就職活動をする際、インターンシップに参加したいけれど、どのような準備が必要なのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
本記事では、インターンシップのスケジュールや2月のインターンシップでやるべきことに加え、インターンシップの開催時期や申し込み時期などの詳細についても紹介しています。
この記事を読むことで、インターンシップのスケジュールを把握でき、いつから準備すればいいのか知ることができます。準備してからインターンシップに参加できれば、効率よく就職活動ができるでしょう。
インターンシップに参加するにあたって、どのような対策をしたらいいのか悩んでいる人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
インターンシップのピークは2月?
インターンシップは企業によって実施時期や申し込み時期は異なりますが、多く実施される時期があることをご存知でしょうか。
それは、就職活動が解禁される2月です。
リクナビの就活準備ガイドによると、インターンシップの参加者が多い月は8月、次いで2月という調査結果でした。
2月は就職活動が解禁される月のため、多くの企業がインターンを実施しており、大学生は2〜4月が春休みであることから、参加しやすいメリットがあると言えるでしょう。
インターンシップの実施時期と申し込み時期
インターンシップには、実施時期と申し込み時期があります。興味のあるインターンシップがあっても、申し込み期限を過ぎてしまうと参加することができません。
企業によっては、昨年と違う時期のインターンシップ実施や、実施しない場合もあります。
気になるインターンシップを見つけたなら、実施時期と申し込み時期を把握することが重要です。
余裕をもって準備ができるように、実施時期と申し込み時期を確認していきましょう。
実施する時期
インターンシップは企業によって実施時期が異なるため、1年中開催されています。
一般的にインターンシップは季節で言い表すため、春はスプリングインターン、夏はサマーインターンという言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
また、企業側は、大学生の夏休みや冬休みなどの長期休暇にインターンシップを実施する傾向があります。
申し込み時期
インターンシップの申し込み時期は、企業の実施時期によるためさまざまです。
申し込み期限は、実施時期の1〜2ヵ月前が目安になることが多いため、2月のインターンシップに参加したい場合、12〜1月が申し込み時期になるでしょう。
参加したいインターンシップを見つけたら、まずは申し込み時期を確認しましょう。
時期による違い
インターンシップは春季、夏季、秋季、冬季と季節によって特徴が違います。ただ、いつからいつまでが春季なのかという明確な決まりはありません。
企業は、大学生の長期休暇に合わせてインターンシップを開催するため、特に夏と冬に多くなる傾向です。
いつインターンシップに参加すればいいのか迷っている人は、多く開催されている時期にあわせて計画を立ててみるのもいいのではないでしょうか。
時期の違いを知ることで、企業側の意図やインターンシップの目的を理解しましょう。
春季
春(スプリングインターン)は、就職活動が活発になる時期のため、インターンシップを実施する企業が多い傾向にあります。
春季の特徴は、他の時期のインターンシップに比べ、参加者の意識が高いことです。
春は就職活動が解禁される時期でもあり、本命の企業のインターンシップに参加する傾向にあるため意識が高いと言えます。
夏季
夏(サマーインターン)は、就職活動する人が企業や業界の理解を深めることを目的とする時期のため、企業側が自社のアピールをするプログラムが多い傾向にあります。
夏のインターンシップは、今後の就職活動の方向性を決める重要な時期です。
大学生の夏休み期間に実施されるため、多くの学生が参加し、インターンシップが活発な時期と言えるでしょう。
冬季
冬(ウィンターインターン)は、就職活動解禁が近い時期のため、多くの企業がインターンシップを実施します。また、夏と同じく冬休みの長期休暇のため参加しやすいです。
参加する人は、企業を絞るため意識が高くなり、企業も採用したい人材を見つける時期と言えるでしょう。
就職活動している人と企業どちらにも重要な時期と言えるのではないでしょうか。
インターンシップや就活でやるべきこと
インターンシップに参加したいと思っても、参加するために何をすればいいかわからないとスムーズに準備することができません。
インターンシップや就職活動をする前にやるべきポイントを紹介します。
事前準備ができていれば、慌てることなく就職活動を進めることができるでしょう。
選考時期を調べる
インターンシップや選考は、企業によって時期が異なるため、志望する企業の選考時期を調べることが重要です。
選考時期を逃してしまうと、エントリーできなくなってしまうため、はじめに行うことと言えるでしょう。
学生の場合、学内にあるキャリアセンターを利用すれば、インターンシップの募集や企業の選考情報を調べたり、スタッフが相談にのってくれたりするので活用してみて下さい。
気になる会社にエントリーする
選考時期を調べたら、興味をもった会社にエントリーします。
本格的に就職活動が始まる前から就活生をチェックする企業もあるため、早めにエントリーすることでアピールできると言えるでしょう。
エントリーする方法は、企業のホームページやリクルートをサポートする企業のサイトから行うことができます。リクルートをサポートするサイトの場合、就職活動に役立つ情報もあるため、ぜひ活用してみて下さい。
テスト対策をしておく
インターンシップにエントリーした時、テストを実施する企業があります。
企業によっては、ネット上で行うWebテストを実施しており、就活生の能力を把握しようとします。人気の企業は、テストの結果によりインターンシップへの参加、不参加を決めることも少なくありません。
志望する企業のインターンシップに参加するためにも、テスト対策をすることが重要です。
自己分析をする
就職活動するにあたって、自己分析は企業と自分の相性やアピールポイントを明確にすることができます。
インターンシップや選考は企業にとって、就活生がどのような人物なのか確認し、魅力的な人材なのか判断する機会です。
自己分析ができれば、何の業界に向いているのか、どの業種と相性がいいのかなど就職活動の手助けになります。
選考の流れを調べる
インターンシップの選考は、企業によって多少異なりますが、エントリーから書類選考、テストなど基本的な流れがあります。
選考の流れを知ることで、いつから準備しなければならないのか、事前にどのような対策をするべきなのか把握することができ、選考に残る確率を上げることが可能でしょう。
選考の流れを把握し、エントリーが始まる前から準備してみて下さい。
2月の就活スケジュール
2月は、就活の情報解禁を目前に控えた重要な時期です。そのため、2月からいかに密度の濃い就活ができるかどうか、という点が将来的な選考の合否を分けます。
ここでは、2月にやるべき就活を、2月の就活スケジュールとして解説します。
インターンシップに参加して働くイメージをつける
2月には、3月から本選考を開始する企業がインターンシップを実施します。
本選考直前のインターンシップとあって、その内容は本格的な業務に近しいものであることも少なくありません。つまり、2月のインターンシップに参加することで、実際に働くイメージが湧く可能性が高い、ということになります。
就職後のイメージを持っておくことは、就活において合否を左右するほど大切なことです。人事は、働くことに対して想像がついていなかったり、ポジティブなイメージを持つことができていない人を採用したいとは考えません。
逆にいえば、実際に自分がどのような働き方をして、どのように活躍するのかを見据えている人は、伸び代が大きく頑張ってくれそうだと思われ、採用される可能性も高くなります。
インターンシップに参加するかどうか迷っている方は、自分の就職後の姿を想像してみて判断するのもよいでしょう。
業界、業種を絞る
インターンシップに参加した上で業界研究、企業研究を行い、情報解禁後に応募する業界、業種を絞っていくことも2月にやるべきことです。
3月以降は、本エントリーを複数することになるため、エントリーシートやWebテストの締め切りに追われて業界研究どころではなくなります。また、ゆっくりと企業を選んでいては、そのスピード感に追いつけなくなってしまいます。
そのため、2月中には自分が働きたい業界、業種を絞り込み、どんな企業にエントリーするか考えておくことが大切です。
選考対策を進める
文字数別のESの作成やWebテストの練習、模擬面接などを通した面接対策も、2月にやっておくべき就活対策です。
先述した通り、3月からの就活スケジュールは大変忙しいものになります。そのため、2月中にどれだけ準備できるかが合否を分けます。
選考は、3月のエントリー後ひっきりなしに組まれていきます。1回1回対策をしていてはとても間に合いません。
2月中にインターン選考などを通して学んだ自分の弱点を克服し、本選考に備えましょう。
インターンシップの種類
インターンシップは、主に1Dayインターン、短期インターン、長期インターンと3つあります。
最短で1日、最長で1年程期間のあるインターンとそれぞれ実施期間が異なるため、自分にあったインターンシップの期間を選ぶことが重要です。
短期であれば、多くの企業のインターンシップに参加でき、長期であれば1つの企業に時間をかけて知ることができます。それぞれの特徴を理解し、自分にあっている期間を見つけましょう。
1Dayインターン
1Dayインターンは名前の通り、1日で終わるインターンシップです。
主な内容は、企業の会社説明や社員との交流などの短い時間で行えるプログラムのため、スケジュールが立てやすいと言えるでしょう。
1日以内で終えるプログラムなので、企業の詳細を知るには向いていません。その代わり、短い時間で多くの企業を見ることができるため、企業を絞る前の初期の就職活動に向いていると言えます。
短期インターン
短期インターンは、約1ヵ月以内に終わるインターンシップです。
インターンシップの内容は、数日かけて行われるプログラムになるため、本格的なグループワークやプレゼンテーションが行われ、1Dayインターンより詳しく企業を知ることができます。
インターンシップの期間が数日と短い場合もあるため予定を立てやすいと言えるでしょう。
長期インターン
長期インターンの期間は、1ヵ月以上から長い場合1年以上の期間があるインターンシップです。
1Dayインターンや短期インターンと異なり期間が長いため、より詳しく企業を知れます。長期のインターンシップは、実際に社員の一員として働け、給料がもらえる場合が多いです。
期間が長いと他のインターンシップとのスケジュール管理が難しいですが、採用される前に実際の働き方を知ることのできる貴重な体験と言えるでしょう。
2月のインターンシップや就活は重要
3月には就職活動が解禁されるため、直前の2月のインターンシップや就職活動はとても重要です。
企業側は、就職活動の解禁日が近づくにつれ、本格的に採用したい人材を絞りはじめるため、2月にアピールすることは、企業に自分の存在を知ってもらう機会だと言えます。
就職活動に不安を感じている人は、2月までに自己分析やWebテストの対策など、するべきことを行い、納得のいく就職活動ができるよう挑戦してみて下さい。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート