一次面接が通らない!一次面接で落ちてしまう人の特徴と5つの対策方法とは?

一次面接が通らない!一次面接で落ちてしまう人の特徴と5つの対策方法とは?
この記事でわかること
  • 一次面接に落ちる理由
  • 一次面接に落ちる人の特徴
  • 一次面接で企業が見ているポイント
  • 一次面接合格のための対策

一次面接に通らない人、なかなか一次面接で合格を勝ち取れない人には、何らかの理由や改善ポイントがあるものです。

そのため、一次面接が通らず困っている人やこれから来る一次面接が不安な人は、事前に落ちる人の特徴や通らない原因を整理しておきましょう。

あらかじめ落ちる人の特徴や通らない原因について理解を深めれば、原因に基づく対策方法が見えてきます。

自分自身に改善ポイントがあるなら、早めに対策することで、一次面接合格につなげられます。

具体的な落ちる原因を理解したうえで、しっかりと一次面接合格を勝ち取り、最終的な内定獲得につなげていきましょう。

この記事がおすすめの人
  • なかなか一次面接に通らない人
  • これから受ける一次面接に落ちそうで不安な人
  • 一次面接に落ちる理由がわからない人

【一次面接が通らない】二次面接・最終面接との違い

一次面接が通らないときは、はじめに、一次面接・二次面接・最終面接の違いを理解しておくと良いでしょう。

面接の各フェーズの目的や内容からわかる違いを知れば、企業の狙いや評価基準などがわかることで、通過率を上げられるからです。

二次面接・最終面接とは異なる一次面接ならではの特徴・性質がわかれば、その特徴・性質に合った対策がしやすくなるということです。

違いとしてチェックしたい点は、次のとおりです。

目的・高評価のポイント
  • 質問内容
  • 面接形式・面接時間
  • 面接官の役職

このように一次面接には、二次面接・最終面接とはさまざまな違いがあります。

では、一つひとつ違いの詳細を見ていきましょう。

目的・高評価のポイント

一次面接と二次面接・最終面接には、そもそも実施する目的に違いが見られます。

まず、二次面接・最終面接の目的は、より自社に適性のある人材であるかどうかを的確に判断することです。

一次面接でも適性や向き不向きについては判断・評価の対象に含まれますが、二次面接・最終面接では、より適性に関するポイントが重要視されるようになります。

そのため一次面接では、基本的な社会人適性の有無を細かくチェックされる傾向にあります。

そもそも一次面接は大企業であればあるほど志望者の人数が多くなるため、基本的な社会人としてのマナー・振る舞いなどでふるいにかけなければ、絞り込みが困難を極めることになります。

そのうえで企業分析・研究の度合いから、詳しい話を聞くに値する人物かどうかを評価しているのです。

質問内容

一次面接と二次面接・最終面接では、質問内容にも大きな違いが見られます。

一次面接は、基本的にエントリーシートに記入した内容に基づいて進められる傾向にあり、質問も記入内容をベースとしたものが中心です。

前述のとおり一次面接では、多くの志望者を評価する必要があるため、企業にとっては細かい質問は避けることが多いです。

一次面接の段階で一人ひとりを深掘りしていては、効率的に評価できないのは明らかでしょう。

そのため、志望者のよりパーソナルな部分について質問されるのは、一次面接ではなく二次面接以降となります。

回答に関して深掘り質問をしたり、バックグラウンドを聞いたりして、どのような人柄の持ち主なのかを詳細化していく流れになります。

面接形式・面接時間

二次面接・最終面接と比べると、一次面接には、面接形式・所要時間にもさまざまな違いがみられます。

基本的に二次面接以降は、個人面接の形式が採用されるケースがほとんどを占め、時間もかなり長めに取る傾向です。

一般的には、一人の候補者につき1時間程度の面接時間が設けられ、とにかく一人ひとりの人間性やスキルを細かくじっくり評価していきます。

これに対して一次面接は、グループ面接・グループディスカッションの形式が取られることが多く、一人ひとりに設けられるアピール時間も少ない傾向にあります。

そのため、限られた時間の中で、効果的に熱意を伝えることが重要となります。

グループディスカッションの場合は、積極的に発言して議論に参加し、自分の考え方や価値観を評価してもらう必要があります。

面接官の役職

一次面接と二次面接・最終面接では、面接官の役職にも大きな違いがみられます。

基本的に二次面接の面接官は、各部門の責任者やベテランの人事担当者であり、最終面接は社長を含む経営陣になるケースも少なくありません。

面接のフェーズを踏むごとに面接官のベテラン度や経験の深さは変わってくるため、二次面接以降は、より付け焼き刃ではない対応力と深い企業・業界研究が求められるといえます。

一方で一次面接の面接官は、入社したての若手社員や、人事に異動してきたばかりの若手~中堅社員が務めるケースがほとんどです。

いわば一次面接は足きりのフェーズであり、そのために役職付きの社員のリソースを割くことは基本的にできないからです。

このように面接官の役職にも多くの違いがあることを、面接を受ける前にはよく理解しておきましょう。

【一次面接が通らない】一次面接の通過率

一次面接に通らないとき、一次面接に通るか不安なときは、前もって一次面接の通過率の目安を知っておくことも重要です。

一般的な目安としては、一次面接では、30%~50%の人が落ちることになります。

半分近くの人が足きりされてしまうため、一次面接とはいえ、すんなり受かるわけではないことがわかります。

二次面接に進めなければ、自分のことをより詳しくアピールすることは叶いません。

「一次面接に通らず何もアピールできない」と困らないためにも、本記事から一次面接突破のための対策を学びましょう。

【一次面接が通らない】面接官は一次面接で何を見ているのか

最初の面接は緊張する学生が大半です。

それが分かったうえで面接官は基本的に次の3つの部分を見ています。

1. 求める人物と大きくずれていないか

企業研究をしていないと大きくずれてきます。

何を求められているのか事前にきちんと調べましょう。

例えば、年功序列のような企業を受けたときに「自分は実力主義で結果をだして昇進していきたいと考えてます」などと言っても、企業がそのような人物像を求めていない限り「うちでは出来ない」と思われ落とされるケースが多いです。

2. 会話ができるかどうか

面接官からの質問に結論だけ・一言だけで返すのではなく、その原因結果の具体性も求められています。

3. 企業のことを調べてきているか

1でもお話しましたが、まず企業のことを調べていないとお話になりません

何をしている企業なのか・何を強みにしているのか・どのような人物像を求めているのかなどを調べたうえで、なぜそこの企業でないといけないのかの理由を見ています。

【一次面接が通らない】一次面接で落ちる理由や特徴

面接官が何を見ているのかを見たうえで、何が原因で落ちているのか

一次面接で落ちてしまう学生の特徴について解説します。

一次面接で落ちてしまう学生の特徴
  • 質問の意図とずれた回答をする
  • 自信がない
  • 自分の実力以上の企業を受けている
  • 基本的なコミュニケーションが取れない
  • 覚えたことしか話さない
  • 身だしなみが不潔
  • 話の内容に矛盾がある

質問の意図とずれた回答をする

面接官の質問の意図とずれて回答してしまうケースです。

ずれた回答をすると面接官は「ほしい回答じゃない」と思い、仕事でもこのようなズレが起こるのではないかと思われ落とされる傾向が多いです。

自信がない

一次面接では第一印象はとても大事です。

面接官とは長くても1時間しか話をしないので、第一印象が最後まであなたの印象になります

自信がないと思われてしまうと、それだけで話を前のめりに聞いてもらえなくなるので、第一印象で自信があるように見せないと最初の5秒で評価が決まってしまいます。

志望する企業の幅が狭い

一次面接が通らない人は、志望する企業の幅が狭くなっている可能性があります。

憧れの大手企業や待遇抜群の人気企業に積極的に応募したい心理はあるものですが、大手や人気企業にばかり目を向けていると、どうしても一次面接の通過率が下がってしまいます。

志望する企業の幅が狭まれば、毎回同じような結果につながり、なかなか一次面接は突破できません。

一次面接が通らない状況が続けば、就活のモチベーションに大きく影響するため、似たような企業にばかり応募するのは避けたいところです。

なかなか通らない状態が続くなら、水準を少し下げてみるなどの対策も検討してみましょう。

さまざまな企業へのエントリーを検討すれば、結果として興味関心が増えることで視野が広がるため、より自分に合った企業に出会いやすくなる可能性があります。

自分の実力以上の企業を受けている

非常に難しい点ではありますが、企業の求める水準に満たない可能性があります。

受けてみるのはとても良いことですが、全部通らない場合は志望先の再検討をしたほうがいいでしょう。

効率的に動いた方が近道です。

自分で分からない場合はキャリアセンターや就活エージェントに頼るのも大事です。

基本的なコミュニケーションが取れない

一言で返答を終える・学生側が話し続けるなど、普通のコミュニケーションが取れない場合も落ちてしまう原因です。

また、もっと話ししてほしいのにいつまでこの話が続くのかなどを面接官に思わせてしまうと悪影響です。

特にグループ・集団面接の時ほど気を付けた方が良いです。

個人面接より1人当たりに割く時間は少ないです。

その中でいかに自分をアピールできるか・面接官に良い印象を与えられるかが重要になってきます。

また、そこで他の就活生との差が開きます。

覚えたことしか話さない

面接官には台本を読んでいるとかなりの頻度で分かられてしまいます。

また、ご時世的に一次面接はオンライン面接が主流なので、台本をバレないように置く人もいるが、目線で分かられてしまうので、絶対にやめておきましょう。

話すのが苦手な場合は台本を準備するのは良いが、突発の質問に答えられないことも多いので事前に質問の準備は必要です。

身だしなみが不潔

自信がないのと同様に身だしなみも第一印象を決める要因です。

清潔感が無いと、仕事面でも雑な印象を与えるので、最低限の身だしなみは整える必要があります。髪の毛・洋服・靴・爪など受ける前にきちんと確認していきましょう。

話の内容に矛盾がある

会話が進むと様々なことを面接官に話しますが、さっきと言っていることがずれていると、そのズレは意外と面接官は気にします。

矛盾が起こる場合は嘘をついていることが多いので、面接官から「これ本当のことなのか」と思われることもあります。

話す内容に一貫性をもたせるように事前の準備で引き出しを多く準備していきましょう

企業研究が足りていない

一次面接が通らない場合は、企業研究が足りていない可能性があります。

ホームページを通じてしっかり調べることができていない・軽く調べたのみで一次面接に臨んでいる…そんな人は、企業研究が足らず十分なアピールができません。

志望動機や自己PRに説得力や深みが足りないため、一次面接では、面接官の印象に残らずに終わってしまうのです。

ホームページを調べたり説明会に参加したりすることで企業についてよく調べれば、「その企業ならでは」の情報を盛り込んだアピールができます。

面接の中では逆質問もしやすくなるため、興味関心や入社意欲の高さがより伝わるものです。

一つひとつのアピールの説得力を高めるためにも、逆質問で入社意欲を示すためにも、企業研究は一次面接に臨む前から徹底的に行う必要があります。

適切な敬語の使用

一次面接が通らない人は、適切な敬語を使用できていない可能性も考えられるでしょう。

社会人マナーとして基本である敬語がうまく使えていないと、総合的に社会人としてのスキルが足りていない印象になり、就活に向けて十分に準備できていないイメージにもつながります。

たとえば、尊敬語と謙譲語がごちゃ混ぜになったり、正式名称を使っていなかったりするパターンが挙げられます。

敬語はまさに基本中の基本なので、面接の段階から使い方が怪しいと、良い印象をなかなか持ってもらえません。

そのため、敬語の使い方に自信がない人は、面接対策を始める際にしっかり勉強しておく必要があります。

たとえば「している」を「してる」と話し言葉で書いてしまうケースも意外と少なくないため、十分に注意が必要です。

【一次面接が通らない】一次面接の対策方法

対策をすれば、通過率も確実にあがります。

そこで一次面接が落ちてしまう学生の特徴をふまえたうえでの対策方法をご紹介します。

対策方法
  • 想定される質問の回答を事前準備する
  • 面接練習の動画を撮る
  • 受ける会社のことを調べる
  • スーツや靴をキレイにする
  • 模擬面接で場馴れする

想定される質問の回答を事前準備する

一次面接で聞かれる質問の事前返答を考えておきましょう。

質問は「自己PR」「志望動機」「ガクチカ」「自己紹介」「長所・短所」などの一般的に就活でよく聞かれる質問とESで聞かれた質問が多いです。

しかし、「落ちる特徴」でもお話しましたが、台本を読んでいるようにしないように気を付けましょう。

せめてもこの5つの質問にはすぐ答えられるように引き出しを作ると台本のようではなく自然とスラスラ出てきます。

特に自己PRと志望動機を入念に準備する

自己PRと志望動機は特に聞かれやすい質問なので、重点的に準備しましょう。

自己PRは自分の強みを入社後どのように活用できるのかを主に話し、志望動機にはその企業を志望した具体的な理由を話しましょう。

また、同じ業界がたくさんある中でなぜその企業を選んだのか・そこの企業でないといけない理由もきちんと準備しましょう

面接練習の動画を撮る

恥ずかしいと思いますが、自分の面接で話している風景を動画に撮影し見返すのは良い方法です。

質問に対して回答している姿をスマホで撮影することで内容の理解のしやすさや話すときの仕草を客観的に見ることができます

意外ともごもご話している・返答がたどたどしいなど面接の時のが分かると思います。

受ける会社のことを調べる

再度企業のことを調べるのも対策方法の1つです。

最低限、社長のあいさつや事業内容・競合他社との違い・先輩社員のインタビュー・求める人物などを見ておくと良いでしょう。

逆質問することも視野に入れる

企業を調べるときに逆質問も一緒に考えておくと良いです。

「ここ調べてて気になった」などの部分があればメモして残しておきましょう。

逆質問することで、企業への興味や入社意欲もアピールできます。

身だしなみを整えよう

スーツをクリーニングに出す・靴を磨く・髪を整える・就活メイクの練習をするなど基本的な身だしなみを整えるようにしましょう。

模擬面接で場馴れする

面接官役を誰かに依頼し、会話形式で面接をしてみると課題が見えやすくなります。

自分だけで面接練習することも大切ですが、その練習通りに本番も出てくるわけではありません。

誰かに依頼することで「面接」ということに慣れ、質問に臨機応変に対応できるようになります

【一次面接が通らない】模擬面接は本当に大事

模擬面接を行うことによって本番に緊張せずに対応することが出来ます。

また、模擬面接なのでその場でフィードバックをもらえ、客観的な意見をもらうことができ、課題や癖が見つかります

そこで修正してまた模擬面接ということができます。

一発本番よりも質の高い面接をすることによって一次面接もですが、そのあとの面接でも役立ちます。

模擬面接は「キャリアセンター」や「就活エージェント」と行うことができるので、ぜひ一次面接が通らないときは模擬面接の予約をしてみてください。

【一次面接が通らない】就活生からの質問

最後に、一次面接が通らない人やこれから迎える一次面接が不安な人に向けて、就活生からよくある質問を紹介していきます。

よくある質問は、以下のとおりです。

よくある質問
  • 一次面接でほとんど落ちてしまいます。どうすればよいでしょうか?
  • 一次面接と二次面接の自己紹介・志望動機などは同じでも良いですか?

一次面接に臨む際に、このような疑問や不安を抱えている人は多いでしょう。

一次面接は、選考の際に企業の担当者と初めて顔を合わせるタイミングになります。

書類選考に通ったあとはしっかりとクリアしたい重要なフェーズなので、事前に質問の回答をチェックし、一次面接通過の結果につなげましょう。

一次面接では、社会人として基本的なポイントが重要になります。

業種・職種に対する適性や自分自身が持つスキルなども大事ですが、一次面接を受ける就活生の数は多く、まずは基本的な振る舞いやマナーを見てふるいにかけようとする企業は少なくないからです。

そのため、一次面接では、具体的には以下のような点が評価基準になるでしょう。

  • 身だしなみ
  • 言葉遣い
  • はきはきと、自信をもって話せること
  • 伝えたいことの内容のわかりやすさ

このような総合的な印象の良さが結果を左右します。

そのうえで面接官の記憶に残るようにアピールする必要があるため、あわせて企業研究を重ねることが大切です。

企業研究を重ねれば、「他社ではなく志望先企業でなければならない」という説得力のあるアピールができます。

基本的なマナー・振る舞いを身に付けたうえで、企業研究は欠かさずに行いましょう。

二次面接で伝える自己紹介・志望動機などのアピール内容は、基本的に一次面接と同じもので問題ありません。

不必要に内容を変えてしまうと、アピールに一貫性がなくなり、エントリーシートとも矛盾が生じる可能性があります。

一次面接の内容やエントリーシートとの矛盾を指摘されれば、面接官を納得させられるような受け答えはなかなかできません。

ただし、同じで問題ないからといって、一次面接で答えたことを丸暗記で伝えるのはNGです。

台本を暗唱するようなアピールでは、何の熱意も伝わってこないでしょう。

内容が同じだからといってマイナス評価になることはありませんが、できれば、より深い内容を伝えられるように根拠となるエピソードに力を入れることが望ましいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

一緒に働きたい」と企業側に思ってもらえるためにも、一次面接は第一印象が特に大切になってきます。

もし「一次面接よく落ちてしまう」という方は再度見直してみるのはどうでしょうか。

また、フィードバックがある企業は素直に受け入れて、反省点を次に活かしていきましょう。

企業の見直しもすることで自分自身に合った企業に出逢える可能性もあります

一次面接に落ちたとき・受かったときの自己分析をし、対策をすれば一次面接突破はすぐそこです!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます