はじめに
今年の夏、私は選考がないサマーインターンと選考があるサマーインターンの両方を経験しました。
両方ともウェブ上での開催でしたが、その二つに参加して感じた違いについて皆さんにお伝えしたいと思います。あくまでも私個人の主観によるものなのでその辺はご了承くださいね、、(笑)
選考なしインターン
選考なしのインターンは希望者誰でも参加できます。かつウェブでの開催のため気軽に参加できることもあり今思えば生ぬるい感じでした。
私が参加したのは営業のインターンでしたが、もちろん内容は面白かったですし、同じグループになった人たちもとてもいい人だったのでグループディスカッションも活発に話すことができました。
みんながたくさん話して成果発表までベストな案を作るために協力できたことも楽しかったです。
自分の考えも言いやすくて、積極的に案を出すことができて今まで経験したグルディスの中でも上位に入る楽しさでした!
選考ありインターン
初めてESや面接、動画選考を通って選ばれた人々だけが参加するインターンに参加した時は、選考なしインターンとの差を本当に感じました。
まず参加している学生の意識の差を画面越しでも感じます。
私も確かに選考なしのインターンとは気合の入り方が違っていましたが、私以上に他の学生はすごかったです。
一番差を感じたのはグループディスカッションの時です。
オンライン上でのグループディスカッションはタイムラグがあったり話し始めるタイミングを見つけ辛かったりと難しい点が多いですが、自分の意見を持っているのでみんな積極的に話そうとします。
本当にあのzoomの画面に出ている全員がずっと挙手している感じです(笑)
私も負けじと挙手すればよかったのですが周りの雰囲気に負けて黙って聞くしかありませんでした。
他の学生はどんどん話すので、私が自分が話すタイミングをわからずに黙っていると同じく参加している学生同士で意見はないのかと指摘されてしまうほどでした、、、
もちろん私が黙っていたのが悪いですけど、学生に指摘されたのはびっくりでしたし悲しかったですね、、、(泣)
両方のインターンを終えて
どちらのインターンにもメリットデメリットがありましたが、やはり選考の有無で一番差があるのは学生の意識の高さだと感じました。
もちろん、自分でエントリーしてインターンに参加しているので選考がないインターンでも一生懸命に参加する他の学生の姿勢に私も影響を受けましたが、やはり先行ありインターンに参加する際のモチベーションが全く違うのは事実だと思います。
選考を通過している分、その企業に対する思いが強い学生が多いですし、就活経験が豊富な学生はインターンでどう頑張ればいいのかをわかっているような気がしました。
私もそんな学生の姿を見て、自分ももっと頑張らなきゃいけないなあと思えましたしインターンに参加する姿勢を考え直すいいきっかけになりました。
私が選考ありのインターンとなしのインターンどちらも経験して感じたことはこんな感じです。
選考の有無に関わらず、オンラインインターンは思っているより内容的に不自由はないですが、グループディスカッションのような他の学生との共同作業は直接顔を合わせながら行いたかったなあとは思いますね。
選考の有無におけるインターンシップの違い
選考の有無によってインターンシップにはどのような違いがあるのでしょうか?
選考の有無によって以下の3点に違いが見られることが多いと感じました。
ワーク内容の違い
まず、ワーク内容に関する違いについてお話します。
ワーク内容とは、つまりインターンシップのコンテンツです。
選考のないインターンシップについては、自己分析など、就活に関するワークも見られます。
また、ワークに割く時間も数分から1,2時間と比較的短いと感じます。
選考のあるインターンシップでは、業務体験ワークやグループワークが多いです。
また、ワークに割く時間が長い上、細かなフィードバックをもらう機会が設けられていることがあります。
ワークの時間としては、1,2~6時間程度が多いです。
但しこれはあくまで経験上の話です。
そのため、選考のないインターンシップでも選考アリのインターンシップで説明したようなワークを行う場合も、逆の場合もあります。
学生の意識の違い
学生の意識についても違いが見られます。
選考がある場合、それを勝ち抜いた学生ですから、インターンシップに対するやる気もそろって高い印象を受けます。
発言率や発表のクオリティなどが一律して高いと感じました。
リーダーシップの強い学生が多い印象を受けます。
選考のないインターンシップは誰でも参加できます。
そのため、気軽に参加した学生から企業に特別興味のある学生までまちまち、という感じです。
グループワークなども、学生によって発言率に偏りが生じたり、発表のクオリティもグループの学生のやる気や性格によって異なったりします。
その後の選考フローの違い
選考がない場合、優秀な学生もいれば、そうでない学生も混ざっています。
また、一度に参加する学生の人数も多くなります。
そのため1回目の参加では早期選考などの案内はありません。
インターンシップ参加者限定のイベントなどを間に挟んで、意欲のある学生をふるいにかけている印象を受けました。
早期選考につながらないわけではないですし、企業の印象に残る事もできることは間違いないです。
選考のあるインターンシップは、その時点である程度学生がふるいにかけられている状態ですので、早期選考などの説明も早い印象を受けました。
ワークの難易度や学生の質を鑑みると当然ともいえます。
どちらにせよ早くから動いている学生は企業にとって魅力的であることは間違いありません。
参加するならどっちがおすすめ?
両方のインターンを体験した立場から、選考ありと選考なしのどちらのインターンがおすすめなのかをお伝えします。
結論からすると、あなたがインターンで何を重視したいかによるということになってしまうのですが、自分が何を大切にしたいのかをよく考えてエントリーするインターンを決めてみてください!
志望業界から考えたいなら選考なしインターン
あなたがまだ就活を始めたてで、志望する業界を絞れていなかったり、そもそもどんな業界があるのかすらわからない状態なら、就活を始めるための情報集めをしたいですよね。
選考なしのインターンには、そんな業界研究を助けてくれるようなプログラムが多くあります。
企業の説明に加えて、その業界が今どんな状態なのかを企業の中の人の目線から知ることができるので、自分一人では調べられないような情報まで手に入れることができるのです。
選考なしのインターンの多くは1日で終わるようなプログラムなので、選考なしインターンをメインにするなら、多くの企業にエントリーするのがおすすめです!
志望業界が絞れているなら選考ありインターン
あなたが就活を順調に進めていて、志望する業界や企業をある程度絞れているのなら、その企業の選考ありのインターンに挑戦するのがおすすめです!
インターンの選考は倍率が高いので、もしかしたら思ったようにインターンに参加することができないかもしれません。私も何度もインターン選考落ちを経験しました(笑)
ですが、インターンの選考自体が本選考の良い練習になるので、仮に落ちてしまったとしてもとてもいい経験になると思います。
私も意識の高い学生さんと接することで、自分に足りないことがわかりました。
もし志望する業界や企業があるのに「選考がある」という理由だけで応募しようか迷っているなら、思い切って挑戦してみましょう。
目的によって参加するインターンを選ぼう
インターンシップに参加する目的は人によって違います。
そのため、自分が何を目的にインターンシップに参加したいのか考えて、選考の有無によるインターンシップを選んでください。
面倒とは思いますが、1社くらい選考のあるインターンシップを経験しておくと感覚がつかみやすいかもしれません。
インターン選びに迷ったら
インターンを選んでいくうえで、志望する業界や企業に悩んでしまうと思います。
「自分は将来何がしたいんだっけ」と自分のことがわからなくなってしまいますよね。
そんな方は、誰かに自分のことを一度相談してみると、自分の考えが整理されたり視野が広がったりします。
私が特におすすめしたいのは、就活アドバイザーの方に相談する方法です。
先輩や友達もいいのですが、就活アドバイザーの方は就活のプロなので、いろいろな業界の知識を踏まえて私のやりたいことができるような業界や企業を教えてくれるのでおすすめです。
まとめ
今年はウェブ開催のインターンが多いので、私たち学生も戸惑うことが多いですが積極的に参加しようとする「意識高め」な学生になってまだまだ続く就活を一緒に頑張って行きましょう!!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート