【例文7選】ガクチカでバスケットボール経験を活かすポイントと例文を紹介

【例文7選】ガクチカでバスケットボール経験を活かすポイントと例文を紹介

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【バスケットボールのガクチカ】ガクチカとは

バスケットボールのガクチカを書くときは、まず、ガクチカとは何か基礎的な知識を身につける必要があります。

ガクチカは就活において頻繁に質問されることの一つであり、志望動機や自己PRとあわせて、対策は必要不可欠です。

ガクチカについて理解を深めるうえで、大事な要点は以下のとおりです。

  • 学生時代に力をいれたこと
  • 自己PRとの違い

特に初めてガクチカを書く人は、ガクチカの定義から理解を深めたうえで、魅力的なガクチカ作成につなげていくことが重要となります。

では、上記の要点を一つひとつチェックしていきましょう。

学生時代に力をいれたこと

就活でよく聞かれる「ガクチカ」は、「学生時代に力を入れたこと」の略称になります。

ガクチカは新卒の就活生には、ES(エントリーシート)や面接などを通じて頻繁に質問されることが特徴です。

それだけ企業は、ガクチカに重きを置いて就活生を評価していることがわかります。

ガクチカからは、主に以下のようなことが見えてきます。

  • 本人の総合的な人柄・印象
  • 興味関心
  • モチベーションが上がるポイント
  • 問題解決能力や論理的思考力の有無
  • 頑張ったことから学ぼうとする姿勢
  • その他特定の能力を伸ばそうという姿勢
  • 入社後に活かせる強みや能力
  • わかりやすく物事を伝える力

このようにさまざまなスキル・ポテンシャルが見えてくるため、ガクチカは重要な質問項目といえます。

自己PRとの違い

ガクチカについて考える際は、自己PRとの違いについて悩む人も多いでしょう。

まず、自己PRは自分の強みやスキル、経験などをアピールすることです。

そのうえでなぜ自分がその企業で働きたいのか、なぜその強みを入社後に活かせるのかを伝え、志望度の高さや熱意をアピールしていきます。

これに対してガクチカは、単純な強みやスキルを伝えるのではなく、アプローチとして学生時代に頑張ったことを述べていく必要があります。

そのうえで、培ったスキルや学んだことをアピールし、企業に貢献したい意思を伝える流れです。

両者とも同じように自分の強みや経験などをアピールしていますが、中でもガクチカは、学生時代に力を入れたことや取り組みを通じて強みを伝えていく具合になります。

自己PRとの混同には注意しましょう。

【バスケットボールのガクチカ】ガクチカで企業は何を見ているのか

ガクチカの題材としてバスケットボールを選ぶ際は、まず、そもそもガクチカで企業は何を見ているのかチェックしておくことが大事です。

これにより企業の評価基準が見えてくるため、より完成度が高く、採用担当者に響くガクチカが書けます。

ガクチカで企業が見ているポイントは、以下のとおりです。

  • 人柄
  • 成長意欲
  • 求めている人物像と合っているか

ガクチカで企業が求めるポイントをしっかり押さえたうえで、ほかと差別化できる、魅力的なガクチカの作成につなげましょう。

人柄

企業がガクチカを見る際にチェックするポイントの一つは、人柄です。

ガクチカを聞けば、取り組んだことの内容やエピソード内での本人の動き・思考などから、自然と本人の人柄や価値観は伝わってきます。

そのうえで企業は、協調性はあるか・一般的なコミュニケーションが取れるか・問題解決能力を持っているかなどの点を細かく見ていく流れです。

上記の点において問題がなければ、社会人として、組織に溶け込んで働いていけるポテンシャルがあることがわかります。

特に日系の企業は人柄やポテンシャル重視で新卒採用を決める傾向が強いため、ガクチカからわかる本人の総合的な人柄の特徴は、採否を分ける評価に大きく関わるでしょう。

そのため就活でガクチカを作成する際は、自分自身の人柄が伝わるように、エピソードの中で感じたことなどを明確に伝えることが大切です。

成長意欲

企業がガクチカを聞くときは、本人の成長意欲を見ている場合があります。

ガクチカでは、エピソードを通じて学びや成長について触れていくため、そこから成長意欲や学ぶ姿勢などは読み取れるものです。

企業は常に成長を続けていく必要があるため、会社に貢献できる人材を採用するためには、自分自身も成長できる人材でなければなりません。

成長意欲の高い人はさまざまなことにチャレンジし、自分の能力を高めていけます。

良い結果を常に追い求めるため、その分、会社にも利益をもたらせるでしょう。

ガクチカは、そういった成長や学びの部分をアピールできるという意味でも、志望動機や自己PRとは異なる側面を持ちます。

ガクチカを書くときは、力を入れて取り組んだ結果どのような学び・成長があったのかを明確に示すことが大切です。

求めている人物像と合っているか

企業がガクチカを質問する際に見るポイントとしては、自社が求める人物像と合っているかという点も重要になります。

企業には、社風・理念・事業内容・現在の職場の雰囲気などに基づいて形成される、採用にあたって求める人物像があります。

求める人物像と大きく乖離する人材を採用すれば、ミスマッチが起こることで、双方にとって不利益につながるでしょう。

ミスマッチは企業にも本人にも良い結果にならないため、採用活動では、企業は極力避ける必要があります。

だからこそガクチカのようにさまざまな点が読み取れる質問をし、自社とのマッチ度を測っているのです。

求める人物像を採用できれば、早期離職などは起こりにくくなり、貢献されて会社も成長するうえに本人もやりがいを感じられるでしょう。

【バスケットボールのガクチカ】バスケでアピールできる強み

バスケットボールの経験をガクチカにする際は、具体的にどのような強みや能力をアピールできるのか整理しておきましょう

事前にアピールしやすい強みを理解しておけば、より採用担当者の印象に残るガクチカを作成できます。

バスケットボールのガクチカでアピールできる強みは、主に以下のとおりです。

  • チームワーク
  • リーダーシップ
  • 挫折を乗り越える力

これらの強みは、どの業界・職種でも重視されるスキルといえます。

そのため、仕事内容を問わずアピールしやすく、再現性が高いことが魅力です。

では、一つひとつの強みを詳しく解説していきます。

チームワーク

バスケットボールのガクチカでは、チームワークを積極的にアピールできます。

バスケットボールは団体競技として代表的なものであり、中でも競技スピードは早いため、メンバー同士の連携は欠かせません。

常に周りを見ながら行動し、気を利かせたり自分に必要な役割を見いだしたりする力は、会社員として組織に所属するうえで必須のスキルといえます。

中でもバスケットボールのように高い連携性を求められる現場では、チームワークを意識して行動できる人は重宝されるでしょう。

場の空気を読みながら行動できるため、その動きが場の快適さを生み、業務効率を高めていきます。

そのため、バスケットボール経験で高めてきた協調性やチームワーク力に自信がある人は、その能力を積極的にガクチカでアピールしてみましょう

リーダーシップ

バスケットボールのガクチカでは、リーダーシップをアピールできる場合もあります。

わかりやすい例でいえば、バスケットボール部でキャプテンを務めていた人は、否が応でも活動を通じてリーダーシップを鍛えられたはずです。

リーダーシップを発揮し、周りを積極的に統率できる人は、団体行動の場において常に必要とされます。

また、リーダーシップのある人には代表者としての責任感があるため、その真面目さが評価につながる可能性もあります。

なお、バスケットボールはポジションによってそれぞれ役割が異なるため、いわばそのポジションのリーダー・代表者は自分自身です。

そのためバスケットボールのガクチカでは、キャプテンを務めていたわけではない人でも、リーダーシップをアピールできる可能性がある点が特徴です。

挫折を乗り越える力

バスケットボールのガクチカを書くときは、挫折を乗り越える力もアピールできるでしょう。

バスケットボールをはじめとしたスポーツには、心身のコンディションが大事になってくるため、常に最高なプレーができるわけではありません。

それがさらにチームプレーになるため、最高のコンディションで最高のチームプレーができることは少ないといえるでしょう。

しかしそれでも一つひとつの練習・試合には臨まなければならないため、困難や挫折を乗り越える力は必要です。

挫折を乗り越える力は、社会人として仕事をこなしていくうえでも常に必須となります。

なんだか調子が上がらない…というときでも仕事はこなさなければならないため、どのように悪い状況を解決して乗り越えるか、そういった能力が求められるのです。

【バスケットボールのガクチカ】差別化するポイント

バスケットボールのガクチカを書く際は、ほかの学生との間で埋もれないことを意識する必要があります。

そのためには、具体的な差別化のポイントをチェックしておきましょう。

主な差別化のポイントは、以下のとおりです。

  • 具体的なエピソードを用いる
  • プロセスを重要視する

このように差別化を意識してバスケットボールのガクチカを書けば、バスケットボールという題材自体がほかの人と被っても、採用担当者の印象に残りやすくなります。

では、具体的にどのような点を意識して差別化すべきなのか、詳細を見ていきましょう。

具体的なエピソードを用いる

ガクチカでほかの人と差別化しやすいポイントは、具体的なエピソードを用いることです。

バスケットボールという題材自体はよくあるものでも、経験したエピソードは人によってさまざまあり、それはすべて異なります。

だからこそガクチカのエピソードは具体的に述べる必要があり、中でも、具体的な行動や数字を伝えることが重要といえます。

たとえば「〇〇が大変だったため対策しました」と述べるだけでは、どのような対策をしたのか見えてきません。

行った対策の内容をしっかり伝えることで、自分の問題解決能力が伝わるため、採用担当者にも響きやすくなります。

また、数字を用いて表現することが大事なのは、エピソードにより基準が異なるからです。

結果を伝えてもどの程度素晴らしいことなのか伝わりにくいことがあるため、成長率や比較データなどを伝えられる場合は、積極的に活用しましょう。

プロセスを重要視する

バスケットボールのガクチカで差別化を意識する際は、プロセスを重視することが大事です。

なぜなら、ガクチカは取り組んだことの内容や成果そのものより、結果に至るまでのプロセスにおける行動・思考が評価の対象になるからです。

困難を解決したことよりも、どのように考えて何の対策で困難を解決に導いたのかが重要になります。

プロセスを重要なポイントとしてガクチカを書けば、エピソードをより詳細化して書くことができるでしょう。

起こった課題に対して考えたこと、その結果行った施策を具体的に述べられるため、採用担当者の印象に残りやすくなります。

そのため、取り上げるバスケットボールのエピソードは、課題発生から解決まで具体的に伝えられるものが良いといえます。

【バスケットボールのガクチカ】コツ

ここからは、バスケットボールの経験をガクチカに使う際のコツを紹介していきます。

良いガクチカを書いて企業の採用担当者から高評価を獲得するためには、さまざまな下準備が必須となります。

具体的には、以下2つのコツが挙げられるでしょう。

  • 企業研究を徹底する
  • 簡潔にまとめる

バスケットボールのガクチカを書くことが決まったら、以上の点を意識したうえで、ガクチカの完成度を上げていきましょう。

では、バスケットボールのガクチカを書くコツについて、詳細を一つひとつ整理していきます。

企業研究を徹底する

バスケットボールのガクチカを書くときは、企業研究を徹底しましょう。

ガクチカのアピール内容を企業に合ったものにするためには、企業が求める人物像について理解を深める必要があります。

その際は、志望先企業の事業内容や理念、歴史などさまざまなポイントに目を向けることが大事です。

企業研究をしてその企業のことをよく知れば、社風からそれぞれの企業が求める人物像がある程度わかってきます。

そのうえで、バスケットボールのガクチカでアピールする強みやスキルを考えましょう。

このように企業のニーズにマッチするガクチカを作成できれば、事前に企業研究をしっかり行っている印象があるため、採用担当者からは良い印象を持ってもらえます。

簡潔にまとめる

バスケットボールのガクチカを書く際は、簡潔にまとめたうえでわかりやすさを意識する必要があります。

わかりやすい文章のほうが読みやすく、初めて触れる内容でもすんなり頭に入ってくるからです。

ガクチカでは、書きたいことが多すぎるあまり、つい詳細化しすぎてしまう人も少なくありません。

具体的にエピソードを述べることは重要ですが、簡潔にまとまっていなければアピールとして本末転倒になります。

ガクチカを書いたあとは必ず見直し・添削を行い、不必要な言葉・説明は省きましょう。

伝えたい強みやスキル、学びの部分がしっかりと伝わるのであれば、長文すぎてわかりにくいガクチカは、意外と大幅に削ってしまっても問題ない場合が多いです。

【バスケットボールのガクチカ】注意点

バスケットボールのガクチカを書くにあたって失敗を避けるためには、いくつかの注意点を理解することも重要です。

ガクチカ作成の際は、不要な情報を入れてしまったり、あまり関係のないスキルをアピールしてしまったりする失敗が意外とありがちです。

そのため、以下の点は事前にチェックしておきましょう。

  • 嘘をつかない
  • チーム全体の成果を自分だけの成果にしない
  • スキルの関連性を明確にする

誠実さやわかりやすさなどを意識してガクチカを作成し、ガクチカ作成における失敗を防ぎましょう。

では、詳細を一つひとつ解説していきます。

嘘をつかない

バスケットボールのガクチカでは、まず、嘘をつかないことが大切です。

これはガクチカに限らずいえることですが、就活で何らかのアピールをする際に嘘をつくと、最終的に自分自身が損をしてしまいます。

もし嘘だと発覚した場合は、信用を失うため、もちろん選考に通過することはありません。

嘘をついたまま入社した場合でも、あとでバレたときに結局気まずい思いをするのは自分自身です。

嘘の発覚によって解雇にまで至るケースはあまりありませんが、上司から不誠実だと思われ、信用を失うことは明らかです。

なお、ガクチカの中に嘘を入れてしまうと、アピールの際に違和感や矛盾が生まれやすくなります。

多くの候補者を見ている採用担当者は、それだけで嘘を言っていると気づくケースもあります。

したがって、嘘には何のメリットもないため、ガクチカでは本当のことのみを伝えるようにしてください。

チーム全体の成果を自分だけの成果にしない

バスケットボールのガクチカを書く際は、チーム全体の成果を自分だけの成果にしないことも注意したいポイントです。

チームの連携によって成し遂げたことを、あたかも自分一人の力で成し遂げたように述べるのはNGということです。

チーム全体の成果をアピールしても、採用担当者からしてみれば「それは自分の成果とは違うのでは?」という疑問ばかりが残るため、高評価にはつながりません。

ガクチカのエピソードをピックアップする際は、チーム全体の成果か自分の成果か、違いにくれぐれも注意してください。

なお、リーダーシップをガクチカの中でアピールする場合でも、ほかのメンバーの貢献に触れながら自分の役割を適切に伝えることが大切です。

スキルの関連性を明確にする

バスケットボールの経験を伝えるガクチカでは、スキルの関連性を明確に示すことが肝心です。

関連性とは、志望先企業でどう活かせるのか・再現性はあるのかという点です。

どれだけバスケットボールで得たチームワークやリーダーシップなどをアピールしても、その能力を志望先企業で活かしにくいのでは、あまり意味がありません。

採用担当者からは「すごいことはわかったが、うちには合わないと思う」「なぜうちに?他社で良いのでは」と判断されてしまいます。

たとえば、チームワークをアピールする際は、チームでの動きが重要となる業務について貢献の内容を伝える必要があります

ガクチカでアピール内容を考えていると、内容の具体性やわかりやすさを意識しすぎるあまり、独りよがりなアピールになってしまうことがあります。

志望先企業との関連性は忘れずに意識し、再現性のあるアピールをしましょう。

【バスケットボールのガクチカ】具体的なガクチカの書き方

バスケットボールのガクチカを書く際は、わかりやすさと具体性を意識するためのポイントとして、以下の書き方を意識しましょう。

  1. Point
  2. Reason
  3. Example
  4. Point

以上の流れでの書き方は「PREP法」といい、最初に結論(Point)を述べたうえで根拠や背景(Reason)を伝えていきます。

そのうえで具体例・エピソード(Example)を話し、最終的に伝えたいアピールを結論(Point)に持ってくる流れです。

では、ステップごとに以下から詳細を見ていきましょう。

Point

PREP法でガクチカを書く際は、まず、結論として「学生時代に力を入れたこと」の内容を簡潔に伝えましょう。

バスケットボールのガクチカであれば、バスケットボールの活動がガクチカであることをはっきり述べていきます。

はじめに結論を持ってくることで、文章全体のテーマがわかりやすくなります。

これにより、採用担当者も内容を把握しやすくなり、徐々に詳細化していくことで興味関心を持ちやすくなる仕組みです。

PREP法は、論理的でわかりやすい文章を書く構成として、さまざまな場面で活用できます

就活においては、ガクチカだけでなく志望動機や自己PRでも積極的に活用したい文章構成のため、PREP法はよく覚えておきましょう。

Reason

PREP法では、はじめに結論を明確に伝えたうえで、根拠や背景を述べていきます。

ガクチカの場合は、なぜそのことに取り組んだのか、どのような経緯で力を入れることになったのかを伝えると良いでしょう。

結論を補足する部分のため、結論を述べたあとに伝えることで、説得力や深みが出てきます。

それにより、採用担当者が「もっと話を聞いてみたい」と興味を持つようになります。

なお、日本人の話法的に「〇〇のため、△△です」と、つい根拠→結論の流れで話してしまうことは少なくありません。

文法として上の伝え方は正しいですが、就活のアピールでは、基本的に結論を真っ先に持ってくることが望ましいです。

最初に伝えたい要旨をはっきりさせることで、テーマを把握しやすい状態にし、採用担当者の興味関心を引くことが重要な流れです。

Example

PREP法でバスケットボールのガクチカを書く場合は、結論→根拠ときて、次に具体例を述べていきましょう。

ガクチカにおいては、具体例とはつまりエピソードのことを指します。

バスケットボールに積極的に取り組んだことを伝えたうえで、どのようなエピソードがあったのかを掘り下げていきます。

なお、エピソードは具体的に述べることが大切ですが、聞き手がイメージしやすいエピソードを選ぶことも積極的に意識しましょう。

たとえば、試合の細かい流れについて触れるようなエピソードでは、採用担当者も内容を把握しにくいといえます。

専門用語なども、基本的にはあまり使用しないようにしましょう。

そのうえで、自分自身が考えたこと・施策として実践したことを明確に伝えていくことが大切です。

Point

PREP法では、最後の結びとして、結論に再び触れる流れになります。

結論から始めてまた結論で締めくくることで、テーマをわかりやすく伝えていることがポイントです。

なお、ガクチカの場合は、再びガクチカの内容を端的に伝えるというより「〇〇で学んだことを活かして△△したい」といった意思表明をすることが望ましいでしょう。

「△△したい」の部分は、入社後の活躍をイメージさせる内容であることが大切です。

活躍イメージが持てる学生ほど、採用担当者は採用を積極的に検討したくなるものです。

この流れを意識してガクチカを書けば、アピール文章の作成が苦手な人でも、ガクチカが作成しやすくなります。

自分の言いたいことがはっきり伝わるため、よりきれいにまとまっていれば、内容がわかりやすい・伝える力が高いという良い評価にもつながるでしょう。

【バスケットボールのガクチカ】例文

ここからは、バスケットボールのガクチカの例文を紹介していきます。

事前に例文を見ておけば、自分でいざガクチカを書く際も、文章の流れや表現の仕方などを真似できます。

効率よくガクチカの書き方を身につけたい人にも、例文を参考にすることは効果的です。

今回紹介する例文の内容をおおまかにまとめると、以下のとおりになります。

  • 高校バスケ部でキャプテン
  • 大学バスケサークルでチームに貢献
  • 高校バスケ部で怪我をしてサポートした経験

では、例文をチェックしたうえで、自分自身のバスケットボールのガクチカ作りに役立てていきましょう。

高校バスケ部でキャプテン

私は高校時代に、バスケットボール部でキャプテンを務めてきました。

バスケットボールは小学生の頃から続けており、学級委員などのリーダー経験もあったため、高校ではキャプテンに挑戦したい思いがありました。

所属するバスケットボール部は、いつも県大会出場を惜しいところで逃してしまっており、出場がなかなか叶わないことが課題でした。

そこで私は、チームの士気を上げることを意識し、一人ひとりとミーティングする機会を設けました。

ミーティングではそれぞれの悩みを聞き、どうすればモチベーションが上がるか丁寧にヒアリングしました。

その結果、悩みを共有できたことがそれぞれの心の解放感につながり、自然と士気は向上しました。

県大会にも初めて出場を果たしたため、部員からは感謝の言葉をもらうこともありました。

私は今後もヒアリングスキルをもって皆に寄り添えるリーダーを目指し、職場の士気向上に務めていきたいと思います。

大学バスケサークルでチームに貢献

私は大学時代にバスケットボールサークルに所属しており、チームのレベルアップに貢献してきました。

私は昔から困難に対する解決策を考えることが好きだったため、チームのレベルが上がらないことは以前から解決したいと考えていました。

バスケットボールサークルは、人によって技術に大きな差があり、初心者が置いてけぼりになる状況が多々ありました。

そのため私は、初心者向けメニューを他大学のバスケットボールサークルに相談しながら考案し、初心者でもできることを提案しました。

結果、チーム全体のレベルが向上し、技術が伸び悩んでいたチームメンバーは初めて練習試合でメンバー入りを果たせました。

入社後もバスケットボールサークルで伸ばした問題解決能力を活かし、プロジェクトの課題解決に積極的に取り組みたいと考えています。

高校バスケ部で怪我をしてサポートした経験

私が力を入れたのは、高校バスケ部で怪我をした際に、チームをサポートしたことです。

怪我によってチームに迷惑をかけてしまい、何かやれることはないかと考えたことがきっかけでした。

しかし怪我をしている間は安静にしなければなりませんし、リハビリも必要だったため、実際のところはできることがなかなか見つからないのが課題でした。

そのため私は、休んでいる間に試合の様子を録画し、チームが持つ課題の洗い出しと解決策の提案に努めました。

試合の録画を見ると、ほとんど活躍できていないポジションがあることがわかったため、そのことをキャプテンとコーチに伝えました。

結果、戦略の改善につながり、コーチからはサポートが良かったと褒めてもらえました。

入社後もチームワークを大事にする姿勢を忘れずに行動し、自分にやれることを積極的に見つけていきたいと思います。

【バスケットボールのガクチカ】文字数のパターン別例文

バスケットボールのガクチカを書く際は、文字数によって大幅に制限が出ることもあります。

そのためここからは、文字数のパターン別に複数の例文を紹介していきます。

紹介する例文の文字数は、以下のとおりです。

  • 100文字
  • 200文字
  • 300文字
  • 400文字

文字数が少なければ、伝えられる内容も少なくなるため、必要な情報の取捨選択が重要となります。

ガクチカで重視されるポイントを押さえたうえで、短いガクチカでは何を伝えるべきなのか、例文をもとにチェックしていきましょう。

100文字

私は高校バスケ部でキャプテンを務め、チームを県大会に導きました。

皆のモチベーションを管理しながらチームの士気を高め、チームをまとめあげたことは、入社後の業務でも活かせると考えています。

※92文字

以上の例文では、何に力を入れたのかという要旨と、具体的に取り組んだ施策のみに絞って文章を作成していることが特徴です。

ガクチカでは、どれだけ文字数が少なくても何を頑張ったのかわからなければ意味がないため、結論は決して欠かせません。

そんな中で、ガクチカではやはり結果を出すまでのプロセスが重視されるため、重要なのは具体的に行った対策の内容になります。

文字数が許す限り対策の内容は具体的に述べ、今後に活かしたい旨を伝えて締めくくりましょう。

200文字

私が学生時代に力を入れたことは、高校バスケ部の活動です。

しかし私は途中で怪我をしたため、なかなか部のためにできることが見つからないことが課題でした。

そのため私は、試合の録画をし、モニタリングに努めました。

これにより機能していないポジションがあることがわかり、キャプテンとコーチに伝えたことで戦略の改善が実現しました。

入社後もチームワークを大事にし、自分にやれることを積極的に見つけていきたいと思います。

※201文字

以上の例文は、300~400字程度のガクチカと比べるとかなりボリュームを抑えており、必要な情報のみを残してあることが特徴です。

結論を伝えたうえでエピソードを話し、課題の内容と行った施策を述べていきます。

そのうえで、今後の意気込みを再現性のある形で伝えれば、200文字でもすっきりバスケットボールのガクチカが作成できます。

300文字

私は大学時代に、バスケサークルで初心者向けメニュー考案に務めました。

もともと課題を解決することが好きだったため、初心者向けメニューがないことを、私は以前から何とかしたいと考えていました。

初心者がついていけないとサークル全体の雰囲気を悪くするため、その点も見過ごせない課題でした。

そこで私は、他大学のバスケサークルを参考にしながらメニューを考案し、誰でも練習できる空気づくりを目指しました。

結果、皆の技術が向上したことで練習試合の勝率がアップする成果につながり、サークルの空気も明るくなりました。

入社後も、問題解決能力をさらに伸ばしながら、困難なプロジェクトにも積極的に挑戦したいと考えています。

※297文字

以上の例文は、300字程度のボリュームのため、しっかりとPREP法に沿って文章を作成していることが特徴です。

文字数に応じて入れられる情報は何か冷静に考え、文字数オーバーにならない、または文字数不足にならないガクチカを作成しましょう。

400文字

私は大学時代に、バスケットボールサークルの立ち上げに取り組んできました。

取り組みのきっかけは、他大学も自由に参加できる大型バスケットボールサークルを作りたかったからです。

しかし立ち上げは予想以上に大変で、やるべきことが多数あるからこそ、一つひとつのタスクの進捗が悪いことが悩みでした。

そこで私は、代表者として立ち上げメンバーをまとめる責任を感じ、やるべきことの洗い出しとフロー作成を徹底的に行いました。

これにより、誰が何をするのか・優先すべきことは何かなどの整理がなされ、進捗状況が良くなったのです。

結果、目標日よりも早くサークルの立ち上げが実現し、立ち上げメンバーからは仕事を進めやすかったことを褒めてもらえました。

私はこの経験から、リーダーとして周りを率いるうえで、状況把握が大事であることを学びました。

入社後も周りを見ながら冷静に判断ができるリーダーを目指し、いち早く現場で活躍できるように努めてまいります。

※407文字

400文字となると、ガクチカのボリュームとしてはある程度余裕が生まれるため、エピソードを詳しく掘り下げることができます。

そこでオリジナリティを出せるため、採用担当者に響くガクチカの作成に努めましょう。

【バスケットボールのガクチカ】面接でのコツ

バスケットボールのガクチカを伝える際は、あわせて面接における総合的な受け答えのコツも整理しておきましょう。

せっかく良いガクチカを作成しても、面接の受け答えに問題があれば、評価は下がってしまいます。

主なコツは、以下の3つです。

  • 質問に的確に答える
  • 笑顔を心掛ける
  • 自信をもって話す

以上の点を意識して面接に臨めば、はきはきとした受け答えになり、それだけで評価が高まる場合もあります。

では、面接のコツについて詳細を見ていきましょう。

質問に的確に答える

面接では、質問に対して的確に答える必要があります。

かみ合わない答え方をしたり、前置きが必要以上に長かったりすると、的確な答えができていないと判断されてしまいます。

ガクチカの場合は、「学生時代に力を入れたことを教えてください」と質問されるため、それに対する的確な答えを考えましょう。

基本的には、「〇〇に力を入れてきました」と結論を明確に述べることが重要です。

質問に対して結論である答えを的確に返せれば、コミュニケーション能力や、さまざまな情報処理能力の高さなどを評価してもらえるでしょう。

変に深読みしてまったく脈絡のない答えをすること、結論に対する理由から述べることで要旨をわかりにくくすることはNGとなります。

笑顔を心掛ける

面接では、明るく笑顔で一つひとつの受け答えをしましょう。

笑顔で対応すれば、明るく人当たりの良い印象で、採用担当者から親しみやすさを感じてもらうきっかけになります。

特にバスケットボールのガクチカでは、コミュニケーション能力やチームワーク力、課題解決能力などを伝えていくことになります。

コミュニケーション能力を磨いてきたと言っているにも関わらず、笑顔がなければ、「本当に人と円滑にコミュニケーションが取れるのか」と思われてしまいます。

チームワーク力や協調性なども同様です。

ただし、必要以上に口角を上げて笑顔を作ることは、かえって不自然になるため注意が必要です。

あくまで自然な笑顔を意識することが重要なため、口角は軽く上げる程度で問題ありません。

ナチュラルな表情作りができているか不安な場合は、自分で鏡を見て練習したり、模擬面接などを通じてアドバイスをもらったりすることが大切です。

自信をもって話す

面接では、自信をもって話すことを徹底しましょう。

声が小さかったり不自然に言葉に詰まっていたりすると、ハキハキ喋っている印象はなく、自信がないように見えてしまいます。

自信がなさそうに受け答えをすると、「本当にうちに入社したいのか」「このアピールは実は嘘なのでは」などと思われる原因になるため、良いことはありません。

どれだけ熱意をもって志望動機やガクチカをアピールしても、その気持ちはなかなか伝わらないでしょう。

バスケットボールのガクチカを伝える際は、自分が一生懸命取り組んできたことだからこそ自信を持ち、ハキハキと伝えていくことが大切です。

途中で言葉に詰まってしまうのなら、練習不足の可能性があるため、さらに模擬面接で練習を重ねるようにしてください。

【バスケットボールのガクチカ】まとめ

バスケットボールのガクチカでは、チームワークやコミュニケーション能力、挫折を乗り越える力などをアピールできる可能性があります。

バスケットボールは団体スポーツのため、部活やサークルで培った能力は、多くが団体活動である社会人生活で活きてくるでしょう。

しかし、ガクチカを魅力的に伝えるためには、事前にガクチカで見られているポイントを把握するなどの準備が必要です。

あわせてバスケットボールの例文も参考にしながら、オリジナリティのあるガクチカ作成につなげていきましょう。

こちらの記事は部活動のガクチカについて詳しく解説しています。

合わせてご覧ください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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