長期インターンの勤務時間は?期間・日数や参加するときのポイントも解説

長期インターンの勤務時間は?期間・日数や参加するときのポイントも解説

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はじめに

就職活動をしていく中で、他の就活生と差をつけるために、長期のインターンを検討されている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、長期インターンを検討する上で参考になる勤務時間や期間等の基本的な知識や、参加することの意義、実際に参加する際のポイント等、長期インターンに関する情報を紹介します。

この記事を読むことで、長期インターンの検討段階から実際に参加する際に役立つ情報を把握することができます。

また、長期インターンに参加するための時間が確保できるのかと、スケジュールに不安を抱えている方でも、実際に参加する際の勤務に対するイメージを持ち検討できるようになるでしょう。

就職活動を行う上で、長期インターンを少しでも検討している方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

長期インターンに参加する時間や期間

従来インターンシップは就活が本格化する3年生や4年生が、面接でのアピールポイントとして行う印象でしたが、近年では早期から就活を見据えた1年生や2年生も積極的に参加しています。

日々のスケジュールが忙しく時間のない方が、長期インターンを検討し始めたときにまず気になるのは、「長期」とはどれくらいの期間で、1日何時間拘束されて、どれくらいの頻度で勤務する必要があるのかという疑問ではないでしょうか。

ここでは、長期インターンシップに参加する時間や期間について詳しく見ていきましょう。

長期インターンの参加期間

インターンシップは期間の長短から、「1dayインターン」「短期インターン」「長期インターン」の3つに分けられます。

1dayインターンは1日で終了するインターンシップで、短期インターンは数日から1ヶ月ほどのインターンシップを指すことが多いです。

長期インターンは、企業によって考え方はまちまちで、短いものでは3ヶ月から、長いもので1年を超えるものも存在します。半年以上参加するのが一般的とされています。

就職活動を行いながらインターンシップを行う方にとって、参加期間はとても重要になってきます。

長期インターンの就業時間

企業によってばらつきはありますが、1日5時間〜8時間が一般的なインターンの就業時間になるでしょう。

1日のスケジュールを考える際に、こちらの時間を参考にしてみてください。

長期インターンの勤務日数

こちらも企業によってばらつきはありますが、土日含む週2から3日以上がインターンの勤務日数としては多い傾向があります。

長期の予定を考える際に、こちらを1つの目安として考えてみましょう。

長期インターンに割くべき時間や期間

企業によって様々な条件の募集がありますが、一般的には週に2日から3日間、16時間以上を最低ラインとして確保するのが一般的です。

インターンシップとはそもそもアルバイトとは異なり、実際に企業で就労していく上で必要なスキルや知識を身につけたり、業界についての理解を深めたりすることを目的に企画されていることを考えると、妥当な勤務条件と言えるのではないでしょうか。

もちろん多くの参加者が学生になるため、本分である学業を優先させてくれる企業が大多数であり、期間中の勤務スケジュールは比較的柔軟に対応してくれる企業がほとんどでしょう。

長期インターンに時間を割くことが必要な理由

紹介した参加期間、就業時間、勤務日数を見ると長期インターンに参加することにハードルを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、これだけの期間や時間をかけてでも、長期インターンに参加することには、大きな意味があります。

ここからは、時間を捻出してでも、長期インターンに時間を割く意味を紹介していきます。

業務に慣れるため

長期インターンでは、アルバイトとは違い、社会人と同等の実務を経験させてもらえる機会があり、それに伴って大きな責任と成果が求められます。

例をあげると、営業職であれば担当のクライアントを任されることになり、社員と一緒に会社を訪問し、ヒアリングや提案を行うこともあり、ときにはその責任を負わなければいけないこともあります。

また、エンジニアであれば実際に社内のチームと一緒に開発業務を行う中で、期限が設定された作業を任されることもあるでしょう。

そんな中、プライベートの用事で期限や対応が漏れてしまうという無責任な態度を取るわけにはいきません。

社会人としての視点や責任感も含め、入社前に業務に慣れることができるというのは、実際に社会に出てから大きなアドバンテージになるでしょう。

様々なスキルを身につけるため

長期間実務に従事するため、職種に応じて様々なスキルを身につけることができます。

プログラミングのスキルや、Excel、Word、PowerPoint等の実務を行う上で必要なスキルだけではなく、社会人として目標設定から実行までのプロセスを組み立てる思考力、ゴールに到達するまでの実行力等も含まれてきます。

短期インターンでも、実際に働く社員から直接講義を受けたり、グループワーク等を通して業界や業務に関する知識を深めたりすることができる可能性もあるでしょう。

しかし、それらを通して自分の適性や興味を見直し、自己分析を深めていけるという利点があった場合でも、短期間になるため、社会に出た際に役に立つ実務レベルでのスキルにまで到達することは難しいです。

一方で長期インターンで得られるスキルは、1dayインターンや短期インターンで得られる経験とは異なり、実際に習ったことを実行します。そして、結果を見て振り返ることで次の業務に生かすという仕事の一連の流れを掴むことができます。

この一連のサイクルを回すには、長い期間が必要になる代わりに、レベルの高いスキルを身につけることができるのです。

信頼を得て様々な仕事を任せてもらうため

長期インターンでは、その会社の社員と共に長期にわたって業務を行います。

そのため、1つ1つの業務に責任を持って取り組み、信頼を積み重ねることによって、様々な種類の業務や、重要な仕事を任せてもらえる機会があります。

信頼というのは、すぐに周囲に認めてもらえるということは決してありません。

少しずつ丁寧に責任感を持って業務を担当することで、「この方になら任せられる」と思ってもらうことができれば、より意味のある充実したインターンにすることができます。

これも短期では経験のできない大きなメリットです。

長期インターンの特徴

長期インターンを受け入れている企業は、大多数がベンチャー企業です。そして、基本的にOJT方式で進められ、ときには自力で学ぶことが求められるという特徴があります。

ここからは、長期のインターンシップを受け入れている企業の特徴を1つずつ紹介していきます。

  • 多くがベンチャー企業である
  • 基本的にOJT方式で行われる
  • 自力で学ぶことが必要な場合もある

多くがベンチャー企業である

長期インターンを受け入れているのは、多くがベンチャー企業のため、大手の企業と比較すると人員的な余裕と教育にしっかりかける時間がない企業が多数です。

ベンチャー企業というのは、企業が成長を続けており社内のルール作りが成長過程であったり、会社の規模拡大により人員が足りていなかったりという状況が発生します。

そのため、社員1人1人が様々な取り組みを実行したり、修正したりということを繰り返しながら正解を見つけています。

どのようなきっかけからビジネスが誕生して、どのように社会や経済に影響を与えているのかということを間近で見られるため、そこでの経験は社会に出てからの大きな財産になるでしょう。

基本的にOJT方式で行われる

ベンチャー企業を中心とした受け入れ企業では、社員が自分の担当する仕事を進めながら、時間を生み出して長期インターン生に業務を教える時間を確保しています。

1から10までを丁寧に教育している余裕がないため、研修の段階でも業務の中で成果や結果を出すことが求められます。

そのため、長期インターン生に対する教育はOJT(On-the-Job Training)方式で行われることが通常です。

この状況の中で、教育が行われながら通常のスピード感で日々の業務を遂行していく必要があるため、長期インターンにしっかりと時間を割き、自分のスキルを高めて行く必要があります。

自力で学ぶことが必要な場合もある

時間や人員不足のため、社員からの教育が行き届かない状況に直面する場合もあります。

その際には、受け身になって教えてもらうのを待つだけでなく、自ら率先して社員が働く姿を見たり、積極的にメモを取ったりする等、自力で学ぶことも大変重要です。

業務に取り掛かる上では、手順を確認したり、テクニックをインプットしたりすることも大切です。しかし、他人から教わることだけでなく、自ら実践して学んだことの方が、最終的には自分の身についているという経験をしている方も多いのではないでしょうか。

長期インターンに参加するときのポイント

ここまで長期インターンについて、その他との違いも含め紹介してきました。

長期インターンを検討する上でハードルになっているが、学業やアルバイト等と時間がかぶるスケジュールをいかに調整していくかという部分でしょう。

ここからは長期インターンに参加する上でのポイントを、上記期間・時間のハードルの解消方法も含めて紹介していきます。

  • インターン中心の生活をする時期を設ける
  • フル出社と半日出社を上手に使い分ける
  • 週3日はフル出社できる日を作るようにする

インターン中心の生活をする時期を設ける

効果的な長期インターンのための期間や時間を確保する上で重要なのは、できる限り「密度を高く」「長期間」スケジュールを調整することです。

長期インターンはアルバイトがする単純作業とは異なり、複雑な業務を担当するため、1日にまとまった勤務時間が必要になります。

1日2時間や3時間、4時間といった短時間の勤務を繰り返すよりは、勤務が可能な日にまとまった時間業務にあたる方が効果的です。

週に平日3日間以上、1日中勤務が可能な日を調整することが理想的で、そうすれば企業の中で重要な案件に携わることができる可能性が高いのです。

一時的とはいえ、長期インターンを最優先に行動することになるため、リスクを感じてしまう方もいるでしょう。しかし、企業の中で責任感を持って活動することができるというのは、大きな成長と自信につながるでしょう。

フル出社と半日出社を上手に使い分ける

一定期間、長期インターンを最優先にすることをおすすめしましたが、どうしても調整が難しい方もいるでしょう。

そのような場合は、フル出社と半日出社を上手に使い分けることで、週に16時間から20時間ほど勤務できる時間を確保するということを検討してみてはいかがでしょうか。

応募条件は企業に応じて様々ではありますが、1日最低4時間勤務というのが目安になります。フル出社は、日中に何か外すことのできない用事があると勤務が難しいですが、半日出社であれば、授業やアルバイトで忙しい方でも、調整しやすいのではないでしょうか。

週3日はフル出社できる日を作るようにする

ハイブリッド案で、1週間のうちの3日間をフル出社の日と決めて、時間を確保するという方法もあります。

週の中で複数日にわたって設定している授業やアルバイトを、週何回と決めてシフトを一定の曜日に詰めたり、土日に移動したりすることで、週3日の時間を確保することが可能になる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、ゆっくり休めるタイミングが少なくなってしまい大変なこともありますが、自分の能力が大きく伸びる姿を想像し自身を鼓舞して、長期インターンを検討してみてください。

インターンに参加する時間がないときの対処法

ここからは、長期インターンに参加を希望していても、時間の調整に難航している方に、対処方法を紹介します。

ここまで読んで時間の確保が難しいと思っている方も、ぜひご一読いただけると解決の糸口が見えてくるでしょう。

勤務時間の調整をお願いしてみる

長期インターンを受け入れる企業は、学校の定期的な試験、ゼミ活動や卒論のような学業上の事情や、家族関連の避けることができない事情による欠勤は理解してくれます。

また、長期休暇中の1週間ほどの旅行等も柔軟に調整してくれる可能性が高いです。

一方で、責任のある業務を任せてもらうからには、代わりの担当をおけばクリアになることばかりではない立場になるため、調整が必要な場合には可能な限り早く、上長に報告することが必要です。

リモートワークを導入しているインターンを探す

長期インターンでスキルが上がってきたら、業務内容に応じて企業がリモートワークを許可してくれることがあります。

開始当初からリモートワークが許可される長期インターンはほとんどないのが現状ですが、長期間のインターンの中で、出社をしなくても参加ができる可能性がある企業を選択することは、参加者にとってメリットが大きいのではないでしょうか。

リモートワークは、会社に出社しないと業務を進めることができない内容の場合、認められることはありません。

しかし、記事の執筆やデジタルコンテンツの運用、レポートや提案資料の作成等のPCさえあれば対応可能になる業務を企業が求めるクオリティにまで高めることができれば、許可される可能性が広がります。

自分が希望する応募条件に合うインターンを探してみる

長期インターンをする上で、確保する期間や時間を紹介してきましたが、実際の受け入れ企業の応募条件は様々です。

自宅から通勤する上でアクセスのいい勤務地の他、週2日から勤務が可能であったり、土日の出社も対応できたりと、自分にマッチする募集を見つけることも可能です。

諦めずに自分に合う応募条件を探してみるというのも、方法の1つでしょう。

土日や夜に勤務ができるインターンを探す

求人によっては、長期インターンでも、土日勤務や夜の勤務を受け入れている企業は多数あります。

平日は授業やアルバイトが忙しくて時間がない方も、柔軟な勤務日で調整可能な募集を探してみましょう。

長期休みに実施されるインターンに参加する

通常の日程で長期インターンの参加が難しい学生のために、夏休み等の長期休暇期間に実施されるサマーインターンシップというものもあります。

長期インターンほどは、長期間しっかり参加することはできなくても、自身が興味ある業界や企業について理解を深める絶好の機会が設けられているため、検討してみるのもいいでしょう。

インターンに参加する意味を今一度考え直してみる

インターンに参加するというのは、短期・長期に限らず、自分の時間の使い方を考える大きな分岐点であるとも言えます。

自分が時間を無理に捻出してでも、始める理由は何なのかをしっかりと理解した上で参加しなければ、企業とのミスマッチに繋がり、結果として途中でやめる原因になるため、時間を無駄にしてしまうでしょう。

企業によっては、無給での参加になるため、目的を持ち強い気持ちで参加することが、本当の意味での自分の成長に繋がってきます。

長期インターンと一緒に知っておくといい「短期インターン」

ここまでは、長期インターンを中心に紹介してきましたが、自分の希望する内容とマッチしていない場合は、短期インターンも選択肢に入れてみましょう。

セミナー、グループワーク、プレゼン等がメインの内容ですが、募集の中には実務の体験をさせてもらえるものもあります。

ここからは、短期インターンについて紹介していきます。

短期インターンの期間

1週間前後で実施されるものが一般的な開催期間と言われています。

インターンの期間が1週間前後なら、忙しくて時間の確保に悩んでいる方も参加しやすいのではないでしょうか。

短期インターンの就業時間

1日で完結する1DAYインターンは、午前または午後の半日での実施される他、終日でも開催されます。

1週間で行われる1WEEKインターンは、終日での参加が一般的です。

短期インターンの就業日数

1週間の1WEEKインターンのような短期なものは、平日5日間で実施するため、月曜日から金曜日までのスケジュールを確保する必要があります。

1DAYインターンと比較すると、予定を合わせるハードルは上がりますが、事前に空けておくことで、調整もしやすくなるでしょう。

長期インターンに参加する意味を明確にして時間を作ろう

長期インターンと、その他インターンについても併せて紹介してきました。

それぞれ特徴や参加ハードル、メリット・デメリットが存在します。自分がインターンに何を求めるかを明確にし、それにあったものを選択していくことで、充実したインターンになるでしょう。

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