早稲田大学教育学部国語国文学科(在籍中)
末原辰将
未開拓の地である「佐賀」から上京し、「ニンゲン」の文明に慣れるために日々奮闘中。
特技は部屋を片付けないこと。好きな音楽はhip-hopで、尊敬する人はいないです。
4年で卒業できるように頑張ります。
はじめに
最近オンライン授業で単位が取れるか不安で、夜はあまりぐっすり眠れずに梨泰院クラスを夜な夜な見ることでしか心の平穏を保てません。おそらく、そのせいで単位は私の手からこぼれていくのではないでしょうか。梨泰院クラスのせいですね。
そんな私にもわかることがあります。それはGPAの事です。
GPAってなに?
GPAというのはGrade Point Averageの頭文字を取ったものであり、取得した単位のポイントの平均数値を表したものです。通知表みたいなものですね。当然高い方が優秀であるといえます。
単位には評価が5種類!
単位には評価がつきますが、その種類にはその名称が変わっても基本的に5種類があります。
早稲田大学だとA⁺、A、B、C、Fの5種類です。左から順に4→0のポイント数となります。Fは不可のFです。必修を落としてFがつけられ再履修となったとき、私はそれを「復活のF」と読んでいます。ずっと取れない授業は「永遠の0」ですね。
他の大学だと秀、優、良、可、不可なようなところもあります。
評価のポイント÷申請した科目の単位数
GPAの出し方は二単位の授業二つでA⁺とCをそれぞれとっていた場合、
(4×2+1×2)÷4=2.5
のようになります。
つまり、(単位数×その単位の評価)を全て合計したものを、申請した全ての単位数の合計で割ると出てきます。
就活にGPAは影響あるのか
GPAとは何ぞやというところが分かってきたところで、本題の就活にどのような影響があるかについて見ていきましょう!
あるっちゃある!
結論は「あるっちゃ、ある」ていう感じです。
私自身、入学してから「GPAは就職に関係するよっ」という人と、「GPAは就職関係ないよっ」という人にそれぞれ会って来ました。「いや、どっちやねん」と思いますよね。
それが起こる原因は、「見る企業と、見ない企業がある」というところにあると私は思います。確かに見るところが有れば関係するといえますし、見ないところがあれば関係ないともいえますからね。
そこから見ると「あるっちゃあるけど、ないところもあるから一概に絶対関係するとは言えないな」となるわけです。
外資系に多い
ちなみに、GPAという制度は海外、アメリカで行われている評価方法であり、それ故に外資系の企業には、GPAを見るよというところが多い傾向にあります。それは海外の人と仕事することが沢山あるというところにも由来していると思います。
逆に日系企業ではあまり見ないところが多いです。あまり馴染みのない制度という事もありますが、大学によって評価の基準が違うので参考にしないというのも理由の一つのようです。
内定もらえなくなるの?
GPAが低いと内定もらえなくなるのかというと、先ほどまで述べていた通り、決してそんなことはないので安心してほしいです。
低くてもしっかり卒業することが大事なのでまずはそこです。ちなみに私はGPAも低いですが、卒業も危ういです。
なぜGPAを見られるのか
では、なぜGPAは見られるのでしょうか。「へへっ、君のGPAってこんな感じなんだぁ」と思いたいだけにGPAを見てくる企業はさすがにないでしょう。変態すぎます。
企業がGPAを見てくる理由。それについて深ぼっていきましょう。
人間性の部分
GPAはどれだけ、その人が学業に打ち込んできたのかというものを表してくれるものです。GPAが高いと「あ、この人は勉学にもしっかり打ち込んでいてまじめに取り組める人なんだな」と分かります。
つまり、GPAを見ることで、その人がいったいどういった人間なのかというのが一面的ではありますが分かります。それを参考するものの一つとして見るために提出させるんですね。
ちなみに私のGPAをみたら面接官の人は「お、いきがいいねぇ。毎年こういうのがいるからやめられないんだよねぇ。君、これで受かると思ったのかい?すごいねぇ!」となります。
就活生の能力
性格面もそうですが、GPAを見ることでその就活生がどれほどの能力があるのかというものを見る一つの指標になります。
GPAが低くても能力が高い人はいますが、GPAが高くて能力が低い人はあまりいないのではないでしょうか。
実際に大学で成績が出たら分かりますが、3.5等を取るにはただ真面目なだけでは無理だと思います。それなりに能力があるがないと高いGPAを獲得することはできないので、高いGPAを持っている人は高い能力があるという事をそれなりに保証してくれるものになります。
GPA低い人はどうする?
それでは、私たち、低GPAのクズたちはどうすればいいのでしょうか。エスポワール号に乗って人生逆転のじゃんけんに参加するしかないのでしょうか。(元ネタはカイジなので、就活のためにもチェックしておきましょう。)
学業以外の強みを持つ
まずは、GPA以外で自分の能力を判断してもらえるように学業以外の部分で自分の能力を証明できるものを手に入れましょう。
それはインターン実績であったり、インターンだったりします。(みんなインターンしましょう。)
それは半分冗談ですが、課外活動というのはしっかりやっていれば学業の部分から目をそらさせることができるので、就活を上手くいかせたいなら、低いものを普通にするために時間をかけるくらいならそこを強化していくべきでしょう。
低くて何が悪いのという姿勢
逆に、低くて何が悪いの?という姿勢を持ってみましょう。
面接官に「低いけど、どうしたの?」なんて言われた日には、「いや、低くて何が悪いんですか?低くても卒業できてるってことは、単位をしっかり取っていながらも最小限の努力で抑えている効率の良さを示していませんか?逆に低いってことを評価してほしいですけどね。普通に。」と反論してみましょう。
かなり低確率で(へぇ、なかなか肝が据わってる子じゃないか。面白い。取るか)と思ってもらえるかもしれません。責任は取りません。
まとめ
GPAの出し方、それがどのように就活に影響するのかというのをまとめてみましたがどうでしょうか。
GPAが低いから不採用になるという事はあまりありませんが、同じ条件の子がもう一人いたときに、GPAが高い方を取るというところがあってもおかしくありません。
高くて困るという事もないでしょうからできるだけ高いGPAを目指してみるのもいいでしょう。私は諦めましたが。頑張りましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート