貿易事務の志望動機はどう書く?ウケる志望動機のポイントや例文を紹介!

貿易事務の志望動機はどう書く?ウケる志望動機のポイントや例文を紹介!

志望動機は、就職活動を行う際に必ず尋ねられる質問の1つです。

あくまで動機なので、自分の気持ちを素直に述べるだけで良いのかと思ってしまいがちですが、本気で内定をゲットしたいのであれば、それだけでは不十分です。

動機自体は同じものであっても、面接官の意図や知りたいことを的確に把握した、ウケる志望動機というものが存在します。

また、志望する業種や業界によっても、注意するポイントは異なるでしょう。

今回は貿易事務の仕事に焦点を当て、ウケる志望動機の書き方や例文をご紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 貿易事務の業務内容
  • 貿易事務の志望動機の書き方
  • 貿易事務に求められるスキル
  • 貿易事務でアピールできる資格
この記事をおすすめしたい人
  • 貿易事務の業務内容を知りたい人
  • 貿易事務が思いつかない人
  • 貿易事務に求められるスキルを知りたい人
  • 貿易事務を目指すにあたってスキルを伸ばしたい人

貿易業界の志望動機を作成する基礎

貿易業界の志望動機を作成する基礎として、大前提押さえるべき要素が2つあります。

この2点は最低限抜けることがないよう注意しながら作成してください。

企業の強みを理解する

貿易事務の志望動機を作成する前に、企業の強みを理解しておく必要があります。

貿易事務に携わりたい気持ちは考えなくてもすぐ伝えられると思いますが、数あるうちの中から特定の企業を選んだ理由も大事です。

自分で同業他社を比較し、なぜこの会社がよいと思ったのか考えてみましょう。

「雰囲気が良さそうだったから」、「福利厚生がよいから」など、まずは頭に浮かぶことを書いて整理してみてください。

その後、面接で問われた際答えてもよい範囲に正して書いてみましょう。

自分がどのように貢献できるのかを伝える

貿易事務の志望動機を書く場合は、自分がどのように貢献できるのかを伝えることが大切です。

入社したい意欲を伝えるだけでは、内定をとることは難しいです。

例えば、「私は、大学時代に培った語学力があるため御社で活かせます。」と伝えることで、技術も備わっていると分かります。

留学の経験や物流のアルバイト経験があることなども、述べてみるとよいといえます。

語学力はTOEICやTOEFLなど、具体的な点数を伝えるとさらにあなたの実力が知れるため、面接官も安心するでしょう。

【貿易事務の志望動機】志望動機を書く前に準備しておくこと

早速貿易事務に関する志望動機を作成していきたいところですが、その前にしっかりと準備をしておくことで、より質の高い志望動機をよりスムーズに作成することができます。

下記の対策を踏まえた上で志望動機を作成していくようにしましょう。

志望動機を書く前に準備しておくこと
  • 就活の軸を明確にする
  • 企業研究をする

就活の軸を明確にする

就活の軸を明確にするのは貿易事務の志望動機を作成する上で非常に重要な対策の一つであると言えるでしょう。

就活の軸とはそもそも何なのかというと、就職活動において応募する企業や応募する職種を選ぶ際に自分の中で絶対に譲れない条件のことです。

志望動機においてはなぜ貿易事務という仕事を選んだのか、その中でもなぜうちの会社を選んだのかということを詳しく聞かれる可能性が高いです。

なんとなくで選んでしまっては、この部分でしっかり答えることができず、マイナスの印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。

そこで、しっかりと就活の軸を定めておいてから企業の情報を調べるようにしましょう。

これにより就活の対策にもなりますし、自分が本当に入りたい企業を選ぶことができるというメリットもあります。

就活の軸の考え方や作り方はこちらの記事を参考にしてください。

就活の軸を作るには自己分析

就活の事務を就活の軸を明確にするにはどうすれば良いのでしょうか。

最もおすすめの方法は自己分析をすることです。

志望動機に限らず、自己PRやガクチカなどを作成するにあたっても非常に便利な方法である自己分析は徹底的に行う必要があると言えます。

就活の軸が思いつかない方は、再度自己分析を行ってみましょう。

自分史やモチベーショングラフを使って自分が大切にしていることや将来設計を明確にすることができれば、より質の高い志望動機を作成することができるでしょう。

自己分析についてはこちらの記事を参考にしてください

企業研究をする

自分のことを分析するのは就活において非常に大切なことであると皆さん分かっているでしょうが、企業についての研究が足りていない人は多いので注意が必要です。

業界や企業の研究は志望動機を書く上で必須です。

なぜその企業や業界を目指したのかという説明が具体的にできなければ、「適当に企業を選んでいる人材である」と思われてしまうかもしれません。

しっかりと企業研究を行うことで、その業界や企業でなければならない理由を説得力を持って明確に伝えることができます。

また、1つの企業だけを研究するのではなく、同業他社の企業研究などもしっかりと行い、比較し、どのような魅力があるのかについても理解し、話すことができればより良い印象を与えることができるでしょう。

企業研究についてはこちらの記事を参考にしてください

求める人物像を確認しておく

企業研究をする上で企業のビジョンや理念などを確認するのは非常に重要なことではあるのですが、最も重要なのはどのような人物を求めているのかについて詳しく理解をするということです。

企業は自社に適した人物を採用したいと考えるため、事前に企業が求める人物像を確認しておく必要があると言えるでしょう。

志望動機だけでなく、自己PRや長所・短所を考える際にも有効なポイントの一つなので、公式サイトや企業説明会への参加を通して、企業が求める人材はどのようなものであるのか言語化しておくことが大切であると言えるでしょう。

【貿易事務の志望動機】貿易事務の仕事内容

貿易事務の志望動機を作成する前に、そもそも防衛事務の業務内容が何なのかについてある程度理解しておかなければなりません。

業務内容について理解しておくことで、より詳しく志望動機を書けるようになることでしょう。

貿易事務の仕事内容
  • 輸出入手続きの管理
  • 商談サポート
  • データ管理
  • 顧客対応

輸出入手続きの管理

貿易事務の業務内容の一つとして、輸出入手続きの管理が挙げられます。

輸入や輸出に必要となる書類の作成はもちろんのこと、内容の確認や税関手続きの準備など、さまざまな業務を行う必要があります。

よって、一般的な業界の事務以外のさまざまな多岐にわたる業務を行わなければならないということを忘れてはいけません。

商談サポート

貿易事務の業務内容には商談サポートも含まれているということを覚えておきましょう。

取引先との連絡や日程の調整をすることはもちろんのこと、会議の手配や商談のサポートなど多岐にわたる業務を行う必要があります。

国際商談のサポートを行うこともあるので、英語が得意な方はより多くの場面で活躍できる可能性が高いです。

データ管理

データ管理も貿易事務の業務内容の一つです。

輸出入取引に関する記録を作成し、適切に保管するのが役割の一つといえます。

注文情報や出荷情報、支払い情報や税関手続きの進捗情報なども確認するデータに含まれます。

また、データの分析を通じて市場動向や企業の業績企業の業績を把握し、ビジネス戦略の立案や意思決定に役立てるのも役割の一つなので、分析力のある方に向いている仕事の一つといえるでしょう。

顧客対応

貿易島顧客対応も行わなければならないということを忘れてはいけません。

顧客の注文の受付や納期の確認、出荷や到着の連絡なども防衛事務の業務内容の一つです。

輸出入に関する問い合わせの対応なども含まれるので、丁寧な対応ができる人物に向いている仕事であると言えるでしょう。

【貿易事務の志望動機】ウケる志望動機のポイント

志望動機で書くべき内容や効果的な構成を確認したところで、次はどのようなものがウケる志望動機なのか具体的なポイントを見ていきましょう。

何がウケるのかを考える際に大事なのは、企業側の視点に立ち、どんな志望動機を求めているのかを考えることです。

企業の求めているものがわかれば、それを盛り込んだ志望動機を作りあげるための手段や道筋も見えてきます。

まずは以下の2つのポイントを念頭に置いて、志望動機の骨子を作りあげ、それを先述した構成に当てはめてみると良いでしょう。

ウケる志望動機のポイント
  • 企業の独自性に注目する
  • 「なぜ」の視点から考える

企業の独自性に注目する

企業が志望動機に求めているものの1つは、その企業でなければならない理由、およびほかの企業ではだめな理由です。

そのため志望動機を考える際は、その企業の独自性にもとづいた理由を考えることが重要になってきます。

普遍的なぼんやりとした理由を選んでしまうと、人事担当者から「その理由であればほかの企業でも良いのはないか」と指摘を受けてしまうこともあるでしょう。

ほかの企業との差別点を理解するには、その企業の研究を行うだけでは不十分です。

広い視点を持ち、競合他社や業界全体についても研究を重ねることで、初めてその企業の持つ独自性が見えてきます。

逆に、その企業の独自性を答えられない場合は、まだ志望動機を考える段階にないと判断しても良いでしょう。

「なぜ」の視点から考える

企業の独自性に重きを置いて志望動機を作成した場合、しばしばその企業の製品やサービスそのものの魅力に着目して、志望の理由付けとするケースがしばしば見られます。

しかし製品やサービスの良い点を述べることは、分析力や企業研究のアピールにはなりますが、そのまま志望動機に結びつくものではありません。

なぜなら企業は「製品やサービスの魅力」ではなく、「なぜその製品やサービスに魅力を感じたのか」を知りたがっているからです。

この「なぜ」の視点からより深く物事を考えることで、自身の価値観や評価軸といったものが見えてきます。

それを志望動機に盛り込むことで、初めて企業側は就活生がどんな人間なのか、どういった個性やモチベーションを持っているのかを知ることができるのです。

【貿易事務の志望動機】貿易事務に求められる人材

ここまで解説してきた志望動機作成のコツは、基本的にどのような業界、業種を志望した場合でも応用できる汎用性の高いものでした。

ここからは、貿易事務が持つ独自の点に着目し、どのような人材が求められているのかを確認していきましょう。

貿易事務として適性が高い人材を知ることで、志望動機を作る際の軸が定めやすくなります。

志望する職業について深く知ることは、志望動機以外でも選考におけるさまざまな場面で重要です。

求められる人物像をしっかり理解し、アピールポイントやガクチカなどの作成などに活かしましょう。

貿易事務に求められる人材
  • 計画性がある人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • コミュニケーション能力がある人

計画性がある人

貿易事務は、営業部門と連携を取りながら海外との取引を進める仕事です。

海外取引には多くの人が関わっているため、わずかな計画の乱れであっても取引全体に大きな影響を与えてしまいます。

そのため、貿易事務はスムーズに取引が進むように関係者のスケジュールを管理し、計画を立てなくてはいけません。

納品期日など最終的に目標とする日時から逆算し、それぞれの担当者のスケジュールを立案するケースも見られます。

また海外取引では、日本と相手国との法律の確認や必要書類の準備などさまざまな手続きが要求され、場合によっては法務や保険、運輸などより幅広い部門との連携も必要です。

目の前のタスクだけに集中するのではなく、広く長期的な視点を持って仕事ができる方は貿易事務に向いていると言えるでしょう。

臨機応変な対応ができる人

貿易は、政治や文化が違う地域と長いスパンでの取引を行うことになります。

そのため、海外情勢の変化や販路の事情が関連したトラブルが起こるケースも多く、常に最初に立てたスケジュール通りに取引が進むとは限りません。

たとえ計画を立てる能力が高かったとしても、不測の事態が発生した際に当初の計画に固執していては、さらに大きなトラブルにつながってしまうでしょう。

貿易事務はそういったイレギュラーな事態が発生した際にも、常に思考を冷静に保ち、臨機応変にその場で最善を尽くすことが求められます。

計画性の高さと臨機応変な対応力は一見すると相反する要素にも見えるので、どちらかを志望動機などで活用する際には、もう片方の能力についても補足しておくとより適性の高さをアピールできるでしょう。

コミュニケーション能力がある人

ここまで解説してきたように、貿易事務は多くの人々と業務を進めていくことになります。

ときには同じ会社の中で所属が違う人々だけでなく、運輸や決済に関わるほかの会社の人々、国籍や母語が異なる人々とも積極的に交流を持たなくてはいけません。

そのため、貿易事務の仕事をスムーズに進めるためには、高いコミュニケーション能力が不可欠です。

ここで言うコミュニケーション能力には、単純な話のうまさや愛想の良さだけではなく、相手のニーズを引き出しつつこちらの要望もしっかり伝える交渉力や、語学能力といったスキルも含まれます。

この点についてアピールする場合は、知人や仲間内での経験を述べるだけでなく、見知らぬ人と関わる際の積極性が伝えられるエピソードなどを活用すると良いでしょう。

【貿易事務の志望動機】志望動機に使える構成

続いて、貿易事務の志望動機を作成する上でおすすめの構成方法について詳しく紹介していきます。

ちなみに、この構成はどの企業の志望動機を書くにあたっても、どのような職種を受けるにあたっても汎用的に活用できるものなので、本記事でマスターしてしまいましょう。

志望動機に使える構成
  • 結論
  • なぜ成し遂げたいのか
  • 会社を選んだ理由
  • 入社後の意気込み

結論

まずはじめに、なぜその企業を目指しているのか志望動機を結論として述べていく必要があります。

あなたがその業界やその企業をなぜ志望したのかという理由を結論に持ってくる必要があるのです。

結論から話すことで、面接官も話の主題が理解でき、それ以降の内容が頭に入ってきやすくなることでしょう。

志望動機としては、主にあなたが成し遂げたいことや携わりたい業務などについて話すことができると、モチベーションの高い人材である、解像度の高い研究を行っている人材であるとみなしてもらえる可能性が高まることでしょう。

何故成し遂げたいのか

なぜその目標を成し遂げたいと思ったのかについても詳しく説明する必要があります。

結論を述べることができたら、続いてそれをなぜ成し遂げたいと思ったのかについてわかりやすく説明していきましょう。

志望理由は人とかぶってしまう可能性が高いですが、なぜ成し遂げたいのかというモチベーションに至っては人それぞれであり、オリジナリティを出せる可能性が非常に高いです。

きっかけとなるエピソードを具体的かつ簡潔に伝えることで、他の就活生と差別化を図ることができるので、この部分は可能な限り客観的なエピソードを用いて伝えることができれば良いでしょう。

会社を選んだ理由

なぜ今自分が受けている企業を選んだのかについても詳しく説明していくことが重要であると言えます。

成し遂げたいと思った理由について述べることができたら、なぜその企業でその目標を成し遂げたいと思ったのかについてわかりやすく説明していきましょう。

あなたの企業選びの軸と企業の特徴を照らし合わせた結果を伝えることができたら、信憑性が高まりますし、企業研究をしっかりと行っている人材であると考えてくれることでしょう。

この場合、他の会社でも当てはまるような理由を選ぶのではなく、可能な限りその企業ならではの魅力について述べることができれば、より良い印象を与えられる可能性が高まることでしょう。

入社後の意気込み

次は、ここまでに述べてきた就活の軸を基準に、なぜその企業を選んだのかという理由に話をつなげていきます。

結論や根拠から自然に理由を導き出すためには、企業研究や業界研究が必要不可欠です。

そのため、ここで説得力のある理由が述べられていれば、しっかり企業について調査しているという印象を与えることができるでしょう。

また、そこからさらに視点を変え、自身が入社後に何を成し遂げたいかという将来的な展望を伝えることも大切です。

入社後のキャリアパスやビジョンを明確に思い描くためには、企業を全体的な視点で見るだけでなく、セミナー参加やOB/OG訪問を通して、現場レベルの情報も得なければいけません。

企業選びの理由や将来の展望がしっかり述べられている志望動機からは、高い熱意と入社意欲を感じ取ってもらえるでしょう。

【貿易事務の志望動機】貿易事務の志望動機でアピールできる資格

貿易事務は、海外の企業やほかの業種とも積極的に関わる仕事であり、海外の文化や他業種の知識も必要になる場合があります。

通常の事務職以上に、専門的なスキルや資格が活かせるケースも多いでしょう。

意外な能力が活かせるケースもあるため、まずは自己分析で自身にどんなスキルが身についているか再確認することが大切です。

今回は、貿易事務でとくに役立つスキルや資格を3つ紹介します。

貿易事務への就職を目指している学生の方は、早い段階からこれらのスキル習得を目指し、就職活動を有利に進めてください。

語学力

海外取引に関する交渉やスケジュールの立案を行う貿易事務の仕事には、必ず語学力が必要になります。

そのため、海外への留学経験や語学に関するスキルは大きなアピールポイントになるでしょう。

とくにTOEICや各種言語の検定試験を受験しておくと、スキルが数値化されるためより客観的な評価が得られます。

英語や中国語など話者が多い言語は活用する機会が多く、多くの会社で役に立ちます。

一方、話者があまり多くない言語であっても、企業の取引先や事業展開によってはピンポイントで需要が生まれるケースも少なくありません。

そういった言語のスキルは希少性が高く、ほかの就活生と差別化をする意味でも重要な強みとなります。

大学の専攻なども考慮し、どの言語スキルを高めるべきか選択すると良いでしょう。

貿易関係の知識

貿易事務は、書類作成や情報整理など貿易に関する事務を行う仕事なので、当然貿易に関する知識が要求されます。

学生時代から貿易に積極的に関わる機会は少ないため、基本的にこれらの知識は入社後に身につけていくことになるでしょう。

一方、入社以前からこれらの知識を学び資格を取得していれば、それは就職活動において強力なアピールポイントとして活用可能です。

また、貿易という専門分野の資格を取得しておくことで、貿易業界への志望度の高さや熱意も示せます。

代表的な資格としては、貿易に関する実務能力や知識のレベルを証明する貿易実務検定や、税関で許可を得る際に重要となる通関士などが挙げられるでしょう。

貿易実務検定には3つのランクが設定されているので、入社前の資格としてはまずC級取得を目指すのがおすすめです。

PCスキル

貿易事務に関わらず、多くの事務作業においてPCスキルは重要な能力です。

近年は、貿易に関する手続きも電子化が進んでいるため、今後もより重要視されるようになるでしょう。

企業によっては、表計算ソフトで特定の関数を使えるといった優遇条件を定めているケースも見られます。

そのため、マイクロオフィスソフトスペシャリスト(MOS)を始めとするPC関係のスキルを取得しておくことで、選考を有利に進めることが可能です。

PCスキルはほかの職種でも役に立つので、最初に手をつける資格としてもおすすめです。

【貿易事務の志望動機】貿易事務の志望動機の例文

最後は、貿易事務を目指す際の志望動機の例文をご紹介します。

基本は先述した構成のテンプレートにのっとったうえで、自身のアピールポイントや文字数などを考慮して細部を調整すると良いでしょう。

志望動機が完成した後は自身で読み返すだけでなく、ほかの人の意見も聞き、誤字や論理の飛躍がないか確認することも大切です。

今回は、語学力をアピールする例文と計画性の高さをアピールする例文の2つをご紹介します。

基本となるパターンのイメージを掴み、ぜひ自身の志望動機を作成する際に役立ててください。

語学力をアピールした例文

例文

私は、物流関係の業務に携わり、優れた製品を必要な地域に届けることで、人々の豊かな生活を支えたいと思い貴社を志望しました。

このように考えるきっかけとなったのは、学生時代の海外留学経験です。

留学中、海外の文化や生活を興味深く感じる中で、必要な設備や物資が足りておらず、そのために人々が不便を感じているようなケースに何度か遭遇しました。

これは日本の製品が健全に流通し、必要とする人々のもとに届いていれば解決できた問題です。

貴社は日本製の高付加価値製品を中心に扱いながら、地域ごとのニーズにあった製品を取り扱っています。

その点で、自身の理想を実現できる企業だと考えました。

貴社に入社した後はTOEIC800点を取得した語学力を活かし、市場の開拓や取引の円滑化に貢献したいと思います。

計画性を強みにした例文

例文

私が貴社を志望した理由は、広く海外進出をはかる会社で世界の物流を支えたいと考えたからです。

グローバル化やIT化が急速に進んでいる昨今、私は経済学について学ぶ中で、日本だけにとどまらない広い視点で物事を見ることが、企業にとっても世界全体にとっても重要なことだと考えるようになりました。

貴社は、国内の需要縮小をいち早く察知して、海外進出を進めた企業の1つです。

とくに貴社独自の質の高い配送網を活かして市場を広げている点、当初予定されていた10年計画を着実に実現している点に大きく感銘を受けました。

貴社に入試した後は、アルバイト先での長期的な売上げ向上計画の立案などに携わった計画性の高さを活かし、日本の高品質な製品をより広い市場へと確実に届け、日系企業の海外進出をサポートしたいと考えています。

【貿易事務の志望動機】志望動機は見直しが重要

我々だけでなく、企業も日々アップデートしています。

「同じ業界だから」「以前書いておいたものがあるから」などの理由で、志望動機を使い回すのはおすすめできません。

その都度、志望動機は見直しましょう。

あらためて向き合うことで、違ったアプローチが見えてくる場合もあります。

自分で見直すだけでなく、家族や友人など身近な人に頼んで見てもらうのも良いでしょう。

また、他社目線での印象などもしっかりと確認しておきましょう。

就活エージェントを活用しよう

まだ活用したことがない人も、この機会にぜひ就活エージェントを活用してみましょう。

自分の力で勉強したり、自分を知っている身近な人に相談したりすることも、もちろん大きな力になります。

しかし、ときには自身をまったく知らない人からの客観的な意見も必要です。

なぜなら、面接をする企業は、自分のことをまったく知らない人だからです。

就活エージェントでは、基礎的なミスの指導から、より魅力的に見えるアドバイスまでもらうことができます。

せっかくなので、企業を志望する前に、さらなるブラッシュアップを目指し、今もっている自分の全力を出し切りましょう。

おすすめのサービスは「就活市場エージェント」です。

おわりに

貿易事務の志望動機を考える際には、その企業が持つ独自の魅力を把握したうえで、それぞれ自身の思考や個性と結びつける「なぜ」の視点が大切です。

また、貿易事務という仕事の特性や向いているタイプ、企業が求める人材について把握することも重要になってくるでしょう。

これらのポイントを押さえてウケる志望機を作成するためには、企業研究と自己分析を入念に行うことが不可欠です。

志望動機の作成と並行して資格などの取得も進め、営業事務の内定獲得を目指してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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