- エントリーシートの概要
- エントリーシートで聞かれること
- エントリーシートの書き方
- エントリーシートを書く際のポイント
インターンシップの選考でエントリーシートの提出を課された方の中には、上記のような不安や疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
はじめてエントリーシートを書く大学生の中には内容がまったく思いつかなくて困っている方もいるでしょう。
エントリーシートを作成する際には、企業がインターンの選考の際にどんな情報を求めているのかについて考えてみると、内容が浮かびやすくなります。
本記事で、はじめてエントリーシートを作成される方向けに書き方についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
目次[目次を全て表示する]
【インターン】エントリーシートとは
エントリーシートを作成するにあたって、まずは「エントリーシート」の定義を理解しておきましょう。
「エントリーシート」はインターンや就活において企業に提出する重要な書類の1つです。
企業が指定したフォーマットに基づいて、自己PRや志望動機、学生時代に力を入れたことなど、自分の特性や意欲をアピールする内容を書きます。
企業側はエントリーシートを通じて応募者の価値観や能力、企業への適性を評価し、面接に進むべきかどうかを判断します。
したがって、エントリーシートは選考の初期段階において非常に重要な役割を果たすものと言えるのです。
履歴書との違い
エントリーシートと履歴書の違いは、エントリーシートが応募者の個性やアピールポイントを伝えるための書類であるのに対し、履歴書は主に氏名や住所、学歴、職歴などの基本情報を提供する書類である点にあります。
履歴書はどの企業でも同じフォーマットを使用することが多く、基本情報に加え、資格や免許、趣味など簡単な項目を記載しますが、内容は一般的かつ形式的なものにとどまります。
一方、エントリーシートは企業が指定する独自のフォーマットに基づき、応募者の志望動機や学生時代に力を入れたこと、将来的なビジョンなどを具体的に記述することが求められるのです。
エントリーシートの通過率
エントリーシートの通過率は、企業の人気や規模によって大きく異なりますが、一般的には平均して50%程度と言われています。
とはいえ、大手企業や人気企業のインターンシップでは応募者が殺到するため、通過率がさらに低くなる可能性もあります。
一方、ベンチャー企業や、あまり名前が知られていない、規模の小さな企業の場合、通過率は高くなるでしょう。
エントリーシートを通過するためには、他の応募者と差別化できる強いアピールポイントを持ち、それを魅力的に伝えることが重要です。
また、自己分析や企業研究を徹底的に行い、企業が求める人物像に自分をどのように合わせていくかを考えることが重要と言えるでしょう。
【インターン】エントリーシートが求められる理由
- 選考の効率化
- 学生の意欲の確認
- 自社とマッチする人を採用したい
エントリーシートの項目について理解した後は、企業がエントリーシートを課す理由を考えましょう。
企業側の目的を知ることでより魅力的なエントリーシートを書くことができますので、ひとつずつ確認していきましょう。
選考の効率化
企業が学生にエントリーシートを課す理由の一つは、選考を効率的に行うためです。
特にサマーインターンは「その会社を志望していないけど、インターンには参加したい」という人が多いため倍率が非常に高くなります。
企業はエントリーした学生全員と面接をするための時間を割くことはできないので、エントリーシートで企業が求める人材をある程度見極めようとします。
いわば足切りのようなものです。
エントリーシートを突破しなければ当然面接にもいけませんので、エントリーシートの作成は慎重に行いましょう。
学生の意欲の確認
企業が学生にエントリーシートを課すのは、学生の意欲を確認するためでもあります。
先程説明したように、サマーインターンは多くの学生が応募し、企業は招待した学生が他のインターンに参加することを恐れます。
そのため他の企業に行ってしまわないような志望度の高い学生に自社のインターンに参加してもらいたいと考えるので、志望度の高さは企業に好印象を与えるために必要なことと言えます。
また、企業はエントリーシートで初めて学生のことを知り、エントリーシートに書かれていることをもとに面接をするか否か判断します。
企業に「実際に会って話したい」と思ってもらえるようにエントリーシートを書くのがポイントです。
自社とマッチする人を採用したい
企業がエントリーシートを用いる目的の一つとして、自社に最適な人材を選び出すということが挙げられます。
特にサマーインターンシップにおいては多くの学生が「その企業に就職する」というよりは経験を積むためだけに応募します。
よって、応募者が膨大になってしまう傾向にあるのです。
そこでエントリーシートを利用することで、応募者の価値観やスキル、企業の理念や求めているものに合致しているかを事前に評価することができます。
エントリーシートを用いて、早い段階で選別をしておくことで、面接まで進む人材を絞り込むことも可能です。
よって、エントリーシートを作成する場合は企業がどのような人材を求めているのか、そして、自分はその人材像に合致しているということを強調して作成することが重要と言えるでしょう。
【インターン】エントリーシートで採用担当が見ているポイント
- 学生との相性
- 参加意欲
- 学生が学びたいこと
それでは企業はエントリーシートで学生の何を知ろうとしているのでしょうか?
ここでは企業がエントリーシートで見ているポイントを解説していきます。
学生との相性
エントリーシートに書かれている内容から、企業の人事担当者は学生の人柄もチェックし、自社の価値観とマッチしているかチェックしています。
インターンシップでは、自社の社員と長時間過ごすことになるため、企業側としては自社の社風になじめそうな学生を受け入れたいと考えているのです。
もしも、明るくて活発な雰囲気の会社に、おとなしい学生が参加してしまうと、なじむことができずに、すぐに辞めてしまう可能性があります。
そのようなミスマッチを防ぐために、エントリーシートで学生の性格をチェックしているのです。
また、インターンシップでは、取引先やお客様など多くの人たちと関わることになりますので、コミュニケーションがきちんと取れる学生を採用したいとも企業は考えています。
エントリーシートを書く際には、自分の性格の良いところをアピールしておくと良いでしょう。
参加意欲
上記で述べたように、企業はエントリーシートで学生の意欲を見ています。
インターンシップを開催する企業側にとっても、わざわざ時間やコストをかけて、念入りな準備をしたうえで学生を向かい入れるわけですから、やる気のない学生は採用したくありません。
やる気がない学生ではなくて、本気でインターンシップに参加したいと考えている学生だけを選びたいと思っているのです。
はっきりとした目的意識があるか、本気で何かを得たいと考えているのか、自社のことを知りたいと思っている学生かどうかを、事前にエントリーシートを提出させることで判断していますので、やる気が伝わるように記入しておきましょう。
・就活の軸を入れ込む
・将来のビジョンを入れ込む
・その企業でなければいけない理由を明確にする
学生が学びたいこと
インターンシップに参加することで、学生が何を学びたいと思っているのかについても企業の人事担当者は、知りたいと思っています。
企業がインターンシップを開催する目的と、学生の参加目的にズレが生じてしまうと、お互いに時間を無駄にしてしまう可能性があります。
企業側も、わざわざ時間を作ってインターンシップを開催していますから、できるだけ自社の目的に一致する学生を参加させたいと思っているのです。
ですから、エントリーシートを書く際には、企業の開催目的も意識したうえで、自分がインターンシップを通して、どんなことを学びたいと思っているのかを詳しく記入しておくと良いでしょう。
学生の学びたいことを実現できるインターンなのか
エントリーシートを通じて、企業は学生が学びたいことを実現できるかどうかについても確認しています。
せっかくの機会なので、有意義な経験にしてもらいたいと思っているからです。
学生の思考やキャリアの目標を具体的に示し、それが企業のインターンシップのプログラムと一致しているかどうかを重要視しています。
業務内容やプロジェクトに関連するスキル、知識を磨く機会が提供されているかどうかがポイントとされます。
具体的な業務内容、学びの機会が求められているかどうかを明示し、自身の成長と企業の目標達成にどのように貢献できるかをアピールすることが非常に重要です。
【インターン】エントリーシートを書く前にやるべきこと
続いて、インターンシップのエントリーシートを書く前にやるべきことについて詳しく紹介します。
以下の3つはあらかじめエントリーシートを作成する前に取り組むことをおすすめします。
これにより、質の高いエントリーシートを作成でき、企業の採用担当者の目に留まる可能性を高められるからです。
自己分析
インターンシップのエントリーシートを書く前に、真っ先にやるべきことは自己分析です。
自己分析は就活の基本といえます。自分の強みや弱みはもちろん、価値観や興味関心を明確にするようにしましょう。
エントリーシートや面接でのアピールポイントを整理でき、説得力のある自己PRが作成できます。
具体的には、自分の過去の経験を振り返り、どのような場面で自分が最も能力を発揮したのかを分析しましょう。
また、自分がどのような環境で働きたいのか、どのようなキャリアを築きたいのかを考えることも重要です。
これにより、インターンシップ先とのマッチングを確認でき、より明確で分かりやすい志望動機を作成できます。
適職診断
適職診断を受けることで、自分がどの業界や職種に向いているかを客観的に確認できます。
まだ自分の進みたい業界が定まっていない人や、自分の適性に自信が持てない人には特におすすめです。
適職診断は自己分析の補完的な役割を果たし、自分の強みや弱みを具体的に理解するサポートとなります。
また、適職診断の結果を参考にすることで、エントリーシートに記載する志望動機や自己PRの内容をより深めることも可能です。
エントリーシートを書く前に適職診断を受けて、自分に合ったインターンシップを選ぶようにしましょう。
業界研究
業界研究も必ず行うべき対策の1つです。
インターンシップに参加する前に、興味のある企業や業界について徹底的に調べるようにしましょう。
業界の動向や主要な企業の状況、求められるスキルや知識などを理解することで、エントリーシートや面接で具体的な話ができるようになります。
また、業界研究を通じて自分が本当にその業界に向いているのか、興味があるのかを確認することも可能です。
これにより、インターンシップ先を選ぶ際のミスマッチを防ぐことができ、インターンシップをより有意義な経験とできます。
エントリーシートを書く前にしっかりと業界研究を行い、選考通過しやすくするだけでなく、インターンシップの成功を目指しましょう。
インターンシップのエントリーシートを通過するためのコツ
- 結論から書く
- 具体的なエピソードを書く
- 略語・話し言葉は使わない
- 数字を用いる
- 嘘はつかない
- 第三者にチェックしてもらう
- 8割以上は埋める
- 丁寧な字で書く
ここでは企業に評価されるエントリーシートの書き方について解説していきます。
ポイントをおさえて、他の学生と差別化できるようにしましょう。
結論から書く
上述したように、エントリーシートは膨大な数のエントリーしてきた学生の足切りを行うために用いられます。
そのため企業の担当者はすべてのエントリーシートに丁寧に目を通しているのではなく、流し読みをしていて気になったものだけしっかりと読んでいると考えておきましょう。
そのため最初の一文の印象の強さが重要になってきます。
結論から答えることで、あなたが最も伝えたいことを企業に読んでもらえる確率が大幅に上がりますので、エントリーシートは必ず結論から書くようにしましょう。
結論から話す方法としてPREP法やSTAR法があります。
PREP法については下記の記事を参考にしてみてください。STAR法はこの記事の下部にあります。
具体的なエピソードを書く
具体的なエピソードを書くことも非常に重要なポイントであると言えます。
抽象的なスキルや特性だけを述べるのではなく、具体的な経験やこれまで挑戦してきた物事について話すようにしましょう。
その経験を通じて得た学びについて具体的に話すことで、あなたのスキルや適正をアピールすることも可能です。
自分の伝えたいことに説得力を持たせることもできるでしょう。
例えば、何かしらのプロジェクトでリーダーシップを発揮してチームをまとめ、成果を達成した経験や、困難に直面した際に柔軟な解決策を見出したエピソードなどを述べられると、魅力的に映るはずです。
経験の中での具体的な成功や失敗、それによって得られた洞察などを通じて自分の成長や学びに焦点を与えることが非常に重要と言えます。
だらだらと書くのではなく、要点を明確に伝えられるようにすることもポイントの一つです。
略語・話し言葉は使わない
エントリーシートで略語や話し言葉は使わないようにしましょう。
ビジネス文章では略語・話し言葉はNGです。
「バイト」や「高校」ではなく、「アルバイト」「高等学校」と正式名を書くようにしてください。
またよく聞く「御社」という言葉も話し言葉です。
書き言葉では「貴社」ですので、間違えないよう注意してください。
数字を用いる
エントリーシートでエピソードを語るときは数字を用いるようにしましょう。
「売上をあげた」、「毎日練習した」というよりも「売上を先月の2倍にした」、「毎日2時間練習した」という方が印象的です。
具体的な数字があるとより説得力が増し、採用担当者に強い印象を与えることができます。
数字がわかるものがあれば、積極的に使うようにしましょう。
嘘はつかない
「嘘をつかない」というのは一見当たり前のようであり、別に「嘘をついてもいいんじゃない?」と思う方もいるでしょう。
しかし、企業は毎年何人もの学生と面接しているため、大抵の嘘はバレます。
エピソードを深掘りされたときに回答がぶれる恐れがあればやめるべきです。
さらに嘘をついているとバレてしまうと、企業から「嘘をつく人」として認識され、印象が非常に悪くなってしまいます。
ですので、エントリーシートに限らず、選考全般では嘘をつかないようにしましょう。
第三者にチェックしてもらう
自分で作成して終わりではなく、第三者にチェックしてもらうというのもエントリーシート作成においては非常に重要なポイントです。
人間はどうしても100%客観的に自分のことを見るというのは不可能に近いです。
そこで他者からのフィードバックをもらい、客観的な視線を取り入れましょう。
表現の明確さや論理の整合性はもちろんのこと、文法などの点に焦点を当てて見てもらうことが重要です。
日本語がそもそもおかしい人材は大きくマイナスな印象となってしまいます。
また、エントリーシートの目的やターゲットを理解できているかということも確認してもらうことが重要です。
添削を受け入れる柔軟性を持つことによって、より洗練されたエントリーシートを完成させることができるでしょう。
8割以上は埋める
エントリーシートを作成する際は、8割以上埋めるようにしましょう。
企業は応募者の意欲や熱意を内容だけでなく、文章の量からも判断しています。
したがって、設問に対して十分な情報を提供し、最低でも8割を埋めることが大切です。
もし空白が多いと、準備不足や興味が薄いと受け取られる可能性が高いです。
また、文章を埋める際にはひらがなばかりではなく、適切に漢字を使用することが重要です。
しかし「流石(さすが)」「出来る(できる)」など、ひらいた方が読みやすい漢字はひらがなで表記するなど、読みやすさを心がけましょう。
また、文字数を増やすだけでなく、内容の質にも注意を払い、具体的なエピソードや自分の考えを織り込むことで企業に対する熱意や自分の適性をアピールできます。
文字数を増やすために一文を長くしすぎてしまう人もいますが、一文は40〜60文字程度に収めると読みやすくなります。
丁寧な字で書く
手書きを指定されている場合は、丁寧な字で書くことを心がけましょう。
字が綺麗であることが望ましいですが、何より大切なのは、読み手に対する配慮が感じられる丁寧な字です。
いくら字が得意な人でも、雑な字や急いで書いたような字は読み手に対して不誠実な印象を与えてしまうだけです。
特に、今の時代に手書きを指定してくるということは、その企業は「誠実さ」「真面目さ」などの礼儀の要素を重んじている可能性が高いと言えます。
字を書く際には、文字の大きさや間隔、全体のバランスにも気を配り、読みやすさを意識しましょう。
手書きのエントリーシートの字の丁寧さはそのままあなたの第一印象を構成する要素となるため、時間をかけて丁寧に書き上げることが成功への鍵となります。
【インターン】エントリーシートで質問されやすい項目
インターンシップのエントリーシートにおいて質問されやすい項目には様々なものがありますが、まずは志望動機と自己PRを聞かれることが多いです。
なぜ数ある業界の中でその企業を選んだのか、説明しましょう。
また、自己PRにおいては他の就活生より自分が優れていると思える点を具体的なエピソードとともに説明することが重要です。
学生時代に力を入れたことについて聞かれることも多いため、自分がどのようなことに力を入れて、どのように成長したのかについて詳しく説明しましょう。
そして、将来のビジョンについて聞かれることも多いです。
あなたがなぜそのインターンに参加しているのか、もしインターン後に内定を得られたら就職をするつもりなのかなどについて、わかりやすく説明することを心がけましょう。
【インターン】エントリーシートの項目と例文
ここまではエントリーシートの作成方法や注意点などについて詳しく紹介してきました。
ここからはエントリーシートを作成する際の具体的な書き方と例文について詳しく紹介していきます。
解説したポイントを押さえた上で例文を参考にしてESを作成することで、効果的なアピールをしましょう。
基本情報
基本情報をエントリーシートに記載する際は正確かつ整然とした形跡を形式を心がけることが重要です。
氏名、連絡先、学校、そして専攻、在学期間などは明瞭に記入しましょう。
また、電話番号やメールアドレスなども掲載しておきたいところです。
意外と皆さん忘れがちかもしれませんが、添付する写真にも気をつける必要があります。
清潔感のないものではなく、しっかりとスーツを着て、証明写真機で撮影したものを添付することで、清潔感があり誠実な人物であるとみなされる可能性が高まります。
学歴
エントリーシートに掲載する場合は完結かつ明確に書くことが非常に重要です。
各学校や選考において取得した成績や関連するプロジェクトや課外活動を強調しましょう。
そしてそれが応募先の企業との適合性があるように伝えることが重要です。
また、学びの経験を通じて得たスキルや知識を強調することができればなお良いでしょう。
そしてそれを将来の目標との関連性をアピールすることで、学歴が自分の強みとなってきます。
こちらもダラダラと書くのではなく、要点を抑えた記述を心がけましょう。
自己PR
- 業種に沿った内容にする
- 自分の人物像がわかるように書く
- 具体的なエピソードを用いる
- 学びたいことを書く
はじめてエントリーシートを書く学生にとっては、自己PR欄も書きにくいと感じてしまう項目でしょう。
自分のどんなところをアピールしたら良いのかわからなくて、悩んでしまう学生は多いようです。
自己PRは、企業の人事担当者がその学生がどんな人物なのかを判断するために、チェックする重要な項目ですので、丁寧に記入しておく必要があります。
自己PRを書く際のポイントは、応募先企業の業種に沿った内容にすることです。
応募先の業種とのズレが生じてしまうと、企業の人事担当者は違和感を持ってしまうかもしれません。
また、自分の長所や人柄などがわかるような内容にして、できるだけ良い印象を与えられるように書いておくようにしてください。
例文1
私の強みは、ひとりひとりの意見に耳を傾けることができる傾聴力です。
高校時代バドミントン部に所属しており、3年では主将を務めていました。
一時期、部員の関係が悪化してメンバーのモチベーションが低下し、練習が思うように進まない時期がありました。
そこで私はメンバーとの個別面談の時間を設けました。
ただ自分が話すのではなく、本音を聞き出すために相手の話に耳を傾けて聞き役に徹することを意識しました。
その後部員の意見を参考に部全体で話し合いの場を設け、誤解を解くことができました。
結果、部員のモチベーションが回復し、初めて県大会に出場することができました。
この経験から、私は相手の話に耳を傾けて親身に聞くことの重要性を学びました。
入社後は、お客様ひとりひとりに寄り添い、ご意見をもとに最適な提案をしたいと考えています。
例文2
私の強みは責任感です。
この強みは特に大学のゼミにて鍛えられました。
ゼミ活動の一環である企業と連携した際は、多くのプロジェクトが厳しい納期を設定されていました。
しかし、一つひとつ優先順位を決めることで期限を厳守し、品質を保ちながら仕事を遂行することで信頼を築くことができました。
貴社のインターンシップに応募する理由は、貴社が持つビジョンに共感し、その一翼を担いたいと考えるからです。
責任感をもって仕事に取り組むことで、チーム全体の成果を高め、組織の目標達成に貢献できると確信しています。
柔軟かつ効果的なコミュニケーションを大切にし、協力と誠実さをもって仕事に向きあい、貴社の成長に寄与できると考えています。
インターンの自己PRの詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。
ガクチカ
- STAR法を用いる
- 成果よりも過程を重視
- 他の人と同じ経験でも構わない
「学生時代最も力を入れて取り組んだこと」を聞かれても特にないよ、と感じる方もいると思います。
しかしガクチカの考え方を知ればあなたも必ず書けるようになります。
下記の記事でもガクチカについて解説していますので、一緒に読んでみてください。
例文1
私が学生時代頑張ったことは、居酒屋でのアルバイトです。
接客だけでなく、キッチンもスタッフが一丸となって行動する店舗であったため、覚えることが非常に多く、新しく入った人が業務に慣れるまで時間がかかってしまっていました。
新人が仕事の流れを理解できないと全体の効率が下がってしまうため、私は一通りの仕事を覚えた頃に新人用のマニュアルを作成しました。
結果新人が業務に慣れる日数が平均3ヶ月から2ヶ月まで短くすることができました。
この経験から、私は自ら率先して課題の解決のために行動する主体性の重要性を学びました。
入社後もあらゆる課題を自分事として考え、率先して解決に向けて行動していきます。
例文2
私が学生時代に力を入れたことは、ボランティア活動です。
私は積極的にボランティア活動に参加し、地域社会への貢献を心掛けました。
高校時代は地元の小学校で子どもたちに読書の楽しさを伝える読み聞かせボランティアに携わりました。
これを通じて、子供たちの笑顔や好奇心を育むことができ、共感力や指導力を養いました。
また、大学では地域の老人ホームでのボランティア活動に参加し、高齢者との交流を通して、尊重と理解の大切さを学びました。
彼らの経験や人生の知恵に触れながら、お互いに学び合い、助け合いの大切さを実感しました。
これらのボランティア経験から得た洞察力やコミュニケーションスキルを通じて、人と協力し、社会に対して貢献することの重要性を痛感しました。
今後もこれらの価値観を基に、貴社のインターンシップにおいても積極的かつ意義ある貢献を果たしたいと考えています。
ガクチカの詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。
志望動機
- 参加理由を明確にする
- なぜその会社なのか説明する
- 惹かれた理由も書く
エントリーシートのフォーマットは企業によって多少異なる部分がありますが、志望動機に関しては、どの企業でも必須の項目です。
なぜ、その会社のインターンシップに参加しようと思ったのか、選んだ理由、惹かれた理由などをしっかり記入しておくことで、人事担当者の目に留まりやすくなります。
志望動機は、企業の人事担当者が特に重視してチェックしている項目ですので、しっかりと書いておかないと、不採用になってしまうこともあるので、注意してください。
志望動機を書く際には、なぜインターンに参加しようと思ったのか?数あるインターンの中からなぜその会社を選んだのか?を意識すると内容が浮かびやすくなります。
また、その会社のインターンシップに惹かれた理由も書いておくのがポイントです。ポイントをおさえ、魅力的なエントリーシートを書きましょう。
例文1
私がインターンシップへの参加を志望した理由は、世の中のトレンドをおさえて課題を解決するプロセスを学びたいからです。
私は学生時代、ボランティア部に所属していました。
その際「どうすれば人々の役に立てるか」「どうすればもっと状況が良くなるか」と常に考えていました。そこから、将来は人の生活に役立つために世の流れを捉え、課題を解決する企画職で働くことを希望するようになりました。
顧客のニーズを的確に捉え、トレンドに柔軟に対応している貴社のプログラムに参加し、その取り組みをより学びたいと考えています。
例文2
私の志望動機は、ゼミ活動を通して身につけたチームワークと問題解決力を発揮して貴社に貢献したいという思いからです。
私はゼミ活動を通じて異なるバックグラウンドを持つ仲間たちと協力し、自らの専門分野を深める機会を得ました。
グループディスカッションやプロジェクトを通して、異なる視点からのアプローチを学び、課題に対する柔軟性と創造性を得ることができました。
また、プレゼンテーションやリーダーシップの機会を通じて、コミュニケーション能力の向上も実感しました。
これらのゼミ活動を通じて培ったチームワークや問題解決力を、貴社のインターンシップにおいて発揮し、更なるスキルの向上と成長を遂げたいと考えています。
貴社は革新的なアプローチと多様なチームメンバーを重視しており、その理念に共感しています。
私は、自らの経験を通じて培ったスキルや知識を活かし、貴社のチームに貢献できると確信しており、熱意をもって取り組む姿勢を持っています。
インターンの志望動機の詳しい書き方については下記の記事を参考にしてみてください。
長所・短所
- 自己prとの違いを理解する
- 短所の克服方法を書く
- 求められている人物像と一致させる
自己PRと長所は似ているものですが、どちらかというと「長所」は「これまでの経験に基づいた能力」というよりは、あなたの「性格的な側面」に重点を置いている質問です。
自己PRで聞かれている「ビジネスマンとしてのスキル」というよりは、人としての人柄の良さのようなものを評価されているということを覚えておきましょう。
また、自分のことを客観的に見れているかも確認されています。
「短所はない」と説明するのではなく、具体的かつ、改善できそうな短所について触れることをおすすめします。
また、企業が求めている人物像に沿ったアピールができると、企業研究をしっかり行っていることも同時にアピールできるため、おすすめです。
例文1
私の長所は、集中力が非常に高いところです。
大学時代はデータ入力のアルバイトをしていましたが、自分なりのルーティンを確立させたところ、3時間以上、周りの会話の内容が全く入ってこないほど集中できるようになりました。
一方で、私の短所は集中しすぎて周りが見えなくなることです。
先ほど述べたように、一度自分の世界に入り込んでしまうと周囲の会話が耳に入ってこなくなってしまうため、作業をしながら誰かと会話をする必要がある際は、定期的に周囲を見渡すようにしています。
例文2
私の長所は、負けず嫌いなところです。
「失敗したままでは絶対に終わらせたくない」という信念の強さを持っているため、筋トレや資格取得などにおいて目標を達成するまでに諦めたことがありません。
特に、英検1級については3回不合格になりましたが、工夫を凝らし、努力を続けることで4回目になんとか合格できました。
しかし、この長所は「こだわりすぎる」という短所でもあります。
成功するまで取り組み続けることにこだわるあまり、無駄に時間をかけてしまうところがあります。
したがって、締め切りがある場合は自分の中で早めに期限を設定して、それまでにできる限りのことに取り組むようにしています。
趣味・特技
- 与える印象を意識する
- 企業に貢献できる要素をあげる
趣味や特技について書く際は、相手にどのような印象を与えるかを意識しながら書くことをおすすめします。
企業の採用担当者側の立場になって一度考えてみて、どのようなことをアピールしてくる就活生を採用したいか検討してみましょう。
また、趣味から派生して、企業に貢献できる要素があるかについても考えてみてください。
もし趣味や特技が企業の業務内容に関連するものである場合、将来有望な人材であると判断してもらえるかもしれません。
例文1
私の趣味は海外ドラマを観ることです。
特に大学の夏休みと春休みの長期休暇の間は、必ず何も用事を入れない期間を1週間作り、朝から晩まで海外ドラマを観ていました。
英語字幕で視聴するようにし、わからない単語はすぐに調べる習慣を作った結果、2年間でTOEICの点数が400から870まで上昇しました。
これにより、英語をスムーズに話す自信をつけることができ、ネイティブの教授とも問題なく英語で会話ができています。
貴社に入社した暁には、この英語力を活かして、海外の企業とやり取りをするなどに貢献したいと考えています。
例文2
私の趣味、そして特技は体を鍛えることです。
受験期間で太ってしまい、大学の入学式で高校時代に購入したスーツを着られず、ダイエットを決意しました。
友人とともに大学のジムに週に5回通うことで、減量を成功させるだけでなく、筋肉を大幅に成長させることもでき、ベンチプレスでは120kgを上げられるようになりました。
この経験を通じて健康を手に入れただけでなく、継続して何かに取り組む習慣を身につけることができました。
貴社に入社した暁には、変化の激しいIT業界の流れに対応できるよう、日々目の前の業務に取り組みつつ、業界のトレンドを追い続けたいと考えています。
【インターン】エントリーシートについてのマナー
エントリーシートの文章の書き方についてわかったところで、続いてエントリーシートを提出する際のビジネスマナーについて詳しく紹介していきます。
下記の3点をしっかりと確認しておくことでより企業の人事に良い印象を与えられるはずなので、一緒に確認していきましょう。
写真の準備
写真をしっかりと準備することが大切です。
撮影された期間は3ヶ月以内のものを使うようにしましょう。
「3ヶ月以内」というのは厳密な規定はないのですが、外見が大きく変化しないからという理由が挙げられます。
服装は基本的にスーツで、黒か紺色のものにしましょう。
撮影は証明写真機か写真スタジオで撮影するのが基本です。
郵送で提出する場合
郵便でエントリーシートを送る際のマナーについても知っておきましょう。
企業や部署宛は「御中」、個人宛は「様」と表記します。
また、封筒の左下に「応募書類在中」と書くことを忘れないようにしましょう。
のりでしっかり留めて、開封されていないことを証明するために「〆」を封筒の綴じ目に書きます。
また、「○月○日必着」は「締め切り日が発送日」というわけではなく、「締め切り日までに相手に届いている」ということです。
つまり、「締め切り日の○時まで」と時間の期限を設けている企業は、締め切り日に届いても時間が間に合っていないと受け付けてもらえません。
必ず、時間に余裕を持って用意するようにしましょう。
メールに添付して提出する場合
メールにエントリーシートを添付して提出する場合は、必ず添付漏れを確認しましょう。
データ名はエントリーシートであることが一目でわかるように、氏名を含めた題名にしましょう。
企業側から提出する際に指定をしてくれる場合もあるので、その時はそれにしたがって提出すればOKです。
「自分が人事だったら」と仮定して、「どうしたら分かりやすいか」を考え、相手のことを思いやって、一目でわかるような添付の仕方をすることが重要です。
【インターン】エントリーシートについてのよくある質問
弊社は就活エージェントを運営しているということもあり、多くの就活生の方々から様々な相談を受けます。
特にインターンに関する質問も多く、以下の4つを聞かれることが多いため、こちらの記事でも紹介しておきます。
気になる項目があれば、ぜひ参考にしてみてください。
インターンのエントリーシートはいつ出せばいいですか?
インターンのエントリーシートは、インターンシップに参加するための夏のインターンに参加する場合は、エントリーシートの提出は3年の春までに完了させることがおすすめです。
一方、冬のインターンに参加する場合は3年の夏までにエントリーシートを作成し始めるべきです。
また、本選考に参加する場合は、遅くても4年の3月までにエントリーシートの準備を始めることをおすすめします。
スケジュールに柔軟に対応できるようになり、他の就活生と競争する上で有利になります。
インターンに落ちてしまう確率はどれくらいですか?
インターンに落ちてしまう確率は企業にもよりますが、書類選考の平均的な通過率は約60%で、2~3人に1人が書類選考を通過できる計算です。
つまり、40%の応募者が書類選考で不合格になる可能性があるのです。
この確率を考慮すると、エントリーシートを提出する際には内容の質を高めることが重要です。
自己分析をしっかりと行い、自分の強みや経験を具体的に記述することが求められます。
また、企業の求める人物像を理解し、それに合わせてアピールポイントを明確にすることも重要です。
適切な準備と戦略的な応募がインターンシップの成功につながるでしょう。
エントリーシートは早く出したほうがいいですか?
エントリーシートは一般的には早く出した方が有利であるといえます。
企業によって締め切りの期日は異なりますが、多くの企業は提出順にエントリーシートを見ていくことが多いため、早めに提出することで選考の初期段階に入れます。
他の就活生よりも早く目に留まる可能性が高いということです。
また、早めの提出は企業側に対し熱意や積極性をアピールできる点もメリットです。
さらに、早めにエントリーシートを提出することで、万が一不備があった場合でも落ちついて修正できます。
ただし、早く出すことにこだわりすぎて内容の質が低下することは避けるべきです。
質の高いエントリーシートを提出することが最も重要であり、その上で早めの提出を心がけると良いでしょう。
インターンが多い時期はいつですか?
インターンが多い時期は8月が最も多く、全体の40.3%を占めます。
次いで多いのは7月で20.9%、その次に9月の18.3%、10月の16.7%、そして12月の15.3%が続きます。
これらのデータをもとに自分のスケジュールを調整し、応募するインターンシップの時期を選ぶことが重要です。
特に夏のインターンシップは非常に多くの企業が募集を行っており、競争も激しくなります。
そのため、早めの準備と計画的な応募方法をおすすめします。
また、冬のインターンシップは比較的少ないですが、その分特定の業界や企業に絞った選考が行われることが多いです。
自分の興味やキャリアプランに合わせて、適切な時期にインターンシップに応募することが成功への鍵となります。
エントリーシートはどのくらい出す?
エントリーシートの提出数は学生によって大幅に異なります。
20社ほど提出している学生もいれば、3社ほどにしている学生もいます。
サマーインターンは特に倍率が高いため、興味がある企業のエントリーシートはひとまず提出しましょう。
確かに「何でもかんでも、とりあえず応募すれば良い。
行けなくなったら断れば良い」というスタンスは企業に対して失礼です。
しかし「もし日程が重なって行けなくなったら申し訳ないから」と遠慮し、数社しかエントリーしなかった結果、合格できずにインターンに参加できなくなってしまっては元も子もありません。
気になる企業があるならば、積極的に応募するようにしましょう。
【インターン】今後の就活が不安な人はエージェントに相談しよう
「インターンの選考の対策はいいけど、まだ具体的な志望が決まっていない」
「インターンは自分の興味あるところにひたすら申し込んでいるけど、自分の本当に行きたい業界ってなんだろう」
インターンの選考を控えている方の中には上記のような悩みや疑問を抱いている方もいらっしゃると思います。
就活では、インターンやOB・OG訪問をしながら志望企業を絞っていかなければいけません。
企業を絞り込むにはまずあなた自身の就職する際に大切にしたいことを明確にする必要があります。
そのためには自己分析、企業研究が欠かせません。
しかし1人で就活を進めるのは不安な上に、限界も見えてくると思います。
そういった場合はプロの就活アドバイザーに相談してみましょう。
エージェントでは就活のプロが自己分析から企業研究、面接練習などあなたの就活を一貫してサポートします。
これから本格的に就活が始まりますので、不安な方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、インターン応募用のエントリーシートの書き方のポイントなどについてご紹介しました。
エントリーシートは、インターンシップ選考の際にとても重要な書類ですから、きちんと記入するようにしてください。
特に、志望動機、自己PRは大事な項目となりますので、手を抜かずにしっかりと書いておいた方が良いでしょう。
志望動機や自己PRを書く際には、なぜ参加したいと思ったのかを伝えるようにして、応募企業の業種に沿った内容にするのがポイントです。
また、自分の人柄が伝わるように学生時代に頑張ったことなどを書いておくのもおすすめです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート