【最新】公務員の就職偏差値ランキング!年収や公務員になるために必要なことも徹底解説

【最新】公務員の就職偏差値ランキング!年収や公務員になるために必要なことも徹底解説
この記事わかること
  • 公務員の就職偏差値ランキング
  • 公務員の年収ランキング
  • 公務員になるために必要なこと

就職偏差値とは、就職難易度を数値化した指標のことです。公式なデータではないためあくまで参考程度の数値ですが、毎年多くの就活生が気になっています。

公務員になりたいとは思っているものの、どのような種類があるのか、どの種類の公務員がどのくらいの年収を得られるのかなど、概要をまずは知りたいと考えている人も多いはずです。

そこで今回は、公務員の就職偏差値ランキングや年収、公務員になるために必要なことについても詳しく紹介します。

【最新】公務員の就職偏差値ランキング

公務員の就職偏差値ランキングの特徴
  • 国全体に大きく関わる仕事や、責任を伴う仕事が上位にランクイン
  • 公安系の公務員は比較的就職偏差値が低い傾向にある

公務員の就職偏差値ランキングを紹介します。

ランキングは、SSSランクからEランクまで、5ずつに偏差値を区切って紹介していきます。

SSSランク:偏差値71以上

SSSランク

【77】国家公務員
【75】自衛官(陸・海・空)
【73】裁判所事務官、衆議院事務局
【72】国立国会図書館職員

SSSランクには、国家公務員や各種自衛官といった、国家に大きく関与する公務員職がランクインしました。

どれも大きな責任を伴う仕事のため、就職難易度も高いようです。

SSランク:偏差値66~70

SSランク

【70】国会議員政策担当秘書、外務省専門職員、衆議院事務局衛視、参議院事務局衛視
【69】衆議院法制局職員総合職、参議院法制局職員総合職、自衛官歯科幹部
【68】自衛官看護
【67】入国警備員、気象大学校
【66】財務専門官

SSランクには、主に衆議院や参議院などの仕事がランクインしました。

また、医療系の公務員職もここに位置しています。

Sランク:偏差値61~65

Sランク

【65】防衛省専門職員
【64】国税専門官
【63】東京消防庁消防官(専門系)
【62】法務省専門職員
【61】労働基準監督官

このSランクまでが、国家単位で関わっていく公務員職が多く、かなり難易度の高い群であるといえます。

Aランク:偏差値56~60

Aランク

【59】教員採用試験
【58】食品衛生監視員
【57】陸上自衛隊高等工科学校生徒

Aランクには、身近な職種である教員がランクインしています。

このあたりから、地方公務員もランクインするようになってきています。

Bランク:偏差値51~55

Bランク

【54】都道府県職員、警視庁警察官
【53】刑務官、教員免許状
【52】税務職員、国立国会図書館職員、教員免許状1種

Bランクには、地域密着型の公務員が増えてきています。

また、国会図書館職員という、司書職として目指す人が多い公務員職もランクインしていますね。

Cランク:偏差値46~50

Cランク

【50】警察官、教員免許状2種
【49】警視庁警察官、都道府県職員(高卒)
【48】都道府県職員(高卒)

Cランクには警察官類が多くランクインしています。

高卒程度の学力が求められる公務員職が多いのが特徴です。

Dランク:偏差値41~45

Dランク

【45】警視庁警察官3類、交通巡視員

Dランクにもなると、公務員職の数がかなり減ってきています

Eランク:偏差値40以下

Eランク

【36】自衛官採用試験 自衛官候補生(陸・海・空)
【35】税務職員、海上保安学校、大卒警察官、大卒消防士

Eランクには、公安系の公務員が多い印象です。

求められる学力は高卒程度ですが、体力が求められる仕事も多いですね。

ここまで、公務員の就職難易度ランキングを紹介してきました。

【最新】公務員の年収ランキング

まずは最新版の公務員の年収ランキングについて紹介します。

国家公務員と地方公務員に分けて紹介するので、あなたが目指しているものを中心に参考にしてみてください。

公務員の年収ランキング
  1. 継続力各省の審議官級(事務次官・局長・局次長等): 16,150,759円
  2. 継続力医師及び歯科医師: 12,339,891円
  3. 継続力特定任期付職員: 9,927,790円
  4. 継続力専門スタッフ: 9,377,439円
  5. 継続力研究職: 8,542,378円
  6. 継続力大学の教職員: 7,638,351円
  7. 継続力任期が決まっている研究員(第一号任期付): 7,449,636円
  8. 継続力国立障害者リハビリテーションセンター学院の教官: 7,221,745円
  9. 継続力船長・航海士等(総トン数20トン以上の船舶): 7,046,227円
  10. 防疫官・特許庁の審査官・航空管制官等: 6,903,900円

公務員とは

続いて、公務員とは何かという根本的なトピックについて解説します。

国家公務員と地方公務員の違い技術系と事務系の違いについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

国家公務員と地方公務員

国家公務員と地方公務員についてですが、国家公務員はその名の通り、国家全体の運営や政策の立案・執行に関わる職務・職種を担当しています。

具体的には、内閣総理大臣や裁判官などの特別職と、各省庁で働く一般職に分かれます。

特別職は国家の中枢を担う重要な役割を果たす一方、一般職は例えば厚生労働省や財務省などの省庁に所属し、日々の行政業務を行うのが仕事です。

一方、地方公務員は各都道府県や市町村の運営を支える役割を担い、地域に根ざした公共サービスを提供するのが特徴です。

例えば、学校の先生や市役所の職員などが地方公務員に該当します。

地域住民の生活に直結する業務が多く、地域の特性に応じた対応が求められる点が特徴です。

技術系と事務系

技術職と事務職の違いですが、技術職の場合は高度な専門知識が求められる場合が多く、例えば建築、土木、機械、電気などの技術分野では大学や専門学校で学んだ知識や技術を活かして公共施設の建設やインフラの維持管理を行います。

技術系の公務員は専門的な知識を駆使して公共の安全・生活の質を向上させるためのプロジェクトを遂行するのが仕事です。

一方、事務系の公務員は市役所や県庁、学校の事務職員として行政の運営や庶務、企画、管理など、幅広い業務を担当します。

事務系の公務員は地域住民や他の公務員とのコミュニケーションを取りつつ、円滑な行政運営をサポートする役割を担っています。

政策の立案から実行、財務管理、住民対応まで、日々の行政を支える重要な仕事です。

この見出しのまとめ

公務員とは、国家や地方自治体のために働く職業であり、国家公務員と地方公務員に分かれます。国家公務員は国家全体の運営や政策の立案に関わり、地方公務員は地域住民に直結するサービスを提供します。技術系公務員は専門知識を活かしてインフラの維持管理を行い、事務系公務員は行政運営や住民対応を担当します。

公務員に向いている人の特徴

続いて、公務員に向いている人の特徴についても詳しく紹介します。

様々な特徴がありますが、以下の2点が当てはまっている人は特に公務員に向いているといえます。

「仕事ができる人の特徴」とそのまま言い換えられるような特徴であるため、以下の2点が当てはまる人は公務員以外にも活躍できるでしょう。

コミュニケーションスキルがある

コミュニケーションスキルが高い人は公務員に向いているといえるでしょう。

公務員は市民や他の職員と日々の業務を通じてコミュニケーションを取らなければなりません。

市民からの問い合わせに対する対応や、上司や同僚との協力、外部機関との連携など、様々な場面で人と関わります。

円滑にコミュニケーションをとる能力は誤解やトラブルを防ぎ、スムーズな業務進行につながります。

また、他の人の意見を聞き入れ適切に対応する能力も求められます。

職場内外の信頼関係を築き、問題解決を目指せるのです。

さらに、地域住民との良好な関係を築ければ、公務員としての信頼性が高まり、地域全体の満足度向上にもつながります。

このように、コミュニケーションスキルは公務員に必須のスキルであるといえるのです。

行動力がある

行動力がある人も公務員としての適性が非常に高いです。

公務員の仕事は非常に幅広く、政策の立案から実行、住民の対応まで様々な課題に対応しなければなりません。

行動力のある人は問題を発見し、それに対する解決策を迅速に考え、行動に移せます。

特に公共サービスの改善、新しい施策の導入には積極的に行動する姿勢が不可欠です。

また、公務員は安定した職業であるため、自分のキャリアを向上させるためには常に新しいことに挑戦し、成果を出すことが求められます。

行動力がある人は変化に対して柔軟に対応し、前向きに取り組むことができるため、組織内での評価も高まるのです。

また、緊急時や災害対応など迅速な対応が求められる場面でも、行動力のある人は冷静かつ適切に対応できます。

この見出しのまとめ

公務員に向いている人の特徴として、コミュニケーションスキルが高い人が挙げられます。公務員は市民や他の職員と日々の業務を通じて円滑にコミュニケーションを取る必要があり、信頼関係を築くことが求められます。また、行動力がある人も適性が高く、幅広い業務に迅速かつ前向きに対応できるため、公務員としての評価が高まります。

公務員になるためには?

続いて、公務員になるための方法について詳しく紹介します。

公務員試験の内容などについても紹介するので、参考にしてみてください。

公務員試験に合格する必要がある

公務員になるには、皆さんご存知の通り、公務員試験に合格する必要があります。

国家公務員、地方公務員を問わず、まずは公務員試験に合格することが求められるのです。

公務員試験は公平性と能力の適性の評価を目的としていますが、特別職と呼ばれる裁判官や検察官などの場合には専用の試験が設けられています。

しかし、一般的な公務員試験も多くの人が応募し、高い学力と専門知識が求められるため、入念な準備が必要です。

しっかりと学習計画を立てて、継続的に勉強を進めなければ合格は難しいでしょう。

公務員試験の内容

公務員試験の内容は一次試験と二次試験の2段階に分かれています。

一次試験では主に筆記試験が行われ、一般教養や専門知識、時事問題など幅広い分野から出題されます。

受験者の基礎学力や知識の広さを試しています。

筆記試験を通過すると、次は二次試験です。

二次試験では主に面接が行われ、公務員としての適性やコミュニケーション能力、人柄などが評価されます。

場合によっては集団面接やグループディスカッションも行われ、協調性やリーダーシップ、対人スキルが求められることが多いです。

また、職種によっては実技試験やプレゼンテーションが含まれることもあります。

公務員試験は多面的な評価を行い、適性な人材を選び出すことを目的としています。

この見出しのまとめ

公務員になるためには、公務員試験に合格する必要があります。試験は一次試験の筆記と二次試験の面接に分かれており、一般教養や専門知識、時事問題などが出題されます。また、面接では公務員としての適性やコミュニケーション能力、人柄が評価されます。

公務員に関するよくある質問

公務員を目指している人がよく抱く疑問についても解消できるよう、代表的なものを2つ紹介します。

疑問点を解決して、清々しい気持ちで公務員試験対策に臨んでください。

公務員試験には制限が存在する場合もあります。

まず年齢制限が一般的に設けられており、通常は18歳以上から30歳前後が対象とされています。

ただし、職種や自治体によって異なる場合があり、中には40歳以上の受験を認めるケースもあります。

また、一部の職種では特定の資格や免許が必要となることも多いです。

例えば、技術系の職種では関連する専門資格や実務経験が求められます。

その他、身体的基準が設けられている場合もあります。

例えば、警察官や消防士などの職種では身長、体重、視力などの身体的条件が定められており、これらの条件を満たさなければ受験できません。

受験を検討する際には、各自治体や職種の募集要項を確認してからにしましょう。

大卒程度と高卒程度の2種類が公務員試験には存在していますが、高卒程度の試験は主に教養試験と作文試験で構成されており、基礎的な学力や文章力を評価する内容となっています。

一方、大卒程度の試験ではより高度な知識が求められるため、教養試験に加えて論文試験や専門試験が課されます。

教養試験は一般常識や時事問題、数的推理などを含む広い分野から出題されますが、大卒程度の教養試験は高卒程度に比べて問題の難易度が比較的高く設定されていることが多いです。

論文試験では特定のテーマについて深く考察し、自分の意見を論理的に展開する力が問われます。

また、専門試験は法律、経済、行政などの専門分野に関する知識を評価するものであり、大卒程度の試験ではこれが合否に大きく影響します。

いずれにおいても、しっかりとした準備が求められると言えるでしょう。

まとめ

今回は公務員の就職偏差値や年収、公務員になるために必要なこと、公務員の概要などについて詳しく紹介しました。

公務員は非常に安定しており、魅力的な仕事ですが、しっかりと対策をしなければ公務員試験に通過することはできません。

ぜひ、本記事の内容を参考にした上で、あなたが目指す公務員の職種に就職できるよう取り組んでみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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