【26卒必見】業界研究がわからない!やり方の手順とポイントを解説!

【26卒必見】業界研究がわからない!やり方の手順とポイントを解説!

就活を始めるにあたって、まず最初に決めなければならないのは、自分が進むべき進路です。

将来どういう業界で仕事に就きたいのか、まずはそれを決めなければなりません。

それを決める際に欠かせないのが業界研究です。

自分の志望先となる業界については、まずそれを研究し、よく知ることが必要です。

以下で具体的にどのように業界研究を進めていけば良いかについて述べていきます。

【業界研究がわからない】業界研究とは?

業界研究とは、就職活動や転職活動の際に志望する企業の特徴や業界動向、企業文化などについて調査・分析を行うことです。

これにより、企業のニーズや求める人材像を理解し、自分がその企業でどのように貢献できるかを具体的に考えることができます。

業界研究の方法としては、企業の公式ウェブサイトやニュース記事、業界の動向をチェックすることが一般的です。

また、OB・OG訪問やインターンシップ参加など、実際にその企業で働いている人と接するなどさまざまな方法があります。

業界研究の目的

業界研究をする目的は以下2つがあります。

業界研究をする目的
  1. 志望業界を絞る
  2. 志望業界の知識をつける
  3. 業界に対して適性があるか見極める
  4. 自己PRや志望動機の作成

業界研究を行うことで就活でのミスマッチを防ぐだけでなく、面接対策も行えるので、とても大切です。

納得いく選択ができるよう業界研究は進めましょう。

それぞれ、詳しく解説します。

1.志望業界を絞る

業界研究を行う目的の一つは、志望業界を絞り込むことです。

多くの業界の中から自分に合った分野を見つけるためには、各業界の特徴や動向などを深く理解しておく必要があります。

業界研究を通じて、どの業界に興味があり、どの業界が自分のスキルや価値観にマッチするかを明確にすることができます。

業界を絞り込むことは、自己分析を深めることにもつながり、具体的な目標設定や転職・就職活動において、より自分に合った企業選びができるようになります。

2.志望業界の知識をつける

業界研究を行う目的の二つ目は、志望業界の知識を深めることです。

各業界には独自の市場動向、競争環境、必要なスキルなどが存在します。業界研究をすることで、その業界がどのように成長してきたのか、今後どのような方向に進むのかを理解できるようになります。

志望業界の知識を身につけておくと面接や選考時に企業のニーズに合わせたアピールができ、自信を持って自分の強みを伝えることができます。

3. 業界に対して適性があるか見極める

業界研究の大きな目的の一つに、自分がその業界に向いているかどうかを見極めることがあります。

これは、自己分析と業界研究を同時に進めることで、より明確に自分の適性を把握できるようになるからです。

たとえば、ある業界では論理的思考力や数字に強いことが求められる一方で、別の業界では人と関わるコミュニケーション力や共感力が重要視されることもあります。

自分の強みや価値観、働き方のスタイルと照らし合わせながら、それぞれの業界で求められる人材像と一致するかを見ていくことが大切です。

また、実際に業界について調べる中で、思っていたイメージと違ったやりがいを感じられそうなど、自分自身の気づきが得られることもあります。

こうした発見は、就職後のミスマッチを未然に防ぐ上で非常に有効です。

せっかく入社したのに、なんとなく合わないと感じる…という状況を避けるためにも、業界研究は早い段階から丁寧に進めておくと安心です。

自分に合う業界を見極めることで、納得のいくキャリア選択がしやすくなります。

4. 自己PRや志望動機の作成

業界研究は、自己PRや志望動機を考える上でも非常に役立ちます。

なぜなら、その業界で求められている人材像やスキルを理解することで、自分の強みと結びつけたアピールがしやすくなるからです。

たとえば、IT業界では常に新しい技術を学び続ける姿勢が求められますし、広告業界では発想力やアイデアの柔軟性が重要とされます。

こうした業界特有のニーズに対し、自分の経験や強みがどのように活かせるかを具体的に示すことで、企業に響く自己PRが可能になります。

さらに、業界研究を通じて他の業界との違いを知ることで、なぜその業界を志望するのかという理由にも説得力が生まれます。

単に「興味がある」ではなく、「この業界の〇〇という特徴に惹かれ、自分の△△という経験を活かしたい」と語れると、選考での印象も格段に良くなるでしょう。

自己PRや志望動機は、自分を採用するメリットを伝える大切な場面です。

そのためにも、業界についての深い理解と、自分自身への理解を掛け合わせて、より質の高いアピールにつなげていきましょう。

業界研究を疎かにするとどうなる?

業界研究を疎かにすると以下3つの状態になってしまう可能性があります。

業界研究を疎かにするデメリット
  • イメージ就活になってしまう
  • 就活が長期化してしまう
  • 入社後のミスマッチが起きる

業界研究は今後のキャリアにも影響しかねない大切なことなので、疎かにしないようにしましょう。

それぞれ、詳しく解説をします。

イメージ就活

まず、就活が表面的な印象に基づく上っ面なものに終始してしまう危険があります。

いわば、実地の理解が伴わないイメージ就活とでもいうべきものになってしまうということです。

結果として、地に足が着いていない就活のままシーズンを終え、意に添わない結果を迎える可能性が高くなります。

採用する側は、志望者をよく見て採用判断をしています。

表面的な理解しかないイメージ就活の志望者なのか、しっかりとした理解のもとで確固たる動機を持った志望者なのかは、採用過程でおのずと明らかになります。

どちらのほうが採用されやすいかは言うまでもありません。

イメージだけの就活では成功はないといえます。

就活の長期化

次に、就活そのものが長期化してしまうというデメリットがあります。

業界研究がしっかりできていないと、自分の中でも業界像が曖昧になってしまい、自分が志望している業界が果たして適切なのかどうか自信が持てなくなってしまいます

そういう状態ですから、就活活動をしていても、ずっと悩んでしまい、なかなか意志決定をすることができなくなってしまいます。

結果として、就活期間が長期化してしまうことになってしまいます。

長期化するだけならまだしも、最後まで納得できる決定ができないリスクがあります。

入社後のミスマッチ

それから、就活を終えて入社したものの、蓋を開けてみたら自分がイメージしていた会社とまったく実態は違っていたということも起こりえます。

業界研究が不十分であればあるほど、そうしたリスクが高まります。

事前の研究を怠った結果ですから文句は言えませんが、極力回避したい事態です。

業界調査をしっかりと入念にしておけば、かなりの確率で防ぎ得ることです。

また自分なりに調査を経て納得した上で入社したのであれば、もし幾分想いとずれた面があってもある程度割り切ることもできます。

なんら業界調査をせずにイメージだけで入社してしまうことが引き起こすリスクについては、充分に認識しておく必要があります。

入社後のミスマッチによる早期離職

さらにやっかいなのは、イメージ就活一辺倒の結果、入社した後、大いに現実とのミスマッチに悩まされ、早期に離職してしまうことがあることです。

イメージだけで就活を進めていくことの問題が不幸にして現実になってしまうケースです。

自分の中と現実とのミスマッチの感情は、なかなか払拭が難しく、早々に離職してしまうケースが珍しくありません。

こうなってしまっては、せっかくの就活の苦労もいったん無駄となり、再就職の苦労が発生してしまいます。

非常に残念な事態に陥ってしまうことになります。

以上を踏まえ、業界研究は就活成功に欠かせない重要なことであると認識する必要があります。

【業界研究がわからない】業界研究はいつからいつまで?

業界研究は、就職活動を始める前に計画的に行うことが重要です。

一般的には、業界研究は企業説明会や面接が開始される前の6月〜2月頃(大学3年生、もしくは大学院1年生)までに終わらせるのがベストです。

この時期に業界の動向や求められるスキルを理解しておくと、その後は自己分析や企業研究に集中できるようになります

また、業界研究を早めに終わらせることで、志望業界を絞り込む時間も確保でき、実際の選考に向けた準備がスムーズになります。

これにより、企業選定や応募書類の作成、面接対策を十分に行う時間が確保できるので、早めに業界研究に着手しましょう。

【初心者必見】業界研究のやり方

業界研究をしたことがない方にとってはどのように進めていけばいいのかわからないですよね。

そこで、ここからは以下の手順で業界研究のやり方を解説します。

業界研究のやり方
  1. どんな業界があるか把握する
  2. 業界に関する情報を収集する
  3. 情報を整理する

それぞれ、詳しく解説をしますので、業界研究の参考にしてください。

1.どんな業界があるか把握する

業界研究を行うなら、まずはどのような業界が存在するのかを把握しましょう。

これにより、自分の興味や適性に合った業界を見つけやすくなります。

業界は大きく以下のように分類できます。

業界の分類
  • 製造業
  • 金融業
  • サービス業
  • 運輸業
  • 情報通信業
  • 建設業
  • 医療・福祉
  • 不動産業
  • 教育・研究

各業界にはさまざまな特徴があり、業務内容や必要なスキルも異なるため、広く理解したうえで、興味のある分野を重点的に調べてみるとよいでしょう。

また、以下の記事では業界の一覧を詳しく紹介しているので、どのような業界があるのか気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

2.業界に関する情報を収集する

どんな業界があるか把握できたら、次に業界研究に関する情報を収集しましょう。

業界の仕組みや市場規模、主要な企業、現在の課題や将来性などを理解することで、業界全体の動向や特徴をつかめます。

情報を収集するときは新聞や業界誌、インターネットなどを活用し、信頼性の高い情報源から最新の情報を得ると効果的です。

集めたい情報の例
  • 市場規模
  • ビジネスモデル
  • 仕事内容・職種
  • 求められる人物像
  • 特徴や魅力
  • 今後の動向・将来性
  • 関連するほかの業界
  • 平均年齢・年収・勤続年数

こうした基礎知識があると、志望する業界や企業への理解が深まり、就職活動にも役立つでしょう。

3.情報を整理する

業界に関する情報を収集したら、次に情報を整理していきます。

集めた情報を「市場規模」「主な企業」「成長性」「課題」などの項目ごとに分類すると、業界の特徴が見えてきます。

情報を分かりやすくまとめておくことで、企業研究や面接準備にも役立つでしょう。

情報を整理するにあたって、自分で表を作るのがめんどくさい…という方もいらっしゃると思います。

こちらの記事では無料で業界研究ノートのテンプレートを配布しているので、ぜひ覗いてみてください。

また、こちらの記事でも業界研究のポイントについて詳しく解説しているので参考にしてください。

【業界研究がわからない】業界研究を効率的に進める方法

業界研究って何から始めればいいの?調べることが多すぎて手が止まってしまう…そんなふうに感じる就活生は少なくありません。

ですが、業界研究は正しいステップを踏めば、誰でも効率的に進めることができます。

まず大切なのは、やみくもに情報を集めるのではなく、自分の就活の軸をもとに目的意識を持って業界を見ること。

そのためには自己分析を通じて自分の価値観や強みを明確にすることが出発点になります。

次に、情報を整理しながら進めるための業界研究用ノートを準備することで、思考の流れが整い、後々の面接対策にも役立ちます。

そして、ただ企業情報をなぞるだけではなく、業界の最新トレンドや変化を意識して調べることで、より深みのある理解が得られるでしょう。

以下では、業界研究を効率よく進めるための具体的なステップを順を追ってご紹介します。

まずは自己分析をする

業界研究を始める前に、まず取り組んでいただきたいのが自己分析です。

なぜなら、自分自身の価値観や得意なこと、将来目指したい姿が明確になることで、どの業界に興味を持ちやすいかどんな働き方が自分に合っているかといった視点が生まれ、業界研究の方向性がはっきりしてくるからです。

自己分析ができていない状態で情報を集めても、どの業界も魅力的に見えてしまい、逆に迷ってしまうこともあります。

一方で、チームで協力して成果を出す経験が楽しかった社会課題の解決に関わりたいなど、自分の経験から導き出された軸をもとに業界を見ていくと、必要な情報や着目すべきポイントが見えてきます。

業界研究の精度を高め、効率よく進めるためにも、まずは自分自身を深く知ることから始めましょう。

業界研究用のノートを準備する

情報をただ集めるだけでは、業界の本質を理解することは難しいものです。

そこでおすすめしたいのが業界研究用のノートを作ることです。

専用ノートに情報を書き込んでいくことで、自然と頭の中が整理され、自分の考えを言語化する力も身につきます。

ノートには、各業界について市場規模、主な企業業界の強み・弱み、今後の展望など、項目を決めて情報をまとめると比較しやすくなります。

こうして整理された情報は、志望業界を絞る際の判断材料になるほか、自己PRや志望動機の作成にも大いに役立ちます。

一から作るのが面倒…という方は、テンプレートを活用するのもひとつの方法です。

業界研究を効率的に進めるために、ノートを使って自分の思考を形にしていきましょう。

業界のトレンドを知る

業界研究を深めるうえで欠かせない視点がトレンドを把握することです。

社会や経済の変化にともなって、業界ごとのニーズや注目される企業の姿も常に変わっていきます。

最新の動向に目を向けることで、その業界がどのような方向に進もうとしているのか、どんな課題に直面しているのかが見えてきます。

たとえば、製造業であればカーボンニュートラルへの取り組み、IT業界であればAIやクラウドの進化など、今話題になっているテーマを押さえることで、企業が何に力を入れているのかを知ることができます。

そのうえで、業界内でも特に新しい取り組みをしている企業に注目すると、志望理由にも深みが出ます。

単なる知識だけでなく、時代の流れを意識した視点を持つことで、他の就活生と差がつく業界研究が できるでしょう。

【初心者必見】業界研究の情報収集の方法

業界研究のやり方がわかったら、次は情報を集める方法について解説します。情報を集める方法は以下6つあります。

情報を集める方法
  1. インターネット
  2. 就活情報サイト
  3. 新聞やニュースサイト
  4. 業界研究の本
  5. 業界研究セミナー
  6. OB・OG訪問
  7. 合同企業説明会
  8. 就職エージェント
  9. YouTubeやSNS
  10. 生成AI

自分に合った方法で情報を集めるようにしましょう。それぞれ、詳しく解説をします。

1.インターネット

業界研究の情報収集において、最も手軽で効率的な方法のひとつがインターネットの活用です。

インターネットを使えば、時間や場所を問わず、最新の業界情報や企業の動向を手に入れることができます。

その手軽さと情報量の多さから、業界研究の第一歩として非常におすすめです。

企業の公式サイトや業界団体のホームペーでは、企業理念や事業内容、最新の取り組みなどが詳しく紹介されており、業界ごとの特性や雰囲気をつかむのに役立ちます。

また、業界団体のサイトには、市場規模やトレンド、政策との関係性など、より大きな視点での情報が掲載されていることが多く、業界全体を俯瞰する上で参考になります。

業界研究の成功の鍵は、いかに質の高い情報を効率よく集められるかにあります。

まずはインターネットを上手に使いながら、興味のある業界を深掘りしてみましょう。

2.就活情報サイト

業界研究の情報収集には、就活情報サイトを活用するのも効果的です。

就活情報サイトでは、業界の概要や主要企業の特徴、求められるスキルなど、就活生に役立つ情報がまとめられているため初心者でも理解しやすいです。

また、企業ごとの社員インタビューや業界の将来展望など、他では得られない情報も豊富です。

サイト内で業界を比較し、自分の関心に合う業界を見つけやすくなるため、志望業界の絞り込みにも役立つでしょう。

3.新聞やニュースサイト

業界研究の情報収集には、新聞やニュースサイトも活用しましょう。

これらは業界の最新ニュースやトレンド、企業の動向がリアルタイムで報じられるため、常に新しい情報を得られるのがメリットです。

具体的には、経済新聞や業界専門のニュースサイトを定期的にチェックし、業界の成長性や課題、注目される技術やサービスについて理解を深めるとよいでしょう。

こちらの記事では無料で業界研究ノートのテンプレートを配布しています。

業界の動向やトレンドを書き込み、業界の理解を深めましょう。

4.業界研究の本

業界研究の情報収集には、業界研究の本を活用する方法もおすすめです。

本には、各業界の基礎知識や成り立ち、主要な企業の概要などが体系的にまとめられており、初心者でも全体像を把握しやすいのが特徴です。

また、業界ごとの特徴や求められるスキルが詳しく解説されているため、自分の適性や興味に合った業界を見極める助けにもなります。

この記事では業界地図についてさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

5.業界研究セミナー

業界研究の情報収集に、業界研究セミナーを活用する方法もあります。

業界研究セミナーでは、業界の専門家や現役社員から直接話を聞けるため、リアルな情報を得られるのが大きなメリットです。

具体的な仕事内容や業界の将来展望、働く上での魅力や課題など、ネットや本だけではわからない詳細な情報を知ることができます。

また、質問の機会もあるため、自分の疑問を解消しながら理解を深められます。

セミナーを通じて業界への理解を深め、他の就活生と差別化された志望動機を構築することができるでしょう。

6.OB・OG訪問

業界研究の情報収集には、OB・OG訪問もいいでしょう。

実際にその業界で働く先輩から直接話を聞くことで、仕事内容や業界の雰囲気、現場で求められるスキルなどをリアルに知ることができます。

OB・OG訪問では、自分が興味を持っている企業や職種についての率直な意見を聞くことができ、疑問点や不安を解消しやすい点がメリットです。

具体的には、就職支援サービスや大学のキャリアセンターを通じて訪問を依頼し、事前に質問を準備して臨むと有意義な時間にできるでしょう。

この経験は、志望動機に深みを持たせ、説得力を高めるのに役立ちます。

7.合同企業説明会

業界研究を進める際におすすめなのが、合同企業説明会への参加です。

これは、さまざまな業界や企業が一堂に会するイベントで、一度に複数の企業や業界の情報を効率よく得られる貴重な機会です。

特に就活の初期段階では、まだ業界を絞りきれていない方も多いと思います。

まだ業界を絞りきれていない方も、合同説明会で多様な業界の話を聞くことで、それぞれの業界の特徴や違いを比較しながら理解を深めることができます。

また、多くの説明会では質疑応答の時間が設けられており、人事担当者や現場社員と直接コミュニケーションを取れる点も大きな魅力です。

パンフレットやホームページでは得られないリアルな声を聞くことで、業界の課題や働き方の実情にも触れることができます。

8.就職エージェント

業界研究を一人で進めるのが不安な方や、自分に合った業界がわからないという方には、就職エージェントの活用がおすすめです。

エージェントは就職活動に関する専門知識を持つキャリアアドバイザーで、業界選びから選考対策まで幅広くサポートしてくれます。

自分の強みや価値観を共有することで、適性のある業界を客観的な視点から提案してもらえるのが大きな利点です。

また、実際の業界のリアルな情報や、企業が求める人材像、現場での働き方など、なかなかネット上では得られない深い情報を提供してもらえることもあります。

中には非公開求人や、特定業界に特化したアドバイザーが在籍するサービスもあるため、自分の希望に応じて選ぶとよいでしょう。

就職エージェントを上手に活用すれば、業界研究だけでなく、就活全体を効率よく進めることができます。

9.YouTubeやSNS

近年は、YouTubeやSNSを活用した情報収集も業界研究において有効な手段のひとつです。

動画コンテンツでは、企業の紹介や社員の一日、業界の仕組みを視覚的に理解できるため、初心者でも親しみやすく、分かりやすいのが特徴です。

また、Twitter(現X)やInstagram、TikTokなどのSNSでは、現場で働く人のリアルな声や業界の裏話、就活体験談などが気軽に発信されています。

こうした生の情報から、働き方や企業文化、業界の雰囲気をイメージしやすくなります。

ただし、SNSは情報の信頼性にばらつきがあるため、複数の情報源を参考にすることが大切です。

こんな視点もあるんだと柔軟に受け取りながら、自分なりに業界理解を深めていきましょう。

YouTubeやSNSは、スキマ時間に手軽に活用できるので、通学中や休憩時間などにも効率よく情報を得たい方に特におすすめです。

10.生成AI

最近では、生成AIを活用した業界研究も注目を集めています。

例えば、ChatGPTのような生成AIに〇〇業界の特徴や今後の成長性といった質問を投げかけることで、必要な情報を短時間で整理することができます。

基本的な業界構造や市場の動向、関連するニュースを簡潔にまとめてくれるため、初期段階の情報収集や比較検討にとても便利です。

また、集めた情報を自分の言葉で要約してもらうなど、思考の整理にも活用できます。

ただし、AIが提供する情報は必ずしも最新かつ正確とは限りません。

内容の裏付けとして、公式サイトや信頼性の高いニュースソースでの確認が欠かせません。

AIはあくまで補助的なツールとして使い、人間の判断と組み合わせて活用することが大切です。

うまく使いこなせば、業界研究の効率を大幅に高めることができます。

自分に合った使い方を見つけて、ぜひ取り入れてみてください。

どうしても志望業界がわからない場合

ここまで業界研究のやり方や情報収集の仕方などを紹介してきましたが、それでもどうしても志望業界がわからない場合は以下の方法を試してみましょう。

どうしても志望業界がわからない場合
  1. 絶対にやりたくないことを書きだす
  2. 自己分析をもう一度やってみる

自分が探していた業界にめぐり会えるようになるためにも、妥協せずにやりましょう。

それではそれぞれ、詳しく解説をします。

1.絶対にやりたくないことを書きだす

業界研究をしても志望業界が定まらない場合は、絶対にやりたくないことを書き出してみましょう。これは、自分の価値観や働き方の優先順位を明確にするための方法です。

絶対にやりたくないことの例
  • 長時間労働は避けたい
  • 数字に追われる仕事は合わない

やりたくないことをリストアップすると、自分に向いている業界や職種が見えてきます。

否定的な視点から見つめることで、自然と興味のある分野や志望業界の絞り込みに役立つでしょう。

2.自己分析をもう一度やってみる

業界研究をしても志望業界が見つからない場合は、自己分析をもう一度やってみることが有効です。

自分の強みや価値観、働く上で大切にしたいことを改めて整理することで、自分に合う業界が見つかりやすくなります。

まとめてほしい項目
  • これまでの経験で楽しかったこと
  • 達成感を感じたこと
  • 辛かったこと

過去を振り返ると、自分の特徴や志望業界が明らかになります。

自己分析を行うことで、興味を持てる業界や自分の強みを生かせる分野が見えてきて、志望業界の絞り込みが進むはずです。

【業界研究がわからない】よくある質問

業界研究を進めていくと、どこまで調べればいいの?何社に絞ればいいの?など、さまざまな疑問が出てくるかと思います。

はじめての就職活動では、ゴールや正解が見えづらく、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、就活生からよく寄せられる質問にお答えしながら、業界研究の進め方をより具体的にイメージできるよう解説していきます。

今どこまで進めばいいのか、次に何をすべきか迷ったときの参考にしていただければ幸いです。

就活を進めるうえで、最終的に何社、何業界くらいに絞っておけば良いのかというのは、よくある悩みのひとつです。

実際には人それぞれですが、目安としては2〜3業界、20〜30社程度に絞っている方が多い印象です。

最初は幅広く業界を見渡しながら、徐々に自分に合いそうな業界を絞り込んでいくのが一般的な進め方です。

その際、興味がある強みを活かせそう、働き方が自分に合っていそうなど、自分なりの基準を持って選ぶことが大切です。

あまりに多くの業界や企業を見すぎると、情報が整理できずに迷ってしまう原因にもなります。

逆に、最初から狭く絞りすぎると選択肢が減ってしまうこともあるため、まずは複数業界を比較しながら、最終的に2〜3業界程度に落ち着けることを目指して進めてみましょう。

どこまで業界研究をすれば十分なのかというのも、よくある疑問のひとつです。

ゴールが見えにくい業界研究ですが、次の4つのポイントを満たしていれば、十分な着地点に達していると考えてよいでしょう。

1つ目は、自分の強みが活かせそうな業界を絞り込めていることです。

業界の特徴を理解したうえで、自分の適性と照らし合わせられていれば、軸のある志望理由につながります。

2つ目は、業界間の比較ができており、なぜその業界を選んだのかを明確に説明できることです。

比較する視点を持つことで、志望動機に深みが生まれます。

3つ目は、業界の将来性や成長性について、自分なりの見解を持てていることです。

トレンドやニュースを参考に、自分の言葉で語れるようになることが大切です。

そして4つ目は、志望する業界を2〜3個に絞り、企業リストを作成できていることです。

この状態であれば、企業研究や選考準備にもスムーズに取り組めるでしょう。

これらの観点を意識しながら業界研究を進めれば、就活の土台がしっかり整い、自信を持って次のステップへ進めるはずです。

業界研究は就活エージェントと一緒にやろう!

業界研究を一人やってもなかなかうまく進まないことがあります。そんなときは就活エージェントと一緒にやることをおすすめします。

就活エージェントは自分だけでは得られにくい業界の最新情報や採用情報に詳しくリアルな情報をもっています。

なかでもおすすめの就活エージェントはジョブコミットです。

就活相談に本気で向き合ってくれる会社で、ひとりひとりに親切・丁寧にサポートをしてくれます。業界研究で悩んだらジョブコミットに相談してみましょう。

まとめ

業界研究は、就活の第一歩として大変重要なプロセスであることが、ご理解いただけたかと思います。

興味がある業界があれば、まずは業界研究に着手してください。

漠然としたイメージを持っているだけでは実際のことはわからないままです。

業界研究を通じて、自分の進むべき業界を、自信を持って決定されることを願ってやみません。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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