【初心者向け】IT業界がざっくりわかる職種一覧、年収や転職情報もチェック!

【初心者向け】IT業界がざっくりわかる職種一覧、年収や転職情報もチェック!

IT業界への転職に興味があるけど、どんな仕事・職種があるのかよくわからない…なんて人はいませんか?もしそのような状況ならば、ぜひ本記事をチェックしてみてください。どんな職種があるのか、そしてそれぞれの年収はどれくらいなのか、IT業界初心者向けにわかりやすく解説してます。さらには転職を有利に進めるための情報もご紹介。併せて参考にしてみてください。

一口にIT業界と言っても職種は様々

そもそもIT業界という分類なのですが、これは製造業や小売業というくらいにざっくりとしたくくりです。そのため就職活動でIT業界を考える場合にはより細かな分類で見ていく必要があります。

ざっくりとIT業界を分類すると?

まずはザックリとIT業界を分類してみたいと思います。業界内で自分がどんな分野に興味があるのか、まずは考えてみてください。なおIT業界は境界線があいまいで「この会社はこの業種」と明確に分類することは困難です。あくまでも目安とお考えください。

システム開発の専門家:SIer

ITが最も使われる分野の一つが企業活動です。製造業であれば、在庫管理、生産管理、資材管理などすべて専用のシステム上で行われることが一般的です。また複数の工場を持つような場合、それぞれの最新情報を結び付ける必要があります。そのため巨大な専用システムが構築され、企業活動をサポートしているものです。

そんな企業向けシステムですが、パッケージ製品を買ってきてそのまま使うというワケにはいきません。例えば製造業向けのシステムを考えてみても、大量生産品と受注生産品では管理すべき項目やポイントは大きく異なります。また100人規模の工場と1000人規模の工場では必要とされるサーバーの能力も大違いです。

そのため企業が用いるシステムは既存のパッケージ製品に色々と手を加え、カスタマイズすることが一般的です。また企業向けのパッケージ製品は作りが非常に複雑で、簡単に手を加えられるというものではありません。

そこでSIerの出番です。彼ら・彼女らは企業向けパッケージの専門家で、クライアントの要望に応じて、様々に作り変えます。またいくつかのパッケージを組み合わせて、一つの巨大なシステムを作るといったことも珍しくありません。SIerの大手としてはNTT データや日本オラクルなどが挙げられます。

ネット上でサービスを提供:WEB系

かつてのIT業界は「パソコン単体で動くソフトウェア製品」が主流でした。けれど、いつでもどこでもインターネットが利用できる環境が整った現代ではオンライン経由で様々なサービスが利用可能となっています。Google ドキュメントなどはその代表的なものと言えます。そういったサービスを提供している企業をWEB系と呼んでいます。FacebookもWEB系ですし、メルカリもWEB系です。

WEB系の特徴としては不特定多数のユーザーに向けてサービスを提供しており、特定のクライアントが居ないという点です。そのため、スーツを着て仕事をする必要もありません。IT業界というと、カジュアルな服装で働いているイメージがありますが、WEB系はまさにそのイメージ通りです。

その他各種開発

IT業界では新しい技術を生み出そうと日夜研究が続けられています。AIやビッグデータの活用、IoTなど様々な技術が生み出され、世の中を変えつつあります。最新技術の研究ということもあり、情報工学科や機械学科をの博士課程を修了し高度な知識を持った人が働いています。

IT業界の職種一覧

続いてはIT業界の職種について、さらに細かく見ていきたいと思います。例えば製造業であれば設計・ライン工・営業・事務など、様々な職種があるように、IT業界にも様々な職種があります。

プロジェクトマネージャー

IT業界では「プロジェクト」という単位で動くことが多くあります。「〇〇システムの導入プロジェクト」であったり「××システムの改修プロジェクト」であったり、規模や内容は様々ですが、日夜多くのプロジェクトが動いています。そしてプロジェクトを率いるのがプロジェクトマネージャーの役割です。

当然ですが入社していきなりプロジェクトマネージャーになるワケではなく、プログラマーやエンジニアなどの経験を通じ、ある程度の時間が経ってから、プロジェクトマネージャーに任命されます。そのためプロジェクトマネージャーの平均的な年収は約600万円ほどとIT業界では高めとなっています。

システムエンジニア

システムエンジニアというと「プログラムを書く人」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、そうではありません。システムエンジニアの主な仕事はプログラムを書くためのベースとなる仕様を決めるのが主な仕事です。

クライアントとの話し合いを重ね、クライアントの要望を聞き取り、さらにはクライアントが意識していない問題点を見つけ出し、それをベースとして仕様を確定します。このようにIT業界では上流の工程です。だからこそ年収も高めで平均的に500万円ほどです。

プログラマー

IT業界と言えばとにかくパソコンの前に座り、ひたすらプログラムを打ち込むというイメージもあるもの。まさにそんな仕事をしているのがプログラマーと呼ばれる職種です。設計図である仕様書を読み込み、まさにそれを形にしていきます。

プログラマーの平均的な年収は400万円ほど。IT業界では比較的低めですが、プログラマーを経由してシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーとなる人も多くいます。

サーバーエンジニア

いつでもどこでも様々なホームページにアクセスできるのも、アマゾンでお買い物ができるのも、メルカリに出品できるのも、すべてはサーバー24時間365日稼働しているおかげです。そんなサーバーのプロフェッショナルがサーバーエンジニアです。物理的な設置や配線といった作業や運用・保守を担当します。そんなサーバーエンジニアの平均的な年収は500万円ほどです。

ネットワークエンジニア

普段何気なく利用しているインターネットですが、それを可能としているのはネットワークインフラが整備されているからです。そしてネットワークインフラを支えているのがネットワークエンジニア。大規模システムを導入する際などは物理的な配線をどうするのか、どこにどんな機器を配置するのかから、運用・保守業務までを担当します。

ネットワークエンジニアの平均年収は500万円ほどです。その他エンジニアと同程度とお考えください。

データベースエンジニア

大規模なデータを効率よく管理するためにはデータベースの存在が欠かせません。システムには必ずデータベースが存在しています。そんなデータベースですが、その能力を最大限に発揮させるためには、データベースの設計がモノを言います。そこで活躍するのでデータベースエンジニアです。データベースエンジニアの平均年収は約500万円です。

情報セキュリティエンジニア

IT化が進み、様々な情報がネットワーク経由でやり取りされるようになりました。そこで重要性を増しているのが情報セキュリティです。会社の大切な情報や個人情報など、流出させてしまうワケにはいきません。システムの構築から運用まで、様々な観点からアドバイスをします。

そんな情報セキュリティエンジニアの平均年収は600万円程度と言われています。他のエンジニアと比較してやや高めなのは、情報セキュリティの重要性が高いことを意味しています。

運用・保守エンジニア

WEB系のサービスにしても、企業内のシステムにしても、それを維持していくことは非常に重要です。サービスが停止してしまいますと信用問題になりますし、企業内システムが止まってしまいますと、企業活動に影響を与えてしまうからです。

そのため、大規模システムでは24時間365日間、休むことなくその状況をチェックされています。そして万が一トラブルが発生した場合には、すぐに対応できるようになっているものです。それを支えているのが運用・保守エンジニアです。平均的な年収は約450万円。その他エンジニアよりもやや低めの設定です。

テクニカルサポート

サービスを提供していますと、どうしても「使い方がわからない…」という質問を受けるもの。そこで活躍するのがテクニカルサポートです。皆様も一度くらいは利用したことがあるのでは?そんなテクニカルサポートの平均年収は400万円ほど。IT業界の中ではひくめの設定です。

技術開発

IT業界は日々新しい技術が生まれ、それをもとにして新たなサービスが生み出されます。それを支えているのが技術開発のエンジニアです。通信やAIなど様々な分野で活躍しています。最新の技術を開発しているということもあり、平均的な年収はやや高めの600万円ほどです。

IT営業

大規模システムを導入すると数千万円から数億円の売り上げが発生します。そのため営業は非常に大切な仕事の一つです。そんなIT系の営業を専門にしている人もいます。IT営業として頭角を現すためには、ITに関する知識はもちろん経営などに関する知識も必要となります。それがあるからこそ、最適な提案ができ、導入につながるからです。もちろんコミュニケーション能力も欠かせません。

そんなIT営業の平均的な年収は500万円ほど。大規模な受注を得た場合にはそれなりのインセンティブが得られるため、年収は大きく跳ね上がります。

未経験からIT業界に転職は可能?

皆様の中には「IT業界に興味はあるけど未経験だしな…」という人もいるかと思います。未経験からIT業界に進むことは可能なのでしょうか?その答えは「可能」です。多くの未経験者がIT業界に進み、問題なく働いています。

とはいえIT業界で働くためには、ITに関する最低限の知識は抑えておかなくてはなりません。まったく知識が無い状態では会話や指示の内容が理解できないからです。ITに関する基礎知識を得るためにはITパスポート試験に挑戦するのがおすすめです。勉強になりますし、合格しておけば転職活動も有利になると一石二鳥だからです。

まとめ:IT業界へは未経験からの転職も可能!

IT業界について業界の分類から、詳細な職種まで見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか?前章でご紹介した通りIT業界は未経験者でも挑戦可能です。働いてみたいと感じるのであれば、ぜひ挑戦してみてください。その一歩はきっと素敵な未来に繋がっています。

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