- 何の仕事がしたいかわからないのは、自分に向いてる仕事がわかっていないから
- 何がしたいかわからなくても無理にやりたいことを探す必要はない
- 将来何がしたいかわからない人は今やるべき仕事を考えてみよう
何の仕事がしたいかわからない、将来何になりたいかわからない、という方は多いのではないでしょうか。
就活を進めるにあたって、まず「何の仕事がしたいのか」が、どれだけ考えても思い浮かばない人も少なくありません。
そこで今回は、何の仕事がしたいのかわからない理由について分析した後に、自分に向いてる仕事ややりがいを感じられる仕事を見つけるための方法について詳しく紹介します。
転職が珍しくない時代ではありますが、もし転職しなければ40年近く同じ環境で働くことになるならば、可能な限り快適に生活できる条件、やりがいを感じることは大切です。
「何の仕事がしたいのかわからない」「なりたい職業がない」「向いてる仕事がわからない」という方は、ぜひこの記事を読んで、やりたい仕事の見つけ方を実践してみてください。
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やりたい仕事がある大学生の方が少ない
就活やそれに付随する準備を始めるにあたって「何の仕事がしたいかわからない」と悩むことはありますが、そもそもを言ってしまえば、やりたい仕事がある大学生の方が少ない傾向にあります。
やりたいことや興味ある分野をベースとして志望企業を決めている大学生はそこまでおらず、みな「なんとなく条件が良さそう」「ここなら頑張れるかも」などのあいまいな考え方で決めています。
小玉 彩華
もちろん、エントリーシートや面接、友人の前ではそれらしい志望動機や将来のビジョンを誰もが述べるものです。
しかし実際にはそこまで確固たる志望動機やビジョンはなく、多くの人があいまいな動機・興味関心で、自分の方向性を決めているということです。
就活を始める際に何の仕事がしたいかわからないとしても、自分の状況を悲観する必要はまったくありません。
「〇〇にはあまり興味はないが、△△はやってもいいかも」「〇〇ならなんとなく楽しくやれそう」くらいのふんわりとした興味関心があれば、十分方向性は定められます。
やりたい仕事が必要だという考え
就活=やりたい仕事探しと考える就活生は多いでしょう。
その結果、自分に合った仕事が見つからずに不安を感じる原因になります。
確かに自分の強みを活かすために自己分析します。
さらに企業研究から自分の価値観に合う企業を見つけるでしょう。
しかし、固定概念に囚われたり、視野を狭くしたりする必要はありません。
「環境が悪くないと思った」「業務内容が自分にもできそうだと感じた」など、企業選びの基準は人によって異なります。
自分なりに納得した企業に入社しましょう。
また、働くうちに自分に合っている企業だったと判明することもあります。
そのため就活の段階から100%自分に適している企業を選ぶ必要はありません。
就活に注力するあまり将来を心配しすぎないようにしましょう。
何の仕事がしたいかわからない理由
まず、何の仕事がしたいのか思い浮かばない理由は何なのかについて考えてみましょう。
もちろん、人によってやりたい仕事が見つからない理由はそれぞれですし、100%以下の2つが当てはまるというわけでもありません。
多くの「何の仕事がしたいのかわからない」と悩む人に当てはまる特徴は大きく分けて2つ存在するため、確認してみてください。
自分に向いてる仕事がわかっていないから
何の仕事がしたいのかわからない理由の1つとして、自分に向いてる仕事が分かっていないことが挙げられます。
人間は苦手なことよりも得意とすることやできることを楽しむ傾向にあります。しかし、自分の強みやスキルを把握していないと、どの仕事が自分に適しているのか見極められなくなってしまいます。
その結果、何の仕事が自分にとって楽しく、そしてやりがいがあるものであるのか見つけるのに苦労してしまうのです。例えば、自己分析を十分に行っていない場合、自分の興味や能力を正確に理解することが難しくなり、自分に合った仕事を見つけられません。
ぜひ自己分析をしっかりと行い、自分が何の仕事に向いてるのかについて考えてみましょう。
小玉 彩華
何の仕事がしたいのかわからない理由の1つに、自分に向いてる仕事が分かっていないことがあります。人は苦手なことよりも得意なことやできることを楽しむ傾向があります。しかし、自分の強みやスキルを把握していないと、どの仕事が自分に適しているのか見極めるのが難しくなります
将来何がしたいかわからないから
自分が将来やりたいことがわからないという人も多いでしょう。
将来やりたいことが明確でないと、その目標に向けてどの仕事を選べば良いのかがわからなくなってしまいます。
将来のビジョンがぼんやりとしている人ほど、具体的な職業選択が難しいです。このような場合、自分の興味や価値観を深く掘り下げることをおすすめします。
先ほど紹介したように、自己分析を行うことはもちろんのこと、様々な業界や職種について色々と調べてみて、自分の興味を引く分野がないか考えてみることが重要です。
小玉 彩華
将来やりたいことがわからないと、どの仕事を選ぶべきか迷ってしまうことが多いです。目標が明確でないと職業選択が難しくなります。将来のビジョンがぼんやりとしている場合は、自分の興味や価値観を深く掘り下げることが重要です。
また、少しでも興味がある業界や職種が見つかった場合は、インターンなどに参加してみましょう。実際に働くとなった場合、どのような能力が求められるのか、どのようなやりがいがあるのかについては、自分の目で確かめてみることをおすすめします。
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、何時間も企業の公式サイトを眺めるより、実際に1日でもその企業で働く方が、よほど理解を深めるのに有益です。
そもそもどんな仕事があるかわかっていないから
無限の選択肢から自分がしたいことを見つけるのは難しいです。
そもそもどんな仕事があるか、世の中の仕事は何をしてる仕事なのか、といったあたりが理解できていないと、何がしたいかはなかなか見つかりません。
まだ業界研究や企業研究ができていない人は、少しでも興味が沸きそうな業界から少しでも深掘りしてみて、仕事内容をみてみましょう。
就活に本気になれないという方も多い
就職活動は、情報収集から企業探し、選考対策をして、やっとエントリー、面接、内定と、なかなか長いステップが必要なものです。
ぶっちゃけめんどくさい...、なかなかやる気が出ない...。そんな方も多いのではないでしょうか?
就職活動自体に本気になれない場合も向いてる仕事がわからないと感じてしまいます。
就職活動は必ずしなければならないものではないため、あなたがどうしたいのかについてしっかりと考えることの方が重要です。
やりたい仕事を条件で探しているから
何の仕事がしたいかわからない理由は、やりたい仕事を、企業・職種によって異なる「条件」で探しているからです。
「年間休日120日以上」「年収〇〇万円以上」「家賃補助〇〇万円以上」などの求人条件を重視しながら仕事を探してしまうと、やりたい仕事はなかなか見つかりません。
重視するポイントが仕事内容ややりがいとは異なる方向だからこそ、いざ仕事内容を確認した際に、条件が気になって魅力を感じなくなってしまうのです。
また、希望条件をすべて満たせる仕事はなかなかないので、条件のみで探すと何の仕事がしたいかわからなくなってしまうのは無理もないでしょう。
そのため、条件のみに注目して求人を探すことは避けましょう。
もし良い条件の企業に就職できたとしても、将来的に仕事内容に不満を感じ、早期離職に至る可能性があります。
何の仕事がしたいかわからないまま就活をするリスク
「何の仕事がしたいのかは分からないけれども、周りもみんな就活しているし、ニートになるのも親が許してくれないから、ひとまず就活をしている」という人も少なくありません。
しかし、何の仕事がしたいのかわからないまま就活を進めることはあまりおすすめできません。
上記のようなリスクがつきまとうため、何の仕事がしたいかを明確にした上で就活をすることをおすすめします。
選考を通過できない
何の仕事がしたいのかわからないまま就活を進めてしまうと、選考を通過できない可能性が非常に高いです。もちろん「どのような企業でも、自動的に落ちる」というわけではありませんが、内定をもらえる可能性が下がることは間違いありません。
就活においては志望動機をはっきりと述べることが大切ですが、何の仕事がしたいかわからないまま就活をしてしまうと志望動機が曖昧なものになってしまいます。自己PRやガクチカなどにおいても、その曖昧さが反映されてしまい、企業側に魅力的な就活生として評価される可能性は下がってしまうことが多いです。
小玉 彩華
何の仕事がしたいのかわからないまま就活を進めると、選考を通過するのが難しくなります。明確な志望動機がないと、面接でのアピールが曖昧になり、企業側に強い印象を与えることができません。
面接の受け答えも自信を持って行うことができず、消極的な印象を与えてしまう可能性が高いです。
「絶対この企業に入ってやる」という気持ちで臨む人と、「なんとなく良さげだし、受かるといいな」という気持ちで臨む人では、雰囲気1つをとっても大きな違いがあります。
「選考に通過できない」=「向いていない」と考えてしまう人も多い
就職活動を行う上では多くの企業にエントリーシートを提出して選考に進んでいくのが一般的です。
過去のデータによると、就活生一人当たり20社以上の企業にエントリーしているそうです。
そうした労力をかけても選考に進めるのはそのうちの一部しかありません。
また、せっかく選考に進んでも面接をなかなか通過できないことが続いてしまってはそのモチベーションが低下することや、そもそも向いてる仕事がないと考えるようになってしまいます。
ESや面接は難しく、ES添削、面接対策をしてもなかなか通過できないものです。
同じ業界や職種を受け続けていた方であれば、選考を通過できないというのはそれだけでその業界やその職種に向いていないのではないかと考えるようになってしまいます。
就職してからも迷い続けることになる
何の仕事がしたいのかわからないまま就活を進めると、就職してからも「結局、自分はこの仕事を選んで良かったのだろうか」と悩み続けることになってしまいます。
想像よりやりがいを持って取り組めていたとしても、「自分にはもっと向いてる業界や仕事があったのではないか?」と心のどこかで思い続ける人も多いです。
このような状態では、仕事に対するモチベーションも低下し、業務に集中できず、成果を残すことは難しいです。
小玉 彩華
何の仕事がしたいのかわからないまま就活を進めると、就職してからも「結局、自分はこの仕事を選んで良かったのだろうか」と悩み続けることになります。このような状態では、仕事に対するモチベーションが低下し、業務に集中できず、成果を残すことも難しくなってしまいます。
また、「想像よりもやりがいを感じられない」ということも往々にしてあります。
「何も考えずに就職先を選んでしまったけれども、毎日の仕事が辛い」という状態の方を否定することはできませんが、仕事にやりがいを感じられなければ、辛いと感じる人の方が多いのは事実です。
20代で転職することになる
何の仕事がしたいかわからないまま就職をしてしまうと、20代で転職することになりがちです。
転職することを前提にして新卒での就活を行う方も少なくありません。
しかし、20代での転職はキャリアが積みづらくなったり、稼ぎづらくなってしまったりするため、あまりおすすめしません。
少しでも長く働いて一定のキャリアを積んで、そのキャリアを持って転職活動を行う方が転職先でも困りません。
将来のキャリアプランのためにも、何がしたいかわからないままやみくもに就職活動を続けるのはやめましょう。
そもそも就職活動を始めてからさまざまな企業の説明会を受けたり、さまざまな業種の説明を受けたとしても、興味を持てるような仕事がない場合にはやはり向いてる仕事がないのではないかと考えるようになってしまいます。
また、最近ではSNSなどによってさまざまな仕事をしている方の声が聞けることもありますが、そういったリアルな部分を聞くことによって自分の理想と違った際にやりたい仕事や向いてる仕事が見つからないと感じてしまうことがあります。
あらかじめ何の仕事がしたいのかある程度把握してから就活を進める必要があるといえます。
何がしたいかわからない時の対処法
何がしたいかわからない時の対処法は以下の3つです。
- 自己分析をする
- インターンに参加する
- どんな仕事があるか調べる
企業を選ぶには判断基準が必要になります。
しかし、就活生によっては明確な基準がまだない人もいるでしょう。
そこで本章を読むことで自分なりの見つけ方が明らかになります。
将来についてまったく想像したり、考えたりしたことがない就活生はぜひ参考にしてください。
自己分析をする
まずは自己分析から始めましょう。
やりたい仕事が見つからない状況は自分について深く理解していない可能性があるからです。
自分の好きなことや嫌いなこと、働くうえで大切にしたいことなど書き出してみましょう。
ノートやスマートフォンなど自分の使いやすいものに書くのがおすすめです。
内容の良し悪しは別にしてたくさん書き出すことが重要です。
数が多い方が自分の価値観や特徴、性格を客観視できます。
効率よく自己分析したい就活生は自己分析ツールの利用が最適です。
いくつかの質問に回答するだけで自己分析が完了します。
AIが自分の性格や強みをアドバイスしてくれるでしょう。
時間も5分程度で終わるため忙しい就活生でも問題ありません。
自己分析を通して自分に向いてる仕事を見つけましょう。
インターンに参加する
インターンに参加するのも効果的です。
事業内容の説明を受けることで働く姿が想像しやすくなります。
さらに、職場環境や雰囲気を知るきっかけになるでしょう。
公式ホームページや就活情報サイトでは発信されていない情報があるためおすすめです。
時間に余裕がある就活生は長期インターンに参加しましょう。
半年から1年の長い期間勤務することで、より業界の動向や詳しい業務内容が知れます。
長期インターンは事前に書類選考と面接があるため注意してください。
志望動機や自己PRを考えておきましょう。
書類選考や面接があると聞くとハードルが高いように感じるかもしれません。
しかし、就活が始まる前に経験できると考えましょう。
インターンに参加して自分に合った仕事を見つけるきっかけにしてください。
どんな仕事があるか調べる
最後はどんな仕事があるか調べてみましょう。
やりたい仕事が見つからない原因は、自分が知らないだけの可能性があるからです。
日本にある企業は食品や自動車、ITと多岐にわたります。
自分に向いているかどうかは調べてみないと判断できません。
そのため、将来何がしたいのか決まっていない就活生は業種や職種から調べてみましょう。
就活情報サイトや求人サイトを閲覧することで簡単に情報収集できます。
企業によっては求める人物像や必要な資格を掲載しています。
自分の価値観に合う企業が見つかれば、将来挑戦してみたい仕事が見つかるでしょう。
ただし、利用するサイトによって掲載されている企業にばらつきがあるため注意してください。
自分にあった仕事を見つける5ステップ
続いて、何の仕事がしたいのかわからない方向けに、向いてる仕事が何なのか見つけるための方法を5つのステップに分けて紹介します。
必ず全ての段階を踏まなければならないというわけではありませんが、スムーズに自分に合った仕事を見つけるためにはおすすめの対策とはいえます。
ぜひ、上記の5つのステップを参考にした上で、あなたに合っている仕事を見つけられるよう取り組んでみてください。
1.自分の「こうなりたい」は何か考えてみる
まずは自分の「こうなりたい」という理想像が何なのか考えてみましょう。誰しも漠然とした将来像を持っていることが多いですが、それを具体的に言語化できるレベルまで解像度を上げてみましょう。
例えば「キラキラOLになりたい」という夢があったとします。この「キラキラOL」とは具体的にどのような状態を指すかを具体的に掘り下げてみるのです。
もしかすると、それは昼休みに優雅にランチに行くことかもしれませんし、毎日定時に帰ることかもしれませんし、快適な環境でパソコンに向かって作業することかもしれません。
ここで、大事なのはその漠然としたイメージを具体的な日常の行動や状況に落とし込むことです。
具体的な目標や状況が見えてくると、それに向けて必要な行動や選択が明確になり、実現するために必要なことがわかります。また、具体的な目標を持つことでモチベーションが向上し、自分の目指す企業に就職するためにより努力できるようになります。
小玉 彩華
まず、自分の「こうなりたい」という理想像を考えてみましょう。誰しも漠然とした将来像を持っていますが、それを具体的に言語化し、解像度を上げることが大切です。漠然としたイメージを具体的な日常の行動や状況に落とし込むことがポイントです。
「こうなりたい」は自己分析で把握しよう
自己分析をすることによってあなたの適性を把握することができ、それによって向いてる仕事を探すことができるようになります。
とはいえ、自己分析は一人で行おうとしてもいつも同じような結果になってしまうことがあります。そうならないためにも、無料の自己分析ツールを使用することもおすすめです。
見つからない人は「こうなりたくない」から探してみよう
「こうなりたい」という軸から自分に合った仕事が見つからない場合は、逆の発想で、「こうなりたくない」をイメージしてみることがおすすめです。
「こうなりたくない」は、「こうなりたい」のいわば裏返しにあたるため、そうならないための選択肢を考えることが重要といえます。
実際に、素直にやりたいことやなりたい自分を思い浮かべるよりも、やりたくないことや避けたいことのほうがイメージしやすい場合もあります。
たとえば、「コミュニケーションがあまり得意ではないので、できれば接客業には就きたくない」という思いがあるなら、接客業に就かないための方向性を見いだす流れになります。
そこから、どのような選択肢・方向性が望ましいのかを細かく考えていけば、結果として「こうなりたい」は固まっていきます。
2.自分の「こうなりたい」が本当にしたいことなのかを深掘りする
次に自分の「こうなりたい」が本当にしたいことなのかについて深掘りすることも大切です。
例えば先ほどと同じように、「昼休みにランチに行く」「定時退社をする」「デスクワークをする」といった目標があったとします。しかしこれらは表面的な目標であり、もっと深いところに自分の本当の願望が隠れている可能性も大いにあります。
例えば、本質的には「ワークライフバランスが整っている生活」を目指しているのかもしれません。具体的に例を挙げるならば「休日にディズニーランドに行く余裕があること」「定時退社をして、帰宅後に趣味に時間を費やせること」などがあります。
自分の根本的な願望を明確にすることで、具体的な行動計画を立てやすくなります。
小玉 彩華
自分が本当に望んでいることを深く考えることで、表面的な目標にとらわれず、長期的に満足できるキャリアを築けるようになります。本当にやりたいことや価値観を見つめ直し、それを言語化することが大切です。
また、自分が本当に望んでいることが何かを深く考えることで、表面的な目標にとらわれず、長期的に満足できるキャリアを築けるようにもなるでしょう。
このステップにおいては自分の内面的な要求や価値観をしっかりと見つめ直し、しっかりと言語化した上で本当に自分が望む姿が何であるのかを明確にすることが重要です。
3.自分の「こうなりたい」に必要なことを考える
自分の「こうなりたい」という姿を具体的にイメージできたら、続いて理想を実現するためにはどのようなことに取り組まなければならないのかを考えましょう。
例えば、「休日にディズニーランドに行く」「定時退社をして、帰ったら趣味に取り組む」という目標がある場合、それを実現するために何が必要なのかについて考えてみてください。
まず結論として、お金が必要です。また、定時退社が可能であり、休日に突然出勤要請が来ない会社であることも重要です。この2つの要素が揃わないと「毎日定時に帰り、休みの日にはディズニーランドに行く」といった目標を叶えられません。
そこで、どの程度の収入が必要で、どのような労働環境が必要なのかなど、求められることを言語化しましょう。自分の理想の生活を実現するために欠かせない条件を箇条書きにしてみて、それに合致する職場を探してみるのです。
これにより、自分に合った職場を見つけやすくなります。
自分の「こうなりたい」という姿を具体的にイメージできたら、続いて理想を実現するためにはどのようなことに取り組まなければならないのかを考えましょう。どの程度の収入が必要で、どのような労働環境が必要なのかなど、求められることを言語化しましょう。
自分の理想の生活を実現するために欠かせない条件を箇条書きにしてみて、それに合致する職場を探してみるのです。これにより、自分に合った職場を見つけやすくなります。具体的な目標と必要な条件を明確にすることで、理想の働き方に近づけるでしょう。
また、自分にとって欠かせない条件をリストアップした上で、当てはまっている職場を見つけられれば、仕事に対する不満なども発生しにくく、人生全体の幸福度が高まる可能性もあります。
小玉 彩華
自分の理想の生活を実現するために欠かせない条件を箇条書きにしてみて、それに合致する職場を探してみることにより、自分に合った仕事を見つけやすくなります。
4.自分の「こうなりたい」に必要なことに優先度をつける
自分のなりたい姿と、それを実現するために必要なことが明確になったら、その「必要なこと」に優先度をつけることも非常に重要です。
例えば、先ほど箇条書きにした「自分のやりたいことを叶えるために必要な条件」がお金と定時退社、休日が取れることだとします。しかし、全ての条件を満たす企業はなかなか見つけづらいのが現実です。そのため、どの条件を優先するかを決めることが重要です。
例えば、「お金が無ければ、定時に帰れて、休日があっても、遊びに行けない」と考えるならば、優先順位はお金→休日→定時退社となります。
自分のなりたい姿と、それを実現するために必要なことが明確になったら、その「必要なこと」に優先度をつけることも非常に重要です。
自分の理想と現実のバランスを取りながら、優先順位をつけて職場を探すことが成功の鍵です。これにより、自分に合った働き方を見つけやすくなり、就職後も満足度の高い生活を送ることができるでしょう。
一方で、「もう少し給料が低くても、十分にやりたいことはできる」と判断した場合は、少しだけ給与が安いところも含めて就活を進めても良いかもしれません。
このように、優先順位をつけることで企業を探す際の基準が明確になり、効率的に自分に合った仕事を見つけられるようになります。
また、優先順位をつけることで自分が何を最も重視しているのかを再確認でき、妥協すべきポイントと妥協してはならないポイントを明確にできます。
小玉 彩華
優先順位をつけることで自分が何を最も重視しているのかを再確認でき、妥協すべきポイントと妥協してはならないポイントを明確にできます。
5.決めた優先順位をもとに仕事を探していく
最後に、決めた優先順位を元に仕事を探していきましょう。
優先順位をまずお金、次に休日、そしてその次に定時退社をすることとするのであれば、企業の探し方はまず稼げる業界や業種を探すことから始まります。
そして、その中でも完全週休2日制や有給消化率が高い企業を探し、さらに残業時間の平均が少ない企業に絞って探していくというのが一般的な方法になるでしょう。これにより、何の仕事がしたいかわからなくても、どのような仕事を選んでいけば良いのかが分かりやすくなります。
優先順位に基づいて仕事を探すことで、何の仕事がしたいかわからなくても、どのような仕事を選んでいけば良いのかが分かりやすくなります。また、自分の理想に近づくための具体的な道筋を立てることができるので、就職活動がスムーズに進むでしょう。
企業選びをしていく中で、自分の条件に当てはまっている企業はどのような業界に多いのかについても明確になってくるでしょう。その業界に絞って企業選びをできるようになるため、より就活がスムーズに進みます。
確かに、自分の求める条件を全て満たしている企業を求めることは大切です。しかし、現実的に難しい場合もあるため、優先順位をもとに仕事を探すことをおすすめします。
小玉 彩華
自分の求める条件を全て満たしている企業を見つけることは大切ですが、実際にはかなり難しいです。そのため、優先順位をもとに仕事を探すことがおすすめです。
どうしてもわからない時の仕事の選び方
どうしてもわからない時は以下を参考に仕事を選んでみましょう。
やりたい仕事が見つからず焦っている就活生は考える順番を変えるのも対処法の1つです。
やりたい仕事があれば最高ですが、場合によっては巡り会えない可能性もあります。
そうした際にネガティブに捉えるのではなく、発想を転換してみましょう。
行き詰まっている就活生は本章を参考にしてください。
やりたくないことを除外する
仕事の選び方にやりたくないことを除外する方法があります。
やりたい仕事を見つけた就活生は仕事にやりがいがあるでしょう。
一方でやりたい仕事が見つからなくても、苦手な仕事を選択しないことで仕事のモチベーションを保つことが可能です。
例えば「営業職には就きたくない」と考えている就活生がいたとします。
そういった考えを持つ就活生は選択肢から営業職を除外しましょう。
その結果、選択肢が絞られるため仕事が選びやすくなります。
自分が苦手だと考える仕事に無理矢理就職する必要はありません。
就活するうえで絶対に避けたい項目がないか思い返してみましょう。
働く環境から考える
働く環境から考えることも方法の1つです。
自分に合う環境で働くことでモチベーションが維持しやすくなります。
やりたい仕事探しは一旦保留にして、どういった職場環境が理想か書き出しましょう。
「残業なし」「有給取得率が80%以上」「資格取得支援が充実している」などさまざまな環境があります。
自分はどの項目を優先して働きたいか比較検討しましょう。
一方で志望動機の作成には注意が必要です。
志望動機に自分本位なことばかりを列挙してしまうと、採用担当者に悪い印象を与えます。
入社意欲や成長意欲が感じられないからです。
やりたい仕事が見つからない就活生は、理想の職場を想像してみましょう。
条件面からやってみたい仕事を選ぶのもアリ
ここまで、やりたいことを叶えるための仕事の探し方について詳しく解説しました。しかし、仕事を見つけることができたとしても、あまり魅力を感じられないという人も少なくありません。
そこで、少しでも「やりたい」に近づくために、企業の条件面に気を配るようにしましょう。
給料や福利厚生、オフィスの立地などから考えてみることがおすすめです。
小玉 彩華
例えば通勤時間1つをとっても、往復30分で通える会社と往復2時間かかる会社ならば週5回の出勤で7.5時間も余分に移動に費やしていることになってしまいます。家に帰ってから趣味を楽しみたい人にとって、いくら定時で帰れる会社であったとしても、結局家に着く時間が遅くなってしまうならばあまり意味がありません。むしろ、往復30分で帰れる企業で1時間残業した方がコスパも良いでしょう。
このように、企業の条件面に気を配ることは今後のワークライフバランスや満足できる社会人としての生活を叶えるために重要なポイントです。
仕事を見つけることができても、あまり魅力を感じられないという人も少なくありません。そこで、企業の条件面に気を配るようにしましょう。給料や福利厚生、オフィスの立地などを考慮することをおすすめします。企業の条件面に気を配ることは、今後のワークライフバランスや満足できる社会人生活を実現するために重要なポイントです。
細かい条件を知りたいなら就活エージェントの利用がオススメ
いくら企業研究をしっかりと行ったとしても、企業の細かい条件までは、ネットで調べるだけでわからないこともあります。
そこでおすすめなのは就活エージェントを利用することです。
就活のプロと二人三脚で就活を進められれば、「やりたいことがわからない」という悩みを解決できるだけでなく、働きやすい条件の企業探しまで、全てサポートしてくれます。
多くの就活エージェントは完全無料で利用できるため、「ただでさえ就活でアルバイトができないのに、お金がかかるサービスなんて使えない」という方にもおすすめできます。
いくら企業研究をしっかりと行ったとしても、企業の細かい条件まではネットで調べるだけでわからないこともあります。就活のプロと二人三脚で就活を進められれば、「やりたいことがわからない」という悩みを解決できるだけでなく、働きやすい条件の企業探しまで、全てサポートしてくれます。就活市場のエージェントは完全無料で利用でき、また企業の内部事情や細かい条件についても詳しく知ることができるためおすすめです。
担当者が合わないと思ったら利用をやめる、もしくは担当者を変えてもらえば良いだけなので、まずは気軽に何社か登録してみましょう。
小玉 彩華
就活のプロと二人三脚で就活を進めることで、「やりたいことがわからない」という悩みを解決し、働きやすい条件の企業探しまでサポートしてくれます。
あくまで条件面だけで絞るのはNG
条件面を重要視して仕事を選ぶのはNGです。
前述のとおり、条件にばかり目を向けていると、仕事内容が自分に合わないことで早期離職につながりやすくなります。
確かに快適に働くうえで各種条件は非常に重要なポイントといえますが、長く続けるうえでは、仕事内容ややりがい、自分の興味関心も決して見逃せないポイントになります。
どれだけ素晴らしい条件が整った仕事でも、一切興味を持てないジャンルの職種では、働くうえで苦痛ばかりが先行してしまうでしょう。
逆に条件をそこそこ妥協した企業・職種でも、興味関心をくすぐられるポイントが多かったりやりがいを感じられたりする業務であれば、自分らしく快適に働けるものです。
条件は条件として、希望するもので求人を絞り込み、そこからやりたい仕事を見つけるアプローチを考えてみてください。
条件のみに縛られて、やりたいこと・興味があることを一切考慮しないことはやめましょう。
何の仕事がしたいかわからない人のよくある質問と回答
弊社は就活エージェントを運営していますが、多くの就活生の方々と関わる中で、「何の仕事がしたいのかわからない」と悩んでいる方は少なくありません。
様々な方々のサポートを行ってきましたが、その中でも「何の仕事がしたいのかわからない」と悩んでいる人が同時に抱いていることが多い疑問は大きく分けて3つあります。
- 将来したいことがありません。
- おすすめの仕事はありますか?
- 大学生に人気の職業はなんですか?
この3つの疑問に対して回答していくため、ぜひ参考にしてみてください。
将来したいことがないという悩みを抱える人は非常に多いため、自分を責める必要はありません。しかし、「やりたいことがない」と思ったまま就活を進めるとうまくいかない可能性が高いため、解決できるように努めましょう。
おすすめは様々なことに興味を持つことです。例えば、日常生活で目にする広告や看板で考えてみましょう。
その広告がどのようなビジネスモデルに基づいているのか、どのように制作されているのか、そしてそれに関わる人々の職種や役割は何なのかについて考えてみてください。これにより、新たな興味や関心が芽生える可能性もあります。
また、友人や知人と話してみることで、自分とは異なる視点や経験について話を聞くこともできます。これにより、自分が気づいていなかった興味のある分野や職業に興味を持てることもあるでしょう。
やりたいことが決まっている友人が居るならば、なぜすぐにその道に進むと決断できたのかについて聞いてみるのもおすすめです。また、余裕があればインターンシップやボランティア活動などに参加してみるのも良いでしょう。実際の職場を体験し、自分に合う仕事に興味を見つけられるかもしれません。
このように、多角的なアプローチを試みることで自分の将来に対する視野が広がり、やりたいことが見つかる可能性が高まるのです。
人それぞれに適正や興味が異なるため、「この仕事がおすすめです」と一概に言うことは不可能です。
おすすめの仕事が何かについて紹介することはできませんが、「大切なことは、自分が何を大切にし、何がやりがいを感じるのかを見極めることである」とはお伝えできます。
例えば、自分のスキルや興味を具体的にリストアップして、それに合った職業を探してみてください。これにより、自分が達成したい目標や、働き方の希望を明確にすることも可能です。
例えば、高収入を目指すのであれば、そのために必要な資格やスキルを身につける必要がありますし、ワークライフバランスを重視するのであれば、残業が少ない企業や業界を選ぶことがポイントになります。
結論として、「自分がやりたいことが叶う仕事が何なのか」について考えてみることが、あなたに合った仕事を見つけるための、最適で最短のルートです。
マイナビが実施した調査によると、大学生が就職先として選ぶことが多い業界は順にソフトウェア・情報処理・ネット関連、食品・農林・水産、銀行・証券でした。これらの業界はいずれも収入が安定しており、将来性も高いため、多くの大学生が働きたいと考えているのです。
特に、ソフトウェアや情報処理、ネット関連の業界はデジタル化が進む現代社会において着々と成長しており、技術職としてのスキルアップも期待できます。
また、食品や農林・水産業界は人々の日常生活に密接に関わっているため、社会的な意義を感じやすい職業です。銀行や証券の業界は、経済や金融に興味がある就活生にとって魅力的な選択肢といえます。
このように、人気の職業は時代や社会の変化に応じて変わることがありますが、それぞれ人気なことには理由があります。
ぜひ人気の理由について分析してみた上で、自分の興味や価値観に合う職業を探してみましょう。
何の仕事がしたいかわからないときは自分が何をすべきなのかを考えよう!
今回は何の仕事がしたいのかわからないと悩む方向けに、どのような対策をすれば良いのか、仕事を見つけるためにはどのようなことに取り組めば良いのかについて詳しく紹介しました。
全ての就活生が就活前からやりたいことが決まっているわけではありませんし、むしろあなたのように「何の仕事がしたいのかわからない」と悩む人も多いです。
大切なのは「正しい方法で、自分がやりたい仕事が何であるのか分析した上で、企業を絞り込むこと」です。これにより、就活がスムーズに進むだけでなく、就職後も自分が選んだ環境に満足した上で業務に取り組めるようになります。
転職が珍しくない時代ではありますが、最初から自分に合った企業に入るに越したことはありません。
ぜひ本記事の内容を参考に、あなたに合った仕事や企業が何か、考えてみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
小玉 彩華
ぜひ、本記事を参考にあなたがやりがいを持って、そしてモチベーション高く取り組める仕事が何か考えてみてください。