【例文あり】自己PRで適切な文字数について徹底解説!

【例文あり】自己PRで適切な文字数について徹底解説!

ESではほぼ必須とも言える自己PR。

企業に対して自分の魅力や強みをアピールするためのものです。

ガクチカや志望動機とともに、代表的な質問の一つです。

自己PRを書く時は、内容もさることながら、意外と悩みがちなのが文字数についてではないでしょうか。

短すぎても内容として不十分ですし、長すぎても文章にまとまりがなくなってしまいます。

今回は、自己PRで適切な文字数とともに、構成の仕方や作成時の注意点についても解説します。

自己PRの理想の文字数とは

自己PRは、ESや履歴書、面接など多くのシーンで聞かれるものです。

作成するたびに、理想の文字数は何文字?と気になっている人は多いでしょう。

長すぎると読みにくくなり、伝えたいことを簡潔にまとめる能力が低いというネガティブな評価をもらってしまいます。

しかし短すぎても、入社意欲が弱く、自分の強みについて分析が足りないなどの評価につながってしまうでしょう。

そのため、読みやすい自己PRで熱意を伝えるうえでは、理想の文字数は何文字なのか知ることが大切です。

理想の文字数をチェックしたうえで、理想の文字数内に収めるためのポイントやコツもあわせてチェックしておきましょう。

指定がない場合は300字前後

自己PRの文字数は、指定される場合と指定されない場合があります。

指定がない場合は何文字が適切なのか迷うところですが、目安は300文字前後ととらえておくと良いでしょう。

300文字の例文

私の強みは、人見知りせずに、初対面の人とも積極的にコミュニケーションを取れることです。小学生の頃から団体スポーツに熱中してきたことが、コミュニケーション能力を高められた理由です。

現在大学でもサッカーサークルに所属していますが、入会当初は他大学と交流できることが強みではあったものの、実際のところあまり交流の機会はない状態でした。

私は持ち前のコミュニケーション能力を活かし、他大学を訪問し初対面の人にも積極的にサークルのPRを行いました。結果、他大学の学生も含めてサークルの人数は3倍になり、交流も毎日のように行われるようになりました。

入社後も臆せずに人と接していける自分の強みを活かし、営業職として成果を出したいと考えます。

(312文字)

300文字程度であれば、長すぎる印象もなく、反対に短すぎる印象もないため読みやすいといえます。

読むことが苦にならない程度のボリュームで、重要な情報を伝えられることが特徴です。

指定がある場合は8割以上

よくある文字数指定
〇文字以内 〇文字程度
指定の8割程度 ±10%程度

自己PRで文字数に指定がある場合は、指定文字数に対して8割以上の文字数に収めるようにしてください。

たとえば300文字以内と指定があるなら、240文字~300文字の間で収めることが大切です。

〇文字以内という規定を守っていてもあまりにも文字数が少なければ、入社意欲が低い・熱意が感じられないなどの評価を受ける可能性があります。

全体的に内容が抽象的で薄くなってしまうため、決定打に欠けるアピールにもなってしまうでしょう。

また、〇文字以内となっている場合は、反対に、超えないように注意する必要もあります。

文字数が必要以上に多ければ、端的にわかりやすくまとめる能力が低いという判断をされてしまいます。

文字数が多すぎる自己PRは、傾向として不必要な情報を長たらしく書いてしまうことが多いため、内容がわかりにくくなる原因になります。

なお、〇文字程度とされている場合は、±10%の文字数で収めるようにしましょう。

自己PRの文字数別に記入すべき内容と例文

文字数に関係なく、自己PRの基本的な内容は次の通りです。

以下の内容に注意しながら基本の文章作成し、それをもとに、必要な文字数に合わせて文章を肉付けしたり削ったりしていくと良いでしょう。

自己PRに入れるべき内容

自分の強みとは何か

どのような経験からそれを身につけたのか、発揮してきたのか

入社後その強みをどう活かしたいのか

この際、文字数によって、重点を置くべき部分やまとめ方が異なります。

以下では、文字数別に記入すべき内容やポイントについて紹介します。

200文字の内容と自己PR例文

200文字以内の場合は、簡潔に自分のアピールポイントを伝えます。

200文字以内だと、多くの内容を文書に含めるのは難しくなります。

長くなりすぎないように、伝えたい内容をできるだけ一言ずつにまとめるのがポイントです。

自分の強みと、それを得た経験あるいは活かした経験を中心にまとめるようにしましょう。

まずは、自分の強みを明確に述べます。

そして強みをより具体化させるために、それに関わる経験を取り上げます。

Point
  • 200字では詳しいエピソードを盛り込むのは難しい
  • どのような場面で強みを活かしたのか端的に述べる
  • 自分のアピールしたい強みは何か、どのようなものなのか伝える

200字の例文

私の強みはコミュニケーション能力です。

私は飲食店のアルバイトで、以前からキッチンとホールの連携性を高めることで提供ミスをなくしたいと考えていました。

そのため私は、率先して周りのスタッフと確認を取り合うように徹底しました。結果、毎日起こっていた提供ミスが0件になる日が出始め、店長からは褒めていただけました。

入社後も積極的にお客様とコミュニケーションを取り、より良いサービスを提供していきたいです。

300文字の内容と自己PR例文

300文字前後でまとめる場合は、PREP法を用いると読みやすく、相手に伝わりやすい文章に仕上がります。

「結論→根拠→入社後の活かし方→結論」という流れで書くのが基本です。

PREP法については、次項でさらに詳しく解説します。

300文字前後では、自分の強みの説明につながるエピソードなども簡単に説明することが可能です。

根拠としてエピソードをしっかり書くことで、説得力が高まります。

エピソードの説明では、5W1Hを意識すると文章がまとまります。

5W1Hの例

いつ(When):学生時代

どこで(Where):本屋のアルバイトで

誰が(Who):私が

なぜ(Why):売上アップのために

何を(What)・どのように(How): 商品の見せ方に工夫を凝らした

300字の例文

私は、周りと積極的にコミュニケーションを取りながら、連携を高めていくことができます。子供の頃から団体スポーツに力を注いできたことが、コミュニケーション能力が高まったきっかけです。

現在続けている飲食店のアルバイトでは、提供ミスが頻発していたため、キッチンとホールの連携性が低いことが課題でした。

そこで私は、オーダーをみなで声出ししながら確認し合うことを提案し、全体の連携性アップに努めました。これにより、今までは毎日起こっていた提供ミスが0件になる日が増え、店長からも褒めていただけました。

御社に入社した際は積極的にお客様とコミュニケーションを取ることで、信頼されるスタッフを目指したいと考えています。

400文字の内容と自己PR例文

400文字以上で自己PRを書く時は、自分の強みの活かし方についてもしっかり書き込むようにしましょう。

企業としては、自社でどのように活躍してくれるのかを知りたいと考えています。

そのため文字数が多く余裕がある場合には、入社後の自分の在り方についてもアピールする必要があります。

自分の強みが志望する企業でどのように活かせるのかなど、具体的に書くのがポイントです。

あなたが自分の強みを活かしながら活躍できる姿を、イメージしやすいように書きましょう。

具体的に書くためには、企業の業務内容や希望する職種について深く理解していることが必須です。

自己PRを書く前には、自己分析とともに、企業研究も十分にしておきましょう。

400字の例文

私の強みは、些細な会話のやり取りを大事にし、周りとの連携を大事にできるコミュニケーション能力です。小学生の頃からバスケットボールに力を注いできたため、声をかけ合って協力する姿勢やたくさんの人とコミュニケーションを取るスキルは、自然と身に付いていた自負があります。

現在は学業の傍らで飲食店のアルバイトを続けており、スタッフ全体の連携性アップに貢献しています。以前はお客様への提供ミスが多く、キッチンとホールの連携性が低いことが課題でした。

そこで私は、オーダーを取るたびに大きな声でキッチンと確認し合うことを徹底し、自然と全体で確認のコミュニケーションが生まれる空気づくりを行いました。これにより、毎日起こっていた提供ミスが0件になる日が増え、店長からは「率先してコミュニケーションを取る姿勢が素晴らしい」と褒めていただけました。

御社に入社した際はお客様と積極的にコミュニケーションを取り、気軽に相談いただけるスタッフを目指したいです。

600文字の内容と自己PR例文

文字数の多い自己PRでは、将来ビジョンをより鮮明に伝えるようにしましょう。

具体的に600字の自己PRでは、自身の将来ビジョンと企業の求める人材像のマッチするポイントをアピールしましょう。

ここまでの文字数の自己PRを作成できる方は、自分の過去経験の深堀りは十分できていると思います。

ここからは企業への入社意欲を伝えられるよう意識しましょう。

600字の例文

私は、些細なコミュニケーションを大事にしながら、周りとの連携を取ることができます。小学生の頃からバスケットボールクラブに所属していたため、声をかけ合ってみなで協力することや大勢の人とも積極的にコミュニケーションを取る姿勢は、自然と身に付いていた自負があります。

現在は大学生活の傍らでレストランのアルバイトを続けており、スタッフ全体の連携性向上に貢献しています。アルバイト先のレストランは、以前はお客様への提供ミスが多く、キッチンとホールの連携性の低さが大きな課題でした。

そこで私は、オーダーを取るたびに大きな声でキッチンと確認し合うことを徹底し、自然と全体で確認のコミュニケーションができる空気づくりを始めました。この施策により、毎日起こっていた提供ミスは0件になる日が増え、店長からは「率先してコミュニケーションを取る姿勢が素晴らしい」とお褒めの言葉をいただきました。

御社の営業職は、お客様との細やかなコミュニケーションを大事にしていると伺っており、私が培ってきたコミュニケーション能力は働くうえで積極的に活かせるものになると感じています。入社の機会をいただけた際は、積極的にお客様とコミュニケーションを取ったうえで的確にプランを提案し、気軽に相談いただけるスタッフとして信頼を獲得してまいります。

800文字の内容と自己PR例文

800字の自己PR文章でも、入社意欲をアピールしましょう。

具体的には以下のような内容が効果的です。

Point
  • 入社後に就きたい具体的な役職
  • 入社後のライフスタイルとキャリアビジョン
  • 自身が社内で立ち上げたい事業について

このときに注意してほしいのは、企業の求める人材像とのマッチです。

社内で新規事業への立ち上げに積極的でなかったり、独立支援制度がないにも関わらず独立のような内容を伝えてしまうと、企業で永く働いてくれるビジョンが見えにくく、かえって悪い印象を与えてしまう可能性があります。

800字の例文

私は、些細なコミュニケーションを普段から大事にしており、連絡や確認を徹底することで周りとの連携性を高めていくことができます。私は小学生の頃からバスケットボールクラブに所属してたため、声をかけ合ってみなで協力することやさまざまなタイプの人がいる中でも積極的にコミュニケーションを取る姿勢は、自然に身につけることができました。

現在は大学生活を続ける中で、レストランのアルバイトをしており、スタッフ全体の連携性を向上させることで、働きやすい現場づくりに貢献しています。もともとアルバイト先のレストランは、お客様への提供ミスが多く、キッチンとホールの連携性の低さが大きな課題でした。キッチンはキッチン、ホールはホールでしかやり取りしないことが多いことが原因でした。

そこで私は、オーダーを取るたびに大きな声でキッチンと確認し合うことを徹底し、自然と全体で確認のコミュニケーションが生まれるように働きかけました。この施策が功を奏し、以前までは毎日起こっていた提供ミスは0件になる日が増え、店長からは「率先してコミュニケーションを取る姿勢が素晴らしい」と働きぶりを評価していただけました。

私が志望する御社の営業職は、お客様との細やかなコミュニケーションを大事にしていると伺っています。そのため、御社であれば、培ってきたコミュニケーション能力を積極的に発揮したうえで、さらなる成長につなげていけると考えています。

今回入社の機会をいただけた際は、積極的にお客様とコミュニケーションを取ったうえで的確なプランを提案し、気軽に相談いただけるスタッフとして信頼を獲得してまいります。そのうえで、成績ナンバーワンを目指し、ゆくゆくは周りの社員にも良い影響を与えられる人材としてリーダーポジションも目指したいと思います。

自己PRでおすすめの構成

先に少し触れましたが、自己PR文でおすすめの構成は、PREP法を用いたものです。

「PREP」は、「Point」「Reason」「Example」「Point」の頭文字です。

  • 1

    Point(結論)
    要点・結論・主張を先に述べる。
  • 2

    Reason(理由)
    その主張をする理由について話す。
  • 3

    Example(具体例)
    具体的なエピソードを話す。
  • 4

    Point(結論)
    最後にもう一度結論をまとめる。

このような順番で文章を作成すると、相手に伝わりやすくなります。

自己PRに限らず、就活のさまざまなシーンで活用できるので、PREP法の基本を押さえておくことをおすすめします。

結論

初めの「Point」では、「私の強みは〜です」といったような「結論」を書きます。

自分のアピールポイントを冒頭に持って来ることで、この文章で何を伝えたいのかが明確になります。

そのため、特に結論を述べる場合には、「〜だと思います」という曖昧な表現ではなく「〜です」「〜ます」と明言するのがポイントです。

曖昧な表現を用いると、自己分析が不十分な印象を与えてしまうので、考えを言い切ることで説得力を持たせましょう。

自己PRに限ったことではありませんが、質問に回答する際、結論から遠い内容から始めてしまうと「結局何が言いたいのかわからない」「結論に辿り着かない」といったことになりかねません。

冒頭で結論を簡潔に示すこと、まずこれを意識しておきましょう。

<例>

「私は目標達成に向けて試行錯誤し、行動に移すことができます。」

根拠

「Reason」では、なぜそれが自分の強みであると考えたのか、その根拠を示します。

エピソードを取り上げながら、自分がどのようにしてその強みを得たのか、あるいはどういった場面で活かしてきたのかを具体的に述べるのがポイントです。

指定の文字数が多い場合には、どのような困難に立ち向かったのかも加えると、物事に取り組むあなたの姿勢もアピールできます。

<例>

「学生時代に本屋でアルバイトをしていました。そこで自分が担当していたコーナーの売上を伸ばすという目標を立てました。本の陳列に工夫をしたりPOPを作成したりすることで、そのジャンルに興味のないお客様の足を止めることができ、新たなターゲット層の獲得に成功しました。それが評価され仕入れにも携われるようになり、売上アップにも貢献しました。」

入社後どのように活かすのか

「Example」として、自己PRでは入社後の活かし方について書きましょう。

実はこの部分も非常に重要なポイントです。

企業としては、入社後どのように活躍してくれる人材なのかを知りたいためです。

また、企業のビジネスモデルや特色、業務内容を理解していないと、そこでの活かし方を具体的に示すことができません。

たとえば協調性や社内の調和を重視している企業に対して、「1人でもコツコツと目標に向けて取り組む姿勢があること」を示したのでは、自己PRとしては不十分です。

自社への理解度を測るうえでも、入社後の活かし方が大切なポイントとなってきます。

<例>

「入社後も、目標を見据えた行動力を惜しみなく発揮し、プロジェクトに多くの人を巻き込みながら目標を達成していこうと考えております。」

結論

最後の「Point」では、冒頭で述べた結論を再提示します。

どうしてもその企業で働きたいという気持ちをアピールするためにも、改めて結論を重ねるのがポイントです。

結論である自分の強みについて再度述べることで、あなたのアピールポイントを印象付けることができます。

入社後の活かし方を述べる際に、再度自分の強みを明言しておくという形でも良いでしょう。

企業に向けて自分がアピールしたいことは何か、その強みが企業にとってどのようなメリットをもたらすのかを伝えます。

採用担当者に「戦力として活躍してくれそうだ」「一緒に働きたい」と思わせることを意識しましょう。

そのためには、自身でもそこでの働き方を具体的にイメージしておくことが欠かせません。

自己PRを記入する際の注意点

ここまで、自己PRを書く時に最適な文字数や構成について解説してきました。

これらがなぜ大切かというと、読みやすい文章に仕上げて自己PRにきちんと目を通してもらい、それを通じて自分の魅力を伝えるためです。

自分の強みや人柄をアピールすることによって「どのように自社で活躍できるのか」を採用担当者にイメージしてもらうのが自己PRの目的です。

そのため、内容だけでなく文章の読みやすさにも気を配る必要があります。

簡潔にわかりやすく

自己PRを書く際の理想の文字数は、300文字前後です。

しかし、企業によって、自己PRの記入欄は異なります。

見た目のバランスでいうと、記入欄の8割程度を埋めることを一つの目安にすると良いでしょう。

空白が目立つと意欲が伝わらないので、ある程度埋めていく必要があります。

ただし、アピールしたいからといって小さな文字でぎっしり記入欄を埋めてしまうのは避けましょう。

採用担当者の読む気がそがれる場合があります。

PRを書く時は、その内容や構成はもちろんですが、それと同様に読みやすさもとても重要です。

全体のバランスを見ながら、文字数や文字の大きさを考え、丁寧に書きましょう。

何より、読み手を意識することが大切です。

エピソードは一つに絞る

先述したように、自己PR文はあくまでも読む側の視点が大切です。

読みやすさを追及するためにも、取り上げるエピソードは1つに絞りましょう。

熱意があるほど、企業に対して自分の強みや経験などをたくさんアピールしたくなりがちですが、いろいろ詰め込みすぎるとかえって逆効果です。

自分が思うままにアピールポイントを盛り込むと、まとまりがなく読みにくい文章になるだけでなく、文章をまとめたり、考えを伝えたりするスキルが低いと思われる可能性もあります。

たとえ、あなたに、強みやスキル、得意なことがたくさんあったとしても、志望する企業が求めるものに合致していないと採用には至りません。

読む側=採用担当者の視点で考え、どんな人材が求められているかを分析しましょう。

そのうえで、エピソードを1つに絞り、そのことを十分にアピールすると効果的です。

客観的に伝わりやすいようにする

自分の強みやエピソードをいくつも用意してしまうと、自信がないと捉えられたり、結局何が言いたいのか伝わらなかったりするため注意が必要です。

「これだけは絶対に伝えたい」というエピソードに焦点を当てて、集約して考えをまとめたほうが、印象にも残りやすいと考えられます。

指定の文字数があったり、記入欄の大きさが異なったりと、企業によって自己PRに使える文字数はさまざまです。

しかし、どんなケースでも、伝えたいことを絞り込み、簡潔にまとめていくのがポイントです。

自己PR文が完成したら、一度フラットな気持ちで「読みやすさ」を重視しながら読み返してみましょう。

自身の文章を客観的に判断するのが難しいという場合には、誰かに添削してもらうのもおすすめです。

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誇張した表現は避ける

自己PRを作成する際は、誇張した表現は避けましょう。

嘘をつくことなどはもってのほかですが、不必要に表現や伝え方を盛るのはNGです。

自己PRは、アピールしたあとに深掘り質問をされることがほとんどなので、話を盛ると質問された際に不自然さが目立つ場合があります。

その結果、採用担当者には嘘や誇張であることを悟られてしまうため、誇張表現は絶対にやめましょう。

事実をそのまま具体的に伝えることを意識し、「平気で嘘をつく人」「話を盛ることがある人」という印象を持たれないように注意が必要です。

「ある程度誇張しないと、自分にはアピールできるような強みやエピソードがない」という人は、自己分析の一環として、頑張ってきたことや長所を発揮したポイントなどをもう一度よく思い出す必要があります。

具体的に表現すれば、どのような強みでも魅力的にわかりやすく表現できるはずです。

自己PRの文字数に悩む学生からのよくある質問

自己PRは何文字で書くべきか迷った際は、自己PRの文字数に関してよくある質問もチェックしておきましょう。

よくある質問は、以下のとおりです。

自己PRの文字数について何も指定やルールがない場合は、300文字程度を目安にまとめると良いでしょう。

300文字程度のボリュームであれば、長すぎず短すぎず、ちょうどよく読めるくらいの文章量だからです。

自分の強みに対してその根拠や背景、エピソードを話し、最終的に入社意欲をアピールする流れで書けば、300字程度にまとまることは多いです。

ですが、初めて書く際は、300字を大幅に超えるくらい長くなっても問題ありません。

そこから不必要な情報や冗長表現を削り、300字程度に収まるように調整することが大事です。

長くなった文章を簡潔に伝えられるように調整していけば、全体的に文章がすっきりとまとまります。

そのうえで、書いていないことを深掘り質問されても大丈夫ないように備えておきましょう。

自己PRで文字数が足りない場合は、自分の強みアピールのみで終わらせるのではなく、入社への意気込みや今後のキャリアビジョンについて伝えると良いでしょう。

強みをどう活かして活躍したいのかアピールすれば、採用担当者の中で、入社後の活躍のイメージが具体化されます。

それにより、「このような人に入社してもらいたい」と多くの採用担当者はポジティブな印象を持つようになります。

そのためには、企業がどのような活躍を求めているのか、どのような人の入社を望むのかを明確にチェックしておきましょう。

また、エピソードの具体性を高めていくことも大事ですが、要らない情報ばかりを盛り込みすぎないように気をつけてください。

より具体的なエピソードで強みをわかりやすく伝えていくことは大事ですが、エピソードばかり長く書くと、不要な情報が増えることで内容のわかりにくさにつながります。

まとめ

自己PRでは、「自分がどんな人物か」「入社後どのように活躍できるか」を伝えるのが目的です。

自己分析とともに企業研究を行い、自分の強みと企業が求めるものとマッチしている部分をアピールする必要があります。

自己PRを書く時に重要なのは、内容だけでなく読みやすさもポイントとして挙げられます。

文字数の指定がなければ、300文字前後でまとめるのが一つの目安です。

またその際、PREP法を用いて書くと、読みやすく伝わりやすい文章に仕上がります。

あくまでも読み手である企業側、採用担当者の視点を意識することが大切です。

自己PR文が完成したら、客観的に文章を見直すことをおすすめします。

自分で判断するのが難しい場合は、第三者に目を通してもらったり、就活サービスを利用したりすると良いでしょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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