自動車業界へ就職するなら知っておきたいこと|業界に見られる動向や課題とは?

自動車業界へ就職するなら知っておきたいこと|業界に見られる動向や課題とは?

「前もって自動車業界について調べておきたい」

「自動車業界に就くにはどうしたらいいの?」

「自動車業界を目指す際のポイントはなに?」

このように、自動車業界で働きたいけど不安や悩みがある人もいるのではないでしょうか。

本記事では、自動車業界に就職する場合に知っておくと便利な情報を紹介しています。

大手メーカーや主な職種をわかりやすく紹介しているため、どのような分野があるのか、どの職種に興味があるのかの把握も可能です。

この記事を読むことで、自動車業界に就職するときの有利なポイントを知ることができます。

志望動機や自己PRを書くことが苦手な人でも、ポイントを基に濃い内容をかけるようになるでしょう。

自動車業界の仕事に興味がある人やこれから自動車業界の筆記試験・面接試験を控えている人は、ぜひチェックしてみてください。

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自動車メーカーに就職したい人は徹底的に業界研究をしよう

自動車メーカーは就職活動において人気の志望先の一つです。

どの企業も倍率は高くなりやすいため、就職を希望する人は、徹底的に業界研究を重ねる必要があります。

業界研究を徹底的に行えば、以下のようなメリットが望めるでしょう。

  • 自動車メーカーについて理解が深まることで説得力のあるアピールができる
  • 自動車メーカーをなぜ志望するのか・なぜ向いていると思うのか自己理解につながる

いずれにしても、自動車メーカーについてさまざまな点をチェックしておけば、多くの情報を得ておくことで就活が有利になることは間違いありません。

人気のある業界を志望する際は、少しでも有利になる対策を積極的に実践することが肝心です。

特に「自動車メーカーに就職したいけど、優秀な人ばかりが受かりそうで自信がない」と不安を抱いている人は、事前の研究と情報収集に注力しましょう。

自動車メーカーの4つの部門

自動車メーカーについて知る際は、まず、大まかに分けると4つの部門があることをチェックしておきましょう。

4つの部門は、以下のとおりです。

  • 自動車メーカー(世界)
  • 自動車メーカー(国内)
  • 自動車部品メーカー
  • 次世代自動車

このように自動車メーカーは分けられるため、一口に自動車メーカーへの就職といっても、志望先にはさまざまなパターンが挙げられるでしょう。

では、それぞれどのような特徴を持つ部門なのか、現在の動向や将来性なども含めて解説していきます。

①自動車メーカー(世界)

自動車メーカーの部門として最初に挙げられるのは、グローバル規模の自動車生産部門です。

新車生産は日本が依然として高い水準を誇っており、2023年の世界新車販売台数のデータによれば、前年比は12%を記録しています。

経済情勢はコロナ禍から明けて一定水準での回復が見られ、自動車生産の安定が見込まれています。

なお、世界規模の自動車メーカーの最大手といえば、トヨタ自動車が挙げられます。

近年は、次世代投資やコスト高への対応が市場拡大の焦点とされており、以前からの勢いはやんでいません。

トヨタ自動車などの大手は世界から愛される有名メーカーのため、自動車メーカーへの就職を目指す人であれば、誰もが一度は目指すといっても過言ではないでしょう。

②自動車メーカー(国内)

自動車メーカーには4つの部門があり、そのうちの一つが、国内での需要をターゲットとした自動車生産部門です。

国内においても自動車メーカーのシェアはトヨタが3割以上を誇っており、世界規模の大手として国内でも支持が厚いことがわかります。

もちろん、売上自体も国内ではトヨタが首位にあたります。

しかし、近年は半導体不足の問題が自動車メーカーには大きな打撃を与えており、トヨタを含む自動車メーカーの多くが減産を余儀なくされていました。

2024年現在は、ようやく回復の一途が見られてきましたが、そんな中で新たに生じた問題として認証不正が挙げられます。

これは多くのメーカーにとって他人事でない問題といえ、国内の自動車メーカーの動向は、近年コロナ禍・半導体不足・不正など課題続きであることが特徴です。

③自動車部品メーカー

自動車メーカーの部門には、3つ目として、自動車部品生産部門が挙げられます。

自動車生産には多くの部品が必要なため、部品メーカーとして、大手自動車メーカーの子会社などは多数存在しています。

例にもれず自動車部品メーカーも、コロナ禍や円安の影響を受けて多くの課題に悩まされていた時期がありましたが、近年は増産・円安により収益の安定が見られます。

基本的には、日系メーカー向けを中心に、海外拠点での取引が多いことが特徴です。

なお、昨今は業界大手において再編の動きが見られ、経営資源の安定を期待されています。

そのため、部品メーカー自体も今後はさらに盛り上がるのではないかと推測され、動向に注目が集まっています。

売上では、国内の自動車部品メーカーのトップはデンソーが挙げられます。

④次世代自動車

自動車メーカーの部門を4つに分けると、ほかには、次世代自動車生産の部門が挙げられます。

次世代技術を使用した開発競争は、技術の発展とともに昨今激化しています。

また、電気自動車シフトの動きをめぐり、以前から目まぐるしく状況が変化している業界ともいえます。

EV市場は拡大は現在減速気味といえますが、米テスラや中国BYDなどの振興メーカーの成長にも、最近では注目が集まっています。

次世代技術・エネルギーには今後も大きな変化が訪れる可能性があり、そのたびに動向に目を向けられる業界になります。

将来の自動車のあり方に大きくかかわる事業でもあるため、自動車メーカーを志望する際は、次世代自動車の生産部門は積極的にチェックしておきたいところです。

自動車メーカーの近年の状況

まず自動車業界は今、どのような動きをしているのか確認してみましょう。

業界の流れを把握することで、メーカーや企業が掲げるスタンスを深く理解することができます。

また、自動車業界の流れや動きを把握しておくことで、面接の際には良い印象を持ってもらえる可能性もあるでしょう。

自動車生産台数はアジアでの伸び率が高い

自動車生産台数は国内生産よりも海外生産の方が多く、その中でも特にアジアの伸び率が高いです。

2015年時点では、アジアの自動車生産台数が海外生産台数の約半数を占めています。

日本ではリーマンショックや人口減少、消費税の値上げによって生産台数が落ち込む中、海外ではプラザ合意やリーマンショック後は右肩上がりが続きました。

結果、日本の生産台数よりも海外での生産台数の方が多くなり、2015年には海外生産台数が約1,809万台を突破しています。

その中でもアジアの生産台数が約942万台、海外生産台数中の約52%を占めています。

出典:自動車産業の現状と今後の課題― TPPが我が国自動車産業に与える影響等も踏まえて ―|参議院

EV販売台数が伸びている

自動車メーカーの昨今の状況といえば、EVの販売状況にも触れておく必要があります。

EVとは電気自動車のことであり、地球環境に良い自動車として今後重宝されていくとの見方です。

近年、自動車メーカー各社ではEVの販売台数が伸びており、今後も大きな成長が期待されていることが特徴です。

2035年にはEVが5割超え、ガソリン車が2割になると想定されており、EV市場は成長とともにどんどん拡大していくと考えられています。

予想されている市場規模は、2040年の時点で2.3兆円にものぼります。

なお、自動車に搭載される基本システムである「車載OS」の開発にも、最近は力が入ってきている傾向です。

EVの売上が伸びやすい理由は、環境に良いことだけでなく燃費が良いことも挙げられるため、コスパの良い自動車として今後も需要は高まっていくでしょう。

「CASE」の概念による変化が起こる

CASEとは「C」コネクテッド、「A」自動運転、「S」共有サービス、「E」電気自動車を意味する単語です。

以前までは車は所有するイメージが定着していましたが、現在は自身の所有物にするのではなく、多くの人と共有するものとイメージが変化してきています。

加えて、環境に影響を与えないような自動車も必要とされ、電気自動車の普及が増加傾向です。

また、自動車業界はコロナの影響で移動する機会が減り、以前に比べると自動車の需要が減りました。

そのため、これ以上需要が減らないように性能やサービスの強化を行おうとしています。

例えば、ドライバーが負担にならないような自動運転システムであったり、スムーズな移動ができるようにネットを通したりすることです。

このようにして、今までとは違った変化が起こりました。

MaaS分野に注目している

「MaaS」とはユーザーの利便性や効率性を考えて作られたサービスで、検索・予約・支払いまでがスムーズに行われます。

検索してからまた別で予約して、また別で決済してといった手間な作業を省略でき効率が良い点がメリットです。

MasSは限られた公共機関だけではなく、電車やバス、タクシーはもちろんのこと、旅客船や旅客機の使用も可能になります。

そのため、自分自身の自動車を所有しなくても快適な移動が実現できるほか、自動車の使用を抑えることも可能です。

結果、環境汚染への影響を抑えることに繋がると考え、自動車業界はMasS分野に注目しています。

軽自動車の販売台数は減少

自動車メーカーでは、近年、軽自動車の販売台数は減少傾向にあります。

2023年度は2年連続で乗用車の販売台数が増加していますが、その一方で軽自動車のみに焦点を当てると、販売台数は減少していることがわかっています。

軽自動車の販売台数が下がった大きな原因には、認証不正問題が挙げられます。

2024年度には、トヨタやマツダが一部車種の出荷停止を余儀なくされており、各社の販売台数には大きく影響を与えました。

また、近年はより使い勝手の良い小型車の需要が高まっており、軽自動車をやめて小型車にシフトする人も増えています。

そういった需要の変化も、軽自動車の販売台数減少に少なからず影響を与えていると考えられます。

電動化の関連部品が増加傾向   

自動車部品メーカーでは、近年のEV市場拡大の動きに伴い、電動化の関連部品が増加傾向にあります。

EV化の波の勢いは大きく、自動車の仕組みそのものが変わるため、製造される部品にも変化が出てきているということです。

そのため、電動化の部品の需要増加に反して、近年はエンジン関連部品の需要は縮小しているといえます。

エンジン周りは今後モーターに取って代わられると考えられており、ゆくゆくは存在自体がなくなるのではとの見方もあります。

エンジンだけでなく、ほかにはトランスミッションや燃料系の部品も同様で、当該部品を中心に製造する部品メーカーの将来性はやや危ぶまれている傾向です。

対して、EV車関連の部品メーカーは今後大幅な成長を期待されており、時代の移り変わりに注目が集まります。

自動車メーカーが持つ課題

自動車業界に就職したいと意気込んでいても、業界が抱える問題を知ることで、就職を考え直すケースは少なくありません。

就職してから問題に直面しても、引き返すことは難しいです。

就職したいという気持ちも大事ですが、一度業界が抱える問題を確認してみて、本当に自分はこの業界に就きたいのか確認してみましょう。

AIによる次世代自動車の普及が必要であること

現代は常に最新技術や利便性・効率性を考えたAI技術を求めつつあります。

デジタル化が進む中で車も同様に、次世代の機能を兼ね備えた自動車の開発が期待されているでしょう。

そのため、国内や国外問わずAI技術を用いた自動車の開発がされていて、業界競争は激しいものとなっています。

環境問題に配慮した製品の開発が必要であること

現在、世界中で大気汚染が深刻で、ガソリン車による排気量を減らそうとする動きを見せています。

しかし、ただ性能の良い自動車を製造すればいいだけではなくなりました。

日本が掲げる温室効果ガスやCO2削減のカーボンニュートラル目標を達成に導くためには、自動車業界の製品開発も大きく関係しています。

そのため、良い環境変化を与えるような開発が必要です。

下請けいじめ

自動車メーカーにおいて見過ごせない課題といえば、下請けいじめの問題も挙げられます。

自動車産業では、完成車メーカーから一次下請け、二次下請けへの要求が常に厳しいものになりやすく、下請法違反の問題も多く指摘されているのが現状です。

下請けになればなるほど厳しい要求に対応しなければならず、この問題を近年は下請けいじめと呼ぶことが特徴です。

自動車産業の下請けに関する悪習といえば、たとえば最近では、金型の無償保存・不当返品などが挙げられます。

こういった問題は公正取引委員会の調査により次々と発覚しており、日産やトヨタなどの大手も勧告対象としては例外ではありません。

問題の原因には下請法に関する認識不足などが挙げられ、今後は、認識を高めたうえでの子会社に対するコンプライアンス強化が求められます。

自動車メーカーで今注目されている職種

自動車メーカーへの就職を目指す際は、昨今どのような職種が注目されているのかもチェックしておきましょう。

注目されている職種は、以下の4つです。

  • AI人材
  • ソフトウェア技術者
  • テストエンジニア
  • 金型工

自動車メーカーに就職するといっても、就く職種は多岐にわたるため、職種には幅広く理解を深めておきましょう。

注目されている職種の詳細については、以下をチェックしていきましょう。

AI人材

最新技術を使用するEV業界は採算が厳しい状況にあるため、近年は、AI人材が重宝される傾向にあります。

研究開発のコスト削減を実現できる対策として、現在はAIの活用が重要視されており、それに伴いAI人材は非常に重宝される傾向です。

なお、AI人材は国内に限らず世界で人材獲得競争が激しく、スキルが高ければ高いほど評価されやすいことは確かです。

そのため、AI活用技術を持つ人はその実力と適性の高さを示せれば、自動車メーカーでは引く手あまたといっても過言ではないでしょう。

自動車メーカーで活躍できる技術者を目指すのであれば、AI活用スキルを高めておくに越したことはありません。

人気抜群で高い倍率を誇るメーカーを志望する際も、より有利に就活を進められる可能性があります。

ソフトウェア技術者

自動車メーカーで近年注目されている人材といえば、ほかに、ソフトウェア技術者が挙げられます。

自動車産業では、近年、コネクティッドや自動運転、ソフトウェアサービスの開発にどの企業も積極的です。

最新技術を活用した次世代自動車が多く登場し、世間の注目と需要が移り変わりつつある現在こそ、メーカーにとって技術者の積極的な採用は必要不可欠となります。

先進町域では幅広いソフトウェアの開発に向け、新卒・中途問わず技術者の採用が多くみられます。

そのため、ソフトウェア開発技術を持つ技術者も、自動車メーカーでは有利に内定を獲得しやすいといえるでしょう。

メーカーでの活躍を望むのであれば、時間の許す限り、事前にさまざまなエンジニアスキルを磨くことも欠かせません。

テストエンジニア

自動車メーカーでは、ほかにはテストエンジニアも重宝される人材として注目されています。

テストエンジニアとは、開発した自動車の耐久性試験・各種製品テストを行い、品質を細かくチェックしていくエンジニアにあたります。

どれだけ便利でエコな新しい自動車を開発しても、安全性が証明されなければ実用化はできません。

テストエンジニアがチェックする項目は非常に多数あり、場合によっては改善提案などを任されるケースもあります。

新技術活用の波が押し寄せている自動車メーカーでは、開発人材にあわせて、テストができる人材の採用も欠かせません。

その需要の高さは、メーカーによっては未経験者も含めて募集がかかるほどです。

したがって、次世代技術の採用が著しく進む自動車メーカーでは、テストエンジニアはある程度のエントリーしやすさを持つ職種といえます。

金型工

自動車メーカーでは、昨今自動車部品の生産部門において、金型工の需要も高まっています。

金型工とは、高水準の部品を量産するにあたって、必要な金属の「型」を製造する役割を持ちます。

金型工には部品製造のライン形成に欠かせない役割があり、今後は特に次世代自動車の部品の金型製造で、高いニーズを発揮していくでしょう。

自動車メーカーの金型工を目指す際に求められるのは、主に機械工学の知識・経験です。

機械工学の知識・経験があれば、就職活動では一定の有利性が保てるのは間違いないでしょう。

なお、未経験の採用も増えているため、選択肢が多いことも魅力といえます。

ものづくりが好きな人や細かい作業が得意な人などは、目指しやすい職種といえます。

自動車業界の大手企業5社

メーカーに就職を考えているのであれば、自動車業界のトップを争う大手メーカーを狙ってみるのも1つの手です。

人数が多く競争倍率や難易度が高い傾向がありますが、大手ということでやりがいを持って仕事ができるでしょう。

ここからは、自動車業界の大手企業5社を紹介していきます。

1:トヨタ自動車株式会社

メディアでもよく取り扱われる大手メーカーの1つが「トヨタ自動車株式会社」です。

コンパクトカーやセダン、ワゴンと品揃えが良く、小型モビリティにも特化しています。

各所にオフィスを置き、さらなる向こうへ歩んで行けるように日々進化を続けているため、自動車好きには好奇心を揺さぶられる会社でしょう。

2:日産自動車株式会社

「日産自動車株式会社」も大手自動車メーカーの1つで、日産車を所有しているという人も多いでしょう。

電気自動車で有名な「リーフ」や、コンパクトカーとして幅広い人に人気のある「ノート」は、技術の追及やユーザーのニーズに寄り添ったアイデアの心が感じられます。

日産自動車は常に向上心を持った人を必要としているため、追及心がある人は心を燃やして勤めることができるでしょう。

3:フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社

インパクトの強いロゴが魅力的な「フォルクスワーゲングループジャパン株式会社」は、ドイツの自動車メーカーです。

フォルクスワーゲングループジャパン株式会社は、クオリティーの高い自動車をユーザーに届けるために日々邁進しています。

また、外資系の企業であるため国際的な交流を活発にしたいと考えている人にとっては、刺激的な自動車メーカーになるでしょう。

4:三菱自動車工業株式会社

「三菱自動車工業株式会社」は安全・便利に移動できるような自動車の開発に力を入れており、今までよりも進化した自動車の提供を目標にしています。

また、好奇心を揺さぶられるような、楽しさを感じさせるデザインが特徴です。

三菱自動車工業株式会社は、ユーザーが楽しく運転できるように工夫しているだけではなく、働く側も楽しく仕事ができるような職場環境作りも行っています。

5:ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社

「ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社」はアメリカの自動車メーカーです。

主に「シボレー」や「キャデラック」などのブランドを取り扱っています。

ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社は世界各国で販売を行っている点が特徴です。

自動車業界への就職を目指すときのポイント

自動車業界を目指す人は、たいていの場合自動車が好きだからという理由を持っているのではないでしょうか。

興味のある自動車を扱う仕事に携わるためにも、以下のポイントを重視して就職を目指してみてください。

  • エンジニアや企画・営業・生産管理の仕事を狙う
  • 筆記試験や面接対策を行う

エンジニアや企画・営業・生産管理の仕事を狙う

専門知識は就職において有利に働きます。

専門の力や有利な資格がある場合はエンジニアのような技術を問われる仕事を狙うようにしましょう。

また、技術関係の仕事であれば学歴が関係してくる場合もあるため、理系出身は強いでしょう。

逆に営業であれば特に必要な資格や学歴はなく、売り手の交渉力が試されます。

自動車業界への就職を狙うのであれば、自身がどの業界だと有利になるか考えてみるのも1つの手です。

筆記試験や面接対策を行う

就職するのであれば、たいていの場合筆記試験や面接があります。

筆記試験や面接であまり良い印象をもらえなかった場合、残念な結果になることもあるでしょう。

特に大手の自動車メーカーであれば、就職を考えている人も多いです。

ほかの就活生と差をつけるためにも、筆記試験や面接の対策は万全にしておきましょう。

面接においては就職を考えている自動車メーカーのリサーチを行い、質問に答えることができるようにするのもポイントです。

自動車業界に向けた志望動機の書き方

志望動機によっては好感を持ってもらえることもあれば、いまいちな印象に終わることもあります。

自身が伝えたいことや強み・スキルを整理して、なぜ自動車業界に就職したいのか明確に書くようにしましょう。

また、自動車業界の中にはたくさんの職種やメーカーがあります。その中でも、なぜこの職種やメーカーを選んだのかはっきりさせると印象アップにつながるでしょう。

志望動機はいかに分かりやすく、良い印象を持ってもらえるのかが勝負です。

自動車業界の志望動機の書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

自動車業界に向けた自己PRの書き方

自身のアピールを書きつづることに苦手意識を持っている人は少なくありません。

しかし、就職する上では多くの場合自己PRを避けて通ることはできないでしょう。

苦手意識を持っていても、自動車業界を選んだ理由を相手に伝わりやすくなるように自己PRを書くポイントがあるため、参考にしてみましょう。

詳しい自動車業界の自己PRの書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

自動車業界が必要とする人物像を把握しておく

自己PRはただただ自身が書きたいこと・伝えたいことを書くだけでは意味がありません。

自身のアピールポイントや相手がどんな人物を必要としているのか、求められることを考えて文章を書くようにしましょう。

自動車業界から求められる人物像の例としては、多くの場合追及心や興味を持つ心を持っている人物です。

また、諦めずやり抜く気持ちがある人も必要とされます。

仕事仲間とのコミュニケーションがとれるかどうかも判断基準になるでしょう。

「結論・エピソード・学んだこと・入社後のビジョン」の構成で考える

だらだらと考えを書くのはあまり良い印象を与えません。

読みやすく分かりやすいように整った文章で書くようにしましょう。

最初に結論を書くことで後の話が入ってきやすくなります。

その後は結論に至るまでのエピソードや学びを添えると、さらに相手に伝わりやすい内容になるでしょう。

また、入社後はどのように仕事したいのか、何を目指しているのか、成し遂げたいことなどを定かにすると、より一層読み手に興味を持たせることができます。

自動車業界の詳細を知り就職を目指そう

ひとまとめに「自動車業界」と呼ばれていますが、自動車を製造してユーザーの手元に届くまでの間にはたくさんの過程があります。

現在自動車業界には人手不足や販売の範囲拡大、新たな技術の追及といった課題がありますが、生活のパートナーともなる自動車の製造に携わる仕事はやりがいがあるでしょう。

特に大手メーカーに就職を考えている場合は、いくら人手不足であっても応募する人が多く倍率が高いです。ほかの応募者よりも強い印象を与えられるように、筆記試験や面接はもちろんのこと、志望動機や自己PRに力を入れてください。

この記事を参考に自動車業界の詳細を知り、就職を目指してみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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