大和ハウスってどんな会社?

大和ハウスってどんな会社?

大和ハウスとは、住宅総合メーカーであり住宅・建設業界の大手企業の一つです。建築の工業化を企業理念とした大和ハウスは、大手ハウスメーカーの中でも歴史が一番古く、戸建住宅の販売棟数など業界トップクラスの実績を持ちます。

建築の工業化とは、建物の部品化と規格化により大量生産を目指したものです。現在では多くのハウスメーカーが行なっていますが、大和ハウスは工業化の先駆者ともいえるでしょう。また、「世界でもっとも持続可能な100社」にも選出され、将来に渡って安定している会社と認められています。さらに、近年ではホテル、リゾート業にも取り組んでおり、利益の高い経営方式で業界No1の経営利益をあげています。

特徴的な住宅を提供することよりも、多くの人々がより良い生活ができるように住宅をつくりあげることに尽力している。そんな大和ハウスには、どんな強みや特徴があるのかをご紹介していきます。

いつごろに設立されたの?【歴史】

1955年4月5日に大阪府大阪市で創業され、創業商品はパイプハウスでした。この商品は、早く・安く・簡単に建てることのできる建物であり、工業化のための第一歩となります。また、1959年には3時間で建つ勉強部屋「ミゼットハウス」を開発し発売。さらには、トイレや台所を追加した「スーパーミゼットハウス」を開発しプレハブ住宅の原点を作り上げました。その後は、「大和ハウスA型」など本格的なプレハブ住宅の研究開発を進めていき、独自の技術を身につけて行きました。

どのあたりで設計されたの?【店舗場所】

大和ハウスの店舗は全国に設置されており、ホームページで最寄りの店舗を検索できるようになっています。また、営業所が多くどんな地域でも時間をかけた対応ができるため、1人ひとりのニーズにあった住宅を提供することが可能です。このように全国を手がけることができるのは大手ならではの強みです。

どんな人が方針を定めているの?【企業特徴】

建築工業化の基礎をつくりあげた創業者は石原信夫です。信念である「社会が求めるものを世に送りだす」を貫き、戦後の日本に大きな貢献を果たしました。後に、大和ハウスグループにも受け継がれています。以降、建築の工業化を目指して様々な独自技術を開発し、社会のニーズに合わせ住宅の提供を行っています。その中でも大和ハウス最大の特徴といえる技術は、外張り断熱です。これは「xevo(ジーヴォ)」と呼ばれている住宅であり、鉄骨住宅では「xevoΣ」、木造住宅では「xevo Granwood」などがあります。また、地震にも強い「xevoΣ」も開発され、震度7の大型地震にも耐えることが実証されています。

これらの技術は、住んでいる人々に経済性や快適性及び安全性を提供しています。このように独自の技術を駆使してハウスメーカーNo.1を目指し、高品質な住宅づくりに取り組んでいます。

やっていることって何?【事業内容】

建築事業ではゼネコンの役割を果たしています。建築の請負はコンサルティング型事業と特徴的でありトータルプロデュースを行っています。住宅事業では独自の技術を用いて人々に安心・安全であり、環境にも配慮した住宅を提供、他にもマンション事業・集合住宅事業・流通店舗事業・環境エネルギー事業と幅広い分野で事業を展開しており、グローバル化も進んでいます。

また、地方創生にも取り組んでおり、街の中で人と繋がることのできるコミュニティづくりやダイワロイヤルホテルを展開させることを計画しています。これにより、ネクストライフを楽しむことのできる近未来の高齢化社会として「場所」と「きっかけ」を提供し、あらゆる世代が楽しめる環境づくりを目指しています。

どうして事業を展開しているの?【理由】

長きに渡って建物を提供してきた大和ハウスは、これからも安心・安全な建物を提供していくと同時に、社会の問題を解決するために事業を展開していきます。

まず、迅速かつ長期的に提供し続けるというのは、これからも目標の1つとなります。また、現在の社会問題として、高齢化社会、地球環境や農業の自給率の問題は、現在の日本にとって避けては通れません。そして、現代社会には通信環境が必要不可欠です。このような課題を解決し、明日必要不可欠な事業を展開することは創業者の信念です。つまり、社会問題を解決していくということも大和ハウスの使命でもあります。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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