【例文3選】ガクチカで柔道経験を活かそう!内定を勝ち取るガクチカの書き方やポイント

【例文3選】ガクチカで柔道経験を活かそう!内定を勝ち取るガクチカの書き方やポイント

柔道のガクチカを書くときは、内定を勝ち取るためのポイントとしてさまざまな点を事前にチェックしておくことが大事です。

柔道経験がある人は、そのエピソードを詳しく書くことで自分の強みやスキルをアピールできるため、ガクチカとして積極的にフル活用していきましょう。

そこで今回は、柔道のガクチカの書き方や、作成する際の注意点などを紹介していきます。

柔道経験を活かしてガクチカを魅力的に書きたいときは、ぜひチェックしてみてください。

【柔道のガクチカ】ガクチカとは

柔道のガクチカを書くにあたって、「そもそもガクチカとはどういうもの?」と困っている人は意外に多いのではないでしょうか。

就活の選考対策を徹底する際は、重要な就活関連の用語から理解を深める必要があります。

ここではガクチカの概要や特徴、質問の意義などを解説したうえで、自己PRとの違いもまとめていきます。

ガクチカを書く際は、自己PRと混同してしまう人も意外に多いため、違いとして重要なポイントはしっかり理解しておきましょう。

では、以下から詳細を見ていきます。

学生時代に力をいれたこと

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称です。

面接の際は「学生時代に力を入れたことは何ですか」と聞かれるため、ガクチカという名前はいわゆる俗称になりますが、選考対策をする際はよくガクチカといわれるため覚えておきましょう。

ガクチカは、志望動機・自己PR・長所短所などの頻出質問とあわせて、よく聞かれる質問の一つです。

具体的な内容は部活やサークル、アルバイトなど、質問の意図とよほど外れていなければ何でも問題ありませんが、ガクチカでは自分の物事への取り組み方をしっかりとアピールする必要があります。

また、企業は本人の興味関心や、総合的な人柄にも注目してガクチカをチェックしています。

そのため、柔道のガクチカを伝える際はなぜ一生懸命取り組もうと思ったのか、なぜやり切れたのかなどのポイントにも触れておくと採用担当者の印象に残りやすくなります。

ガクチカとは何かを十分に理解したうえで、魅力的なガクチカで自分の強みをしっかりアピールしましょう。

自己PRとの違い

柔道のガクチカを書くときは、人によっては、自己PRとの違いがわからない…と困ることも多いかもしれません。

確かに両者は似たような内容になりやすい傾向があるため、それぞれを書くときは、混同しないように違いをよく理解しておく必要があります。

自己PRは、自分の強み・スキル・経験・知識などをアピールし、なぜ自分が志望先企業に向いているのかを伝えるものです。

一方でガクチカでは、学生時代に力を入れたことのエピソードを話すことで、自分の人柄やものの考え方、組織の中での動き方などを伝えていきます。

このため、両者は同じように自分の強みや人柄に関する部分を伝える目的はあるものの、論点が異なることが重要なポイントです。

自己PRは、明確な強みにフォーカスしますが、ガクチカはその名の通り学生時代に力を入れたことを中心として述べます。

違いを十分に把握し、それぞれのアピール文章を考える際は、混同しないように注意しましょう。

【柔道のガクチカ】企業がガクチカで評価しているポイント

柔道のガクチカを書くうえで、より魅力的な内容に仕上げるためには、企業がガクチカで評価しているポイントを十分にチェックしておきましょう。

事前に企業が注目している点や評価基準に目を向けておけば、どのような点でガクチカが評価されるのかがわかり、柔道のガクチカも書きやすくなります。

企業がガクチカを聞くうえで評価しているポイントは、以下の4つがあります。

ポイント
  • 人柄
  • 主体性
  • チームワーク
  • 成長意欲

上記のポイントを事前に押さえておけば、これらが伝わるようにガクチカを作成することができるでしょう。

では、一つひとつを詳しく解説していきます。

人柄

企業はガクチカを聞くなかで、本人の人柄がわかることに注目しています。

ガクチカからは、興味関心・物事への取り組み方・課題に対する意識・協調性・コミュニケーション能力など、総合的な人柄に関わる要素が読み取れます。

これらをチェックすれば、どのような人で、組織に所属した際にどのような行動が取れるのかがおおよそわかってきます。

企業はそういった人柄を確認し、採否の判断につなげていることが特徴です。

ガクチカの内容は人によって違うので、内容を具体的に伝えるほど、人柄は伝わりやすくなります。

その際に企業の求める人物像とマッチしていれば、採用担当者は「このような学生にぜひ入社してもらいたい」と考えるでしょう。

新卒採用では、基本的に即戦力としてスキルや経歴、実績に重きを置いて評価するわけではないので、人柄に対する評価がメインになる傾向です。

主体性

企業がガクチカを聞くうえで評価しているポイントの中には、主体性も含まれます。

主体性は、自ら考えて行動したり物事に取り組んだりする姿勢のことを指しており、主体性のある人は仕事においても活躍できる可能性が高いといえます。

自分で目的意識を持って積極的に動くことができるため、実行力や決断力にも優れており、一つひとつの行動を成果につなげられます。

ガクチカを聞く際は、企業は、どのように問題や困難を解決したり乗り越えたりしてきたのかを積極的にチェックします。

主体性がある人は、自分で解決策を考えたり、周りを巻き込んだりできるため、そういった行動がガクチカのエピソードからも伝わってくるでしょう。

そのため、主体性がしっかりと現れているガクチカは、就活では評価されやすい傾向にあります。

チームワーク

企業はガクチカを評価する際に、チームワークの有無にもよく注目しているものです。

自分だけでなく周りと協力して取り組める能力は、組織で仕事をするうえで必要不可欠といえる能力・姿勢だからです。

チームワークを意識して行動できない人は、何かと独りよがりな行動・考え方が多く、輪を乱してしまいます。

業務効率を落とすきっかけにもなるため、企業はガクチカのエピソードを聞くうえで、チームワークに注目していることは多いでしょう。

柔道の場合は、競技自体は個人で行うものになりますが、部活やサークルで練習などに臨む際は周りとの協力が欠かせません。

そういった姿勢が感じられるかどうか、輪を乱さずに周りを見ながら行動できるかどうかが、ガクチカから伝わってくることが重要となります。

成長意欲

企業はガクチカを評価するうえで、本人の成長意欲にも注目しています。

成功意欲があれば、行動や考え方に変化が起こりやすくなり、自分の成長に向けて必要な努力を続けることができます。

さらに、その真面目に成長しようとする姿勢は、周りにも前向きな影響を与えられるでしょう。

ガクチカで困難を乗り越えたり、挫折を克服したりしたエピソードを話せば、内容からは自然と成長意欲が感じられるものです。

成長意欲があれば、どのような企業でも活躍できる可能性があります。

ガクチカでも良い評価を受けやすいため、書くときは、成長意欲が感じられるかどうかに着目することも大事です。

積極的に問題解決に臨む姿勢や、自己の成長のために一生懸命考える姿勢などをアピールすることが重要となります。

【柔道のガクチカ】柔道でアピールできる強み

柔道のガクチカでは、さまざまな強みやスキルをアピールできるため、事前に整理しておきましょう。

あらかじめ柔道のガクチカでアピールできる強みを把握しておけば、明確にアピールポイントを定めたうえで、魅力的なガクチカが書けます。

柔道でアピールできるおもな強みは、以下の3つが挙げられるでしょう。

強み
  • 粘り強さと精神力
  • 瞬時の判断力
  • 計画性と目標達成能力

いずれも社会人として働くうえで重要な強みになるため、効果的にアピールできれば、評価につながる可能性は高いです。

では、柔道のガクチカでアピールできる強みをまとめていきます。

粘り強さと精神力

柔道をガクチカの題材に選べば、粘り強さや精神力をアピールできる可能性があります。

部活やサークルの雰囲気にもよりますが、柔道は練習環境が厳しいことが多いため、一生懸命取り組んでいれば自然と粘り強さや精神力は鍛えられるものです。

困難に負けない強い意志なども身につくため、大変なことがあっても、すぐに投げ出さずに打ち込む気持ちの強さが持てます。

粘り強さや精神力は、働くうえで仕事内容問わず求められることが多いため、良い評価につながる可能性が高いといえます。

特に新規開拓営業やクレーム対応などの仕事には、精神の強さが非常に重要となるため、ガクチカでアピールできれば魅力を感じてもらえるでしょう。

また、粘り強さや精神力は、諦めない姿勢や真面目さ、責任感などにも通ずるものがあります。

いずれの強みも多くの仕事で活かせるため、柔道をガクチカにするときは、どのような環境下で練習や試合に取り組んできたのかも述べながら積極的にアピールしてみましょう。

瞬時の判断力

柔道のガクチカでは、瞬時の判断力もアピールできる場合が多いです。

柔道は、相手の動きを見極めて技を決めることが求められるため、咄嗟の判断力や瞬発力が重要になります。

そのため、柔道の練習に一生懸命参加してきた人は、素早く物事を判断する力に長けている可能性が高いでしょう。

瞬時の判断力は、たくさんのお客様に対応していなければならないサービス業や、生徒・自児童を複数人預かる教育・福祉の現場などさまざまな場面で役立つものです。

そのときに応じて必要な判断が求められるため、迷わず迅速に判断を選択を下していける人は、テキパキ働いて成果につなげられるでしょう。

そもそも、細かい決断や選択をしなければならない場面は、どのような仕事にも存在するものです。

そのため、的確な判断を素早く下せる人は、多くの業界・職種で重宝されるでしょう。

計画性と目標達成能力

柔道のガクチカでは、計画性や目標達成能力をアピールできる可能性もあります。

柔道で良い成績を出したり技術を磨いたりするには、計画的に練習をこなすことが重要だからです。

そのため、積極的に柔道の練習に取り組んできた人は、その計画的に行動できる能力を評価してもらえる可能性があります。

どのような計画を立ててきたのか具体的に伝えれば、働くときのイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。

また、一つの目標達成のために計画を立てて頑張れる人は、目標達成能力が高いともいえます。

目標達成能力が高い人は、達成のために必要なことを的確に見極められたり、達成まで決して諦めなかったりすることが特徴です。

就職後も、常に成長を続けるうえで目標達成能力は必須となるため、柔道のガクチカでアピールできれば高評価につながる可能性があります。

【柔道のガクチカ】他の就活生と差別化するポイント

柔道のガクチカを書いて自分の魅力をアピールする際は、ほかの就活生との差別化にも意識を向ける必要があります。

同じ柔道経験のある学生の間では、ガクチカの内容が似通ってしまうことがあるため、差別化は常に意識したいところです。

おもな差別化のポイントは、次の2つが挙げられるでしょう。

具体的なエピソードを用いる

プロセスを重要視する

上記のポイントを心がけて差別化を実践すれば、ガクチカに自分らしさが加わるため、採用担当者の印象にも残りやすくなります。

では、どのような点が重要なのか、詳細を見ていきましょう。

具体的なエピソードを用いる

柔道のガクチカでは、具体的なエピソードを用いることが必要となります。

エピソードの詳細が不足していると、内容が薄くなってしまい、誰にでも当てはまる印象になってしまいます。

結果、差別化ができず、それどころか「本当に力を入れたことなのか」と疑われてしまう可能性も出てきます。

そのため柔道のガクチカでは、その状況をイメージできることを念頭においたうえで、具体的なエピソードを盛り込むことが必要です。

課題や困難に感じられたこと、それらを解決するうえで試したことを詳しく述べ、最終的にどうなったのかをわかりやすく伝えましょう。

なお、成果・結果については、数字を活用することでよりわかりやすくすることが大事です。

エピソードにより基準はさまざまなため、数字で成長率などがわかることが望ましいでしょう。

このような具体性の部分に差別化ポイントがあるため、ガクチカを書く際は、忘れずに実行してみてください。

プロセスを重要視する

柔道のガクチカでは、積極的にプロセスを重要視して内容を詳しく書きましょう。

なぜならガクチカでは、結果や成果そのものではなく、どのように努力・工夫を重ねてきたのかというプロセスがおもに評価されるからです。

結果・成果のみをアピールしてしまうと、そこまでどうやってたどり着いたのかが伝わってこないため、強みを評価しにくくなります。

プロセスがないと成果の信憑性も薄まるため、場合によっては嘘をついているように見えてしまうこともあります。

そのため、柔道のガクチカを差別化する際は、プロセスに重きを置いて内容を詳しく書くことが大切です。

課題や困難に対してどのような行動を取ったのか、それを実践するにあたって大変だったことは何かなどを具体的に述べていけば、自分独自のガクチカが書けるでしょう。

【柔道のガクチカ】採用担当者に好印象を与えるコツ

柔道のガクチカを伝えて自分の魅力をアピールする際は、あわせて、採用担当者に好印象を与えるコツもチェックしておきましょう。

おもなコツは、以下の2つが挙げられます。

コツ
  • 企業研究を徹底する
  • 簡潔にまとめる

採用担当者から好印象を持たれれば、ほかの学生と比べて記憶に残りやすくなることで、採用を前向きに検討してもらいやすくなります。

特に、企業のニーズをつかむうえで一つ目の企業研究は重要なので、積極的にチェックしておきましょう。

では、コツ一つひとつを詳しく紹介していきます。

企業研究を徹底する

柔道のガクチカで好印象を持ってもらうには、企業研究を前もってしっかり行う必要があります。

企業研究とは、企業の事業内容や経営理念、歴史、社風などさまざまなポイントに注目し、企業について総合的に理解を深めたり分析したりすることです。

あらかじめ企業研究を徹底して行っていれば、企業が求める人物像を把握できるため、そのニーズに応えるかたちのアピールができるでしょう。

たとえば、企業が新しく人材を採用するうえで忍耐強さや精神力を重要視しているのであれば、柔道経験を通じて精神力を鍛えたことをアピールすれば好印象を獲得しやすくなります。

それに合わせたエピソードも選びやすくなるため、事前の企業研究は欠かせません。

柔道のガクチカを書くうえで企業が求める人物像がよくわからない場合は、企業研究が足りない可能性があるため、改めて企業について知ることから始めてみましょう。

簡潔にまとめる

柔道のガクチカを書いて採用担当者から好印象を持ってもらうには、全体的に、内容を簡潔にまとめることが大切です。

簡潔にまとまっていれば、内容がわかりやすく、読んだり聞いたりするうえでストレスがないからです。

柔道のガクチカを簡潔にまとめるうえで重要なポイントは、以下のとおりです。

ポイント
  • 複数の強み・エピソードを取り上げるのではなく一つに絞る
  • 専門用語はできるだけ使わない

複数の強みやエピソードをガクチカの中に盛り込むと、話のテーマが行ったり来たりすることで、内容が非常にわかりにくくなります。

そのため、アピールしたい強みやスキルは一つに絞り、それに付随するエピソードを一つ取り上げるようにしましょう。

また、不必要に専門用語を使ってしまうことにも注意が必要です。

採用担当者が柔道に詳しくなければ、専門用語はスムーズに理解できないため、専門用語の使用はできるだけ避けるようにしてください。

【柔道のガクチカ】提出前に必ず確認したいガクチカの注意点

柔道のガクチカの完成度を高めるためには、提出する前に、必ずチェックしておきたいポイントがいくつかあります。

具体的なチェックポイント・注意点は、以下の通りです。

注意点
  • 嘘をつかない
  • チーム全体の成果を自分だけの成果にしない
  • スキルの関連性を明確にする

上記の注意点は、ガクチカの内容をわかりやすく仕上げるために、しっかり確認しておきましょう。

特に3つ目のスキルの関連性を明確にすることなどは、採用担当者から魅力を感じてもらううえで重要なポイントといえます。

では、3つの注意点の詳細をまとめていきます。

嘘をつかない

柔道のガクチカを書くときは、決して嘘つかないようにしてください。

もし嘘がバレれば、採用担当者からの信用を失ってしまいます。

結果、選考通過は絶望的になるため、嘘はバレたときのリスクが非常に大きいといえます。

ESであれば通過の可能性はありますが、結局のところ面接時に深掘りされてバレてしまうケースは多いため、その場で気まずい思いをするのは自分自身になります。

そのため、エピソードの内容を必要以上に脚色したり、まったくやっていないことをあたかも事実であるかのように述べたりすることは避けましょう。

どのような人にも、じっくり探せばアピールできるガクチカはあるものです。

柔道に力を入れてきたのなら、具体的にどのような行動や取り組みを重ねてきたのか、よく思い出してみてください。

チーム全体の成果を自分だけの成果にしない

柔道のガクチカを書くときは、チーム全体の成果を自分だけの成果にしないように注意しましょう。

団体戦で勝利した経験、部員全員で協力して士気を高めた経験などは、自分一人の手柄・成果であるかのようにアピールすると違和感が出てしまいます。

独りよがりでほかの人のことを考えていない印象にもなるため、アピールの仕方によっては、ネガティブな評価を受ける原因にもなるでしょう。

たとえ、リーダーシップを発揮してきた経験でも、自分の行動のみに触れるのはあまり印象が良くありません。

ほかのメンバーの行動や貢献の内容にも触れながら、自分はどのような役目で立ち回ったのか、詳細を適切に述べることが大切です。

ガクチカは完成後に内容をよく見直すことが重要なので、見直しの際は、チーム全体の成果を自分の成果としてアピールしていないかチェックしてみてください。

スキルの関連性を明確にする

柔道のガクチカを述べるときは、アピールするスキルや強みについて、企業との関連性を明確に示す必要があります。

ただスキルをアピールするだけでは、仕事においてどのような再現性があるのかわからず、企業も適した人材か判断しにくくなるからです。

柔道経験では、たとえばチームワークやリーダーシップ、問題解決能力などを強みとしてアピールできます。

これらをアピールする際は、志望先企業の業務でどう活かせるのか、具体的に関連付けた状態で伝えることが望ましいです。

すると、採用担当者も活躍をイメージしやすくなり、積極的に入社してもらいたいという印象を持つようになります。

シンプルに学生時代に力を入れたことの内容やエピソードを話すのみでは、アピールとして弱くなってしまうため、業務内容と関連付けることで再現性を持たせましょう。

なお、その際は、事前に企業研究・分析を入念に行うことが大切です。

【柔道のガクチカ】具体的なガクチカの書き方

柔道のガクチカをアピールする場合は、採用担当者に内容がしっかり伝わるように、具体的な書き方を学んでおくことが大切です。

柔道のガクチカでは、以下の流れで、要点を伝えていきましょう。

要点
  • Point(結論)
  • Reason(根拠)
  • Example(具体例)
  • Point(結論)

これは、論理的な伝え方の手法の一つであり、頭文字を取って「PREP法」と呼ばれています。

PREP法を意識して文章を組み立てれば、伝えたいことが明確になるため、「わかりにくい」という印象は持たれにくくなります。

PREP法を活用した伝え方は、ガクチカ以外でも積極的に心がけることが大事なので、ぜひ詳細をチェックしておきましょう。

では、一つひとつを詳しく解説していきます。

Point

PREP法における「Point」とは、結論を指しているため、まずは結論をはっきりと述べましょう。

最初に結論から伝えることが重要な理由は、話のテーマが明確になることで、聞く人が内容をスムーズに把握できるからです。

ガクチカの場合は、学生時代に力を入れたことの内容が結論なので、「私が学生時代に力を入れたことは、柔道部の活動です」などのように簡潔にまとめる必要があります。

これによって採用担当者はテーマを明確につかめるため、ある程度話の全体像を把握した状態で、詳しいエピソードを聞くことができます。

対して突然エピソードから話に入った場合は、何を伝えたいのか常に探りながら話を聞くことになるため、結論や要点がわかりにくくなってしまいます。

そのため、ガクチカを書く際は、必ず結論を最初に持ってくるようにしましょう。

Reason

PREP法の「Reason」は、根拠や背景の意味にあたるため、結論の根拠を伝える流れになります。

結論を伝えたあとに根拠や背景でその内容をわかりやすく掘り下げていくため、結論に説得力が加わることがポイントです。

ガクチカの場合は、なぜ一生懸命取り組んだのか、なぜそのことに興味関心があったのかなどの背景・動機に触れていきましょう。

単純に頑張ったことの内容を伝えるのみでは、特に印象には残りませんが、そこに背景や動機が加わるだけで本人の人柄や考え方が出てきます。

少しながらもオリジナリティや個性が加わるため、採用担当者からは、興味や愛着を持ってもらえるきっかけになるでしょう。

そのうえで、具体的な取り組みがわかるエピソードにつなげていきましょう。

Example

PREP法の「Example」は、具体例のことなので、結論を裏付ける例やエピソードを伝えていく流れになります。

結論→根拠と来て具体的な例を挙げたりエピソードを解説したりすれば、より話が具体化されることで、信憑性が高まります。

ガクチカでは、どのような活動や行動をしてきたのか、詳しいエピソードを伝える部分になります。

ガクチカの場合、重視されるのはおもにこのエピソードの部分であり、どのようなプロセスで課題や困難と向き合ってきたのかを明確に伝える必要があります。

そのため、エピソードを伝える際は、直面した課題・トラブル・困難について最初に触れておきましょう。

そのうえで自分はどう考え、何が必要だと思って行動したのか、具体的な施策・対処法の内容を伝えていく流れです。

結果、行動したことでどのような成果につながったのかを述べていきましょう。

Point

PREP法では、最初に結論を伝えたうえで、最後にもう一度結論に触れて話をわかりやすく締める流れになります。

これにより、伝えたいことの要旨や話のテーマがはっきりと相手に伝わるようになります。

ガクチカの場合は、高めたスキルや学んだことを受け、入社後どのようにその強みを発揮していきたいのかをアピールしましょう。

より再現性のあるアピールができれば、実際に入社後どのように働いてくれるのかがわかりやすくなるため、採用担当者も良い評価を付けるようになります。

なお、入社後における強みの活かし方を効果的にアピールするには、企業研究が必要です。

企業がどのような人材を求めているのか、どのような働き方を望んでいるのかをチェックし把握しておけば、強みの活かし方もアピールしやすくなるでしょう。

前もって企業研究を徹底したうえで、採用担当者に刺さるアピールでガクチカを締めくくりましょう。

【柔道のガクチカ】柔道経験のガクチカ例文

柔道のガクチカを書くときは、より良い表現や文章の構成を学ぶために、例文を参考にすることも大切です。

事前に例文をチェックしておけば、初めてガクチカを書く人や文章作成がそもそも苦手な人でも、具体的な表現を真似できるため書きやすくなります。

そのためここからは、以下のような内容で、柔道のガクチカ例文を3つ紹介していきます。

柔道のガクチカ例文
  • 柔道×キャプテン経験
  • 柔道×ケガを乗り越えた挑戦
  • 柔道×マネジメントスキル

自分の経験に近い例文があれば、内容をよくチェックしたうえで、実際にガクチカを書いてみましょう。

では、例文を見ていきます。

柔道×キャプテン経験

例文

私は高校時代から今まで、柔道部に所属しており、活動に力を入れてきました。

特に高校の柔道部ではキャプテンを務め、チームを地区大会優勝に導きました。

当時、大会成績はベスト4が限界で、なかなか私たちは優勝を獲得することはできませんでした。

そのため私は、部員全員と1対1でミーティングを行ったうえで、成績向上のために必要なことの意見を集め、それを参考に新しい練習メニューを考案しました。

結果、皆の意見を反映できたことから全員が納得いく形で練習ができ、皆の集中力も上がったため、初の団体戦優勝を果たせました。

この経験から私は、リーダーシップを発揮しチームをまとめることの大切さを学んだため、大学の柔道部でも、副キャプテンとして皆をまとめることにつながったと考えています。

入社後も率先して行動することを大事にし、ゆくゆくはリーダーポジションを任せていただけるように成長したいです。

なお、高校時代の経験を書きたい人は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。

柔道×ケガを乗り越えた挑戦

例文

私が大学時代に力を入れたことは、柔道サークルの活動です。

私は2年生の頃に足を怪我してしまい、試合前でありながら、しばらく練習ができない時期がありました。

そのため私は、医師の話をよく聞いたうえで復帰できるタイミングを決め、そこからどのように試合に臨めるか計画を立てました。

また、休んでいる間も研究はたくさんできると考え、動画を見て勉強するなどの努力は欠かしませんでした。

これにより試合前にはコンディションが戻り、怪我を乗り越えた状況にもかかわらず、今までで最も勝ち星が多い結果となりました。

私はこの経験を通じて、目標達成のために必要な行動を考え、それを実践することの大事さを学びました。

入社後は、うまくいかない状況に陥ったときでも目標を見失わないように心がけ、必要な対策をひたむきに実行していきたいと考えます。

柔道×マネジメントスキル

例文

私が大学時代に力を入れたことは、柔道部の活動です。

所属する柔道部は規模が大きく、必要な連絡が部内でうまくいかなかったり、部内で行うトーナメント大会でトラブルが起きたりすることは少なくありませんでした。

そのため私は、大会運営と練習スケジュールの調整係を任されたことをきっかけに、柔道部の運営改善に寄与したいと考え、全員にアンケート調査を行いました。

これにより細かい不満を把握できたため、一つひとつの対策がスムーズになり、連絡の行き違いや周知漏れなどのトラブルは起こらなくなりました。

私はこの経験から、円滑な運営には原因の速やかな把握が重要であり、そのためには現場の意見を聞くことが大事であることを学びました。

入社後は、課題解決のために必要なことを速やかに判断し、いち早く現場のトラブルを解消していきたいと考えています。

【柔道のガクチカ】まとめ

柔道経験をガクチカにすれば、さまざまな強みやスキルをアピールできるため、採用担当者から良い評価を獲得できる可能性があります。

特に、柔道経験から得られるスキルがその企業で活かせるものであれば、効果的にアピールすることで、内定獲得の可能性は高まるでしょう。

しかし、初めてガクチカを書くときはわからないことも多々あるので、書き方のポイントや注意点を理解することがまず重要です。

嘘を書いたり、関連性のないアピールをしたりすることは避け、柔道経験で培った強みを自分の魅力としてしっかり伝えていきましょう。

なお、他の部活経験のガクチカが知りたい人は、こちらも記事をぜひチェックしてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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