【例文あり】新卒で介護職の履歴書を書くときのポイントや注意点を解説!

【例文あり】新卒で介護職の履歴書を書くときのポイントや注意点を解説!

はじめに

就職活動を進めるうえで、欠かせないものの1つが履歴書です。

採用担当者が志望者の情報を知る最初の段階で読むため、その人の印象や考えを伝えるうえで大切な書類となっています。

特に介護職の新卒採用では、「未経験の職種になぜ就きたいのか」ということを重視して評価されます。

したがって、この点をわかりやすく伝えなければなりません。

本記事では、介護職志望が履歴書を作る際に重要となる志望動機や自己PRを書くうえでのポイント、そして履歴書全体でのポイントや注意点について解説していきます。

【介護職志望の履歴書の書き方】履歴書作成前に準備するもの

履歴書を作成する際に、必要なものを準備しておきましょう。

準備に必要なものは以下の9つです。

・封筒

・履歴書

・印鑑

・証明写真

・黒いペン

・両面テープ

・下敷き

・資格の証明書

・原稿(志望動機や自己PRなど)

証明写真は写真を通じて企業に好印象をもってもらうために必要なものです。

身だしなみや、表情に問題ないか確認して準備しておきましょう。

また、企業によっては資格の証明書の添付が必要な場合もあるため、証明書の準備もしておくと良いです。

志望動機や自己PRなどは企業にアピールできる項目ですので、事前に記入する内容を考えてから記入しましょう。

【介護職志望の履歴書の書き方】履歴書に書く項目

履歴書に書く内容は書面の記載形式にもよりますが、「日付」「写真」「住所・連絡先・電話番号」などの基本的な情報を最初に書きましょう。

続いて「学歴・職歴」「免許・資格」を列記し、「志望動機」「自己PR」「本人希望欄」をそれぞれのスペースに収まるよう書く、というのが基本構成となります。

使用する書面については、市販の履歴書やWord・Excelなどのテンプレートでも構いませんが、志望先の事業者によっては独自の書面を使うよう指定している場合があります。

先方の指示に合わせて適切なものを選び、必要事項をすべて記載するようにしましょう。

履歴書の基本的な書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

履歴書の書き方

本人希望欄の書き方

写真の撮り方

【介護職志望の履歴書の書き方】志望動機の書き方

履歴書の要となるのは、「なぜその仕事に就きたいのか」という志望動機と、「どんな経験をして何を学んだのか」という自己PRです。

特に、志望動機はなぜその施設に入職したいのかを応募先にアピールするものです。

介護職は施設の形態によって、求められる働き方や役割も変わってくるため、具体的な動機を書けるほうがよい評価につながります。

介護職ならではの志望動機を書くポイントについて、以降で詳しく見ていきましょう。

志望動機を書くポイント

未経験の新卒採用の場合、採用担当者はスキルの有無や程度よりも、志望者自身の人柄や考え方を重視して評価しています。

志望動機においては「なぜ介護職を目指すのか」や「なぜ応募先で働きたいのか」といった情報を含めて書きましょう。

介護職を目指す理由については、介護職を目指すきっかけとなったエピソードを入れると具体的に書きやすくなります。

祖父母の介護など、身内についての経験があればそのまま書くこともできますが、直接の介護経験である必要はありません。

また、応募先で働きたい理由については、その施設や事業者の掲げる理念や特色と結びつけると書きやすいでしょう。

応募先のHPやパンフレットから確認できるので、それらと自分の考えを照らし合わせて、具体性のある理由を書きましょう。

ただし、介護という職業であることをふまえて、社会貢献や福祉という観点での前向きな価値観が求められます。

「ほかの施設よりも待遇がいい」などの自己中心的なことは動機に書かないよう気をつけましょう。

志望動機のおすすめの構成

志望動機を書く際には、結論を最初にもってくる形で文章を構成します。

「結論(○○という点から応募先で働きたい)」→「理由」→「エピソード」→「結論(応募先で働きたい)」の順に書くのがおすすめです。

結論を最初と最後に置くことで、何を伝えたいのかがわかり、相手が内容を理解しやすくなります。

また、理由を先に述べたうえで、それを裏付けるエピソードが来ると、文章に説得力が増しますのです。

履歴書では限られた行数のなかに自身の動機を表現することになるので、このような相手の読みやすい構成を意識して書きます。

前項の繰り返しになりますが、理由には「なぜ介護職をしたいのか」「なぜ応募先で働きたいのか」を書きましょう。

志望動機の例文

介護職に就こうと考えるようになったのは、昨年まで祖父の在宅介護をしていたことがきっかけです。

週2回のデイサービスを利用していたのですが、帰ってくると祖父はニコニコと笑って、ほかの利用者様や職員の方の話を聞かせてくれました。

楽しそうに話す祖父の姿に、普段は疲れ気味な父や母もうれしそうな表情で耳を傾けていたことが印象に残っています。

そのような経験から、介護される側だけでなく、介護しているご家族にとっても「活力」となるデイサービスに興味をもつようになりました。

また、介護職に就いている先輩からのすすめで、介護職員初任者研修を受講する機会があり、少しずつ福祉についての理解を深めたことで、介護職に就きたいという意志をもつようになりました。

私は貴施設のデイサービス事業に携わり、祖父のような在宅で介護を受ける人たちの「活力の源」となれる介護職員を目指したいと考えています。

最初のうちは不慣れでご迷惑をおかけすることも多々あると存じますが、懸命に頑張りますので何卒宜しくお願い申し上げます。

【介護職志望の履歴書の書き方】自己PRの書き方

自己PRは、履歴書のなかでも重要な項目の1つです。

「自分の長所を介護職にどう活かせるか」を応募先に対してアピールするもので、強みや魅力を応募先にアピールするという点ではほかの業界と同様です。

しかし、介護業界では志望者の人物像や、人柄についても評価を重視しているので、自己PRの内容や表現がより重要になってきます。

この項では、介護職ならではの特徴をふまえ、自己PRを書くポイントについて解説していきましょう。

自己PRを書くときのポイント

自己PRでは、採用担当者に「この人を採用したい」「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえるかどうかが重要です。

まずは応募先の掲げている理念や特色から、どのような人物が求められているかを把握し、人物像に合った自分の長所や魅力をアピールする文章が書けるとよいでしょう。

また、介護業界の未経験者の採用においては、志望者の人柄がとても重視される傾向にあります。

介護の仕事においては、利用者との意思疎通はもちろんのこと、職員とのコミュニケーションも欠かせません。

また、新卒は自分から仕事を積極的に覚えようとする姿勢が求められるため、これらの項目を意識して書きましょう。

採用されてからのビジョンやキャリアの考え方についても、採用担当者はチェックしています。

「自分がどんな介護士になっていきたいか」という具体的な姿も盛り込んだほうがよいでしょう。

自己PRのおすすめの構成

自己PRを書く際は、「結論(自分の長所)」を最初に記述するのがおすすめです。

「自分が何をアピールしているのか」を始めに書いたうえで、具体的なエピソードを紹介し、その長所を介護職にどう活かせるかまとめるとよいでしょう。

長所と役立て方を直接つなぐよりも、具体的なエピソードを添えることで理由づけや、考え方の具体性をもたせられ、相手に伝わりやすい文章になります。

実際の経験や事例を交えながらアピール文を書きましょう。

自己PRの例文

私の強みはコミュニケーション能力の高さです。

学生時代は報道部に所属し、校内新聞の取材と紙面編集のリーダーを担当していました。

私は学内外の出来事を取材し、当事者の感情や熱意を記事に表現することにこだわりをもって活動していました。

取材を申し込むなかで、学生や教員だけでなく地域の方々とも親密な関係を築けたのです。

そして、年中行事や学区内の奉仕活動を当事者たちの多彩な観点からとらえて紙面を作ることができました。

また、取材や校内新聞の作成においては担当のメンバーと積極的に意見をやり取りし、新聞を通して広く伝えたい内容をチームで考えて選ぶ体制作りに取り組みました。

介護職では、利用される方々がそれぞれもっている要望や悩みを受け取り、応えることが求められています。

私は報道部の経験から得たコミュニケーション能力を活かし、利用者やご家族と信頼関係を築くことで、一人ひとりの願いを受け止める介護がしたいと考えています。

【介護職志望の履歴書の書き方】履歴書を書くときのポイント

ここまでは、履歴書の志望動機や自己PR欄を書く際のポイントや注意点について解説しました。

介護職を希望する理由や自身の長所について、採用担当者に伝わりやすい文章をどのように書けばよいのか理解できたかと思います。

ここからは、履歴書全体の書き方や提出書類としての基本的なマナーについて取り扱っていきます。

履歴書を作るにあたって意識するとよい点や、資格欄の書き方などについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

手書きかパソコンか

今日においては、手書きだけでなくパソコン用のテンプレートを使って作成した履歴書も就活で使われています。

一度作れば使い回しでき、作成の手間が少なくなるという利点がある一方で、丁寧さや礼儀に欠けるととらえられる場合もあります。

そのため、手書きとどちらを使うべきかで悩む学生は少なくありません。

介護業界では、特に指定がなければ手書きで履歴書を作ったほうが無難です。

手書きの筆跡からは人柄や丁寧さが伝わりやすく、これらを重要視している担当者には好まれる傾向にあります。

一方、事務作業ではパソコンを使えることが前提となるため、そういったスキルをアピールするためであれば、パソコンで作成してもよいでしょう。

基本的には応募先の考え方が優先です。

応募先の雰囲気からより適切なほうを選ぶか、不安であれば確認を取って指示された書き方で履歴書を作成しましょう。

応募先の呼称

履歴書のなかで応募先の施設や病院を指す際、その敬称をどうするべきか悩むことは多いかと思われます。

一般企業の場合は「貴社」と呼びますが、介護職は主に病院や施設、センターに入職することとなるので、「貴社」と呼ぶのは違和感があります。

病院の場合は「貴院」、「社会福祉法人○○」などの場合は「貴法人」と表したほうがよいでしょう。

また、応募先が施設の場合は「貴施設」と書くのが一般的です。

施設や病院の運営母体が株式会社で、そちらが新卒採用の窓口となっている場合には、ほかの業界と同様に「貴社」を使いましょう。

資格の書き方

免許や資格の名称を書く際は略称を使わず、必ず正式名称で記述する必要があります。

誤字や脱字を防ぐために資格証明書や公式サイトなどを確認し、記載のとおりに書きましょう。

また、志望者によっては介護業務に関連した資格を複数取得していたり、講習を受けていたりする場合があります。

介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員などの資格は適当に列記するのではなく、取得日が早いものから順番に並べ、それぞれ取得日とともに記入しましょう。

書いてもよい民間資格

介護職に直接関係のない資格であっても、運転免許やパソコンスキルのように業務で活かせるものはアピールとして役立ちます。

取得した経験があれば、介護関係の資格とともに書いておくとよいでしょう。

また、自身の趣味にまつわる資格でも、アロマセラピーなどレクリエーションやケアの一環として活躍できる場合があります。

もし資格欄に空欄が目立ってさみしいと感じるようであれば書くこともできます。

介護にまったく関連のないもの以外は一通り記載しておくとよいでしょう。

介護系の資格がない場合

介護職を新卒で志望する際には、これまで資格を取得したり講習を受けたりした経験がなく、特に記載できるものがない場合もあります。

そういったときは「特になし」と正直に記載したほうがよいでしょう。

介護業界は人手不足の状況が続いており、また無資格であってもできる仕事はあるため、未経験者であっても歓迎される傾向にあります。

そのため、未経験者歓迎と書いているところでは、資格がないこと自体は採用されない理由になることは基本的にありません。

就職後に介護系の資格を取得していく意欲があれば、採用選考においては評価の対象となります。

志望動機欄に「資格はありませんが、仕事のなかで先輩方に勉強をさせていただき、早く専門職となれるよう、努力してまいりたいです」などと添え、担当者に対してはっきりと意欲を表明しましょう。

また、現時点で取得していなくても資格取得に向けて勉強しているものがあれば、年月を空欄にしたうえで資格の名称と横に「取得予定」や「取得に向けて勉強中(研修中)」「修了見込み」などと記入するとよいでしょう。

趣味欄は必ず書く

介護職の履歴書を書くにあたって、意識しておきたいのが趣味欄の記載です。

この欄では自分が好きなものを答えるというより、日ごろのストレスや疲れをどういった趣味で癒やしているのか答える形がよいでしょう。

介護職の面接では、担当者から「ストレスの発散法」を聞かれる傾向にあります。

職員のストレスマネジメントは仕事を長く続けるために大切な要素と考えられており、質問に答えられない場合には大きなマイナス評価となってしまうこともあります。

そのため、履歴書を書く段階からあらかじめ考えておいたほうがよいというわけです。

もしテンプレートのなかに記載欄が設けてあれば、具体的にどんなことをしてストレスを解消しているのか必ず書いておきましょう。

介護職で活かせる強み

介護職業で活かせる代表的な強みは、以下の通りです。

・コミュニケーション力:利用者の意図をくみ取り、円滑なコミュニケーションをするときに役立つため

・協調性がある:利用者や利用者のご家族などさまざまな人と関わるため

・責任感が強い:人の命に関わる仕事であるため

介護職業は、スキルや資格も重要ですが、利用者の生活に関わる基本的な援助や生活支援をサポートできるかが求められます。

また、利用者の多くは年配層や障害を抱えている方も多く、人の命に関わる事態を引き起こしてしまう可能性もあります。

そのため、人命に関わっているという責任感も大変重要なのです。

自分にこのような強みが備わっているかどうか、今までの行動を振り返ってみましょう。

協調性を用いた自己PRの例文

私は、学生時代は報道部に所属し、校内新聞の取材と紙面編集のリーダーを担当していました。

仲間と円滑なコミュニケーションをはかりながら取り組むことで、「協調性」を身につけられたと思っています。

仲間の意見を聞き入れながら、相手が求めていることや、どのように取り組んでいく人なのかを観察し、寄り添うように意識していました。

記事を執筆するうえで、どのように取り組めばいいか悩んでいる人に対しては、アドバイスやサポートをしていました。

その結果、仲間から「◯◯が一緒に考えてくれたおかげで、満足した記事を作成できた」と喜んでもらえたのです。

介護職では、利用される方々がそれぞれもっている要望や悩みを受け取り、応えることが求められています。

私は報道部の経験から得た協調性を活かし、利用者やご家族と信頼関係を築くことで、一人ひとりの願いを受け止める介護がしたいと考えています。

責任感を用いた自己PRの例文

私は、学生時代に飲食店でアルバイトをしていました。

業務内容はホールでの接客です。

接客をしていく中で、「お客様の要望に応えていきたい」という思いから、さまざまな問題があった場合でも、お客様に不快感を与えないよう、あきらめずにできることはすべて実行するようにしています。

あるとき、お客様が飲食中にお茶をこぼしたことがありました。

その場面を見た私は、お客様の衣服が濡れている可能性もあるため、おしぼりを持って駆けつけたのです。

ただ、お客様の衣服を拭くだけで終わらないようにしました。

こぼしたのがお茶だったため、火傷の心配や、衣服が濡れていたので代わりのものを準備する旨についてお伝えしました。

衣服についたのが一部分だったため、火傷や衣服の交換は必要ありませんでしたが、対応について感動していただいただけでなく、お得意さまになってくれたのです。

介護職では、利用される方々の命を預かる仕事です。

私はアルバイトの経験から得た責任感を活かし、利用者が安心して利用できる介護をしていきたいと考えています。

【介護職志望の履歴書の書き方】履歴書を書くときの注意点

介護職に限らず、履歴書を書く際にもっとも気をつけたいのが、書類としての基本的な体裁や書面作成のルールです。

たとえ志望動機や自己PRで個性的な文章が書けたとしても、送付する書類の基本が守られていない履歴書では、相手にマイナスの印象を与えてしまいます。

また、一つひとつの項目がよく書けていたとしても、全体で矛盾や論理の破綻があっては意味がありません。

履歴書を書くときに気をつけるべきポイントについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

年号を統一する

履歴書を書く場合、年号の表記は西暦でも和暦でも構いませんが、書類のなかでどちらかに統一するのが基本です。

生年月日を「平成〇〇年〇月〇日」と和暦で表記しているのに、学歴や資格の取得年では「20〇〇年〇月」と西暦で記載しているなど、表記がバラバラな書類は「読む側への配慮が足りない」とみなされてしまいます。

また、送付状などほかに同封する書類がある際は、それらの書類の年号も履歴書に統一したほうがよいでしょう。

志望動機と自己PRの内容を統一する

志望動機と自己PRはそれぞれ重要な記載欄ですが、熱心に書くあまりそれぞれでの内容が食い違っていてはいけません。

内容に矛盾があると一貫性のない印象を与えてしまい、説得力に欠けた履歴書となってしまいます。

「志望動機では〇〇と書いていたが、自己PRでは真逆のことを書いている」といった矛盾を作らないよう、書く内容を十分に検討しましょう。

対策マニュアルや例文の構成をただ真似るのではなく、一貫して自分の考えをまとめるよう心がけることが大切です。

修正ペンや修正テープは使わない

履歴書や経歴書のように重要な書類を作成する場合、修正や書き損じの痕跡が残っているものは基本的に先方へ渡してはいけません。

そういった書面を送付すると、作成者の入社意欲や仕事のとらえ方が疑われ、選考で不利になる可能性があるからです。

もし履歴書を書いている際に書き損じることがあったら、修正ペンや修正テープを使うのではなく、最初から書き直しましょう。

また、摩擦熱で消せるフリクションタイプのペンは公的な書類に使うことはできないため、必ず普通のボールペンを使いましょう。

履歴書を使いまわさない

志望する企業の数によっては多くの履歴書が必要になります。

しかし、履歴書の使いまわしはしてはいけません。

履歴書とは、企業に自身をアピールする重要なものです。

企業によって会社の強みや方針があり、履歴書には企業のことを調べたうえで、志望動機の内容や自己PRを記入する必要があります。

ご自身が希望する企業へ就職したいなら、履歴書を使いまわさないでください。

履歴書にかかる費用が心配な方もいらっしゃると思いますが、履歴書の相場は100円〜300円程度です。

もちろん相場より高い履歴書もありますが、企業は履歴書の価値より記入している中身を重要視するため、高い履歴書にこだわる必要はありません。

高い履歴書を使うより、それぞれの企業に適した内容の履歴書を作ることが大切なのです。

スタンプ式のハンコを使用しない

履歴書に押印が必要な場合、スタンプ式のハンコではなく、朱肉をつけるタイプが望ましいでしょう。

スタンプ式のハンコはインクを使用しているので、時間が経つと劣化してしまう可能性があります。

さらに、履歴書が濡れるとにじむ場合もあるため、企業に提出する書類にはふさわしくないのです。

朱肉をつけるタイプのハンコを利用する際は、こすれてしまう可能性があるため、捺印マットの利用をおすすめします。

また、履歴書同様に高いハンコを利用する必要はなく、100円均一で販売されているハンコを使用しても問題はありません。

そのため、費用が大きくかかる心配もないのです。

以上のことから、履歴書で押印をする際は、必ず朱肉をつけるタイプのハンコを利用しましょう。

なるべく新しい証明写真を使用する

履歴書に貼る証明写真は、3ヶ月以内に撮影したものを添付しましょう。

「顔が変わるわけではないのに3ヶ月以上でも問題ないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、髪型や面接時の服装などで、企業からかなり前に撮影したものだという印象を与えてしまう可能性があります。

そのため、証明写真は3ヶ月以内に撮影したものを準備する必要があります。

また撮影する際は、清潔感のある髪型や服装を心がけてください。

証明写真は、企業に好印象を与える重要なものです。

身だしなみができていない人物を、企業は採用しようと考えません。

写真館などの専門機関で撮影するときれいに撮れるため、証明写真でアピールしたい方は利用してみてください。

まとめ

本記事では、介護職志望の履歴書を書くにあたってのポイントや注意点について解説しました。

介護業界が抱える特有の事情や求める人物像によって、一般業種の履歴書とは書き方の異なる部分もいくつかありますが、基本的には書類作成のルールを守って正確に書くことが大切です。

また、志望動機や自己PRを書くにあたっては、結論を先に置き、具体的なエピソードや経験を交えて書くと、採用担当者に意味が伝わりやすい文章になります。

履歴書は採用選考における最初の関門であるとともに、志望者を評価する際の前提情報としてチェックされる書類となります。

以降の選考過程では履歴書の記述を掘り下げて質問される、ということを意識しながら、各項目でのポイントを押さえて書きましょう。

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