【自己PR】500字指定のエピソード例文を紹介!まとめるポイントと構成も徹底解説

【自己PR】500字指定のエピソード例文を紹介!まとめるポイントと構成も徹底解説

500字指定の自己PRを作成する際は、具体的な書き方のポイントを事前に押さえておく必要があります。

自己PRの指定文字数として、500字はやや多いといえるため、より情報を詳細化してわかりやすくアピールすることが求められます。

きれいに500字にまとめてアピールすれば、より具体的に自分の魅力を伝えられるため、採用担当者からは高評価を獲得できるでしょう。

そこで今回は、500字の自己PRを書くときのポイントや適切な構成を紹介していきます。

「自己PRを500字にまとめる方法がわからない」「500字に満たないときはどうすれば良い?」と困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次目次を全て表示する

【500字の自己PR】自己PRが500字指定される理由

500字の自己PRを書く際は、一般的な文字数と比べて多いからこそ、なぜ指定文字数が500字なのか気になる人も多いでしょう。

企業が自己PRの文字数を500字に指定する理由は、主に、論理的思考力と表現力を評価するためです。

500字という長めの自己PRをきれいにまとめるためには、「なぜ」「どうして」というポイントを丁寧に考え、論理的でわかりやすい文章を作成する必要があります。

そのうえで「長くて読みにくい」と感じさせない表現力も必要になるため、500字の自己PRは、論理的思考力と表現力をチェックするうえで効率が良いといえます。

【500字の自己PR】500字以内でまとめるポイント

ここからは、まず、500字の自己PRをすっきり指定文字数内にまとめるポイントを紹介していきます。

500字に対して短すぎたり長すぎたりしないためには、以下のとおり5つのポイントを意識してみましょう。

Point
  • 最初に強みや長所を伝える
  • アピールポイントは1つに絞る
  • 1文が長くなりすぎないよう簡潔にする
  • 多めに書いてから後から削る
  • インパクトがあるエピソードを用いる

以上の点を積極的に心がけて500字の自己PRを作成すれば、一つひとつの要点がわかりやすくなり、採用担当者に刺さるアピール文章が書けるでしょう。

500字以内にきれいにまとめられない…と悩んでいるときは、それぞれのポイントをぜひ実践してみてください。

では、一つひとつの重要な点を解説していきます。

最初に強みや長所を伝える

500字の自己PRをわかりやすく、魅力的に伝えるためには、最初に強み・長所を伝えるようにしましょう。

自己PRにおいて強み・長所は、最も強調して伝えるべき結論であり、論理的にわかりやすく物事を伝えるうえでは「結論ファースト」が基本だからです。

最も伝えたいことである結論を最初に述べれば、「何を伝えたい話なのか」というテーマ・要旨がわかるため、採用担当者も全体を把握しやすくなります。

500字の自己PRは、傾向としてエピソードが長くなったり情報量が多くなったりするため、最初に結論をはっきりさせておけばより内容の把握がスムーズになります。

もし最初に結論に触れずに、詳しいエピソードからダラダラと話を始めてしまうと、「結局のところ何をアピールしたいのか」という疑問を持たれる要因になるでしょう。

最初にテーマをはっきりさせて一つひとつの情報を理解しやすくするためにも、500字の自己PRを書くときは、必ず結論ファーストを心がけましょう。

アピールポイントは1つに絞る

500字の自己PRでは、アピールポイントは、しっかりと1つに絞ることが肝心です。

自己PRの中で複数のアピールポイントに触れると、話の要点がまとまらず、総合的にわかりにくい印象になるからです。

一つひとつのアピールポイントの印象・詳細も薄くなってしまい、結果として何のインパクトも残らない内容になります。

500字の自己PRは、300字ほどの自己PRと比べると長いため、確かに「複数のアピールポイントを書いたほうが良いかも」と思ってしまうこともあります。

しかし、お伝えしたとおり要点がわかりにくくなる原因になるため、文字数が余ったとしても複数の強み・長所を述べることはNGです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

文字数に余裕があるときは複数のアピールポイントに触れるのではなく、エピソードなどの裏付け部分をより詳細化し、説得力を持たせることに重きを置きましょう。

1文が長くなりすぎないよう簡潔にする

500字の自己PRを書くときは、1文が長くなりすぎないように注意して書く必要があります。

1文1文が長すぎると、文章の主語述語を把握しにくくなったり情報量がそもそも多くなったりするせいで、わかりにくさが増す場合が多いです。

500字で書こうとすると、全体的にボリュームがあるからこそ、1文が長くなってしまうことが多くなるため注意しましょう。

それぞれの文章は必要以上に長くせずに、簡潔に表現することを心がけてください。

文章が長すぎるときは、冗長表現が多かったり、複数の情報をまとめてしまったりしている場合があります。

そのため、完成した自己PRを見直すときは、1文ごとの文字数や簡潔さにも目を向けましょう。

なお、1文ごとの文字数は、多くても60字程度が望ましいです。

多めに書いてから後から削る

500字の自己PRを作成する際は、多めに書いたうえであとから削る方法を取りましょう。

短めの文章に対して必要な文章を追加していくよりも、多めに書いてから不要な箇所を削っていくほうが、全体的にアピール文章がすっきりまとまるからです。

不必要な情報や表現をなくしながら自己PRを500字以内に収めるアプローチなので、最終的には、本当に必要な情報のみできれいにまとまるということです。

そのため、まずは550字~600字くらいを目安として、自己PRをより具体的に書いてみましょう。

完成後は、以下のような箇所を中心に文字数を削ると良いでしょう。

添削で意識すべき削れる部分
  • 同じような内容を繰り返している部分
  • 触れなくても十分に内容が伝わる部分・表現
  • 短く簡潔に言い換えられる表現

上記の点を意識的に削れば、自己PRは500字以内にまとめやすくなります。

反対に、足りない文字数を追加の文章で補おうとすると、冗長表現が増える原因になるため注意しましょう。

インパクトがあるエピソードを用いる

500字の自己PRを書くときは、インパクトがあるエピソードをぜひ活用しましょう。

自己PRでアピールする強みや長所は、ほかの就活生と被らずに伝えることが難しい箇所といえます。

そのため、ほかの就活生との差別化を実践するのであれば、エピソード自体にインパクトを持たせることが効果的です。

強みを活かしたエピソードの中でも、ほかの人とはなかなか被らない貴重な体験をしてきている人は、ぜひそのエピソードを取り上げましょう。

エピソード自体がそこまで貴重なものでないときは、インパクトを持たせるうえでは、とにかく具体性を高めることが大切です。

どのような状況で何をしたのか、そのとき自分は何を思ったのか、なぜそうしようと思ったのか…などの詳細を丁寧に伝えましょう。

自己PRのエピソードで採用担当者にインパクトを与えられれば、多数いる就活生の中で埋もれることなく、自分の強みを効果的に伝えられます。

【500字の自己PR】500字以内で自己PRを書く時の注意点

500字以内で自己PRを書くときは、指定文字数の中に収めることとあわせて、さまざまな点に注意する必要があります。

事前に注意点を押さえておけば、より魅力的でわかりやすい自己PRを書くことにもつながり、要点を伝えるうえでの失敗もなくなるでしょう。

500字の自己PRを書くうえで注意したいポイントは、以下の3つがあります。

注意点
  • 企業が求めている人物像を意識して書く
  • 最も伝えたい内容が伝わる文章か確認する
  • ありきたりは強みにしない

いずれも重要な注意点といえるため、500字の自己PRを書く際は、しっかりとチェックしておきましょう。

では、注意点の詳細を一つひとつ整理していきます。

企業が求めている人物像を意識して書く

500字の自己PRを書く場合は、事前に、企業が求める人物像を把握することが大事です。

そのうえで、その人物像にマッチするアピールができるように心がけ、企業に刺さる自己PRで自分の魅力を伝えましょう。

企業には、それぞれ求める人物像があり、それは企業理念・社風・事業内容などさまざまな要素から決まるものです。

求める人物像にマッチする人材を採用すれば、企業は成長を遂げやすくなり、社員も快適に働けるでしょう。

ミスマッチによる早期離職も起こらなくなるため、無駄な採用・教育コストを割くこともなくなります。

そのため、企業にとって求める人物像に合う人材を見つけることは、重要なポイントといえます。

自己PRを作成する際は、必ず前もって企業研究を行い、企業が求める人物像を把握することが大事です。

求める人物像を把握したうえで、自己PRでは、企業が魅力を感じやすいアピールポイントを掲げましょう。

最も伝えたい内容が伝わる文章か確認する

500字の自己PRを書いたあとは、最も伝えたい内容が伝わる文章か、十分に確認する必要があります。

500字以内に収まるように全体の文字数や情報量を調整した結果、アピールポイントである自分の強みの部分が消えていては、元も子もないからです。

アピールとして成り立たなくなってしまい、採用担当者には一切響かなくなることで、低評価を受ける原因になります。

500字以内に収める場合は、いったん少し多めの文字数で書いて削ることが望ましいですが、その際は必要な箇所まで削ってしまわないように注意しましょう。

文字数を増やしすぎた場合は大幅に削る必要があるため、人によっては、本来必要な情報まで大胆に削ってしまうことがあります。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

自己PRは、自分の強みをアピールし、企業に採用のメリットを示すことが目的です。

文字数を調整する際は、そういった本来の目的からぶれないように注意しましょう。

ありきたりは強みにしない

500字で自己PRを書くときは、ありきたりな強みを避けることも積極的に意識しましょう。

ありきたりな強みはほかの就活生を被りやすく、差別化しにくいことから、採用担当者の印象に残らない可能性があるからです。

せっかく500字以内にすっきりとアピール内容をまとめても、全体的に「平凡さ」が目立つ内容では、採用担当者から高評価を獲得できません。

自己PRを書く際は自己分析をじっくり行い、自分ならどのような強みをアピールできるか、十分に考えてみましょう。

安易に決めたアピールポイントは、平凡で個性が感じられないことが多いため、埋もれやすくなります。

また、よくある強み・長所をアピールポイントにしたい場合は、言い換えて表現することも検討してみてください。

効果的に言い換えれば、ありきたりな強みも魅力的で印象に残りやすくなる場合があります。

自己PRで使える長所一覧については、以下をぜひチェックしておきましょう。

【500字の自己PR】500字以内でまとめるための構成

ここからは、500字以内にまとめるための自己PRの構成を紹介していきます。

事前に構成をチェックし頭に入れておけば、構成に沿って自己PRを組み立てていけるため、字数制限があっても文章は作成しやすくなります。

500字以内でまとめるための構成は、具体的には、以下の6ステップです。

  • 1

    強み
    「私の強みは〜です」
  • 2

    エピソードの概要
    「〜という経験で活かされました」
  • 3

    課題
    「〜という問題がありました」
  • 4

    行動
    「〜をしました」
  • 5

    結果
    「その結果〜になりました」
  • 6

    就職後どう活かすか
    「入社後は〜します」

上記の流れを把握しておけば、基本的には、その流れに沿って書くだけで自己PRの要点がわかりやすくまとまります。

特に初めて自己PRを書くときは、構成をしっかりチェックしておきましょう。

では、6つのステップの詳細を一つひとつ見ていきます。

1. 強み「私の強みは〜です」

自己PRを書く際は、まず、結論として強みは何かを明確に伝える必要があります。

採用担当者に興味を持ってもらううえでは、自己PRは、つかみが重要です。

最初に自分の強みや長所、能力、経験などをはっきり伝えれば、要点が明確になることで、インパクトを持たせられます。

特に500字の自己PRは、このあとの文字数と情報量が多いため、きれいにまとまっていないと要点がわからなくなりがちです。

途中で採用担当者に「何を伝えたいのかわからない」と思われては、せっかくのアピールが台無しになるため、伝えたいことのテーマは明確にしましょう。

先に「強みが〇〇である」というポイントがわかっていれば、その後のエピソードを説明するフェーズで情報量が増えても、内容をスムーズに把握できます。

就活のアピール文章は、自己PRだけでなく志望動機や長所短所、ガクチカなどでも、結論を最初に持ってくることは共通しています。

選考対策の基礎として、ぜひ覚えておきましょう。

2. エピソードの概要「〜という経験で活かされました」

自己PRでは、結論である強みをはっきり述べたあとに、続いてエピソードの概要を伝えていきます。

結論のあとにそのままエピソードの詳細に入っても問題はありませんが、先に概要を述べておいたほうが、採用担当者はスムーズに内容を理解できるようになります。

ただでさえ500字の自己PRは、通常よりも情報量のボリュームがあり、一つひとつを細かく記載していることが特徴です。

そのため、エピソードの詳細を述べる前に概要を伝えたほうが、自己PRのわかりやすさを高めるうえで得策といえます。

わかりやすい成果がある場合は、この概要を伝える段階で「何をしたエピソードか」という点を明らかにしておけば、採用担当者の興味を引きやすくなるでしょう。

どのような経験で強みを発揮してきたのか、簡潔にまとめて伝えてください。

3. 課題「〜という問題がありました」

自己PRでは、エピソードの概要を伝えたあとに、いよいよ詳細を伝えていく流れになります。

就活の自己PRの場合、エピソードの中身は、以下のように組み立てることが一般的です。

自己PRのエピソードの流れ
  • 課題
  • 行動(施策)
  • 結果

そのため、まずはどのような課題に直面したのかを明確に示しましょう。

課題について触れていなければ、ただ〇〇の場で強みを発揮したと伝えるだけの自己PRになるため、課題を解決してきたという実績をもっての強みの裏付けができません。

なお、課題を述べる際は、期間・回数・人数・場所など具体性を高められる情報は積極的に盛り込んでみてください。

具体性を高めたほうが信憑性が上がり、しっかり問題意識を持って課題と向き合ってきたことがわかります。

深みのあるエピソードで自分の強みをアピールするためにも、課題の内容は細かく伝えるようにしましょう。

また、自分ならではの視点・価値観などを加えて差別化を測るなら、課題に対する自分の考えや心情を述べることも大事です。

4. 行動「〜をしました」

自己PRでは、どのような課題があったのか伝えたうえで、自分が起こした行動を次に述べる必要があります。

行動とは、その課題・トラブル・困難を乗り越えるために、自分なりに取った行動のことです。

重要なのは、その行動にアピールポイントである強みが発揮されているかという点です。

自己PRのエピソードは、強みの裏付けとして説明するものなので、強みを発揮して起こした行動を必ず述べるようにしてください。

また、ほかの就活生との差別化を図るためには、行動を取ったときのリアルな心情や自分だからこそ工夫できたポイントなどを伝えることが大事です。

500字という長めのボリュームで自己PRを伝えるからこそ、しっかりとエピソードの情景が伝わることを意識し、細かいポイントまで丁寧に説明してみましょう。

5. 結果「その結果〜になりました」

自己PRを述べる際は、エピソード内で課題→行動と来て、その結果を伝えることが必要です。

行動を取ったことでどのような結果をもたらすことができたのか、具体的に説明することが重要となります。

結果・成果について何も触れていないと、本当に強みを発揮して物事に取り組んできたのかがわからないため、エピソードを伝える際は必ず結果まで述べる必要があります。

文字数を削るために情報量を調整していると、課題と行動しか記載していない、結果のわからないエピソードを伝えてしまう場合があるため注意が必要です。

また、行動・施策の結果を伝えるときは、可能な限り定量的に表現することを心がけましょう。

数字を使って具体的に示したほうが、結果の程度や、自分の頑張りの詳細が伝わるからです。

6. 就職後どう活かすか「入社後は〜します」

自己PRを伝える際は、結果まで含めてエピソードの詳細を伝えたあとに、入社後の展望・強みの活かし方を述べることが大切です。

業務のどのような部分で活かすのか具体的に書けば、採用担当者は、どのようなシーンでどのように活躍してくれるのかイメージしやすくなります。

結果、採用を判断しやすくなるため、印象にも残りやすくなるでしょう。

企業理念や働き方、求められるスキルに対する理解の深さもアピールできるため、入社意欲の高さが伝わるポイントにもなります。

企業は入社意欲が高く、活躍のイメージが持てる人を積極的に採用したいと考えています。

そのため、最終的に自己PRで企業に魅力を感じてもらうには、事前に企業研究を重ねたうえで企業のニーズを把握することが大事です。

【500字の自己PR】500字以内の自己PR例文

ここからは、500字の自己PRの例文をチェックしていきましょう。

例文を参考にすることは、具体的な文章の流れや表現方法などを学ぶうえで大きく役立ちます。

紹介する例文は、以下8つの強みをそれぞれピックアップしています。

例文で使用した強み
  1. 穏やかな性格
  2. 聞き上手
  3. 共感力
  4. やり遂げる力
  5. 状況判断力
  6. 時間管理能力
  7. 目標達成力
  8. 縁の下の力持ち

これらは自己PRの強みとしてよく取り上げられる強みなので、実際にアピールしようと考えている人も多いでしょう。

どのようなアピールの例があるのかを押さえ、自分なりに500字の自己PRを作成する際に活用してみてください。

穏やかな性格のアピール例文

私の強みは、穏やかな性格で、多くの状況において冷静に対処できる点です。

先日参加した短期インターンでは、グループワークを通じてマーケティング戦略を考え、その中で起こった意見の衝突を穏やかな言葉で抑えてきました。

グループワークでは、AI時代のWebマーケティング戦略について5人ほどのグループで戦略を決めましたが、皆の意見が異なることが課題でした。

途中で意見の衝突が起きてしまったため、私は「否定し合わずに意見を尊重することを大事にしよう」と提案しました。

皆が良い意見を持っているからこそ、意見を尊重し合う空気づくりをすれば、最終的に良いアイデアの創出につながるのではないかと考えたからです。

その後も衝突が起きそうなタイミングで、空気の緩和につながる言葉をかけてきたため、最終的にはグループワークは滞りなく進み、うまく折衷案をまとめることができました。

担当の社員の方からは、異なる意見が乱立する中で冷静に対処したことが素晴らしいと評価をいただきました。

御社に入社した際も、穏やかな性格を活かして従業員同士の緩衝材になることで、職場のトラブルを未然に防げる人材でありたいと考えています。

500字の自己PRをまとめるときは、それぞれのフェーズをより詳しく述べることが重要です。

課題の内容、自分なりに有効だと考えた施策の内容、その結果などを具体的にまとめると、状況をイメージしやすくなります。

また、上記の例文では、施策についての心情や自分なりの考えについても触れています。

そういった自分なりの考えも差別化につながる重要なポイントなので、500字の自己PRを書くときは、積極的に詳細情報として盛り込みましょう。

なお、穏やかな性格をアピールする自己PRについては、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

聞き上手のアピール例文

私の強みは、聞き上手である長所を活かして、相手の伝えたいことを引き出せることです。

聞き上手であることが強みだと実感したのは、大学時代に携わった家電量販店のアルバイトです。

アルバイト先では、お客様の要望・悩みのお話に真摯に寄り添うことで、適切な案内につなげてきました。

アルバイト先の家電量販店は、店舗自体が広く品数も豊富にあったため、お客様からは以前より「たくさんありすぎて商品を選びにくい」とのお声をいただいていました。

そこで私は、一人ひとりのお客様の要望を細かくヒアリングすることを徹底してきました。

また、漠然としたイメージしかないお客様には、自分なりに要望を絞り込むためのチェックリストを作り、質問することで要望・悩みを引き出してきました。

結果、「積極的に話を聞いてくれたので、良い商品に出会えた」とのお声をいただく機会が増え、店長からも顧客対応が丁寧だと褒めてもらいました。

貴社に入社した際は、お客様に対して積極的に要望をヒアリングすることを心がけ、複数あるサービスの中から最適なものを提案することで、顧客満足度向上に貢献したいと考えます。

500字の自己PRを書く際は、一つひとつの情報がわかりにくくならないようにするためにも、適切な構成・流れを意識しましょう。

結論として最初に強みを述べ、エピソードの概要を伝えたあとにその内容を詳細化し、最後に入社後の強みの活かし方をアピールする流れが効果的です。

また、500字の自己PRは字数制限に届かないケースが多いため、主に行動の内容や入社後のアピールを詳しく伝えることがおすすめです。

実践した対策などは、可能な限り詳細を伝えることが、強みの説得力を上げるポイントになります。

聞き上手という強みにはさまざまなアピールのアプローチがあるため、自己PRで取り上げたい人は、ぜひこちらの記事もチェックしておきましょう。

共感力のアピール例文

私の強みは、相手の意見や価値観を率先して理解しようとする共感力です。

大学では現在、イベントサークルに所属しており、先日は企画におけるメンバーの不安や心配に対して積極的に寄り添ってきました。

サークルではボランティアイベントを企画運営しましたが、ボランティアサークルとの連携も必要になる初めてのイベントでした。

そのため、はじめは連絡の行き違いなどのトラブルも多く、本当にうまくいくのか不安を覚えるメンバーも少なくありませんでした。

そこで私は、悩んでいるメンバーの話を聞き、それぞれの悩みを否定せずに共感することを徹底しました。

悩みを否定せずに聞くこと、積極的に聞くことで悩みを言語化することが、不安を緩和させるうえで必要な対策になると考えたからです。

これにより、サークルのメンバーからは「悩みを言語化できて良かった」と感謝の言葉をもらう機会が増え、イベントの滞りなく終了を迎えられました。

入社後も、共感力を大事にしながら一人ひとりのお客様の声に耳を傾け、積極的に信頼していただけるスタッフを目指したいと考えます。

500字の自己PRを作成するときは、課題や行動の内容を詳細化し、具体性を高めることが重要なポイントです。

上記の例文の場合、どのような課題があったのかを順を追って説明しているため、なぜ課題なのかという点も含めて把握しやすいことがポイントです。

さらに、自分が強みを活かして行動したことについても、なぜその行動が大事だと感じたのかも含めて伝えています。

しかしながら、具体性を高めると情報量が多くなってわかりにくくなるパターンもあるため、完成後は簡潔に表現できているか見直すことも重要です。

また、共感力をアピールする自己PRについては、以下の記事も参考にしてみてください。

やり遂げる力のアピール例文

私の強みは、困難な状況に陥ったときも、諦めずに最後までやり遂げる力を持っていることです。

このやり遂げる力は特に、先日参加した学園祭実行委員会の活動で発揮してきました。

学園祭実行委員会では、私は装飾の準備を担当していましたが、準備を進める中で備品の発注ミスがあったことが発覚しました。

これにより、通常通り準備を進めたのでは間に合わないことがわかり、委員会では別の装飾に変更することを考えていました。

しかし私は、せっかく皆で決めたプランを変更したくない思いもあったため、スケジュールを組み直すことでぎりぎり当日までに間に合うプランを立て、実行に移しました。

やり遂げたあとの達成感を楽しみに、一つひとつの作業に集中して効率を高める意識も持ちました。

これにより準備は滞りなく進んだため、ぎりぎりだったはずのプランでしたが、最終的には予備日を3日も残して準備は完了しました。

入社後も最後まで諦めない姿勢を持ったうえで物事に真摯に取り組み、仕事をやり遂げた成功体験を自信につなげることで、成長を早めていきたいと考えます。

やり遂げる力をアピールする自己PRは、500字というボリュームだからこそ、どのように物事をやり遂げてきたのか明確に示す必要があります。

「ただがむしゃらにやったら出来た」という内容では、あいまいすぎて強みに説得力がなく、困難な状況であったことも伝わりません。

「やり遂げる力」という強みの性質上、シンプルな根性論になってしまうケースは多いため注意が必要です。

重要なのは、やり遂げるためにどのような努力・工夫をしたのかを具体的に伝えることです。

また、成果については、上記のような「3日も早く終わった」などの定量的な表現が望ましいでしょう。

やり遂げる力をアピールする自己PRの書き方については、次の記事も見てみてください。

状況判断力のアピール例文

私の強みは、複数ある物事の優先順位を考え、やるべきことを選択できる状況判断力です。

私は個人経営の飲食店でアルバイトをしており、これまでには状況判断力を活かし、都度必要なタスクを割り振ることで人手不足の問題を解消してきました。

アルバイト先は、もともとぎりぎりの人数で店を回していたため、欠勤者が出ると業務に支障が出てしまうことが課題でした。

先日も欠勤によりスタッフ不足の問題が発生したため、私は必要な業務をリストアップし、優先順位を迅速に判断しました。

そのうえでやるべきこととやらないことの取捨選択をし、限られた人数でも店を回せるように担当の割り振りを行いました。

お客様対応をしながら判断するのでは、効率が下がったり判断ミスが起きたりするため、欠勤がわかった時点で早めに判断を行うことも徹底しました。

結果、大きなトラブルは一切起こらずに、無事に仕事を回すことができました。

また、店長には「判断が早くて素晴らしい」と褒めていただきました。

入社後も、状況判断力を発揮してお客様一人ひとりに最適な対応を考え、臨機応変にサービスを提供できる店舗づくりに貢献したいと考えます。

状況判断力を自己PRでアピールする場合は、どのような場面だったのかを詳しく伝えることが肝心です。

困難や課題のある状況をリアルに伝えて信憑性を持たせるには、採用担当者がその状況をスムーズにイメージできるかをチェックポイントとして、情報量を充実させましょう。

そのうえで、どのようなかたちで状況判断を行ったのか、具体的な内容に触れていきましょう。

なお、自己PRで状況判断力をアピールする際は、書き方のポイントや注意点として下記の記事も見てみてください。

時間管理能力のアピール例文

私の強みは時間管理能力のため、複数のタスクを効率よくこなすために適切なスケジュールを立てることができます。

先日私はTOEICを受験しましたが、受験に至るまでは、勉強とアルバイトとゼミ活動を丁寧にこなしてきました。

私はかねてから英語力を活かせる仕事に就きたいと考えていたため、在学中にTOEIC800点以上を取ることが目標でした。

しかし、先日の受験の時期は、ちょうどアルバイトもゼミ活動も忙しいタイミングで、受験勉強に集中することが難しい状況でした。

そこで私は、大学の授業以外の時間も時間割を立てて行動し、TOEICの勉強時間を毎日確保する努力をしました。

結果、徹底されたスケジュールによりアルバイトもゼミ活動にも支障は出ず、TOEICでは800点以上を取ることに成功しました。

3つのことを両立することは確かに困難に思えましたが、毎回次の予定を確認しながら計画的に行動すれば頑張れるはずと考え、実現可能な計画を立てたことが功を奏しました。

入社後も時間管理能力を発揮し、計画的に行動することで効率よく成長し、迅速に現場で活躍できるようになりたいです。

時間管理能力をアピールする自己PRの文章では、スケジュールや時間を管理するうえで、どのような行動を取ってきたのか詳細を伝えましょう。

「時間割を立てて行動した」という具体的な施策の内容や、「次の予定を確認しながら計画的に行動すれば頑張れる」という自分自身の信念が、エピソードの掘り下げとして重要なポイントになります。

また、上記の例文では「TOEIC800点以上を狙いたい理由」にも触れており、自分のパーソナルな部分を伝えてアピールに深みを持たせるうえで効果的といえます。

時間管理能力の自己PRにおける伝え方や言い換え表現などは、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

目標達成力のアピール例文

私の強みは目標達成能力で、何事にも目標を立て、達成に向けて努力を続けることができます。

大学ラクロス部の活動では、目標達成能力を活かして積極的に新入部員の勧誘を行い、目標以上の勧誘に成功しました。

ラクロス部は人数が少なく廃部の危機に陥っていたため、部員全員で協力したうえで新入部員をよりたくさん増やすことが急務でした。

私は、目標達成のために定期的な勧誘イベントを実施したり、部員募集ポスターを掲示する場所も、よく考えたうえで人が通りやすい場所を選んだりしました。

さらに、勧誘の文言も書籍を参考にしながら考案し、アピールポイントを2つに絞って端的にわかりやすく勧誘することを意識しました。

結果、対策が功を奏し、達成率150%で新入部員勧誘に成功しました。

新入部員に「何が決め手となって入部したか」と聞いたところ、アピールポイントがわかりやすかったこと・勧誘イベントが楽しかったことを主に伝えてくれたため、私は自分自身の目標達成能力を実感するきっかけになりました。

入社後も目標達成の意識を常に持ち、営業獲得件数を達成するために必要な工夫を考え実践することで、ゆくゆくは営業成績No.1を目指したいです。

上記の目標達成能力を伝えるエピソードの中では、「達成率150%」と、数字を使って定量的に結果を示していることがポイントです。

このように数値化できる部分は数値化して詳細を述べれば、エピソードの当事者でない人も、状況を理解できるようになります。

また、入社後の強みの活かし方・将来のビジョンについても具体的に伝えているため、採用担当者からは熱意のあるアピールに感じられやすいでしょう。

入社後に強みをどう活かすか述べる際は、なりたい自分や憧れる働き方などに触れることが大切です。

目標達成能力の自己PRを書くときのポイント・おすすめの言い換え表現などは、以下の記事もチェックしてみましょう。

縁の下の力持ちのアピール例文

私の強みは、縁の下の力持ちとして、身の回りの人に的確なサポートができる点です。

大学ではバスケットボール部のマネージャーを務めており、遠征のタイミングでは、広い視野をもって行動することでそれぞれに必要なサポートを先読みしてきました。

所属するバスケットボール部は、精力的に活動し練習も一定の厳しさのもと行っていたため、マネージャーは常に忙しく、積極的に気を利かせて行動することが求められました。

そのため私は、常に視野を広げる意識を持ち、部員一人ひとりが「次にやること」を予測して行動することを徹底しました。

それぞれの「次にやること」がわかれば、先読みすることで、的確なサポートが可能になると考えていたためです。

また、部員一人ひとりの行動パターンを把握することでも、効率的なサポートにつなげました。

結果、遠征中は、忙しい中でもトラブルを0件に抑えることができました。

マネージャーリーダーからも迅速な行動を評価していただけたため、縁の下の力持ちであることが私の強みだと、実感するきっかけになりました。

入社後は営業事務として営業の方を支えることに責任を持ち、必要なサポートを先読みしながら行動したいと考えます。

縁の下の力持ちをアピールする自己PRでは、縁の下の力持ちとしての能力を発揮するために、何をしたのか具体的に述べる必要があります。

単純に「縁の下の力持ち」であることとエピソード内で起こったことを述べるだけでは、能力が発揮されている裏付けがないため、アピールになりません。

また、上記の例文は、「営業事務として~」と志望職種に関連させて強みの活かし方を伝えている点も大事なポイントになります。

自己PRの締めに再現性を持たせて企業に魅力を感じてもらうには、あらかじめ企業・職種について調べ、求められる働き方やスキルに合ったアピールをすることが必要です。

なお、縁の下の力持ちを自己PRでアピールポイントにする際は、以下の記事も参考にしてみましょう。

【500字の自己PR】字数制限に満たない時の対処法

500字の自己PRを作成する際は、字数制限に満たないときの対処法も整理しておきましょう。

一般的な自己PRの文字数と比べると、500字の自己PRはボリュームがあるせいで、字数制限に満たないことが出てくることがあります。

そのため、500字より大幅に短くなってしまうときは、以下2つの対処法を実践してみてください。

対処法
  • エピソードを詳しく掘り下げる
  • 入社後の展望を詳しくする

500字の自己PRで字数制限に満たない状況を解決するためには、適切な掘り下げがとにかく重要です。

では、それぞれどのようなポイントが重要なのか、詳細をチェックしていきましょう。

エピソードを詳しく掘り下げる

自己PRを書くにあたって、500字のエピソードの字数制限に満たないときは、エピソードを詳しく掘り下げるように意識しましょう。

具体的には、以下のようなポイントが重要です。

Point
  • エピソードの背景や状況を詳しく説明する
  • そのときの自分の心理・価値観に触れる
  • 自分の役割やほかの人の動きなども詳しく説明する
  • 結果に対する周りの人からの評価・意見にも触れる

このような掘り下げを実践してエピソードを具体化すれば、自分が実際に経験したこととして信憑性が出るため、より説得力のあるアピールになります。

可能な場合は、どの程度改善したのか、どの程度結果を出せたのかなどの定量的な掘り下げも実践しましょう。

また、周りの人からどのような評価を受けたのかなどの点にも、積極的に触れたいところです。

たとえば「褒められた」「感謝をもらった」といった評価を伝えられれば、説得力が高まることでインパクトを強められます。

入社後の展望を詳しくする

自己PRが500字に満たないときは、入社後の展望を詳しく説明することも欠かせない重要なポイントになります。

入社後に自分の強みをどう活かすのかを詳しく説明すれば、採用担当者は、どのように強みを発揮し、どのような場面で活躍してくれるのかスムーズにイメージできます。

そのようなイメージが、入社後の活躍に対する期待につながるため、最終的には内定獲得に至る可能性があります。

入社後の展望を具体的に伝えれば、文字数も増えるため、指定文字数に満たないときの見直しポイントの一つになるでしょう。

なお、入社後の展望を具体的に述べる場合は、あらかじめ企業のことをよく理解する必要があります。

どのようなスキルや働き方を求めているのかを知れば、入社後の展望を伝える際は、企業の求めることに合ったアピールができます。

【500字の自己PR】ポイントと構成をおさえて魅力的な自己PRを作成しよう

500字の自己PRを作成する際は、よくある文字数よりもやや多めのボリュームだからこそ、書くときのポイントをしっかり押さえておくことが大切です。

500字以内に自己PRをうまくまとめるためには、エピソードなどを詳細化し、ほかの就活生とかぶらないように差別化を意識する必要があります。

しかし、情報量が多くなりすぎてわかりにくくなるのでは本末転倒なので、簡潔に文章をまとめることや論理的でわかりやすい構成で伝えることは重要です。

500字の自己PRのポイントと構成をチェックし、より魅力的な自己PRで、自分の強みを伝えていきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます