【ガクチカ】ボランティア活動をアピールする時の例文とポイントを徹底解説!

【ガクチカ】ボランティア活動をアピールする時の例文とポイントを徹底解説!
「この記事を読んでわかること」
  • 企業がガクチカを聞く理由
  • ガクチカの書き方
  • ボランティア経験をアピールする際のポイント
「この記事をおすすめしたい人」
  • ガクチカの書き方がわからない人
  • ボランティアに力を入れてきた人
  • ガクチカの例文を読みたい人

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【ガクチカ】ボランティア活動で作成する前に準備しておくこと

ガクチカを作成するにあたっては、いくつか先に準備しておくべきことがあります。

就活本番が差し迫っている人は真っ先にガクチカ作成に取り掛かりたいと思うかもしれません。

しかし、以下の3つの対策を先に行ってから作成することで、よりスムーズに質の高いガクチカを作成できるため、ぜひ、取り組んでみてください。

自分の軸を明確にする

ガクチカを作成するにあたっては、自分の軸を明確にすることが重要です。

自分の就活における主軸、価値観や、強み、キャリアの目標など、中核となる部分を定めるのです。

この軸を明確にしておくことで、企業選びはもちろん、就活においてもその軸に沿ってアピールができるため、他のES、例えば、志望動機や自己PRなどの文章とも矛盾が生じにくくなります。

企業の採用担当者はそれぞれのESのクオリティはもちろんのこと、一貫性も重要視しています。

いくらそれぞれの内容が素晴らしかったとしても、矛盾していては意味がありません。

嘘をついている、もしくは適当なことを言っているとみなされてしまい、マイナスなイメージを与えてしまう可能性もあります。

そこで、まずは自分の軸を明確にしてから作成することが重要なのです。

求めている人物像とあっているか確認する

いくらあなたが自信のある能力をアピールできる素晴らしいエピソードを持っていたとしても、企業が求めている人物像と合っていなければ、あまり良いアピールとはなりません。

例えばあなたが、コミュニケーション能力や、リーダーシップをアピールしていたとしても、それぞれ1人で業務を行うことが多い企業においてはあまり意味がありません。

むしろ、企業研究をしっかり行っていない人物であるとみなされ、マイナスな印象になる可能性もあります。

そこでまずは企業がどのような人物像を求めているのか、公式サイトをチェック、または、説明会の参加なども行い、把握してからそれに沿ったアピールをしましょう。

学んだことを具体的に言語化しておく

学んだことを具体的に言語化しておくのも、就活において非常に重要なポイントの1つです。

その経験から何を得たのか、ただ振り返るだけでなく具体的に、箇条書きでも良いので、書き起こしておきましょう。

ボランティアを通じてどのような良い経験ができたのか、それによって自分がどのように成長できたのか、まとめておくと、ガクチカを書く際に非常にスムーズです。

身につけた能力、感動したこと、印象に残ったエピソード、実績などは、箇条書きでまとめておきましょう。

【ガクチカ】ボランティア活動での書き方のコツ

続いてガクチカを書く際のコツを紹介します。

以下の3つを踏まえた上でガクチカを作成すれば、企業の採用担当者にとってより読みやすく、あなたの魅力が伝わりやすいものが出来上がるはずです。

それぞれ確認してみましょう。

結論を最初に述べる

就職活動においては、面接においてもESにおいても、とにかく結論ファーストが重要です。

自己PRや志望動機においても先に結論を述べる方が話が伝わりやすいため、覚えておきましょう。

ガクチカの場合は「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」と簡潔に述べましょう。

これにより、あなたがどのような話を展開していくのかを念頭に置いた上で文章を読むまたは話を聞けるため、採用担当者もあなたの話を理解しやすいです。

基本的に相手はあなたのことを全く知らない人物であるため、それぞれの話をしっかり理解してもらうことが、魅力を伝えるために重要です。

先に結論を話し、明確で分かりやすい文章展開を心がけましょう。

強みと成長を同時にアピールする

学生時代に力を入れたことについて企業が聞いてくる理由には様々なものがありますが、価値観や強みが企業と合っているかも重要なポイントの1つです。

そこであなたがどのような経験をしたのかについて話すと同時にどのような強みを身につけられたのか、そしてどのように成長できたのかについても話しましょう。

あなたが自分の強みを活かして実践できたことや達成できたこと、そしてそれと共に何を感じてどのように成長できたのかについて詳しく書くことが大切です。

これにより、その場に居合わせていない採用担当者もあなたのエピソードを具体的にイメージできます。

企業との関連性を意識する

先ほども説明したように、いくらあなたのエピソードや強みが素晴らしいものであり、一見印象がよく見えるものであったとしても、企業との関連性がなければあまり意味がありません。

そこで自分がアピールする強みが企業とどのように関連しているのかについて相手にイメージしてもらえるような書き方をしましょう。

【ガクチカ】ボランティア活動で通過するガクチカの構成

ここでは、序論・本論・結論や起承転結のような、物語ベースの文章の書き方ではなく、ビジネスの場でよく使われるPREP法を用いたガクチカの書き方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

P(Point):要点・結論

PREP法では、文章構成の一番初めに要点・結論を先に述べます。そうすることによって、言いたいことや伝えたいことを瞬時に伝えることが可能になります。

書き出しの例

・私が学生時代に力を入れたことは○○系のボランティアサークルでの活動です。
・私はボランティアに力を入れました。なかでも、○○に注力しました。
・私は○○のような活動に力を入れました。
・私が学生時代に力を入れたことは、○○でのボランティア活動です。
・私は学生時代に○○でのボランティア活動に力を入れて取り組みました。

R(Reason):動機・理由・目的

要点を伝えた後は、ボランティアサークルに所属しようと思った動機や活動に対する目的を述べましょう。この部分では、皆さんが普段から社会問題への関心が高いことや問題意識の高さをアピールできます。

書き出しの例

・○○(きっかけなど)こともあり、力になりたいと考え継続的に活動しました。
・元々○○に興味があり、~したいと考えボランティアサークルに所属を決めました。

E(Example):事例・具体例・課題・困難・取り組み・工夫した点

動機や活動の背景を伝えた後は、目的に向かってどう行動したのか、困難をどう乗り越えたか、などを具体的に述べ、説得力を高めていきましょう。文章の中で、採用担当者が最も注目する部分になります。

書き出しの例

・参加するにあたって特に注力したのは○○です。具体的には~/例えば~(事例や経験を述べる)
・○○には~のような課題がありました。この課題のために、私は○○に取り組みました。その結果○○な解決に導くことができました。

P(Point):学び・学びをどう今後活かすか

ガクチカの締めとして①どんな学びを得たか②それをどのように入社後に活かせるのか、の2点を伝えましょう。この締めから、採用担当者は学生が入社してからのビジョンをしっかり考えているのかを見極めます。

書き出しの例

・この経験から、○○を学びました。
・この経験を貴社に入社した際に活かしたいと考えております。

【ガクチカ】ボランティア活動の参考例文3選

この記事では紹介したPREP法を用いた3つのガクチカを紹介します。コピペは厳禁ですが、ぜひ参考にしてみてください。

教育支援ボランティアの場合

例文

私が学生時代に力を入れたことは、子ども教育支援系のボランティアサークルでの活動です。

大学1年生の時から大学付近の小学校に英語を教えに行ったり、オリンピックセンターというところでインターナショナルスクールの外国籍の学生と日本の学生の交流を促すための企画や運営を行ったりしました。

自分が人の前に出て指導をしたり、場をまとめる立場になったため、より責任感を持ち、課題解決のための思考をめぐらせました。

例えば、自らが企画したイベントの集客が期待通りにいかなかった時に、何が原因なのか、どうしたら参加のハードルが下がるか、当日どのようなことができたら魅力付けできるか、などを何度も考え、他のメンバーとのミーティングを重ねて、集客媒体を変えたり、内容のブラッシュアップを行いました。

その結果、参加者や参加者の保護者からのアンケートでは満足度100%を獲得することができました。

この経験から得た課題解決力やコミット力を今後も発揮して、組織や社会に貢献していきます。(425文字)

環境保護ボランティアの場合

例文

私は環境保護ボランティアサークルの活動に力を入れました。

なかでも、大学付近の浜辺に落ちているプラスチックごみを利用してアクセサリーを作成・販売する活動に注力しました。

元々は浜辺清掃を主に行っていましたが、そこで海洋プラスチックの多さを実感し、それらを利用した製品の作成・販売を行うことで地域貢献ができると考え活動を始めました。

私は活動内容の周知のためにInstageamを一から運用してみたり、プラスチックごみをアクセサリーとして再利用させるための試作品作成をしました。

どの世代にどのようなデザインが適切かなど、またInstagramのフォロワーの増やし方や投稿方法を何度も考え、製品の完成に導きました。

最終的に首都圏最大級のハンドメイドフェスタに出店することができ、対面販売と通信販売で、お客様に自分たちが作成したアクセサリーと環境保護に関する情報を届けることができました。

この活動を通して得た企画運営のスキルと思考力を貴社に入社した際に活かしたいと考えております。(434文字)

国際関係系ボランティアの場合

例文

私は貧困地域での海外住居建築ボランティアサークルの活動に力を入れました。

自分の外国語運用能力を向上させつつ、人助けできることが所属の決め手です。

実際に年に2回海外に行き、誰もがきちんとした場所で暮らせる世界の実現のために活動しました。

私は現地での建築活動の他に企画の運営メンバーとしてソーシャルメディアを活用した募金・周知活動を行いました。

また、言葉の壁を克服するための勉強も怠らず、積極的にコミュニケーションをとり、語学力向上を図りました。

自分ができることが小さくても、組織の一員としての責任感を持ちながら活動し、活動終了時には現地の方からの感謝の言葉をいただきました。

この経験を通して、社会貢献の意義を実感することができ、入社後も、私の強みである帰属意識の高さを発揮しながら組織に貢献し続けたいと考えております。(358文字)

ボランティアと言っても様々なものがあり、経験できることや身につく能力も様々です。

複数エピソードがあるならば、その中でも企業で活用できそうなスキルを身につけたエピソードについて話し、将来的に企業で活躍できる人物であるというイメージを持ってもらえるような話し方をしましょう。

「ボランティアサークルでの経験をガクチカにしたい」

「ボランティア活動の内容が志望業界とあまり関係ないけどガクチカになるのかな?」

選考が始まる就活生が多いこの時期、このように思ってる方もいるのではないでしょうか?

国立青少年教育振興機構の調査によると、大学4年生までの間で4割近くの学生が1回以上のボランティア活動に参加しているという調査結果があります。

この記事では、ボランティア活動経験がある学生の中でも、他の就活生に負けないガクチカの書き方を人事目線で詳しく説明しております。

【ガクチカ】ボランティアサークルをガクチカにするポイント

ガクチカとして、アルバイト・ゼミ・留学・長期インターンシップなどの経験を伝えようと思っている学生が多い傾向にあります。

このようなガクチカと比較して、ボランティアサークルのガクチカは何をアピールできるのかをよく理解して、自信をもってボランティアサークルでの経験をガクチカにしていきましょう。

社会問題に向き合う経験をアピールできる

就活生の皆さんは企業が何のために存在しているのか、考えたことはありますでしょうか。

企業の存在意義はいくつか挙げられますが、その中の一つに「社会に貢献すること」があります。

企業はサービスや商品を提供することによって社会に貢献することが求められており、それが円滑に行われない時に「社会問題」が生まれます。

ボランティアサークルには、環境保護系・動物保護系・障がい者支援系・子ども支援系・国際交流系・文化芸術系など様々な種類の活動があります。

しかし、いずれのボランティアサークルでも、そこに所属している学生は、サークル員と協働しながら社会問題に自発的に、かつ組織に所属して長期的に向き合っている経験があります。

こういった学生は、会社の中でも常に問題意識を持ち、それに対して主体的に向き合う存在だということをアピールできます。

行動力・主体性・継続力をアピールできる

入社してから求められるスキルはさまざまですが、最も重宝されることは「状況に応じて常に自ら思考し行動すること」です。

営業・事務・企画など、会社の中でもそれぞれ違った業務やタスクがあり、上司からの指示を待ってから行動するのではなく、各々が当事者意識を持ち、課題を見つけ、やるべきことを把握し、行動に移すことができる力はどの業界の会社でも求められます。

ボランティアサークルに所属し、活動してきた皆さんは、身の回りのことに対して問題意識を持ち、強制ではない活動に自主的に参加し、大学生の間従事してきました。

この経験は自信をもってアピールできるでしょう。

社会や組織に貢献できることをアピールできる

全企業の責任である「社会に貢献すること」を、ボランティアサークルに所属している皆さんは、学生のうちに行っているのです。

学生時代に力を入れたことが、これから入る会社の業務内容に直結している、と考えるとかなり自信がつきませんか?

サークルは代表や会計など、会社と同じように組織構造が成り立っています。

それぞれのポジションからサークルが掲げている一つの大きな目標に向かって行動してきた経験は貴重な経験です。

また、ボランティアサークルでは、企業と提携して活動を行うこともあるでしょう。

ここでの経験は「toC」「toB」、どちらの業務形態でも活躍できる人材ということをアピールできます。

【ガクチカ】ボランティアをアピールする際の注意点

一つ注意点として、「ボランティアしました」だけでは評価されにくい、ということを改めて念頭に入れておきましょう。

大学4年生の約4割は何かしらのボランティア活動に参加しています。

他の就活生よりも「私はあなたの会社に必要な人材ですよ!」と思ってもらえるように、以下の点に留意してガクチカを伝えましょう。

参加した動機や目的を明確にさせる

なぜその活動に参加したのか、何を成し遂げるために活動しようと決めたのかを述べることで、その人の人柄や価値観が分かります。

ガクチカ作りのためだけに参加したのではなく、普段から社会問題への関心が高いことや、問題解決をしたい、と考えていることを伝えましょう。

期間の短かったボランティア活動について伝える時も、単発・短期間のボランティアはガクチカ作りのために参加したと思われてしまうかもしれないですが、動機や目的を述べることでそれを防ぐことができます。

活動を通して得た学びを述べる

ボランティア活動に参加してどのような学びを得て、それを入社後どのように生かしていけるのかを伝えましょう。

強制ではないボランティアに参加し、サークルとして長期間に渡り社会問題の解決のための活動をする過程では様々な学びがあるはずです。

ボランティア活動の後、得たものがどのように自分の生活や価値観に影響したのかを伝え、「経験から学べる人材」であることをアピールしましょう。

ボランティアに参加した数で勝負しない

ボランティアサークルに所属していると、学生によっては多岐にわたる活動を行ってきた方もいらっしゃると思います。

様々な場所で様々な人に何度も貢献してきた方はそのすべての内容を伝えたくなるかもしれません。

しかしガクチカとして伝えるものは一番学びが深かったものにし、深堀られた際によりアピールできるように対策していきましょう。

1度きりの参加はバレる

学生時代に力を入れたことがあまりない人の場合、ボランティアに1度参加しただけで力を入れたこととしてアピールしてしまうこともあるでしょう。

しかし、結論として、1度きりの参加の場合はその事実が相手にバレてしまう可能性が高いです。

たった1度参加しただけでは企業にアピールできるだけのエピソードもありませんし、アピールできる能力も身についていないでしょう。

そこで、内容を盛ってアピールする人も多いですが、魅力が伝わりにくいです。

面接で深掘りされた際にうまく答えられずに嘘をついていたことがバレてしまう可能性も高いため、1度参加した程度で、そこまで話すことがない場合は、ガクチカの題材自体を変えてしまうのも選択肢の1つです。

【ガクチカ】ボランティア活動をアピールして内定を獲得しよう!

今回はボランティア経験をアピールしたいと考えている人向けに、ガクチカの書き方やポイントなどについて詳しく紹介しました。

ガクチカは就活において自己PRと志望動機の次に重要視されるものであるため、少しでもクオリティの高いものを提出する必要があります。

ぜひ、本記事を参考に質の高いガクチカを作成し、第一志望への合格を目指してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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