてください。

本命企業が決まっている

本命企業が決まっている就活生も、持ち駒を減らしてください。

志望度の高い企業から対策する方が、納得のいく就活になるからです。

エントリーした企業に対して誠実に対応することは、素晴らしいことです。

しかし、本命企業の対策がおろそかになってしまうと、本末転倒になります。

そのため、本命企業を軸に、関連する企業や優先度の高い企業から注力するようにしてください。

10社以上ある人は、持ち駒が3社以下になってから増やしても間に合います。

持ち駒を増やすことよりも、今抱えている選考に真剣に取り組むようにしましょう。

その結果、納得のいく就活につながります。

もし、本命企業がある人は、本命企業に力を入れてください。

就活に疲れてきている

就活に疲れてきた就活生は、持ち駒を減らしましょう。

就活よりもあなたの体調が大切です。

就活は、長期間にわたって取り組む活動です。

もし、体調を崩してしまうと、回復するまでに時間がかかります。

その結果、就活がうまくいかず、落ち込む原因になるでしょう。

そこで、心身が疲れていると感じた就活生は、休憩を取ってください。

「周囲から遅れるかもしれない」「企業との出会いがなくなる」と考える就活生は多いでしょう。

しかし、健康な体があっての就活です。

就活が終わっても、大学生生活は続きます。

無事に卒業するためにも、適宜休みながら就活することをおすすめします。

休みにくい人は、スケジュールに休日を設けましょう。

「空きができたら休もう」と考えていると、休まずに終わるので注意してください。

4月の就活の持ち駒の増やし方

4月の就活の持ち駒の増やし方は、以下の3つです。

4月の就活の持ち駒の増やし方
  • ナビサイト・企業HPからエントリーする
  • 合同説明会に参加する
  • 就活エージェントに登録する

持ち駒は、簡単に増やすことが可能です。

しかし、それぞれの特徴を理解することで、使い分けができます。

自分の目的に合わせて増やすことで、効率よく就活ができるでしょう。

もちろん、自分なりの就活でも問題はありません。

しかし、4月から就活を始め、周囲に追いつきたい就活生は、本章の解説を参考にしてください。

ナビサイト・企業HPからエントリーする

持ち駒を増やすには、ナビサイト・企業HPからエントリーするのが王道です。

ナビサイトは、多くの企業が求人を掲載しているため、効率よく持ち駒を増やせます。

キーワード検索や条件を入力することで、自分の価値観にあった企業に出会いやすくなります。

また、企業HPは、直接企業に応募できるため確実です。

企業HPからエントリーする人が少ない場合は、周囲との差別化になります。

しかし、差別化ができているか確認ができないことを理解しておきましょう。

また、ナビサイト・企業HPは、最も手軽な方法ですが、企業の見極めが難しいので注意してください。

企業が作成した情報しか閲覧ができないからです。

企業説明会やインターンに参加して、自分の目でも確かめてください。

合同説明会に参加する

合同説明会に参加するのも効果的です。

効率よく業界、業種を広げられるからです。

合同説明会は、一同に企業が集まるイベントになります。

そのため、志望業界や企業が定まっていない就活生には、向いているでしょう。

自分の目でさまざまな企業の様子を確認できます。

もし、疑問点があれば直接質問できるのも合同説明会の魅力です。

また、周囲に就活生がいるため、刺激にもなります。

「周りが頑張っているから自分も負けられない」とモチベーションが上がってくるでしょう。

一方で、自分より優秀に見えて落ち込む人がいるかもしれません。

しかし、気にしなくて大丈夫です。

就活は自分の価値観に沿って行動することが重要です。

就活エージェントに登録する

持ち駒の増やし方に限界を感じた就活生は、就活エージェントに登録してください。

就活エージェント限定の選考ルートがあるからです。

就活エージェントは、ナビサイトに載っていない求人を抱えています。

企業によっては、非公開で採用したいからです。

競合他社に募集要項を見られると、競争で不利になる可能性があります。

そこで、就活エージェントを介した選考ルートが存在します。

通常の就活サイトでは知り得ない情報になるため、積極的に活用しましょう。

また、事前に希望の条件を伝えておくことで、価値観に合わない仕事に出会う確率が下がります。

「転勤なし」「完全週休二日制」など、自分なりの条件を伝えましょう。

その結果、スムーズな就活になります。

まとめ

本記事では、4月時点で持ち駒を増やすべきか、減らすべきかについて解説してきました。

持ち駒は、本人の状況によって増減させることが重要です。

一概に言えないため、自分の状況を正しく認識しましょう。

持ち駒数は、就活の成果に大きく影響します。

選考をどんどん進めることは重要です。

しかし、時には立ち止まり進捗に問題がないか確認しましょう。

無理した就活は、すぐに限界がきます。

長期目線で就活するためにも、心身と相談しながら進めてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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