【例文】塾講師のアルバイト経験を自己PRでアピールする方法!コツや注意点も解説

【例文】塾講師のアルバイト経験を自己PRでアピールする方法!コツや注意点も解説

塾講師のアルバイト経験を自己PRでアピールすれば、さまざまな能力・強みを伝えられる可能性があります。

そのため、塾講師のアルバイトを一生懸命こなしてきた学生は、就活の自己PRでぜひそのエピソードを積極的に伝えてみましょう。

しかし、実際にアピールする内容や伝え方を考える際は、どのような点に注意すれば良いのかわかりにくいものです。

そこで今回は、塾講師のアルバイト経験を自己PRでアピールするときのポイントを解説していきます。

また、注意点や例文もあわせて紹介するので、選考でアピールする際はぜひチェックしてみてください。

目次目次を全て表示する

【自己PR:塾講師】そもそも自己PRとは

塾講師のアルバイト経験を自己PRで伝える場合は、そもそも自己PRとはどのようなものなのか、十分に理解を深める必要があります。

自己PRとは

自分の強みやスキルを伝え、企業でどのような活躍ができるのかアピールするもの。

企業の求める人物像とマッチしていると、自己PRの内容は評価されやすくなり、内定により近づくことが特徴です。

自己PRは、自分の強みをアピールして自己満足するかたちで終わるものではなく、最終的に企業にメリットや魅力を感じてもらう必要があります。

そのため、完成度の高い自己PRを伝えるうえでは、企業が求める人物像などのニーズをよく理解することが重要といえます。

【自己PR:塾講師】企業が自己PRを求める理由

自己PRで塾講師のアルバイト経験を伝える場合は、はじめの基礎知識として、企業が自己PRを求める理由をチェックしておきましょう。

就活のES・面接では、自己PRは頻出の質問にあたるため、対策が必須といえます。

そこで気になるのは、なぜ企業は自己PRを求めるのかというポイントです。

企業が自己PRを求める理由は、以下のとおりです。

自己PRを求める理由
  • 自社とマッチングしているか確認するため
  • 入社後に活躍してくれそうか判断するため

このように自己PRを求める理由を理解しておけば、同時に、企業が評価するポイントや採否の判断基準を把握できます。

では、2つの理由をそれぞれチェックし、自己PRの内容に活かしていきましょう。

自社とマッチングしているか確認するため

企業が自己PRを求めるのは、自社とマッチングしている人材か確かめる必要があるからです。

自社の求める人物像に当てはまっており、最大限自分の強みを発揮することで価値を提供してくれる人材なのか、新卒採用では企業は精査しなければなりません。

求める人物像や職場の雰囲気とマッチしているかどうかを確かめなければ、のちにミスマッチが起こる可能性があります。

採用のミスマッチは企業が成長すること、本人が快適に長く働くことの2つの観点から、必ず避ける必要がある問題です。

ミスマッチが起これば、早期離職につながりやすくなるため、企業と本人それぞれにとってマイナスな結果になります。

スキルや人柄と企業のマッチ度が高ければ、本人は自分らしく快適に働けて成果も出しやすくなり、企業もスムーズに成長を遂げられるでしょう。

採用ではこのようなマッチ度が常に重視されるため、企業は積極的に自己PRを聞くことで具体的なスキル・人柄をチェックし、マッチ度を評価しているのです。

マッチングのポイント
  • 企業の求める人物像に当てはまるか
  • すでにいる社員に馴染める性格や人間性か
  • 自社に必要な能力・スキルを持っているか

入社後に活躍してくれそうか判断するため

企業が自己PRを求めるのは、入社後に活躍してくれそうか判断したいという意図があるからです。

入社後に活かせるスキル・能力を持っているか、性格的な強みで業務の中で発揮できるか、もしくはその意欲があるかなどが重要なポイントです。

企業に合うスキル・能力があることをアピールしていれば、企業からは積極的に活躍したいという意欲を前向きに評価してもらえるでしょう。

当然のことですが、企業は活躍の可能性に期待が持てる人材を求めています。

その活躍の可能性は、具体的なスキルの内容や熱意などで評価されるため、強みを積極的に伝える自己PRは企業にとって重要な評価項目になるのです。

注意

志望企業・職種に対してマッチ度の低いスキルをアピールすると、企業からは評価されにくくなる。

【自己PR:塾講師】塾講師経験はアピールポイントになる?

塾講師の経験は、就活の自己PRでは十分にアピールポイントになります。

強みとしてうまくアピールすれば、さまざまな能力を評価してもらえる良いチャンスになるはずです。

ただし、「塾講師の経験がある」とアピールするだけでは、ほかの就活生とかぶってしまう可能性があります。

また、具体的なスキルや強みがわからない可能性もあるので、良いアピールにはつながりません。

そのため、具体的なエピソードでほかの就活生と差別化すること、発揮された強みを明確にすることなどが重要なポイントといえます。

【自己PR:塾講師】塾講師のアルバイト経験をアピールする方法

次に、塾講師のアルバイト経験を自己PRでうまくアピールする方法をチェックしていきましょう。

前述のとおり、単純に塾講師経験があると述べるだけでは良いアピールにはならないため、さまざまな観点から伝え方を工夫することが重要です。

具体的なアピール方法やポイントは、以下の3つです。

塾講師経験のアピール方法

塾講師経験で学んだことを伝える

生徒に変化を与えた経験を伝える

塾講師経験で活きた自分の強みを伝える

塾講師経験を自己PRで伝える場合は、最低限、上記の点を心がけましょう。

では、アピールする方法について詳細を解説していきます。

塾講師経験で学んだことを伝える

自己PRで塾講師のアルバイト経験を伝える際は、その経験から学んだことを具体的に述べると良いでしょう。

塾講師としてアルバイトに従事していれば、業務の中でさまざまな能力を身につけることができます。

新たに身につけたことや学んだことは、入社後に活かせる強みとして就活ではアピールしやすくなります。

NG例

「塾講師のアルバイト経験を経てコミュニケーション能力を磨いた」などでは、説得力がなく、アピールとして不十分。

どのような経験からその能力を培ったのか・学んだのかを伝え、アピールに具体性を持たせることが重要といえます。

塾講師のアルバイト経験をじっくり振り返ったり、企業に入社した際に活かせる強みを考えたりしながら、自己PRを作成しましょう。

生徒に変化を与えた経験を伝える

自己PRで塾講師のアルバイト経験を述べるときは、生徒に変化を与えた経験を述べると良いでしょう。

その変化を与えたり影響をもたらしたりした経験こそが、自分の強みや能力が発揮されたものだからです。

具体的な行動や施策、取り組みなどをアピールすることで、具体的で深みのある自己PRになります。

採用担当者からは「同じような場面で積極的に活躍してくれそう」と思ってもらえるので、活躍のイメージが明確になることで、良い評価を獲得しやすくなります。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

影響に関してアピールする際には、自分の主観で述べるのではなく、数値にして成果を示すことが効果的です。客観的な数値がわかる成果には信憑性があり、説得力のあるアピールになるからです。

数値化が難しいことに関しては、生徒や保護者、周りの講師からの声を根拠として引用することも有効といえます。

塾講師経験で活きた自分の強みを伝える

自己PRで塾講師のアルバイト経験を伝えるなら、塾講師の経験の中で活きた自分の強みを伝えることが重要です。

塾講師のアルバイトをする際は、もともとあった自分の強みが発揮された場面も人によってはあったでしょう。

たとえば、もともとコミュニケーション能力に自信があった人などは、授業やほか講師とのやり取りのときなどにその強みを遺憾なく発揮してきたはずです。

結果、コミュニケーション能力をさらに伸ばすきっかけがあれば、就活では自慢の強みとしてアピールしやすくなるでしょう。

なお、ほかのアピール方法と同様に、伝える際は具体的なエピソードを用意しておくことが大切です。

Memo

面接の場合、その強みがほかにどんな場面で発揮されたのか聞かれることがある。塾講師以外で強みが発揮されたエピソードも可能な限り用意しておく。

【自己PR:塾講師】塾講師経験からアピールできる強み一覧

塾講師の経験を自己PRでアピールする場合は、その経験の内容からさまざまな強みをアピールできる可能性があります。

そのため、自己PRを実際に作成する際は、アピールできる強み一覧を見ておくことが重要です。

具体的には、以下の強みが挙げられます。

強み一覧
  • 責任感
  • 傾聴力
  • 協調性
  • 問題解決力
  • 相手と向き合う力
  • 粘り強く取り組む力
  • 臨機応変に対応する力
  • コミュニケーション能力

塾講師の仕事では、上記のとおり多くの強みを発揮したり新たに身につけたりできます。

では、具体的にどのような強みなのか、詳細をチェックしていきましょう。

責任感

塾講師の経験からは、まず、責任感をアピールできる場合があります。

生徒のことを思って親身に行動したり、任されたことを実直に遂行したりした経験を持っていれば、責任感の強さを伝えやすくなります。

責任感は、どのような業界・企業に進む場合でも、社会人であれば誰にでも求められる重要な能力・姿勢です。

一つひとつの業務に責任をもって取り組めることが強みなので、その誠実さや真面目さは、多くの場面でポジティブな評価につながります。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

責任感のある人は周りから信頼されやすく、裁量の大きい仕事なども任せてもらいやすいことがポイントです。そのため、責任感を発揮して業務に真面目に取り組めば、自然と早い成長が見込まれることがわかります。

また、責任感が強い人は、お金を扱う仕事や企業の経営課題を解決する仕事など、大きな責任の伴う仕事に向いている可能性があります。

傾聴力

塾講師を経験していれば、強みの一つとして、傾聴力をアピールできる場合があります。

傾聴力は、生徒やほかの先生、保護者の要望や悩みをよく聞いて対応したような経験があれば、アピールしやすくなります。

一人ひとりの要望や悩みにしっかり耳を傾けたうえで、本当に伝えたいことを引き出せることは、たとえばお客様対応などで重宝される可能性が高いでしょう。

ビジネスでは、人と人との間で細かいやり取りを行うことが基本となるため、そのほかにも傾聴力が発揮される場面は多いといえます。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

傾聴力が強みの人は、相手の要望や悩みに合わせて臨機応変な対応ができる場合が多いです。そのため、対応力や柔軟性などを評価してもらえるケースも少なくありません。

また、傾聴力の高さは総合的なコミュニケーション能力の高さとしてアピールできる場合もあります。

協調性

塾講師の経験からは、協調性をアピールできる場合も多いです。

塾の運営は周囲との協力が不可欠となるため、積極的に協力の姿勢を示しながら行動した経験があれば、協調性を自分の強みとして伝えられる可能性があります。

授業運営では、生徒やほかの講師と教え方の方針などが合わず、苦労することも少なくありません。

そんな場面で工夫して協力し合ったエピソードを伝えれば、説得力のある自己PRを伝えられるでしょう。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

協調性は、人とのつながりや協力が欠かせない組織の中では、常に求められる姿勢です。そのためどのような業界・職種でも評価されやすく、周りと積極的に協力できる人として信頼を獲得していけます。

協調性のある人はチームワークを意識した行動もできるため、チームワークと言い換えてアピールするのもおすすめです。

問題解決力

塾講師のアルバイト経験を自己PRで伝えれば、問題解決能力もアピール可能です。

生徒に対する指導方法や塾の運営において、何らかの課題を解決してきた経験があれば、より説得力のあるアピールができるでしょう。

塾講師の仕事をする中では、向き合わなければならない課題・問題はたくさんあるため、問題解決能力は自然と養われます。

自己PRで問題解決能力を強みとして述べる場合は、直面した課題の内容、解決のために起こした行動、結果までを具体的にアピールすることが重要です。

状況を詳しく伝えればエピソードの信憑性が増すことで、納得感のアピールにつながるでしょう。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

問題解決能力も、多くの業界・職種で発揮される重要な強みであるため、重宝される場面は多いといえます。しかし、問題解決能力は問題を解決した成果を明確にアピールしなければなりません。エピソードの具体性に注意してください。

相手と向き合う力

塾講師の経験があれば、相手と向き合う力をアピールできる可能性もあります。

生徒一人ひとりと向き合って真剣にコミュニケーションを取ったうえで、何らかの行動につなげてきた経験があれば、相手と向き合う力はアピールしやすくなります。

なお、相手と向き合う力を強みとして伝える場合は、生徒の成績向上などの成果につながったエピソードを用いる必要があります。

別の種類のエピソードを取り上げてしまうと、勝手に思い込んで行動しただけと思われる可能性もゼロではないからです。

自己PRでは、客観性を常に意識する必要があります。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

成績向上の成果は、具体的な数字で成果の程度を示せるため、相手の向き合う力がしっかりと発揮されたことが伝わるはずです。

なお、相手と向き合う力は、傾聴力や細かい部分まで突き詰める姿勢などにもつながります。

粘り強く取り組む力

塾講師の経験からは、粘り強く取り組む力をアピールできる場合もあります。

生徒の成績などはアップダウンもあり、時期によって塾の雰囲気や方針も変わるものです。

そういった状況に適応しながら粘り強く一つひとつの業務に取り組み、成果につなげた経験があれば、良いアピールポイントになります。

粘り強く取り組む力は、真面目さや誠実さ、意志の強さなどにもつながるため、真面目で責任感のある人柄が評価につながる可能性があります。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

どのような場面でも、業界・職種問わず真面目な人や粘り強く取り組める人は高く評価されるため、自己PRでうまくアピールすれば好印象を持たれるでしょう。

なお、中でも難しい業務や大変な業務をこなさなければならない場面などでは、より魅力を感じてもらえる可能性もあります。

臨機応変に対応する力

塾講師の経験があれば、臨機応変に対応する力がアピールポイントになる場合もあります。

塾講師をしていれば一人ひとりの生徒と柔軟に向き合う必要があるため、都度、臨機応変な対応を求められるからです。

授業では、生徒の個性を重んじて指導方法を工夫する必要があるので、どのように臨機応変に対応してきたのかを伝えれば効果的に強みをアピールできます。

苦労したポイントや具体的な施策の内容、そのとき感じたことなどを詳しく伝えれば、より完成度の高い自己PRが作成できるでしょう。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

臨機応変に対応する力は、柔軟性や状況判断能力などにもつながるため、そういった観点での評価にもつながる可能性があります。

状況に合わせて臨機応変な対応ができる人は、環境の変化にも強く、目まぐるしく状況・環境が変化する職場にもなじんでいけることがポイントです。

コミュニケーション能力

塾講師の経験がある人は、コミュニケーション能力も積極的にアピールできるでしょう。

塾講師の仕事をするうえでコミュニケーションは欠かせないため、一生懸命指導にあたってきたという過去経験だけでも十分に能力の高さを伝えられます。

ただし、コミュニケーション能力は多くの就活生が自己PRでアピールする強みであるため、ほかとの差別化はしっかり意識しましょう。

塾講師ならでは・自分ならではのエピソードを具体的に伝え、印象を強く残すことが重要といえます。

Profile Image

柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

エピソードは、具体的に伝えるほど採用担当者の記憶に残りやすくなります。

また、どのような種類のコミュニケーション能力なのかを明確に示すことも重要です。伝える力なのか聞く力なのか、人見知りせず会話する能力なのかなど、コミュニケーション能力にもさまざまな種類があります。

能力・強みの内容も具体化しつつ、伝わりやすいアピールを心がけてください。

【自己PR:塾講師】塾講師経験からアピールできるエピソード

自己PRで塾講師経験をアピールする場合は、これまで仕事をこなしてきた中で、どのようなエピソードがあったのかを整理しましょう。

そのうえで、アピールに適しているエピソードを選ぶことが重要です。

なお、塾講師の経験からアピールできるエピソードの具体例は、以下が挙げられます。

塾講師経験からアピールできるエピソード

成績を向上させた経験

塾の運営に関する経験

生徒との接し方

いずれも塾講師のアルバイト経験のエピソードとして、採用担当者に伝わりやすいエピソードといえるでしょう。

では、詳細を一つひとつ解説していきます。

成績を向上させた経験

自己PRで塾講師の経験をアピールするなら、生徒の成績を向上させた経験は魅力的なエピソードとして取り上げられます。

塾講師として大きな貢献ができたことを証明できるため、一生懸命アルバイトに取り組んでいたことが伝わるでしょう。

求められる成果を出せる人材であることもアピールできるので、企業からは魅力を感じてもらいやすくなります。

成績を向上させた経験を伝える場合は、具体的にどのような行動が良い影響を与えたのかを伝える必要があります。

また、成績向上のためには何が課題だったのかを示すことも重要です。

そのうえで、具体的にどのくらい上がったのか、明確な数値を用いてアピールすることも意識しましょう。

Memo

問題解決能力、臨機応変に対応する力、相手と向き合う力などさまざまな強みをアピールできる。

塾の運営に関する経験

自己PRで塾講師の経験をアピールする場合は、塾の運営に関する経験をエピソードとして取り上げるのも良いでしょう。

生徒・講師のサポートにおいて力を発揮した経験があれば、魅力を感じてもらいやすいエピソードの一つになります。

塾の運営に関する経験を伝えれば、企業は、入社後の活躍をわかりやすくイメージできるでしょう。

組織の中にどのように適応して動けるのかというポイントが伝わるため、特に協調性やチームワークを重んじる企業は、その協力する姿勢を正当に評価できるようになります。

なお、成績を向上させたエピソードと同様に、どのように運営に携わってきたのか、どのような行動を取り周りをサポートしてきたのかを具体的に伝えることが重要です。

Memo

組織の中で協力しながら動けることが伝わるため、サポート能力や状況判断能力、協調性などを効果的にアピールできる可能性がある。

生徒との接し方

自己PRで塾講師の経験を伝える際は、生徒と接する中で強みが発揮されたエピソードを取り上げるのもおすすめです。

塾講師にとって、生徒はいわば「お客様」的な立ち位置にいる存在です。

そのため、生徒と信頼関係を構築するうえで自分の強みを活かしてきたことがわかれば、真摯に顧客対応に従事できる人材であることが伝わるでしょう。

したがって、強みを発揮しながら生徒と円滑に接してきたエピソードは、好印象になりやすい傾向です。

また、顧客対応が親切丁寧な人は、一緒に働く人にも親切に接することができる可能性があります。

良い人間関係を築いて業務を円滑に進めていける可能性に期待できるため、エピソードを具体的に述べれば、高評価にはつながりやすいでしょう。

【自己PR:塾講師】おすすめの自己PR構成

ここからは、塾講師の経験を自己PRでアピールする際に意識したいポイントの一つとして、おすすめの自己PR構成を紹介していきます。

構成に従って自己PRの内容を仕上げれば、伝えたいことの要点がわかりやすくなるため、採用担当者からは高評価を受けやすくなります。

おすすめの構成は、以下の流れです。

自己PRの構成

あなたの強み

エピソード

入社後にどう活かすか

はじめに強みをはっきり伝えたうえで、塾講師の経験の中で具体的にどのようなエピソードがあったのかを述べ、入社後にどう活かすのかをアピールする流れになります。

では、それぞれの項目で重要なポイントをまとめていきます。

あなたの強み

就活の自己PRでは、まず、あなたの強みを明確に伝える必要があります。

はじめに結論として強みをはっきり伝えたほうが、聞き手にとって、話の内容を把握しやすくなるからです。

Point

最初に「強みは〇〇です」と述べれば、その結論に沿って以降の話を聞くことができるため、内容がわかりにくいと感じることは少なくなります。

塾講師の経験を自己PRでアピールする場合は、その内容は次のエピソードのフェーズで伝える必要があるため、最初から塾講師の経験を詳しく述べないように気をつけてください。

その経験から培った強み、発揮した強みを結論として簡潔に伝え、その裏付けとしてエピソードを伝えることが重要です。

エピソードを含めると自己PRでは伝えるべきことが多くなるため、わかりやすさを重視し、結論から伝える構成を活用しましょう。

エピソード

就活の自己PRで塾講師の経験を伝える場合は、はじめに結論である強みを述べたうえで、次に具体的なエピソードを説明していきます。

そのため、塾講師の経験の詳しい内容は、このエピソードの部分で述べる必要があります。

最初に経験の内容をダラダラ話すとわかりにくさが目立つため、エピソードは必ず強みを簡潔に伝えたあとに持ってきましょう。

なお、エピソードは以下の流れに沿って説明することが重要です。

エピソードの流れ

課題

課題を解決するための目標

結果

はじめに直面した課題を明らかにしたうえで、その課題を解決するために行った努力や工夫の内容を伝えていきます。

そのうえで、結果としてどのような成果につながったのかをアピールすることが重要です。

エピソードは強みの裏付けであるため、当然ですが、その強みが発揮されたエピソードを取り上げることが大切です。

入社後にどう活かすか

自己PRで塾講師の経験をアピールする際は、最後に、入社後にどのように強みを活かすのか伝えることが重要です。

単純に強みやエピソードを話すだけでは、アピールとして弱く、決定力に欠けるといえます。

就活では自分を積極的にアピールする必要があるため、その点を踏まえるなら、強みを入社後にどう活かしたいのか伝えることが不可欠となります。

強みの活かし方や将来のビジョンを述べれば、企業の採用担当者は、活躍をよりイメージしやすくなるでしょう。

Point

入社後にどう活かすかは、志望企業の業務内容などを確認したうえで、その企業・職種にマッチするアピールをする必要があります。

具体的なアピールが思いつかない場合は、業界・企業研究が足りていない可能性があります。

事前に志望業界・企業について十分に理解を深めたうえで、その企業に響くアピールを行いましょう。

【自己PR:塾講師】塾講師経験をうまく伝えるコツ

自己PRで塾講師の経験をアピールする際は、内容をうまく伝えるコツを意識することが重要です。

コツを意識せずに自己PRを作成すると、知らず知らずのうちにわかりにくい内容になってしまうことがあるため注意しましょう。

塾講師の経験をうまく伝えるには、以下6つのコツが重要です。

「塾講師経験」伝え方のコツ

  • 強みの活きた過去経験を洗い出す
  • 具体的なエピソードを述べる
  • 伝えたいポイントを絞る
  • 具体的な数字を用いて説明する
  • 入社後のビジョンはできるだけ詳細に伝える
  • ハキハキと話す

いずれも重要なコツなので、塾講師の経験をわかりやすく、かつ魅力的に伝えたいときは積極的に心がけてみましょう。

では、詳細を一つひとつ見ていきます。

強みの活きた過去経験を洗い出す

自己PRで塾講師の経験をアピールする際は、強みが活きた過去経験をまず洗い出すことが重要です。

強みを明確にして自分のアピールポイントを定めることは大前提として必要なことですが、それが活きた過去経験を洗い出し、より良いエピソードを見つけることも忘れないようにしましょう。

たとえば、高いコミュニケーション能力を発揮して何人もの生徒と接してきた場合は、コミュニケーション能力が発揮されたことを証明するエピソードはたくさんあるはずです。

塾講師の場合は、授業に出るたびにその強みが活きているといえるため、まずはエピソードの厳選が欠かせません。

自分の強みを魅力的に伝えるせっかくのチャンスなので、チャンスを無駄にしないためには、複数の洗い出したエピソードの中から企業に合うものを選びましょう。

Point

企業が求める人物像や働き方、職場の雰囲気などに則して、より魅力を感じてもらいやすいエピソードで自己PRを作成することが大事です。

具体的なエピソードを述べる

自己PRで塾講師の経験をアピールする場合は、エピソードを具体的に伝えることが必要不可欠です。

課題・問題解決のための行動・成果に分けて情報を整理し、順を追って具体的にアピールすることが重要といえます。

まず、課題は何が問題だったのか、どのようなトラブルが起きたのかなどを伝える必要があります。

問題解決のための行動・施策については、状況を打開するために行った努力や工夫の内容を伝えましょう。

また、なぜその行動・施策が問題解決において効果的だと感じたのか、自分の思いや狙いを伝えることもおすすめです。

そして、結果として課題はどうなったのか、目標を達成できたのかはわかりやすく伝える必要があります。

注意

塾講師経験のエピソードに具体性がなければ、採用担当者の記憶に残りにくくなるだけでなく、信憑性を疑われる原因にもなりかねません。

伝えたいポイントを絞る

自己PRで塾講師の経験を述べる場合は、伝えたいポイントをしっかり絞る必要があります。

伝えたいポイントが絞り込めていないと、全体的に一貫性のなさが目立ってしまい、良いアピールにつながりません。

強みやエピソードは基本的に一つに絞り、不必要に複数の強みやエピソードを述べることは避けましょう。

塾講師のアルバイトに積極的に取り組んできた人は、確かに、培ったスキルやそのスキルが発揮されたエピソードも多いでしょう。

しかしすべてをアピールしようとすると、情報過多で内容が伝わりにくくなるのは明らかなので、くれぐれも注意しましょう。

注意

伝えたいことが絞り込まれていないと、内容がわかりにくくなる。

具体的な数字を用いて説明する

自己PRで塾講師の経験を述べる際は、具体的な数字を用いて説明することをぜひ心がけてみてください。

特に成果をアピールする際は、数字を使って定量的に説明したほうが、信憑性が上がります。

主観的でなく客観的に評価を得ていることがわかるため、採用担当者もその強みを評価しやすくなることがポイントです。

数字を使ったアピールは、たとえば「20%向上した」「点数が30点上がった」などのパターンが挙げられます。

数字を用いた具体性のある自己PRは、ほかの就活生との差別化にもつながるため、積極的に実践すべきといえます。

Point

塾講師のアルバイトは、経験自体は珍しいものではない。ほかの就活生とかぶりやすいことを想定し少しでも具体的なアピールを意識する。

入社後のビジョンはできるだけ詳細に伝える

自己PRで塾講師の経験をアピールする場合は、入社後のビジョンをできるだけ細かく伝えることが重要です。

なぜなら、入社後のビジョンが詳細化されていればいるほど、採用担当者が活躍のかたちをイメージしやすくなるからです。

結果、活躍を期待しやすくなり、プラス評価の可能性が高まります。

また、企業の業務内容や求められるスキルなどに基づいて明確なビジョンを伝えれば、企業に対する理解度の高さを示せる場合があります。

企業研究を熱心に行ったうえでビジョンを設定していることがわかるため、採用担当者は、その熱意や入社意欲を高く評価するでしょう。

Point

志望企業・職種にどのような人柄やスキルが求められているのかチェックしたうえで、具体的なビジョンを述べる。

ハキハキと話す

塾講師の経験を自己PRでアピールする場合は、ハキハキと話すことで、総合的な印象を良くすることも大事です。

自信がなさそうにボソボソと塾講師の経験を話すのでは、「本当に塾講師の経験があるのか」と思われてしまう原因になります。

塾講師の経験があるとアピールする以上、面接官とのスムーズなコミュニケーションは大前提として実現する必要があります。

その場のコミュニケーションで、自分の強みをしっかりと証明する必要があるのです。

要点をわかりやすく伝えるのはもちろんのこと、ハキハキと喋ること、ちょうど良いボリュームの声量を意識することは忘れないようにしましょう。

Point

塾講師の経験があっても、就活だからこそ緊張しそうで不安な場合は、何度も模擬面接で練習を重ねることが大切。

【自己PR:塾講師】塾講師経験をアピールする際の注意点

次に、塾講師の経験を自己PRでアピールするときの注意点を整理していきましょう。

どのような内容のアピールでも、重要なポイントが抜けていたり伝え方が間違っていたりすると、自分の強みは伝わりません。

塾講師の経験を自己PRでアピールする際は、以下3つのポイントに注意してください。

注意点
  • 伝わりにくい表現を使わない
  • 個人の成果だけを伝えない
  • 業務内容だけを伝えない

特に、伝わりにくい表現や業務内容を伝えるのみのアピールには注意が必要です。

せっかくのアピールを台無しにしないためにも、注意点はそれぞれ詳しく見ておきましょう。

伝わりにくい表現を使わない

塾講師の経験を自己PRで説明する際は、伝わりにくい表現に注意してください。

初めて話を聞く人でもわかる一般的な表現・言葉を使っていないと、せっかくのアピールは採用担当者に届きません。

たとえば、受験や学問、塾内での専門用語などを使用すると、何の話なのかが伝わりにくくなります。

結論→エピソードの流れで要点をわかりやすく伝えていても、表現や言葉の一つひとつが理解しにくいのでは意味がありません。

伝わりにくい表現が多い場合は、簡単で理解しやすい表現に言い換えましょう。

不必要に専門的な言葉を多用すると、経験・知識をひけらかしているように聞こえたり、配慮が足りないと思われたりする恐れもあります。

ただし、簡単な言葉すらも言い換えてしまうと、かえって失礼にあたる場合もあるため注意が必要です。

完成した自己PRは周りの人にチェックしてもらい、どの表現を見直すべきかアドバイスをもらうと良いでしょう。

Point
  • 伝わりにくい表現は言い換える
  • 完成した自己PRは添削してもらう

個人の成果だけを伝えない

自己PRでは、個人の成果だけを伝えないことが重要です。

個人で残した成果だけをアピールすると、再現性が伝わりにくいため注意しましょう。

成果だけでなくそこから何を学んだのか、今後どう活かすつもりなのかまでをアピールしましょう。

厳密にいうと、個人の成果を伝えることはアピールではなく、シンプルに事実を伝えているのみにとどまります。

企業としては、その頑張りや強みそのものは評価するものの、再現性がわかりにくいからこそ魅力を感じにくいのが本音です。

しかしそこに「入社後はこの強みを活かして〇〇したい」などのアピールが加われば、企業は強みの再現性を理解できるため、評価しやすくなります。

自己PRは個人の成果だけで終わらせず、必ず再現性を伝えるためのアピールも述べるようにしましょう。

Point

成果につながった過程をアピールし再現性を伝える

業務内容だけを伝えない

自己PRで塾講師の経験をアピールしたいときは、塾講師の業務内容を伝えるのみにならないように気をつけてください。

たとえば、業務内容を理解してもらうために説明の尺を取り過ぎると、結果として業務内容を伝えるだけの内容になってしまいます。

業務内容を伝えるだけでは、強みに説得力がなく、再現性も感じられません。

そのため、説明は最低限に抑え、全体を通して端的に内容を伝えられるように意識しましょう。

ほかには、専門用語の説明などもできる限り省きたいところです。

必ず強み→エピソード→入社後の強みの活かし方の構成を意識し、要点をわかりやすく伝えることが重要です。

なお、業務内容や専門用語の説明を入れると、ESなどで文字数が決められている自己PRは文字数をオーバーする原因になります。

指定文字数内に自己PRが収まらないときは、不必要な情報を入れてしまっている可能性が考えられるため、よく見直してみてください。

Point
  • エピソードはあなたの強みをメインに話す
  • 専門用語は使用しない

【自己PR:塾講師】塾講師アルバイトの自己PR例文

ここからは、塾講師のアルバイトの自己PR例文を紹介していきます。

自己PRの具体的な書き方がわからないときは、例文から学ぶことも重要です。

例文をチェックすれば、実際にどのような言葉・表現を使えば良いのかがわかりやすくなります。

なお、今回紹介する塾講師のアルバイトの自己PR例文は、以下をテーマとしています。

例文テーマ
  • 成績向上
  • モチベーション管理
  • 授業運営
  • 相手と向き合う力
  • コミュニケーション力

自分の経験に当てはまるもの、あるいは近いものがあれば、積極的に参考にしてみてください。

例文1:成績向上

私の強みは、問題解決能力です。

塾講師のアルバイトでは、生徒の数学の成績がなかなか向上しないことが課題でした。

特に計算ミスが多い生徒に対しては、単に指摘するだけでなく、なぜミスが起こるのか原因を探りました。

原因を確かめた結果、基本的な計算ルールの理解不足が問題であるとわかったため、生徒ごとに復習用のプリントを作成し、一緒に解いていく方法を提案しました。

結果、生徒の計算力は向上し、習熟度チェックのテストでは、全員が以前よりも10点以上の成績向上を達成しました。

貴社に入社した際も問題と真摯に向き合い、その原因を突き止め解決につなげる力を活かして業務を進めていきたいと考えます。

例文では、成績向上に貢献したエピソードを述べているため、強みを問題解決能力としてアピールしています。

問題解決能力を発揮してきたのなら、どのような問題があったのか、そして原因は何だったのか、実践した対処法は何なのかが重要なポイントになります。

これらの情報が抜けていると、エピソードの具体性が落ちてしまい、全体的に抽象的で浅いアピールになります。

なお、成果を伝える際は、例文のように「10点以上の成績向上」などの数字を使った表現を積極的に心がけましょう。

例文2:モチベーション管理

私の強みは傾聴力です。

塾講師のアルバイトを経験した際は、生徒が学習意欲を保てず、成績が伸び悩むという課題に直面しました。

特に、一部の生徒は学習内容が理解できないことへの不安や、目標の設定の仕方に悩みを感じている様子でした。

そこで私は、授業前後に生徒一人ひとりの話を丁寧に聞き、どのような悩みがあるのかを引き出すことを心がけました。

話してもらった悩みの内容を踏まえて励ましや具体的な予習復習方法の提案を行った結果、生徒はモチベーションを高く保てるようになり、結果として全員の成績が向上しました。

入社後は、顧客の声をしっかりとヒアリングする姿勢を活かし、課題の本質を見極めたうえで、カスタマーサポートとしてお客様を助けたいと考えます。

例文では、モチベーション管理のためにどのようなことを実践したのか、何が問題だったのかを具体的に伝えています。

たとえば「生徒一人ひとりの話を聞いた」だけではまだ抽象さが目立つため、その行動を起こしたことで最終的にどのような施策につなげたのかが重要です。

アドバイスの内容やそれらを実践するときの自分の姿勢などは、できる限り詳しく述べると良いでしょう。

そのうえで、入社後の強みの活かし方については、業務内容や志望する職種を踏まえて具体的にアピールすることが大切です。

例文3:授業運営

私の強みは、責任感の強さです。

塾講師のアルバイトでは、授業内容の進捗状況が講師間で共有されておらず、生徒ごとに指導内容にばらつきがあるという課題がありました。

現状を放置すると生徒の学習効果が十分に発揮されないと考えたため、私は、授業後に指導内容と進捗を簡単な記録として共有する仕組みを提案しました。

この提案によって、講師間で連携性が高まり、授業運営が円滑に進むようになったため、生徒は授業に集中しやすくなりました。

塾長からも、連携性を高めるための工夫は評価していただきました。

貴社においても、この責任感の強さを常に発揮し、より良い業務環境を求めるために必要なことは積極的に実践したいと考えます。

授業運営に関するエピソードを述べる場合は、どのような施策によって授業運営の円滑化、課題解決などに貢献してきたのかをアピールすることが大切です。

また、施策を伝えるだけではわかりにくい可能性があるため、直面した課題の内容やそのときの状況を説明することも必要です。

例文のように、課題解決に取り組もうとした際の自分の考えを盛り込むことも、良い差別化のポイントになるでしょう。

なお、数値化できない成果については、上記のとおり自分以外の人からの評価・感想などの情報を入れると客観性が高まり効果的です。

例文4:相手と向き合う力

私の強みは、相手と向き合い、一人ひとりに最適な方法を見つける力です。

塾講師のアルバイトでは、生徒の学習方法にばらつきがあり、成績が伸び悩んでいたことがありました。

英語の学習では「書いて覚える」ことを好む生徒と、「聞いて覚える」ほうが得意な生徒が混在していました。

そこで私は、生徒一人ひとりと深く話し合い、理解度や性格を踏まえた課題・授業方法を取り入れました。

結果、各自がそれぞれに合ったペースで学習に取り組めるようになったため、全員の成績が以前より10点ほど向上しました。

入社後も相手と向き合う力を積極的に発揮し、お客様やチームの要望を明確に把握しながら、状況に最適な提案を実践したいと考えます。

塾講師のアルバイト経験を自己PRでアピールする際に、相手と向き合う力を強みにする場合は、どのような工夫・努力のもと相手と向き合ってきたのかエピソードで示す必要があります。

単純に「生徒と向き合ったことで課題が解決した」と説明するのみでは、当然ですが、本当に強みが発揮されたのかがわかりません。

採用担当者が評価しやすい自己PRを作成するためにも、エピソードの中で伝える情報一つひとつには、とにかく具体性を持たせるようにしましょう。

例文5:コミュニケーション力

私の強みは、相手にわかりやすく要点を伝えることができるコミュニケーション能力です。

大学時代の塾講師のアルバイトでは、特に難易度の高い単元に直面した生徒が理解に苦しみ、学習意欲を失いかけていました。

そこで私は、まずは生徒がどこでつまずいているのかを知るために、状況のヒアリングを徹底しました。

そのうえで図解や具体例を使いながら複雑な内容を簡潔に分解し、一緒に考えながら、できる限り簡単な言葉を使うことで説明の仕方を工夫しました。

結果、生徒の理解度は向上し、難しかった単元を克服することができました。

貴社に入社した際もコミュニケーション能力を活かし、必要な情報をわかりやすく伝えることで社内外の方々と信頼関係を構築したうえで、業務を円滑に進めていきたいと考えます。

コミュニケーション能力は多くの就活生が強みとして活用しているため、自己PRの内容が薄いと、ほかの就活生との間で埋もれてしまう原因になります。

そのため「相手にわかりやすく要点を伝えるコミュニケーション能力」と、最初からある程度具体化して強みを伝えたり、詳しいエピソードで差別化したりすることが重要です。

コミュニケーション能力という強みはやや抽象的な印象もある強みなので、エピソードを説明する際は、具体的にどのようなことを心がけてきたのかしっかりアピールしましょう。

【自己PR:塾講師】塾講師経験を適切にアピールして選考を突破しよう

自己PRで塾講師の経験をアピールする際は、前もって自己PRの評価基準や企業の狙いを理解したうえで、具体的な強み・エピソードを明確にしていく必要があります。

塾講師の経験がある学生は、コミュニケーション能力や問題解決能力、責任感などさまざまな強みをアピールできる可能性があります。

いずれの強みも、社会に出れば多くの場面で重要視される強みなので、具体的でわかりやすいアピールを心がけることが内定獲得につなげるポイントといえます。

必要に応じて例文も参考にしつつ、自己PRで塾講師の経験をアピールし、発揮してきた強みやスキルを効果的に伝えていきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます