【ES対策】「学業で取り組んだこと」を魅力的にアピールするコツと例文を徹底解説

【ES対策】「学業で取り組んだこと」を魅力的にアピールするコツと例文を徹底解説

「学業で取り組んだことが思いつかない」

「学業をアピールできるほど頑張ったことがない」

ESではしばしば「学業で取り組んだこと」の欄がありますが、なかなかアピール内容が思いつかない就活生も多いのではないでしょうか。

本記事では学業で取り組んだことを魅力的にアピールするためのコツと例文を解説します。

ESは企業に自分を採用するメリットを伝える場です。

正しい構成と作成のポイントを理解し、効率よく書類選考を突破しましょう。

目次目次を全て表示する

ESの「学業で取り組んだこと」に何を書くべきか迷う人は多い

実際に「学業で取り組んだことを教えてください」と質問されてスラスラ回答できる人は少ないでしょう。

多くの就活生が「学業を頑張った」と自信を持っている人が少ないためです。

しかし、ESで質問されているため回答する必要があります。

本記事を最後まで読むことで、企業が評価するポイントを押さえた文章が作成できるようになるでしょう。

また、作成の注意点も解説しているのでマイナス評価になる可能性は低くなります。

学業はほとんどの就活生が取り組んできたものです。

そのため完成する文章は偏りがちです。

他の就活生と差別化するためにも、この記事の内容を参考にしてください。

ESで企業が「学業で取り組んだこと」を聞く理由

ESで企業が「学業で取り組んだこと」を質問するのは、限られた情報と時間の中から自社が求める人材を見つけるためです。

確かに全国模試で1位を取ったことがある就活生は魅力的に見えるかもしれません。

しかし、企業は学業から就活生の人柄や入社後の姿を想像しています。

必ずしも学業の成績に比例して評価も高くなるとは限らないため注意してください。

詳しくは次の文章で解説していくので参考にしてください。

どんなことを学んできたかを知るため

聞く理由の1つ目は、どんなことを学んできたかを知るためです。

就活生が学んできた知識やスキルが事業に貢献するのか確かめています。

特に専門性の高い企業ほど重視しているでしょう。

例えば、専門的なスキルが必要な製薬会社や病院は、何を学んできたのかあらかじめ把握しておく必要があります。

そのため、書類選考で学業について質問する項目を設けておくことで、専門知識を持っている就活生の採用が可能です。

専門性が高くなるほど学業で何を学んできたのかが大切になります。

企業の求める回答にするためにも理由を理解しておきましょう。

成長できる人材かどうかを知るため

聞く理由の2つ目は、成長できる人材かどうかを知るためです。

企業は入社後も変わらず成長してくれる人材を求めています。

反対に成長する見込みが薄い就活生は、採用しても活躍しないだろうと判断され採用が見送られるでしょう。

そのため、就活生は学業に取り組んだことでどのように成長できたのか、わかりやすく記載するようにしてください。

面接官が読みにくいと感じる文章は、どれだけ成長できたのか伝わりにくくなります。

文章の書き方や構成については、以降の章で詳しく解説するので参考にしてください。

学業について質問された際は、成長性について問われているのだと理解しておきましょう。

応募者の性格や人となりを知るため

聞く理由の3つ目は、応募者の性格や人となりを知るためです。

企業は社風や企業文化に合う人材を採用したいと考えています。

そのため、質問の回答から人柄や価値観を見極めています。

特に、物事に取り組む姿勢やどういった努力ができる人なのかが重要です。

学業をコツコツ取り組んできた人であれば、仕事もコツコツこなしてくれるだろうと予想ができます。

企業に対して自分がどういった人物なのか把握してもらうためにも、学業で取り組んだことは丁寧に作成しましょう。

人物像がまったく掴めない就活生を採用したいと思う企業はほとんどないためです。

ESで「学業で取り組んだこと」から企業が評価するポイント

続いて、企業が「学生で取り組んだこと」を読んでどこを評価しているのか解説していきます。

企業が評価するポイントをあらかじめ理解しておくことで、効率よくESが作成可能です。

自分が努力してきたことをたくさん書きたくなりますが、企業側の意図を意識した文章でなければ高い評価を得るのは困難です。

企業がESのどこを注視しているのか本章を読んで参考にしてください。

わかりやすく伝えられているか

1つ目のポイントは、わかりやすく伝えられているかです。

企業は、就活生が基礎的な文章能力や構成力を持っているのか見極めています。

そのため、ESの内容がわかりやすい文章になっているかが重要です。

自分をアピールしたいがために主張が何度も入れ替わったり、誤字脱字が見られたりするとマイナス評価につながります。

実際に読むのは面接官ですが、第三者が読んでも理解できる言葉選びにしましょう。

特に専門性の高い仕事では、お客様に対してわかりやすい言葉で説明する能力が求められます。

自分が噛み砕いて説明する力を持っていることを示すためにも、わかりやすい内容になるよう意識してください。

企業とマッチしているかどうか

2つ目のポイントは、企業とマッチしているかどうかです。

企業は価値観や職場の雰囲気に合っている就活生を採用しようと考えています。

そのため、ESを読むことで就活生の人柄や価値観、性格などを予測しています。

もちろん面接で直接会話することでわかる一面もあるでしょう。

しかし、面接官がすべての就活生と会って話すのは、時間やお金の都合で現実的ではありません。

そこで書類選考を設けています。

ESを作成する際は自己アピールすることも大切ですが、自分と企業の相性について触れることも大切です。

企業は採用のミスマッチを恐れています。

面接官に安心してもらうために、自分はいかに企業とマッチした人材であるか伝えましょう。

入社後にどのように働いてくれそうか

3つ目のポイントは、入社後にどのように働いてくれそうかです。

企業は採用がゴールではありません。

入社日からしっかりと働いてもらう必要があります。

そこで、選考の段階で将来きちんと働いてくれそうか判断しています。

「入社意欲を感じない」「無難な内容しか書いていない」と判断されると採用にリスクが生まれるため、次の選考に進めようとは考えないでしょう。

面接官に直接会って話してみたいと思わせるためにも、入社後の目標やどういった人材を目指しているのか明確に伝えてください。

「入社後は〇〇の経験を活かし△△事業に貢献したいです」など具体的に述べましょう。

自己分析と企業分析を十分に行っているアピールにもなります。

ESの「学業で取り組んだこと」を書くための準備

いきなりESに「学業で取り組んだこと」を埋めるのが難しいと感じる就活生もいるでしょう。

本章では、まず書き始める前に準備しておくべきことを3つ解説します。

紹介する順番で取り組んでいただければスムーズに準備できます。

机に向かってみたものの文章が思いつかない方は参考にしてください。

企業が求める人物像を把握する

まずは、企業が求める人物像を把握しましょう。

企業は余程の理由がない限り、求める人物像に合わない人は選考から落とします。

採用計画から大きく外れてしまうからです。

そのため、公式サイトにある募集要項や採用担当者からのコメントなどを読み、あらかじめ理解しておきましょう。

「絶対に英語が話せる人材がほしい」と考えている企業が日本語しか話せないとわかっている就活生を採用しようとは思いません。

もちろん、入社後に教育する前提でポテンシャルを見て採用する企業もあるでしょう。

しかし、英語が話せる人が絶対にほしい企業は応募の必須条件に英語を設けています。

ESに文章を書く前に、企業が求める人材について調査しておきましょう。

学業で取り組んだことを書き出す

次に、学業で取り組んだことを書き出します。

たくさん案を出すことで選択肢が広がり、文章が作成しやすくなります。

高成績であったことや魅力的なエピソードがあるかどうかは無視してください。

定期試験や大学受験、ゼミ活動、研究など経験してきたことを列挙しましょう。

途中で成績が悪い時期や納得いっていない結果も出てくるかもしれません。

しかし、失敗や挫折も材料になります

失敗や挫折を糧に成長できていれば問題ありません。

企業は何を学び、今にどう活かしているのかを重要視しているからです。

文章化できない内容は書かなければよいので、まずはできる限り書き出してみましょう。

ポイントに合うエピソードを選び出す

最後に、ポイントに合うエピソードを選んでください。

ポイントについては次章で詳しく解説します。

数多く挙げたエピソードの中から企業から高評価が得られそうな内容を抜き出します。

自分が自慢だと思っていることを採用するのも選択肢の1つですが注意が必要です。

企業が評価する点と自分のアピールポイントがズレている可能性があります。

面接官は「素晴らしいのは理解できるが、仕事には活かせない」と判断するでしょう。

チャレンジ精神がある人を採用したいと考えている企業には、自分が挑戦してきた過去を紹介するなど話題選びは慎重にしてください。

ESの「学業で取り組んだこと」を書く時のポイント

実際に文章を書き始める際のポイントを3つに分けて解説します。

面接官が読みやすく、説得力のある文章にしなければなりません。

自分の好きなように書いてしまうと高評価が得られない可能性があるため注意してください。

具体的にどういったことを意識する必要があるのか詳しく知りたい就活生は、本章を読んで理解しておきましょう。

企業が求める人物像に合うようにアピールする

書く時のポイント1つ目は、企業が求める人物像に合うようにアピールすることです。

事前に調査し、判明した求める人物像と自分がいかにマッチしているか伝えましょう。

例えば、主体性のある人材を探していることが判明したとします。

就活生側は、主体性を発揮したエピソードを用意し、文章内に含めましょう。

「ゼミ運営に注力した」「自分で目標を立て積極的に行動した」などが候補に挙げられます。

企業がほしいと考える人材が曖昧になるとアプローチする方法も決められません。

まずは、企業が求める人物像に近いと思わせる話題を選択しましょう。

具体的な数字を使って説得力のある文章にする

書く時のポイント2つ目は、具体的な数字を使って説得力のある文章にすることです。

数字を用いることで取り組んだ内容が想像しやすくなります。

学業で素晴らしい取り組みをしても面接官に疑われたり、理解してもらえなかったりすると意味がありません。

エピソードに説得力を持たせるためには数字は重要です。

学業であれば「数学の点数が50点から70点にアップした」「全国模試で5位に入った」など数字を用いることで具体性が増します。

単純に「頑張りました」だけでは誰でも言えてしまうので注意しましょう。

学業に取り組んだ背景や自分の感情を盛り込む

書く時のポイント3つ目は、学業に取り組んだ背景や自分の感情を盛り込むことです。

背景や理由を含めることであなたらしさが表現できます。

学業に取り組む人は多いですが、きっかけは人それぞれです。

また、モチベーションも人によってまったく異なります。

面接官は細かな違いから人柄や価値観を見極めています。

似たような質問で「ガクチカ」が存在します。

学生時代に力を入れたことで学業を選択したいと考えている就活生は、こちらの記事も参考にしてください。

アピールする際のポイントや注意点を詳しく解説しています。

ESの「学業で取り組んだこと」の構成

面接官に自己PRするには正しい構成で文章を作成する必要があります。

本章では、文章の組み立て方に迷っている就活生向けに構成を4つに分けて解説していきます。

自分なりに進めてしまうと面接官から「読みにくい」「主張がわからない」など印象が悪くなるかもしれません。

書類選考を通過し、面接に進むためにも正しい構成を把握しておきましょう。

1. 結論から書く

まずは、結論から書き始めてください

これから何について述べるのか簡潔に伝えることで、面接官は読みやすくなります。

結果、内容も理解しやすいので結論から展開していきましょう。

詳しく説明したくなる気持ちは理解できます。

しかし、読み手側の気持ちを考慮することも大切です。

最初から丁寧に説明してしまうと、長文になり読むのに疲れてしまいます。

さらに就活生は何が言いたいのかわからず混乱する原因になります。

詳細やきっかけに関しては結論を述べた後に付け加えても問題ありません。

冒頭では「私は〇〇について取り組みました」と結論から始めるように意識してください。

2. 具体的なエピソードを説明する

次に、具体的なエピソードを説明しましょう。

結論だけでは内容が抽象的です。

面接官が当時の状況を想像しやすくするためにもわかりやすいエピソードを伝えましょう。

「間違えた問題のみを集めた問題集を自作した」など自分が成績を伸ばすために取り組んできたことを述べましょう。

企業は回答内容のうち過程を重要視しています。

どのように努力してきたのかを知ることで仕事の取り組み方を予想するためです。

経過が理解しやすくなる話題を加えましょう。

学業の成果が直接仕事の成果に結びつくことはまれです。

取り組み方は、仕事に転用してほしいと企業は考えています。

入社後の姿を想像してもらうためにも具体的なエピソードは忘れずに記載しましょう。

3. どのような成果と学びを得たのかを伝える

そして、どのような成果と学びを得たのかを伝えてください。

企業は取り組んだ結果、何を手に入れたのかに注目しています。

行動したことで得られたものが何かまで説明しましょう。

「自作の問題集を作成したことで歴史の点数が60点から80点に伸びました」と数字を用いながら説明するとわかりやすくなります。

他にも「2ヶ月間コツコツ取り組んだことから継続する大切さを学びました」など自分が得た学びをしっかりと伝えましょう。

行動した結果、就活生がどうなったのかまで説明しないと過程の内容が不足し、高評価を得られる機会を逃します。

4. 入社後にどのように活かすかを示す

最後に、入社後にどのように活かすかを示すことが大切です。

企業は就活生が仕事に貢献してくれそうか見極めています。

学業で得た学びを仕事にどう変換するつもりか宣言しておきましょう。

例えば「入社後もゼミ活動で身につけた継続力と計画性を発揮し売上に貢献したいです」など自分なりの目標やなりたい姿を述べてください。

最後にどう活かすかを加えることで、企業が求める人物であることをアピールする機会にもなります。

高すぎる目標や身の丈に合っていないことまで宣言する必要はありません。

現時点で、入社後の姿まで想像できていることを面接官に伝えましょう。

ESの「学業で取り組んだこと」の例と例文

本章では、ざまざまなシーン別に例文を紹介します。

企業が評価するポイントや構成は理解していても、文章全体を見てみないと想像できない人もいるでしょう。

自分が自信を持って作文できそうな分野があれば、ぜひ参考にしてください。

具体的なエピソードや取り組んだ理由を置き換えてあなた自身の文章にしましょう。

ある程度の方向性や話題が重複するのは仕方ありません。

文系の例文

例文

私は、会計学を中心に学んできました。

資金管理は企業を成長させるうえで必要不可欠です。

経営の屋台骨を支える仕事がしたいと考えたため、会計学を専攻しています。

会計学では正確性について学びました。

資料から数字を読み取っていく中で一度でも計算を間違えてしまうと全体に影響します。

さらに、経理担当者がいい加減な計算だと正しい経営判断ができないことに気がつきました。

入社後は、正確な計算を心がけ、企業の発展に貢献したいと考えています。

Point

自分の経験が仕事にどう活かせるのか具体的に示されているため、面接官は評価しやすくなります。

理系の例文

例文

私は、環境に優しいモーターの開発に取り組んでいます。

持続可能な社会に貢献するために一番興味のあるモーターを選択しました。

当初は数値がまったく改善されず、原因も特定できない状況でした。

教授からは「別の視点から物事を観察することも大切です」とアドバイスを頂戴しました。

思い切って前提条件から見直すことで、新しい切り口が発見できました。

現在は、学会で発表するために資料やデータをまとめている段階です。

貴社に入社できた際には、1つの視点に縛られることなく広い視野から研究できるようにしたいです。

Point

自分の研究成果を軸に強みがアピールできています。

冒頭から最後まで一貫性があり、読みやすい文章です。

美術・体育系の例文

例文

私は、普段美術を見ない人も学園祭に来たくなるきっかけ作りに注力しました。

美術は知識がある一部の人が楽しむイメージがあります。

しかし、美術はもっと手軽に楽しめるものであるべきだと考えています。

そこでSNSを活用し、作品解説や作業風景を投稿しました。

その結果、学園祭では来場者を100名から150名に増やしました。

入社後はお客様に製品を認知してもらう重要性を意識し、広告宣伝に携わっていきたいです。

Point

自分の考えをもとに主体的に行動していくことが大切です。

思いついたエピソードから当てはまるものがないか確認してみましょう。

ゼミの例文

例文

大学時代のゼミでは、飲食店とコラボしたメニューの開発に注力しました。

きっかけは教授と店主様が学生時代からの知人であるためです。

最初は自分たちが食べたいものばかりを候補として考えていました。

しかし、店主様からは「ニーズが把握できていない」とご指摘をいただきました。

確かにメニュー開発できることに盛り上がり、実際に販売することまで考えが至っていませんでした。

そこで近隣に住む方の年齢層を調査し、30代の女性を想定したメニューにしました。

その結果、お客様から「ヘルシーで気兼ねなく食べられる」とお褒めの言葉をいただきました。

この経験を活かし、どのお客様に購入していただきたいのか明確にしながら商品開発に励みたいです。

Point

失敗を乗り越え、どう成長してきたのかが読み取れる点が評価できます。

取り組みは失敗でも問題ありません。

自分がどう行動し次に活かすかが大切です。

卒業論文・卒業研究の例文

例文

私は訪日旅行客がもたらす地方経済への影響について研究しました。

旅行客が増えることで日本全体の売上は上昇しています。

しかし、同時に物価も高騰しているため、深く研究したいと考えたのがきっかけです。

実際に地方へ行き、商売している方へインタビューしたり、経済産業省が公表しているデータを分析したりしました。

実際に現場に行くことで見えてくる現状があり、データだけに頼っていては導き出せない考えがあることに気がつきました。

入社後は、SNSの評判だけでなく実際に利用したお客様の声も大切にし、より良い商品開発にしたいです。

Point

卒論を選んだ背景がしっかり記載されているため、人柄や価値観を見極めるきっかけになっています。

学業とアルバイトの両立の例文

例文

私は、学業とアルバイトの両立に注力したことで、自制心の重要性を感じました。

大学受験を控えている弟がいるため、両親の負担を少しでも軽くするためです。

最初はアルバイトが終わると疲れから勉強する気持ちになれませんでした。

そこで早めに就寝し、早朝に起きて勉強する生活に切り替えました。

眠気はなくスッキリした状態で勉強できるため、効率よく課題を終わらせました。

途中で何度も投げ出しそうになりましたが、両立すると決めた理由を思い出すことで自分を自制できました。

上記の経験を活かし、入社後はしっかり貢献できるよう仕事に取り組みたいです。

Point

自分なりに工夫した点を具体的に記載することが大切です。

過程は人によって異なるため、自分らしさを表現するチャンスになります。

留学の例文

例文

私は、2年間イギリスへ留学していました。

留学では自分の意見を主張する大切さを学びました。

きっかけは子どもの頃から通訳に憧れていたためです。

英語は日本にいる時から勉強しているため、聞き取ることは可能です。

しかし、自分の意見を主張したいと思った時に英語が思いつかず黙ってしまう癖がありました。

留学してすぐに同い年の友人ができましたが、口数の少ない私を不思議に思っていたそうです。

最初は自分のわがままを通すために意見していると思っていました。

しかし、実際は相手の考えと自分の考えを擦り合わせるために意見交換していることに気がつきました。

今では、自分の知っている単語を組み合わせて意思表示しています。

初対面でもしっかりと会話し、価値観が共有できる人材になりたいです。

Point

自分の目標とする人物像がある人は、企業が求める人物像とかけ離れていないかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

教育実習の例文

例文

学生時代は教育実習に一番力を入れて取り組んだと考えています。

友人に勉強を教えるのが上手いと言われたのがきっかけです。

実習前は、担当範囲を終わらせるための方法ばかり考えていました。

実際に授業してみると生徒たちに学力差があるため、一律に進めることはできませんでした。

そこで私は、教員ではなく勉強に遅れている子をサポートする仕事に就きたいと考えました。

貴社が運営している塾には私の理想が詰まっています。

1人でも多くの子が学校の勉強に追いつけるようにサポートしていきたいです。

Point

入社後にやりたいことを説明しつつ、志望動機にも触れているため入社意欲が高いことがアピールできています。

ESは面接官に自己PRする場でもあります。しっかり入社意欲を伝えましょう。

外国語学習の例文

例文

私は、第二外国語としてドイツ語を専攻しています。

ドイツ語がきっかけで新しい友人ができ、人脈も増えました。

最初は自分にとって都合のいい時間割だったためです。

しかし、勉強するうちにドイツの歴史や文化を知ることでどんどん好きになっていきました。

さらに、近くにあるドイツ料理のお店に行った際、同い年の留学生と意気投合し初めて海外の友人ができました。

今でも会うたびに文化や価値観の違いに驚くことばかりです。

入社後は、海外に興味はあるけれど一歩踏み出せないお客様向けの旅行プランを企画したいです。

海外の文化や価値観に触れることは、自分の人生を見つめ直すきっかけになります。

少しでもお客様がより良い人生を過ごす手助けができればと思っています。

Point

学生時代に取り組んだことの背景が詳しく書かれているため、内容が想像しやすいです。

読み手への配慮も大切になるため、具体例やエピソードは字数が許す限り盛り込むようにしましょう。

資格取得の勉強の例文

例文

私は、学生時代にITパスポートの資格を取得しました。

もともとパソコンや電子機器に興味がありました。

資格を勉強するにあたって計画性の大切さを学びました。

最初は、空いた時間ができたら勉強するようにしていたのですが、どうしても怠けてしまうため長続きしませんでした。

そこで毎朝30分と寝る前の30分に勉強するように計画を立てました。

一度に勉強する量はそこまで多くないため継続できました。

入社すると個人目標やチーム目標などが設けられると思います。

何も決めずに営業すると怠けてしまうため、しっかりと計画を立てて達成できるために必要な行動を考えながら日々を過ごすつもりです。

Point

自分の性格をしっかり把握できているため、自分に合った対策が立てられています。

自己分析ができているかどうか企業はチェックしているため注意してください。

ESの「学業で取り組んだこと」を魅力的に書くコツ

ES対策として「学業で取り組んだこと」を魅力的に書きたいときは、事前に書くコツを整理しておくことが肝心です。

いくつかのコツを押さえて書き方を工夫すれば、それだけで「学業で取り組んだこと」の内容は魅力的になります。

主なコツは、以下の3つが挙げられるでしょう。

・学業で取り組んだことからの学びを仕事にどう活かすか書く
・結果よりも計画や課題解決にフォーカスを当てる
・企業の求める人物像を参考にして書く

これらのコツを実行して「学業で取り組んだこと」を具体的に書けば、採用担当者から好印象を獲得できる可能性が上がります。

では、重要なポイントを詳しく見ていきましょう。

学業で取り組んだことからの学びを仕事にどう活かすか書く

ES対策の中で「学業で取り組んだこと」を書くときは、まず、その取り組んだことからの学びを仕事にどう活かすのか述べる必要があります。

ただ取り組んだことの内容を伝えるだけでは、「〇〇を頑張りました」という事実を報告するのみになってしまうため、就活のアピールとしてあまり意味をなしません。

せっかくESで自分自身をアピールするのなら、一つひとつの回答から、自分の魅力が光るように意識する必要があります。

そんなとき取り組みから何かを学び、それを仕事でどう活かしていくのか伝えていえれば、採用担当者から興味を持たれやすくなります。

入社後の活躍に対してイメージがわきやすくなり、前向きに選びたいと感じる採用担当者は多くなるでしょう。

仕事での活かし方は、志望先企業ならではの内容であればあるほど、マッチ度の高さが伝わるため魅力的に感じられるものです。

結果よりも計画や課題解決にフォーカスを当てる

ESの中で「学業で取り組んだこと」を書くときは、結果よりも、計画や課題解決にフォーカスすることが重要といえます。

成果そのものではなく、課題とどう向き合って行動してきたのかが、自分自身の人柄や価値観、相合的な人間力を伝えるうえで大事になるからです。

成果を出すためには、困難・課題と真剣に向き合うことが欠かせません。

その中で何を考えたのかで、一人ひとりの人格やスキルは伝わるため、いうなればこのプロセスが最も個性が出るポイントになります。

企業はそういった個性の出るポイントを細かくチェックし、自社の事業内容や社風に合うのかを見極めています。

そのため、結果そのものより、立てた行動計画や課題解決のための施策について重点的に触れていきましょう。

企業の求める人物像を参考にして書く

ESを書くうえで「学業で取り組んだこと」の回答を作成する際は、企業の求める人物像を参考にすることが大切です。

企業が求める人物像を意識して取り組みの内容を考えれば、マッチ度が高いことで、企業からは採用を検討してもらいやすくなります。

マッチ度の高い人材は、いち早く業務になじめることで、早めに成長できることや自分の個性を大事にしながらストレスなく働けるでしょう。

これは採用のミスマッチを避けたい企業にとって重要なことであり、企業が成長を維持するうえでは、求める人物像と合致する就活生を選ぶことは欠かせません。

企業が求める人物像は、志望先企業について詳しく研究する中で自然と見えてきます。

事業内容や理念、社風などを考慮したうえで、企業が求める人物像を想定し、それに合った効果的なアピールを行いましょう。

ESの「学業で取り組んだこと」を書く時の注意点

「学業で取り組んだこと」を書く時の注意点が大きく3つあります。

構成やポイントを押さえた文章にすることは大切です。

しかし、注意点を無視してしまうと良い文章が台無しになる可能性があります。

最後まで気を抜かずに文章を作り上げるためにも、次の文章で解説する項目は理解して回避するようにしましょう。

伝える内容を一つに絞る

注意点の1つ目は、伝える内容を一つに絞ることです。

いくつも話すと面接官は一番主張したい箇所がわからなくなります。

自分をアピールするために複数の内容を記入したくなる気持ちは理解できます。

しかし、情報量が多いとかえって逆効果になるため注意してください。

エピソードが何個もあることで「1つのことに注力できない人なのでは?」とマイナスの印象を持たれる可能性があります。

そのため、ESには自分が一番主張したいことを選択し記入しましょう。

文字数が足りないと感じる方は、選んだエピソードを深掘りしてより具体的な内容を伝えるようにしてください。

専門用語をそのまま書かない

注意点の2つ目は、専門用語をそのまま書かないことです。

就活生はどれだけわかりやすい文章が書けるかも見られています。

仕事をする際は専門的な知識が無い人にも事業内容や商品を説明する機会があります。

そのため噛み砕いて説明する力は重要です。

難しい言葉をできる限り使わないのが無難です。

もし、使う場合は例え話も添えるなど工夫しましょう。

面接官に対しても同様です。

社会人としての知識はありますが、すべての範囲を網羅しているわけではありません。

専門用語に関する知識が無い前提で言い換えて表現しましょう。

読みやすさを重視して端的に書く

注意点の3つ目は、読みやすさを重視して端的に書くことです。

面接官は何十人ものESを読みます。

そのため、読みにくい文章はストレスになるでしょう。

最後までスムーズに読めるように文章は端的に書きましょう。

さらに一文が長くなりすぎないようにしてください。

一般的に40〜60文字程度が一文に適していると言われます。

もちろん多少前後することもありますが、100字や150字など長くなり過ぎないようにしてください。

端的に文章が書ける人は、自分が書きたい内容について理解できている証拠です。

自分の取り組みをしっかり理解しているアピールにもなるため、読みやすい文章を意識しましょう。

学生時代に学業で取り組んだことが特にないときの対処法

学生時代に学業で取り組んだことが思いつかない就活生もいるでしょう。

本章では、特にないと思っている人向けに解説していきます。

文章が完成しない時は、別の角度からアプローチすることが大切です。

今までは、過去を振り返ることで話題を探していました。

行き詰まった就活生は探す方向を変えてください。

矢印を自分に向けるのではなく、外側に向けてみましょう。

視野を広げてみることでヒントが見つかることがあります。

学業に関して特に思いつかない就活生は、本章をぜひ参考にしてください。

企業が求めている人物像やスキルから考える

まずは、企業が求めている人物像やスキルから考えてみましょう。

企業がほしいと考えている人材とあなたがマッチしていなければ内定は難しくなります。

そのため、企業の募集要項から逆算して文章を考えてみましょう。

公式サイトに「チャレンジ精神」「主体性」「積極性」などの言葉を見つけたとします。

自分は上記の要素を満たした人材であることをアピールするために、適したエピソードがないか思い出してみましょう。

なんのヒントもない状態から考えるよりは簡単になります。

スキルや経験でも同様です。

企業がコミュニケーション能力や留学経験を重視しているのであれば、適切にアピールしましょう。

内定者がESに書いた内容を参考にする

次は、内定者がESに書いた内容を参考にする方法もあります。

実際に選考を通過した文章になるため作成に必要なイメージが湧きやすいでしょう。

インターンシップやOB・OG訪問した際に質問するのがおすすめです。

現場で働いている人の意見は貴重です。

さらに、面接時の雰囲気や質問内容を知れるチャンスでもあります。

インターネット上にもESが公開されている場合がありますが、注意して参考にしましょう。

管理会社や投稿者が怪しいと感じた場合は、参考にしない方が無難です。

もちろん正しく運営しているサイトもあるため自分の目で確かめながら使用してください。

学業のガクチカを参考にする

最後は、学業のガクチカを参考にしてください。

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」になるため学業とは離れてしまいますが、近い位置に属しています。

そのため、ガクチカを参考にすることで文章が思いつく可能性があります。

さらにガクチカで学業について触れている就活生もいるでしょう。

その場合は非常に参考になるため、読んでみるのもおすすめです。

ガクチカについて詳しく知りたい方や実はガクチカでも悩んでいる方は、こちらの記事を参考にしてください。

効率よく作成する方法を解説しています。

面接で「学業で取り組んだこと」を聞かれた時の答え方

ここからは、面接で「学業で取り組んだこと」を聞かれたときの具体的な答え方について、重要なポイントをまとめていきます。

「学業で取り組んだこと」の質問は、ESだけでなく面接でも頻繁に聞かれるものです。

ここでチェックしたい項目は、以下のとおりです。

ES・履歴書の内容を深掘りされる

面接での答え方のポイント

「ESはしっかり対策したのに面接ではうまく答えられなかった…」とならないためにも、面接における対策も万全にしておきましょう。

ES・履歴書の内容を深掘りされる

基本的に就活の選考で行われる面接では、ES・履歴書の内容について深堀りの質問をされます。

そのため、ES・履歴書の内容については、より詳しくアピールできる準備が必要といえます。

書いた内容をよく覚えていなかったり詳しく聞かれた際にしっかり答えられなかったりすれば、準備不足な印象が強くなってしまいます。

「このエピソードは本当なのか」などの疑惑を持たれる原因にもなるでしょう。

よく聞かれる深堀り質問の内容は、たとえば以下が挙げられます。

なぜ〇〇に取り組もうと思ったのか

どのように乗り越えたのか

何が大変だったか

なぜこのように考えたのか

このように、「なぜ」「どのように」などのポイントに絞って深掘りの質問をされる傾向が強いです。

面接の際にしっかり対応するためには、以上のような質問が来ることを想定し、具体的な行動・思考を整理しておく必要があります。

そのためにはESや履歴書であらすじを説明し、面接でより細かい部分まで回答するという流れをイメージしておきましょう。

面接での答え方のポイント

続いて、面接で「学業で取り組んだこと」を尋ねられた際の、答え方のポイントを整理していきましょう。

面接では、エピソードを2つ程度用意しておき、面接官の様子を把握しながらどちらも紹介できるように備えておくのが望ましいです。

面接官から好印象を持たれるエピソードや受け答えにはさまざまなパターンがあり、複数のパターンを想定しておいたほうが、より高評価を獲得しやすくなる可能性があります。

「学業で取り組んだこと」について深掘りの質問をされる際は、面接官から「ほかに取り組んだことはありますか?」と聞かれる場合があります。

その際に何も答えられないと、「対応力が低い」「自分のアピール要素をしっかり準備してきていない」という印象になるかもしれません。

ES・履歴書の内容に基づいた深堀り質問に柔軟に対応するためにも、エピソードは複数準備しておきましょう。

評価ダウンの可能性も?「学業で取り組んだこと」の NG例文も押さえよう

ESで「学業で取り組んだこと」を書くときは、評価ダウンを避けるためにも、NG例文も前もってチェックしておきましょう。

あらかじめNG例文を見ておけば、何が低評価になるのかわかるので、実際に低評価を回避するための対策ができます。

NG例文の特徴は、以下のとおりです。

課題に対して取り組み内容が書かれていないNG例文

課題を克服した結果、何を学んだかが書かれていないNG例文

以上のような文章では、到底良い評価は獲得できないでしょう。

では、実際にNG例文を見ながら、ポイントを解説していきます。

課題に対して取り組み内容が書かれていないNG例文

私は大学生活の中で、ダンスサークルの活動に精力的に取り組んできました。

初心者のため、活動中は課題ばかりでしたが、工夫の結果乗り越えることができました。

今後もこの工夫の姿勢を忘れず、入社後も課題に対してさまざまな施策を試しながら成長したいです。

以上の例文には、具体的な課題・課題に対する取り組みの内容がそれぞれ記載されていません。

何が課題で、その課題と向き合った結果何を実践して乗り越えたのか、重要なプロセスが抜けてしまっています。

以上のような具体性に欠けるアピール文は低評価を受ける可能性が高いため、内容を具体的に述べることを忘れないようにしましょう。

「工夫」「努力」などの表現を使うのであれば、その内容は具体的に何なのか示すことが大切です。

課題を克服した結果、何を学んだかが書かれていないNG例文

私は大学生活の中で、ダンスサークルの活動に精力的に取り組みました。

初心者のため、活動中は振付をなかなか覚えられないことが課題でした。

そこで私はベテランの先輩から直接アドバイスをもらい、アドバイス通りの練習を毎日続けました。

この結果、私は自分の課題を乗り越えることができ、活動の際は常に充実感を得られるようになりました。

上記の例文には、課題を克服したことで何が得られたのか、どのようなスキルを習得できたのかが書かれていません。

そのため、経験を学びや自分の成長に変えられる人物である、という大事なアピールがないことがNGポイントといえます。

単純に「課題を乗り越えた」という事実を伝えるのみになってしまっているため、就活のアピールとして魅力が感じられません。

「学業で取り組んだこと」を述べる際は、結びとしてその経験から何を学んだのか伝えたうえで、それを最終的にどのように今後活かしたいか話すことが大切です。

「学業で取り組んだこと」について悩む学生からよくある質問と回答

最後に、「学業で取り組んだこと」について悩む学生に向けて、よくある質問を紹介していきます。

よくある質問は以下のとおりです。

学業で力を入れたことを書くには何を書く?

学生時代に力を入れたことでNGなのは?

履歴書の学業で力を入れたことの文字数は?

面接で学業に関する質問は?

初めてESを作成する際や文章表現が苦手で困っている際などは、「学業で取り組んだこと」の書き方について悩むことも多くなるでしょう。

せっかくのアピールの機会を無駄にしないためにも、悩んだときは、よくある質問にも目を通しておくことをおすすめします。

回答は、以下のとおりです。

学業で力を入れたことを書くには何を書く?

「学業で取り組んだこと」「学業で力を入れたこと(ガクチカ)」には、以下の内容を、①~⑤の順番に沿って記載しましょう。

①結論ファースト

②学んだ理由・根拠を示す

③学んだ過程を書く

④結果・学びを書く

⑤仕事への活かし方を書く

まずはとにかく、「学業で取り組んだこと」の内容を結論として明確に述べることが肝心です。

これによってテーマが明らかになるため、採用担当者は内容の理解がスムーズになります。

そのうえで、学んだ理由や根拠を伝えましょう。

自分の興味関心や人となりを知ってもらううえで、重要なフェーズになります。

そして、学んだ過程を具体的に書くことで、結果に至るまでどのような努力・工夫を重ねてきたか知ってもらう流れです。

続いて学んだ結果と、そこから得た学びについて触れ、最後に結びとして仕事への活かし方を伝えるかたちになります。

以上の内容と流れを守っていれば、基本的に問題はありません。

学生時代に力を入れたことでNGなのは?

ESに書く「学業で取り組んだこと」や「学生時代に力を入れたこと」でNGなのは、具体的には以下が挙げられます。

単純な自慢話で完結してしまう

嘘や誇張表現で内容を盛る

悪印象につながる取り組み

「学業で取り組んだこと」を書くときは、単純な自慢話で終わってしまわないように、課題・課題に対する工夫や努力・学びなどをしっかり述べていくことが大事です。

また、嘘や誇張表現で話を盛ることは避けましょう。

面接で深掘りの質問をされた際に具体的な情報を伝えられず、嘘だとすぐにばれてしまう可能性が高いです。

ほかには、悪印象になる取り組みをアピールすることも避けてください。

具体的には、ギャンブルや犯罪につながる内容(ハッキングや詐欺行為など)が挙げられます。

履歴書の学業で力を入れたことの文字数は?

履歴書に書く「学業で取り組んだこと」の文字数は、200字~300字程度を目安にすると良いでしょう。

文字数に指定がなければ、200字~300字程度が最もちょうどよくまとまるからです。

少なすぎず多すぎずな文字数なので、採用担当者も負担を感じずに読むことができます。

なお、ESの「学業で取り組んだこと」について文字数の指定がある場合は、おおよそ8割以上は埋めるように意識してください。

たとえば300字以内であれば、240字以上はしっかりと書きたいところです。

また、300字「程度」と指定されている場合は、プラスマイナス10%ほどの文字数を目安にすると良いでしょう。

つまり300字程度のときは、270字~330字あたりが適切な文字数になります。

面接で学業に関する質問は?

面接では学業に関してさまざまなことを質問されるため、「学業で取り組んだこと」以外の質問に対しても備えは万全にしておきましょう。

面接で質問されやすい学業に関することは、以下が挙げられます。

学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を教えてください

学業で頑張ったことは何ですか

学業以外に頑張ったことは何ですか

大学で学んでいることについて教えてください

大学や専攻を選んだ理由を教えてください

ゼミを選んだ理由や研究内容を教えてください

成績が良い/悪いのはなぜですか

いずれの回答をする際も、共通して重要なのは、結論ファーストでわかりやすく伝えたいことを述べることです。

また、志望先企業の求める人物像を考慮した答え方もぜひ意識しましょう。

学生として学業に関する質問で詰まってしまうのは致命的なので、面接対策をする際は、大学生活をよく振り返りながら回答を考えることが大切です。

エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を効果的にアピールしよう!

本記事ではESで「学業で取り組んだこと」を質問された際に効果的にアピールする方法について解説してきました。

企業は本当に学業のことが知りたいわけではありません。

回答から就活生の人柄や相性、将来性を見極めています。

単純に学業のことについて説明するだけだと、選考は通過できないため注意してください。

学業から学んだことや仕事に活かそうと思っている経験があれば面接官に伝えましょう。

本章を読むことで納得のいく就活になれば幸いです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます