エントリーシートに貼る写真のサイズは?撮り方は?ポイントをまるっと解説!

エントリーシートに貼る写真のサイズは?撮り方は?ポイントをまるっと解説!

 

はじめに

エントリーシートでも、履歴書同様にしっかりした内容のものを提出させる企業は数多くあります。

中には、写真を貼る形式のエントリーシートもあります。

履歴書とエントリーシートで、2枚の写真を用意しなければならないのは少し大変ですが、しっかり準備しておきましょう。

ここでは、エントリーシートに貼る写真のサイズや、撮り方のポイントなどについてまとめました。

写真は一番目に留まりやすいところなので、工夫次第では印象が大きく変わります。

そもそもなぜエントリーシートに写真が必要?

まずは、エントリーシートで写真の提出を求められる理由について見ていきましょう。

企業によっては、エントリーシートは写真なしでも大丈夫な企業があります。

そうした企業は、筆記試験のときに写真つきの履歴書を持参することが多いでしょう。

エントリーシートでも写真を貼ってほしいと要求された場合、その後の採用試験に向けて、事前に顔写真のデータが必要だということです。

以下でエントリーシートに写真を貼ってもらう場合の、代表的な理由を紹介します。

本人確認のため

筆記試験会場や説明会などで、本人であることを確認するために、エントリーシートを提出するケースがあります。

志望者が多い大企業では、受付で名前と大学名を対照させて、チェックを入れるだけでもかなり時間がかかってしまうでしょう。

エントリーシートに顔写真を貼ってもらうことは、確実に本人が、説明会や筆記試験に来ている確認をする助けとなります。

大学などの学力試験でも受験票に写真が必要なように、エントリーシートが受験票代わりになるという理由もあります。

書類選考時にイメージするためにも使う

履歴書を提出してもらう前段階でも、「有望な志望者の顔と名前を一致させておきたい」と考える採用担当者は多いです。

文章だけでは見えてこない志望者のパーソナリティを知るため、顔のイメージと名前・エントリーシートの内容をリンクさせたいというのは、合理的な理由でしょう。

しかしこれはあくまで人物像のイメージのためです。

まだ選考が進んでいるということではありません。

写真のイメージだけで落とされることはないので、「自分のルックスに自信がないから」とコンプレックスを感じなくても大丈夫です。

エントリーシートに貼る写真のサイズは?

次に、エントリーシートに貼る写真のサイズについて、チェックしておきましょう。

証明写真の撮影機では、同じ料金でもサイズを選べるようになっています。

そのためエントリーシートでは、どのサイズが適切なのかわからない方もいらっしゃいます。

基本的にはエントリーシートの写真ごとに指定があるため、その指示に従いましょう。

大きい場合は丁寧にハサミでカットし、はみ出さないように張るのが基本です。

斜めにならないようにも気をつけて、最後まで慎重に作業してください。

縦40mm×横30mmが基本

多くのエントリーシートや履歴書では、縦40mm×横30mmの顔写真が基本となっています。

証明写真撮影機でも、デフォルトでこのサイズに対応していることが多いです。

もし証明写真で、どの大きさの写真を撮影するか悩んだときは、このサイズを選択しておけば、ほとんどの場合に対応できます。

このサイズであればほかのスペースを邪魔するほど、顔写真が占めることなく、表情などがしっかり見えます。

小さい写真でも、細かい服装の乱れなどもはっきりわかるので、身だしなみに気をつけましょう。

Webエントリーの場合は企業によって異なる

最近は、Webエントリーという形でエントリーシートを提出させる企業が多いです。

Webのエントリーシートにデジタル写真を添付する場合、企業によってサイズ(画像サイズ・容量・保存形式)などが違うのでよく説明を読みましょう。

ただしWebエントリーの場合でも、縦と横が4:3の比率になるよう指定されていることが多いです。

スマホアプリなどで自分の顔写真を撮影する場合でも、基本的には4:3になるように撮影・カットしておくことをおすすめします。

エントリーシートに貼る写真はどこで撮影する?

エントリーシートに貼る写真撮影の場所・方法について考えましょう。

最近の証明写真はかなりきれいに撮影できますし、今はスマホでもかなり高画質の写真を撮ることができます。

良い印象を与えられるならどの方法で撮影してもかまいません。

しかし、それぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

写真撮影で決して失敗したくない・万全を期したいという場合は、やはり就職活動用の写真で、実績のあるプロのカメラマン・写真館がおすすめです。

①写真館

一番おすすめの方法は、写真館でプロのカメラマンに撮影してもらうことです。

近所で評判の良い写真館があるならそこへ行ってもいいですし、大学でプロのカメラマンに撮影してもらえる機会があれば、そちらを利用するのも良いでしょう。

費用は一番かかってしまいますが、プロのカメラマンに撮ってもらうことには多くのメリットがあります。

その人の顔に合わせた背景などをプロが選んでくれるなど、その人の魅力を一番引き出せるよう、時間をかけて撮影してくれるのが一番の魅力です。

就職用の写真に力を入れている写真館によっては、メイクやヘアセットまで行ってくれることもあります。

どんな顔をして写ればいいかわからない方は、プロのアドバイス・テクニックを頼りに、写真館で撮影してもらいましょう。

②証明写真撮影機

写真館よりも気軽に利用できるのは、商業施設などに置いてある証明写真撮影機です。

安価であること・予約などが必要なく、24時間いつでも利用できることなども大きなメリットとなるでしょう。

ただし、証明写真で100%納得いく写真を撮影できるとは限りません。

最初に椅子の高さなどを調整しなければなりませんし、背景の明るさも調整することが困難です。

ヘアスタイルなどの身だしなみチェックも自分でしなければならず、プロのアドバイスを一切聞けないのも不安が残ります。

そのため、基本的に自動機械の証明写真は、免許や資格証などに貼るための写真を撮る場所、と考えるようにしてください。

少しでも印象を良くしようと考えるなら、お金がかかっても写真館を利用する方が確実です。

③スマホアプリ

証明写真撮影機よりもさらに手軽な方法として、スマホアプリでの写真撮影があります。

しかし就職活動の証明写真に使えるレベルのものを撮影するには、環境とテクニックが必要なので、なかなか大変です。

まず証明写真用に、無地の背景を用意しなければなりません。

自室のドアや壁などが適切な明るさの白であれば問題はありません。

しかし、ポスターなどが貼ってあっては、自室で証明写真を撮ること自体が難しいです。

また、自撮りでは真正面から撮影するのが難しく、証明写真として適切なものにならない可能性もあります。

就職活動の証明写真は一生を左右するものです。

簡単にできるからといって、スマホアプリを使うのは、よほど撮影のテクニックがある方以外あまりおすすめできません。

エントリーシートに貼る写真を撮影する際の注意点は?

写真撮影の注意点についても、いくつか確認しておきましょう。

就職活動に使う写真は、とにかく「ビジネスマンとしてふさわしい」ものであることが一番大切です。

かっこいい・きれいという基準ではなく、清潔感などを優先して基準にしましょう。

同じ顔の方でも、少し髪型やネクタイの色を変えるだけで、印象は大きく変わります。

写真自体や背景の明るさが変わっても印象はかなり変わります。

納得がいかないと感じたときは、もう1枚別パターンの写真を撮影するのも手です。

服装は基本的にスーツ

就職活動用の写真は基本的にスーツです。

エントリーシートの場合でも、スーツを着用するようにしましょう。

ただしアパレル・マスコミなど一部の業界では、私服で写真撮影してもらうよう指定されることがあります。

こちらの場合、写真からにじみ出る「おしゃれさ」も評価対象となるので、その人のセンスも問われることになるでしょう。

エントリーシートの第一印象の時点から、すでに選考が始まっていると考えることもできます。

しかしスーツで写真撮影をする企業では、写真が合否に大きな影響を与えることはありません。

身だしなみを整える

どんな企業に応募する場合でも、身だしなみを整えていくことが大切です。

髪型を整える・男性はひげを剃る・写真撮影前にスーツの肩にごみやフケがついていないか、確認を徹底しましょう。

眉毛のお手入れが行き届いているか、眼鏡が汚れていないかなども、意外と気になることがあります。

写真館で撮影を依頼する場合、事前に身だしなみについてもカメラマンやアシスタントの方がある程度整えてくれます。

したがって、余計な心配をする必要はなくなるでしょう。

背筋を伸ばして撮影する

撮影時の大切なポイントは、背筋をしっかり伸ばして撮影することです。

写真で実際に移るのは胸から上だけです。しかし写真を見ると、猫背の状態で撮った写真かということはある程度見分けがつきます。

だらしない姿勢で撮った写真は、肩のラインが下がる・写真写りの表情も悪くなるなどの悪影響が出るので、注意しましょう。

特に写真ともリンクするアピールポイントである、「明るさ」「意欲的」な人間だと自分を見せたい場合はなおさらです。

写真写りが悪くては、エントリーシートや履歴書の文章に説得力が出ません。

目を開き口角は軽く上げる

目をしっかり開くこと・口角を軽く上げることも意識しましょう。

笑顔で写る必要はありませんが、口角を少しだけ上げように意識すると、緊張感が和らぎ、自然な表情になりやすいです。

特に第一印象で「まじめさ」よりも「親しみ」「人当たりが良い」といった印象を抱いてもらいたい場合は、表情に気をつける必要があります。

ニコニコしすぎても就職活動用の写真として不適切です。

バランス良い表情の練習・シミュレーションもある程度しておくことをおすすめします。

女性は眉や耳が髪で隠れないようにする

女性に多いミスとして、眉や耳が髪の毛で隠れてしまうことがあります。

眉や耳が隠れていると、暗い・重たい印象を与えてしまうことが多いです。

特に眉毛やおでこが隠れていると、あまり良い印象を与えません。

就職活動用の写真は、明朗な印象になるよう努めましょう。

男性でも、前髪の長い方は就職活動時に切っておくことをおすすめします。

前髪でおでこが隠れているか・見えているかだけでも印象は大きく変わります。

気になる方は、鏡の前で一度前髪を上げて確認してみましょう。

写真館で撮影する際は焼き増しに対応してくれるかを確認しておく

写真館で撮影する場合、焼き増し対応について確認しておくことも大切です。

多くの場合、すぐに焼き増ししてもらえますが、就職活動では何十枚といった単位で写真を貼ることもあります。

焼き増しにいくらかかるか・どのくらいの日数でできるかなどよく確認しておきましょう。

もちろん、早めに予備の写真を確保しておくことが一番大切です。

業界が同じ企業ではエントリーの日時も近いことが多いので、エントリーが重なる場合には予備の写真が少ないと、足りなくなることもあります。

エントリーシートに写真を貼る際の注意点は?

最後に、エントリーシートに写真を貼り付ける際の注意点についてもまとめました。

写真は基本的なポイントさえ気をつければ、ミスをしない欄です。

そのため、最後に貼るのがおすすめです。

カットをミスした場合でも、リスクなく別の写真でやり直しできるでしょう。

Webでエントリーシートを提出する場合も、最後に写真を貼り付けてから全体をチェックすると、シート全体の見栄えがよくわかります。

写真と文章量・文字の大きさのバランスなどが整っているかをチェックしましょう。

写真の裏に大学名と氏名を書いておく

Web提出ではない手書きエントリーシートの場合、写真の裏に大学名と氏名を忘れずに書いておきましょう。

履歴書やエントリーシートは保管しているうち、写真がはがれてしまうことも考えられます。

特に選考段階における最初のステップで、何百人といった学生の書類が集まるときは、こうしたアクシデントが起きる可能性は高いです。

そうしたときに本人確認ができるため、裏に名前を書いておくようにするのがマナーとなっています。

写真を受け取った段階で、最初に大学名と名前を裏に書いてしまいましょう。

撮影日が古すぎる写真は使わない

写真がいつ撮影したものか、採用担当者にはわかりません。

しかし、古すぎる写真を使わないこともマナーです。

基本的には3ヶ月以内、就職活動が長期化した場合でも、6ヶ月以内の写真を使いましょう。

履歴書では、写真撮影の期日は「3ヶ月以内」「半年以内」など指定があることも多いです。

エントリーシートでも期日指定があることは多いですが、指定のない場合も、最新のものを使うようにしましょう。

少なくとも、今の顔立ちや髪型と大きく印象が変わる写真を使うのはNGです。

写真の大きさが間違っていないか改めて確認する

最後に、写真の大きさが間違っていないか、改めて確認しましょう。

写真が小さすぎて枠線が完全に見えてしまっていると良くありませんが、大きすぎて枠からはみ出しているのも良い印象を与えません。

撮影した写真が大きい場合、規定サイズまで四辺をカットして貼り付けましょう。

きれいに切れるならハサミを使ってもかまいませんが、まっすぐに切るのが難しければ、定規を当ててカッターを使うのが確実です。

写真が斜めになって、左右や上下片方だけ枠線が斜めに見えていると、だらしない印象を与えてしまいます。

まとめ

エントリーシートの写真は、筆記試験会場などで単なる本人確認だけに使われることもあります。

また、第一印象に大きな影響を与える可能性も否めません。

それ自体が合否を判断する材料とならなくても、そのあとの面接で「この学生はこんな性格かもしれない」というイメージにつながります。

特に自分を「明るく接しやすい人物と思ってもらいたい」など、見た目の印象でも左右される点でアピールしたい方は、写真撮影から勝負が始まっていると考えてください。

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