バレーボール経験を活かして、就職活動で自分らしさをアピールしたいと考えている人もいると思います。
チームスポーツであるバレーボールから得られるスキルは、企業が求める人物像と大きく重なる部分があります。
この記事では、バレーボール部での経験を、効果的にアピールするための具体的なガクチカの書き方を解説します。
企業ごとにささるガクチカを作成して就活を効率よく進めていきましょう。
【バレーボールのガクチカ】ガクチカとは
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略称です。
ガクチカは自分が経験したことから何を学び、そこからどのように成長してきたかを効果的に伝えるための重要な要素です。
企業はガクチカを通じて就活生の人柄やスキル、さらには将来性を見極めてどのような貢献ができるかなどを見ています。
ガクチカはどこの企業でも聞かれる質問であるため、入念な対策をしておきましょう。
【バレーボールのガクチカ】企業が見ているガクチカのポイント
企業は、あなたの学生時代の経験である「ガクチカ」を通して、入社後の活躍が期待できるか を見定めようとしています。
具体的には、あなたがどのような問題に直面し、どのように解決したか、また、その経験から何を学び、成長したかといった点を評価します。
【バレーボールのガクチカ】バレーボール経験から得られるスキル
バレーボール部での経験は、あなたの成長に大きく貢献したはずです。
チームで目標に向かって一丸となって取り組む中で、あなたは多くのことを経験して学んできたと思います。
これらの経験は、就職活動において、あなたの強みをアピールする上で大きな武器となります。
チームワーク
バレーボールはチームワークが一番大切な競技になります。
一人がボールに触れる時間は一瞬で、そのあとは仲間のポゼッションと技術が必要になります。
一人では繋ぐことができないため、お互いの信頼やチームワークを培うことができます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力に関してもバレーボールから得られることができます。
常に流れている状況を判断しなければいけないからこそ、お互いがどのような動きをとるのか声を掛け合う必要があります。
そのため、コミュニケーション能力の中でも質の高いスキルをアピールすることができます。
他のスポーツとの違いを明確にする
バレーボールはチームスポーツであり、個人競技とは異なる特徴を持っています。
個人競技では、個人の能力が重視される傾向がありますが、チームスポーツであるバレーボールでは、チーム全体で協力し、互いを尊重することが求められます。
この点が、バレーボール経験を他のスポーツ経験と差別化する上で重要なポイントとなります。
【バレーボールのガクチカ】具体的なガクチカの書き方
バレーボール経験を活かしたガクチカを作成する上で、重要なのは具体的なエピソードを語るということです。
STAR法を用いて、状況、タスク、行動、結果を明確に示すことで、あなたの経験が面接官に伝わりやすくなります。
ストーリーテリング
ガクチカは、ただスキルを羅列するだけでなく、具体的なエピソードを盛り込むことで、あなたの経験がより生き生きと伝わり、面接官の心に響きます。
例えば、「チームの雰囲気が悪くなっていた時、私は〇〇という行動を取り、チームを一体化させました」のように、五感を使い、まるで映画を見ているかのように情景が浮かぶような描写を心がけましょう。
また、エピソードを通して、あなたがどのような人物なのかを具体的に示すことが大切です。
STAR法を用いた構造
STAR法は、効果的にエピソードを伝えるためのフレームワークです。
状況(Situation):どのような状況だったのかを具体的に説明します。
タスク(Task):どのような課題があったのかを明確にします。
行動(Action):その課題に対して、どのような行動を取ったのかを具体的に説明します。
結果(Result):その行動によって、どのような結果になったのかを数値や事実で示します。
例えば、「チームの連携がうまくいかず、試合で負けてしまった」という状況に対して、
「チームメンバー一人ひとりと個別面談を行い、それぞれの意見を聞き、チーム全体の目標を再確認しました。その結果、次の試合ではチームワークが改善され、勝利に貢献することができました」のように説明できます。
強調したいスキルに合わせた言葉選び
ガクチカで伝えたいスキルに合わせて、適切な言葉を選ぶことが重要です。
例えば、「チームワーク」を強調したい場合は、「協調性」「コミュニケーション能力」「リーダーシップ」といった言葉を使用できます。
また、「問題解決能力」を強調したい場合は、「分析力」「創造力」「実行力」といった言葉が有効です。
ただし、ありきたりの言葉ではなく、あなたの経験に根ざした、より具体的な言葉を選ぶようにしましょう。
例えば、「問題解決能力」を「複雑な問題に対して、論理的に思考し、最適な解決策を導き出す能力」と表現することで、より説得力が増します。
【バレーボールのガクチカ】面接で聞かれる質問への答え方
面接では、逆質問への対応も求められます。
企業への興味関心を示すだけでなく、バレーボール経験と関連づけて質問することで、あなたの熱意をアピールすることができます。
逆質問への対策
面接では必ず逆質問がおこなわれます。
逆質問とは面接の最後にあなたから面接官に対して質問をおこなう時間です。
ここで、ありきたりな質問ではなく、しっかりと自己理解ができていたり、企業のホームページを念入りに調べて考えてから出た疑問を質問すると、企業分析の観点で効果的にアピールすることができます。
【バレーボールのガクチカ】面接官が感動するガクチカ
実際に内定獲得に繋がったガクチカの例文を複数ご紹介します。
選手として、マネージャーとして、様々な立場の人の例文を参考に、あなた自身の言葉で作成してみてください。
選手としてのガクチカ
高校3年のインターハイ予選で、チームが1回戦敗退の危機に瀕した際、キャプテンとしてチームを鼓舞し、全員が自分の役割を果たせるよう声をかけ続けました。
その結果、チームは一体感を増し、逆転勝利を収めることができました。
この経験から、私は困難な状況でも諦めずに目標に向かって努力することの大切さを学びました。
マネージャーとしてのガクチカ
高校2年のインターハイに向け、チームのコンディション管理を担当しました。
選手一人ひとりの体力や体調を把握し、最適なトレーニングメニューを作成しました。
また、試合中の選手への声かけや、試合後のミーティングの運営など、チーム全体のサポートを行いました。
その結果、チームはインターハイでベスト8という結果を残すことができ、私はチームの一員として貢献できたことを嬉しく思いました。
【バレーボールのガクチカ】まとめ
バレーボール経験は、あなたの強みを語る上で非常に魅力的な素材です。
この記事で紹介した方法を参考に、あなただけのオリジナルのガクチカを作成し、就職活動で成功を掴んでください。
こちらの記事は部活動のガクチカについて詳しく解説しています。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート