【例文あり】短所を飽き性/飽きっぽいと伝える際の最強の構成とポイントを徹底解説!

【例文あり】短所を飽き性/飽きっぽいと伝える際の最強の構成とポイントを徹底解説!

就職活動をしていく中で、履歴書を書く際も、面接での質疑応答でも、志望動機と同じくらいに必ずと言っていいほど聞かれる項目の1つに「自分の長所と短所」があります。

パッと見たところ簡単な質問に見えますが、限られた時間の中で自分のことを客観的な視点で語るのは、決して容易ではありません。

今回は、素直に伝えていいのか誰もが躊躇する短所の中でも、「飽きっぽい」という性格にフォーカスして解説します。

自他共に認める移り気な方はぜひご一読ください。

短所がESや面接で聞かれる理由

誰にとっても、自分の短所を日の目にさらすのは気が進まないでしょう。

ましてや、伝える相手が自分の入社したい企業の採用担当者であるなら、なおさらです。

そもそも、なぜ企業は志願者が自分を売り込む場所である面接で、わざわざ長所だけではなく短所まで聞くのでしょうか。

面接官の意図を意識しながら文章を作成することで、的外れな回答を避けられます。

理由はいくつかありますが、面接官が短所を聞く際にチェックしているポイントを大きく3つに分けてご紹介します。

一緒に働きたい人物か探るため

面接は自分の長所や特技をアピールして、企業にとって有益な人材であることをアピールする場でもありますが、それと同じくらいに「一緒に働きたい」と思われることも大切です。

素直に弱点や短所をさらけ出す嘘のない姿勢は、取り繕ったどんな魅力的なエピソードよりも面接官に好意的に映ります。

素直な人柄は入社したあとも社会人として大切な心がまえの基本です。

具体的には以下3つの項目が該当します。

Point

・わからないことは抱え込まず、すぐに質問する
・先輩の注意を聞き入れる
・ミスしても隠そうとせず、すぐに上司へ報告する

新入社員に即戦力になってほしいと思う企業はほとんどありません。

無理に自分を誇張して見せようと繕わず、企業にありのままの姿勢を見せたうえで採用の可否をゆだねることで、企業はあなたに誠実さを見出すでしょう。

自己分析をしたかみるため

履歴書を書くうえでも、面接をするうえでも、もっとも重要といえるのは自己分析です。

「自己分析の出来が就活ので出来を決める」と言っても過言ではありません。

自己分析をおろそかにすると、自分の性格を把握できず、強みや将来の展望も曖昧になるため、自分に合わない企業を選んでしまうおそれがあります。

企業とのミスマッチがあると、当然のことながら早期退職のリスクが発生してしまうでしょう。

企業は業務内容を理解したうえで長く働いてもらえる人材を望んでいます。

その指針として自己分析ができているかを見るために、自分の長所と短所をうまく伝えられるかをチェックしているのです。

短所をうまく伝えられるということは、自分の性格を理解したうえで志望している、企業の求める人材との相違がないというチェックポイントでもあるのです。

短所に対してどのように向き合っているのか知るため

企業が短所を聞くうえで、素直さや自己分析ができているかと同じくらいに重要視しているのは、短所と向き合い、克服しようとする姿勢です。

これらをアピールすることで、前向きで向上心があることを伝えられます。

また面接のときだけでなく入社後も、短所を理解してカバーしようと努めているのなら、難しい仕事の場合も同僚と協力し合う、自信がない業務は先輩にダブルチェックを頼むなど対策を立てられます。

短所のない人間は存在しませんし、企業も完全無欠であることを求めていません。

むしろ「短所はありません」と答えたら、自己分析ができていないと判断されて、採用されない可能性が高くなります。

大切なのは短所を把握したうえで、物事に取り組む姿勢なのです。

採用担当が飽き性が短所の人に抱くイメージ

飽きっぽいという短所を面接官へ伝える方法についてまとめました。

聞き手を意識してわかりやすく構築した文章を述べることで、論理的に物事を組み立てられると、好感度も高くなります。

しかし、文章をうまく作れても「飽きっぽい」という性格はかなりマイナスイメージがあるように思われます。

実際に飽きっぽい伝えられて、面接官はどのような印象をもつのでしょうか。

考えられる3つの印象と、その理由について説明します。

下記のようなイメージを抱かれないように、工夫して伝えるよう心がけましょう。

集中力がない

まず、ストレートに「集中力がないのかもしれない」と思われる危険性が高いでしょう。

営業や事務や接客や技術職、どのような職種に就いても業務に臨む際、集中力は必須です。

言い換えれば、注意散漫で移り気な社員に業務を任せたいと思う企業はないでしょう。

なぜなら、以下で述べるミスをする姿が容易に想像できるからです。

Point

 

・取引先へ大切なメールを送る際に、誤ってほかの会社へ送るデータを添付してしまう
・集中力が途切れて、発注数のゼロを1つ多くしてしまう
・書類を紛失してしまう

飽きっぽいという短所を素直に企業に伝えるのならば、集中力はある、もしくは気が散りそうになっても自分なりの解決方法をもっていて、役立てた経験があることをアピールする必要があります。

仕事をすぐに変えてしまいそう

次に、「仕事もすぐ飽きて転職してしまうのではないか」という懸念を抱かれる可能性があります。

手間をかけて研修し、手取り足取り業務を教えた社員が数年で会社を離れてしまうとなっては、会社にとってはリターンが少なく、費用対効果を感じられません。

会社の求める人材や社風とマッチして、長く働いてもらえる社員であるかを見極めるための採用活動であるために、飽きっぽいという性格は、早期離職のリスクがあると危険視されるでしょう。

そう思われないために、飽きっぽい性格を克服して長続きしたというエピソードを盛り込みましょう。

アルバイトや部活を辞めずに続けたエピソードがあれば、移り気ではあるが1つのことに長く取り組む根性はあることをアピールできるでしょう。

責任感がない

最後に、責任感がなく何に対しても投げやりな印象をもたれるリスクがあることをお伝えします。

「決められた約束は必ず守る」「どんな逆境でも最後までやり遂げる」など、就職活動にかかわらず責任感があることは好意的な意味でとらえられます。

企業にとっても、入社後に設定された目標や、ノルマを達成しようとする姿勢をもてるかどうかを判断するために、責任感の有無は重要視する項目です。

飽きっぽいと伝えることで、「与えられた仕事もすぐに放棄してしまうのではないか、つまらない業務は真摯に取り組まない可能性もある」と懸念される危険があります。

飽きっぽいエピソードを組み立てる際には、軽薄な人間だと思われないよう、十分に注意しなければなりません。

熱しやすく冷めやすい

私の短所は、熱しやすく冷めやすいところです。

新しいことに興味を持つとすぐに飛びつきますが、少し難易度が上がるとモチベーションが維持できなくなってしまう傾向があります。

このため、これまで様々なことに挑戦してきましたが、どれも中途半端に終わってしまったという反省点があります。

この短所を改善するため、現在は、新しいことを始める前に具体的な目標と、それを達成するための小さなステップを立てるようにしています。

すぐ諦める

私の短所は、少し困難な状況に直面すると、すぐに諦めてしまうところです。

過去に、目標達成に向けて努力している途中で壁にぶつかった際、粘り強く続けることができず、途中で投げ出してしまった経験があります。

この短所を克服するため、現在は、困難にぶつかった時には、まず立ち止まって何が原因なのかを分析するようにしています。

そして、一人で解決できない場合は、周囲の人に相談して助けを求めるように意識しています。

言い換え表現を使用する際のポイント

短所を伝える際は、ただ欠点を羅列するのではなく、伝え方を工夫することが非常に重要です。

面接官はあなたの弱みを知りたいのではなく、自己を客観的に分析し、課題解決に向けて努力できる人柄を知りたいと考えています。

そのため、ネガティブな印象を和らげ、むしろ成長意欲としてポジティブに捉えてもらえるような表現を選びましょう。

具体的なポイントを押さえることで、短所を自分の魅力としてアピールできます。

ネガティブさを和らげる表現を選ぶ

短所をそのままの言葉で伝えると、どうしてもマイナスな印象が強くなります。

そこで、言葉を丁寧に選び、ネガティブな要素を和らげる工夫が必要です。

例えば、「頑固」であれば「自分の意見を強く持っている」、「せっかち」であれば「行動が早い」、「心配性」であれば「慎重に物事を進めることができる」といったように、言葉を言い換えることで、短所の裏側にあるポジティブな側面をアピールできます。

ただし、ただ単に良い言葉に置き換えるだけでは、自己分析が不十分だと見なされることもあります。

重要なのは、その言葉を選んだ理由を具体的に説明することです。

例えば、「私は頑固な性格です」と伝えるのではなく、「私は一度決めたことを最後までやり抜く粘り強さがある反面、他者の意見を聞き入れるのに時間がかかることがあります」といったように、両面を伝えることで、客観的な自己認識を持っていることをアピールできます。

改善への姿勢を含めて伝える

短所を伝える上で最も重要なのは、その短所を認識しているだけでなく、それを改善しようと努力している姿勢を示すことです。

単に「私の短所は〇〇です」と述べるだけでは、問題意識がないと判断されてしまう可能性があります。

短所を伝えた後には、必ず「この短所を克服するために、現在〇〇ということを意識して取り組んでいます」と、具体的な改善策をセットで伝えましょう。

例えば、「優柔不断なところがあります」と伝えた後に、「そのため、現在は選択肢を3つに絞り、それぞれのメリット・デメリットを書き出すことで、迅速に決断できるよう努力しています」と付け加えることで、課題解決能力の高さをアピールできます。

この改善への行動が、あなたの成長意欲と向上心を示す最も効果的な証拠となります。

長所とつなげる構成を意識する

短所を長所と切り離して考えるのではなく、一つの性質の両面として捉え、長所とつなげる構成を意識しましょう。

例えば、「責任感が強い」という長所と「一人で抱え込みやすい」という短所は表裏一体です。

「私の強みは、一度引き受けた仕事を最後までやり遂げる強い責任感です。

しかし、その反面、人に頼ることが苦手で、一人で仕事を抱え込んでしまうことがありました。

現在は、小さなことでもチームメンバーに相談・共有することを意識し、チーム全体の生産性を高める工夫をしています」といったように、両者を結びつけることで、自己分析の深さを印象づけることができます。

この構成は、単に長所をアピールするだけでなく、その長所が過剰になった時に生まれる弱点を客観的に認識していることを示します。

これにより、多角的な視点で自己を分析できる能力があることをアピールでき、より説得力のある回答となります。

飽きっぽいことを短所として伝える構成

企業が短所を聞くのにはさまざまな意図があるとわかりました。

しかしそれでもなお、「飽きっぽい」という短所をどう伝えれば良いか、正直に伝えて良いのだろうかと戸惑う人は多いでしょう。

難航するあまり、「別の短所を探してエピソードを作った方が無難かもしれない」と考えるかもしれません。

しかし、でっちあげた短所やエピソードは、何百人もの学生と対話している面接官には見抜かれてしまいます。

飽き性も伝え方次第では魅力的に見えます。

飽きっぽい短所をうまく伝える文章の構成を詳しく説明していきましょう。

結論「私の短所は飽き性なことです」

短所に限った話ではありませんが、文章はまず「結論」をもってくることで聞き手の関心をぐっと惹きつけられます。

最初にエピソードをだらだらと話すと、一体何を話したいのか、どういう意図があるのかわからず、面接官は飽きてしまいます。

出だしから「私の短所は飽きっぽいところです」とインパクトのある結論を述べることで、聞き手は今後の話の展開を期待するでしょう。

どんなにすぐれたエピソードを用意しても、それが相手の心に響かなければ意味はありません。

そのためには結論のわかりやすい文章・書き方を心がけることが大切です。

最初に結論を述べることで何をアピールしたいのかを明確に示せますし、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

理由「飽きっぽいと感じるのは〜からです」

結論を述べたあとは、そのように感じる理由や根拠を述べます。

そうすることで、先ほどの結論に厚みをもたせると同時に、自己分析が徹底できているというアピールにもなります。

この部分には具体的なエピソードをもってくると良いでしょう。

たとえば、「私が飽きっぽいと感じたのは、大学1年生で部活を始めたときに、基礎練習ばかりでつまらないと投げ出したくなったからです」のように、裏づけとなる経験と理由をあくまで手短に話しましょう。

エピソードが長くなると、自分語りのようにとらえられるかもしれないので、大切なところだけピックアップしてください。

また、あまりに昔の経験だと社会人生活とうまく結びつかないために、小・中学校の経験は避けましょう。

対処法「飽き性を克服するために〜しています」

短所を述べるうえで一番大切であり、なおかつ面接官が重要視している事柄は、短所をどのようにとらえ、向き合い、克服しようとしているかです。

それを述べることで、「短所があっても、それをカバーする力がある」というポジティブな印象に転換できます。

たとえば、先述した部活の経験に「退屈な基礎練習する際は、小さな目標を立てて達成していくことでモチベーションを保った」というエピソードを追加するとしましょう。

そうすると飽きっぽいという短所を自分の創意工夫で克服したという柔軟性と、どんな現場でもベストを尽くすという向上心を同時にアピールできます。

短所を把握したうえで、自分をうまくコントロールできる人間であるとアピールしましょう。

飽きっぽい短所を面接で伝えるときのポイント

面接で飽きっぽいという短所を伝える際、注目すべきポイントは大きく2つあります。

1つは、「短所を改善するための努力をしている」ことをアピールすることです。

短所をそのまま放っておくのではなく、克服や改善のため努力していることを示した方が、採用担当者から良い印象を得られます。

そしてもう1つは、「客観的に自己評価できている」ことです。

自分から見た姿ではなく、第三者の視点で飽きやすい自身の特徴をとらえていれば、自己分析力の評価される回答となります。

それぞれくわしく見ていきましょう。

短所を改善するための努力をしていること

第一のポイントは、あなた自身が短所を改善するための努力をしていると示すことです。

採用担当者が面接で短所をたずねるのは、あなたの問題解決力を知るためです。

飽きっぽいという自身の短所について認識し、「どのように取り組み方を工夫すればモチベーションを保てるか」など、克服のための取り組みを行うこと自体が、問題の分析と対応の一連のアプローチといえます。

したがって、自身が飽きっぽさを改善するためにどのような努力をしているか、どう改善したかを答えることで、採用担当者に問題解決力をアピールできるのです。

また、短所を抑制する努力だけでなく、短所に対する認識をポジティブに変えて活用することも、改善する努力として取り上げることができるでしょう。

客観的に自己評価できていること

第二のポイントは、自身の短所を客観的に評価できているかどうかです。

採用担当者は、あなた自身の感情として「飽きっぽさ」というものをどうとらえているのかではなく、客観的に見た「飽きっぽい」という特徴をどのように認知し、改善のためにどう努力をしているかを見ています。

改善するためにしたことや、それにまつわるエピソードなどを具体的に交えながら、短所に対する客観性をアピールすると良いでしょう。

また、あなたの感情的な評価として、「飽きっぽい」という特徴を良し悪しで語ることは避けた方が無難です。

「飽きっぽい」ことから来る行動をどう分析し、どのような状態を目指して改善していったのか、わかりやすい言葉で説明すると効果的です。

飽きっぽい短所を伝えるときの注意点

このように飽きっぽいという短所は、伝え方次第では社会人生活を送るうえで、致命的なイメージをもたれるおそれもあります。

また表面上はうまく文章を作れ、すんなり喋れたとしても、自己分析や作りこみが甘いと、面接官から質問を受けた際にぼろが出るかもしれません。

インパクトがあり、ほかの学生と差別化をはかれる短所ですが、伝える際には誤解を招かないよう、十分に注意が必要です。

効果的に伝えるため、注意すべき項目を3つに分けて説明します。

一貫性があるか

短所という難しいエピソードとにらめっこするあまり、ほかのアピール内容を忘れていませんか。

短所を伝えるうえで、長所や自己PRや志望動機など、ほかのエピソードと一貫性があることはとても大切なのです。

面接官が長所と短所を聞く理由には、両者に相関性があるかをチェックして、自己分析がしっかりできているか否かを判断するためとも言われています。

また、長所だけではなく、「飽きっぽい性格を克服するために取り組んだ、〇〇の経験に楽しさを見出した。だから、御社の業務を目指したいと思った」など、短所を自己PRや志望動機につなげると、自己分析のアピールだけでなく、入社への熱意と業務内容を理解していることも伝えられます。

もし、長所と短所に矛盾があれば、話の信憑性は薄れてしまいます。

すべてに関連性のある、納得度の高い回答を作るよう心がけましょう。

エピソードは合っているか

エピソードに力を入れるあまり、内容が「飽きっぽい」ことから遠ざかっていないか、一度見直してみましょう。

短所を克服するための姿勢を見せなければ、企業にとって有益な人材だとアピールしなければと、前のめりになるあまりに内容が伝えたい短所から遠ざかってしまう自己アピールは、とても多く見受けられます。

せっかく「飽きっぽい」という短所を打ち明けるのですから、根拠や具体例がちぐはぐなために全体的にまとまりのない、何を言いたいのかわからないエピソードになってしまってはもったいないと思います。

もし今のエピソードでうまく話せないのであれば、自己分析したメモやグラフを見返して、飽きっぽさと直結する経験をピックアップし直しましょう。

エピソードを聞いた誰もがあなたを飽きっぽいと思える話を用意すれば、面接官に「素直な人が来た」と印象づけられるはずです。

言い換えできるか

「飽きっぽい」という言葉を言い換えられるか考えてみましょう。

先述したように短所は別の角度から見ると、長所となり得ることもあります。

たとえば、飽きっぽい性格は以下のような長所を含んでいるといえます。

Point

 

・さまざまな経験をしているため、視野が広い
・好奇心旺盛
・会話のネタを豊富にもっているため、どんな人とも話が弾みやすい

フットワークが軽く、何事にもチャレンジできる性格は、社員の意欲や熱意を求める企業や、営業職に好意的に映ります。

就活中はナーバスになり物事をネガティブにとらえがちですが、自分の短所とポジティブな視点からも向き合いましょう。

そうすれば面接官に短所について深掘りされても、うまく切り返せるでしょう。

飽き性/飽きっぽい短所を伝える例文

飽きっぽい短所を伝えるうえでの注意点や、ポイントについてまとめました。

伝え方次第では、社会人としての素質がないように思われてしまうため、エピソードを作るのは実際とても難しいでしょう。

また、面接官の印象や一貫性やエピソードのずれがないかなど、注意する点がたくさんあるため、実際書こうとすると筆が止まってしまう方も多いかもしれません。

飽きっぽいという短所を効果的に伝えるエピソードの具体例を2つ用意しましたので、自分なりの回答を作る際、参考にしてください。

受験勉強の例文

私の短所は飽きっぽいところです。
大学受験の勉強をしているとき、最初は勉強していても集中力が続かず、すぐに休憩してしまっていました。
しかし、そのままでは合格できないと考えて自分を改善しようと頑張り始めました。
飽きてしまっても別の科目を勉強するように、細かく1時間単位で勉強のスケジュールを組むことにしたのです。
そのスケジュールをこなしていくことで、自分の集中力を保つことに成功し、長時間毎日勉強できるようになりました。
その生活を1年続けた結果、最初は合格圏外だった第一志望の大学に合格できました。
また英語を苦手としていたのですが、ネイティブの人と話す、好きな映画を英語字幕で見るなど、さまざまな角度から楽しみながら入学後も学び続け、TOEIC〇〇点を取得できるレベルになれたのです。
このように、私は飽き性ですが飽きないように、創意工夫することでモチベーションと情熱を保てます。

アルバイト経験の例文

私には飽きっぽいという短所があります。
大学1年生で飲食店のアルバイトを始めた際も、すぐに単調な仕事に飽きてしまいました。
それでも、仕事の中でできる範囲を増やしたり、効率を良くするようにしたりすることで自分で楽しさを見出しました。
たとえば、数時間にわたって皿洗いをするときも、「今日は〇枚何時までに磨き上げる」と小さな目標を立て達成することで、モチベーションを保つことにしたのです。
結果的に3年間アルバイトを続けて、ほとんどの業務をこなせるようになり、アルバイトリーダーを任されるほどになりました。
飽きっぽい性格だからこそ、さまざまな視点で業務を見られたため、店のどんなトラブルにも対応できる多角的な視点を養えた結果だと思います。

おわりに

飽きっぽいという短所を面接官へ効果的に伝えるためのノウハウをお伝えしました。

就活の記事によっては避けた方が良いといわれるほど、「飽きっぽさ」は早期離職や責任感のなさと容易に結びつくリスキーなワードです。

でもだからこそ上手に伝えられれば、論理的思考能力がある、ユニークさがある、と面接官に好印象を与えられます。

また、ほかの就活生が避けがちなエピソードだからこそ「あの飽き性な子」と企業に覚えてもらえるかもしれません。

1つのことを継続するのが苦手なことは、いろいろなことに興味をもてるともとらえられます。

飽き性だからこそ養った広い視野と、何事にも飛び込むチャレンジ精神は、入社後もきっと役立ちます。

集中してとことん飽きっぽい性格と向き合って、納得のいくエピソードを作りましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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