はじめに
就活を進めていくにあたって、避けられないのは業界研究です。
インターネットなどの科学技術が急速に普及したことや、コロナ禍もあり、キャッシュレス化などの新たなインターネットを使用したビジネスも増えてきています。
私たちの生活に必要不可欠な存在となったITですが、この技術の進化は私たちの就業をおびやかす存在でもあります。
将来、なくなってしまうかもしれない職業にはあまり就きたくないでしょう。
今回は、IT業界について紹介していきます。
【業界研究】IT業界とは
IT業界と聞いてどのようなことを思い浮かべますか。
ばく然とお金持ちになれそう、文系学生が就職した場合は苦労しそう、正直何をやっているのかわからないなどと、いろいろなイメージをもたれるかと思います。
IT業界は、インターネットの普及とともに急速に市場が拡大していった業界です。
そのため、私たちがインターネットなどの科学技術を使用するためにはなくてはならない業界ともいえるでしょう。
まずは、IT業界がどのような業界であるのかを紹介していきます。
IT業界の現状
IT業界の市場は科学技術の発達や、民間への普及によって拡大していきます。
そのため、IT業界の市場規模は現在も拡大を続けており、現在の市場規模はおよそ18兆円を超えるといわれます。
市場規模が増え続けているということは、同時に市場を支えるための人材も必要になっていくといえるでしょう。
市場拡大に伴い、人材不足が起こっているのはIT業界の現状です。
また、IT業界と聞いて、お金持ちになれそうというイメージをもたれる方も多いと思います。
それは、IT業界の平均年収が約446万円と平均よりやや多いためでしょう。
ほかの業界に比べて、多くの給与をもらえる業界ではあります。
一方で人手不足なのもあり、時間外労働やなども多くなってしまうという特徴もあります。
今後の動向
市場は拡大し続けているIT業界ですが、今後の動向はどのようになっていくのでしょうか。
キャッシュレス決済や、インターネットを使用したデリバリーサービスなど、ここ数年多くの新規事業が生まれているように、科学技術を使用したビジネスは、今後もさらに増えていくでしょう。
そのため、市場規模は拡大を続けるでしょう。
現状、すでに人手が不足しているIT業界です。
今後市場のさらなる拡大によって、人材不足はさらなる深刻化すると見られています。
逆手に考えると、IT業界は人材が欲しい業界ともいえるでしょう。
つまり、就職活動をしている学生や転職を考えている人からすれば、入りやすい業界ともいえます。
就活生にとっては、大変狙い目な業界です。
【業界研究】IT業界は職種がたくさん
人材不足の進むIT業界ですが、大きく4つの職種に分けられます。
職種によっては、理系で専門的にプログラミングを扱っている学生はもちろんですが、文系学生であっても活躍できる職種があります。
そのため、IT業界は、文系学生でも十分に戦える業界です。
ばく然とIT業界へ就職したいという気持ちから、IT業界で何をやりたいのかを考えられると、就職活動もやりやすくなっていきます。
それでは、自分がどの職種に適性があるのか、確認していきましょう。
エンジニア職
まず、1つ目にあげられる職種はエンジニア職です。
ITと聞いて、多くの人が思い浮かべるであろう職種のため、イメージはしやすいかと思います。
エンジニア職はITに関連する技術職でシステムエンジニア、プログラマーなど約10種類に分類されます。
主に開発の業務に携わる仕事でWebサイトを作成したり、アプリやゲームを実際に作ったりする職種です。
そのため、専門な知識が必要ともいえます。
プログラミングには、いくつか言語があります。
そのため、文系学生は入社してから少し苦労するかもしれない職種です。
しかし多くの企業では、即戦力ではない文系学生に向けて、プログラミング言語を習得するための期間を設けているため心配はないでしょう。
システムエンジニア
エンジニア職はさらなるいくつかの職種に分類できます。
1つ目に、クライアントの要望にそってシステムを設計するシステムエンジニアという職種があります。
SEとも呼ばれるため、聞いたことがある方も多いでしょう。
実際にプログラミング言語を用いてコードを書くのはプログラマーの仕事です。
そのため、システムエンジニアの仕事は、設計書を作成し、完成に導くまでの工程にあります。
また、作成されたシステムが設計書通りに完成しているかのテストもおこないます。
それゆえに、プログラミングスキルだけでなく設計図の作成能力、クライアントの業務理解力、コミュニケーション力など、幅広いスキルが必要とされる職種です。
プログラマー
つぎにあげる職種は、システムエンジニアが作成した設計書をもとにプログラムのコードを書く、プログラマーという職種です。
この職種は、システムエンジニアとは異なり、実際にコードを書いていきます。
したがって、コードを書くために必要なプログラミング言語の知識が必須条件になります。
システムエンジニアが作成した設計書をもとに、バグやエラーを発生させずに完成度の高いものを納期内で作り上げる仕事です。
そのため、正確性と集中力を求められる職業です。
また、設計者であるシステムエンジニアとうまく連携するため、最低限のコミュニケーションスキルも必要になるでしょう。
組み込み系エンジニア
いくつかに分けられるエンジニア職ですが、最後に紹介するのは、組み込み系のエンジニアです。
この職種は、スマートフォンやAV機器、家電製品などにソフトウェアを組み込んだり、組み込まれている制御システムを設計や開発をしたりする職業です。
先に紹介したシステムエンジニアやプログラマーは、プログラムというソフトウェアに関わる職業ですが、組み込み系エンジニアはハードウェアとソフトウェア、両方の開発に関わるのが特徴になります。
そのため、より専門的な知識が必要な職種ともいえます。
営業・コンサルティング職
営業・コンサルティング職は主に法人を相手に自社のサービスや製品を売り込む、導入段階でのコンサルティング業務などの仕事をおこないます。
そのため、実際に作り上げる技術は基本的に必要ありません。
故に、エンジニア職に比べ、文系学生への就職後の負担は少ないでしょう。
しかし、まったくITの知識がないと相手への売り込みは不可能です。
より製品を理解し、紹介するために、ITに関する深い知識が必要になります。
営業
営業・コンサルティング職もいくつかの職種に細分化されます。
自社のサービスやプロダクトを顧客に提案する仕事として、営業職があります。
IT業界で扱う商材はWebサービスや自社開発のソフトウェアをはじめ、課題を解決するソリューション、エンジニアリングなど企業によって多種多様です。
それらをほかの企業や法人などの顧客に向け売り込んでいくのが営業職です。
売り込むために、自社が扱う商品やサービスに関する深い知識は必要不可欠でしょう。
また、顧客との会話力も大変重要になっていきます。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業担当者のクライアント訪問に同行し、自社が手掛けているITサービスの導入を交渉するのが仕事です。
基本的な交渉は営業担当者がおこないます。
そして、技術面の説明をセールスエンジニアが担います。
営業担当者では説明しきれない、より深く詳しい部分を顧客に説明するのです。
普段は技術者として開発業務に携わりつつ、営業の際には営業担当に同行することが多いです。
そのため、エンジニア職と営業・コンサルティング職の中間のような職業といえるでしょう。
ITコンサルタント
営業・コンサルティング職のなかには、ITコンサルタントという職種もあります。
ITコンサルタントの主な仕事は、企業や個人事業主が抱えている課題に対して自社のITサービスによるソリューション提案をすることです。
自分の知識をもとに、相手方の課題に適した解決案を提示する職業となります。
そのためITに関する知識やスキル、自社のITサービスへの深い知識が必要になっていきます。
また、IT技術に関する知識だけでなく、その問題がどのようなものであるかを理解するための経営に関する知識やデータの活用法など、幅広く専門的な知識も求められるでしょう。
マネジメント職
IT業界では一般的な中間管理職のほかに開発に関わる管理職が存在します。
その職業がマネジメント職です。
マネジメント職は、開発プロジェクトが円滑に進むように人員や日程の調整、各開発職のメンバーのタスク管理などを担います。
つまり、人の働き方を管理する立場といえるでしょう。
そのため、納期などに無理はないのかを考えるだけのITスキルやITに関する知識に加え、リーダーシップや、多少の無理を押し通すといった交渉力も必要な職種になります。
プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーという職種は、システムエンジニアとして経験を積んだ人がさらなる広範囲のマネジメントを担当する職種のことを指します。
仕事の内容としては、開発プロジェクトが円滑に進んでいくよう、予算や人員の選定をおこない、プロジェクト全体を管理するというものです。
エンジニアとしての経験はもちろん、より広い範囲を見る視野と強い責任感も必要です。
そして、共に仕事をしている人たちがより働きやすい環境になるよう、開発現場の環境改善も求められる職種になります。
マーケティング職
最後に紹介する職種は、マーケティング職です。
マーケティング職は、データの収集や、収集したデータを活用してマーケティングを担う職種です。
この職種はさらなる2つの職種に分けられます。
IT業界でのマーケティングは、膨大なデータを使用します。
近年ではIT技術の発展に伴い、顧客に関するさまざまなデータを瞬時に集められるため、その量も増加傾向にあるでしょう。
分析力や情報処理能力が、他の職種に比べ重要になってくる職種といえます。
Webマーケター
Webマーケターとは、自社サイトのPV数(閲覧者数)や登録者を増やすため、Web上のさまざまな情報を使って施策をおこなう職種です。
そのため、利用者の動向やアンケートなどの情報から、自社サイトをよりよくするための方法を見つけ出す力が必要になっていきます。
閲覧者数を増やすために、自社サイトを検索上位に表示させるための施策を打ったり、Web広告の運用やアクセスしてきた人が離れてしまわないよう、Webサイト自体の改善をおこなったりします。
最新の利用者の動向をキャッチアップしながら、効果的なマーケティングをすることが求められる職種です。
データアナリスト
膨大なビッグデータからさまざまな法則を見つけ出し、ターゲットの動向や将来的なニーズを導き出すことによって、事業の成長や問題解決の手段を考案する、データアナリストという職種もあります。
データアナリストは、IT技術の進歩により膨大なビッグデータを扱うことが可能になったこともあり、近年非常に注目を集めている職種です。
データベースを扱う技術はもちろん、事業やマーケットの対する深い理解、データのスペシャリストとして考案した手段をわかりやすくプレゼンする能力が必要になります。
IT業界に就職するメリット
ここまではIT業界という職種について説明してきました。
ここからはIT業界に就職するメリットについて述べていきます。
IT業界に就職するメリットは多々あります。
たとえば、自由な社風であったり、実力主義であったり、自己成長ができたりするところです。
それぞれのメリットを自分のやりたいことに合っているか照らし合わせてください。
もしメリットが「ちょっと自分とは違うな…」と感じたなら、それはIT業界に向いていないということでしょう。
自由な社風
IT業界におけるメリットの1つ目に「自由な社風」があげられます。
服装が自由であったり、リモートで仕事ができたりするなど、自由な社風が採用されている場合も多いです。
服装が自由であると、毎日スーツを着て出社する必要はなくなるのです。
女性も、自分らしい服装で出社できます。
ただし、取引先の方と会うときは、しっかりとスーツを着用して出社しましょう。
また、パソコン環境やインターネット接続がきちんとできているなどの条件を満たせば、オフィスでなくとも仕事ができます。
特に女性の場合は、出産や育児の都合で家を離れられなくなるかもしれません。
そういったときに、自宅で仕事ができるとなると、自由な社風といえるでしょう。
実力主義
IT業界におけるメリットの2つ目に「実力主義」があげられます。
スキルさえあれば年齢を問わず昇進が可能です。
一般的な企業では、学歴や年齢が考慮される場合も多く、長年勤務をしたら昇進や昇給ができ、年功序列で給料が高くなることも多いです。
しかし、IT業界は違います。
IT業界では、本人がどれだけの能力をもっていて、どれだけの知識があるかを重要視しています。
能力を発揮し、実力さえあれば、若くとも出世することが可能です。
また、「男性」や「女性」といった区別もなく、女性であっても出世できる業界なのです。
枠にとらわれない女性ならではの柔軟な発想で実力を発揮すれば、女性でも男性以上に会社に貢献する機会があります。
自己成長ができる
IT業界におけるメリットの3つ目に「自己成長ができる」ということがあげられます。
IT業界は常に最新のスキルを身につける必要があるため、自分を成長させる必要があり、実感もしやすいです。
常に変化を続けているIT業界で働くためには、新しい技術や知識を身につけなければなりません。
また、覚えていかなければならないことがたくさんあります。
そのため、勉強も自分でしなければならないので、自分自身が常に成長している状態になります。
また、それを仕事に活かせるのです。
「自分の幅をもっと広げていきたい!」という方や「自己成長を続けていきたい!」といった方には適した業界だといえます。
また、現在IT業界の経験がない方でも、スキルを身につけ、知識を増やしていけば通用する業界です。
IT業界に就職するデメリット
ここまで、IT業界のメリットを説明してきましたが、もちろんデメリットもあります。
物事には良い点と悪い点が必ず存在します。
デメリットの例としてあげるとするならば、常に勉強が必要であったり、教育体制が整っていないことであったり、ほとんどがベンチャー企業であったりすることです。
そのデメリットを考慮したうえで、本当にIT業界に進みたいのか、もう一度考えてみてください。
ここからは具体的なIT企業のデメリットについて述べていきます。
常に勉強が必要
IT企業のデメリットとして1つ目にあげられるのは、「常に勉強が必要なこと」です。
IT業界は移り変わりが激しく、常に情報や技術も最先端のものを勉強しなければなりません。
つまり、成長の著しい業界であるがゆえ、常に最新のスキルや知識を身につけていく必要があり、そのための勉強も不可欠です。
仕事以外の時間でも、日々最新の情報や技術といった勉強をしなければならないので、そのための時間を割くことになります。
もちろん、日々勉強をすることが得意な人は苦ではないかもしれないですが、日々の勉強が苦手・ルーチンワークを求める人であれば、きびしいかもしれません。
「日々の勉強」は会社からも指示されるものなので、不可避なものです。
教育体制が整っていない
IT企業のデメリットとして2つ目にあげられるのは、「教育体制が整っていないこと」です。
IT業界は実力主義であるがゆえに教育体制は整っていない場合も多く、入社直後は周りについていくことが非常に大切になってきます。
また、IT企業はほかの業界と比べると、設立からあまり時間が経っていない会社も多く、入社体制や教育体制がきちんとしていないところもあります。
教育体制が整っていないと、マニュアルがなく、その場しのぎの教えになってしまいがちです。
「入社後、きちんと自分でマニュアルを作りたい!」といった意欲のある方ならば良いですが、安定した働き方を求める方にとっては、その会社に勤め続けるのは難しいかもしれません。
ほとんどがベンチャー企業
IT企業のデメリットとして3つ目にあげられるのは、「ほとんどがベンチャー企業であること」です。
ベンチャー企業は自己成長しやすく、やりがいも感じやすいというメリットはあります。
しかし、福利厚生が充実していなかったり、教育制度が整っていなかったりするので、安定した企業としての期待値はまだ低いでしょう。
また、残業が多かったりなどのデメリットもあります。
急な締め切りが入ってしまい、その仕事をやり遂げなければならない場合があれば、締め切りが近づくにつれて、残業時間も長くなってしまいます。
残業時間が多くなってしまうと、肉体的にも精神的にもつらくなってしまうでしょう。
ストレスの発散をうまくできなければ、自分で自分を追い込んでしまう可能性があります。
IT業界に向いている人
IT企業はこれからますますの成長が予測されています。
それでは、どういった人がIT企業に向いているのでしょうか。
「IT企業で働いてみたいけど、自分に合っているかわからない」と思い、最初の一歩を踏み出せないでいる方もいるはずです。
IT企業に就職してから、「やっぱり自分はIT企業に向いていなかった」と公開することがないように、まずは自分がIT企業に向いているのかをチェックしてみましょう。
これからIT企業に適している人を説明していきます。
向上心がある人
IT企業に向いている人の特徴として、1つ目にあげられるのは「向上心がある人」です。
IT業界の成長にともなって自分の成長が必要になるため、向上心をもっていることが大切です。
IT業界は、技術が日々進歩していき、新しい技術や知識を身につけていかなければなりません。
つまり、そういった新しい技術や知識に関する勉強をコツコツとできる方が向いています。
現役のエンジニアでは、仕事以外の時間で勉強をすればするほど、スキルも高く、年収も高くなるといった例もあります。
継続的に勉強をし、長期的にコツコツと努力していき、物事を最後まであきらめずに自分のスキルをアップして、仕事に活かすという向上心のある人がIT業界には向いているでしょう。
論理的思考力がある人
IT企業に向いている人の特徴として、2つ目にあげられるのは「論理的思考力がある人」です。
「なんとなく」といった考え方ではなく「論理的」に考えられる人の方が、仕事の効率や生産性を高め、会社あるいはビジネスにおいて重宝される人材となります。
日常生活でも、物事についてきちんと筋道を立てて考えることや逆算して考えられる方はIT業界には向いています。
特にエンジニアやプログラマーといった分野で活躍できるでしょう。
IT業界では、プログラミングは必要とされるスキルです。
プログラミング作業では、間違いが起こらないよう論理的にコードを書いたり、数字を見て効率的にどうやって仕事をするのかを考えたりする必要があります。
論理的思考能力がある方は、そういったプログラミングの分野でも活躍できるでしょう。
協調性がある人
IT企業に向いている人の特徴として、3つ目にあげられるのは「協調性がある人」です。
意外だと思われる方も多いかもしれませんが、IT業界は協調性が大切なところです。
IT業界は周りの人と協力してタスクを行うことが多いため、協調性がないと非常にきびしいでしょう。
チーム単位で遂行する仕事も多く、どの場面でも協調性が必要となってきます。
また、仕事の取引先との関係を築いたり、仕事に関わる人々とのチームワークを大切にしたりする場面でも、協調性は必要です。
もし、協調性がないと情報共有の漏れが発覚し、仕事にもダメージを与えてしまうことがあります。
そのためにも、チームで常に情報共有をしていかなければなりません。そういった部分でも協調性は非常に大切なものなのです。
【業界研究】初心者がIT業界に就職するためにやるべきこと
IT業界といっても、いろいろな職種があることを紹介していきました。
いろいろな職種があるということは、求められるスキルも職種によってさまざまです。
職種によっては向き不向きもあることでしょう。
せっかく就職しても、業務内容についていけないなど、苦労するのも望ましくありません。
新卒や、IT業界未経験者であると、どのようなスキルを求められるのか、具体的にはわからないかと思います。
そこで、最後にIT企業へ就職するためにやっておくべきことを紹介していきます。
しっかりと実践して、就職活動をより有利に進めましょう。
ITに関する知識をつける
普段の生活でITと深く関わることはあまり多くありません。
そのため、自ら知ろうとしなければ、知識はつきにくいです。
ITに関連した知識として、プログラミング言語などが具体的にはあげられます。
しかし文系学生であると、独学で習得するにはなかなか難しいかと思います。
プログラミング言語の習得は難しくても、普段使用しているサイトはどのようにして作られているのかなど、日常にある身近なITについて興味をもつことが大切でしょう。
ばく然としたイメージでは、IT企業への就職は困難を極めます。
まずは身近なものから興味の幅を広げていき、IT関連の本を読むなどして知識を深めていきましょう。
積極的にITに触れることが、業界を理解する第一歩となります。
自分がどの仕事をやりたいかを決める
紹介した通り、IT業界は職種がたくさんあります。
職種によっては、より理系的な知識が必要なところもあるでしょう。
しかし、コミュニケーション能力などといった、どちらかというと文系的な能力が必要とされる場合もあるかもしれません。
そのため、自分のやりたいことによって対策することも職種によって異なります。
就職活動や就活の対策をするうえで、まずは自分がどんな仕事をしたいのかを決めることが必須になります。
闇雲に勉強しても効率が悪くなってしまうため、おすすめできません。
まずは職種を絞りましょう。
それから、希望職種に必要な専門的なスキルや実践経験を積むと効率的に就職活動を進められます。
希望職種がどのようなスキルのある人材を欲しているのか、よく見極めましょう。
実践経験を積む
希望する職種が決まったら、それに合わせた実践を積んでいきましょう。
実践と聞くと、何をすればよいのかと戸惑う学生も多いかと思います。
プログラミングスクールや、IT企業のインターンシップなどで、経験を積むことは学生でも可能です。
また、その経験はIT業界以外に就職をした際にも武器になりえる経験です。
IT業界に絶対行きたいという学生はもちろんですが、それ以外の学生であっても、行って損はありません。
エントリーシートのネタ作りや、面接のネタ作りに困っている学生は、ぜひ行ってみてください。
また、職種によってはIT系の資格が必須であったり、優遇されたりという場合もあります。
その場合は、資格の取得を目指して勉強するというのもよいでしょう。
まとめ
IT業界は会社の事業内容も多岐にわたりますが、その職種もとても種類が多いのです。
そのため、求められる人材もさまざまだといえます。
業界規模が拡大しており、人材不足と、就活生にとってはとても狙い目の業界です。
したがって、ばく然と就職活動を始めようとしている人にはとてもおすすめの業界になります。
何をしたいかわからない、自分の強みがわからないという方は、一度IT業界について研究してみてはいかがでしょうか。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート