大学でサークルに入らないのってあり?デメリット・メリットを比べよう

大学でサークルに入らないのってあり?デメリット・メリットを比べよう

はじめに
大学といえばサークルに入り、サークル仲間と青春を謳歌したいと考える学生は多いもの。

しかし、サークルとは必ずしも入らなくてはいけないものなのでしょうか?実はサークルに入らなくても問題はありません。

ただ、サークルに入らないことで生じるデメリットについては知っておきましょう。

サークルに入るデメリットを、メリットとともに紹介するので、あなたがサークルに入るべきかどうか判断材料にして頂けたら幸いです。

大学でサークルに入らないのっていけないこと?

大学でサークルに入らないことは可能です。いけないことでも何でもありません。

実際、初めからサークルに入らないつもりの学生もいますし、新歓で様々なサークルの勧誘を見てみたが自分に合うサークルが見つからなかったという方もいます。

多数の学生はサークルに所属しサークル活動を頑張るという学生生活を送りますが、サークル以外のことに打ち込めば良いだけの話です。

むしろ、「サークルに入らなきゃいけない」と言う固定観念に縛られて特に興味のない活動内容のサークルに入る方がよくありません。

サークルは選択肢のひとつに過ぎないと考えましょう。

大学でサークルに入らないデメリット

必ずしもサークルに所属する必要はありませんが、サークルに入らないことでいくつかのデメリットが生じます。

サークルに入らなかった時のデメリットに関しては事前に知っておくべきなので、ここでは5つのデメリットを紹介します。

友達や恋人を作りにくい

まずは友達や恋人が作りにくいことが挙げられます。

学部や学科内だけですと、正直友達が作りづらくなってしまいます。

授業を一緒に受けるだけの間柄になりがちで、その授業自体も週に1、2回の講義がほとんどです。

会う頻度が少ないため、親密な関係になりにくいのです。

その点、サークル活動であれば自分の好きな時に参加できますし、興味となる分野が近い人間が集まるので仲良くなりやすい特徴があります。

大学生にもなってぼっちになるのは嫌ですよね。

「色々な人と関わりたい」「人間関係を充実させたい」というあなたはサークルに入った方が良いかもしれません。

イベントを楽しめない

サークルに入らないと大学生活の様々なイベントを楽しめなくなる確率が高まります。

代表的なのが学園祭。学園祭ではほとんどのサークルが何かしらの出し物を行います。

準備は運営で大変な思いをするかもしれませんが、そうした経験は良い思い出になります。

またお花見やクリスマス会など、季節のイベントをサークルで祝うパターンもあるでしょう。

定期テストの過去問の入手先が少なくなる

サークルに所属していないと必然的に人脈が減ります。

友達が少ないことによる大きな弊害は、定期テストの過去問 の入手が難しくなることです。

多くの学生は授業にきちんと出て真面目にノートを取り、期末試験に臨むことはありません。

サークルやバイトで授業をサボったことがある学生がほとんどです。

そんな状況でも単位を取得するためには過去問を入手する必要があります。

過去問の入手先として最も有力なのがサークルの先輩なのです。

サークルに所属していないと、その伝手(つて)を利用できません。

また単位が取得しやすい講義の情報なども仕入れにくくなるでしょう。

このように単位取得がしづらくなるため、自分で勉強しなければならないのです。

就活でサークルネタが使えない

将来を考えると大きなデメリットといえるのが、就活サークルネタが使えないことです。

就活の面接でサークルのエピソードを話す学生は多いです。

企業としてもその学生が集団生活の中でどのように役割を担っていたのかどのように困難を乗り越えてきたのかという点は知りたいところ。

サークルの経験はそうした集団生活での立ち振舞いを表すのに優れています。

ただそれはサークルでしか経験できないものではなく、バイトやゼミなど他の活動でもアピールできます。

就活における致命傷とはなりませんが、ある程度はアピールで不利になることを覚えておきましょう。

新しいことにチャレンジするきっかけを逃す

大学のサークルで新しいことを始める学生は少なくありません。

例えばこれまで運動部一筋だった男性が一転して文化系にチャレンジすることがあります。

大学のサークルは新しいことにチャレンジする良いきっかけとなります。

そのチャンスをみすみす逃すのはもったいないとも言えるでしょう。

サークルに入らないことで得られるメリット

紹介したようにサークルに入らないことによるデメリットは様々です。

ただ、一方サークルに入らないことで得られるメリットも存在するのも事実。

サークルに入らないつもりの人は、メリットとデメリットを比較し決断することをおすすめします。ここでは、サークルに入らないメリットを2つ紹介します。

時間を自由に使える

サークル活動がない分、時間を自由に使いやすいです。

空いた時間を利用して、趣味に打ち込んだりアルバイトしてお金を稼いだりと、自分の好きなことができます。

「時は金なり」という言葉もあるように、時間というのは非常に大切なものです。

寂しさを紛らわすため・人脈を形成するため等の理由で、無理にサークルに時間を注ぐよりは、自分の好きなことをやった方が良いでしょう

社会人だと自由に使える時間はなくなるので、学生生活のうちに自分のやりたいことを思いっきりやっておいた方が、有意義な学生生活となる可能性が高いですよ。

お金がかからない

お金がかからないことも、サークルに入らないメリットの一つ。

サークルに所属していると部費や飲み会代など結構な費用がかかります。

場合によってはサークル活動を捻出するためにアルバイトをしなくてはならないこともあるでしょう。

大学生だとファッションに気を使ったり恋人とのデートだったり一人暮らしの費用だったりと、色々な支出が逼迫しますよね。

その状況でサークルの活動費を払うのが厳しくなることもあるでしょう。

お金があまりないのであれば無理にサークルに所属しないのも良い選択です。

サークルはガクチカになる

学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」にサークル活動が該当するのをご存じでしょうか。

サークル活動を在学時に続けたのなら、継続力のアピールになります。

また、部長や経理などの経験があるのなら、役職で責任感のある業務を担当したというアピールになります。

スポーツ系でないイベントサークルでも、大きなイベントを開催した企画力はガクチカのエピソードとして成り立つのです。

さまざまな視点で、就活でもサークル活動は有利に働きます。

ほかにエピソードがあればOK

もちろん、ガクチカのために必ずサークル活動をしなければならないというわけではありません。

ガクチカはエントリーシートや面接で自由に自分をアピールする場所です。

部活やアルバイトや趣味の活動、またはインターンへの参加など、ほかに打ち込んだことがあるのならば、それらをエピソードにすれば良いのです。

授業以外の時間を存分に使って頑張りたいものがあるのなら、就活のネタのために、わざわざサークル活動に参加する必要はありません。

サークルへ入る前に注意するポイント

このように、サークルに加入義務はありませんが、希望する学生は門戸を叩いてみると良いでしょう。

学部や学年を問わず、多くの学生と交流がはかれるため、参加する意義はあります。

なかには複数のサークルを掛け持ちする学生もいるのです。

サークルは学内のものに限らず、インカレという大学という敷居をまたいだ、大規模なサークルも存在します。

さまざまなサークルはありますが、加入する前に確認するべきポイントがいくつかあるのでご紹介しましょう。

年会費がかかる可能性は高い

年会費がどれだけかかるかもHPなどでチェックしておきましょう。

スポーツ系や音楽系のサークルは特に、コートやスタジオを借りる費用、またはボールや機材のレンタル費用などが必要になるため、1万円以上の年会費がかかるケースも多く見受けられます

また、年会費だけではなく、合宿の費用やユニフォーム代、さらに飲み会の会費など何かにつけてお金を必要とするのがサークル活動です。

サークルの先輩の雰囲気なども見て、自分にとって無理がないかを見極めてから参加しましょう。

部活とサークルの違いを理解しよう

部活とサークルの違いを理解してから加入しましょう。

大学の部活は、大学が母体となっており、週に5~6日というかなりストイックな環境で、大会やコンクールなどの目標に向けて練習します

中学や高校の部活と似た雰囲気と考えて良いでしょう。

一方のサークルは、学生が主体となって立ち上げた団体です。

比較的自由な雰囲気で、和気あいあいと活動を楽しむ傾向があります

まじめに活動に取り組みたいのであれば、サークルでは物足りなく感じるかもしれません。

名目と活動内容が一致しない場合も

表向きはテニスサークルやサッカーサークルと謳っていても、ふたを開けたら、活動をせず飲み会ばかりしている、いわゆる「飲みサー」の場合もあるため注意が必要です。

飲みサーは練習や活動がおろそかである場合も多く、飲み会がメインであるため、素行不良な人が多い傾向にあります。

また、飲み会の出費が多くアルバイトに行かなければいけなくなり、学業に支障が出るケースもあります

サークルに入会してからすぐに辞めると、トラブルになる可能性もあるので、新入生歓迎会に参加するなどして雰囲気を把握しておくと安心です。

入りたいサークルを探す方法

メリットやデメリット、そして部活との違いや金銭的な負担を理解したうえで、どうしてもサークルに参加したい方は、さっそくサークルを探してみましょう。

しかし、大学内には多くのサークルが存在しており、すべてを把握するのは大変です。

しかし、どこに入ろうか足踏みしているうちに、人気のサークルでは部員の募集が締め切られてしまう可能性もあります

自分のやりたいことができて、居心地の良いサークルを見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。

あなたにぴったりのサークルを探すための方法を3つご紹介します。

大学のHPから探す

まずは、大学のHPのサークル一覧から探しましょう。

文科系やスポーツ系などのさまざまなジャンルごとに、大学の公認サークルや同好会がずらりと一覧で並んでいます。

大学から認定を受けているサークルだけが並んでいるので、部室もあり、比較的部員の多いサークルが多い傾向にあります。

ただ名前だけではわからない方もいるかもしれませんが、サークルによっては連絡先やSNSのリンクが貼ってあるケースも見られるので、気になるものがあれば連絡してみましょう。

SNSを利用して探す

SNSを利用してサークルを探しましょう。

勧誘に積極的なサークルは、合格発表の時点で大学をフォローした新入生のアカウントに向けて、勧誘しているところもあるのです。

TwitterはDMで直接コンタクトを取れますし、気が引けるのであれば、相手が「マシュマロ」など匿名の質問機能を利用していればアカウントを特定されず質問できます。

また、Instagramでは動画や写真を用いて普段の活動内容や、部員の様子がギャラリーのように掲示されるケースもあります。

新歓ブースでQRコードの載っているビラを配布するケースも多いので、気になるサークルがあればフォローしてみましょう。

人脈を活用する

古典的な方法ですが、先輩やクラスの友人におすすめのサークルを聞いてみましょう。

SNSやHPは新入生を呼び込むことに必死なため、どうしても良い面ばかりが押し出されています。

しかし、サークルの良い噂だけでなく悪い噂も必ず出回るため、SNSの情報を鵜のみにせず、口コミも重視してサークル選びをしましょう

「~のサークルを探しています」と誰かに話せば、人づてに評判の良いサークルと縁がつながるかもしれません。

1人で探すのではなく、いろいろな人を巻き込んで探すのも、サークル探しにおける成功の秘訣です。

サークルに入らないで大学生活を楽しむ方法

サークルに入らないメリットは、時間やお金を自由に使いやすいことです。

ただサークルに入らないと大学生活がつまらないものになる可能性が高いのも事実。

それでは、サークルに入らないで大学生活を楽しむためにはどうすべきか解説します。

アルバイトに熱中

大学生活で一人暮らしを始めたり、欲しいものを買うためにお金が欲しいという方はアルバイトに熱中するのがおすすめ。

サークルに所属していなくてもバイト仲間と意気投合すれば人間関係が充実した学生生活を過ごすことも可能です。

どうせやるなら学生生活しか体験できないような珍しいアルバイトや楽しいアルバイトにチャレンジするのをおすすめします。

例えば、リゾート地に住み込みで働くリゾートバイトが考えられます。

バイトが休みの日や休憩時間はリゾートで遊ぶことも可能なので、お金を稼ぎながら楽しい経験を積むことができるのでお得感が強いです。

また、高時給のアルバイトがしたい方は治験のアルバイトがおすすめ。

新薬を自らの体で試し、その効果を実証するアルバイトです。危険なのは確かですが、普通のアルバイトで稼げないような高収入が獲得できます。

勉強に打ち込む

学生の本分である勉強に打ち込むのもありですね。

専攻分野の勉強研究に励むのでもいいですし、就活に役立つ資格の勉強に励むのも良いでしょう。

就活に役立つ資格として挙げられるのが、TOEIC や簿記・宅建などです。

特にグローバル化が進展する昨今において就活市場では英語力が求められます。読み書きだけでなく話したり聞いたりできる能力まで高められると、他の学生と差をつけられるでしょう。

趣味に没頭する

趣味を極めるというのも充実した学生生活を過ごし方としてありです。

趣味ですから自分の好きな物であれば何でも構いません。できることならその道のプロレベルを目指すまで頑張ってみてください。

そのことで、自分の適職が見つかったり就活に役立つ経験ができるかもしれません。

ただ、いくら好きだからといってギャンブルや反社会的行為に夢中になるのはやめましょう。

ビジネスの経験を積む

学生のうちに自分でお金を稼いでみる経験をするのは大切です。

アルバイトとして誰かに雇用されるのではなくインターネットなどを利用して自分でビジネスを起こすのです。

現在は働き方が多様化しています。一昔前は新卒で会社に入社するのが当たり前でしたが、そういう時代ではなくなってきました。

学生のうちに起業したりフリーランスに働いたりするのも珍しくないご時世です。

自分に合った働き方を見つけられるよう早めにネットビジネスの経験を積んでおくのをおすすめします。

海外留学・海外旅行

学生のうちに絶対にやっておいた方が良いことの一つに海外旅行や海外留学が挙げられます。

語学力が身につくというのももちろんですが、長期にわたり海外に身を置くことで自分の価値観が広がります。

自分が今まで育ってきた世界とは異なる価値観に触れることで、多様性への理解が得られるでしょう。

時間がたっぷりある学生時代しかできない経験なので、是非チャレンジしてみてください。

サークル以外でも友達は作れる

サークルに所属しないことの一番の心配は、ぼっちになってしまうことでしょう。

しかしサークル以外でも大学で友達を作るのは可能ですよ。

例えば、研究室やゼミなどが考えられます。

友達を作るために重要なのは出会いの場ではなく、あなた自身の積極性です。

あなた自身に魅力があれば自然と友達ができますので、サークルに所属することにとらわれず自分の魅力を高めることや出会いの場を広げることに注力してください。

まとめ

大学でサークルに入らないことのデメリットやメリットに関して述べてきました。

大学でサークルに入らないのは様々なデメリットがあるのは事実です。

しかしサークルに所属しなくても全く問題はありません。

サークル以外であなた特有の楽しみ方を見つけても良いのです。

サークルにこだわらずさらに広い視野を持って、一度きりの楽しい学生生活を過ごして頂けたら幸いです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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