今回は、ブライダル業界への就職を目指す時に受かる志望動機の書き方について紹介します。
華やかなイメージがある業界ですが、実際に仕事をするには大切なものがいくつもあります。
特に、ブライダル業界に就職することに本気である熱意を見せなければいけません。
そのためには志望動機の書き方が重要です。
必要なポイントを押さえれば志望動機が良くなることでしょう。
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【ブライダル業界の志望動機】ブライダル業界とは
ブライダル業界は、新郎新婦の結婚式や披露宴の準備や当日のお手伝いを行う仕事です。
ブライダル業界のイメージとして、結婚という人生の一番幸せな瞬間に携わることができるので華やかな印象を持つ人が多いでしょう。
実際にその華やかなイメージから、多くの女性に人気があり就職先として目指す人もいます。
しかし、近年コロナの状況から新郎新婦によっては結婚式自体を開催しない人々も少なくありません。
そのため、多様な形の結婚式が増えています。
近年のブライダル業界では華やかな結婚式だけではなくさまざまな新郎新婦へのアプローチも必要と言えるでしょう。
ブライダル業界の職種
結婚式や披露宴の準備や開催には、さまざまな職種の人々が協力しなければできません。
新郎新婦に直接関わる職種だけでなく、会場のスタッフなども含めてブライダル業界と言えます。
その中でも、ウエディングプランナーやプロデューサーは新郎新婦と直接関わりプランニングを行える職種と言えるでしょう。
また当日の新郎新婦の身なりを整えるメイクリストやドレスコーディネーターも欠かせません。
そのほかにも当日の会場の手伝いをするバンゲットスタッフや音響・照明を担当するスタッフもいます。
このように、ブライダル業界では数多くの職種が結婚式に携われるのが特徴です。
ウエディングプランナー
ウエディングプランナーとは、結婚式のプランニングを行う職種です。
新郎新婦と結婚式についての打ち合わせのために話し合い、結婚式当日までの流れや当日の演出について決めていきます。
また、結婚式当日も式の様子を見るために立ち会うことでしょう。
お客様の意見を聞くだけでなく、さらに良い結婚式にするためにより要望を引き出す力も必要になります。
そのため、ヒアリング力やコミュニケーションを持ち合わせていることが大事です。
最初のうちは式の手配などすべてを一人で行うのは難しいため、先輩のアシスタントにつくことになるでしょう。
プロデューサー
プロデューサーとはお客様へ結婚式のプランニングや営業を行う職種です。
名称が違うだけでウエディングプランナーと同じ仕事と扱われることもあります。
ただし、職場によっては営業までをウエディングプランナーが、結婚式までのプランニングをプロデューサーが行うなど分けていることもあるでしょう。
また、一般社団法人全日本ブライダル協会が認定をしている資格もあります。
ただし、資格取得には実務経験やレポートが必要で入社するまでに取得できません。
その他の職種
そのほかにもブライダル業界には、新郎新婦の身なりを整えるスタッフや結婚式当日のサービスを行うスタッフなどさまざまな職種があります。
その中の一つにバンケットサービスのスタッフは結婚式や披露宴などのパーティの料理や飲み物などの提供を行うでしょう。
また、結婚式に使われるホテルのスタッフや式場のスタッフが当日結婚式の手伝いをすることもあります。
これらの職種はブライダル業界にかぎった職種ではありません。
しかし、結婚式や披露宴の開催時に依頼があれば業務の一つとして行っています。
ブライダル業界の動向
ブライダル業界への理解を深めるためには、業界の動向を見ておくことも重要です。
日本は少子化や高齢化が進行しており、人口が減少傾向にあります。
それに加え、結婚に対する価値観は多様化しており、婚姻数は減少しています。
一方、ブライダル業界の売上高は増加傾向にあり、その理由は結婚式の平均単価の上昇などが関係しています。
今後のブライダル業界の動向としては、多様化する価値観に合った新しい結婚式の形が展開していくことが予想されています。
具体例としては、オンライン結婚式などが挙げられます。
【ブライダル業界の志望動機】ブライダル業界に求められる人物像
ブライダル業界に求められる人物は、お客様と関わるためコミュニケーション能力は必要でしょう。
特に結婚といった人生のイベントを任せられるため、お客様から信頼される人に見られるかが大事です。
そのため、マナーがきちんと備わっていることが求められます。
また、結婚式について最低限の知識は持っていることが前提です。
お客様それぞれに柔軟な対応ができることや人を喜ばせるのが好きなこともブライダル業界には欠かせません。
また、結婚式の準備から結婚式が終わるまで長い期間かかるため体力も求められます。
- 柔軟な対応ができる
- 人を喜ばせるのが好き
- 細かいところに気が付ける
- 英語力
- 体力
柔軟な対応ができる
ブライダル業界では、柔軟な対応ができるかが求められるでしょう。
ここ最近ではコロナ渦の情勢もあり結婚式自体が多様化しています。
そのためお客様ごとに求める結婚式がさまざまであり、その都度柔軟な対応を行わなければいけません。
また、お客様相手だけでなく結婚式を準備するうえでブライダル業界のほかの職種や関わる職種と相手をすることもあるでしょう。
その際にも、お客様と他職種の合間を取り持つことになるためより対応に気を付けなければいけません。
人を喜ばせるのが好き
お客様の幸せを見たいと思う気持ちはブライダル業界には欠かせません。
結婚式が良いものになればお客様は喜ばれます。
ブライダル業界ではお客様が喜べる結婚式を作れるかどうかは腕の見せ所にもなるでしょう。
そのため、どうすればより喜ばれる結婚式になるか考えることも大事です。
また、結婚式ができるまでお客様と長い時間をかけてコミュニケーションを取るため人が好きでなければ務まりません。
お客様自身の人となりを見てどういった結婚式なら喜んでくれるのか観察力も求められるでしょう。
細かいところに気が付ける
細かいところに気付ける力もブライダル業界では欠かせません。
結婚式を作るためにさまざまな細かい業務や作業を行います。
その際に、少しでもミスや些細な間違いがあればトラブルにつながるでしょう。
なので、事前にどういった細かいところが原因でトラブルが想定されるのか入念に確認やチェックをすることが欠かせません。
また、ブライダル業界は他の職種よりも特にビジネスマナーが問われます。
一般的なビジネスマナーだけでなくブライダル特有のビジネスマナーも含めて気を付けなければなりません。
英語力
ブライダル業界でも英語力は必要です。
近年では海外で挙式をする人も増えてきており、海外の関係者との連絡や交渉、手配などが必要な場合があるため、英語力があると活動の幅を広げられます。
また逆に海外の方が日本で式を挙げることもあるので、英語力は必要なスキルになっています。
十分な英語力があればキャリアの幅は大きく広がります。
活躍の場は国内だけにとどまらず全世界に広がりますし、もしお気に入りの国があれば、現地のブライダル職として働くことも夢ではありません。
その地域の文化と、日本人のきめ細やかな接客スキルがあれば、なお良いでしょう。
自分の可能性を広げるという意味でも、英語力を身につけておくことは決して無駄にはなりません。
体力
当日の結婚式の準備では、会場までの往復や持ち出しの確認など行います。
そのため、ブライダル業界には、他の業界以上にそれをこなす体力が必要と言えるでしょう。
当日以外にも結婚式の打ち合わせが何度もあります。
時には長時間打ち合わせをすることもあるので、最後までこなす忍耐力も欠かせません。
また、自身の体力がなく体調を崩しがちだと他の職種との連携も難しくなります。
そのため、体力に自信がなくブライダル業界を志望するなら体力づくりを行うべきです。
企業の求める人物像を確認しよう
既に行きたい企業を絞っているという場合は、その企業の求める人物像を確認してみましょう。
上記で上げたのは、ブライダル業界全体で求められている特長であり、その中でもどのような人を重視しているかなどは企業によって若干異なってきます。
企業の求める人物像とあなたの素質を照らし合わせ、合っているようであれば、あなたがその企業で活躍できる可能性は高いと判断できるでしょう。
【ブライダル業界の志望動機】人事は志望動機の何を見るか
企業の担当者がブライダル業界の志望動機を確認する時は、まず人柄が求める人物像と合っているかどうかを見ます。
この業界は接客の職業のためお客様に対応する時に、雰囲気や見た目が好印象であることは欠かせません。
また、実際にブライダル業界に入って仕事が続くほどの熱意があるかどうかが見られるでしょう。
なぜなら、ブライダル業界はすぐに実績が出るものではないからです。
また、人柄や熱意だけでなく専門性も問われるため、ブライダル業界の適性があるかどうかも見ます。
- 人柄
- 熱意
- 適性
人柄
企業の担当者は志望動機から就活生がどういった人柄をしているのか見ています。
一言にブライダル業界といっても厳かな結婚式や披露宴を行う企業ばかりではありません。
カジュアルで現代風な結婚式や披露宴を行う企業などもありさまざまで、その都度求められる人柄も違います。
志望動機から自身のイメージだけを記載していると社風と合わないことがあるでしょう。
そのため、ブライダル業界のイメージだけで企業を選ぶのではなく企業がどういった人物を求めているか確認することが大事です。
熱意
新入社員が入社したのにすぐに辞めてしまうことを企業は恐れるでしょう。
そのため、早期辞職しない社員を企業は求めています。
理由もなく入社したいと希望する就活生は辞めやすいという印象を与えてしまいます。
本当にブライダル業界がいいのか、本当にその企業がいいのかから、企業はその就活生の熱意を見ています。
また、ブライダル業界で求められる能力は入社してすぐには身につきません。
入社した就活生の熱意があれば、くじけるようなことがあっても続きやすいと期待されます。
適性
実際に、人柄や熱意があってもブライダル業界という一般職より少し特殊な職種は適性があるかどうかの重要性もあります。
細やかなマナーや所作のきれいさなどを持ち合わせているかが求められます。
このような適性は努力して身につくものばかりではありません。
ほかにもすぐに結果が欲しい人などはブライダル業界では難しいとみなされる場合もあるでしょう。
ただし、すべてのブライダル企業が適正を同じ内容で見ているわけではありません。
その企業が作っている社風の適性なので、先に社風からどういったものが求められているか確認しましょう。
【ブライダル業界の志望動機】志望動機のポイント
ブライダル業界の志望動機を書く際のポイントはいくつかあります。
志望動機のポイントとして大まかにブライダル業界という特殊な業界を選んだ理由を見られるでしょう。
まず、なぜこの業界を選ぼうとしたのか理由を聞かれます。
次に、数あるブライダル業界の企業の中で選んだ企業である理由を答えなければいけません。
最後にその企業で自分はどう活躍できるか、企業から入社後の就活生がどう活躍できるのか聞かれるでしょう。
それぞれ志望動機を書く際のポイントを踏まえて説明します。
- なぜブライダル業界なのか
- なぜその企業なのか
- 具体的に書かれているか
- 自分はどう活躍できるか
- 将来何をしたいか
なぜブライダル業界なのか
人に関わる仕事はブライダル業界以外にもあります。
その中でもなぜブライダル業界を選んだのか理由を求められます。
そのためブライダル業界ではなくてはならない根拠を整理しておくべきです。
過去の自身の体験談や、バイト経験があるならば説得力が高まります。
そのほかにもブライダル業界での結婚式や披露宴の仕事ついて、自身の考え方を詳しく説明できなければいけません。
その業界に対しての自身の考えがあれば根拠を持たせられるでしょう。
なぜその企業なのか
担当者から数ある企業の中から、なぜその企業を選んだのか問われます。
志望する企業の魅力やなぜその企業で働きたいのか整理をしましょう。
なかなか理由が思い浮かばない時は、他の企業との違いを比べて見ることをおすすめします。
どの企業でもいいから入社したい気持ちが志望動機から見えてしまうと企業からいい印象は持たれません。
ブライダル業界特有の社風だけではなく、企業特有の社風などを意識しましょう。
特に複数の企業を受けている際は理由が混ざりやすいので、企業ごとに切り分けます。
なぜその企業なのかと答えるときは企業理念・経営方針に触れよう
なぜその企業なのかと聞かれた時は、企業理念や経営方針について触れることが非常に重要であると言えます。
なぜその企業を選んだのかは、自分が魅力を感じる箇所だということです。
他の企業と比べて、企業特有の社風を意識することはもちろんのこと、企業の理念や経営方針を確認することをおすすめします。
企業の根源とも言える部分であり、時代に即して変わることなく、企業が常に最重要視しているものだからです。
その企業理念は就活生と企業のマッチングを図れる材料でもあり、それに魅力を感じたと述べることは、企業側にとっても、今後一緒に業務を行うにあたって魅力的な人材であると思われる可能性が高いです。
具体的に書かれているか
志望動機を書く上で具体性はとても重要です。
具体性がなければ、採用側は話の内容を想像しづらくなり、伝えたいことが十分に伝わらない場合があります。
そのために、ブライダルについての知識も十分に持っておくことも必要です。
知識があれば業務内容をイメージして志望動機が書けるため、より的を射た内容になります。
また、具体性を持たせるには志望動機のきっかけとなった「エピソード」を述べるのが最も伝わりやすい方法です。
自分はどう活躍できるか
企業は入社するまでの印象だけでなく、入社してからどう働いてくれるかも期待します。
まずはブライダル業界の中で、自身が活かせるスキルはどれだけあるか確認しましょう。
次に企業ごとの社風や特徴を自身の強みと照らし合わせて活躍できるか模索していきます。
企業の情報を実際にOBやOG訪問で聞いてみるのも良いでしょう。
そして実際に自分がブライダル業界で働いているイメージを行い、その中でどう活躍できるか説明できるようにします。
将来何をしたいか
「自分がどう活躍できるか」を書く代わりに「将来何をしたいか」を書くのも良いでしょう。
ブライダルの仕事にかかわる内容で、将来どのような仕事をしていきたいのか、どのような人になっていきたいのかを書きましょう。
例えば「人に喜ばれる仕事がしたい」という思いがあれば、どのように喜んでもらいたいのかイメージしてみてください。
また、その企業でしかできない事を書くと入社意欲や労働意欲が伝わりますので、各企業の特徴も把握しておくと、なお良いでしょう。
【ブライダル業界の志望動機】志望動機の構成
志望動機は構成が重要です。
相手にわかりやすく伝えるために志望動機を書きましょう。
まずは結論を書いて一番大事にしたいことを印象付けることができます。
最後に結論を持ってくるよりも結論を最初に持ってくることで、先に目に入るからです。
次にその結論に準じた根拠を書きましょう。
根拠がなければ、具体性や説得性がなくなり軽い文章になります。
そして、最後にその企業に入ったら自身がどう貢献するか伝えるべきです。
この構成を意識すると読みやすく良い志望動機になります。
- 結論
- 根拠
- どう貢献するか
結論:私は○○という点で貴社を志望しました
志望動機を書く際にまずは結論を述べることで、その志望動機で一番何を強調したいのかを伝えましょう。
結論をもとに次の文章を書くため、その根拠や企業への貢献の仕方が結論の内容と違ってはいけません。
また、結論も長々と書くのではなく短くわかりやすい理由を持ってくることでより印象的に見せることができます。
結論にすべて内容を入れるのではなく、結論の後の文章に理由を答えるべきです。
そしてそれを踏まえたうえに根拠で具体性を踏まえてつなげていくと良いでしょう。
根拠:なぜならば○○という経験から○○と考えたからです
結論の後に根拠で具体的な理由を書きます。
自身がブライダル業界に興味を持つようになったきっかけや、その企業を志望するようになった経緯などを伝えましょう。
すぐに企業を志望する理由などがわからない場合は、よりしっかりと企業研究を行うべきです。
過去にブライダル業界に興味を持ったきっかけやその企業での活躍につながるエピソードがあれば入れましょう。
どう貢献するか
その企業に入りたい理由や根拠を述べたら次にその企業に入社したらどう貢献するか伝えましょう。
ここで根拠を出すために具体的に何が得意で、仕事内容にどうつながるのかアピールすると良いです。
ブライダル業界の中ではどう貢献できるか、企業の一員としてどう貢献できるかを伝えましょう。
その内容が企業の社風に合っていれば一番良いですが、難しければ些細なことでもかまいません。
大事なのは、貢献したいと意思が見えるようにすることです。
エピソード:私は○○ということをしていました
エピソードは最も詳細な情報が必要であるので、細かく書くようにしましょう。
また、エピソードを話す上でも必要な構成を考えなければなりません。
それは、起承転結の流れを作ることです。
まず、エピソードの概要を話し、その後生じていた問題について説明をしていくのです。
続いて、問題解決のために取った行動について説明を行い、エピソードの締めくくりとして報告した結果、得られた能力などについてアピールしていくという構成がおすすめです。
問題、行動、成果につながるエピソードという流れで書いていくことをおすすめします。
また、過去にブライダル業界に興味を持ったきっかけや、その企業での活躍につながるエピソードなど、企業側の評価が高くなるような関連性のあるエピソードを述べることができれば、なお良い印象を与えることができるはずです。
問題:そのとき○○という問題に直面しました
どのような問題に直面したのかについても詳しく説明していく必要があります。
初めてあなたに会う企業の採用担当者はあなたのことを何も知らないので、自分の経験について話すこともなかなか難しいでしょう。
よって、エピソードの問題の部分については詳しく書いてしまいがちです。
しかし、つらつらと話していても面接官は内容について飽きてしまうので、簡潔に伝えることが重要です。
重要なのは問題自体ではなく、どのように対応したかだからです。
行動:そのため私は○○を行い、○○という結果になりました
どのように行動をしたのかについても説明をしなければなりません。
生じた問題に対して自分がどのような行動をとったのかについて詳しく説明していきましょう。
貴社に貢献する能力を身につけることができたというアピールにつなげる文章なので、自分の取った行動や成果について詳しく説明していく必要があります。
しかし、面接官は後で話す能力のことを知りたいと考えているため、ここで詳しく話しすぎるのはよくありません。
簡単に次につなげる程度で良いでしょう。
結論:その経験を活かして○○という貢献をしていきたい
最終的にその経験を活かしてどのような貢献をしていくのかについても説明していく必要があります。
エピソードから自分が得た能力や、その能力で企業にどう貢献することができるのかについて述べる最も重要な場面の一つです。
何を得ることができたのかについて、能力の説明をしていきましょう。
また、詳しい志望動機の構成についてはこちらの記事で詳しく説明しているので、参考にしてみてください。
【ブライダル業界の志望動機】志望動機の例文
実際に志望動機を書く際に参考にできる例文を紹介します。
過去の経験から何を感じたか、どうしてブライダル業界に就職したいとなっているか意識してみると良いでしょう。
この例文も結論、根拠、どう貢献するかの順番です。
例文1は過去の実体験でブライダル業界の仕事によって生まれた成果を印象的に書いています。
例文2はブライダル業界に携わった経験をもとに書いてあります。
例文3は自身のブライダル業界で働く際の目標を中心として書いています。
以下で詳しく見ていきましょう。
- 例文1:多くの人の笑顔を見たい
- 例文2:お客様の人生に関わりたい
- 例文3:新たなニーズに応えたい
例文1:多くの人の笑顔を見たい
私はブライダル業界に入社して、多くの人の笑顔がみたいです。
昔、家族に連れられて親戚の結婚式に参加した時に、私は新郎新婦を見て、きれいだと感じつい笑みがこぼれていました。
その時に周りを見ると参加者みんなも笑顔になっており印象的に残りました。
その笑顔は新郎新婦が包まれるほど素敵なもので、結婚式という空間が人々を笑顔にさせてくれると感じたのです。
その光景を見て自分もその環境を作り出す手伝いをしたいと感じました。
新郎新婦だけでなく、参列しているお客様も含めて笑顔になってほしいと思っています。
また結婚式という晴れの舞台で、緊張をしてしまうお客様もいると思います。
そういった人たちも結婚式という環境で笑顔になってほしいと思いました。
私が入社した際には、お客様に寄り添いつつお客様が満足のいく結婚式づくりに携わりたいと思います。
例文1のポイント
ブライダルに興味を持ったきっかけが具体的に書かれています。
具体的なエピソードを書くことで、採用側も場面を想像しやすく、良いアピールにつながります。
エピソード内容についてもリアルな体験談ということで独自性があり、本当にブライダルの仕事に関わりたいという熱意があるのが伝わります。
自分自身がどういったシーンに感動したかということも具体的に述べられており、信憑性が増します。
例文2:お客様の人生に関わりたい
私は、ウエディングプランナーとしてお客様の人生に関わりたいです。
過去にブライダルのアルバイトにて、結婚式でお客様に対する接客を行っていました。
結婚式中は、さまざまなお客様が参列されるため一人ひとりに合わせて丁寧な接客をしたのです。
その中で求められるサービスのレベルの高さ、新郎新婦ごとに違う対応とどれも難しいことばかりでした。
ですが、すべて仕事をこなして結婚式が終わると達成感であふれていました。
そしてブライダル業界の仕事はとてもやりがいがあると感じたのです。
最初から最後まで新郎新婦の結婚式に関わりたいと思い、自身でも結婚式をプランニングしたいです。
特にお客様からこの企業を選んで良かったと思えるように顧客満足度の向上に貢献したいです。
例文2のポイント
ブライダルのアルバイトの経験から仕事に魅力を感じているので、説得力がある志望動機になっています。
アルバイトを経験すると、その業界について詳しくなります。
やりがいもあれば、それ以上にしんどいこともあり、アルバイトで経験した業界は避ける人も少なくありません。
アルバイト経験をしてもなお、その業界に進んでみたいという気持ちが見えると仕事に対する本気度が、より一層伝わりやすくなります。
例文3:新たなニーズに応えたい
私が貴社を志望する理由は、新たなニーズに応えた結婚式を提供していきたいと思ったからです。
近年、結婚式自体を行わない新郎新婦も増えておりそのお客様に結婚式の魅力を伝えたいです。
実際に結婚式を行わなかった新郎新婦に話を聞いた時に、多くの人に祝われるのは恥ずかしいから辞めたと聞きました。
その時に、少人数でも行える結婚式ならば開催したのではないかと私は思いました。
人それぞれに結婚のあり方が変わってきているのもあって、喜ぶ結婚式は人によって違うと私は考えています。
さまざまな企業を調べたところ貴社は新たな結婚式のあり方を模索していると感じました。
だからこそ、私はさまざまな要望に応え、お客様の理想的な結婚式づくりに携わりたいと思っています。
例文3のポイント
ブライダル業界の中からその企業を選んだ理由が詳細に述べられており、志望度の高さが伝わります。
志望する企業について詳しく書かれていますし、自分の思いも明確です。
業界・企業研究も十分にされており、それに合った自分の思いについてもマッチしていることが、企業側にとって「この人を採用したい」と思ってもらうには非常に効果的です。
例文4:一生に一度の瞬間を迎えるお手伝いがしたい
私は、人々が人生で最も特別な瞬間を迎えるお手伝いがしたいという強い思いを持っています。
ブライダル業界は、愛と喜びに満ちた瞬間を演出し、人々の夢を叶える場所です。
私は叔母の結婚式に参加したときの思い出が忘れられません。
新郎新婦の幸せそうな笑顔、笑顔で祝福する周りの方の表情を見て、お客様の一生に一度の思い出を忘れられない大切な思い出にしていただきたいと考えています。
しかし、その裏には様々な詳細や配慮が必要です。
経験豊富なプランナーやスタッフの協力なしには、理想の結婚式やイベントを実現することは難しいと考えます。
わたしは営業職の長期インターンに参加していました。
契約を円滑に締結するためのお客様とのコミュニケーションを大事にし、お客様の要望が難しいとき、お客様が納得した気持ちになっていただくための問題解決能力などのスキルを磨きました。
また、お客様のニーズに敏感に反応することの重要性も学びました。
これらの経験やスキルを活かし、ブライダル業界でお客様が一生に一度の特別な瞬間を心から楽しんでいただき、顧客の夢を実現するお手伝いをしたいと考えています。
私の情熱と経験を活かし、お客様の幸せな思い出作りに貢献することができると信じています。
例文4のポイント
こちらの例文のポイントとして挙げられるのは、まずしっかりと起承転結を意識した文章を作成していることです。
これにより、まとまりのあるわかりやすい文章となっています。
叔母の結婚式で体験したことを活かして自分の今までの経験を会社に貢献できるということをしっかりアピールできています。
【ブライダル業界の志望動機】志望動機が思いつかない場合
なかなか志望動機が思いつかない方もいらっしゃると思います。
その場合は、下記3点を検討してみてください。
- 自己分析を進める
- 業界・企業研究を進める
- 就活市場エージェントを活用する
これらを実践することで新たに見えてくることや、気づきも多くなります。
自己分析を進める
志望動機が思いつかない場合は自己分析を進めることをおすすめします。
自己分析を通して、過去の経験を振り返り、自分の強みや価値観、自分が求めるものを明確にすれば、志望動機が作りやすくなります。
コツとしては「過去の経験」を振り返った際、下記を意識してみると良いでしょう。
- なぜそれをやってみようと思ったか
- その経験から得た気づきは何か
あなたの思いが少しずつ明確になっていきます。
「自己分析」の方法についてさらに詳しい内容はこちら
業界・企業研究を進める
志望動機が思いつかない場合は業界・企業研究を進めるのも良いでしょう。
その業界・会社で求められることが分かると、その部分をアピールすればいいので、志望動機が書きやすくなります。
自己分析で明確になった自分の思いと、業界・企業で求められている人物像が合うと思われたら、どんどん選考に進んでいってください。
「業界研究」についてさらに詳しい内容はこちら
「企業研究」についてさらに詳しい内容はこちら
就活市場エージェントを活用する
就活をする際に、ジョブコミットを利用することをおすすめします。
ジョブコミットは無料で利用することができます。
専任のエージェントが付き、自分の志望動機や業界から企業を紹介してくれるだけでなく就活のサポートもあります。
特にブライダル業界は専門的な職種のため業界について詳しい人と就活について相談するべきです。
その場合、さまざまな業界に通ずるエージェントを利用すると安心して就活が行えます。
まとめ
ブライダル業界はその華やかなイメージから女性に人気の職業ですが、その分求められることも多いです。
丁寧な接客が行える人柄だけでなく、ブライダル業界で働くという熱意がないと厳しい業界になります。
そのため志望動機はより具体性や根拠が求められるでしょう。
実際にウエディングプランナーやプロデューサーとして働く際はさまざまな職種とも連携を行います。
企業へ面接の際にそれらを意識して、良い印象になるようにしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート