教職を取ってる人の就活って何が違う?やり方やコツを紹介!

教職を取ってる人の就活って何が違う?やり方やコツを紹介!

教職を履修している皆さん!教育実習や教員採用試験の勉強、毎日お疲れ様です!

さて、本選考前になり、周りが就活し始めて不安になっていませんか?

教員採用試験に落ちた時に民間企業の保険がほしい方や、まだ教員になるか民間企業に行くか悩んでいる方、不安ですよね。

その不安を、実際に大学で教職を履修しながら就活をした筆者と一緒に払拭しましょう!

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【教職生は就活してるの?】教職と就活は両立できるのか

教職と就活の両立は、ズバリ可能です。

しかし、教育実習と本選考時期は被ることが多いため、スケジュール管理は必須です。

かなり多忙な期間になるため、アルバイト等に割ける時間はほぼなくなる方が多いです。

そのため、就職活動をする場合は、教育実習が始まる5月までに決まる早期内定をオススメします。

免許取得のみなら比較的余裕がある!?

卒業後すぐにではなく、将来的に教員になりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

今は免許だけ取得できれば十分という方は、夏を過ぎるとかなり時間に余裕ができます。

なぜなら、教員採用試験のための勉強も必要としないため、教育実習終了とともに就活に時間を割けるようになるからです。教育実習は春から秋に掛けて行われる学校が多く、秋頃になると就活1本に専念することができます。

ただし、秋選考になるため就活自体は厳しいものになるので注意が必要です。

秋選考がどれほど厳しいものであるかは、この記事を参考にしてください。

教員採用試験に備えた準備を!

教育実習に行くために多くの単位を取り、模擬授業等を乗り越えられても、教員になれるとは限りません。

教員採用試験の倍率は高く、8倍を超える自治体もあります。

講師として働く選択肢もありますが、「教採に落ちたら民間に行こう」と考えている方は、秋以降に苦労する可能性があります。

なぜなら、教員採用試験の結果がでる10月以降も新卒の募集をしている企業は、全体の約2割しかないからです。

10月は多くの企業で入社式も行われるため、新たに新卒採用を行っている企業が少ないことが現状です。

正直、そこから就職活動を行うことは厳しいといえるでしょう。

採用結果後にも募集をかけている企業の3つの特徴

10月以降にも募集している企業には以下の特徴があります。

①大手企業などの大量人数を必要としている企業 

内定辞退などで減ってしまった人員を追加するための募集が行われています。

②ベンチャー企業やBtoB企業などの一般的に知名度が低い企業

春の選考で想定より新入社員が集まらなかった場合、募集を続けています。

③人材確保に苦労している地方企業

②と同じく、春の選考で新入社員が集まらなかった場合、採用予定人数に達するまで募集しています。

さて、以上の3つは、あなたの行きたい企業の特徴に当てはまるでしょうか。

納得して内定ができない可能性があると思われた方は、10月以降も厳しい就職活動を行うことになるかもしれません。

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教職生が就活で評価される強み

教職生が就活で評価される強みは以下の3点です。

教職生が就活で評価される強み
  • コミュニケーション能力
  • 計画性と段取り力
  • 忍耐力と責任感

教職生ならではの強みを活かすことで就活を有利に進められます。

さらに教職生としての経験は、ビジネスの場でも役立ちます。

本章を参考にして教職生で得たスキルを就活に流用させてください。

コミュニケーション能力

教職生の持つコミュニケーション能力はビジネスで高い評価が得られます。

教職生の多くは、相手の理解度や表情から情報を読み取れるからです。

たとえば、教師は自分より知識の少ない子どもに対して、抽象的な概念を噛み砕いて伝えることが仕事です。

ビジネスに置き換えると相手の理解度を表情から察知する「非言語的な対話力」は、営業や広報といったビジネスの現場で欠かせないスキルです。

実習では年齢の離れた指導教諭や立場の異なる保護者との関わりも発生します。

多様なステークホルダー(利害関係者)とのやり取りを学生時代に経験していることは、組織内での調整や顧客との信頼関係構築に役立ちます。

結果、周囲の就活生との差別化が可能となり、採用担当者からの評価が高くなるでしょう。

計画性と段取り力

教職生は日常的に計画と段取りを考えて行動しています。

象徴的なのが学習指導案の作成です。

45分〜50分という限られた時間枠の中で、ゴール(授業の目標)を設定し、達成するまでのプロセスを分単位で設計します。

計画を立てる経験は、企業のプロジェクト管理そのものです。

つまり、採用試験対策を就活と並行して進める日常は、マルチタスク下での優先順位付けを訓練していると言えます。

企業側は、突発的なタスクや厳しい納期にも動じず、自らスケジュールをコントロールして着実に成果を出せる「セルフマネジメント能力」が高い人材として、あなたを評価する傾向にあります。

忍耐力と責任感

教職を経験することで忍耐力と責任感が身につきます。

教育実習という「現場」は、教職生にとって精神的・肉体的に負荷のかかる環境です。

授業準備のために連日教材を研究し、翌日には笑顔で教壇に立つという過酷なルーティンを過ごします。

教育実習期間は並大抵の忍耐力では対応できません。

また、自分の言動が生徒の将来や人生に影響を与えるという「責任の重さ」を肌で感じている点は、仕事に対する誠実さとして評価されます。

企業は、困難に直面した際に投げ出さず、最後までやり遂げる完遂能力を求めています。

厳しい環境を自ら選んで乗り越えてきた経験は、ストレス耐性の証明です。

あなたの経験は入社後の早期離職のリスクが低いという安心感を採用担当者に与えます。

【教職生は就活してるの?】教職生の就活スケジュール

教職生が就活をする場合、どのようなスケジュールで過ごすことになるでしょうか。

教職生の教員になるためのスケジュールと、就活生のスケジュールを重ねて見比べてみましょう。

また、以下のスケジュールは人によって異なる場合がありますので、1つの例として参考にしてください。

教員採用試験スケジュール

教職生が教員になるためのスケジュールは以下の流れです。

3月〜5月:教員採用試験の説明会、募集要項・出願書類の配布

4月〜6月:出願

出願は、電子申請と郵送で締切日が異なる場合があります。

7月〜8月:1次試験結果発表

主に教職教養や専門教養などの筆記試験が行われます。

8月〜10月:2次試験

数日の候補日があり、どの日程になるのかは2次試験の案内時に指定されます。

面接や、模擬授業などの実技を実施する自治体が多いです。

9月:3次試験

校種によっては選考過程が2次試験までの自治体が多いです。

9月〜10月:最終合格発表

9月までに合格発表が行われる自治体もあり、時期は様々です。

11月:2回目の採用試験

一部の自治体では年に2回教員採用試験が実施される場合があります。

1月〜3月:採用前研修

10月上旬~翌3月下旬:採用内定

翌4月1日~:教員として勤務

就活スケジュール

就活生のスケジュールは以下の流れです。

早期選考はより早い日程になりますが、こちらでは本選考のスケジュールを解説します。

2月~:企業説明会、就活サイトでプレエントリーの開始

3月1日には一斉にエントリーシートの提出が始まるため、それまでに企業説明会や企業研究を通して、エントリーしたい企業を絞ります。

3月〜:エントリーシート提出

同時に履歴書等も送る企業が多く、実質一次選考(書類選考)の開始といえます。

4月~5月:本選考

6月~:採用内定

10月~11月:内定式

11月~3月:内定者研修

翌4月1日~:勤務開始

【教職生は就活してるの?】両立が難しいと言われる5つの理由

あなたの周りの教職生は「教職課程を履修し、卒業後は教員になるために教員採用試験を受ける」という方が多いのではないでしょうか。

実際に、教職生の就活は両立が難しいと言われています。

教職生であった筆者も悩み、教員採用試験を受けたほうがいいのかもしれないと悩んだ時もありました。

その理由を解説します。

教員以外でやりたいことがない場合が多い

特に教育学部の方は、高校卒業時に「教員になりたい」と考え、入学した方が多いと考えられます。

そのため、他学部の同期がインターンシップや会社説明会に時間を割いている間、教育実習や教職の授業に時間をあてており、あまり就職活動について知らないという方が多いです

教員を目指してきた人が多いからこそ、民間企業においてやりたいことが見つからず、「とりあえず教員になる」という選択を取る方もいます。

実習期間中は休みはほぼない

実習期間中は休みがほとんどありません。

平日は朝から晩まで学校に行き、土日は授業準備や指導案の作成に時間を掛けなければいけません。

そのため、実習中に就活をすることはほぼ不可能といえます。

校種によりますが、中高の教育実習は4回生の春学期に行われることが多く、就職活動の本格シーズンと被ってしまいます。

その場合、面接やその対策に割く時間を物理的に確保できず、かなり厳しい状態になってしまうことが考えられます。

早期or4年の夏以降しか就活できない

教育実習で時間を割けない分、大学3年の早期か4年の夏以降に就職活動を行うことになります。

その時期は、求人数にばらつきがあり、全ての企業が募集を掛けているとは限りません。

自分の関心のある企業の早期選考に落ちた場合や、夏以降に募集をかけていなかった場合は、志望度の高い企業も諦めざるを得なくなってしまいます。

そのような理由で両立ができなくなり、どちらかに絞らなくてはいけなくなるということが現状です。

「なぜ教員にならないのか」と聞かれる

教職生はかなり高い確率で「なぜ教員にならないのか」と聞かれます。

答え方によってはマイナスな評価につながるため、注意が必要です。

他の職種を下げるような発言は控え、あまり本音を言いすぎることは避けましょう。

例えば「夜遅くまで残業しているのが大変だと思ったから」というのが一番大きな理由であっても、「教員以上にやりたいことが見つかったからです」というように、ポジティブな言い換えを行いましょう。

教員採用試験と日程が被る可能性がある

教員採用試験の日程は、変更することができません。

特に二次試験以降は、応募の段階で日程が決まっていないという自治体も多く、先の見通しを立てることができません。

そのため、万が一教員採用試験と就職活動を両立できていたとしても、試験と面接の日程が被ったため諦めなければいけない…という事態も想定できます。

教採と就活の時期が被っている方は、そのような事態も把握したうえで、被らないことを願うしかありません。

【教職生は就活してるの?】教免をとっても教師にならない人の割合

教員免許を取得するための授業や実習は非常にハードであり、多くの時間を費やしたからには、必ず教員にならなければいけないと考える就活生は少なくありません。

しかし、実際の進路状況を確認すると、免許を取得しても民間企業への就職を選択する教職生は一定数存在しています。

教職課程と就職活動の両立に悩む方にとって、自分以外の教職生がどのような進路を選んでいるのかは非常に気になるポイントです。

周りが教員採用試験の対策を進める中で民間就職を検討することは、決して珍しいことでも逃げでもありません。

ここでは、実際にどれくらいの学生が教員以外の進路を選択しているのかを客観的なデータに基づいて解説します。

全体的な傾向を把握し、自分のキャリアを広い視野で見つめ直すための判断材料として活用してください。

教員にならない人

この表を見ると6割は教職員になるが4割は教員以外の職業に就いていることが分かります。

教員免許を取ったから教員だけにしかなれないのは誤解であり、様々な分野で活躍することができます。

【教職生は就活してるの?】教職生向けの民間業界

教育業界・教職生は、教育業界以外に不利だと思っていませんか?

意外と、教育業界以外の企業に就職している学生が多いのも事実です。

金融

金融業界といっても種類は多く、一言に銀行といっても規模や役割は様々です。

具体的には、銀行や証券、生命保険やクレジットカード業界が当てはまります。

基本的には、資金運用や手数料、保険料など、お金を動かすことで利益を得ています。

お金は人々が生きていく上で不可欠なものであるため経済を支えている仕事といえます。

また、どの企業でもお金のやり取りは必要であるため、幅広い企業と密接に関わっている業界であるといえます。

IT

IT業界とは、情報技術を用いてサービスを展開している業界全般を指します。

情報技術とは、インターネットや通信、ソフトウェア、ハードウェア、情報処理サービスなど、幅広い事業内容を含んでいます。

インターネットの普及が当たり前になった現代で益々注目度が高まっている業界であり、かなり勢いのある業界であるといえます。

業界・企業全体の成長速度も速いため、若手の間から成長できる環境に挑戦し、自身の市場価値を高めたいという学生からは人気の業界です。

メーカー

メーカーとは、製品を開発して生産し、提供することで利益を得る業界です。

製品とは、機械や食品、部品、医療品など幅広く、企業によって全く異なることが特徴です。

メーカーは、企業向けに製品を販売する「B to B」と、消費者向けに製品を販売する「B to C」に分けられます。

一社で両方を担っている場合もあれば、一方に注力している企業もあります。

生産拠点を海外に移すなど、グローバル化が進んでいることが特徴であり、ビジネスモデルが変化している部分にも注目です。

教育

教育業界は、学校などの教育機関、学習塾、資格スクール、社員研修サービスを含みます。

少子化が進み、市場規模が縮小していく可能性もあるといわれている一方で、コロナ禍による教育のオンライン化など、新たな動きも見せている業界です。

特に教職生としては、自身の実習での経験や教育的価値観を語ることができ、対策しやすい業界であるといえます。

また、その場合は「なぜ教員を選ばず、私教育を選んだのか」を語れるようになっておくといいでしょう。

人材

人材業界とは、働きたい人と雇いたい企業を結びつける役割を担っています。

具体的には、人材派遣や紹介、人材広告の作成や、コンサルティングを行っています。

就活生に馴染み深い就活エージェントも、この業界です。就活生が無料でサービスを利用できるのは、企業側から報酬を得ているためです。

また、企業は人材がないと成立しないので、全ての業界を根本から支えている業界であるともいえます。

【教職生は就活してるの?】教職を取ることで就活にどのような影響がある?

教職課程を履修しながら民間企業の就職活動を進める際、それが選考においてどのような影響を及ぼすのか不安に感じる方は少なくありません。

実際、教職課程の履修はスケジュール面や面接官からの評価において、特有のメリットとデメリットの両方をもたらします。

そのため、事前に教職生ならではの強みと懸念点を把握し、適切な対策を講じておくことが選考を有利に進める鍵になります。

教員採用試験に向けた準備と並行して進める場合はもちろん、途中で民間企業へ進路変更をした場合でも、状況に合わせた戦略が必要です。

教職を取ることで就活にどのような影響がある?

教育実習と本選考ピークとの重複リスクがある
教員志望の滑り止めと思われる可能性がある
教職の経験をガクチカに変換できる

ここでは、教職課程の履修が就職活動に与える具体的な影響と、その対処法について詳しく解説します。

教育実習と本選考ピークとの重複リスクがある

教職生が民間就活を行う上で最も注意すべき課題は、教育実習の期間と企業の本選考のピーク時期が重なってしまうことです。

一般的に教育実習は大学4年生の5月から6月にかけて行われますが、この時期は多くの民間企業で面接が本格化し、内定出しがピークを迎えるタイミングと完全に一致します。

実習中は早朝から夕方まで学校での指導や準備に追われ、夜も指導案の作成などで時間を取られるため、面接対策や企業ごとの選考準備に充てる時間を確保することは極めて困難になります。

このスケジュール的な制約を乗り越えるためには、大学3年生の秋から冬にかけて早期選考に積極的に参加し、実習前に内定を獲得しておくことが非常に有効な対策になります。

また、実習期間中に面接日程が重なってしまった場合を想定し、あらかじめ採用担当者へ事情を説明して別日への振り替え交渉ができるよう、連絡体制を整えておく必要もあります。

事前の徹底したタイムマネジメントと選考スケジュールの前倒しを行うことで、教育実習と民間就活の両立を成功させることができます。

教員志望の滑り止めと思われる可能性がある

民間企業の面接で教職課程を履修していることを伝えると、多くの面接官は第一志望が教員であり、自社は滑り止めとして受けているのではないかという懸念を抱きます。

企業は採用活動に多くの時間とコストをかけているため、内定を出しても教員採用試験に合格すれば辞退されてしまうリスクを最も避けたいと考えています。

そのため、面接の場では教員ではなく民間企業を、そしてなぜその企業を強く志望しているのかを納得感のある形で説明する準備が欠かせません。

この懸念を払拭するためには、教育実習や大学での学びを通じて変化した自身のキャリアに対する考え方を整理し、民間企業だからこそ成し遂げられる目標を明確に伝えることが非常に重要です。

例えば、学校という枠組みの中での教育にとどまらず、ビジネスの仕組みや新しいサービスを用いてより広範囲の社会課題を解決したいといった、企業ならではの視点を提示することが効果的です。

面接官の不安を取り除けるよう、教員という選択肢を外してでもその企業で働きたいという強い覚悟と入社意欲を、しっかりと語れるように自己分析を深めておきましょう。

教職の経験をガクチカに変換できる

教職課程を履修してきた経験は、捉え方次第で民間企業の選考において高く評価される強力な自己PRや学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカに変換することが可能です。

教職課程では、模擬授業の計画から実行、そして他者への分かりやすい情報伝達能力など、ビジネスの現場で求められる実践的なスキルが養われています。

加えて、長期間にわたる過密な授業スケジュールをこなしながら専門知識を習得してきた事実は、高い計画性や目標達成に向けた継続力への証明になります。

選考でこれらの経験をアピールする際は、ただ教職の授業を頑張ったと伝えるのではなく、どのような課題に対して工夫を凝らし、結果としてどのようなスキルを身につけたのかを具体的に言語化することが重要です。

たとえば、多様な意見を持つ生徒を想定して授業内容を改善した経験は、社会人として顧客のニーズを汲み取りサービスを向上させる課題解決能力に通じます。

教職課程で得た論理的思考力やコミュニケーション能力をビジネスシーンに結びつけて伝えることで、他の学生にはない独自の強みとして面接官の印象に残すことができます。

【教職生は就活してるの?】教職になるメリット

民間企業の就職活動を進める中で、改めて教職という職業の魅力やメリットを客観的に見つめ直すことは、自分自身の将来の方向性を決める上で非常に重要です。

教員として働くことは、民間企業とは異なる特有のやりがいや働き方の特徴を備えています。

民間企業か教員かで迷っている学生は、それぞれの職業が持つメリットを比較し、自分が人生において最も重視したい価値観と照らし合わせることがキャリア選択において不可欠な作業になります。

納得のいく進路決定を下すためにも、ここでは教職に就くことによって得られる代表的なやりがいと待遇面の魅力について詳しく解説しますので、自己分析の参考にしてください。

子供に大きな影響を与えられる

教員という職業の最大の魅力は、未来を担う子供たちの成長を間近で見守り、その後の人生に計り知れないほど大きな影響を与えられる唯一無二の役割を担えることです。

民間企業のビジネスにおいても社会貢献は可能ですが、一人の人間の価値観や人格形成の基盤作りに直接的に、かつ長期間にわたって関わることができる仕事は教職の他にありません。

授業を通じた知識の提供だけでなく、日々の学校生活における生活指導や部活動のサポートを通じて、生徒たちが困難を乗り越え成長していく過程を共に分かち合えることは、深いやりがいを生み出します。

もしあなたが他者の成長そのものに喜びを感じ、教育というアプローチで社会に貢献したいという強い想いを持っているなら、教職は非常に適した職業です。

自分自身の言葉や行動が目の前の生徒の将来を切り開くきっかけになるという責任の重さこそが、教員としての誇りにつながります。

社会人としての第一歩において、利益の追求よりも人材育成に価値を見出したい場合は、この教員ならではの魅力を再確認した上で進路を検討してください。

給与が安定している

公立学校の教員として働くことは、地方公務員としての身分が保障されるため、長期的に見て非常に安定した生活基盤を築けるという大きなメリットがあります。

民間企業のように急激な景気変動や業績悪化に伴う倒産、突然のリストラといったリスクを抱える心配がありません。

また、年齢や勤続年数に応じて基本給が着実に昇給していく仕組みが整っており、各種手当や退職金制度も充実しているため、将来的なライフプランの見通しが立てやすい環境が用意されています。

不確実性の高い現代社会において、経済的な不安を抱えることなく目の前の教育活動に専念できることは、精神的な余裕にも直結します。

生涯にわたって安定した収入を得ながら、腰を据えて一つの専門性を磨き続けたいと考える方にとって、公務員としての手堅い待遇は大きな魅力になります。

仕事に対するやりがいだけでなく、将来の家庭生活や経済的な安心感をキャリア選択の軸に置いている場合は、この安定性という要素を高く評価して進路を判断することをおすすめします。

【教職生は就活してるの?】民間企業に就職するメリット

教職の道だけでなく、民間企業へ就職することも教職生にとって非常に魅力的な選択肢の一つです。

民間企業での働き方は、公務員である教員とは異なり、ビジネスの最前線で利益を追求しながら自分自身の市場価値を高めていく環境が整っています。

変化の激しい現代において、多様なビジネススキルを身につけ、幅広いキャリアの可能性を模索したい学生にとって、民間企業への就職は多くの利点をもたらします。

ここでは、民間企業ならではの環境が個人の成長やキャリア形成にどのようなメリットをもたらすのかを詳しく解説します。

教員以外の道に進むことに迷いがある学生は、これらの特徴を今後のキャリアプランに役立ててください。

実力次第ですぐにスキルアップができる

民間企業の多くは実力主義や成果主義の評価制度を導入しており、年齢や社歴に関わらず、実績を上げれば若手のうちから責任ある仕事を任される環境が整っています。

教員のように年功序列を基本とした評価体系とは異なり、自分自身の努力と成果がダイレクトに昇進や給与に反映されるため、高いモチベーションを維持しながら仕事に取り組むことができます。

また、営業力やマーケティング、プログラミング技術など、特定の企業に依存しない普遍的なビジネススキルを実践の中で短期間に習得することが可能です。

早い段階で自分自身の専門性を高めたいと考える方にとって、このスピード感のある成長環境は非常に適しています。

就職活動においては、どのようなスキルを身につけ、将来どのようなプロフェッショナルになりたいのかという明確なビジョンを持つことが重要です。

自らの裁量でビジネスを動かし、目に見える成果を通じて市場価値を高めたいという上昇志向を持つ学生は、実力主義を取り入れている民間企業に焦点を当てて企業研究を進めてみてください。

様々な新規事業に挑戦できる

民間企業に就職することで、教育という枠組みに捉われず、多様な業界や新しいビジネスの立ち上げに挑戦できる機会が広がります。

多くの企業は生き残りをかけて常に新しいサービスや製品の開発を行っており、配属先の異動や社内ベンチャー制度を通じて、全く異なる分野の業務を経験することが可能です。

ひとつの企業に属しながらも、IT、金融、メーカーなど様々な事業領域に関わることで、多角的な視野と柔軟な対応力を身につけることができます。

教員が同じ学校という組織の中で専門性を深めていくのに対し、民間企業では世の中のトレンドに合わせたダイナミックな環境の変化を楽しみながら働くことができます。

変化を恐れず新しい知識を吸収し続け、常に新しいことにチャレンジしたいという好奇心旺盛な方には、最適なフィールドが用意されています。

企業選びの際は、新規事業への投資姿勢や社内公募制度の有無などをチェックし、自分自身の挑戦意欲を満たせる環境が整っているかを確認することを推奨します。

【教職生は就活してるの?】就活する際のポイント

教職と就活のどちらも両立するためには、すべて完璧に進めなくてはいけないと思っている方がいるのではないでしょうか。

しかし、どちらも完璧に進めようとすると、両立させることはできません。

両立する上では、時間をできるだけ有効に活用するかが大きなカギとなります。

そこで、具体的にどのようなことを意識していけば両立できるのか、4点ご紹介していきます。

優先順位の切り替え

教員採用試験の対策を始める時期(多くは4年次の5〜6月)は、企業選考のピークになりやすいです。

教採直前は教採に集中、企業の選考ピーク時は就活に集中と、時期によって思い切って優先順位を切り替える柔軟性を持ち、進めましょう。

企業の選考スケジュールを早めにリサーチ

実習期間中は就活の選考に参加するのは難しいと割り切り、この期間を避けられるよう、企業の選考スケジュールを早めにリサーチし、計画を立てることで余裕を持って就活を進めることができます。

これにより、教育実習と就職活動の双方に集中できる期間を確保し、効率的な両立が可能になります。

完璧を目指さない

教採と就活を並行していくにあたって、教育実習、資格取得、選考対策、ESの提出、自己分析、業界分析など、やるべきことを全部完璧にやり切ろう、とするのには無理があります。

効率よく進めていくためには、週単位で現実的な目標を設定し、進捗を可視化しましょう。

そして、その目標に向かって、今日はESを1社分書けたらOK、教員採用試験の過去問を1年分解けたらいいなど、漠然とその日にやることを計画せず、具体的になにをするのか間帯ごとに考えると、うまく進めていくことができます。

大学のキャリアセンター、エージェントを頼る

大学のキャリアセンターや就活エージェントには、教員採用試験と一般企業の就職活動、それぞれのプロがいます。

キャリアセンターや就活エージェントの担当者に、教職と民間就活で迷っていることを正直に伝え、両立経験のある先輩の体験談や現実的なアドバイスをもらいましょう。

また、ES添削や模擬面接を積極的に活用し、実践的な対策を進めましょう。

特に模擬面接は、教員採用試験の人物試験対策にもなります。

教員採用試験後に就活へ切り替える方法

教員採用試験後に就活へ切り替えるなら以下の方法を試してください。

教員採用試験後に就活へ切り替える方法
  • 短期決戦向けの企業を選ぶ
  • 就活サービスの併用
  • 書類や面接準備を並行して進める

就活はスピード感と事前準備が大切です。

「どう切り替えたらいいのだろうか?」と悩んでいるうちに就活時期は終わります。

教職生から就活生に切り替える可能性がある人は最後までご覧ください。

短期決戦向けの企業を選ぶ

まずは、短期決戦向けの企業を選んでください。

教採終了後の就活はスピード感が成否を分けるからです。

そのため、新卒一括採用を待つのではなく、秋以降も積極的に募集を続けている企業や時期を問わない通年採用の企業をターゲットにしてください。

とくに、IT業界やコンサルティング、ベンチャー企業などは秋以降も優良な枠が残っている可能性があります。

また、企業側からアプローチが届く逆求人型イベントは、一度に複数の企業と接点を持てます。

1社ずつ応募する手間が省けるため時間効率がアップさせることが可能です。

つまり、出会いの効率が高い場を意図的に選ぶことで、遅めのスタートというハンデを解消し、短期間で内定まで辿り着けます。

就活サービスの併用

就活サービスの併用も考えてください。

限られた時間で成果を出すには、自力で企業を探すのは限界があるからです。

そこで、複数の就活サービスを同時並行でフル活用してください。

たとえば、就活エージェントを利用すれば、あなたの希望に合う企業をプロが選別して紹介してくれます。

結果、企業探しの時間を短縮できます。

また、スカウト型サイトにプロフィールを登録しておけば、教職課程で培った強みに興味を持った企業から直接声がかかります。

これらに加え、合同説明会などのイベントを組み合わせることで、情報収集の密度が飛躍的に高まります。

就活に切り替えたい人は、自分1人で抱え込まず、利用できる外部のリソースを有効活用してください。

就活のプロの力を借りることで、短期決戦でも内定を獲得できます。

書類や面接準備を並行して進める

就活に切り替えたら書類や面接の準備を同時に進めてください。

試験の結果発表までの待ち時間をうまく使うことで、就活がスムーズになるからです。

結果を待つ間に、自己分析やエントリーシート(ES)の雛形作成、Webテスト対策を済ませておくことが重要です。

教職課程で学んだ「人に伝える技術」を、ビジネス用語に翻訳して文章化する作業は意外に時間がかかります。

結果が出てから動き出すのではなく、「もし民間に行くなら」という仮定で準備を完了させください。

いざ切り替えるとなった瞬間に即座に応募ボタンを押せる状態を作れます。

「心理的な準備」と「物理的な書類準備」の並行こそが、教採後の焦りを自信に変えるきっかけです。

待ちではなく、攻めの姿勢で就活に挑んでください。

【教職生は就活してるの?】よくある質問

教職と就活を両立する上で、多く上がる質問をピックアップしてお伝えしていきます。

今後疑問に感じることがあるかもしれないので、一度目を通してみると良いでしょう。

どの学部でも就活と教育実習を両立し、一般企業に就職することは可能なのでしょうか?

どの学部、学科の学生でも、教育実習と就職活動を両立させ、一般企業に就職することはできます。

しかし、教職課程を履修していることで、一般的な就活生とは異なる特有の難しさがあるため、計画的な準備と効率化が必須になります。

就職活動を行う際、持っておいた方が良い資格などはありますか?

就職活動を行うにあたって、必須の資格はほとんどありません。

しかし、忙しい教職課程の履修中に資格を取得することは、効率的にビジネススキルや意欲をアピールする上で非常に有効です。

特に、教職課程の履修生は、教員採用試験の対策と資格試験の勉強を並行することになるため、汎用性が高く、比較的短期間で取得できる資格を選ぶのが現実的です。

教育実習と就活が被った場合どうすればいいのでしょうか?

教育実習の期間と企業の選考スケジュールが重なってしまうことは、教職課程を履修する学生にとって大きな悩みの種です。

この場合、まずは実習期間中の活動を最優先にする姿勢を保つことが求められます。

実習校の児童や生徒、そして指導教員に対して無責任な対応をとることは避けるべきだからです。

その上で、事前に選考を受けている企業の採用担当者へ事情を説明し、面接日程の調整を打診することが最も有効な対処法になります。

早い段階で誠実に状況を伝えれば、事情を考慮して別の日程を提案してくれる企業は決して少なくありません。

また、実習が始まる前にWebテストや録画型の面接などを前倒しで完了させておくスケジュール管理も重要です。

実習中は目の前の教育現場に集中できるよう、事前のタスク処理と企業への連絡を徹底して両立を図るように進めてください。

 

まとめ

教員になるか悩んでいる方の中で、「人の成長を見守りたい」「英語を生かしたい」「子どもが好き」という理由で考えている方は、軸を見直してみてください。本当にやりたいことは民間企業にあるかもしれません。

就職活動をする場合は、教職生は教職科目の授業だけでもスケジュールが詰め詰めになることため、早め早めにエージェントや就活サイトをうまく活用してください。

教職生もしっかりと対策をして、納得できる進路に進みましょう!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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