【就活生向け】不動産系企業の長期インターンとは?メリットとあわせて解説

【就活生向け】不動産系企業の長期インターンとは?メリットとあわせて解説

はじめに

不動産業界は就活生の間でも人気の業界です。

不動産系企業に就職するための第一歩として、インターンに参加したいと考える就活生も多いと思います。

しかし「実際にどんなことをやっているんだろう」「短期インターンと長期インターンの違いってなんだろう」と疑問に思う人もいるかもしれません。

そこで今回は、そもそも長期インターンとは何か、さらに不動産系の長期インターンのメリット・注意点についてくわしく解説していきたいと思います。

長期インターンに参加する学生が近年増えている!

将来のことを考えて、インターンに参加したいと考えている学生は多いと思います。

インターンには、1日〜10日間の短期のものと、6ヶ月以上にわたる長期のものの2種類があります。

長期インターンに対しては、「多くの職場が経験できない」「責任が重そう」「学業やプライベートとの両立が難しそう」といったマイナスのイメージもあるかもしれません。

しかし、近年ではこの長期インターンに参加する学生も増えてきています。

その理由はどこにあるのか、ここからくわしく解説していきましょう。

理由①社会人としてのスキルを身につられる

学生時代に長期インターンを経験することで、一足先に社会人としてのスキルを身につられます。

実際の社員と同じような仕事を任されることも多いため、短期インターンでは経験できない実務経験を積むことができます。

また、社員と一緒の現場で長期間働くことになるため、社会人としてのマナーはもちろん、優秀な社長や社員の仕事のやり方やビジネススキルを間近で学べるのです。

さらにその優秀な人たちから自分の仕事や価値観についてのアドバイスをもらうこともできるので、学生時代になかなか身につることが難しい社会人としてのスキルを、実践的に身につられるのです。

このようなスキルを身につておくと、就活の場面でも有利になり、社会人になったあともスムーズなスタートを切れるでしょう。

理由②実務を体験できる

長期インターンでは、アルバイトと違ってより実務的な経験を積めます。

学生でいる間に、企業の実務に携わる機会はほとんどありません。

名前を聞いたことのある企業が実際にどのような仕事をしているのか、現場でどのようなやり取りが行われているのかについて、一般の学生が知ることはまずないでしょう。

しかし、長期インターンに参加することで、実際に働いている社員と同じ現場で働き、企業の内部を見ることができます。

実務を知ることで、就活の場面で企業を選ぶ際、自分の経験をもとにして、ほかの人とは違った視点で判断できます。

また、実際に就職してから、「思っていたのと違った」という失敗を防げるので、非常に有意義な体験になるはずです。

理由③賃金も出る

実際に自分の将来につながる経験を得ながら賃金を得られるのは、長期インターンにおける大きなメリットの1つです。

アルバイトでも賃金は得られますが、それが自分の将来やりたいこととつながっていることは少ないはずです。

また単純な作業が多かったり、同じことの繰り返しだったりと、飽きやすい場合が多く、やりがいを感じにくい人も多いかもしれません。

その点長期インターンでは、それが将来やりたいことと直接つながることが多く、仕事も状況に応じてどんどん変わってくので飽きることもありません。

将来やりたいことが決まっていないという人も、インターンを通してそれを探すことができます。

将来のための経験を積めるだけでも非常に魅力的なのに、さらに賃金までもらえるとなれば、参加しない手はありません。

理由④業界への理解が深まる

1つの企業のインターンに長い期間にわたって参加することで、その業界についての理解を深められます。

多くの業界が、学生と日常的に関わることが少ない業界だと思います。

そのため、ただ普通に学生生活を送っているだけでは一つひとつの業界について、表面的にしか知ることはできません。

長期インターンに参加することで、企業の実務だけでなく、自分の興味のある業界についても深く学べまるのです。

その業界で長く働いている人に、普段聞けないようなくわしい話を聞けるのも非常に魅力的です。

業界についての理解を深められると、実際に自分が働きたいと思ったときに業界を選ぶ基準にもなり、就活の場面で業界研究に割く時間を節約できるでしょう。

理由⑤選考で有利になれる

長期インターンに参加していた経験は、就活の選考の場面で非常に有利です。

「長期インターンに参加していた」と聞くと、社会人としてのマナーやスキルがあると判断されて、企業側の印象が良くなります。

また、面接の際には「ガクチカ (学生時代にもっとも力を入れていたこと)」について必ず聞かれます。

多くの学生はこのときにアルバイトや部活動での経験を話すことになるので、内容が似通ったものになりがちです。

そのなかで長期インターンについての経験を話せれば、ほかの人とは一味違ったガクチカで面接官の印象に残り、選考の際は非常に有利になるのです。

さらにインターン中に実際に人事担当者から、採用の場面ではどのようなポイントを見ているのかなどを学べる点でも、ほかの就活生より一歩リードできるでしょう。

不動産系の企業ではどのような長期インターンが行われている?

不動産業界は就活生の間でも人気のある業界です。

しかし、普段の生活では、なかなか不動産業と関わることはありません。

実際の業務を体験できる長期インターンに参加し、不動産業界についてより理解を深めたいと考えている人は多いでしょう。     

そこで、ここからは不動産系の企業ではどのような長期インターンが実施されているのかについて、くわしく解説していきます。

不動産業界を目指す就活生の方は、ぜひ参考にしてみてください。

営業が多い

不動産の長期インターンでの主な仕事内容はテレアポです。

テレアポの正式名称は「テレフォンアポインター」といって、電話でアポイントを取ることです。

不動産の営業は基本的にテレアポ中心といえます。

一般の顧客の悩みやニーズについてヒアリングを行い、解決策を提供する場合もあれば、不動産の仲介業者とのやり取りをする場合もあります。

基本的にヒアリングとアポイントまでをインターン生が行い、それ以降を社員に引き継ぐケースが多いです。

希望をすればその後の商談に同行できる場合もあります。

不動産業界で活躍したいと思ったら、テレアポのスキルは必須です。

学生の間にこのテレアポのスキルを磨けることは、非常に大きなメリットになります。

学生同士でチームを組む場合もある

不動産の長期インターンでは、学生同士でチームを組む場合もあります。

不動産の営業は個人の仕事というイメージを抱いているかもしれませんが、グループを組んで営業体験を行う企業も多くあるでしょう。

「3,000万の土地を売るシミュレーション」や「空き地の活用方法についてのプレゼン」など、実際の仕事を再現してグループで行ったり、企業に関連する分野について調べてプレゼンをしたりと、仕事に関わる内容について学生同士で協力しながらワークを行います。

苦手な部分を他の人にフォローしてもらったり、逆にほかの人ができない部分を自分がフォローしたり、協力することでよりそれぞれの個性や能力を発揮しやすくなるのです。

また、チームで動くことによって、コミュニケーション能力を磨いたり、他の人と協力して仕事を進めたりするスキルを身につられます。

コンサル業務を任されることもある

コンサル業務を体験できるのも、不動産の長期インターンにおける特徴の1つといえます。

コンサル業務の内容は、不動産の専門的な知識をもって、不動産の利用や売買・管理について顧客に的確なアドバイスをすることです。

これもグループになってワークの形式で行うことが多いです。

顧客の悩みを聞き出すヒアリング能力や、適切なソリューションを導くための柔軟な発想力を養えるでしょう。

不動産についての知識や、アドバイスするうえでのポイントなどをしっかり学ばなければいけないので、短期インターンではなかなか体験できず、長期インターンならではの貴重な経験です。

コンサルティングも学生時代に学ぶ機会は少ないので、インターン期間に経験できるのは大きなメリットになります。

不動産系企業の長期インターンに参加したい!注意点は?

ここまで見てきたように、長期インターンにはアルバイトや短期インターンにはない魅力がたくさんあります。

不動産系企業のインターンは、業界について知ったり、スキルを磨いたりするためにも参加しておくと良いでしょう。

しかし、得られるものが大きい反面、いくつか注意しなければならないこともあります。

そこで、ここからはその注意点についてくわしく見ていきます。

長期インターンに参加したいと考えている人は、これらの注意点に気をつけてください。

長期インターンを行っている企業はあまり多くない

アメリカや欧米諸国では、働く前に長期インターンに参加するのは当たり前のことですが、日本ではまだそのような認識が浸透していません。

短期間のインターンであれば、日本の学生も多く挑んでいますが、6ヶ月におよぶ長期のものとなると、その参加者数は非常に少ないのが現状です。

学生の意識の問題もあるかと思いますが、企業側からしても長期間学生を監督し、育成しなければならないので、その分人員やコストがかかります。

このことから、長期インターンを行っている企業は限られていることがわかります。

そのため、興味がある業界の企業サイトや就活のネットワークを使って、長期インターンの情報を日々チェックする必要があるのです。

募集が少ないため倍率も高くなりがちという点にも注意しましょう。

インターン期間中は忙しくなる

やはり、長期インターンは文字通り長期間インターンに参加しなければならないため、期間中は忙しくなります。

アルバイトと違って、社会人と同じ扱いを受けるので、休みを取るのも簡単ではありません。

特に学業が忙しくなる3・4年生の時期に長期インターンへ参加した学生の中には、両立が難しいと感じる人も多いです。

学生の本業である学業がおろそかになってしまっては、いくら長期インターンで良い成績を残せたとしても本末転倒です。

しっかりと学生生活との両立を意識し、無理のない範囲で参加しましょう。

学業について理解のある企業も多いので、テスト期間やどうしても外せない用事が入ってしまった場合などは、前もって申請すれば融通をきかせてくれるはずです。

責任が生じる

繰り返しになりますが、長期インターンに参加した学生は社会人と同じ扱いになります。

そのため、実際に自分の仕事に対する責任が生じます。

守秘義務を守らなければならないので、仕事の内容や顧客の情報を家族や友人に気軽に話してしまうと、場合によっては契約違反の責任を問われることもあるのです。

そのほかにも、仕事の締め切りがよりきびしくなったり、高水準のパフォーマンスを求められたりと、学生の間に感じることの少ないプレッシャーが大きくなります。

特に不動産の仕事は1回の取り引きで数千万円、場合によっては数億円の金額が動くので、その分ともなう責任も重大になります。

インターンだとしても、社会人の仲間に加わったことを意識しましょう。

おわりに

不動産の長期インターンの特徴やメリット・デメリットについて理解できたのではないでしょうか。

やはり最大の魅力は、学生のうちに将来の仕事に直結するスキルを得られることです。

やりたいことが決まっている学生は、今すぐ行動することをおすすめします。

まだやりたいことが決まっていないという学生の皆さんも、長期インターンを通して必ず将来への手がかりをつかめるはずです。

学生時代を有意義なものにしたいと考えている方はぜひ、長期インターンに参加してみてください。

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