【本命企業の結果待ち】はじめに
本命企業の結果待ちの間は、多くの学生がハラハラ、ドキドキして気持ちが落ち着かなくなるものです。
良い方向に考えたくても、落ちたことを考えると、必ず入社できる企業を決めておくために就活もまだまだ頑張らなくてはなりません。
選考結果が伝えられるまでの期間は企業によっても異なりますが、およそ1週間前後で、遅くとも1ヶ月はかからないのが一般的です。
企業から結果連絡がいつかの案内がない場合には、面接を受けた際に、結果はいつ頃通知されるのか、時期と方法について確認をしておくことが必要です。
この記事では、面接結果はどのように伝えられるのか、待っている間に気持ちを落ち着ける方法まで解説していきます。
【最終面接の結果待ち】企業はいつ連絡をしてくる?
最終結果の通知時期に関しては、多くの場合最終面接中に面接担当から口頭で「〇〇日までに連絡します」と伝えられます。
伝えられなかった場合や、聞き逃してしまった場合は面接後のお礼メールも兼ねて、採用担当者に確認しても問題ないでしょう。
一般的に最終面接後、企業からの連絡は3〜5日程度かかるのが一般的です。
企業の採用までのフローは、面接終了後に意思決定者の会議によって決まる場合が多く、その会議が長引いたり、満場一致での結論が出なかったりすると連絡が遅くなってしまうのです。
そのため、内定の場合は最終面接後1週間以内に連絡があると想定しておきましょう。
不採用の場合も同様に、面接から1週間以内に連絡がくる可能性は高いです。
しかし、上記の理由や会社内の事務的な手続きなどで連絡が遅れる可能性も大いに考えられます。
【最終面接の結果待ち】連絡が来るタイミングごとの理由
企業の状況やさまざまな理由により、最終選考の結果連絡タイミングは当たり前に前後するものです。
しかし、内定の連絡待ちをしている際は、誰しも不安になるものであり、それが本命企業であればなおさらでしょう。
次項からは、なぜ連絡が極端に早かったり、逆に遅くなったりする場合があるのか、その理由について紹介していきます。
この記事を読んでいるまさに今、本命企業からの連絡を待っているという方は自分の状況と合わせて参考にしてみてください。
連絡が早い場合
まず採用の連絡が早い場合です。
これは採用の意思決定に関わる人数が少ない場合に多く見られます。
ベンチャー企業などでは、人手不足等人材的リソースが不足している場合も多く「一刻も早く採用したい」「結果を決めたい」という傾向があります。
そのため、合否の連絡は大企業等に比べ早くなるのです。
ただし注意したいのは「早い連絡が来た=採用」ではない点です。
自分より先に採用の決まった人がいた場合や、企業側の人事担当者の仕事が速いなどの理由も考えられるので、早い連絡の場合不採用の可能性もあることは念頭に置いておきましょう。
しかし、連絡が早ければ早いほど次のアクションをすぐに起こせるので、メリットであると考えることもできます。
連絡が遅い場合
企業からの連絡がなかなか来ない場合「不採用だから連絡が後回しになっているのかも」と不安な気持ちになる方もいると思います。
もちろんそういうこともありますが、ただ企業からの連絡が遅いからといって、不採用だとは限りません。
大企業などに多く見られる事柄ですが、採用に関する意思決定者が多く、意見がまとまらない場合や候補者が多い場合などは当然、最終決定まで時間がかかります。
また、候補者が多い場合、全員の選考が終わるまで待っている場合も考えられるので、そういった場合は1週間以上の期間を必要とするシチュエーションもあるでしょう。
ただし、採用担当者から聞かされていた期日を過ぎても連絡が来ない場合、直接企業に連絡をしてもマナーとして問題ありません。
連絡が遅くなる理由について
【本命企業の結果待ち】面接結果はどのように伝えられるのか
面接結果はどのように伝えられるのかは、企業によってもマチマチです。
学生の携帯電話など個別に電話連絡をしてくるケースもありますが、次の面接や内定式などの案内を詳しくするために、あらかじめ登録したメールアドレスに結果が入ることも少なくありません。
また、かつては郵送が主流でしたが、現在でも郵送で送ってくる企業もあります。
多くの場合、電話、メール、郵送のいずれかですが、最近はLINEなどのSNSなどプライバシーが確保しうる簡易な手段で通知をするケースもあるので、連絡方法の確認も行っておきましょう。
いくつもの企業を同時に受けていると、連絡手段がさまざまで混乱する場合もあります。
本命企業の連絡方法は確実に押さえておきましょう。
郵送
インターネットやケータイなどが普及していなかった時代には、郵送が当たり前でした。
ですが、最近は電話やメールを利用する企業が増えており、郵送の方法を採る企業は減少しています。
もっとも、現在でも、郵送を基本としている企業はあるので、ポストを見ないクセがある方は要チェックです。
また、チラシなどと一緒に郵便物を捨ててしまわないよう気を付けましょう。
ただし、郵送の場合、企業が次の日程調整などをするつもりがない場合が多く、いわゆる、選考落ちの通知である場合も少なくありません。
メール
メールのやり取りは気軽に次の面接などの日程調整ができることや内定式や入社案内などの詳細も伝えることができるので、メールを利用する企業も増えてきました。
先の例にあるように、落ちた方には郵送でお決まりの文面を送り、選考に通った人のみ、その後のやり取りがしやすいメールや電話で結果が案内される場合もあります。
メールが迷惑フォルダに振り分けられていないか、結果が来るまでの時期は要チェックです。
大量のメールに紛れて削除してしまわないよう、受信したメールのチェックも慎重に行いましょう。
電話
選考に通り、次回の面接の調整をしたい場合や最終的な内定の連絡は電話で直接行う企業も多くなっています。
気を付けたいのは、最終面接の結果通知で、内定を出す場合、その場で意思の確認をされることがあることです。
本命企業なら通常は快諾すると思いますが、本命の結果待ちの状態で保険として受けた企業から内定連絡をもらった場合に、どのような回答をするのか考えておかなくてはなりません。
本命の結果待ちだからと、断ってしまえば、もし本命に落ちた時、後戻りはできません。
内定をもらえたら、とりあえずその場で承諾するのか、少し検討させてもらえるようにするか決めておきましょう。
返事を待ってもらう場合、いつまでに返事をするか、どのくらいの期限を設けるかの検討も必要です。
【最終面接の結果待ち】連絡が遅くなる理由
それでは、連絡が遅くなる理由や企業側の採用決定までのフローで想定される事柄について、代表的なものは以下の4つでしょう。
- 候補者が多い
- 採用に懸念がある
- 補欠合格の可能性
- 不採用の可能性
採用である場合も、不採用である場合も双方で、連絡が遅れる可能性はあります。
不安な気持ちになっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
前述した結果連絡が遅くなる理由について、ここから一つひとつくわしく紹介していきましょう。
候補者が多い
まず大企業や、福利厚生が充実している中小企業などで多く見られる特徴です。
魅力的な求人である分、候補者が集まりやすく、そもそもの選考に時間がかかってしまうのです。
特に企業側の意向として、候補者を相対的に評価したうえで採用を決定しようとしている場合もあります。
この場合、候補者全員の面接が完了しなければ、社内で最終決定会議ができず、これにも時間を有します。
さらに、前述したように企業規模が大きくなればなるほど、意思決定者が多くなり、社内における事務的な手続きにも時間がかかるでしょう。
そのため、採用が決まっていたとしてもスケジュールがどんどん後ろにずれてしまうので、通知が来るまでどうしても時間がかかってしまうのです。
採用に懸念がある
これは企業側が合否を決めかねている場合です。
ほかの応募者と比較しているケースはもちろん、実際に面接をしたうえで社風へのミスマッチをおそれているなど、入社後の不安があってすぐに内定を出すことができない場合、それらを解消するまで会議を繰り返すために時間がかかるのです。
また、現場と人事で意見が割れている場合など、上記の理由と重なる部分もありますが、社内の会議が難航しており全会一致に至っていないケースもあるでしょう。
採用は企業としても大切な位置づけにあり、1人採用するごとにそれなりのコストがかかります。
そのため、最終面接の合否についてはできるだけ企業にとってプラスになる人材を採用したいので、企業も慎重になるのは必然です。
補欠合格の可能性
企業が就職希望者に採用通知を出したとしても、その全員が入社してくれるわけではなく「採用辞退者も一定数いる」という想定で企業は採用活動を行います。
そのため、通知が遅れている理由として「補欠合格(採用)」になっている可能性があげられるでしょう。
はじめから辞退者を見越して、採用基準に達しているすべての希望者に採用通知を送ってしまうと、想定の人数以上に採用をすることになってしまいます。
補欠合格はそのような失敗を防ぐ企業側の意図があります。
近年では、新卒の就活生に対して内定を取り消し、著しくイメージダウンしてしまった企業もあり、通知後に内定を取り消すような事態が起きないよう企業側も慎重になっているのです。
不採用の可能性
最後に、不採用の可能性についてです。
本来であれば、採用であっても不採用であっても、企業から応募者に連絡をするのが一般的です。
しかし近年ではあらかじめ「採用者のみ連絡」といった説明もないまま、明確な連絡をしないまま不採用扱いとする「サイレント不採用」ケースが多く見られます。
何も通知しない理由として、通知するコストやミスを防ぐためとしている企業が多い様子です。
しかし、このように何も連絡がないまま宙ぶらりんになってしまうと、次の行動を起こすにも時間がかかってしまうので、応募者側にはデメリットが大きいです。
時期にもよりますが、どれだけ遅くても採用の場合1ヶ月以内に連絡はくるため、それでも来ない場合、不採用だったと考えても良いでしょう。
もちろん直接企業に連絡をしても、マナー違反にはなりません。
不安で落ち着かない時の対処法
本命の結果待ちの場合をはじめ、本命も含め、志望していたすべての企業の面接が終わってすべて結果待ちといった場合、さらにはまだ本命以外の企業の面接が残っている場合など、不安で落ち着かなくなる方もいるかもしれません。
人の性格や自分の面接での出来などにもよりますが、比較的楽観的に構えて普段通り生活できる人とほかのことが手につかなくなる方がいます。
アルバイトに行っても気がそぞろで、まだ就活が残っているのに気持ちが入らず、面接で質問を聞き逃す、うまく答えられないでは困ります。
こんな時、どうすれば良いのかも考えておきましょう。
友達と遊んで不安を紛らわす
大学の授業や試験も落ち着いており、真剣に取り組むべき就活もひと段落しているのであれば、これまでの就活中の制約された時間やストレスを吹き飛ばすためにも、友達と遊んでみるのも良いかもしれません。
気の合う友達と楽しい時間を過ごすことで、自分の悩みや不安を忘れられることがあります。
ただし、盛り上がりすぎて羽目を外したり、事故などを起こせば、せっかく面接に受かったり、内定がもらえても、取り消しになってしまうリスクがあります。
派手に騒がず、気を紛らわす程度の遊びに留めておきましょう。
また、同級生はまだ就活中で余裕がない方もいるので、後輩やバイトの同僚など、心にも余裕がある方を誘いましょう。
友達との遊びではなく、バイトやゲーム、趣味など集中できるものを探して取り組むのもありです。
信頼できる人に相談してスッキリする
不安を紛らわせる方法でおすすめなのは、不安を人に話すことです。
不安を口に出して、誰かに聞いてもらうだけで、気持ちが和らぐことが少なくありません。
もっとも、就活を続けている同級生に話しても、相手にとって負担になります。
自分は結果待ちどころか、まだ面接にも進めていないとか、選考落ちの連絡ばかりきているといった方もいるかもしれません。
そんな友達に相談すれば、相手にとってストレスになってしまい、あなたとの仲も悪くなってしまうおそれがあります。
そのため、すでに内定をもらって就活を終えたことが明らかな同級生、先輩やゼミの教授、就活とは無関係のバイト先の同僚、気の許せる兄弟姉妹などに話すのがおすすめです。
落ちたものとして変わらずに就活を続ける
本命待ちで、まだほかの企業からも内定をもらえていない場合や本命に落ちた際に満足のいく企業から内定をもらえていない場合などは、変わらず、就活に邁進することも一つの方法です。
その際は、気持ちをリセットし、落ちたものと言い聞かせて、就活を続けましょう。
本命の企業から選考落ちの連絡が入ると、落ち込んでしまって就活をする気になれなくなる方も少なからずいます。
本命に落ちたうえ、それ以外の就活もストップしてしまうと、入社する道が途絶えてしまいます。
そうならないよう、本命の連絡を待っている間は就活を続けていくことも必要です。
もし、本命企業から内定がもらえれば、就活もストップし、他企業から内定連絡が来ても断れば良いだけです。
【本命企業の結果待ち】おわりに
企業からの結果連絡は郵送、メール、電話のいずれかが一般的です。
郵送の場合、選考落ちの連絡であるケースが少なくありません。
メールの場合は迷惑メールに分類されていないか、誤って削除していないか、見逃していないか、慎重にチェックしていきましょう。
電話の場合、次の面接の調整のためや内定通知であるケースが多いです。
内定通知の場合、その場で返事を求められることがあるので、どう返答するかを考えておくことも欠かせません。
本命企業の結果待ちで、不安で落ち着かない時の対処法としては、友達と遊んで不安を紛らわす、バイトや趣味などで忙しくする、信頼できる人に相談してスッキリする、落ちたものとして変わらずに就活を続けるなどがおすすめです。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート