インターンを辞めたいと思ったときにとる行動|辞退する方法も紹介

インターンを辞めたいと思ったときにとる行動|辞退する方法も紹介

はじめに

「インターンがキツすぎて辞めたい…」
「インターンを辞めたいと思ったら、まず何をしたらいいの?」
「インターンを辞めるときのメールや電話の連絡方法って?」
このように、インターンを辞めることに関して悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、インターンを辞めたいときにとる行動やインターンを辞める場合の注意点、インターンを辞退した場合の影響などについて紹介していきます。

インターンを辞めたいときの行動などについて知ることで、インターンを辞めようか迷っている方は後悔のない選択肢を選ぶことができるでしょう。

「インターンを辞めたいけどどうすればよいか分からない」という方は、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

インターンを辞めたくなるのはどんなとき?

経験を積むためや人脈作りのためなど、さまざまな動機で「インターンに参加してみよう」と思い立っても、実際にインターンが始まってみると辞めたくなることがあります。ではインターンを辞めたくなるのはどんなときなのでしょう。

多くの場合、就活生がインターンを辞めたくなるのは「事前情報と実態に乖離がある」、「社員から不当な扱いを受けた」、「アルバイトと変わらない業務をやらされた」などといったインターンの環境や仕事内容に不満を持ったときです。

インターンを辞めたいと思ったときにとる行動

「インターンを辞めたい」と思っても、すぐに決断は下さずによく考える必要があります。

ここからは、インターンを辞めたいと思ったときにとる行動を3つ紹介していきます。「インターンを辞めたい」と考え始めた方は、以下の内容をぜひ参考にしてみてください。

人に相談してみる

「インターンを辞めたい」という気持ちが湧いてきたら、信頼できる方に相談してみるとよいでしょう。大学のキャリアセンター職員やゼミの教授、家族など近しい方でも構いません。

あなたが心を許せる相手に「辞めたい気持ち」を話すことで、その原因や改善策が見えてくることがあります。

インターンを始めた目的を見つめ直す

インターンは入社後さながらの業務をしなければならず、人によってはかなりハードに感じる場合があります。また、慣れない環境で気を遣いながら働くことに、ストレスを感じる場合もあるでしょう。

そんなときには、インターンを始めた目的について見つめ直すという方法もあります。なぜその企業のインターンに申し込んだのか、目的を自分の中で明らかにすれば、迷いやネガティブな気持ちが減っていくでしょう。

辞めたあとのことを考えてみる

「インターンを辞めたい」という気持ちが強まってきたら、インターンを辞めたあとのことをイメージしてみましょう。

参加中のインターンを途中で辞めることで、自身にどのようなメリットがあるか慎重に考えてみてください。辞めた方がメリットが多いなら、辞めてしまったあとで後悔しないで済みます。

インターンを辞めるとき注意すること

インターンを辞めることを決意したら、最後まで社会人としての責任を持って振る舞いましょう。辞め方が悪いと企業に悪印象を与え、その後の就活にも影響を及ぼしてしまいます。

ここからは、インターンを辞めるときに注意することについていくつかお伝えしていきます。これからインターンを辞めようと考えている方は、以下の内容をおさえておきましょう。

辞めることを伝えるときは対面で伝える

健康上の問題などがないにもかかわらず、インターンを辞めるという意思をメールで伝えるのはあまり好ましくありません。なぜなら、メールで伝えることであなたの誠意や感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまうからです。

そのため、インターンを辞めることを伝えるときは対面で伝えるようにしましょう。

感謝の気持ちを伝える

インターンをとるということは、企業にとって多少なりとも労力を費やすことです。そのため、インターンを辞めるにあたっては感謝の気持ちを忘れずに伝えるようにしましょう。

たとえインターンの環境が悪かったとしても、ネガティブな気持ちはこらえて最後までお礼の気持ちを表現しましょう。今は辛い思いをしていても、長期的に見たらあなたにとって貴重な経験となります。

連絡もなしに急に辞めない

どんなに辛い状況になっていたとしても、連絡もなしに急に辞めることは避けましょう。辞めたい意思を伝えることで気まずい思いをする可能性もありますが、いわゆる「バックレ」は非常識で身勝手な行為です。

また、業界内にあなたの評判が出回ってしまったら、その後のインターン探しや就活に支障が出てしまいます。

円満な辞め方ができるよう心がける

インターンを辞めるにあたっては、円満な辞め方ができるように心がけましょう。

あまりに急に辞めてしまっては、企業に迷惑をかけトラブルに発展するリスクがあります。また円満な辞め方ができないと、あなたに対する悪い評判が立ってしまい、その後の就活やインターン探しに支障が出てしまうからです。

一般的には、1ヶ月前までに対面で辞めたい意思を伝えておくことが好ましいです。それが難しい場合でも、2週間前までには伝えるようにしましょう。

インターン辞退を伝える方法

「インターンを辞めたい」と感じ始めると、インターンそのものに行く気がしなくなるものです。とはいえ、無断欠席は企業に迷惑をかけてしまいます。さらにあなた自身の評価も落としてしまうため、インターンの辞退はきちんと伝えなければなりません。

ここからは、メールと電話でインターン辞退を伝える方法を、それぞれ紹介していきます。インターン辞退の具体的な方法を知りたい方は、以下の内容を参考にしてみてください。

メールで伝える方法

インターン辞退をメールで伝える場合は、以下の内容で構成します。

・件名
・宛先
・文頭の挨拶
・本文
・辞退への許しをお願いする1文
・メール連絡であることへの謝罪
・締めの言葉
・署名

まず、件名は「インターンシップ参加辞退についてのご連絡」などメールの内容が分かるものにしましょう。宛先は「(株)」などと略さずに正式名称を使います。文頭の挨拶では、「お世話になっております」等の1文に加え、あなたの名前と大学・学部を伝えましょう。

本文では、インターンを辞退する旨とその理由について書いていきます。参加辞退の理由は、企業に悪印象を与えないためにもあまり正直に書きすぎないよう注意しましょう。

続いて謝罪の1文、さらに参加辞退を許してほしいという1文を付け加えます。

そして先述したように、本来であればメールで辞退を申し出るのはあまり好ましいものではありません。インターン開始前やどうしても電話連絡が難しい場合、以上のようなメールで辞退の意向を伝えるということを覚えておいてください。

加えて締めの言葉の前に、メール連絡であることへの謝罪を1文入れましょう。

最後に締めの言葉を書いて完成です。

電話で伝える方法

インターンを辞退することを電話で伝える場合には、以下のような順序で伝えます。

1.名前を名乗りインターンの担当者に代わってもらう
2.インターンを辞退したい意向を伝える
3.謝罪やお礼の言葉を伝える

まず、企業に電話をかけてあなたの大学・学部と名前を名乗り、インターンの担当者に繋いでもらいましょう。

担当者に代わったら、「お忙しいところ恐縮です」と突然の電話を詫びた上で「〇月〇日開始のインターンのことでご連絡しました。今お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と伝えましょう。担当者が了解してくれたら、辞退の意向を伝えます。

電話で連絡する場合も、理由の伝え方に気を付けます。悪印象を与えないよう、「諸事情から」または「大学の試験と被ってしまい」といった、当たり障りのない事情を伝えるとよいでしょう。

担当者が辞退を許してくれたら、丁寧に謝罪の気持ちを伝え「失礼致します」と自然な流れで電話を切ります。

インターンの辞退が本選考に及ぼす影響

インターン辞退をすることは、場合によって本選考に悪影響を及ぼすと考えられています。

もちろん忌引など「辞退せざるを得ない事態」であれば、企業は辞退した学生に対して悪印象は抱きません。

しかし、はっきりとしない理由で辞退されてしまうと、「入社後も突然仕事を投げ出すのではないか」「取引先との予定をすっぽかすのではないか」などといった不安が、少なからず浮上するからです。

企業に与える悪印象を最低限で済ますためにも、先にお伝えしたように対面か、丁寧なメール・電話で辞退の意向を伝えるようにしましょう。辞退連絡を雑に行ってしまうと、悪印象を抱かれることは避けられません。

また、「インターンを辞めたくなってきたがどうすればよいのだろう」などと迷っている段階であれば、リスクを冒してまで辞めることにどのようなメリットがあるのか、よく考えることをおすすめします。

インターンを辞退しても問題とされない理由

インターンが選考に及ぼす影響については前の項でお伝えしましたが、実はインターンを辞退しても、問題がない場合も多くあります。これは企業がインターンを募集する際に、ある程度の数の辞退者が出ることを想定しているためです。

そのため、「インターンを辞める=不採用」といった飛躍した考えを持つことはやめましょう。辞退を伝える際の態度や伝え方に十分気を付ければ、悪印象を与えることを避けることもできます。

インターンを辞める前に1度考えてみよう

ここまで、インターンを辞めたいと思ったときにとる行動やインターンを辞めるときの注意点、実際にインターン辞退を伝える方法などについて紹介してきました。

企業はインターン辞退者が出ることも想定しているため、誠実な態度で丁寧な対応をすれば円満にインターンを辞めることも可能です。しかし、インターンを辞退することで就活に影響を与えるリスクがあるということも、念のため意識しておきましょう。

上記のことを理解した上で、それでもインターンを辞退したいのか辞める前に1度考えてみてください。

記事で紹介したように、インターンを辞めたあとのことを考えたり、そもそもインターンに参加することを決めた理由を振り返ったりして、納得のいく答えを出すようにしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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