はじめに
「履歴書の趣味欄って何を書いたらいいんだろう」「就活で活かせる趣味なんてあまりないな」そう思っている学生も多いのではないでしょうか。
ここでは履歴書で趣味を聞かれる理由や、趣味欄にアニメを書く場合の書き方について紹介します。
アニメは就活向きの趣味では無いように思えますが、書き方次第でいい趣味欄を作ることが出来ます。
アニメ好きの大学生は多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
【履歴書の趣味欄にアニメ】履歴書の趣味欄にアニメと書くのはアリ?
趣味欄にアニメのことを書いても基本的に大丈夫です。
あなたの就活をサポートしてくれる人の中にはアニメは避けたほうがいいという人もいるかもしれませんが、アニメと書いたからと言って落ちることはあまりありません。
趣味をアニメと書くことでアイスブレイクのネタになったり、面接の際に面接官がアニメ好きの場合会話が弾むことがあります。
ただし、アニメに関して良い印象を抱いていない人もいるため、心配な人はアニメ以外の趣味を書くのがおすすめです。
アニメ以外のおすすめの趣味一覧
では、アニメ以外の趣味はどのようなものがあるでしょうか。
アニメに近いものでしたら、読書、音楽鑑賞、映画鑑賞などがおすすめです。
これらが趣味の就活生も多いのではないでしょうか。
それ以外だと、散歩やドライブ、旅行、ヨガ、筋トレ、家事などもおすすめです。
趣味を書く場合は、なぜそれが趣味といえるのかという理由も端的に話せるように準備しておきましょう。いつからやっているのか、どのくらい好きなのか、その趣味のエピソード、入社してからどのように活かしていくのか、考えられると良いです。
趣味欄に書かないほうが良い趣味一覧
次に趣味欄に書かない方が良い趣味を紹介します。主に4つあります。
1つ目は、競馬やパチンコなどギャンブルの要素が高いものです。計画性やお金の使い方に対して悪いイメージが湧き、信頼できないと思われてしまうためです。
2つ目は、ハッキングや危険物の収集など、犯罪の要素が高いものです。入社してから何か危険なことをしそうだと思われてしまうためです。
3つ目は、思想や政治、宗教的なものです。入社してから従業員トラブルになることを考えたり、ネガティブなイメージをもつ人もいるためです。
4つ目はゲームなどです。ゲーム企業やIT企業などでは書いても大丈夫です。熱中しすぎて仕事に支障が出るのではないかというマイナスなイメージを抱く人がいるためです。
以上の4つに当てはまる趣味には気を付けましょう。
趣味欄で嘘をつくのはNG
面接官に好印象を与えられそうな趣味が無いからと言って、趣味欄で嘘をつくのはやめましょう。嘘はバレてしまいます。
例えば面接で深堀されたときに、本当にそれが趣味といえる根拠が薄かったり、好きになった経緯が答えられないなどで、面接官は就活生が嘘をついていると分かります。面接官へのアンケートで約半数が趣味の偽装を疑ったという結果もあるほどです。
趣味欄では嘘はつかず、これから紹介する書き方を意識して良いものにしていきましょう。
【履歴書の趣味欄にアニメ】履歴書の趣味欄を企業はどう活用している?
就活に関係の無いように見える趣味ですが、なぜ聞かれるのでしょうか。
それは、企業は趣味などのプライベートな観点から、あなたの人柄を知ろうとしているためです。
就活では就活生の皆さんと企業のマッチングを行うため、趣味を聞くことであなたの人柄を見ようとしています。
また、面接時のアイスブレイクのために使われることも多いです。
趣味は面接の序盤で聞かれることが多く、緊張している就活生と面接官の気持ちをほぐして自然に会話が出来るようにする目的があります。
【履歴書の趣味欄にアニメ】履歴書の趣味欄にアニメと書く場合のポイント
次に、皆さんの気になる趣味欄にアニメと書く時のポイントを紹介します。
書き方によって受ける印象が異なってきますので、ここで紹介するポイントを意識して趣味欄を書きましょう。
好きなアニメの例を挙げる
まずは好きなアニメの例を挙げましょう。
具体的にどのようなアニメが好きなのかを挙げることで、人柄を伝えることができます。
また、面接のときにアイスブレイクのきっかけにもなります。
挙げるアニメは、映画化や実写化されている知名度のあるものがおすすめです。
例えば、「ワンピース」「NARUTO」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」「進撃の巨人」辺りが有名ですね。
どれくらい好きなのかを具体的に書く
「今まで○個の作品を見てきました」「1週間に○話くらい観ます」など、どれくらい好きなのかを書きましょう。
趣味の話に信憑性を持たせることが大切です。
また、どれくらい好きなのかをアピールするためにアニメの魅力を自分なりに伝えるのもいいでしょう。
例えば、「登場人物が困難にぶつかりながらも打開策を考えて立ち直るところに感銘を受ける」など。
面接で補足すべき情報
面接ではこちらが話したことに対して深掘りされるので、事前に回答を考えておくべき質問を紹介します。
・どんなアニメが好きなのか
・アニメから得た教訓は何かあるか
以上については深掘りされる可能性が高いため、考えておきましょう。
その時のために、仕事に活かせる教訓があるアニメを選ぶことをおすすめします。
【履歴書の趣味欄にアニメ】履歴書の趣味欄の書き方
次に具体的な趣味欄の書き方を紹介します。これを参考にして履歴書を作ってみてください。
基本的に箇条書きで書き、趣味の後にかっこをつけて具体的なエピソードを書くのがおすすめです。以下で記入例を紹介します。
履歴書の趣味欄がアニメの例文
趣味:アニメ鑑賞(今まで〇個のアニメを鑑賞してきました。最近は〇〇というアニメが好きです。)
趣味:アニメ鑑賞(予想外な展開を迎えるアニメが好きで、特に〇〇という作品が好きです)
【履歴書の趣味欄にアニメ】面接で趣味を伝える際のポイント
面接で趣味について聞かれることもあります。ここでは、面接で趣味について聞かれた際の伝え方を解説します。
伝え方と話す内容は面接に通過できるかに大きな影響を与えますので、参考にしてみてください。
結論
最初に結論である、趣味は何かという点を伝えましょう。
これは趣味に限った話ではなく、面接では結論ファーストを意識します。
なぜなら、その方が面接官が分かりやすく、自分の意見も的確に伝えられるためです。
面接で趣味をアニメと伝える場合、「私の趣味はアニメ鑑賞です」となります。
長々と話す必要はないので、端的に話すようにしましょう。
ここで具体的にどの様なアニメが好きなのかも伝えて大丈夫です。
理由
結論を伝えた後は理由を言います。
なぜアニメが好きで趣味なのか、なぜ結論で述べたようなアニメが好きなのかを話しましょう。
理由が合った方が信憑性が高くなりますし、面接官も就活生の皆さんの人柄を理解しやすくなります。
例えば、「主人公が苦しみながらも目標を達成するために努力する姿に共感できる」「人と人が助け合う姿に感銘を受ける」など。
アニメを好きになったキッカケを話してもいいでしょう。
今後の抱負
アニメの趣味から何を学び、それを仕事でどう活かすのかを伝えましょう。
面接官は採用したときに会社で活躍できる人材かを見極めようとしています。
趣味からも学びを得て活かせる人の方が、入社してから色々なことを吸収し活躍できる印象があるので、仕事でどう活かすかは重要です。
また、仕事でどう活かすかを考えている就活生の方が入社意欲の高さが感じられます。面接を受ける企業に入社した場合、趣味をどう活かすのか考えておきましょう。
【履歴書の趣味欄にアニメ】面接で趣味を伝える際の例文
例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
私は今まで〇個の作品を見てきました。
私は〇〇という展開のアニメが好きで、特に〇〇という作品が好きです。
〇〇という作品は最初は全く力のなかった主人公が旅を経て成長していく物語で、特に最後の展開が予想外でとても引き込まれました。
その作品の〇〇という部分が私の人生に生かせると思い、今でも教訓にしています。
これからもアニメ鑑賞を通じ、学べる事を吸収し、自分の成長に生かしたいと考えています。
まとめ
今回は、履歴書や面接で趣味をアニメと答える場合の注意点やポイントを紹介しました。
アニメは親しみがある分、面接官との会話の糸口になったり、面接官の印象に残ったりする場合もある一方、伝え方には注意しなくてはなりません。
趣味をアニメと書きたい就活生は、この記事を参考にして良い履歴書と面接にしてくださいね。
皆さんの就活が成功するよう、祈っております。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート