【新卒必見!】中小企業の志望動機の書き方!求められる人物像を押さえよう!

【新卒必見!】中小企業の志望動機の書き方!求められる人物像を押さえよう!

はじめに

就活を始めたばかりの方にとっては、必要な書類を作成するだけでも一苦労なのではないでしょうか。

特に、志望動機は選考に直結するものであり、採用担当者に向けて自分を最大限にアピールしなければなりません。

今回は、中小企業を目指している方に向けて、求められているのはどのような人物なのか、そして高く評価されるための構成について解説します。

中小企業を目指していて、志望動機の書き方に迷いがある方はぜひ参考にしてください。

【中小企業の志望動機】企業は志望動機のどこを見るか

中小企業といえど、新卒を募集すれば全国の就活生から膨大な数の書類が送付されてきます。

その中から採用されるのはほんの一握りであり、書類選考の段階でかなりの数の学生が毎年のようにふるい落とされるのです。

それでは、採用担当者は学生が作成した志望動機のいったいどこを見ているのでしょうか。

どういったところに注目しているのかポイントがわかれば、どういったところを押さえておけば良いのか見えてくるはずです。

以下で、企業が志望動機のどこを見ているのか解説します。

熱意

企業が、志望動機の中でも特に注目しているのが「熱意」です。

なぜ、そこまであなたの熱意にそれほど関心を示すかというと、早期離職を恐れているからです。

新卒の採用は、大きなコストと時間をかけて行われ、入社後の即戦力にはならないため、新人教育を行わなければなりません。

すぐに退職されてしまうとそれがすべて無駄になってしまいます。

綿密な企業研究を行って、その概要をしっかりと掴んでおくことが選考突破のカギです。

人柄

熱意のほかに、企業が志望動機の中で特に重要視しているのが「人柄」です。

あなたが、会社や組織の風土に合っているかをチェックしています。

また、中小企業は大手よりも人柄を重視する傾向が強いことも見逃せません。

大手よりも社員数が少なく少数精鋭といった雰囲気があり、組織の雰囲気に馴染んで実力を発揮できそうかどうかは、採用選考を行ううえでとても重要なのです。

選考を突破するためには、求められている人物像を必ず確認しておきましょう。

適性

「熱意」「人柄」のほかにも企業が注目していることがあり、それは「適性」です。

熱意や人柄がそこにいくらマッチしていても、本人に業務への適正がなければ結果が出せません。

企業が欲しいのは、自社で活躍し結果を出せる社員であり、熱意にあふれていたり、人柄が自社にマッチしていたりするだけでは足りないのです。

採用担当者は、あなたの志望動機から、その職種に即したスキルや適性があるかどうかを見ています。

熱意や意欲だけでは仕事が回らないということを、肝に銘じましょう。

【中小企業の志望動機】中小企業に求められる人物像

中小企業が志望動機のどういったところを見ているのかわかったら、求められる人物像についても確認しておきましょう。

業務で結果を出して自社に貢献できる人材を採用したいという希望自体は、その規模によって変わることはあありません。

ただし、社員数が少なく社員間の距離が比較的近いという特徴から、必要とされる人物像もあります。

採用担当者に目に留まるものにするためには、中小企業の特徴とそこから求められる人物像についてよく理解しておくことが大切です。

コミュニケーション力

中小企業において、特に求められるのがコミュケーション力です。

規模が小さい企業には、それだけ社員同士の距離が近くアットホームな社風が多いという特徴があります。

ですから、一緒に働くメンバーとして同僚や先輩に自分から歩み寄っていく姿勢や、意見交換などいかに積極的にコミュケーションを取れるかが、働きやすさのポイントになるのです。

また、社長をはじめとした経営陣とプロジェクトを進める機会もあり、立場が上の幹部とも臆せずに意思疎通ができなければなりません。

計画力がある

中小企業における採用選考では、計画力がある人物が好まれます。

規模が大きくない企業の魅力の一つに「幅広い仕事に携われる」ということが挙げられます。

社員数が少ない分、1人の社員が受け持つ業務の範囲は幅広く、1つの業種においてもさまざまな業務を任せられることもあるでしょう。

それらの業務を並行して行うことも多く、それぞれを計画的にこなさなければ、まるで交通渋滞のようにすぐにすべての業務が滞ってしまいます。

計画的に業務を遂行するためには、計画力が必須です。

向上心がある

中小企業に採用されるには、向上心の持ち主であることも大切です。

中小企業は、役職の上下にかかわらず幅広くアイデアが募集されることも多く、一般社員の出したアイデアが社長に伝わりやすい環境になっています。

そのため、会社の発展のために何をすべきかを常に考え、積極的に意見を発信できる人に活躍のチャンスがあるのです。

志望動機から、いつでも会社と自分自身を向上させていきたいという意思を採用担当者にうまく伝えられれば、採用選考も有利に進むでしょう。

【中小企業の志望動機】中小企業の志望動機を書く準備

いきなり志望動機を書こうとしても、うまく書けずに行き詰まってしまうことや内容にまとまりがなくなってしまいます。

きちんと準備を行ってから着手したほうが、回り道のように見えて実は効率的と言えるでしょう。

まず行うべきことは、企業と属している業界についての詳細な研究と自己分析です。

選考に通るためには、まずは相手と自分について知りましょう。

志望している企業が地域でどのような立ち位置にいるのか、自分はそこで何ができるのか明らかにする必要があります。

業界研究

まずは、志望している企業の属している業界での立ち位置を確認しましょう。

同業他社がひしめく業界の中で、ほかの企業の違いはどこにあるのか、その違いが何をもたらしているのか、把握しておく必要があります。

また、地域に根ざした企業への就職を希望する場合には、地域における立ち位置についても目を向けることが大切です。

その会社が地域でどのようなポジションにあり、どのような貢献をしているのか調べておくと、説得力のある志望動機につながるでしょう。

企業研究

一般的に企業研究とは、志望する企業の事業内容・今後の展望・理念・求める人物像について調べてまとめることです。

ただし、地域に根ざした中小企業を志望している場合は、そこが地域でどのように愛されてきたのかも確認しておきましょう。

ただし、企業研究を行おうにも、中小企業の中にはHPを持たないところもあります。

そういった場合は、募集要項を確認することや店舗などがあれば実際に訪れて接客の様子を観察するなど、雰囲気を感じ取っておくのがおすすめです。

条件面だけを見るのはNG

業界研究ならびに企業研究における注意点もあります。

「家が近い」「転勤がない」「選考フェーズが少ない」などの条件面だけを見て、それを志望動機にするのは避けましょう。

手がけている事業に興味がなく、同じような条件であればどこでも良いのかと思われてしまいます。

企業としては、自社の事業に共感し「この会社でなければダメだ!」という熱意を持っている人を求めているのです。

もちろん条件面も大切ですが、それだけに終始しないように気を付けましょう。

自己分析

志望動機の作成にとどまらず、就活では自己分析をどれだけ行ったかが、成功と失敗の分岐点となります。

志望動機を書き始める前に、自己分析を行ってあなたの強みやスキルを整理してみましょう。

さらに、それが、企業が求めている人物像に合致しているか照らし合わせてください。

就活では、自分の強みは何か、実際にそれをどうやって発揮していきたいかをアピールすることが大切です。

自分のことは案外わかりにくいものでもあり、自己分析は早めに始めましょう。

【中小企業の志望動機】志望動機の構成

志望動機を書くための準備が終わったら、実際に書き始めましょう。

そこで気になるのが、どのような構成にするかということです。

志望動機は、まず結論から始めると読み手に内容が伝わりやすくなります。

最後まで読まないと結論がわからないような書き方をしてしまうと、かえって内容を理解しにくくなってしまい、伝えたいことがうまく伝わりません。

それは、志望動機だけでなくすべての項目、そしてすべてのビジネス文書に言えることです。

結論ファーストを意識して書き出しましょう。

結論

書き出しでは、あなたがその企業を志望している理由を、端的に述べましょう。

ここで、はっきりと志望理由を言い切って、採用担当者の意識を引き寄せるように心がけてください。

だらだらと書き始めてしまうと、何を言いたいのかわからなくなってしまいます。

先に結論を述べることで、読み手は話を理解しやすくなりますし、それは実際に面接で話す時も同様です。

結論から入れば、その根拠へ入りやすくなりますし、それだけ内容の説得力も増すでしょう。

根拠

結論の次には、そこに至った経緯などを述べて、結論を根拠付けることにしましょう。

いくら最初に結論を述べても、なぜそうなったのかがわからなければ、志望動機としては物足りません。どういうきっかけでその企業を詳しく知ったのか、どういったところに興味を持ったのかなど、あなたの体験をもとにして説明すると良いでしょう。

根拠がはっきりしていなければ、読み手としては結論も信用できなくなってしまうので、根拠も論理的でわかりやすい説明を意識するようにしてください。

どう貢献できるか

最後に書くことは、あなたがその企業でどのように貢献できるかです。

会社としては、その学生が将来どのように自社で働いてくれるのか、自社にどのようなメリットをもたらすのかと考えています。

採用するメリットがないと思われる人材を採用するような企業は、どこにもありません。

あなたの強みのうち、企業が求めている人物像とマッチしたものをアピールするのが特におすすめです。

あなたが将来どのようにその企業で活躍するのかを、読み手が想像できるような書き方を目指しましょう。

【中小企業の志望動機】志望動機の例文

結論から始めるなど志望動機の構成についてはわかっていても、まだどう書き出せば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

採否がかかっているかと思うとプレッシャーもあるでしょうし、ほかの人がどのように書いているかがわからないことも不安の一つであるはずです。

ここでは、地域密着型の小売業とメーカーを目指している場合の志望動機の例文を2つご紹介します。

ぜひ志望動機を書く時の参考にして、内定を勝ち取りましょう。

例文①:地域に愛される企業にしたい(小売り)

私は、貴社がお客様のどんな細かいニーズにも対応している点を魅力に感じ、ぜひ入社したいと思うようになりました。

貴社の魅力は、地域に寄り添った商品展開であると思っています。

実際に貴社の店舗に伺った時は、たくさんのお客様が楽しそうに商品を手に取っている姿をたくさん拝見しました。

その地域で暮らすお客様のニーズや嗜好にあった商品が豊富なので、貴社の店舗に行けば必要なものはすべて揃うのは、ほかのどこにも負けない特徴です。

私は、学生時代を通して接客のアルバイトを行っていたため、コミュニケーション力に自信があります。

地域のお客様と積極的にコミュニケーションを図り、潜在的なニーズを汲み取ることで、貴社をより地域に愛される企業にしていくのが私の目標です。

例文②:多くの人に企業について知ってもらいたい(メーカー)

貴社は製品に地域の特産物を使用し、地域の魅力の発信に努めています。

私は、常に貴社が地域のことを考えて製品を作っているところに魅力を感じ、入社を希望するようになりました。

現在、この地域では人口が減少して過疎化が進み、またコロナの影響で観光客数も伸び悩んでいます。

その中で、貴社の製品を地元の方や観光でいらした方に楽しんでもらえれば、ますますこの地域に興味を持ってもらえ、活性化につながるのではないでしょうか。

私は、大学のサークル活動では広報を担当しており、SNSなどで活動内容を発信したり、PRイベントを開催したりしていました。

その時の経験を活かして、営業職として貴社の製品の魅力を、地域の中だけでなく地域外にも積極的に広めていきたいと思っています。

【中小企業の志望動機】志望動機の注意点

中小企業の志望動機を書く際には注意点がいくつかあります。

企業の規模にかかわらず大事なこともありますが、中小企業だからこそ注意しなければならない点もあります。

企業に提出する書類は、内容に気を付けるのはもちろん、読み手のことを考えて丁寧に作成しなければなりません。

入社後は、お客様にお渡しする書類を作成することもあり、そういった時は万全の注意を払う必要があります。

就活で会社に提出する書類も、それくらいの緊張感を持って作成してください。

文字は丁寧に書く

志望動機だけでなく、手書きの書類を企業に提出する時は、文字はできるだけ丁寧に書きましょう。

中小企業は、伝統を重んじる文化が根強く残っている傾向があり、履歴書やESは指定がない限り手書きが無難です。

しかし、手書きの書類は文字で印象が左右されてしまいます。

乱雑な字やあまりにひどい癖字は、読み手にあまり良い印象を与えません。

書類も第一印象が大切であり、丁寧さに欠ける文字が読み手に与える不快感を考えて、字は落ち着いて丁寧に書きましょう。

具体的な志望動機を書く

志望動機はどこへいっても通じるような一般的な内容ではなく、その企業を志望した具体的な理由を書きましょう。

特に同業他社を複数受ける場合、志望動機の内容が被ってしまいがちです。

しかし、それでは自社である必要はないと思われてしまい、思うように内定を獲得できません。

決して仕事ができればどこでも良いというわけではなく、その会社で働きたいという熱意を感じられるものにする必要があります。

抽象的な志望動機ではなく、その企業に通じる具体的な志望動機を書きましょう。

【中小企業の志望動機】志望動機は見直ししよう

志望動機は見直しが大切です。

また、自分では問題なく書けていると思っても、内容がいまいち伝わりにくいなどの問題点がある場合も少なくありません。

ですから、必ず自分だけでなく第三者の視点からも見直しを行う必要があります。

周りに見てもらえそうな人がいる場合はお願いすれば良いのですが、そうでない場合は大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用するのがおすすめです。

自分にはない視点で読み返すことで、気付けることが何かしらあるでしょう。

就活市場エージェントがおすすめ!

就活をどう進めていけば良いかわからない、相談できる人がいないという場合には就活エージェントの利用をおすすめします。

中でも就活市場エージェントは、一人ひとりにあったサポートを親身になって行い、あなたにあった企業を紹介してくれます。

そもそも、新卒採用を行っている企業は約10万社もあり、そこから条件に合うところを見つけるのは至難の業であり、とうてい1年でできるものではありません。

しかし、就活市場エージェントを利用すれば、就活のプロが全力であなたのサポートをし、内定を獲得できるまでとことん付き合ってくれるはずです。

登録も1分で終わるくらい簡単ですし、学生は無料で利用できるというメリットもあるので、困った時は就活市場エージェントに相談しましょう。

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まとめ

地域に根ざした中小企業を目指している方にとって、志望動機は採用担当者に自分の熱意や人柄、そして業務への適性をアピールする良いチャンスです。

ただし、きちんとした内容にまとめるためには、業界研究や企業研究、そして自己分析は欠かせません。また、「結論から書き始める」「具体性のある内容にする」など、構成にも注意すべきポイントがあり、書き始める前に押さえておく必要があります。

書き終えてもそれで安心せず、必ず見直しを行ってください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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