就活するなら知っておきたい!インターンシップとセミナーの違いとは?

就活するなら知っておきたい!インターンシップとセミナーの違いとは?

就職活動中の方にとって、志望する企業や業界に関する情報や雰囲気を知ることができるインターンシップとセミナーは、重要度の高いイベントだと言えるでしょう。

しかし中にはインターンシップとセミナーについて、なにがどう違うのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

ここではインターンシップとセミナーの違いについて詳しく解説していきますので、2つのイベントの特徴を把握し、上手く就職活動に役立てましょう。

インターンシップとは?

インターンシップとは、自らが希望する特定の企業や職種の現場に立ち、実際に業務に携わって社会人としての経験を積む期間、または制度のことを指します。

職業体験や企業体験などと呼ばれることもあります。

一般的には学生を対象に実施されますが、企業によっては既卒者や社会人を対象としたインターンシップも行っています。

アルバイトと似た部分が多く、有給でのインターンシップとなると、両者はかなり近い特性を持つようになるでしょう。

ただインターンシップは学生の採用や参加者の職業体験に比重を置いていますから、授業や部活などといった個人的な事情を考慮し、柔軟に対応してくれるケースが多いのが特徴です。

それから企業の利益や収入、顧客の満足度などが優先されるアルバイトに対し、インターンシップは参加者の経験値獲得やスキルアップを重視してくれる傾向にあります。

加えてインターンシップの場合は、企業や社会の将来を担う人材として、より高度で責任感のある業務を体験できる可能性があります。

インターンシップの種類

インターンシップには「1dayインターンシップ」や「短期インターンシップ」や「長期インターンシップ」などの種類があり、その内容をよく理解して参加することで、効率よく経験値やスキルを習得することができます。

「1dayインターンシップ」とは、企業が学生や既卒者や社会人を対象にして行う1日限定のインターンシップのことです。

労働によって参加者のスキルアップを促すということよりも、企業の方針や職場の雰囲気などを体験してもらうという要素が強いのが特徴です。

「短期インターンシップ」は、数日から数週間程度の期間を定めて実施されるインターンシップとなります。

企業によっては参加者にチームを組ませ、課題に取り組ませたり成果を出させたりといった形式を取ることもあるでしょう。

さらにインターンシップ先の企業に就職を志望している参加者の場合、選考の一環として扱われるケースも考えられます。

「長期インターンシップ」とは、数ヶ月から数年というスパンで参加するインターンシップのことを指します。

長い期間に渡って実務レベルの仕事に向き合うため、実践的なスキルや責任感が養われるでしょう。

企業によっては参加者に給料が支払われることがあります。

インターンに参加するメリット

ここで述べるインターンシップとは主に短期(1~4日程度)のものを想定します。

短期のインターンシップに参加するとどのようなメリットがあるのでしょうか?

実際の業務を詳しく知れる

短期のインターンシップに参加するメリットとしては、まず実際の業務を詳しく知る事ができる点にあります。

インターンシップについては、セミナーより長い時間を所要しますので、時間をとってグループで就業体験ワークを行います。

例えば社員をお客様であると想定して、営業体験ワークを行ったり、広告作成するワーク、プレゼンワークなどがあります。

ワークにあたり、業界や自社製品の説明、実際の業務の説明なども合わせて受けられますので、とても充実した時間を過ごせるでしょう。

就活に有利にはたらくことも

企業は早くからインターンシップ等就活をはじめている学生を積極的に採用したいと考えています。

早くから動きだす学生は優秀であるという印象なのです。

そのため、インターンシップに参加すると、早期選考や二次選考合格確約などの特典を受けることができるのです。

但しこれは業界や企業によって異なりますので参加してみないとわからない場合もあります。

セミナーとは?

就職活動におけるセミナーとは、企業の担当者や講師陣とのディスカッションや講習などを通じ、企業や就職活動についての理解を深めるイベントのことです。

会社や企業による説明会とほとんど同義だと捉えて問題ないでしょう。

インターネットや書籍などではわからない専門的な知識や実践的な情報を集められるので、就職を志望する企業や業界に関する研究に役立ちます。

また、自分の適性や特性を把握することにも繋がり、将来的にどういった業界で働くのがベストなのか、正しく判断する材料にもなるでしょう。

セミナーの種類

セミナーには「業界研究セミナー」や「合同企業セミナー」や「学内セミナー」などの種類があります。

「業界研究セミナー」とは、特定の企業が自社の業務や方針などについて、説明や講習を行うセミナーのことを指します。

開催企業に関する情報を深く知ることができるのが特徴です。参加するためには、事前の予約が必要になるケースが多いです。

「合同企業セミナー」とは、複数の企業が集まって合同開催するセミナーのことです。

多数の企業が説明会や面談会などを実施するので、さまざまな企業や業界の情報を効率的に集めることが可能です。

就職を目指す企業や自分に適した業界がまだ絞れていない場合、有効に活用することができます。

「学内セミナー」は、学校内の施設を利用して開催されるセミナーのことです。

集まる企業の数はまちまちですが、学生にとって参加しやすいのがメリットとなります。

セミナー参加のメリット

セミナーに参加するとどのようなメリットを受けられるのでしょうか?

インターンとの違いにも着目してみてください。

効率よく企業研究が可能

セミナーはインターンシップよりも短時間で終わります。

目安としては約1時間~2時間の企業が多いです。

短い時間で企業の雰囲気や事業内容、福利厚生などを効率よく知ることができます。

一度に多くの学生が参加しますから、インターンシップほど大きな特典はつきにくいです。

オンラインの開催が一般的となった今、それを駆使して短時間に複数の企業のセミナーに参加してみてください。

気軽に就活をすすめられる

気軽に就活をすすめられる点もセミナーの大きなメリットの一つといえます。

セミナーはインターンシップと違って、学生から企業にアピールする時間は殆どありません。

そのため、グループワークや質問、プレゼンなどが億劫な学生はセミナーに参加することをおすすめします。

企業の概要や業界の特徴を幅広く理解できますから、就活に対して腰が重い方もセミナーに参加して気軽に就活のスタートダッシュを決めましょう。

インターンシップとセミナーの違いとは?

1705_1_142(2) インターンシップとセミナーは、どちらも就職に向けての情報や経験を獲得するためのイベントですが、その大きな違いは、仕事の現場に立って実際の業務を体験できるかどうかだと言えるでしょう。

セミナーは文章や言葉によって説明された情報の収集がメインですが、インターンシップでは特定の企業が行っている業務に直接参加することで、身をもって「労働」を体験することが可能です。

さらにセミナーは基本無給、インターンシップでは給料が発生する場合があるという点も、注目すべき違いでしょう。

高額な参加費が必要だったとしても、有給インターンシップであれば報酬を得ながら、スキルアップを目指すこともできます。

ただし、その分だけインターンシップは参加者にかかる負担や責任感が大きくなりやすいということを考慮しなければいけません。

こうした違いや特徴をしっかりと理解し、それぞれのイベントを上手に活用することで、就職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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