就活生のみなさんなら、
就活のエントリーシート(ES)で趣味・特技欄があるけど何を書いたらいいか分からない
なぜエントリーシート(ES)で趣味・特技が問われるの?
という疑問を一度はもったことがあるでしょう。
企業が就活のエントリーシート(ES)で趣味・特技を聞くことには、ちゃんとした意味があるのです。
この記事では、エントリーシート(ES)の趣味・特技欄の役割や書き方から好ましくない記載例までを具体例とともに紹介します。
趣味・特技がないという方に向けて趣味・特技を探す方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
- ESの趣味・特技欄の書き方
- ESの趣味・特技欄の例文
- ESに書く趣味・特技欄が無い時の対処法
- ESをこれから作る人
- 趣味や特技が思いつかない人
- まずは例文を読みたい人
目次[目次を全て表示する]
エントリーシート(ES)に趣味・特技欄がある4つの理由
そもそも趣味と特技には、「趣味=自分が好きでやっていること」、「特技=他者と比べて優れているスキル」という違いがあります。
しかし、エントリーシート(ES)においては趣味と特技は同じ欄にまとめられることが多いため、そこまで気にしなくてよいでしょう。
それでは、企業がエントリーシート(ES)に設けている趣味・特技欄にはどのような役割があるのでしょうか。
趣味・特技欄には大きく分けて、
- あなたの「人となり」を知るため
- 面接のアイスブレイクに用いるため
- 何に興味を持つのか知るため
- 会社との相性はどうか知るため
という4つの役割があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
あなたの「人となり」を知るため
企業がエントリーシート(ES)で趣味や特技を聞いてくる大きな目的はあなたの「人となり」を知ることにあります。
趣味や特技からは「あなたがどんなことに興味があるのか」「あなたが人より優れている部分はどこか」など人柄が現れます。
そして、企業が新卒の採用で最も重視しているのはこの「人柄」です。
一緒に働きたいと思える人物なのか、エントリーシート(ES)の趣味・特技を通して判断しているのです。
そのため、無理に背伸びしてカッコいい内容を書く必要はなく、あなたのありのままの姿を伝えればいいのです。
とはいえ、何でも書いていいというわけではありません。
趣味・特技欄に書くのは望ましくない内容も存在しますので、それについては後で説明します。
面接のアイスブレイクに用いるため
企業が趣味・特技を聞いてくるのには、面接でのアイスブレイクに用いるという意図もあります。
学生が話しやすい趣味・特技の話から面接を始め、学生の緊張をほぐしてあげようとするのです。
面接官のその優しさに甘え、趣味や特技を述べることで気持ちを落ち着けてください。
そして、あなたが他の人が持っていないユニークな趣味を持っていれば、面接を盛り上げることも可能です。
それでなくても、採用担当者と同じ趣味であれば共通点を話題に盛り上がりやすいですよね。
このように、趣味や特技から面接をより良いものすることができるのです。したがって、たかが趣味といっても侮ってはいけません。
何に興味を持つのか知るため
就活生が何に興味を持つのかは、エントリーシートの趣味や特技の欄を通じて、企業の採用担当者が重視しているポイントの1つです。
就活生がどのようなことに関心を持ち、どのようなスキルを持っているのかを把握しようとしています。
趣味や特技はその人の個性や価値観を表す重要な要素だからです。
例えば、スポーツが得意な人は体力があり、チームワークを重視し、忍耐力があるなどの特性が推察されます。
これにより、企業は就活生の人柄や職場でのパフォーマンスを予測する材料とするのです。
また、趣味や特技を通じてその人がどのような状況でストレスを解消し、モチベーションを維持しているかも理解できます。
例えば、趣味で絵を描くことが好きな人はクリエイティブな発想やリフレッシュの方法を確立していることがわかります。
これにより、企業は就活生が職場でのストレス管理をどのように行うかについても推測しているのです。
会社との相性はどうか知るため
会社との相性についても確認されている可能性が高いです。
就活生が会社の文化や価値観にどのようにマッチしているのか見極めようとしています。
各企業には独自の雰囲気や特徴があり、就活生がその企業の環境でうまく適応できるかどうかを判断する材料としている可能性があります。
例えば、アウトドアスポーツが趣味な人はアクティブで挑戦的な文化の企業にフィットする可能性が高いとされ、一方で読書や研究が好きな人は静かで集中力が求められる職場環境に適していると判断される可能性が高いです。
このように、趣味や特技を通じて、企業は就活生が自社の環境でどの程度活躍できるのかを確認しようとしているのです。
エントリーシートの趣味・特技欄を記入する時に、この2つの違いがわからず、どんなことを書けば良いのか頭を悩ませてしまうという就活生も少なくないようです。
自分の強みとして趣味や特技を採用担当者にアピールしたいと思っていても、趣味と特技の違いがわからなければスムーズにエントリーシートを書き進めることはできません。
そこで、ここからはエントリーシートの趣味・特技欄の記入で悩んでいる就活生に向けて、この2つの違いについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
まず趣味とは、自分の好きなことを指します。
たとえば、読書や音楽鑑賞、旅行、筋トレなど単純に自分が好きなことをエントリーシートに記入すれば良いのです。
ただし、ただ一言で「私の趣味は読書です。」とシンプルに終わらせてしまうのではなく、具体的に書いていくと就活生の好きなことを知ることができるのはもちろんのこと、面接の場でも話題を広げることにつながります。
就活生に趣味を聞くことによって採用担当者は、応募者の人柄や雰囲気を確認しています。
学歴だけでなく就活生の趣味に目を向けることで、その人の魅力や自社に合っている人物であるかを見極める可能性もあるでしょう。
エントリーシートで趣味を記入する欄では、自己PRにつながるように好きなことや長年にわたり楽しんでいることなどを挙げていくと書きやすくなります。
特技とは、ほかの人よりも得意なことを指します。
たとえば、ピアノやスポーツ、語学などほかの人には負けない自信があることをエントリーシートには記入していくと良いでしょう。
エントリーシートの記入欄の中でも特技の部分は、採用担当者にとって重視している部分です。
入社後に活かせる特技があると好印象を与えることもできるでしょう。
たとえば営業職であればコミュニケーション能力が高いと感じられるような特技を持ち合わせていることで採用担当者に興味を持ってもらえます。
そのため、特技をエントリーシートに記入する時には、人柄や長所をアピールし話題につなげることを意識してみてください。
エントリーシート(ES)に書く趣味・特技の見つけ方
書き方以前の問題として、趣味や特技が見つからないという方も少なくないでしょう。
また、たとえ趣味や特技があったとしても、就活でアピールして良いものかどうかと悩んでいる方も多いはずです。
そこでここからはエントリーシートに書く趣味や特技の見つけ方について詳しく紹介します。
趣味の見つけ方
趣味をエントリーシートに書く際にはまずこれまでの自分の経験を振り返ることが重要です。
楽しかったと感じた活動や遊び、心に残っている出来事を思い出してみましょう。
例えば、休日にしていた趣味的な活動や、学生時代に取り組んでいた部活動、家族や友人と楽しんだアクティビティなど、日常生活で無意識に時間を費やしていたことがヒントになることがあります。
また、趣味はその活動そのものだけでなく、その活動を通じて得られる楽しさや充実感を含めて表現すると、より魅力的に伝えることもできます。
さらに、自分の趣味が他人と少し違うユニークなものであれば、それを強調することで応募先企業に好印象を与える可能性もあるでしょう。
例えば、旅行が趣味であれば、単なる旅行好きではなく、具体的な目的やこだわりなどを加えることで、より個性が際立ちます。
このように、趣味は「自分の興味や価値観を反映させるもの」であり、記載するだけでなく、その趣味が自分にとってどのような意味を持つのかを伝えると良いでしょう。
特技の見つけ方
特技を考える際は自分が得意としていることや他人に教えられる自信のあることを思い浮かべてみましょう。
特技というと、非常に優れた才能や技術でなければならないと考えがちですが、あくまであなた自身を表現するための手段であり、他人との差別化を図るポイントです。
例えば、料理が得意であれば、特定の料理ジャンルにこだわりを持っていることや、新しいレシピを考案する楽しみについて述べるとより説得力のある内容になります。
また、趣味と特技の違いを明確にすることも重要です。
特技は具体的なスキルや知識に結びついていることが多く、それを実際に活用したエピソードを交えることで、企業に対して自分の能力や強みを印象付けられます。
さらに「特技が仕事にどう活かせるのか」を示すと、より実践的で企業に響くアピールが可能です。
このように、自分の特技を見つける際には、それがどのようにして形成されたのか、そしてそれを通じて何を学んだのかを具体的に考えることが大切です。
エントリーシート(ES)の趣味・特技は両方書くのか?
エントリーシートの趣味・特技欄について、「両方書くべきか」「複数の趣味や特技がある場合はどうすべきか」と悩む方は多いでしょう。
そこで、趣味・特技欄の効果的な書き方のポイントについて解説します。
企業が求める情報を的確に伝えつつ、自分らしさをアピールする方法を身につけることで、印象に残るESを作成できます。
基本的にはどちらか1つで大丈夫
趣味・特技欄では、基本的にはどちらか一方を選んで書くことで十分です。
趣味と特技の両方を書かなかったからといって、それが不合格の理由になることはありません。
重要なのは、自分が最もアピールしたい、あるいは最も詳しく語れる内容を選ぶことです。
例えば、長年続けているスポーツがあれば、それを「特技」として取り上げ、そこから得られた経験や成長を述べることができます。
一方、最近熱中している趣味があれば、それを通じて感じた新たな気づきや視野の広がりを「趣味」として紹介することもできます。
選んだ趣味や特技を通じて、自分の性格や価値観、成長過程を効果的に表現することが重要です。
また、選んだ内容が志望動機や自己PRと一貫性を持つように心がけることで、より説得力のあるESになります。
内容は1つがおすすめ
趣味や特技が複数ある場合でも、エントリーシートでは基本的に1つに絞って記載することをおすすめします。
複数の趣味や特技を列挙すると、それぞれの内容が薄くなり、印象に残りにくくなる可能性があります。
代わりに、1つの趣味や特技に焦点を当てることで、より深い洞察や具体的なエピソードを提供できます。
例えば、「読書」を趣味として挙げる場合、単に「本を読むのが好き」と書くのではなく、「月に5冊のビジネス書を読破し、各書籍の要点をブログにまとめている」というように、具体的な行動や成果を示すことができます。
また、その趣味や特技を通じて得た学びや成長、将来のキャリアとのつながりなども述べることで、より充実した内容になります。
エントリーシート(ES)の趣味・特技欄の書き方のポイント5選
エントリーシートの趣味・特技欄では、しっかり自分の強みをアピールしたいものです。
人事担当者にいい印象を持ってもらえるような書き方のポイントについて理解しておきましょう。
- 一言で伝えるのではなく「見出し」と「説明」に分けて書く
- 簡潔にわかりやすくまとめる
- 数字や5W1Hを意識して具体的なエピソードを書く
- 何を学び、どう成長したのかを伝える
- 趣味・特技について掘り下げすぎない
一言で伝えるのではなく「見出し」と「説明」に分けて書く
趣味・特技欄には、ただ一言単語を書けばいいと考えている人もいるかもしれません。
しかしながら一言だけを書くよりも、それに対する説明を添えるほうが内容もわかりやすく丁寧です。
趣味・特技欄は「見出しのキーワード」と「説明」の2段構成で書くようにしましょう。
説明書きの内容としては、「いつからはじめたのか」「どういった内容か」など具体的に書きます。
例を挙げると、「そろばん」とだけ書いてあるものはNGになります。
「小学生の頃からそろばん教室に通っており、歩きながらでも3桁の暗算ができます。」
などと添えることで、面接官にも伝わりやすく好印象になります。
達成したことややってきた年数など、具体的なイメージがわくような数字も活用すると良いでしょう。
簡潔にわかりやすくまとめる
趣味・特技欄はそんなに広いスペースではありません。志望動機やガクチカよりも少ない字数(150字程度)で書くことを求められるケースが多いです。
かといってたった一言で済ませるのは避けましょう。単語一言では、人間性や個性などが伝わりにくいです。
捉え方によっては、ESを書くのを手抜きしているようにもみえてしまいます。
反対に、狭いスペースに小さな字で長文の説明を書く人もいます。
あまりにも長文すぎると、逆に読み辛くて人事担当者も疲れてしまうでしょう。
木下恵利
より詳細な内容に関しては、面接に進めば話す機会が与えられるため、ESでは面接で話すための材料になる程度に留めましょう。
趣味・特技欄は短すぎず長すぎず、ほどほどの長さでまとめることがポイントといえます。
こうした気遣いも、その人の人間性が現れるものです。
数字や5W1Hを意識して具体的なエピソードを書く
趣味、特技の記入欄があるのは企業側が応募者の人柄を知るためです。
しかしエントリーシートを書く目的は自分のことをアピールする為にあります。
そのため趣味、特技で得た実績の数字を入れたり、5W1Hに注意して書くことで具体的なエピソードにすることができ、そうすることによって自分の人柄を伝えることができることはもちろん、自分を採用するメリットまで伝えることができます。
具体的なエピソードにすることによって、企業側に自分のことをアピールできるようにしましょう。
何を学び、どう成長したのかを伝える
企業側は趣味や特技が何なのかはほとんど興味がなく、応募者がどのような人なのかを知りたがっています。
そのためその趣味、特技を通して何を学ぶことができたのか、またそれを経てどう成長したのかを記載することが大切です。
そうすることによって趣味、特技を伝える欄でも自分自身のことについてアピールすることができるため、ぜひ何を学び、どう成長したのかまで伝えることをオススメします。
趣味・特技について掘り下げすぎない
エントリーシート作成においては、趣味や特技の詳細に過度にこだわらない方が良いです。
面接官が知りたいのは趣味や特技そのものの詳細ではなく、あなたがどのようなことに取り組み、どんな経験をしてきたかというプロセスです。
趣味や特技を通じてどのようなスキルを培い、その経験があなたの成長にどのように寄与したかを説明しましょう。
例えば、趣味がサッカーであれば単に「サッカーをしています」と述べるのではなく、「チームのキャプテンとして練習計画を立て、メンバーとのコミュニケーションを重視しながら目標達成に向けて努力しました」などと話すと良いでしょう。
これにより、面接官はあなたがどのように趣味に取り組み、その過程で何を学んだのかを理解できます。
どんなフェイントができるか、これまでのキャリアで何点取ってきたかは全く重要ではありません。
「趣味・特技を通じて、企業にどう貢献できるか」について知りたいのです。
エントリーシート(ES)の趣味・特技欄で自分をアピールするメリット
企業側にとっては、趣味・特技欄は学生の人となりを知ることやアイスブレイクに使うことが主な役割になります。
しかし、エントリーシート(ES)の趣味・特技欄に人より力を入れることで、学生がより自分をアピールすることもできるのです。
趣味・特技欄に力を入れることで、以下のようなメリットが得られます。
- 面接官との会話を弾ませられる
- 趣味や特技であなたの自己PRができる
- どのくらい企業研究をしたのかアピールできる
一つひとつ見ていきましょう。
面接官との会話を弾ませられる
面接官も同じ趣味を持っている場合や珍しい趣味を持っている場合には、その趣味について内容の濃い話をして、面接の場を盛り上げることができる可能性があります。
見知らぬ人同士がともに働いてパフォーマンスを上げるようになるためには、互いに親近感と信頼感を醸成することが重要です。
親近感や信頼感を得ることができれば、面接官に一緒に働くイメージをわかせることができ、社風に合った人材だと思ってもらえるかもしれません。
たとえば、シリコンバレーなどでは、アイスブレイクとして、スパゲティータワーを作らせるなど、ちょっとしたゲームを行ってでも親近感や信頼感を育て、リラックスしてパフォーマンスできるような環境を整備する工夫をしているほどです。
場を盛り上げることのできる人材は、このアイスブレイクが自然にできる人材であるといえます。
そして、そのような人材であれば、新たな職場環境でもすぐに順応するだけでなく、職場全体の団結意識を高め、全体パフォーマンス向上につながる可能性があります。
木下恵利
面接の現場でも、場を盛り上げることで緊張がほぐれ、自信を持って話すことができるようになるでしょう。
担当者に珍しい趣味とあふれる自信で強い印象を残すことに成功できれば、他の学生よりも有利に働く可能性があるといえます。
趣味や特技であなたの自己PRができる
趣味・特技欄には、好きなことや得意なことを書くわけですので、その内容は当然、あなたの魅力の一つです。
趣味や特技で得られた成長を、その過程とともに具体的に記しましょう。
そうすることで、スキルアップの能力があることや継続して物事に取り組めることなどをアピールすることが可能です。
また、「珍しい趣味が無い」「アピールできる特技が無い」という場合でも、自己PRで語ることを補うような内容にすることで、趣味・特技欄をアピールにつなげることができるでしょう。
例えば、自己PRで英会話が得意であることをアピールするなら、特技欄で「TOEIC800点」と記載すれば、英会話が得意であることの信ぴょう性が増します。
このように自己PRを際立たせるために趣味・特技欄を利用することもできるのです。
どのくらい企業研究をしたのかアピールできる
企業によっては、社員同士の部活・サークルなど課外活動が活発であることをアピールポイントの一環と捉えて充実させようとしている場合があります。
この場合、趣味を企業の課外活動に関連させて説明すれば、真剣に企業研究をしてきたことをアピールできるでしょう。
たとえば、定期的に社員旅行を実施する企業の場合、趣味が旅行であれば、「企業のそのようなきめ細かな社員の待遇にも魅力を感じた」などとして、志望動機を補強しつつ企業理解を強調することが可能です。
エントリーシート(ES)の趣味・特技欄の書き方を指定された場合
エントリーシートの趣味・特技欄は、企業ごとに記入方法が指定されることがあります。
ここでは、よくある指定パターンとその対応方法について解説します。
文字数や形式に応じて、自分の趣味や特技を効果的にアピールする方法を身につけることで、採用担当者の印象に残るESを作成できます。
- 50文字指定の場合
- 100文字指定の場合
- 箇条書き指定の場合
50文字指定の場合
50文字という限られた文字数では、趣味や特技を簡潔かつインパクトのある形で表現する必要があります。
例えば、「週5回のジョギング(5年継続中)」や「独学でのWebサイト制作(閲覧数1000/月)」のように、具体的な数字や期間を含めることで、その趣味や特技への取り組み姿勢や成果を印象づけることができます。
重要なのは、単なる趣味の列挙ではなく、そこから読み取れる自分の特性や強みが伝わるよう工夫することです。
趣味は読書です。毎月1冊ずつ異なるジャンルの本を読み、大学4年間で幅広い知識を目指しています。(47文字)
100文字指定の場合
100文字の場合は、50文字で書いた内容に加えて、その趣味や特技から得られた経験や学びを付け加えることができます。
例えば、「週5回のジョギング(5年継続中)を通じて、目標設定と自己管理の重要性を学びました。この経験は学業や他の活動にも活かされています。」のように、趣味や特技が自己成長にどのようにつながったかを説明することで、より深みのある内容になります。
100文字という余裕を活かし、自分の成長ストーリーや価値観を効果的に伝えることを意識しましょう。
趣味は読書です。毎月1冊ずつ異なるジャンルの本を読むことで、大学4年間で幅広い知識を求めたいと考えています。どんな内容でも整理し、わかりやすく伝える表現力や思考力を身につけることができました。(96文字)
箇条書き指定の場合
箇条書きの場合でも、内容は1つに絞ることをおすすめします。
複数の趣味や特技を列挙するよりも、1つの項目について詳しく説明することで、より印象に残るアピールができます。
ピアノ演奏(15年間継続)など、趣味や特技の後にカッコを使って具体的な説明を加えることで、採用担当者にとって見やすく、理解しやすい内容になります。
箇条書きの特性を活かし、簡潔かつ情報量の多い内容を心がけましょう。
読書(大学入学以降、毎月1冊ビジネス書や啓発本を読んで、日常生活や将来に向けて知見を持っています。)
エントリーシート(ES)の趣味の例文8選
続いて、エントリーシートの趣味の例文を8個紹介します。
あなたがアピールしようと思っている趣味と同じものがあれば、その例文を中心に確認し、もし時間に余裕があれば他の例文も熟読してみてください。
- 旅行
- スポーツ
- 読書
- ドライブ
- ランニング
- 映画鑑賞
- 陶芸
- ゲーム
旅行の例文
私の趣味は旅行です。知らない場所に行って景色や美味しいものを楽しむのが好きです。
旅に行く前には、予算やスケジュール、交通手段などを事前に確認し、計画的かつ効率的に行動するようにしています。
遠方で臆せず足を伸ばせる行動力を、貴社でも活かしていきたいと思います。
読書の例文
私の趣味は読書です。
主に、寝る前や通学の電車のなかで読んでおりました。
小説を好んでおり「東野圭吾」や「伊坂幸太郎」の作品をよく読みます。
読んだ本で感動した箇所には、蛍光ペンでラインを引いたりノートにイラストを描き、記録に残すようにしています。
映画鑑賞の例文
私は休日はよく映画を観ます。
映画館に行くのもDVDをレンタルして観るのも両方好きです。北野武監督の作品が好きで、彼が出演・監督するものは全て見ています。
今までで見て一番面白かったのは「菊次郎の夏」です。
菊次郎は中年男性とは思えないほど奇想天外な行動をしトラブルばかりを巻き起こしますが、なぜか羨ましく見えるあたりに監督の上手さを感じました。
ゲームの例文
私はオンラインゲームを楽しんでいます。
オンラインゲームではチャット機能があり、他のユーザーとチャットで会話ができます。
顔を合わせることがないですが、コミュニケーションを取る相手に不快な思いをさせないよう、柔らかな言葉づかいを心掛けています。
スポーツの例文
私の趣味は野球です。
大学時代は草野球サークルに所属し、他の大学のサークルと試合を行う、合宿をするなどの精力的に活動をしていました。
試合ではもっぱら一番打者として出場し、塁に出ることを常に考えて打席に立っていました。
チームを盛り上げるため、ベンチからも積極的に声を出していました。
1番打者として培った積極性を生かし、御社でもリーダーシップを発揮できればと考えております。
ドライブの例文
私は、自分の知らない景色を見るのが好きなので、休日はよくドライブしています。
最近では奥多摩まで行き、自然を堪能しました。地図を見たり計画を立てたり、道案内するのも得意です。
ランニングの例文
私はランニングを趣味とし、毎年市で行われるマラソン大会に出場しております。
ランニングは早朝に行っていて、規則正しい生活も心がけています。
平日は5km走るようにしているので、体力や根気には自信があります。
陶芸の例文
私は陶芸教室に通っています。
作成したものは友人や家族にプレゼントしています。プレゼントした人の喜んだ顔を見るのが至福の瞬間です。
エントリーシート(ES)の特技の例文4選
エントリーシートに特技を書く際の例文も4つ紹介します。
どのような構成で書かれているのか、また、どのような点を強調しているのかなどについて着目してみてください。
絵を描くこと
私の特技は絵を描くことです。
高校時代には美術部に所属し、油絵や水彩画、デッサンなど多くの技法を学びました。
特に人物画を得意としており、先日は地元の美術展で入賞しました。
絵を描く際には対象物の細部まで観察し、色彩や構図を工夫することで、見る人に感動を与えられる作品を目指してきました。
また、部活動では新入部員への指導を担当し、他人の視点を取り入れながら改善するプロセスを学びました。
これらの経験から、集中力や忍耐力、そして創造的な発想を磨くことができました。
貴社ではこうした観察力やアイデアを活かし、創造性が求められる業務に貢献したいと考えています。
水泳
私の特技は水泳です。
幼少期から約10年間続けており、クロールや平泳ぎを得意としています。
小学生の頃には地域の大会で優勝し、中学時代にはリレー競技でチームを引っ張るキャプテンを務めました。
特にリレー競技では個人のスキルだけでなく、チームワークや他者への信頼が勝敗に大きく影響するため、協調性や継続力、そして勝利への執着心を身につけました。
貴社ではこの粘り強さを活かして課題解決に取り組み、チームで成果を挙げられる人材になりたいと考えています。
プログラミング
私の特技はプログラミングです。
中学生の頃にパソコンの操作に興味を持ち、自分でゲームを作りたいと思ったことがきっかけで独学を始めました。
その後、高校では情報科目を選択し、基本的なアルゴリズムやプログラムの構造を学びました。
特にJavaやPythonを用いた簡単なアプリケーションの開発に挑戦し、学校内での作品発表会では最優秀賞に輝いた経験もあります。
プログラミングではエラーの原因を冷静に分析し、試行錯誤を繰り返す過程で問題を解決する能力が求められるため、論理的思考力や粘り強さを養いました。
貴社ではこうしたスキルを基盤に新たな価値を創出し、ITを活用した課題解決に取り組みたいと考えています。
マジック
私の特技はマジックです。
人を楽しませることが好きで、大学ではマジックサークルに所属し、技術の向上に励んできました。
マジックを行う際には観客の目線や反応を常に意識しながらパフォーマンスを調整する必要があり、相手の心理を読む力が求められます。
サークル活動では学園祭や地域イベントでのパフォーマンスを担当し、子どもから大人まで幅広い観客を喜ばせることができました。
技を練習する中で、集中力や繊細な手先のスキルを鍛えたことに加え、観客の期待に応えるためのプレゼンテーション力も身につけました。
貴社ではこうしたスキルを活かし、顧客のニーズに応えるサービス提供に貢献したいと考えています。
エントリーシート(ES)の趣味・特技欄のNG例
趣味や特技は基本的に自由なものであり、エントリーシート(ES)ではあなたの人柄や適性を伝えるためのポイントです。
ただ一般的に受け入れられていない内容の趣味や特技をエントリーシート(ES)に書いてしまうと、アピールするどころかマイナスの印象を与えてしまいます。
ここでは、エントリーシート(ES)の趣味・特技欄で好ましくない記載内容をご紹介します。
- ギャンブル
- 犯罪を連想させるもの
- 政治・宗教など人の思想に根差す内容
- 噓の趣味や特技
- 何も書かない
ギャンブル
競馬や麻雀、パチンコといったギャンブル系を趣味・特技に記載するのはやめてください。
ギャンブルを趣味にすること自体は悪いことではありませんが、仕事に応募するための書類に書く内容としては好ましくありません。
それどころか、「計画性」や「堅実性」といった評価項目でマイナスとなる可能性があります。
犯罪を連想させるもの
ハッキングや大麻栽培など、犯罪に該当するような内容の趣味を記載するのも好ましくありません。
人間観察を趣味に挙げる人もいますが、どことなく危ない人だと感じさせるので、電車内の他の乗客や街中での通行人など公共の場で観察しているという内容は、事実だとしても控えたほうがいいでしょう。
近年、コンプライアンスが重要視されていますが、コンプライアンスを適切に守るために、採用の段階できちんとした倫理観が備わっているのか確認する企業も多いです。
犯罪を連想させる趣味・特技を記載してしまうと、倫理観に疑問が生じるので、採用に不利となるケースが多いです。
政治・宗教など人の思想に根差す内容
布教活動やデモ活動といった、政治や宗教に関連する内容も好ましくないとされています。
政治や宗教は人の価値観や思想に大きく関係しているところです。
企業には色々な考え方を持った人がいますから、あまりに特定の思想や宗教に固執するところを見せてしまうと、周りの人間と上手くやっていけるのかなと不安を感じてしまいます。
価値観よりも個性を表すことができる趣味を記載するようにしてください。
噓の趣味や特技
就活生の中には企業に良い印象を与える趣味を書いたほうが良いと考え、嘘の趣味や特技を記載しようとする人もいると思います。
しかし、嘘の趣味や特技を書くことは絶対にやめましょう。
なぜなら人事は多くの就活生を見てきているプロだからです。
エントリーシートは面接時にも見ているため、もし趣味について聞かれた際にエントリーシートに書いてあることと矛盾する点があると嘘だとばれてしまいます。
そうなってしまった場合、人柄からかなりのマイナスな印象を持たれてしまい、ほとんど採用されることが難しくなってしまうため、嘘の趣味や特技を書くことは絶対に避けるようにしましょう。
何も書かない
説明してきたように、エントリーシート(ES)の趣味・特技欄は、自分の人柄をアピールできる絶好の機会です。
それなのに、特に思いつかないからといって何も書かないのは勿体なさすぎます。
また「特に無し」と書く人も一定数いますが、これも同じことです。
何も書かなかったり「特に無し」と書いてしまうと、自己アピールで不利に働くばかりか、入社意欲が足りないのでは、と思われる恐れがあります。
上述した「趣味や特技がない場合の対処方法」を読んで、自分なりの趣味・特技を絞り出すようにしてください。
エントリーシート(ES)の趣味・特技欄に書いていいか迷うときの対処法
エントリーシートは就活において大切な書類選考で提出するものです。
また、エントリーシートを元に面接での質問を考える企業もあります。
そのため、エントリーシートに書く内容は適切なものかどうかを気にしてしまう就活生は多くいます。
ここでは、エントリーシートに書く趣味・特技に関して適切かどうか迷った際の対処法について詳しく解説していきます。
- あなたを表現することに繋がるのかを考える
- 趣味・特技自体が重要なわけではないと理解する
- 後悔しなければなんでもいいと割り切る
あなたを表現することに繋がるのかを考える
企業が趣味・特技を聞く理由は、あなたの人柄を知るためであったり、面接でのアイスブレイクに使いたいという意図があります。
そのため、あなたが伝えるか迷っている趣味・特技を伝えたらあなたの人柄がよりイメージできるかを考えてみると良いでしょう。
もしもあなたを表現することに繋がらないのであれば、無理にエントリーシートにその趣味・特技を書く必要はありません。
趣味・特技自体が重要なわけではないと理解する
趣味や特技自体が重要なわけではないということも覚えておきましょう。
先ほど、「趣味や特技について掘り下げすぎないことが重要である」と説明した際にも軽く触れましたが、面接官が見ているのは、あなたがどのような趣味や特技を持っているかではなく、それにどのように向き合い、何を得たかという点です。
趣味や特技自体は多種多様であり、その内容自体が特別である必要はありません。
重要なのは、その趣味や特技に対するあなたの姿勢や、そこで得た学びやスキルをどのようにこれから活かしていくかです。
例えば、趣味が読書であれば、ただ「読書が好きです」というのではなく、読書を通じて何を学んだのか、それを就職後はどのように活かすのかです。
後悔しなければなんでもいいと割り切る
少し雑な話になりますが、就職活動の目的は内定を獲得することではなく、入社後も楽しく働き続けることのできそうな企業を探すことです。
そのため、エントリーシートでもあれを書けばよかった、あれを書かなければよかったというように後悔することがなければ好きなことを書いても良いと言って良いのです。
どうしてもその趣味・特技が大好きで得意なのであれば自信を持って伝えるようにしましょう。
エントリーシート(ES)に書く趣味や特技がない場合の対処法
中には趣味や特技が全く思いつかないという方もいらっしゃるでしょう。
そういった方でも意外な趣味や特技をもっていることが往々にしてあるのです。
ここからは趣味や特技を発掘する方法をご紹介します。
- 過去の経験を振り返る
- 自分の今の興味に注目する
- 人の役に立った経験を考える
- 自己分析を行う
過去の経験を振り返る
まず一つ目は、過去の経験を振り返ることです。
自分の過去の経験の中でどんなことをする機会が多かったか、何をしている時に楽しいと感じたかをよく考えてください。
子供の頃、よく放課後集まって遊んでたな
↓
何をしてたっけ?
↓
バスケットボールやどろけいをしていたな
となれば、「バスケ」や「鬼ごっこ」が趣味の候補として挙がってくるわけです。
鬼ごっこであれば、鬼から逃れるためにどのように隠れ方を工夫していたかという話をしてもいいでしょう。
話し方次第でどんなことでもあなたの魅力を伝える経験になりうるのです。
自分の今の興味に注目する
今自分が興味をもっていることにフォーカスしてみるのも良い手段です。
美味しいラーメン屋を探すことにハマっているのであれば「ラーメン屋めぐり」でもいいですし、大学の授業で興味がある内容があれば「講義の内容について調べる」ことを趣味にしてもいいでしょう。
また、「最近時間をかけて努力したこと」や「最近やっていて楽しいこと」を考えてみるのもいいでしょう。
最近のことについては記憶が新しいですし、熱く語れる可能性が高いです。
「これから趣味・特技にしていきたい」という方向性で企業に伝えても、全く問題はないでしょう。
人の役に立った経験を考える
特技とは「他者と比べて優れているスキル」のことでした。
すなわち、人に教えたり、人に感謝されたりした経験を振り返れば、それは特技になる可能性があるということです。
例えば、「ノートの取り方が綺麗だったから、まとめ方を教えてほしい」と頼まれた経験があれば、「ノートを綺麗にまとめること」を特技として書くことができます。
さらには、「情報を整理して見やすく再構成する力」というアピールポイントにすることだってできますね。些細なことでも特技になりうるのです。
自己分析を行う
自己分析をしっかりと行うことで、自分の強みについて理解でき、そこから趣味や特技につなげることもできます。
自己分析がしっかりできていなければ、志望動機や自己PRなど、就活において最も重要視されているESの作成もうまく進みません。
したがって、趣味や特技について思いつかないという人は、もう一度自己分析をしっかりと行ってみましょう。
これにより、すでに作成した志望動機や自己PRのクオリティもさらに高められるかもしれません。
自己分析についてはこちらの記事で紹介しているため、ぜひ確認してみてください。
エントリーシートというのは、趣味・特技のほかにもさまざまな設問が用意されています。
趣味・特技の中で強くアピールしたいことがあるなら、例えば「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を趣味・特技の話にしてもいいでしょう。
というのも、多くの選考では趣味・特技欄よりも志望動機やガクチカといった設問の方が重視される傾向にあるためです。
趣味・特技欄ばかりに力を入れるのではなく、エントリーシート全体を通して一貫して自分をアピールするように心がけましょう。
自分の趣味・特技欄やその他のESの回答がきちんと受かるものになっているのか不安なら、ES添削を受けてみると自信をもってエントリーシートを提出できるのでおすすめです。
就活市場でもLINEにて無料でES添削を受け付けているので、書いたESを添削してほしい方もESに書くべきことがわからない方も、まずは気軽に相談してみてください。
まとめ
企業は、エントリーシート(ES)の趣味・特技欄を通して、あなたの人柄を知ろうとしています。
趣味・特技欄であなたの人柄を表現するのはもちろんのこと、企業が求めている人物像を把握して、戦略的に自分の強みをアピールできるとなおよいですね。
趣味や特技が思い当たらないという人も、何かしら好きなことや継続してやってきたことはあるはずです。
過去の経験を思い出して、自分だけのオリジナリティのある内容を表現してみましょう。
就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
うまく答えることができ場を盛り上げることができれば、他のライバルたちに一歩差を付けることができます。