【例文あり】インターンのエントリーシートはどう書く?徹底解説

【例文あり】インターンのエントリーシートはどう書く?徹底解説

「インターンの選考でエントリーシートを提出するけど、初めてやるから書き方がわからない」

「エントリーシートって何を書けばいいの?」

インターンシップの選考でエントリーシートの提出を課された方の中には、上記のような不安や疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

はじめてエントリーシートを書く大学生の中には内容がまったく思いつかなくて困っている方もいるでしょう。

エントリーシートを作成する際には、企業がインターンの選考の際にどんな情報を求めているのかについて考えてみると、内容が浮かびやすくなります。

本記事で、はじめてエントリーシートを作成される方向けに書き方についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • エントリーシートの概要
  • エントリーシートで聞かれること
  • エントリーシートの書き方
  • エントリーシートを書く際のポイント
この記事をおすすめしたい人
  • エントリーシートを初めて書く人
  • エントリーシートに何を書けばいいのかわからない人
  • エントリーシートの項目別のポイントを知りたい人
  • 例文を読んでエントリーシートを書くのに役立てたい人

目次目次を全て表示する

【インターンのエントリーシート】エントリーシートとは?

そもそも、エントリーシートとは、一体どのようなものなのでしょうか?

エントリーシートは、インターンの選考時に、企業の人事担当者が応募者について知りたいことを記入するものです。

省略して、ESとも呼ばれています。

選考の際に必要になる書類としては履歴書もありますが、両者の違いは、履歴書が公的書類となるのに対して、エントリーシートはあくまで採用の参考として扱われている点です。

企業側は、インターンの参加の目的、スキル、人柄などをチェックするために、エントリーシートの提出を求めているのです。

履歴書との違い

履歴書とエントリーシートを混同してしまう人も多いので、はっきりと分けて理解しておきましょう。

履歴書はその人自身の生年月日や学業や職業の経歴を表したものです。

履歴書に記載された個人情報は、就職後に従業員のデータとして利用されます。

一方でエントリーシートはその会社でインターンシップをしたい理由や将来の展望を伝えるものです。

それぞれ、分けて覚えておきましょう。

項目

上述したように、エントリーシートは履歴書とは異なります。

企業によってフォーマットが異なっていますので、それにあわせた内容で記入する必要があります。

エントリーシートでよく聞かれる項目について整理してみましょう。

エントリーシートの項目
  • 志望動機
  • 自己PR
  • ガクチカ

志望動機

志望動機は、文字通りあなたがそのインターンに参加したいと考えた理由を指します。

しかし、「私は貴社の〇〇事業に興味をもって志望しました。なぜなら~」といったように、あなたが興味を抱いた会社の情報を羅列しても意味はありません。

志望動機もあなたをアピールする場であり、企業も志望動機を通してあなたについて知りたいと考えています。

志望動機では自分のことを伝えた上で自分が興味を抱いた部分について言及するようにしましょう。

インターンシップの志望動機の詳しい書き方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PR

自己PRでは、応募者の強みや特徴を知り、自社が求める人物像にマッチしているかを確認するかどうか見られています。

そのため単にあなたの長所について述べるのではなく、あなたが会社に適した存在だと思われるような自己PRを書く必要があります。

単に自己PRを聞くだけではなく、「〇〇性をもって取り組んだことを教えてください」といった変化球もありますので、注意しましょう。

インターンシップの自己PRの書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

ガクチカ

ガクチカとは、「学生時代最も力を入れて取り組んだこと」のことを指します。

ガクチカではなぜそれに取り組んだのか、取り組みの中で生じた問題、それに対する解決策、成果と今後について触れることが望ましいとされています。

企業は結果よりも問題に対してのあなたの姿勢を見ており、どのように問題解決に向けて取り組んだかをわかりやすく伝えることが求められます。

詳しい考え方については下記で説明してあります。

インターンシップのガクチカの書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

【インターンのエントリーシート】企業がエントリーシートを課す理由

エントリーシートの項目について理解した後は、企業がエントリーシートを課す理由を考えましょう。
企業側の目的を知ることでより魅力的なエントリーシートを書くことができますので、ひとつずつ確認していきましょう。

企業がエントリーシートを課す理由
  • 選考の効率化
  • 学生の意欲の確認
  • 自社とマッチする人を採用したい

選考の効率化

企業が学生にエントリーシートを課す理由の一つは、選考を効率的に行うためです。

特にサマーインターンは「その会社を志望していないけど、インターンには参加したい」という人が多いため倍率が非常に高くなります。

企業はエントリーした学生全員と面接をするための時間を割くことはできないので、エントリーシートで企業が求める人材をある程度見極めようとします。

いわば足切りのようなものです。

エントリーシートを突破しなければ当然面接にもいけませんので、エントリーシートの作成は慎重に行いましょう。

学生の意欲の確認

企業が学生にエントリーシートを課すのは、学生の意欲を確認するためでもあります。

先程説明したように、サマーインターンは多くの学生が応募し、企業は招待した学生が他のインターンに参加することを恐れます。

そのため他の企業に行ってしまわないような志望度の高い学生に自社のインターンに参加してもらいたいと考えるので、志望度の高さは企業に好印象を与えるために必要なことと言えます。

また、企業はエントリーシートで初めて学生のことを知り、エントリーシートに書かれていることをもとに面接をするか否か判断します。

企業に「実際に会って話したい」と思ってもらえるようにエントリーシートを書くのがポイントです。

自社とマッチする人を採用したい

企業がエントリーシートを用いる目的の一つとして、自社に最適な人材を選び出すということが挙げられます。

特にサマーインターンシップにおいては多くの学生が「その企業に就職する」というよりは経験を積むためだけに応募します。

よって、応募者が膨大になってしまう傾向にあるのです。

そこでエントリーシートを利用することで、応募者の価値観やスキル、企業の理念や求めているものに合致しているかを事前に評価することができます。

エントリーシートを用いて、早い段階で選別をしておくことで、面接まで進む人材を絞り込むことも可能です。

よって、エントリーシートを作成する場合は企業がどのような人材を求めているのか、そして、自分はその人材像に合致しているということを強調して作成することが重要と言えるでしょう。

【インターンのエントリーシート】企業がエントリーシートで見ているポイント

それでは企業はエントリーシートで学生の何を知ろうとしているのでしょうか?

ここでは企業がエントリーシートで見ているポイントを解説していきます。

企業がエントリーシートで見ているポイント
  • 学生との相性
  • 参加意欲
  • 学生が学びたいこと

学生との相性

エントリーシートに書かれている内容から、企業の人事担当者は学生の人柄もチェックし、自社の価値観とマッチしているかチェックしています。

インターンシップでは、自社の社員と長時間過ごすことになるため、企業側としては自社の社風になじめそうな学生を受け入れたいと考えているのです。

もしも、明るくて活発な雰囲気の会社に、おとなしい学生が参加してしまうと、なじむことができずに、すぐに辞めてしまう可能性があります。

そのようなミスマッチを防ぐために、エントリーシートで学生の性格をチェックしているのです。

また、インターンシップでは、取引先やお客様など多くの人たちと関わることになりますので、コミュニケーションがきちんと取れる学生を採用したいとも企業は考えています。

エントリーシートを書く際には、自分の性格の良いところをアピールしておくと良いでしょう。

参加意欲

上記で述べたように、企業はエントリーシートで学生の意欲を見ています。

インターンシップを開催する企業側にとっても、わざわざ時間やコストをかけて、念入りな準備をしたうえで学生を向かい入れるわけですから、やる気のない学生は採用したくありません。

やる気がない学生ではなくて、本気でインターンシップに参加したいと考えている学生だけを選びたいと思っているのです。

はっきりとした目的意識があるか、本気で何かを得たいと考えているのか、自社のことを知りたいと思っている学生かどうかを、事前にエントリーシートを提出させることで判断していますので、やる気が伝わるように記入しておきましょう。

学生が学びたいこと

インターンシップに参加することで、学生が何を学びたいと思っているのかについても企業の人事担当者は、知りたいと思っています。

企業がインターンシップを開催する目的と、学生の参加目的にズレが生じてしまうと、お互いに時間を無駄にしてしまう可能性があります。

企業側も、わざわざ時間を作ってインターンシップを開催していますから、できるだけ自社の目的に一致する学生を参加させたいと思っているのです。

ですから、エントリーシートを書く際には、企業の開催目的も意識したうえで、自分がインターンシップを通して、どんなことを学びたいと思っているのかを詳しく記入しておくと良いでしょう。

学生の学びたいことを実現できるインターンなのか

エントリーシートを通じて、企業は学生が学びたいことを実現できるかどうかについても確認しています。

せっかくの機会なので、有意義な経験にしてもらいたいと思っているからです。

学生の思考やキャリアの目標を具体的に示し、それが企業のインターンシップのプログラムと一致しているかどうかを重要視しています。

業務内容やプロジェクトに関連するスキル、知識を磨く機会が提供されているかどうかがポイントとされます。

具体的な業務内容、学びの機会が求められているかどうかを明示し、自身の成長と企業の目標達成にどのように貢献できるかをアピールすることが非常に重要です。

【インターンのエントリーシート】評価されるエントリーシートの書き方

ここでは企業に評価されるエントリーシートの書き方について解説していきます。

ポイントをおさえて、他の学生と差別化できるようにしましょう。

エントリーシートの書き方
  • 結論から書く
  • 具体的なエピソードを書く
  • 略語・話し言葉は使わない
  • 数字を用いる
  • 嘘はつかない
  • 第三者にチェックしてもらう

結論から書く

上述したように、エントリーシートは膨大な数のエントリーしてきた学生の足切りを行うために用いられます。

そのため企業の担当者はすべてのエントリーシートに丁寧に目を通しているのではなく、流し読みをしていて気になったものだけしっかりと読んでいると考えておきましょう。

そのため最初の一文の印象の強さが重要になってきます。

結論から答えることで、あなたが最も伝えたいことを企業に読んでもらえる確率が大幅に上がりますので、エントリーシートは必ず結論から書くようにしましょう。

結論から話す方法としてPREP法やSTAR法があります。

PREP法については下記の記事を参考にしてみてください。STAR法はこの記事の下部にあります。

具体的なエピソードを書く

具体的なエピソードを書くことも非常に重要なポイントであると言えます。

抽象的なスキルや特性だけを述べるのではなく、具体的な経験やこれまで挑戦してきた物事について話すようにしましょう。

その経験を通じて得た学びについて具体的に話すことで、あなたのスキルや適正をアピールすることも可能です。

自分の伝えたいことに説得力を持たせることもできるでしょう。

例えば、何かしらのプロジェクトでリーダーシップを発揮してチームをまとめ、成果を達成した経験や、困難に直面した際に柔軟な解決策を見出したエピソードなどを述べられると、魅力的に映るはずです。

経験の中での具体的な成功や失敗、それによって得られた洞察などを通じて自分の成長や学びに焦点を与えることが非常に重要と言えます。

だらだらと書くのではなく、要点を明確に伝えられるようにすることもポイントの一つです。

略語・話し言葉は使わない

エントリーシートで略語や話し言葉は使わないようにしましょう。

ビジネス文章では略語・話し言葉はNGです。

「バイト」や「高校」ではなく、「アルバイト」「高等学校」と正式名を書くようにしてください。

またよく聞く「御社」という言葉も話し言葉です。

書き言葉では「貴社」ですので、間違えないよう注意してください。

数字を用いる

エントリーシートでエピソードを語るときは数字を用いるようにしましょう。

「売上をあげた」、「毎日練習した」というよりも「売上を先月の2倍にした」、「毎日2時間練習した」という方が印象的です。

具体的な数字があるとより説得力が増し、採用担当者に強い印象を与えることができます。

数字がわかるものがあれば、積極的に使うようにしましょう。

嘘はつかない

「嘘をつかない」というのは一見当たり前のようであり、別に「嘘をついてもいいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。

しかし、企業は毎年何人もの学生と面接しているため、大抵の嘘はバレます。

エピソードを深掘りされたときに回答がぶれる恐れがあればやめるべきです。

さらに嘘をついているとバレてしまうと、企業から「嘘をつく人」として認識され、印象が非常に悪くなってしまいます。

ですので、エントリーシートに限らず、選考全般では嘘をつかないようにしましょう。

第三者にチェックしてもらう

自分で作成して終わりではなく、第三者にチェックしてもらうというのもエントリーシート作成においては非常に重要なポイントです。

人間はどうしても100%客観的に自分のことを見るというのは不可能に近いです。

そこで他者からのフィードバックをもらい、客観的な視線を取り入れましょう。

表現の明確さや論理の整合性はもちろんのこと、文法などの点に焦点を当てて見てもらうことが重要です。

日本語がそもそもおかしい人材は大きくマイナスな印象となってしまいます。

また、エントリーシートの目的やターゲットを理解できているかということも確認してもらうことが重要です。

添削を受け入れる柔軟性を持つことによって、より洗練されたエントリーシートを完成させることができるでしょう。

【インターンのエントリーシート】学歴・基本情報を書く時のポイント

ここまではエントリーシートの作成方法や注意点などについて詳しく紹介してきました。

ここからはエントリーシートを作成する際に学歴や基本情報を書く際のポイントについて詳しく紹介していきます。

下記の2点を押さえた上で作成することで、常識がある、しっかりとした人材であるとみなしてもらえる可能性が高いので、確認していきましょう。

学歴の書き方

エントリーシートに掲載する場合は完結かつ明確に書くことが非常に重要です。

各学校や選考において取得した成績や関連するプロジェクトや課外活動を強調しましょう。

そしてそれが応募先の企業との適合性があるように伝えることが重要です。

また、学びの経験を通じて得たスキルや知識を強調することができればなお良いでしょう。

そしてそれを将来の目標との関連性をアピールすることで、学歴が自分の強みとなってきます。

こちらもダラダラと書くのではなく、要点を抑えた記述を心がけましょう。

基本情報の書き方

基本情報をエントリーシートに記載する際は正確かつ整然とした形跡を形式を心がけることが重要です。

氏名、連絡先、学校、そして専攻、在学期間などは明瞭に記入しましょう。

また、電話番号やメールアドレスなども掲載しておきたいところです。

意外と皆さん忘れがちかもしれませんが、添付する写真にも気をつける必要があります。

清潔感のないものではなく、しっかりとスーツを着て、証明写真機で撮影したものを添付することで、清潔感があり誠実な人物であるとみなされる可能性が高まります。

【インターンのエントリーシート】志望動機を書くときのポイント

エントリーシートのフォーマットは企業によって多少異なる部分がありますが、志望動機に関しては、どの企業でも必須の項目です。

なぜ、その会社のインターンシップに参加しようと思ったのか、選んだ理由、惹かれた理由などをしっかり記入しておくことで、人事担当者の目に留まりやすくなります。

志望動機は、企業の人事担当者が特に重視してチェックしている項目ですので、しっかりと書いておかないと、不採用になってしまうこともあるので、注意してください。

志望動機を書く際には、なぜインターンに参加しようと思ったのか?数あるインターンの中からなぜその会社を選んだのか?を意識すると内容が浮かびやすくなります。

また、その会社のインターンシップに惹かれた理由も書いておくのがポイントです。

ポイントをおさえ、魅力的なエントリーシートを書きましょう。

志望動機を書くときのポイント
  • 参加理由を明確にする
  • なぜその会社なのか説明する
  • 惹かれた理由も書く

参加目的を明確にする

インターンシップに参加しようと思った理由は、学生によってさまざまでしょう。

大学生活では学べないことを体験してみたい、実際の仕事を体験して実務経験を積んでみたいと思う方もいれば、インターンシップに参加することで人脈を広げたいと思っている学生もいるかもしれません。

まずは、自分がその会社のインターンシップに参加してみたいと思った理由をよく洗い出してみてください。

たとえば、デザイナーになりたい、エンジニアになりたい、販売の仕事をしたいなど、将来就きたい仕事が決まっている場合には、自分の夢を軸にして志望動機を作成しておくと良いでしょう。

インターンシップに参加する時点では、まだ将来やりたいことが決まっていないという学生も多いかもしれません。

そんなときには、そのインターンシップを通して何を実現したいのかをイメージしながら、志望動機を考えてみてください。

このインターンで学びたいことを書く

インターンにおいて何を学びたいかというのも、しっかりと記入する必要があります。

エントリーシートにおいて志望動機を記述する際は、そのインターンでどのようなことを学びたいかを可能な限り具体的かつ熱意を持って示すことが重要になります。

具体的な業務内容やプロジェクトに焦点をしっかりと当て、自身のキャリアの目標や興味にリンクさせていきましょう。

例えば新しい技術の取得や業界動向の理解、チームワークやリーダーシップの向上など具体的なスキルや経験に言及することが重要です。

これにより、自分がなぜこのインターンシップに応募したいのか明確に伝えることができます。

また、企業の価値観や目標に共感しているということも求められます。

志望動機には自分の熱意はもちろんのこと、将来への期待を感じさせるような言葉を盛り込むことができれば非常に良いです。

なぜこの会社なのか説明する

さまざまな企業がインターンシップを行っており、短期インターン、長期インターン、サマーインターンなど、種類もたくさんあります。

エントリーシートを書く際には、数ある選択肢の中から、なぜその会社のインターンシップを選んだのかを、記入するのがポイントです。

その会社のインターンシップだからこそ参加したいと思った理由をきちんと記入しておけば、自分のやる気や熱意が採用担当者に伝わりやすくなることでしょう。

その企業の事業内容、サービス、商品なども絡めながら、興味を持った理由を述べることで、説得力のある志望動機が作成できるようになります。

企業側も、やる気のある学生を選んでインターンシップに参加させたいと思っていますから、自社の事業内容などに強い興味を持ってくれる学生の方が好印象を持ちやすいのです。

惹かれた理由も書く

エントリーシートの志望動機を書く際には、その会社のインターンシップに惹かれた理由もきちんと書いておいた方が良いでしょう。

中には、エントリーシートを書く際に、惹かれた理由が思い浮かばないという方もいるかもしれません。

ですが、何かしらの興味を惹かれているからこそ、その会社のインターンシップに参加しようとしているのです。

よく深く考えることで、自分が惹かれた理由が見つかるはずです。

インターンシップに惹かれた理由を書く際には、何に対して魅力を感じたのかではなくて、なぜ魅力を感じたかを意識するのがポイントです。

なぜなら、企業の人事担当者は、自社の何に惹かれたのかよりも、学生が惹かれた理由を知りたいと思っているからです。

たとえば、その会社の○○の仕事に惹かれたのであれば、自分がこれまでに勉強してきたことや体験してきたことなどを絡めながら、惹かれた理由を伝えるようにしてみると良いでしょう。

【インターンのエントリーシート】自己PRを書くときのポイント

はじめてエントリーシートを書く学生にとっては、自己PR欄も書きにくいと感じてしまう項目でしょう。

自分のどんなところをアピールしたら良いのかわからなくて、悩んでしまう学生は多いようです。

自己PRは、企業の人事担当者がその学生がどんな人物なのかを判断するために、チェックする重要な項目ですので、丁寧に記入しておく必要があります。

自己PRを書く際のポイントは、応募先企業の業種に沿った内容にすることです。

応募先の業種とのズレが生じてしまうと、企業の人事担当者は違和感を持ってしまうかもしれません。

また、自分の長所や人柄などがわかるような内容にして、できるだけ良い印象を与えられるように書いておくようにしてください。

自己PRを書くときのポイント
  • 業種に沿った内容にする
  • 自分の人物像がわかるように書く
  • 具体的なエピソードを用いる
  • 学びたいことを書く

業種に沿った内容にする

自己PRを記入する際の大事なポイントは、応募企業の業種に沿っているかどうかです。

エントリーシート上で、いくら自分の良いところを熱心にアピールしたとしても、その内容が応募先の業種をかけ離れてしまっていると、自社のインターンシップには合わないと判断されて、最悪の場合不採用となってしまう可能性もあります。

応募企業の業種をよく把握しておかないと、自己PRとのズレが生じやすくなってしまいますので、まずはその会社のホームページなどで事業内容などをよく調べることから始めてみてください。

応募企業の業種を理解することができたら、その業種に対して自分が活かせるものがあるかどうかを探ってみましょう。

自分の特技、所有している資格、アルバイトやサークル活動などこれまでの経験の中から、その会社の業種で活かせるものがないかどうかよく考えたうえで、自己PRを作成してみてください.

自分の人物像がわかるように書く

自分の人物像がわかるように書くことも、自己PR作成の大事なポイントです。

インターンシップでは、その会社の社員、取引先などさまざまな人たちと関わることになるため、人柄の良い学生を採用したいと企業の人事担当者は考えています。

営業職や販売職といったサービス系のインターンシップの場合には、直接お客様と対面する機会も多いので、より人柄が重視される傾向です。

自己PRを書く際には、その会社のインターンシップの内容に沿うようにして、自分の長所や魅力などをアピールしておくと良いでしょう。

たとえば、営業職のインターンシップを志望する場合であれば、接客のアルバイトやボランティア活動などのエピソードなども交えながら、自己PRを書くことでより自分の人柄が伝わりやすくなります。

具体的なエピソードを用いる

自分の人物像を企業に伝えるには、説得力のある文章でなければいけません。

説得力を自己PRにもたせるには、具体的なエピソードを用いるのがおすすめです。

単に「私は〇〇が得意です。」というよりも、その力が発揮された場面や応用できた事柄を説明することで、よりあなたへの理解を深めることができます。

企業は事実よりもその背景にある過程を知りたいと考えているので、エピソードの深掘りは必須になります。
学びたいことを書く

エントリーシートを作成する際には、その会社のインターンシップに参加することで、どんなことを学びたいと思っているのかも伝えておいた方が良いでしょう。

インターンシップを行う企業も、学生がどんなことを学びたいのかに興味を持っています。

エントリーシートに学びたいことを書く際には、その企業のインターンシップの内容との間にズレがないようにしておくのがポイントです。

たとえば、プログラミングなどIT系のインターンシップなのにもかかわらず、営業のスキルを学びたいと書いてしまっては、企業側もミスマッチと判断してその学生を受け入れてはくれないでしょう。

エントリーシートを作成する前に、自分が身につけたいことを思い浮かべて、それが応募先のインターンシップ内容で達成できるものなのかどうかをよく考えてから記入するようにしてください。

【インターンのエントリーシート】ガクチカを書くときのポイント

「学生時代最も力を入れて取り組んだこと」を聞かれても特にないよ…と感じる方もいると思います。

しかしガクチカの考え方を知ればあなたも必ず書けるようになります。

下記の記事でもガクチカについて解説していますので、一緒に読んでみてください。

ガクチカを書くときのポイント
  • STAR法を用いる
  • 成果よりも過程を重視
  • 他の人と同じ経験でも構わない

STAR法を用いる

STAR法とは、Situation、Target、Action、Resultのことを指す、自分の経験などを伝えるのに有効なひとつのフレームワークです。

以下の流れを意識してガクチカを書くと、非常に読みやすい文章になります。

後ほどSTAR方を用いたガクチカの例文もご紹介します。

S:自分が置かれていた状況
T:設定した目標
A:目標達成のためにとった行動
R:生じた結果

苦労したこと・大変だったことを書く

学生時代に力を入れた経験、つまりガクチカをエントリーシートに記述する際はどのようなことに苦労したのか、困難があったのかに焦点を当てていきましょう。

具体的にどのようなことに挑戦したのか、どのようなことが困難だったのかを挙げ、それを克服する中で身につけたスキルや得たものに焦点を当てることが大切です。

例えば、チームと協力して成果を出した経験や、新しいスキルを習得するために自己学習に挑戦した苦労などを述べましょう。

その中で学んだ自己管理力や忍耐力、問題解決能力などのさまざまなスキルを強調し、それが今後のキャリアでどのように役立つかを述べることが重要です。

これにより、自分の成長はもちろんのこと、将来の展望も展望も合わせてアピールできるのです。

成果よりも過程を重視

ガクチカと聞くと「全国大会に出場」や「コンテストで優勝」といった華やかな結果でないといけないと思うかもしれません。

しかし、ガクチカは大きな成果でなくても構いません。

何度も申し上げているように、大事なことはあなたの問題に取り組む姿勢です。

企業はどんな状況でどんな問題が生じ、あなたが問題に対してどのように行動したかが知りたいのです。

誰しもが何かしら問題や課題に一度は取り組んだことがあると思いますので、ガクチカが思いつかない人は一度自分が今まで取り組んだことを振り返ってみてください。

他の人と同じ経験でも構わない

「そうはいっても、自分の経験なんて他の人もたくさん経験しているはず」と思う人もいるでしょう。

結論から言うと、学生時代頑張ったことが他の人と被っても構いません。

同じ経験でも得た学びや生じた問題は人それぞれで、全く同じ過程を辿った人はいません。

ありきたりな結果だとしても、あなたがどう考えて問題に対処したかをアピールすることで、一気にオリジナリティのあるガクチカになります。

そのため結果ではなく、過程を重視してガクチカを考えるようにしましょう。

【インターンのエントリーシート】エントリーシートを提出する際のマナー

エントリーシートの文章の書き方についてわかったところで、続いてエントリーシートを提出する際のビジネスマナーについて詳しく紹介していきます。

下記の3点をしっかりと確認しておくことでより企業の人事に良い印象を与えられるはずなので、一緒に確認していきましょう。

写真の準備

写真をしっかりと準備することが大切です。

撮影された期間は3ヶ月以内のものを使うようにしましょう。

「3ヶ月以内」というのは厳密な規定はないのですが、外見が大きく変化しないからという理由が挙げられます。

服装は基本的にスーツで、黒か紺色のものにしましょう。

撮影は証明写真機か写真スタジオで撮影するのが基本です。

郵送で提出する場合

郵便でエントリーシートを送る際のマナーについても知っておきましょう。

企業や部署宛は「御中」、個人宛は「様」と表記します。

また、封筒の左下に「応募書類在中」と書くことを忘れないようにしましょう。

のりでしっかり留めて、開封されていないことを証明するために「〆」を封筒の綴じ目に書きます。

また、「○月○日必着」は「締め切り日が発送日」というわけではなく、「締め切り日までに相手に届いている」ということです。

つまり、「締め切り日の○時まで」と時間の期限を設けている企業は、締め切り日に届いても時間が間に合っていないと受け付けてもらえません。

必ず、時間に余裕を持って用意するようにしましょう。

メールに添付して提出する場合

メールにエントリーシートを添付して提出する場合は、必ず添付漏れを確認しましょう。

データ名はエントリーシートであることが一目でわかるように、氏名を含めた題名にしましょう。

企業側から提出する際に指定をしてくれる場合もあるので、その時はそれにしたがって提出すればOKです。

「自分が人事だったら」と仮定して、「どうしたら分かりやすいか」を考え、相手のことを思いやって、一目でわかるような添付の仕方をすることが重要です。

【インターンのエントリーシート】今後の就活が不安な人はエージェントに相談

「インターンの選考の対策はいいけど、まだ具体的な志望が決まっていない」

「インターンは自分の興味あるところにひたすら申し込んでいるけど、自分の本当に行きたい業界ってなんだろう」

インターンの選考を控えている方の中には上記のような悩みや疑問を抱いている方もいらっしゃると思います。

就活では、インターンやOB・OG訪問をしながら志望企業を絞っていかなければいけません。

企業を絞り込むにはまずあなた自身の就職する際に大切にしたいことを明確にする必要があります。

そのためには自己分析、企業研究が欠かせません。

しかし1人で就活を進めるのは不安な上に、限界も見えてくると思います。

そういった場合はプロの就活アドバイザーに相談してみましょう。

エージェントでは就活のプロが自己分析から企業研究、面接練習などあなたの就活を一貫してサポートします。

これから本格的に就活が始まりますので、不安な方は一度相談してみてはいかがでしょうか。

【インターンのエントリーシート】エントリーシートの例文

ここではエントリーシートの例文を紹介します。

これはあくまで一例ですので、参考記事も一緒に見て魅力的なエントリーシートを作ってみてください。

志望動機①

企画職のインターンの場合

私がインターンシップへの参加を志望した理由は、世の中のトレンドをおさえて課題を解決するプロセスを学びたいからです。

私は学生時代、ボランティア部に所属していました。

その際「どうすれば人々の役に立てるか」「どうすればもっと状況が良くなるか」と常に考えていました。そこから、将来は人の生活に役立つために世の流れを捉え、課題を解決する企画職で働くことを希望するようになりました。

顧客のニーズを的確に捉え、トレンドに柔軟に対応している貴社のプログラムに参加し、その取り組みをより学びたいと考えています。

志望動機②

ゼミ活動の場合

私の志望動機は、ゼミ活動を通して身につけたチームワークと問題解決力を発揮して貴社に貢献したいという思いからです。

私はゼミ活動を通じて異なるバックグラウンドを持つ仲間たちと協力し、自らの専門分野を深める機会を得ました。

グループディスカッションやプロジェクトを通して、異なる視点からのアプローチを学び、課題に対する柔軟性と創造性を得ることができました。

また、プレゼンテーションやリーダーシップの機会を通じて、コミュニケーション能力の向上も実感しました。

これらのゼミ活動を通じて培ったチームワークや問題解決力を、貴社のインターンシップにおいて発揮し、更なるスキルの向上と成長を遂げたいと考えています。

貴社は革新的なアプローチと多様なチームメンバーを重視しており、その理念に共感しています。

私は、自らの経験を通じて培ったスキルや知識を活かし、貴社のチームに貢献できると確信しており、熱意をもって取り組む姿勢を持っています。

インターンの志望動機の詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

自己PR①

傾聴力

私の強みは、ひとりひとりの意見に耳を傾けることができる傾聴力です。

高校時代バドミントン部に所属しており、3年では主将を務めていました。

一時期、部員の関係が悪化してメンバーのモチベーションが低下し、練習が思うように進まない時期がありました。

そこで私はメンバーとの個別面談の時間を設けました。

ただ自分が話すのではなく、本音を聞き出すために相手の話に耳を傾けて聞き役に徹することを意識しました。

その後部員の意見を参考に部全体で話し合いの場を設け、誤解を解くことができました。

結果、部員のモチベーションが回復し、初めて県大会に出場することができました。

この経験から、私は相手の話に耳を傾けて親身に聞くことの重要性を学びました。

入社後は、お客様ひとりひとりに寄り添い、ご意見をもとに最適な提案をしたいと考えています。

自己PR②

責任感

私の強みは責任感です。

この強みは特に大学のゼミにて鍛えられました。

ゼミ活動の一環である企業と連携した際は、多くのプロジェクトが厳しい納期を設定されていました。

しかし、一つひとつ優先順位を決めることで期限を厳守し、品質を保ちながら仕事を遂行することで信頼を築くことができました。

貴社のインターンシップに応募する理由は、貴社が持つビジョンに共感し、その一翼を担いたいと考えるからです。

責任感をもって仕事に取り組むことで、チーム全体の成果を高め、組織の目標達成に貢献できると確信しています。

柔軟かつ効果的なコミュニケーションを大切にし、協力と誠実さをもって仕事に向きあい、貴社の成長に寄与できると考えています。

インターンの自己PRの詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

ガクチカ①

居酒屋のアルバイトの場合

私が学生時代頑張ったことは、居酒屋でのアルバイトです。

接客だけでなく、キッチンもスタッフが一丸となって行動する店舗であったため、覚えることが非常に多く、新しく入った人が業務に慣れるまで時間がかかってしまっていました。

新人が仕事の流れを理解できないと全体の効率が下がってしまうため、私は一通りの仕事を覚えた頃に新人用のマニュアルを作成しました。

結果新人が業務に慣れる日数が平均3ヶ月から2ヶ月まで短くすることができました。

この経験から、私は自ら率先して課題の解決のために行動する主体性の重要性を学びました。

入社後もあらゆる課題を自分事として考え、率先して解決に向けて行動していきます。

ガクチカ②

ボランティア活動の場合

私が学生時代に力を入れたことは、ボランティア活動です。

私は積極的にボランティア活動に参加し、地域社会への貢献を心掛けました。

高校時代は地元の小学校で子どもたちに読書の楽しさを伝える読み聞かせボランティアに携わりました。

これを通じて、子供たちの笑顔や好奇心を育むことができ、共感力や指導力を養いました。

また、大学では地域の老人ホームでのボランティア活動に参加し、高齢者との交流を通して、尊重と理解の大切さを学びました。

彼らの経験や人生の知恵に触れながら、お互いに学び合い、助け合いの大切さを実感しました。

これらのボランティア経験から得た洞察力やコミュニケーションスキルを通じて、人と協力し、社会に対して貢献することの重要性を痛感しました。

今後もこれらの価値観を基に、貴社のインターンシップにおいても積極的かつ意義ある貢献を果たしたいと考えています。

ガクチカの詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ

以上、インターン応募用のエントリーシートの書き方のポイントなどについてご紹介しました。

エントリーシートは、インターンシップ選考の際にとても重要な書類ですから、きちんと記入するようにしてください。

特に、志望動機、自己PRは大事な項目となりますので、手を抜かずにしっかりと書いておいた方が良いでしょう。

志望動機や自己PRを書く際には、なぜ参加したいと思ったのかを伝えるようにして、応募企業の業種に沿った内容にするのがポイントです。

また、自分の人柄が伝わるように学生時代に頑張ったことなどを書いておくのもおすすめです。

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