【例文8選】エントリーシートでの短所はどう書く?例文もあわせて紹介!

【例文8選】エントリーシートでの短所はどう書く?例文もあわせて紹介!

エントリーシートに自分の短所を記入する欄があり、戸惑っていませんか。

自分の長所は堂々とアピールできても、本来は隠しておきたい短所をアピールするのは恥ずかしいと思うかもしれません。

しかし、企業がわざわざ短所をたずねるのには、もちろん理由があるのです。

その理由がわかれば、短所をアピールすることに対する戸惑いも薄れます。

加えて、効果的にアピールできる文章が書けるようになるのです。

この記事ではエントリーシートに短所を書く理由書く際のコツ、そして例文も紹介します。

この記事を読んでわかること
  • 自分の短所はなにか
  • エントリーシートの短所の書き方のコツ
  • エントリーシートの短所の例文
この記事がおすすめな人
  • 自分の短所がわからない人
  • エントリーシートに書くべき短所がわからない人
  • エントリーシートの短所の書き方やコツを知りたい人

短所のない人はいない

あなたは自分の短所はこれだと自覚していますか

短所を気にしている人もいれば、なかには自分には短所はないと思っている人もいると思います。

後者に当てはまる方は、自己肯定感が高くポジティブで素晴らしいことなのですが、短所はエントリーシートに書かなくてはいけない必須項目です。

そのため、該当する方は、自身の短所という新たな発見をしてもらえたらと思います。

また、もともと自覚している短所がある人で短所の書き方がわからない人には、書き方のアドバイスをしていくので、短所を自覚している人、見つけたい人、両方に読んでもらいたいです。

エントリーシートで自分の短所を書くのはなぜ?

そもそも、どうしてエントリーシートには短所の記入欄があるのでしょうか。

実は、企業はあなたの短所そのものが知りたいわけではありません

また、短所によって就活生をふるい落としたいわけでもないのです。

では、なぜ企業は就活生の短所をたずねるのでしょうか。

答えは、企業は「自分を客観視する力」「困難にあった場合の対処能力」を知る一助として、短所をたずねているのです。

詳しく見ていきましょう。

1.自分を客観視する力を見極めるため

まず、自分を客観視して短所を認めることができるかを見極めるためです。

他人の短所が目に付いても、自分の短所は見えているか、すなわち自分を客観視することができるかを企業は見ています。

誰しも自分の短所からは目を背けてしまいたくなるものですが、自分を省みて自分の短所を知り、それを素直に認めることは、仕事をするうえでも重要です。

短所を把握することで、自分がミスをしやすそうな工程も予測でき、未然に防ぐことができます。

2.短所に対処する能力を見極めるため

また、短所を改善したり、カバーしたりする気持ちと術があるかを知りたいのです。

短所を自覚していても、「苦手なんだから仕方がない」と開き直っては意味がありません。

仕事では、たとえ苦手であってもやらなければいけないことは降りかかってきます。

短所をカバーし、何とかやりきらなくてはならないのです。

自分の弱点を自覚し、それでも苦手な業務にあたって努力している姿勢を見せれば、上司や同僚も自然と協力しようという気持ちになります。

自分の短所の探し方

「短所はいろいろあるけれど、エントリーシートに書けるようなものがない」「自分で自分の短所がわからない」という人もいるでしょう。

自分を客観的に見ることは難しいです。

さらに「自分の短所を素直に認めたくない」という気持ちも働くので、決して容易ではありません。

そこで、自分の短所を探す際に、確認してみてほしいポイントがあります。

このポイントを押さえれば、自分では気づいていなかった意外な短所が見つかるかもしれません。

1.まずは書き出してみる

まずは自分の性格について、思いつく限り書き出してみましょう

このとき、頭の中で考えるだけではなく、必ず目に見える形で書き出すのがポイントです。

書き出したものを並べているうちに、「そういえばこんなこともあった」と連想ゲームのように思いつくことがありますし、「短所とは思っていなかったけれど、この性格もやっかいだな」と思うこともあるでしょう。

また、「これとこれは同じ原因だから、その原因こそが本当の短所なのでは」と、隠れた短所に気づくこともあるでしょう。

目に見える形にすることで効果が生まれます。まずは書き出してみてください。

2.あえて長所を探してみる

「短所を探しているはずなのに、なんで長所を探すの?」と思うかもしれませんが、あえて長所を探すことによって、相対的な短所が見つかることもあります。

それは、長所と短所は表裏一体であるからです。

たとえば「慎重で着実に歩みを進める」という長所は「決断に時間がかかり、動き出しが遅い」という短所であるともいえます。

「人の気持ちに寄り添って考えられる」という長所は「人の考えに左右されやすく芯がない」という短所であるともいえるでしょう。

どんな長所であっても、必ずマイナスにとれる面も存在します。

見方を変えれば、どんな長所も短所になり得るのです。

また、エントリーシートでは自分の長所やアピールポイントを書く機会が多いです。

長所と短所を同時に発見できるこの方法は、自己分析の時間短縮になるというメリットもあります。

3.自分が苦手なことは何かを思い返す

短所といわれるとピンとこなくても、自分が苦手なことや失敗したエピソードなら思いつく、という人もいるでしょう。

そうした「苦手なこと」「失敗したエピソード」の原因を探ることで、短所が見えてくることもあります。

できるだけ具体的に、そうしたエピソードを振り返ってください。

たとえば「料理は苦手」では、漠然としすぎています。

より具体的に見ると、「お菓子作りできっちり計量するのが苦手」「野菜を切りながら、鍋にも目を光らせるといった並行作業が苦手」など、苦手なポイントが浮かび上がってくるでしょう。

この場合では、前者の短所は「大ざっぱ」といえますし、後者の短所は「1つのことに集中すると周りが見えない」といえます。

できれば複数の苦手なことやエピソードを思い返して、そこに共通する原因は何かを探っていくと、より短所が見つかりやすくなります。

4.信頼できる人に聞いてみる

自分では自分の短所が見えないのなら、人に探してもらいましょう。

この場合、誰に探してもらうのか、人選が重要です。

自分のことをよく知っている人なら良いというわけではありません。

あまり親しすぎると客観的に見てもらえないかもしれませんし、今後の関係を壊したくないからと遠慮して本音を言ってくれないかもしれません。

適度な距離のある、信頼できる人に頼みましょう。

大学の指導教官、アルバイト先の上司など、普段から人を評価することに慣れている人がおすすめです。

5.代表的な短所一覧

人の短所は、ある程度グループ分けできます。

その中でも当てはまる人が多い、代表的な短所について調べてみましょう。

この記事でも例文を紹介しますが、エントリーシートの書き方マニュアルや例文はインターネット上にたくさんあります。

その中から自分に当てはまるものを探しましょう。

自分でゼロから考えていると思い浮かばなくても、いくつかあげられている選択肢から選ぶのであれば、案外すんなりと見つかるかもしれません。

ただし、例文を丸写しにするのはやめてください。

例文はあくまでも参考にとどめて、実際の自分の性格やエピソードに当てはまるように書きましょう。

丸写しのエントリーシートでは、書類選考を通っても、面接でぼろが出てしまいます。

エントリーシートでの短所の書き方

エントリーシートに短所を書く上で最も重要なポイントは、自分を低く見積もりすぎないことです。

自分の短所に向き合う時間が増えると、ネガティブな感情になりがちですよね。

しかし、自分の短所はこれだけど、このように良くも見せることができる、という別の視点を提案し、主張することが大切です。

それを念頭に、具体的な短所の書き方についてみていきます。

1.改善しようと試みている短所を探す

先ほど書き出した自分の短所の中から、改善は難しそうだけど克服しようと挑戦しているもの、もしくは、言葉を変えると良い意味にも捉えられるものを探してみてください。

前者は、改善しようと努力する姿勢を見せることができ、後者は、短所を受け入れ、自分のなかで認め、それをよいものとして捉えようとする姿勢をあらわすことができます。

2.企業が求める理想の人物像に対応する短所を選ぶ

次に、志望する企業や業界が求めている人材像を研究し、自分に足りないのは何か、という観点から短所を探してみましょう。

企業や業界・業種によって、必要としている人材は異なります。

たとえば金融業界は真面目で口が堅い人を求め、アパレル業界は明るく社交的な人を求めます。

そのため、金融業界にとっては社交的で口が軽いということは短所になるのです。

一方のアパレル業界にとっては、堅くて口数が少ないことは短所になるでしょう。

いわば、絶対的短所ではなく相対的短所を探す、ということです。

この場合、同じ業界であっても企業によって独自色がある場合もあるので、しっかり企業研究をする必要があります。

3.具体的なエピソードを書いてみる

どの短所を書くか決めたら、その短所がよりよく見えるための根拠となるエピソードを、できるだけ具体的に書きだしてみてください。

そのエピソードが具体的であるほど、信頼性は増します。

どのように短所を改善しようとしているのか、短所をよりよく受け止めそれと向き合うことができているかなど書けると良いです。

エントリーシートで自分の短所を書く際の注意点

エントリーシートで自分の短所を書く際には、少しコツがあります。

先ほども解説した通り、企業は「自分を客観視する力」「困難にあった場合の対処能力」を知りたいと考えています。

したがって、それが採用担当者へ伝わるように書く必要があるからです。

誤字脱字に気をつけること、読みやすい文章にすることは当たり前です。

加えて、短所を書く場合に特有のコツもあります。

ここでは、短所を書く際に特に気をつけるべき4つのコツを紹介しましょう。

1.短所をよくとらえてもらえるように書く

ただ素直に自分の短所を書くだけでは、「自分を客観視する力」だけしかアピールすることができません。

「困難にあった場合の対処能力」をアピールするために、短所をふまえてどう改善していったかを書きましょう。

このときおすすめの文章構成が、PREP法です。

PREP法とは、結論(Point)→根拠(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順で書く文章構成方法のことです。

この文章構成では結論が文頭に来るので、読む人に文章の主旨が伝わりやすく、強いインパクトを与えられます。

企業の採用担当者はたくさんのエントリーシートに目を通します。

最初に採用担当者の目を引くことができなければ、その先まで読んでもらえません。

最初の結論は、簡潔に言い切るようにしましょう。

その後に根拠を述べ、さらに根拠を補強する、具体的なエピソードを挿入します。

そして最後に、もう一度結論を述べます。

短所を書く場合は、最初の結論部分で「私の短所は〇〇です」と言い切ってしまうのです。

最後の結論部分では、「私の短所は〇〇ですが、今は~のように改善しようと努力しています」というように締めくくるのが良いでしょう。

こうすることで、「自分を客観視する力」「困難にあった場合の対処能力」をアピールできます。

2.「短所はない」は良くない

選考からふるい落とされたくないからといって、「短所はない」と書いてはいけません。

そもそも、短所の項目だけでふるい落とされることは滅多にありません。

企業は、「短所のない人間などいない」ことを前提に、この質問をしているのです。

そのため、「短所はない」と回答する人に対しては「自分を客観視できず、短所を素直に認められない人」または「見栄っ張りで嘘をつく人」と評価します。

いずれにしても、素直に短所を書くよりも、イメージが悪くなってしまいます。

次の項目で、書かない方が良い短所について解説しますが、そうした短所でなければ、素直に短所を書いた方が「自分を客観視できる人」「素直な人」としてイメージが良くなるのです。

3.書かないほうが良い短所もある

どんな短所であっても、隠さずに書けば良いわけではありません。

書くことでイメージが悪くなってしまう短所もあるのです。

たとえば、「お金にルーズ」「嘘をつく」などといった、業務に大きい支障をきたすことが予想され、しかも改善が難しいものです。

「お金にルーズ」は、金融業界などお金に密接な関わりのある企業はもちろん、あらゆる企業から忌避されます。

顧客のお金に手をつけるといった直接の害はもちろん、借金をしてトラブルに巻き込まれるなど、企業に思わぬ害が降りかかる可能性もあるからです。

また、「嘘をつく」も、企業が採用を避ける短所です。

新入社員がミスをするのは、どんな企業であっても想定の範囲内でしょう。

ミスに気づいた時点で、素直に上司へ報告すれば大抵のことはリカバリーできます。

しかしミスを隠そうとして嘘をつき、手に負えなくなってから発覚したとしたら、より被害が大きくなり、リカバリーもできません。

業務だけでなく、職場の人間関係もうまくいかないでしょう。

こうした、業務に大きな支障をきたすことが予想され、しかも改善が難しい短所、また、反対に、意識や工夫次第ですぐに直せるものも、書いてはいけません。

4.表現にも気をつける

どんな短所を書くかだけでなく、それをどう表現するかにも気をつけましょう。

なんでも率直に書けば良いというものではありません。

オブラートに包んだ表現にしましょう。

たとえば、「短気でイライラしやすい」では率直すぎますし、まったく魅力を感じません。

同じ短所を表現するとしても、「せっかちで、考えるより先に動いてしまう」とすれば、「行動的」という魅力も感じられます。

つまり短所であっても、その中に憎めないポイントを見出せるような表現にするのです。

嘘をついたり誇張しすぎたりしてはいけませんが、エントリーシートは就活生が自分を魅力的に見せるために書くものです。

短所であっても、魅力を感じさせるような表現にしましょう。

エントリーシートでの短所を書くときの例文

自分の短所を見つけたら、いよいよ実際にエントリーシートへ記入します。

先ほど紹介した、自分の短所を書く際のコツ4点に気をつけて書き進めましょう。

実際に、文章にする段階となると難しいと感じる人のために、短所の種類ごとに例文を用意しました。

書き方の参考にしてください。

ただし、例文を丸写しにするのはやめてください。

例文は、あくまでも参考にとどめて、実際の自分の性格やエピソードに当てはまるように書きましょう。

1.優柔不断

例文
私の短所は、優柔不断であることです。
特に重要な決断をしなくてはいけないときほど、なかなか決められないのです。
今までで一番決断に迷ったのが、大学入試のときでした。
学力的に安全圏の地元の国立大学を受験するか、かなり背伸びをしないと難しい東京の国立大学を受験するか、センター試験のあともずっと迷っていました。
もう自分では決められないと、高校の担任の先生に泣きついたほどです。
しかしそこで担任の先生から「お前ならできる」と背中を押してもらい、東京の大学を受験することにしました。
背中を押されて受験校を決めたあとはもう迷わず、晴れて東京の大学に合格できました。
このときは担任の先生の力を借りることで決断しましたが、優柔不断な自分を変えようと、就職活動でエントリーする企業は自分だけで決めています。
今後、社会人としてさまざまな決断を迫られることになると思いますが、慎重さは忘れず、しかし果断に決定できるよう、努めていきたいと思います。

2.心配性

例文
私の短所は、心配性なことです。
行動を起こす前にあれこれと気をもんで、気疲れしてしまうこともしばしばです。
最近の出来事では、友人と旅行に行く前、日程や持ち物をあれこれ心配し、準備にとても時間がかかりました。
旅先の電車やバスの時刻表を調べて「旅のしおり」のようなものを作ったり、着替えを多めに入れたりして、荷物もとても大きくなってしまいました。
ところが、一緒に旅行をした友人は楽観的で、日程は大体の行き先を把握するくらいで、荷物も小さく、とても軽やかだったのです。
私の作ったしおりは、バスの時間を確認するときくらいしか出番がなく、荷物は重すぎて疲れてしまいました。
それ以来、友人を見習って普段の荷物を減らすようにしたのですが、それでも困ることはまったくありません。
今まで私は心配しすぎて、荷物に限らず、余計なものをあれこれ抱え込んでしまっていたのだと気づきました。
この気づきを忘れず、必要以上の心配をせずに、軽やかにチャレンジしていきたいと思っています。

3.こだわりが強い

例文
私の短所は、こだわりが強すぎることです。
1つの物事に手をつけると、とことんやりこんでしまうのです。
大学の学園祭でステージ装飾を作ったときも、細部まであれこれと作りこみ、友人にもあきれられてしまうほどでした。
その甲斐あって納得のいく装飾はできたのですが、学園祭当日、観客は装飾などには目をくれず、ステージ上の出演者を見ていることに気がつきました。
つまり、私のこだわりはまったく無駄なものだったのです。
そのことに気づいてからは、何かに熱中しそうになると「これをやる目的は何か」を意識するようになりました。
そして、目的に適っていないことに関しては「これはほどほどにしておかなくては」と、自制するようにしています。
まだまだ周りを見る視野が狭く、こだわりが強すぎるとあきれられることもありますが、こだわる対象を見極められるようにしていきたいと思います。

4.緊張しやすい

例文
私の短所は、緊張しやすいことです。
大事な場面で緊張し、硬くなってしまって、失敗することがよくあります。
特に困ったのは、テニスサークルの試合のときでした。
普段の練習では得意なサーブが、試合になるとまったく入らなくなってしまうのです。
それが原因で、練習試合では負け続け、団体戦のメンバーに選ばれたときには辞退しようとしました。
しかし辞退を申し出たとき、先輩に「君のできることを、できる範囲でやれば良いんだよ」と言われ、団体戦に出場することにしたのです。
やはり緊張でサーブが決まらない場面もありましたが、サークルのメンバーが「ドンマイ」とたくさん声をかけてくれて、決まったときには大歓声で喜んでくれました。
そのとき、私が緊張しやすいのは、「何もかもを自分の責任として背負い込んでしまっているからでは」と気づきました。
周囲の人が応援し、手を差し伸べてくれているのに、それに気づいていなかったのです。
それ以来、緊張して硬くなりそうなときは応援してくれる人のことを思い浮かべたり、ときには「手伝ってほしい」と伝えたりすることで、少し気を軽くできるようになりました。
まだ緊張してしまうことはありますが、自分の緊張とうまく付き合っていく手段を見つけたと思っています。

5.飽きやすい

例文
私の短所は、飽きっぽいところです。
子どものころから習い事が続かず、親に叱られることもありました。
大学に入ってからは、いろいろな講義に興味を惹かれましたが、なかなか受講する講義を絞りきれず、いつも受講数の上限いっぱいまで登録していました。
他学部の講義も受講できたので、自分の学部とはまったく関係のない講義も受講し、話についていけないこともしばしばで、途中で出席しなくなってしまったこともあります。
そのせいで成績が振るわないものも多く、GPAは悲惨なものです。
しかし、自分の専門とは関係がないと思っていた科目で卒業研究のヒントを得たり、他学部の人からアドバイスをもらったりと、思わぬ副産物もありました。
飽きっぽく、いろいろなことを広く浅くしか身につけていませんが、それによって得られるものもあるのだと感じています。

6.1人で悩みを抱えがち

例文
私の短所は、1人で悩みを抱えがちなところです。
相手に迷惑をかけたくないと思って、なかなか人に相談できないのです。
農作業サークルのリーダーをしていたのですが、あるとき、畑の近隣住人から苦情を呈されたことがあります。
大学を通して、リーダーである私に「砂埃が立って迷惑だ」と伝えてこられたのです。
しかし、砂埃を完全に抑えることはできません。
1人で1週間ほど悩み続けていました。
そのうち、サークルの友人が私の悩んでいる様子を心配して、声をかけてきてくれたのです。
それでようやく苦情の件を打ち明けると、一緒にその住人に話をしに行ってくれることになりました。
お宅に訪問すると、ご家族の方から「苦情を言った父はクレーマー気質で、あちこちに言いがかりをつけて回っていて、申し訳ない」と謝られ、問題は解決したのです。
私1人では悩むばかりで解決策も見出せず、友人にもかえって心配や迷惑をかけてしまったことに気づき、申し訳なくなりました。
それ以来1人で悩んでしまい、かえって人に迷惑にならないよう、自分でひとしきり考えても答えの出ない問題は、人に相談するよう心がけています。

7.マイペース

例文
私の短所は、マイペースなところです。
特に家族から、「今は掃除するより料理を手伝ってほしい」「食卓が片付かないから、作業を切り上げて食事をしてしまってほしい」などと言われることがあります。
自分ではあまり気にしていなかったのですが、あるとき母から「あなたは良いかもしれないけれど、周りの人にはストレスになるし、人の時間を奪ってしまっているんだよ」と指摘されて、ハッとしました。
そのあと、親しい友人に相談したところ、「まずは周りの人の動きを観察するように心がけてみたら」とアドバイスされました。
それ以来、周りの人が今何をしているのかを見て、自分は何をすれば役に立てるのかを考えるようにしています。
家族にはまだ「気配りの仕方がずれている」と言われることがあるので、周りを観察するだけでなく、直接何をすれば良いのかたずねて動くようにしていきたいと思っています。

8.せっかち

例文
私の短所は、せっかちなことです。
何かしようと思い立ったら、あまり考えずにすぐ動き出してしまいます。
つい先日、せっかちさのせいで手痛い思いをしました。
大学の実習でグループ実験をしていたのですが、私のせっかちさが原因で、実験に失敗してしまいました。
結局実験をやり直すことになり、かえって時間がかかり、グループのメンバーにも迷惑をかけてしまったのです。
この出来事を機に振り返ってみて、私が焦って何かをしたとき、時間短縮になった経験よりも、失敗したりかえって時間がかかってしまったりした経験の方が多いことにようやく気がつきました。
今は、気持ちが焦っているときには意識して深呼吸をするように心がけています。
まだまだ十分ではありませんが、自分がせっかちで失敗しがちだと意識することで、少なからず前進したように思います。

まとめ

エントリーシートに短所を書く理由と書く際のコツ、そして例文を紹介しました。

短所をアピールすることに対する戸惑いは薄れたでしょうか。

「自分にこんな短所があったなんて」と、自分の短所にはじめて気づいて、落ち込んでしまっている人もいるでしょう。

自分を客観視して短所を素直に認めることは気が重いこともあります。

しかし、そもそも短所のない人間などいませんから、恥ずかしく思うことはありません。

ここで紹介した例文も参考にして、短所の中にも憎めないポイントを感じさせる、魅力的なエントリーシートを完成させてください。

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