「ガクチカを作成したいけど、コミュニケーション能力は使っても大丈夫かな?」
「接客のアルバイトでコミュニケーション力が身についたけど、他の就活生と被りそう…」
学生時代に力を入れたこと、通称ガクチカで、接客やコミュニケーションにまつわる経験が思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ガクチカでコミュニケーション能力をアピールしたいと思っている方に向けて、ポイントや注意点を解説していきます。
・企業が求めるコミュニケーション能力とは
・コミュニケーション能力が与える企業への印象
・企業がガクチカで見ているポイント
・評価されるガクチカの特徴
・ガクチカでコミュニケーション能力をアピールする際のポイントと注意点
・コミュニケーション能力を使ったガクチカの例文
・コミュニケーション能力をガクチカで使っていいか迷っている人
・企業に評価されるガクチカを書きたい人
・ガクチカで他の就活生と差をつけたい人
・例文を参考にコミュニケーション能力をアピールするガクチカを作成したい人
目次[目次を全て表示する]
【ガクチカ:コミュニケーション能力】ガクチカとは?
ガクチカを作成する前に、まずはガクチカとは何であるか、その定義を理解しておかなければなりません。
ガクチカとは、皆さんご存知の通り「学生時代に力を入れたこと」の略称であり、就活用語です。
自分が学生時代にどのようなことに興味を持ち、どのような動機で何を行い、どのような工夫をしてどのような能力を身につけたのかについて説明する項目です。
モチベーションの源泉が何か、努力を続けることができるかなどをアピールすることができる項目であるため、力を入れて作成しましょう。
自己PRとは違う
ガクチカと自己PRを混同してしまう人も少なくありませんが、アピールする項目が全く異なるため注意しておきましょう。
確かに、いずれも就活において重要な質問項目であるということは同一ですが、聞かれる理由や回答しなければならないポイントなどは大きく異なります。
自己PRは自分の強みや就職後にどのような活躍ができるのかについて焦点を当てる一方、ガクチカはその名の通り学生時代に何に力を入れたのか、どのような経験をしてどのような能力を身につけられたのかについて説明する項目です。
同じエピソードを用いても構いませんが、焦点を当てるべきポイントが違うということを覚えておきましょう。
自己PRとガクチカの違いについては以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】企業がガクチカで見ているポイント
ガクチカでどんな能力をアピールするにしても、企業から魅力的だと思ってもらえるガクチカにするためには、企業がどのような観点でガクチカを見ているのかを知る必要があります。
企業がガクチカで見ているポイントとしては、大きく以下2点が挙げられます。
詳しく確認していきましょう。
- ・人柄を知るため
- ・活躍する人材かどうか
また、ガクチカで企業が見ているポイントや意図についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。
人柄を知るため
企業は、あなたが自社にマッチした人物であるかを判断するために、ガクチカを通してあなたの人柄を見ています。
学生時代に力を入れていたことの内容そのものや、取り組み方、その取り組みから得た学びなどから、人柄や価値観が見えてきます。
どういうことに楽しさやモチベーションを見出すのか、どんな場面で力が発揮できるのか、周りとどう関わるのかなど、ガクチカで語られる内容から見える人柄や価値観を踏まえて、企業とマッチする人材のイメージと合うかが確認されています。
活躍する人材かどうか
企業はなるべく、会社に利益をもたらしてくれる人材を求めています。
そのため、入社後に活躍できる人材かどうかという点も、ガクチカで確認しています。
ガクチカで語られる経験の中で、どのような課題や目標意識を持っていたのか、それに対してどのように取り組んでいったのか、といった課題や目標に向かう姿勢を汲み取ろうとしています。
そこから実際の業務でのイメージに繋げ、仕事ではどのように力を発揮し、どのような活躍ができそうかを判断しています。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】ガクチカでコミュニケーション能力はアピールしていいの?
まずは、ガクチカでコミュニケーション能力をアピールしても良いのかについて見ていきましょう。
「コミュニケーション能力以外にアピールできることがない」という人は、ぜひ目を通してみてください!
コミュニケーション能力をガクチカでアピールしても問題ない
結論から言うと、問題はありません。
しかし、あなたは「コミュニケーション能力」という言葉を聞いて、どのような能力か説明ができますか?
具体的にどのような能力なのかを説明できる人は多くないのではないでしょうか。
ガクチカでコミュニケーション能力をアピールしても、具体的に何を頑張ったのかが伝わらない可能性があります。
これは、コミュニケーション能力が幅広い解釈ができる言葉のため、自身が思っている言葉の意味と採用担当者が思っている言葉の意味にずれがある場合が考えられるからです。
ガクチカにコミュニケーション能力を使いたい場合は、入社後に役立つような点を具体的な体験談やエピソードからアピールする必要があります。
企業が求めるコミュニケーション力を理解しよう
企業が求めるコミュニケーション力は、「相手の話を聞くことができる力」と「自分の意見を伝えることができる力」の2つがあります。
ビジネスシーンでは、相手のニーズを聞き出したり、自分の意見も主張することが大切です。
そして、異なる価値観を持つ人や、異なる立場の人をまとめることができるかが大事になってきます。
考えてみてください。
あなたは相手のニーズを聞き出さずに、相手が求めているニーズにあった商品を進められますか?
自分の意見を主張できなければ、相手に「話を聞いていないのかな」などと思われて、自分が損をしてしまう可能性もあります。
また、会議やグループワークなどで話し合う際に、話がまとまらなければ、その会議やグループワークはなかなか終わらないのではないでしょうか。
「話すことが好き」というのは、コミュニケーション力にはなりません。
もしガクチカで話すことが好きだからという理由で、コミュニケーション力をアピールするのであれば、他の理由を考えましょう。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】面接官から評価されやすいガクチカの流れ
ガクチカの流れは、4つに分けられます。
「面接官から評価されやすいガクチカの流れ」というのは、他の記事でも紹介しています。
詳しく知りたい方は、この記事の「6 ガクチカの構成」を参考にしてください。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】企業が求めるコミュニケーション能力
そもそもコミュニケーション能力と一概にいっても、様々な要素が含まれています。
「外交的な人=コミュニケーション能力が高い」ではありません。
ガクチカでコミュニケーション能力をアピールするにあたって、まずは企業がどのようなコミュニケーション能力を求めているのかを抑えることが大切です。
企業が求めるコミュニケーション能力には、下記2つがあります。
それぞれ詳しくみてみましょう。
・相手の話を聞くことができる力
・自分の意見を伝える事ができる力
相手の話を聞くことができる力
一つ目は、相手の話を聞く力です。
コミュニケーション能力における話を聞く力とは、相手の話をただ聞くだけではなく、相手に「もっと話したい」と思わせる力のことです。
ビジネスにおいて、売上を上げ企業を発展させるためには、取引先やお客様のニーズに合った商品の提供や提案を行うことが大切です。
そのためには相手に「話したい」と思ってもらい、的確にニーズを引き出す力が求められます。
話を聞く力においては、相槌や質問などの言語面に加えて、表情やしぐさなど非言語の部分も意識することが重要です。
言語
人の話を聞くにあたって重要なことは、相手の話に真摯に向き合い、最後まで聞く姿勢や態度です。
その中でも言語部分の要素として挙げられるのは、相槌や質問が代表的です。
話を聞く力がある人は「そうだったんですね」「確かにそうですね」など、相手の話に適度な相槌を打つことができます。
相槌は、その内容とタイミングも重要です。
相手の話す内容にそぐわない相槌をしてしまったり、相手の話を阻害するタイミングで相槌をしてしまうと、相手に「もっと話したい」とは思われなくなってしまいます。
また話を聞く力がある人は、相手がもっと話をしたそうな場合やより情報を引き出したい場合に、相手に質問を投げかけ、多くの話を引き出す力もあります。
非言語
コミュニケーションには言葉だけでなく、身振り手振りや表情、声色など、非言語的な部分も含まれています。
話を聞く力における非言語部分は、相手が話しやすいように視線を向けることや、優しい表情・声色で相手の緊張・抵抗感を和らげるなど、相手が安心して話すことができる空気感をつくるのに大きな役割を果たします。
逆に、向けられている目線がきつかったり、楽しい話をしているにもかかわらず終始険しい表情をされたりすると、相手は「話しやすい」とは思いにくいでしょう。
表情や声色を相手の話の内容に合わせることで、相手に「しっかりと話を聞いてくれている」という印象を与えられ、「もっと話したい」と思ってもらいやすくなります。
自分の意見を伝える事ができる力
企業が求めるコミュニケーション能力の二つ目は、自分の意見を伝える力です。
ただ多くの人と明るく話すことができる、ということだけでは、コミュニケーション能力とはいえません。
ビジネスでは、商品やサービスについてあまり詳しくない人にもわかりやすく説明をする場面や、異なる立場や価値観の人と話し合い一つの意見にまとめる場面など、様々な伝える力が求められます。
相手にわかりやすく自分の話したいことを的確に伝えられる力や、自分の意見を明確に主張できる力が、ビジネスで必要なコミュニケーション能力です。
言語
自分の意見を伝える力では、自分の話したいことを話すだけではなく、聞き手のことを考えて話し、相手に「伝わる」ことが重要です。
ただ自分が話したいことを、自分が思った通りに言葉にするだけでは、本来伝えたいように相手にも伝わるとは限りません。
自分が意図した通りに聞き手にも伝えるために、言語部分としては、用いる言葉や内容、話の組み立て方などが大事な要素として挙げられます。
考えを論理的に話す、相手の感情に訴えかける、相手の理解度に合わせて丁寧に説明するなど、状況・聞き手に応じた言葉選びや話し方ができると、コミュニケーション能力が高いといえるでしょう。
非言語
伝える力における非言語部分としては、聞く力と同様に、身振り手振りや表情、声のトーンなどが挙げられます。
中でも、抑揚のつけ方や話すスピード、間の取り方など、言葉を発することに関わるこれらの要素は、相手に「伝わる」かどうかを大きく左右する要素といえます。
言葉選びや話の組み立て方は的確でわかりやすいにも関わらず、抑揚がなく淡々と伝えられたり、話の間がなく早口で伝えられたりすると、聞き手にとって印象が薄くなったり心に響かなかったりしてしまうでしょう。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】コミュニケーション能力が与える企業への印象
では、実際にガクチカでコミュニケーション能力をアピールすると、企業はどの様な印象を持つのでしょうか。
企業が抱く印象は、3つあります。
- 初対面の人と簡単に打ち解けることができる
- 組織を引っ張ることができる
- 営業職が向いてそう
1.初対面の人と簡単に打ち解けることができる
社会人になれば、初対面の人と打ち合わせをしたりするのは当たり前になります。
円滑に業務を遂行させるためには、緊張せずに堂々と話せる人の方が好印象です。
もし自分が採用担当者の立場だったらと考えてください。
緊張して自信がなさげに話す人よりも、採用するなら快活にコミュニケーションをとれる人の方が良いでしょう。
2.組織を引っ張ることができる
「相手の意見を聞き、自分の考えもアウトプットできる」、と組織を引っ張ることができる人材だと評価されることが多いです。
プロジェクトを進める中でも独りよがりではなく、指摘をし合ったりそれをまとめることができれば企業としても、より大きい会社になるだろう、と考えるでしょう。
3.営業職が向いてそう
先ほども書いていたとおり、企業が求めるコミュニケーション力は、「相手の話を聞くことができる力」と「自分の意見を伝えることができる力」です。
そのため、「営業職が向いてそう」という印象を持つでしょう。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】評価されるガクチカの特徴
ガクチカで見られているポイントを抑えてきましたが、より企業から魅力的に思われるガクチカを作るには、どうしたらよいのでしょうか。
ここからは企業に評価されるガクチカの特徴を確認し、より選考通過を目指せるガクチカ作成に繋げましょう。
評価されるガクチカの特徴として、下記3つを詳しく解説していきます。
- 周りの就活生と差別化ができている
- エピソードが具体的
- ガクチカから学びを得ている
周りの就活生と差別化できている
一つ目の特徴は、周りの就活生と差別化ができていることです。
エントリーシートや面接において、差別化は必須です。
なぜなら、差別化のないガクチカだと、一日に何十人もの学生のESや面接を受け持っている面接官の記憶に残りづらく、選考突破に繋がりにくくなってしまうためです。
アルバイトや部活動など、ガクチカの内容そのものが他の就活生と被ることは問題ありません。
差別化するポイントは、その経験の中で課題として捉えたことや心がけたこと、取り組み方など、あなた自身の思考・行動の部分です。
思考・行動には、その人ならではの価値観や能力が大きく反映されます。
その思考・行動のプロセスをしっかりと伝え、自分らしさを出すことが重要です。
エピソードが具体的
三つ目の特徴は、エピソードが具体的であることです。
ガクチカでは、華やかな経歴や実績を重視されているのではなく、その経験の中でおきた課題に対する姿勢や考え方が見られています。
そのため、なにを課題と捉え、その課題に対して何を考え、どう行動したのかなど、過程を具体的に説明する必要があります。
状況や課題、そのとき思考し行動したことを具体的に伝えることで、あなたならではの価値観や能力がより伝わりやすくなります。
エピソードを具体的に話すことで、周りの就活生との差別化にも繋がり、自分ならではの魅力をアピールすることができるでしょう。
ガクチカから学びを得ている
最後の特徴は、ガクチカから学びを得ていることです。
新卒採用は「ポテンシャル採用」ともいわれるように、即戦力ではないものの、入ってからの成長の可能性を評価する採用となります。
そのため、経験を通して成長していく力も重要です。
学生時代の経験をその場限りとするのではなく、その経験から学びを得て、成長に繋げているかどうかが見られています。
加えて、面接官は入社後に活躍してくれる人材を求めているため、その学びや成長を入社後どのように活かすことができるのか、という点も確認しています。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】ガクチカを考えるときのポイント
ガクチカは、ただ考えて終わりではありません。
ガクチカを考えるときの4つのポイントを紹介します。
- コミュニケーションに力を入れた目的を明確にする
- 問題と解決策を具体的に伝える
- 数字や実績を使えるとアピールしやすい
- この経験が仕事にどう活かせるかを考える
1.コミュニケーションに力を入れた目的を明確にする
まずは、コミュニケーションに力を入れた目的を明確にしましょう。
「なぜコミュニケーションに力を入れたのか」の理由を伝えることにより、動機が相手に伝わりやすくなります。
この際、動機はモチベーションの紹介にもなるので伝えておくべきことになります。
忘れないように気を付けましょう。
2.問題と解決策を具体的に伝える
頑張ったことを伝えるだけでは、まだ足りません。
起こった問題や解決した方法も伝えることで、より面接官のイメージを湧きやすくすることにつながります。
3.数字や実績を使えるとアピールしやすい
具体的な数字や実績を使いましょう。
数字を見せられることで誰が見てもすごい、という印象を与えることができます。
ただ、なかったとしても実績や結果がどうなっていたのか、などの変化をアピールできれば問題はありません。
積極的にアピールしていきましょう。
4.この経験が仕事にどう活かせるかを考える
企業が、コミュニケーション力を聞くのは、仕事でどう活かすことができるかのイメージを沸かせるためです。
将来的に、一緒に働いてる姿を想像させられるように、内容を考えていきましょう。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】ガクチカを考えるときの注意点
次は、その際の注意点を知りましょう。
注意点は、3つあります。
- 結果だけを紹介しない
- エピソードだけを紹介しない
- 嘘をつかない
①結果だけを紹介しない
結果だけを紹介してはいけません。
結果だけを紹介すると、その結果までのプロセスがわからないため、どう頑張ったのかをアピールすることができなくなってしまいます。
きちんと、どのように解決していったのか、どのように働きかけたのかなど、その結果までのプロセスを説明しましょう。
②エピソードだけを紹介しない
エピソードだけを紹介しないでください。
実際に起こったことやエピソードだけを伝えると、人となりや経験をアピールすることができないからです。
きちんと相手に人となりや何を経験したのかをアピールしましょう。
③嘘をつかない
嘘は、絶対につくのはやめましょう!
面接官は、あなただけを相手にしているわけではありません。
多くの就活生を相手にしてきた経験から、「嘘っぽいな」「嘘をついてる」と分かると考えてください。
また、嘘をついて入社できたとしても、入社後に嘘がばれて、周りに迷惑をかける可能性があります。
社会人になるということは、自分だけの責任では終わりません。
上司や会社の責任にもつながりかねないので、絶対に嘘をつくのはやめましょう。
理由など、詳しく知りたい方は、この記事を参考にしてください。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】コミュニケーション能力を使ったガクチカの例文
これまでで、ガクチカの考え方やポイント、注意点などが分かったと思います。
では、実際に3つの例文を紹介します。見てみましょう。
例文1:アルバイトでの接客経験
その飲食店では、ホールスタッフをやっていました。
アルバイトを始めた理由は、接客を通して、コミュニケーション能力を身に付けたいを考えたからです。
そこは、客数が少なめの店舗だったため、お昼時に満席になると、大変忙しい状況のお店でした。
そのため、そこでは忙しい状況でも、お客様が不快な思いをなさらないような、接客ができるように工夫することを目標に取り組みました。
ただ最初は、接客マニュアルやメニューを覚えることに必死で、一番困難だったことは、お客様からの料理が遅いというクレームでした。
しかし私は、自分で1度立てた目標は最後までやり遂げたかったので、どうすればお客様に不快な思いをさせずにすむのか、どうすれば料理を早く提供できるのか、先輩や接客のアルバイトをしている友人に話を聞きました。
話を聞いた私は、そこから、セットメニューであったとしても、メインの食事におすすめや、簡単な調理過程のものを伝えることを考えました。複数人でお食事に来たお客様の場合、メニューのバラつきが少なくなり、料理の提供もスムーズになりました。
以上の経験から、私は、私一人では無理でも、周囲の人に相談や頼ることで、問題の改善につながるということを学ぶことができました。
今後社会に出たら、自身でその問題を抱えるのではなく、先輩や同期にも相談することで、仕事の効率化に活かせると思いました。
こちらの記事も多くの就活生に見られていますので参考にしてください。
例文2:部活動
私が学生時代に力を入れたことは、部活動です。
美術部に所属しており、副部長を行っていました。
始めた理由は、友人に誘われたことも理由の一つですが、もともと絵を描くが好きだということもあります。
活動としては、合唱祭などの学校行事や、地域で行う夏祭りでのデザインや垂れ幕、作品作りを行っていました。
ただ、副部長になった当初は、分からないことばかりだったので、部活内での雰囲気が良くなるように、生徒会や担当の先生、他の部員と連携を取りながらも、通常の部活動が進められることを目標に取り組みました。
私は、自分で1度立てた目標は最後までやり遂げたかったので、部長と役割分担をしながら、積極的に部員とコミュニケーションを取りました。その結果として、部活内での雰囲気が良くなりました。様々な対応を行いが必要になったこともあり、忙しく過ごしましたが、実りのある活動ができました。
以上の経験から、人が気持ちよく動くには、コミュニケーションが必要ということを学ぶことができ、入社後は、仕事の中での円滑なチームワーク作りに活かせると思いました。
こちらの記事も多くの就活生に見られていますので参考にしてください。
例文3:課外活動
私が学生時代に力を入れたことは、保育実習による社会勉強です。
私は、所属している大学の学部・学科の関係で、大学2回生の頃に保育園・3回生の頃に障害者支援施設や児童養護施設に1週間実習に参加しました。
各実習の中で、事業を覚えるだけでなく利用者との距離の計り方やコミュニケーションの取り方も主体的に学ぶ必要がありました。
そこで私は、業務時間外でも幼児や利用者の方々が何を好むか、どう接したら良いかを勉強をする時間を設け、毎日1時間勉強をしました。
他にも、積極的に声をかけて遊戯に誘ってみたり、それぞれの特徴をメモに控え、関わるようにしました。
その結果、施設の方々にお褒めのお言葉をいただき、学びのある実習期間になりました。
この経験を社会人でも活かして活躍していきたいと思います。
ちなみに、「課外活動」とは、大学でこなす学業以外の全ての活動のことを指します。学内で言うと、「サークル活動」「部活動」「留学」などが当てはまります。
また、学外ですと、「アルバイト」「ボランティア」「インターン」「習い事」「Wスクール」「地域活動」「資格の勉強」「趣味」「実習体験」などが言えるでしょう。
例文4:サークル
私が学生時代に力を入れたことは、ボランティアサークルでリーダーとして新しい活動を行うことです。
私たちがサークルで取り組んでいたことは、主にゴミ拾いなど街をきれいにすることでしたが、ゴミが多い原因について考えたところポイ捨てがあまりにも多すぎることが発覚しました。
そこで、地域の人々や大学の附属小学校と連携を行い、ポイ捨てを抑制するための看板設置に努めました。
特に小学生の児童たちが作成してくれたイラストを用いた看板を設置し、大幅にポイ捨てを減らすことができました。
この経験を通じて、様々な人々とコミュニケーションを取りながら取り組むことで、より大きな結果を得られることを知りました。
貴社に入社した際にも、事務職として様々な社員の方々と連携を取り、意見を交換し合い、プロジェクトの成功やさらなる業務効率化に貢献したいと考えています。
こちらの記事も多くの就活生に見られていますので参考にしてください。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】よくある質問
ガクチカとは何か、なぜ聞かれるのか、どう考えれば良いのかなど、さまざまなことがわかったと思います。
ここでは、ガクチカについてのよくある、2つの質問に答えていきます。
コミュニケーション能力だけでいいのか
冒頭のほうで、説明した通り、コミュニケーション能力をガクチカでアピールしても問題はありません。
しかし、より具体的に答えるのなら、「コミュニケーション能力をアピールする」というよりも、コミュニケーションを駆使して「何かを解決した経験」にまとめていけると良いでしょう。
実際に、コミュニケーションを使って、「何かを解決した経験」をまとめることができれば、「企業ですぐに活用できる」と思ってもらえたり、一緒に働く姿が想像しやすくなるでしょう。
様々なエピソードを紹介したいが問題ないのか
一人ひとりに、それぞれでたくさんのエピソードがあると思います。
たくさん頑張ったことがあれば、たくさんのエピソードがあるでしょう。
しかし、面接官はあなた一人のために、時間は割けません。
あなただけではなく、他の就活生の面接をしなければならないからです。
そのため、エピソードは1つに絞ったほうが良いです。
あなたが一番頑張った経験や実績があるエピソードで、他の就活生と差別化をしましょう。
短い時間の中でアピールする必要があるため、話すエピソードは1つに絞り、その中であった問題や経験などに時間を使うほうがとても効率的と言えるでしょう。
【ガクチカ:コミュニケーション能力】まとめ
いかがでしたか?ガクチカでコミュニケーション能力を使う際の不安や分からない部分は解消されましたか?
ポイントや注意点は、分かりやすかったでしょうか?
ここでも再度、説明します。
ガクチカでコミュニケーション能力を使っても問題はありません。
しかし、「話すことが好き」という理由でアピールするのはやめましょう。
企業が求めているコミュニケーション能力は、「相手の話を聞くことができる力」と「自分の意見を伝えることができる力」ということを忘れないでください。
では、どのようなガクチカが、評価されやすくあるのか。
「論理的な説明」で、「やる気や人柄が内容に示されている」と良いです。
また、「経験や実績にインパクトがある」と、「周りの就活生と差別化」できるため、面接官の目を引くでしょう。
そして、「企業で活用できる学びを得ている」とわかることも大切です。
そんなガクチカも、ポイントと注意点を抑えていないといけません。
「コミュニケーションに力を入れた目的を明確に」、「問題と解決策を具体的に」伝えましょう。
また、誰でも目に見て分かる「数字や実績」や、その「経験が仕事にどう活かせるか」を考えると、より良いガクチカになるでしょう。
しかし、ガクチカを考える時は、3つの注意点が必要です。
「結果やエピソードだけを紹介しない」でください。また、「嘘は絶対に駄目」です。必ずばれるのでやめましょう。
ガクチカは、就職活動で必ずと言っていいほど、聞かれます。
ここまで読んだあなたなら、企業が評価しやすく、求めているガクチカが分かると思います。
ぜひ、この記事を参考にガクチカを考えてみてください。
エージェントに相談しよう!
ここまで、ガクチカでコミュニケーション能力についてアピールする際のポイントなどについて詳しく紹介してきましたが、この記事を読んだだけで完璧なガクチカが作れる人はそうそういないことでしょう。
そこでおすすめ対策は、就活のプロであるエージェントに相談することです。
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