【ガクチカ】「自分磨き」はアピールになる?効果的に伝えるためのポイントを徹底解説

【ガクチカ】「自分磨き」はアピールになる?効果的に伝えるためのポイントを徹底解説

【ガクチカ】自分磨きはアピールになる?

結論として、自分磨きをアピールすることはガクチカにおいて非常に有効な題材の1つであると言えます。

なぜならば、自分磨きは誰もが行うものではなく、むしろ休みの日や大学が終わった後などにダラダラしてしまう人の方が多いからです。

そのような中で、自分を律して自分を磨くために取り組んでいることは、優れたアピールポイントと言えるでしょう。

本記事で紹介するポイントを押さえて、魅力的なアピールを目指しましょう。

【ガクチカ】自分磨きをアピールする学生の面接官からの印象

ガクチカにおいて自分磨きについて話す就活生に対して、企業の採用担当者はどのような印象を抱くのでしょうか。

もちろん相手の主観や価値観に応じて多少なりとも印象は変わりますが、多くの場合、以下のような印象を与えられます。

ベクトルを自分に向けて頑張ることができる

自分磨きをアピールする学生は自己成長に向けて努力を続ける姿勢を持つ人物として評価されることが多いです。

特に、自分のために頑張ることができるという特徴は営業職や目標達成型の職種で重要視される傾向にあります。

営業職では個々の目標を達成する力が求められるため、自己目標を設定し、それに向けて努力を重ねる経験は企業側から高く評価されます。

このような姿勢を持つ人材は自分自身の課題や目標を明確に把握し、それを克服するために必要な行動を取れる人物とみなされるため、即戦力として期待されるのです。

自分磨きのエピソードを語る際には具体的な行動や達成した結果を示すことが大切です。

具体例を交えることで、自分磨きが「自己満足」ではなく「成果を生む行動」であることを強調できます。

小さな努力を積み重ねることができる

どの企業でも、業務をコツコツと進められる人材は重宝されます。

特に、長期的な視点で成果を出す必要がある仕事では目立った行動よりも日々の積み重ねが成功の鍵です。

自分磨きのエピソードを通じてこのような能力を示すことができれば、面接官に対して信頼感を与えられるでしょう。

例えば、筋トレや資格試験の勉強といった日常的な取り組みであっても、それを継続的に行い、結果を出した経験は大きなアピールポイントとなります。

筋トレでは身体能力だけでなく、自己管理能力や忍耐力を示すことができ、資格取得に向けた勉強は計画性や集中力を証明する材料となります。

一見、小さな努力に思えるかもしれませんが、それを積み重ねた結果を具体的に伝えることで、大きな評価へとつながるのです。

継続力がある

継続力を強調することはどの企業に対しても有効です。

継続力のある人材は困難な状況でも粘り強く取り組むことができるため、仕事を途中で投げ出さず、最後までやり遂げる信頼性の高さが魅力となります。

また、継続力のある人は周囲からの期待を裏切らない人物として評価されやすく、職場での安定的な貢献が期待されるのです。

そのため、自分磨きのエピソードを通じて継続力を具体的に伝えることができれば、高い信頼感を与えることが可能です。

例えば「1年間毎日欠かさずランニングを続け、マラソン大会で完走を果たした」というエピソードは継続力を象徴する良い例です。

また、途中で困難に直面した場合でも、それを乗り越えた方法やモチベーションの維持方法を説明することで、粘り強さや問題解決能力を併せてアピールできます。

【ガクチカ】自分磨きを効果的に伝えるためのポイント

では、自分磨きをしていることをより魅力的に伝えるためにはどのような工夫をすれば良いのかについても紹介します。

以下の3点を踏まえた上で回答を準備しておけば、非常に良い印象を与えられるはずです。

ぜひ以下の3点を満たして、ガクチカを作成できるよう取り組んでみてください。

何故それを始めたのかを伝える

自分磨きを効果的にアピールするためには、まず「なぜその取り組みを始めたのか」という動機を明確に伝えることが重要です。

採用担当者は応募者がどのような状況や考えから行動を起こし、どのような価値観を持っているのかを知りたがっています。

動機をしっかりと伝え、自分の行動に一貫性があり、目標に向かって努力を続ける人物であることを印象付けましょう。

例えば、語学力を高めるために英会話の勉強を始めた場合「海外旅行で現地の人々と直接コミュニケーションを取りたいと思った」や「将来的にグローバルなビジネスに携わりたい」という具体的な動機を述べると良いです。

どんな能力をアピールするのかを意識する

その取り組みを通じてどのような能力をアピールしたいのかを明確に意識することも大切です。

ただ「これを頑張った」と言うのではなく、それによって自分が身につけた能力や成長した部分を具体的に述べることで、採用担当者により強い印象を与えられます。

自分磨きはその行動自体を評価されるのではなく、そこから得たスキルや考え方が重要視されるのです。

例えば「アルバイトで接客スキルを磨き、顧客の要望を的確に把握する能力を培った」というエピソードであれば、コミュニケーション能力や顧客対応力をアピールできます。

自分磨きのエピソードを語る際には「その行動からどのような成果を得たのか」そして「その成果がどのように仕事に活かされるか」を具体的に示すことが求められます。

今後どう活かすかを伝える

自分磨きをアピールする際には、その経験を今後どのように活かすかを明確に伝えることが非常に重要です。

入社後にどのように役立てられるのかを説明できない場合、採用担当者にとってはその経験は「ただの個人的なエピソード」に留まってしまい、仕事における価値が伝わりません。

企業は応募者が過去の経験を基にどのように成長し、それを将来の業務にどう応用できるのかを見極めています。

そのため、自分磨きで得たスキルや知識をどのように活用し、会社の目標やプロジェクトに貢献するのかを具体的に述べなければなりません。

例えば、語学力を磨いた経験をアピールするならば「英語を勉強しました」と述べるだけでは不十分です。

その語学力が「海外顧客との交渉」や「新規市場開拓」など、どのように役立つのかを具体的に説明することで、採用担当者はそのスキルの実用性をイメージできます。

【ガクチカ】自分磨きのエピソード例

自分磨きには様々なものがありますが、代表的なものといえば以下の3つが挙げられるでしょう。

なぜアピールしやすいのか、どのようなアピールをすれば良いのかについても紹介するため、参考にしてください。

筋トレ

筋トレを自分磨きとしてアピールする場合「筋トレをしています」と伝えるだけでは不十分です。

筋トレのメニューや取り組む理由、そこから得た変化を具体的に伝えることで、採用担当者に「この人なら仕事でも粘り強く努力できる」と印象付けることが可能です。

例えば「ベンチプレスやスクワット、ランニングを組み合わせた週5日のトレーニングを継続している」など、詳細を伝えることで、よりイメージしやすくなります。

また、なぜ筋トレを始めたのかについても触れましょう。

「運動不足を解消したいと思った」「健康診断の数値を改善したかった」などといった理由を挙げることで、自分の目標に基づいた努力であることを伝えられます。

また、精神的にもどのように成長したかを語ると説得力が増します。

例えば「継続する中で忍耐力がついた」「計画的に物事を進める習慣が身についた」「困難に対して前向きに取り組む姿勢が養われた」など、筋トレがもたらした精神的な変化をアピールしましょう。

ダイエット

ダイエットを自分磨きとしてアピールする際は、取り組んだ背景や具体的な方法、結果を明確に伝えることが重要です。

ダイエットの具体的な取り組み内容を伝えることも欠かせません。

食事管理ではどのように栄養バランスを考えたか、運動ではどのようなメニューを取り入れたかを詳細に説明すると、面接官もイメージしやすくなります。

例えば「毎日カロリーを記録し、週3回の有酸素運動と筋トレを組み合わせた結果、6か月で8キロ減量に成功した」などのエピソードは努力の成果を示す良い例です。

ただし「現在もその体重を維持していること」は必須です。

達成後にリバウンドしている場合、継続力がないと思われてしまいます。

資格取得・語学勉強

資格取得や語学勉強を自分磨きとしてアピールする場合、なぜその資格や語学を学ぶことを決めたのかについて、自分のキャリアプランや将来の目標と関連付けると説得力が高まります。

例えば「将来的に海外事業に携わりたい」という目標のためにTOEICのスコア向上を目指したと述べると、目的意識の高さが伝わります。

どのような勉強方法を取り入れたのか、どれくらいの期間をかけてどのような成果を得たのかを明確にすることも重要です。

例えば「週に20時間以上を勉強に費やし、オンライン教材や英会話レッスンを活用して、1年でTOEICスコアを600点から850点に向上させた」などが良い例です。

また、現在のスコアや進捗状況も合わせて伝えると、継続力をアピールできます。

【ガクチカ】自分磨きのアピール例文

続いて、上記で紹介したアピールしやすい自分磨きのエピソードを利用したガクチカの例文を紹介します。

あなたが取り組んでいたものがあるならば、その例文を中心に考えましょう。

もし該当するものがない場合でも、どのような構成で作られているか、どのような点を強調しているかについて参考にしてみてください。

筋トレのアピール例文

例文

私が学生時代に力を入れたことは筋トレを通じた自分磨きです。

なぜ取り組んだのかというと、高校時代に運動をしていた習慣が途切れたことで体力が低下し、健康面への危機感を覚えたためです。

また、継続的に目標を達成する経験を積むことで、精神的にも図りたいと考えたことも理由です。

週5回の頻度でトレーニングジムに通い、主にベンチプレスやスクワットなど基礎的な種目を中心に行い、体力向上と筋力アップを目指しました。

この経験を通じて、自己管理能力や忍耐力、計画性が身につき、目標を細分化し、段階的に達成していくプロセスの重要性を学びました。

貴社ではプロジェクトを計画的に進め、目標達成に向けて粘り強く取り組む姿勢を活かし、貢献する所存です。

ダイエットのアピール例文

例文

私が学生時代に力を入れたことはダイエットを通じた自分磨きです。

なぜ取り組んだのかというと、食生活が乱れ、体重が増加したことで健康面に不安を感じたためです。

さらに、目に見える成果が得られる経験を通じて自己成長を実感したいという思いもありました。

カロリー摂取を管理するために食事記録アプリを活用し、バランスの取れた食事を心掛けました。

また、週3回の有酸素運動と筋トレを組み合わせ、計画的に体重を減らしていきました。その結果、半年で8キロの減量に成功し、その後も体重を維持しています。

この経験を通じて、継続力や計画性、自己管理能力が向上しました。

貴社では計画的な行動力と粘り強さを活かし、業務目標の達成に向けて積極的に貢献する所存です。

資格取得・語学勉強のアピール例文

例文

私が学生時代に力を入れたことは資格取得と語学勉強を通じた自分磨きです。

なぜ取り組んだのかというと、将来海外事業に携わりたいという目標があり、語学力を高めることで自己成長につなげたいと考えたためです。

また、具体的な数値で成果を示すことができる資格取得を通じて、自信を深めたいという思いもありました。

TOEICのスコア向上を目指し、週20時間の勉強時間を確保しました。

公式問題集を繰り返し解き、オンラインの英会話レッスンを活用することでスピーキング力を強化した結果、1年間でスコアを600点から850点に向上させました。

この経験を通じて、時間管理能力や集中力が向上し、目標を設定し、それに向けて計画的に努力を続けることの重要性を学びました。

貴社ではこの語学力を活かし、海外顧客とのやり取りや新規市場の開拓に積極的に貢献する所存です。

【ガクチカ】自分磨きをアピールする際の注意点

続いて、自分磨きについてガクチカで話す際の注意点についても紹介します。

以下の点を意識しておけば、マイナスな印象を与える可能性を極限まで抑えることができるため、ぜひチェックしておいてください。

ただの自慢にならないようにする

自分磨きをアピールする際に注意すべき点の1つは、エピソードがただの自慢話に終始しないようにすることです。

面接官が求めているのはどのようなスキルや能力を培い、それを仕事にどう活かすかという具体的な内容であり、自己満足の話ではありません。

エピソードが自己中心的な内容に偏ると、仕事における貢献や協調性を想像しづらくなり、採用担当者にマイナスの印象を与える可能性があります。

そのため、どのように困難を乗り越え、どのような結果を得たのかを中心に語ることが重要です。

その過程で何を工夫し、どのような学びを得たのかを具体的に説明する必要があります。

結果が伴っていないものはアピールしない

結果が伴わないエピソードは避けるべきです。

どれだけ努力をしたとしても、具体的な成果がない場合、印象に残ることはありません。

企業は応募者がどのような成果を上げ、それを業務にどう応用できるのかを見極めたいと考えています。

そのため、結果が伴わないエピソードでは自分磨きをしたという説得力が薄れてしまい、アピールとして成立しなくなります。

例えば、資格取得を目指して勉強を続けたものの試験に合格できなかったエピソードや、筋トレを始めたが継続できずに途中でやめてしまった場合、努力自体は認められるものの、面接官に伝えるエピソードとしては不十分です。

結果が伴わないと取り組みの過程における努力や工夫の説得力が弱くなり、自己成長や能力向上をアピールする材料として評価されにくいでしょう。

完成後は必ず添削する

完成した後に必ず第三者に添削を依頼することが重要です。

自分では完璧に仕上がったと思っていても、他人の視点で見ると分かりにくい点や、アピールポイントが伝わりにくい部分があることがよくあります。

採用担当者は限られた時間の中でESを読むため、エピソードがすぐ理解できるかどうかが評価を左右します。

そのため、第三者の意見を取り入れて、わかりやすく説得力のある内容にブラッシュアップすることが不可欠です。

また、添削を依頼する際には具体的なアドバイスを求めることが大切です。

例えば、エピソードの中でどの部分が特に印象に残るか、伝わりにくい点があるか、話の展開が論理的かどうかといった観点でフィードバックを受けましょう。

以下の記事では無料でガクチカの添削をしてくれるサービスなどについて紹介しています。

就活生の方は基本的にアルバイトどころではなく、できるだけ費用を抑えて就活を進めたいことでしょう。

ぜひ参考にしてください。

%%related_15547%

【ガクチカ】自分磨きをアピールして選考を通過しよう

今回はガクチカにおいて自分磨きをアピールする際のポイントや気をつけなければならない点、例文などを紹介しました。

あまりガクチカの主題としてアピールする人が多くない自分磨きですが、誰もが行うものではないため、差別化がしやすいです。

ぜひ本記事で紹介した例文などを踏まえた上で、質の高い回答を用意し、第一志望への内定を掴み取ってください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます