【例文】新卒で営業事務を目指すときの志望動機は?書き方のポイント・構成を解説

【例文】新卒で営業事務を目指すときの志望動機は?書き方のポイント・構成を解説

新卒で営業事務の仕事を志望する際は、職種・業種にあわせて効果的な志望動機を作成したいところです。

しかし営業事務の志望動機として適した内容はイメージしにくいことも多いため、就活の際は志望動機の書き方に困ることも多いでしょう。

そのため営業事務の志望動機を書くときは、効果的な構成や流れ、書くときのポイントなどを理解する必要があります。

そこで今回は、新卒の就活における営業事務の志望動機の書き方について、重要なポイントを解説していきます。

営業事務を目指すうえで、どのような志望動機を作成すれば良いのかわからない…と困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること  
  • 営業事務の特徴・仕事内容・最近の傾向
  • 企業が志望動機を聞く理由
  • 営業事務のやりがい・求められる人物像・スキル
  • 新卒で営業事務を目指すうえで好印象を与える志望動機のポイント
  • 新卒の就活における営業事務の志望動機の例文

目次目次を全て表示する

【新卒営業事務の志望動機】営業事務とは

そもそも営業事務とはどのような仕事でしょうか。

営業事務とは営業部門や営業所に配属され、営業担当者のサポートをします。

担当する業務は企業によって営業内容が大きく異なります。

企業の規模や顧客の数によって仕事量が変わり、流動的な仕事です。

そのため、営業事務の中でもどのような仕事を重点的にしたいかなどを志望動機に含めることができれば、その企業ならではの志望動機になります。

【新卒営業事務の志望動機】一般事務との違い

ここまで営業事務についてご紹介しましたが、そもそも一般事務との違いは何でしょうか。

それは、部門を限定するかどうかです。

営業事務は営業担当者のサポートに回ります。

主な仕事内容は、社内の営業部門にかかわる商品の在庫管理や受発注業務などです。

一般事務は営業などの部門に限定せずに、幅広い事務内容を請け負います。

主な仕事内容は会社によって異なりますが、営業部門のサポートに限らず、庶務や経理など様々な部門の仕事のサポートになります。

そのため、営業事務でしかできない業務内容に言及すれば、営業事務ならではの志望動機にすることができます。

事務職に向いている人の特徴については下記の記事を参考にしてみてください。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の仕事内容

そもそも志望動機を作る際には仕事内容を知る必要があります。

仕事内容から自分が何をしたいかを見つけ、より営業事務ならではの志望動機にしましょう。

営業事務の仕事は多岐にわたります。

以下でそれぞれ一つずつ詳しく解説します。

営業事務の仕事内容  
  • 書類作成・処理
  • ファイリング
  • 顧客管理
  • 在庫管理
  • 受発注業務
  • 売上管理
  • 電話・メール応対

書類作成・処理

見積書や契約書、請求書など会社間で商品やサービスの取引をする際に必要な書類を作成したり、処理したりします。

他にも会議用のプレゼン資料を作成することもあり、社内に関する書類と社外関係に関する書類というあらゆる書類を管理しています。

これらの書類は取引の証明であり、大変重要なものであるため、スピーディーな対応かつ正確性が求められます。

ファイリング

営業活動や取引の際に使用した書類をまとめます。

書類を種類別、日別などで分類・整理し、保管します。

印刷された書類をバインダーなどにまとめて、ラックに収めるという作業が一般的です。

見積書や納品書など、中には法律で一定期間の保管が義務付けられている書類もあるため、営業事務の重要な仕事のひとつです。

誰もが探しやすく、見やすいように整理することが重要です。

顧客管理

顧客の住所や電話番号、契約内容など顧客情報を管理します。

履歴をもとに新しい契約を提案したり、継続的に取引をしている顧客に対しては契約の更新案内をしたりします。

売上に関わる重要な業務です。

在庫管理

メーカー、製造業、販売業などの商品を扱う会社で働く場合は、商品の管理を行います。

発送や補充などの入出荷管理を行うこともあります。

顧客に確実に商品を届けるため、在庫を切らさずに常に商品を会社に維持することは重要な業務です。

受注に対して在庫や生産計画を確認して、納品できるかチェックしたり、顧客へ納期回答する業務もあります。

在庫がない時には納期調整する業務も発生することがあります。

受発注業務

先ほどの在庫管理と同様に、メーカー、製造業、販売業などの商品を扱う会社で働く場合で発生する業務です。

顧客の注文に応じて、倉庫からの出荷・発送の手配を行います。

注文内容を間違えず納期に間に合わせる正確でかつ迅速な対応が必要となります。

また、急に納期が縮められることもあるため柔軟な対応も求められます。

売上管理

売上を日別、月別などで記録し、まとめます。

社内報告用に売り上げ数を分析し、最近の購入者の傾向などを調べたり、売上報告書を作成します。

売上を社内システム等で処理したり、部門の売上を定期的に管理する業務です。

売り上げ数をもとに購入者の傾向を分析する必要があるので、分析能力が必要となります。

電話・メール応対

営業部には顧客からの電話が頻繁にかかってきます。

営業担当の社員が外回りなどで対応できないことが多々あるため、会社にかかってきた電話は営業事務が対応します。

担当者に取り次いだり、その場で答えられるような問い合わせには担当者の代わりに回答したりします。

また、クレーム対応をすることもあります。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の最近の傾向

営業事務について理解を深めるときは、あわせて最近の傾向を知ることも重要です。

どのような業界にも営業事務の仕事はありますが、近年は、業界問わず以下のような傾向が見られるのが特徴です。

このような全体的な動向を調べたうえで就活に臨めば、最近の傾向やトレンドに合わせたアピールができるでしょう。

では、上記の点について詳しく解説していきます。

営業事務の最近の傾向 
  • 派遣ではなく直接雇用をする会社が増えている
  • 最新技術を理解してる人は重宝される

派遣ではなく直接雇用をする会社が増えている

営業事務は、近年、派遣ではなく直接雇用をする会社が増えてきています。

事務系の仕事は派遣を中心とした非正規雇用が多くを占めていましたが、派遣は契約期間が限定的なため、ノウハウが蓄積されないことが問題視されてきました。

せっかくある程度長期的に派遣社員を雇用し育成しても、最終的に契約終了によって雇用が解除されれば、不要な採用・教育コストが繰り返し必要になることになるということです。

そのため近年は、営業事務や一般事務などの職種も、派遣ではなく直接雇用を検討する企業が増えています。

新卒で営業事務を目指す際も、直接雇用の求人は増加傾向にあるといえるでしょう。

特に新卒はどの企業においても教育しやすいため、事務系の職種でも、多くの企業は採用に積極的だと考えられます。

最新技術を理解してる人は重宝される

営業事務の職種は、近年は、ITシステムやAIなどの最新技術を理解している人ほど重宝される傾向にあります。

事務系の職種は業務の自動化がどの業界においてもトレンドになっており、RPAを活用した業務効率化・デジタルトランスフォーメーションの流れは著しいといえます。

RPA(Robotic Process Automation)は、ロボットによる業務の自動化を意味します。

あらゆる自動化・効率化のソリューションを活用すれば、一つひとつの業務は円滑に進み、さまざまなコスト削減につながります。

ロボットやAIの技術が発達すれば事務系の仕事はなくなるとよく言われていますが、どのようなシステムにも運用や点検作業が必要です。

そのため事務系の仕事では、今後、RPAについて理解度の高い人ほど大きく求められるといえるでしょう。

さまざまな作業がアナログからデジタルに移行する昨今、営業事務にも一定のIT知識・技術は必要ということです。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機を聞く意図

そもそも志望動機を聞くにはどのような意図があるのでしょうか?

選考を突破し、内定を得るためには、人事担当者が志望動機を聞く意図を理解しなくてはなりません。

なぜ志望動機を聞かれるのか、何を確認したいかの意図を理解せずに、志望動機を構成しても、人事が確認したい点を知ることができず、選考落ちとなってしまう可能性があります。

志望動機を聞かれる意図を理解し、それに即した志望動機を考えることが大切です。

企業が志望動機を聞く理由は主に3つの意図があります。

志望動機を聞く意図  
  • ミスマッチをなくすため
  • 目的を持って志望しているかの確認
  • 仕事に対する熱意の確認

ミスマッチをなくすため

1つ目は、ミスマッチをなくすためです。

ミスマッチは2つの観点から、考えることができます。

1つは、志望している就活生側から見たミスマッチです。

入社して実際に職場で仕事をした際に、職場の雰囲気が合わない、思っていた仕事とは違っていたなどのミスマッチが起これば、仕事へのモチベーションが低下するとともに、すぐに辞めてしまうかもしれません。

もう1つは、企業側から見たミスマッチです。

いかに優秀な学生であったとしても、自社が求める人物像に即していない、自社の社風に合っていない人材では、思うような能力を発揮できないかもしれません。

お互いに時間や労力、コストをかけて採用まで至る以上、時間や費用を無駄にしないためにもミスマッチは避けたいのです。

目的を持って志望しているかの確認

2つ目はこの仕事に対して目的があるかです。

仕事をする目的やその企業でぜひとも働きたいという目的がないと、成長が期待できず、大きな仕事に結びつかないことが少なくありません。

わずかに仕事でつまずいたり、少しミスをしたりしただけで、仕事や職場が嫌になって離職してしまう可能性もあります。

営業は無理だけれど事務ならできそうとか、営業事務は単なる事務より楽しそうなど、軽い目的で志望されても、今後の責任重大な仕事を任せることができず、また本人の仕事へのモチベーションが維持できない可能性があります。

そのため、志望動機を語るうえでは、何のために営業事務をしたいのか、明確かつ具体的な目的を示すことが必要です。

仕事に対する熱意の確認

3つ目は仕事への熱意があるかです。

「志望動機から仕事に対する熱意が伝わってくるか」も人事が知りたいポイントです。

営業はノルマがあったり成果が求められたりするため大変そうだが、営業事務なら楽そう、一般事務より面白そうなど、軽い気持ちで臨まれては、営業事務の仕事は務まりません。

営業事務をしていくうえでは、与えられた仕事をただこなせばいいのではなく、営業担当者や顧客に対する配慮や臨機応変な対応も求められます。

仕事をしていくうえで問題や課題に直面した際の解決力や提案力、営業担当者へのサポート力なども不可欠です。

営業事務をしたいという強い熱意があるからこそ営業事務が務まるのです。

そのため、仕事への熱意が伝わるように志望動機でアピールすることが大切です。

数ある仕事の中で、なぜ営業事務なのか、なぜその企業なのかを、しっかりと伝えましょう。

 【新卒営業事務の志望動機】営業事務で働くやりがい

ここまで営業事務の仕事内容や志望動機を聞く人事の意図などを解説しました。

しかし、営業事務の志望動機を書きたいけどまだ志望する理由を明確に持っていないという人は少なからずいると思います。

そこで、ここからは営業事務で働くやりがいを4つご紹介します。

今から述べる営業事務で働くやりがいに目を通して、志望した理由を明確にしていきましょう。

営業事務で働くやりがい 
  • 営業職のサポート
  • 顧客に信頼される
  • 数字として結果が出る
  • 自身のスキルアップ

営業職のサポート

1つ目は営業職のサポートがやりがいになります。

企業において営業の仕事は重要であり、営業担当者が契約を取ることや商品やサービスを販売することを通じて、企業は利益を獲得し、継続的な経営や成長ができることにつながります。

もっとも、営業担当者がただ契約を貰ってくるだけでは、業務としては成り立ちません。

契約はとても重要な法律行為であり、様々な条件を満たさなくてはなりません。

その条件を満たしているかをチェックし、営業部門を助け、ひいては企業の業績にも貢献できる仕事です。

自分には営業は難しいと感じる方、人との交渉事は苦手という方も、営業担当者のサポートを通じて企業業績に貢献できることがやりがいになります。

営業担当者から頼られ、時に感謝され、契約が成立した際には一緒に喜べるのもやりがいの1つです。

顧客に信頼される

2つ目は顧客に信頼されることがやりがいになります。

もし、営業担当者が事務処理まで対応しなくてはならないとすれば、営業に集中できず業績が上がらなくなるおそれがあります。

また、手続きに不備がある場合や条件を満たしていなくても契約を成立させてしまうなど、顧客にとって不利益を与え、企業の信頼を失いかねません。

営業事務は縁の下の力持ちとして、企業になくてはならない存在であり、営業職のサポートはもちろん、顧客の信頼を維持し、企業の信頼を維持できる存在でもあるのです。

契約の公正を維持し、企業の業績に間接的であっても貢献できるのが、やりがいにつながります。

数字として結果が出る

3つ目は数字として結果が出ることがやりがいになります。

営業事務は一般的な事務職とは違って、営業担当者の人と一緒に行動しながら業務を行うため、営業職の売上がそのまま営業事務の成果にもなります。

自分の仕事の活躍ぶりが数字として表れ、頑張れば頑張るほど目に見えて分かるため、やりがいにも繋がるでしょう。

自身のスキルアップ

営業事務は未経験でも活躍できる職種であり、なおかつ任される業務はスケジュールの管理やクライアントとのコンタクト、資料作成など幅広く行われます。

そのため、業務をこなしていくうちに自然とパソコンスキルやコミュニケーションスキル、営業スキルなどを伸ばすことができ、自分の成長を実感しやすい職種です。

自分がスキルアップしていると感じた時にやりがいを感じるのです。

【新卒営業事務の志望動機】企業が営業事務に求める人物像

先ほどご紹介したように、営業事務は、営業担当者の顧客管理やスケジュール管理、契約手続きや資料作成など、営業担当者のサポート業務を担うのが主な仕事です。

そのため、これらの作業を問題なく遂行できるパソコンスキルが必須になります。

また、この職種は必要に応じて自ら営業することもあるので、電話営業や飛び込み営業への耐性があることが必要になります。

さらに顧客からの突然のクレームなどのトラブルが起きた際、一刻も早く解決できるよう臨機応変な対応ができるかという柔軟性も必要とされます。

ここでは、営業事務に求められている人物像として、パソコンスキルがある人材、営業への耐性がある人材、柔軟性がある人材について紹介していきます。

企業が営業事務に求める人物像 
  • パソコンスキルがある
  • 営業への耐性がある
  • 柔軟性がある

パソコンスキルがある

営業事務は営業担当者をサポートするのが仕事です。

見積書や請求書の作成や顧客管理など、パソコンを使用した業務がメインになります。

そのため、WordやExcel、PowerPointなどの操作を苦にしない人材が求められます。

vlookup関数やピボットテーブルなどの表計算スキルやMOS(Word・Excel・PowerPointなどマイクロソフト製品のスキルを証明する資格)があると、企業からの評価も高くなるでしょう。

また、中には会社専門ツールを使用するところもあるので、それをすぐに使いこなせるパソコンスキルがある人材が好まれます。

営業事務はパソコンを使用する業務がほとんどです。

そのため、パソコンスキルを習得して、それをアピールできるようにしておきましょう。

営業への耐性がある

営業事務は、営業担当者のサポート業務を担うのが主な仕事です。

しかし、業績不振になってしまった場合など少しでも利益を生む必要性から、営業事務も電話営業や飛び込み営業をすることがあります。

その時に必要なのが営業への耐性です。

営業に詳しい事務といっても、営業をしたことがなければ、最初はなかなか契約につながりません。

その際に上司や先輩に指摘されることがあるかもしれません。

そのため、必要以上に落ち込まず、すぐに切り替えられる人材が好ましいです。

また、コミュニケーション能力も非常に大切です。

営業では、顧客のニーズをしっかり汲み取り、ニーズに沿った商品を提案します。

このように営業のノウハウを知り、コミュニケーション能力をつけておくことが重要です。

柔軟性がある

営業担当者は非常に激務な仕事であるため、それをサポートする営業事務は少しでも円滑に業務を進めるために優先順位を考え、さまざまなトラブルにも臨機応変に対応する必要があります。

そのため、営業事務に求められる人物像として、柔軟性がある人材が求められます。

さらには持ち前の柔軟性を活かし、物事を順序立ててスケジューリングできる計画性も求められています。

【新卒営業事務の志望動機】好印象を与える営業事務の志望動機

ここまで志望動機を聞く意図や求められる能力などをご紹介しました。

志望動機を書く際はこれらのことをアピールできるように書くことが採用への一歩となります。

しかし、それだけでは他の就活生と差別化を図ることができません。

他の就活生と差をつけるためには、より好印象で人事が思わず採用したくなるような志望動機を心がけることが重要です。

ここからは営業事務に向けた志望動機を作成するポイントを3つご紹介します。

志望動機で好印象を獲得するには以下のポイントを意識してみてください。

好印象を与える営業事務の志望動機  
  • 結論は最初に明示
  • 具体的なエピソード
  • 企業に貢献する意思をアピール

結論は最初に明示

結論は最初に明示しましょう。

結論を最初に示すことで話の道筋が明確になります。

企業はあなたの志望動機やエピソードを初めて聞きます。

そのため、最初に結論を伝えておくと、「今からこの話をします」というのが伝わるのです。

志望動機を最初に説明してください。

企業にあなたの回答を印象付けるポイントになります。

また、結論を先に述べることで、後の話に一貫性を持たせることができます。

筋の通った志望動機には説得力があり、プラスの評価になります。

具体的なエピソード

次に営業事務を志望するようになったきっかけであるエピソードを説明しましょう。

いわゆるここに至るまでの経緯であり、わかりやすく伝えましょう。

用いるエピソードは具体性が重要です。

具体的なエピソードは1つでかまいません。

エピソードは量より質なのです。

エピソードを1つ選んで掘り下げ、営業事務につながりそうな話の流れにしましょう。

また、掘り下げて説明することで、人柄やあなたらしさがより伝わります。

企業に貢献する意思をアピール

最後は、企業に貢献したいという意思をアピールしましょう。

企業に貢献したいという意思をアピールすることで、企業は貴方と一緒に働くことを想像します。

自分の人柄や能力で企業にどのように貢献できるのか、自ら説明しましょう。

将来の見通しを持っている学生は企業に重宝されます。

またどのように貢献するかを考えているということは入社意欲の高さの表れであり、企業により入社意欲が高いことをアピールできます。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機の構成

PREP法

アピールすべきポイントや求められる能力を解説したので、志望動機の構成について解説します。

営業事務として志望する企業から内定を得るためには、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。

志望動機はPREP法というものを使うとよいでしょう。

これはPOINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(結論)の頭文字をとったもので、この順番でを書くことで分かりやすい志望動機を作ることができます。

POINT(結論)
→簡潔に結論を述べましょう。
 例:「私は〇〇のため御社を志望しています。」「私が御社を志望する理由は〇〇です。」

新卒で営業事務の仕事を志望する際は、職種・業種にあわせて効果的な志望動機を作成したいところです。

しかし営業事務の志望動機として適した内容はイメージしにくいことも多いため、就活の際は志望動機の書き方に困ることも多いでしょう。

そのため営業事務の志望動機を書くときは、効果的な構成や流れ、書くときのポイントなどを理解する必要があります。

そこで今回は、新卒の就活における営業事務の志望動機の書き方について、重要なポイントを解説していきます。

営業事務を目指すうえで、どのような志望動機を作成すれば良いのかわからない…と困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること  
  • 営業事務の特徴・仕事内容・最近の傾向
  • 企業が志望動機を聞く理由
  • 営業事務のやりがい・求められる人物像・スキル
  • 新卒で営業事務を目指すうえで好印象を与える志望動機のポイント
  • 新卒の就活における営業事務の志望動機の例文
この記事をおすすめしたい人  
  • 志望動機を書くにあたって営業事務の仕事内容ややりがいを知りたい人
  • 営業事務の志望動機を書くコツや効果的な内容を知りたい人
  • 営業事務の志望動機を作成するうえで例文を参考にしたい人

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【新卒営業事務の志望動機】営業事務とは

そもそも営業事務とはどのような仕事でしょうか。

営業事務とは営業部門や営業所に配属され、営業担当者のサポートをします。

担当する業務は企業によって営業内容が大きく異なります。

企業の規模や顧客の数によって仕事量が変わり、流動的な仕事です。

そのため、営業事務の中でもどのような仕事を重点的にしたいかなどを志望動機に含めることができれば、その企業ならではの志望動機になります。

【新卒営業事務の志望動機】一般事務との違い

ここまで営業事務についてご紹介しましたが、そもそも一般事務との違いは何でしょうか。

それは、部門を限定するかどうかです。

営業事務は営業担当者のサポートに回ります。

主な仕事内容は、社内の営業部門にかかわる商品の在庫管理や受発注業務などです。

一般事務は営業などの部門に限定せずに、幅広い事務内容を請け負います。

主な仕事内容は会社によって異なりますが、営業部門のサポートに限らず、庶務や経理など様々な部門の仕事のサポートになります。

そのため、営業事務でしかできない業務内容に言及すれば、営業事務ならではの志望動機にすることができます。

事務職に向いている人の特徴については下記の記事を参考にしてみてください。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の仕事内容

そもそも志望動機を作る際には仕事内容を知る必要があります。

仕事内容から自分が何をしたいかを見つけ、より営業事務ならではの志望動機にしましょう。

営業事務の仕事は多岐にわたります。

以下でそれぞれ一つずつ詳しく解説します。

営業事務の仕事内容  
  • 書類作成・処理
  • ファイリング
  • 顧客管理
  • 在庫管理
  • 受発注業務
  • 売上管理
  • 電話・メール応対

書類作成・処理

見積書や契約書、請求書など会社間で商品やサービスの取引をする際に必要な書類を作成したり、処理したりします。

他にも会議用のプレゼン資料を作成することもあり、社内に関する書類と社外関係に関する書類というあらゆる書類を管理しています。

これらの書類は取引の証明であり、大変重要なものであるため、スピーディーな対応かつ正確性が求められます。

ファイリング

営業活動や取引の際に使用した書類をまとめます。

書類を種類別、日別などで分類・整理し、保管します。

印刷された書類をバインダーなどにまとめて、ラックに収めるという作業が一般的です。

見積書や納品書など、中には法律で一定期間の保管が義務付けられている書類もあるため、営業事務の重要な仕事のひとつです。

誰もが探しやすく、見やすいように整理することが重要です。

顧客管理

顧客の住所や電話番号、契約内容など顧客情報を管理します。

履歴をもとに新しい契約を提案したり、継続的に取引をしている顧客に対しては契約の更新案内をしたりします。

売上に関わる重要な業務です。

在庫管理

メーカー、製造業、販売業などの商品を扱う会社で働く場合は、商品の管理を行います。

発送や補充などの入出荷管理を行うこともあります。

顧客に確実に商品を届けるため、在庫を切らさずに常に商品を会社に維持することは重要な業務です。

受注に対して在庫や生産計画を確認して、納品できるかチェックしたり、顧客へ納期回答する業務もあります。

在庫がない時には納期調整する業務も発生することがあります。

受発注業務

先ほどの在庫管理と同様に、メーカー、製造業、販売業などの商品を扱う会社で働く場合で発生する業務です。

顧客の注文に応じて、倉庫からの出荷・発送の手配を行います。

注文内容を間違えず納期に間に合わせる正確でかつ迅速な対応が必要となります。

また、急に納期が縮められることもあるため柔軟な対応も求められます。

売上管理

売上を日別、月別などで記録し、まとめます。

社内報告用に売り上げ数を分析し、最近の購入者の傾向などを調べたり、売上報告書を作成します。

売上を社内システム等で処理したり、部門の売上を定期的に管理する業務です。

売り上げ数をもとに購入者の傾向を分析する必要があるので、分析能力が必要となります。

電話・メール応対

営業部には顧客からの電話が頻繁にかかってきます。

営業担当の社員が外回りなどで対応できないことが多々あるため、会社にかかってきた電話は営業事務が対応します。

担当者に取り次いだり、その場で答えられるような問い合わせには担当者の代わりに回答したりします。

また、クレーム対応をすることもあります。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の最近の傾向

営業事務について理解を深めるときは、あわせて最近の傾向を知ることも重要です。

どのような業界にも営業事務の仕事はありますが、近年は、業界問わず以下のような傾向が見られるのが特徴です。

このような全体的な動向を調べたうえで就活に臨めば、最近の傾向やトレンドに合わせたアピールができるでしょう。

では、上記の点について詳しく解説していきます。

営業事務の最近の傾向 
  • 派遣ではなく直接雇用をする会社が増えている
  • 最新技術を理解してる人は重宝される

派遣ではなく直接雇用をする会社が増えている

営業事務は、近年、派遣ではなく直接雇用をする会社が増えてきています。

事務系の仕事は派遣を中心とした非正規雇用が多くを占めていましたが、派遣は契約期間が限定的なため、ノウハウが蓄積されないことが問題視されてきました。

せっかくある程度長期的に派遣社員を雇用し育成しても、最終的に契約終了によって雇用が解除されれば、不要な採用・教育コストが繰り返し必要になることになるということです。

そのため近年は、営業事務や一般事務などの職種も、派遣ではなく直接雇用を検討する企業が増えています。

新卒で営業事務を目指す際も、直接雇用の求人は増加傾向にあるといえるでしょう。

特に新卒はどの企業においても教育しやすいため、事務系の職種でも、多くの企業は採用に積極的だと考えられます。

最新技術を理解してる人は重宝される

営業事務の職種は、近年は、ITシステムやAIなどの最新技術を理解している人ほど重宝される傾向にあります。

事務系の職種は業務の自動化がどの業界においてもトレンドになっており、RPAを活用した業務効率化・デジタルトランスフォーメーションの流れは著しいといえます。

RPA(Robotic Process Automation)は、ロボットによる業務の自動化を意味します。

あらゆる自動化・効率化のソリューションを活用すれば、一つひとつの業務は円滑に進み、さまざまなコスト削減につながります。

ロボットやAIの技術が発達すれば事務系の仕事はなくなるとよく言われていますが、どのようなシステムにも運用や点検作業が必要です。

そのため事務系の仕事では、今後、RPAについて理解度の高い人ほど大きく求められるといえるでしょう。

さまざまな作業がアナログからデジタルに移行する昨今、営業事務にも一定のIT知識・技術は必要ということです。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機を聞く意図

そもそも志望動機を聞くにはどのような意図があるのでしょうか?

選考を突破し、内定を得るためには、人事担当者が志望動機を聞く意図を理解しなくてはなりません。

なぜ志望動機を聞かれるのか、何を確認したいかの意図を理解せずに、志望動機を構成しても、人事が確認したい点を知ることができず、選考落ちとなってしまう可能性があります。

志望動機を聞かれる意図を理解し、それに即した志望動機を考えることが大切です。

企業が志望動機を聞く理由は主に3つの意図があります。

志望動機を聞く意図  
  • ミスマッチをなくすため
  • 目的を持って志望しているかの確認
  • 仕事に対する熱意の確認

ミスマッチをなくすため

1つ目は、ミスマッチをなくすためです。

ミスマッチは2つの観点から、考えることができます。

1つは、志望している就活生側から見たミスマッチです。

入社して実際に職場で仕事をした際に、職場の雰囲気が合わない、思っていた仕事とは違っていたなどのミスマッチが起これば、仕事へのモチベーションが低下するとともに、すぐに辞めてしまうかもしれません。

もう1つは、企業側から見たミスマッチです。

いかに優秀な学生であったとしても、自社が求める人物像に即していない、自社の社風に合っていない人材では、思うような能力を発揮できないかもしれません。

お互いに時間や労力、コストをかけて採用まで至る以上、時間や費用を無駄にしないためにもミスマッチは避けたいのです。

目的を持って志望しているかの確認

2つ目はこの仕事に対して目的があるかです。

仕事をする目的やその企業でぜひとも働きたいという目的がないと、成長が期待できず、大きな仕事に結びつかないことが少なくありません。

わずかに仕事でつまずいたり、少しミスをしたりしただけで、仕事や職場が嫌になって離職してしまう可能性もあります。

営業は無理だけれど事務ならできそうとか、営業事務は単なる事務より楽しそうなど、軽い目的で志望されても、今後の責任重大な仕事を任せることができず、また本人の仕事へのモチベーションが維持できない可能性があります。

そのため、志望動機を語るうえでは、何のために営業事務をしたいのか、明確かつ具体的な目的を示すことが必要です。

仕事に対する熱意の確認

3つ目は仕事への熱意があるかです。

「志望動機から仕事に対する熱意が伝わってくるか」も人事が知りたいポイントです。

営業はノルマがあったり成果が求められたりするため大変そうだが、営業事務なら楽そう、一般事務より面白そうなど、軽い気持ちで臨まれては、営業事務の仕事は務まりません。

営業事務をしていくうえでは、与えられた仕事をただこなせばいいのではなく、営業担当者や顧客に対する配慮や臨機応変な対応も求められます。

仕事をしていくうえで問題や課題に直面した際の解決力や提案力、営業担当者へのサポート力なども不可欠です。

営業事務をしたいという強い熱意があるからこそ営業事務が務まるのです。

そのため、仕事への熱意が伝わるように志望動機でアピールすることが大切です。

数ある仕事の中で、なぜ営業事務なのか、なぜその企業なのかを、しっかりと伝えましょう。

 【新卒営業事務の志望動機】営業事務で働くやりがい

ここまで営業事務の仕事内容や志望動機を聞く人事の意図などを解説しました。

しかし、営業事務の志望動機を書きたいけどまだ志望する理由を明確に持っていないという人は少なからずいると思います。

そこで、ここからは営業事務で働くやりがいを4つご紹介します。

今から述べる営業事務で働くやりがいに目を通して、志望した理由を明確にしていきましょう。

営業事務で働くやりがい 
  • 営業職のサポート
  • 顧客に信頼される
  • 数字として結果が出る
  • 自身のスキルアップ

営業職のサポート

1つ目は営業職のサポートがやりがいになります。

企業において営業の仕事は重要であり、営業担当者が契約を取ることや商品やサービスを販売することを通じて、企業は利益を獲得し、継続的な経営や成長ができることにつながります。

もっとも、営業担当者がただ契約を貰ってくるだけでは、業務としては成り立ちません。

契約はとても重要な法律行為であり、様々な条件を満たさなくてはなりません。

その条件を満たしているかをチェックし、営業部門を助け、ひいては企業の業績にも貢献できる仕事です。

自分には営業は難しいと感じる方、人との交渉事は苦手という方も、営業担当者のサポートを通じて企業業績に貢献できることがやりがいになります。

営業担当者から頼られ、時に感謝され、契約が成立した際には一緒に喜べるのもやりがいの1つです。

顧客に信頼される

2つ目は顧客に信頼されることがやりがいになります。

もし、営業担当者が事務処理まで対応しなくてはならないとすれば、営業に集中できず業績が上がらなくなるおそれがあります。

また、手続きに不備がある場合や条件を満たしていなくても契約を成立させてしまうなど、顧客にとって不利益を与え、企業の信頼を失いかねません。

営業事務は縁の下の力持ちとして、企業になくてはならない存在であり、営業職のサポートはもちろん、顧客の信頼を維持し、企業の信頼を維持できる存在でもあるのです。

契約の公正を維持し、企業の業績に間接的であっても貢献できるのが、やりがいにつながります。

数字として結果が出る

3つ目は数字として結果が出ることがやりがいになります。

営業事務は一般的な事務職とは違って、営業担当者の人と一緒に行動しながら業務を行うため、営業職の売上がそのまま営業事務の成果にもなります。

自分の仕事の活躍ぶりが数字として表れ、頑張れば頑張るほど目に見えて分かるため、やりがいにも繋がるでしょう。

自身のスキルアップ

営業事務は未経験でも活躍できる職種であり、なおかつ任される業務はスケジュールの管理やクライアントとのコンタクト、資料作成など幅広く行われます。

そのため、業務をこなしていくうちに自然とパソコンスキルやコミュニケーションスキル、営業スキルなどを伸ばすことができ、自分の成長を実感しやすい職種です。

自分がスキルアップしていると感じた時にやりがいを感じるのです。

【新卒営業事務の志望動機】企業が営業事務に求める人物像

先ほどご紹介したように、営業事務は、営業担当者の顧客管理やスケジュール管理、契約手続きや資料作成など、営業担当者のサポート業務を担うのが主な仕事です。

そのため、これらの作業を問題なく遂行できるパソコンスキルが必須になります。

また、この職種は必要に応じて自ら営業することもあるので、電話営業や飛び込み営業への耐性があることが必要になります。

さらに顧客からの突然のクレームなどのトラブルが起きた際、一刻も早く解決できるよう臨機応変な対応ができるかという柔軟性も必要とされます。

ここでは、営業事務に求められている人物像として、パソコンスキルがある人材、営業への耐性がある人材、柔軟性がある人材について紹介していきます。

企業が営業事務に求める人物像 
  • パソコンスキルがある
  • 営業への耐性がある
  • 柔軟性がある

パソコンスキルがある

営業事務は営業担当者をサポートするのが仕事です。

見積書や請求書の作成や顧客管理など、パソコンを使用した業務がメインになります。

そのため、WordやExcel、PowerPointなどの操作を苦にしない人材が求められます。

vlookup関数やピボットテーブルなどの表計算スキルやMOS(Word・Excel・PowerPointなどマイクロソフト製品のスキルを証明する資格)があると、企業からの評価も高くなるでしょう。

また、中には会社専門ツールを使用するところもあるので、それをすぐに使いこなせるパソコンスキルがある人材が好まれます。

営業事務はパソコンを使用する業務がほとんどです。

そのため、パソコンスキルを習得して、それをアピールできるようにしておきましょう。

営業への耐性がある

営業事務は、営業担当者のサポート業務を担うのが主な仕事です。

しかし、業績不振になってしまった場合など少しでも利益を生む必要性から、営業事務も電話営業や飛び込み営業をすることがあります。

その時に必要なのが営業への耐性です。

営業に詳しい事務といっても、営業をしたことがなければ、最初はなかなか契約につながりません。

その際に上司や先輩に指摘されることがあるかもしれません。

そのため、必要以上に落ち込まず、すぐに切り替えられる人材が好ましいです。

また、コミュニケーション能力も非常に大切です。

営業では、顧客のニーズをしっかり汲み取り、ニーズに沿った商品を提案します。

このように営業のノウハウを知り、コミュニケーション能力をつけておくことが重要です。

柔軟性がある

営業担当者は非常に激務な仕事であるため、それをサポートする営業事務は少しでも円滑に業務を進めるために優先順位を考え、さまざまなトラブルにも臨機応変に対応する必要があります。

そのため、営業事務に求められる人物像として、柔軟性がある人材が求められます。

さらには持ち前の柔軟性を活かし、物事を順序立ててスケジューリングできる計画性も求められています。

【新卒営業事務の志望動機】好印象を与える営業事務の志望動機

ここまで志望動機を聞く意図や求められる能力などをご紹介しました。

志望動機を書く際はこれらのことをアピールできるように書くことが採用への一歩となります。

しかし、それだけでは他の就活生と差別化を図ることができません。

他の就活生と差をつけるためには、より好印象で人事が思わず採用したくなるような志望動機を心がけることが重要です。

ここからは営業事務に向けた志望動機を作成するポイントを3つご紹介します。

志望動機で好印象を獲得するには以下のポイントを意識してみてください。

好印象を与える営業事務の志望動機  
  • 結論は最初に明示
  • 具体的なエピソード
  • 企業に貢献する意思をアピール

結論は最初に明示

結論は最初に明示しましょう。

結論を最初に示すことで話の道筋が明確になります。

企業はあなたの志望動機やエピソードを初めて聞きます。

そのため、最初に結論を伝えておくと、「今からこの話をします」というのが伝わるのです。

志望動機を最初に説明してください。

企業にあなたの回答を印象付けるポイントになります。

また、結論を先に述べることで、後の話に一貫性を持たせることができます。

筋の通った志望動機には説得力があり、プラスの評価になります。

具体的なエピソード

次に営業事務を志望するようになったきっかけであるエピソードを説明しましょう。

いわゆるここに至るまでの経緯であり、わかりやすく伝えましょう。

用いるエピソードは具体性が重要です。

具体的なエピソードは1つでかまいません。

エピソードは量より質なのです。

エピソードを1つ選んで掘り下げ、営業事務につながりそうな話の流れにしましょう。

また、掘り下げて説明することで、人柄やあなたらしさがより伝わります。

企業に貢献する意思をアピール

最後は、企業に貢献したいという意思をアピールしましょう。

企業に貢献したいという意思をアピールすることで、企業は貴方と一緒に働くことを想像します。

自分の人柄や能力で企業にどのように貢献できるのか、自ら説明しましょう。

将来の見通しを持っている学生は企業に重宝されます。

またどのように貢献するかを考えているということは入社意欲の高さの表れであり、企業により入社意欲が高いことをアピールできます。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機の構成

PREP法

アピールすべきポイントや求められる能力を解説したので、志望動機の構成について解説します。

営業事務として志望する企業から内定を得るためには、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。

志望動機はPREP法というものを使うとよいでしょう。

これはPOINT(結論)→REASON(理由)→EXAMPLE(具体例)→POINT(結論)の頭文字をとったもので、この順番でを書くことで分かりやすい志望動機を作ることができます。

POINT(結論)
→簡潔に結論を述べましょう。
 例:「私は〇〇のため御社を志望しています。」「私が御社を志望する理由は〇〇です。」

REASON(理由)
→志望した理由を述べましょう。志望した理由が論理的になっているか注意しましょう。
 例:「理由は〇〇です。」

EXAMPLE(具体例)
→志望するに至った自分の経験を述べましょう。
 実体験があれば、志望動機に説得力を持たせることができます。

POINT(結論)
→伝えたい内容をしっかり伝えるために再び結論を書きましょう。
 また、志望する会社でどのようなことをしていきたいか、どのようなことで貢献できるかなども入れるとよいでしょう。

詳しい志望動機の構成はこちらの記事を確認してください。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の志望動機を書く際の4つのポイント

営業事務での内定獲得を目指し、書類選考を突破するためには、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。

営業事務という志望職種で活躍していくために必要な、志望動機を書く際の4つのポイントをご紹介します。

4つのポイントについて、自分なりにしっかりと考えをまとめ、志望動機を書く際に内容に盛り込んでいくことが大切です。

営業事務の志望動機を書く際のポイント  
  • 営業事務という職種を志望した理由を考える
  • 営業事務に就職した後のキャリアビジョンを明確にする
  • 営業事務として活かせる能力を考える
  • 営業事務として今足りない能力とその能力を補う姿勢を記載する

営業事務という職種を志望した理由を考える

最初になぜ営業事務をしたいのか、自分が志望するに至った動機や理由を考えましょう。

事務職にもさまざまな業種での仕事や事務内容があります。

その中でも、なぜ営業事務を選んだのか、その理由を明確にしなくてはなりません。

また、営業に関わる仕事をしたいと思った理由と、なぜ、営業職ではなく、事務がいいのかも、自分なりにまとめておきましょう。

営業に関する仕事をしたいならば、ダイレクトに言えば、営業職を志望するという選択肢もあるはずです。

ですが、営業職ではなく、そのアシスタント的な営業事務という職種を選んだのはなぜなのか、納得のいく志望理由を持っていることが大切です。

営業事務に就職した後のキャリアビジョンを明確にする

営業事務をはじめ、事務職は基本的には毎日ほぼ変わらないルーティーンワークが多くなります。

一般的な事務職に比べると、顧客対応や営業職員の突然のトラブルに対応するなど、臨機応変な対応や迅速な行動が求められることもありますが、基本はコツコツした事務ワークがメインです。

だからこそ、淡々と業務を遂行するだけでなく、明確なキャリアビジョンを持つことも大切です。

内定を獲得に向けていかに今は意欲が高くても、毎日同じような業務をこなすだけで、満足して長く働いていけるのか、自分なりに検討しましょう。

たとえば、最初は営業所で経験と実績を積み、支社に異動して複数の営業所を統括するポジションに就く、さらに本社に異動して全営業所や支社に関わる事務を行いたいなど、どのような活躍をしていきたいかキャリアビジョンを描きましょう。

具体的なキャリアビジョンの考え方や作り方はこちらの記事を参考にしてください。

営業事務として活かせる能力を考える

単なる一般事務職ではなく、営業事務職を選んだのですから、営業事務としてどんな活躍ができるのか、ご自分の強みや活かせる能力についてアピールしましょう。

これまでの経験を通じて、営業事務に適した能力や性格、ノウハウなどを持ち合わせていることを示すことが大切です。

そのためには、まず、営業事務の仕事について、しっかりと理解しなくてはなりません。

志望する会社の営業事務の特徴も含め、どのような役割があり、どのような仕事を担う人材なのか、よく理解しましょう。

そのうえで、どのような能力を活かすことができるかを考えます。

その能力を示すには、具体的なエピソードを紹介し、実際に能力があることを説明できると説得力が増します。

必要な資格は?

営業事務において活かせる能力を伝える際に、資格を取得していることを伝えるのも効果的です。

というのも営業事務に必ず必要な資格はありませんが、資格を所持していることで他の就活生と差をつけられるからです。

営業事務で活かせる資格としては企業が求める人物像の時に述べたMOSをはじめとして、PowerPointプレゼンテーション技能認定、Excel表計算処理技能認定試験、サービス接遇検定などが挙げられます。

また、これ以外にも学生時代の営業インターン経験なども伝えると魅力的なアピールに繋がるでしょう。

営業事務として今足りない能力とその能力を補う姿勢を記載する

営業事務として活躍するにあたって、不足している能力がある場合は、その能力を補う姿勢について記載すれば、成長意欲のアピールにつながります。

新卒の方にパーフェクトを求めて採用しようと考える企業は、基本的にありません。

既存の営業事務職員を含め、誰しも弱点や足りない部分はあります。

それを補おうと努力する姿勢や、足りない知識や技術を学ぼうとする意欲的な取り組みができる人材が求められるのです。

足りない能力があるから、その会社をあきらめるのではなく、明確なキャリアビジョンを掲げたうえで、自分がなりたい理想の営業職に成長するために努力する姿勢を示していきましょう。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の志望動機例文5選

作成する際のポイントを踏まえ、実際の志望動機例を見ていきましょう。

ポイントはなぜ、その会社の営業事務を志望するのかの理由と、そのきっかけとなった具体的なエピソードで志望理由をよりアピールすること、そして、自分のこれまでの経験や得意なことを仕事に活かせると伝えることです。

構成の仕方や発想をヒントにしながら、自分なりの志望動機を作成してみましょう。

営業事務の志望動機例文 
  • 保険会社の営業事務
  • ハウスメーカーの営業事務
  • 太陽光発電メーカーの営業事務
  • IT企業の営業事務
  • 化粧品販売企業の営業事務

1. 保険会社の営業事務

例文

私が貴社の営業事務職を志望したのは、家族の生活に役立つ保険商品の大切さを伝える営業職のサポートを通じて、保険販売促進を支えたいと考えたからです。

私は中学3年生の時に父親を病気で亡くしましたが、生命保険金のおかげで高校にも大学にも進学することができました。

親を亡くしたショックや悲しみは大きかったですが、家族が前向きに頑張ってこれたのは生命保険を通じて経済的な支えがあったからです。

御社では家族を支える生命保険をはじめ、病気の後遺症や介護が必要になった時の本人や家族の生活を支える保険にも力を入れています。

万が一の生活を経済的に支える御社の商品を普及させる縁の下の力持ちになりたいと思い、営業事務職を志望しました。

私は、資料を作成したり、まとめるのが得意で、作成した書類は必ず見直し、ミスは逃さない性格です。

入社後は、契約のスムーズな成立を助け、1日でも早く生命保険に守られる安心を届けたいです。

2. ハウスメーカーの営業事務

例文

私が御社の営業事務を志望したのは、豪雨災害でも流されずに暮らす人の命を守った御社の住宅に感銘を受け、広く普及させたいと考えたからです。

私は人前で話をする経験が少ない一方で、資料の作成や細かな作業は得意です。

サークルでは書記と会計を兼務し、縁の下の力持ちとしてサークル活動が円滑に回るようにサポートしてきました。

私のこれまでの経験や得意なことを活かし、災害に強い住宅の販売促進を営業事務としてアシストしていきたいと、御社を志望しました。

3. 太陽光発電メーカーの営業事務

例文

御社の営業事務を志望したのは、地球温暖化防止や日本で増えている自然災害時の非常電源として太陽光発電の必要性を痛感したからです。

御社では太陽光発電に加えて、発電した電力を蓄積できる蓄電池の販売にも積極的に取り組まれています。

日中だけではなく、夜間でも使える再生可能エネルギーを各家庭や事業所で持つことは台風や地震などの災害が多く、夏場の猛暑など温暖化の影響を受けている日本では大きな役割を担うと考えます。

私の父は不動産会社で営業の仕事をしておりましたが、営業所に帰ってきてから書類を一から作るなど膨大な事務作業があり、帰宅時間がいつも遅くなっていました。

アシスタントが欲しいといった話をよく父から聞いていたので、チーム単位で営業事務職のサポートを用意している御社の体制は、営業職員が働きやすい環境を与え、成果にも結びつきやすいと感じます。

父親の大変な姿を見てきた分、営業事務職として営業職員をサポートすることで、これからの日本の世の中にますます必要な太陽光発電と蓄電池の販売を促進できたらと志望しました。

4. IT企業の営業事務

例文

私は大学で学んだパソコンスキルを活かし、営業担当者のサポートをしながら貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。

大学時代では作業効率を高めるためのパソコンスキル講義を積極的に受けてきたため、特にExcelでは、関数を使いデータや書類をわかりやすくまとめることができます。

教授には作業が早く、まとめる内容もわかりやすいと褒めていただくことが多いため、このような経験は営業事務に従事したいと考える大きなきっかけになりました。

現在はプログラミング言語も勉強しているため、営業事務として業務に従事する際も、積極的に活かしたいと考えています。

作業が効率化すると多くの業務がスムーズに運び、快適に一つひとつの仕事に取り組むことができます。

御社は「効率化による快適な職場環境づくり」をテーマに開発を行っており、私はこの点にも強く賛同しています。

入社させていただいた際は、スムーズに営業担当者のサポートすることで積極的に会社に貢献してまいります。

5. 化粧品販売企業の営業事務

例文

わたしは大学時代の化粧品販売のアルバイト経験を活かし、営業担当者のサポートすることで、お客様の美容のお手伝いができるように尽力していきたいと考えています。

化粧品販売のアルバイトでは、販売のリーダーである社員の方をサポートするかたちで、相談に来られたお客様から簡単なヒアリングを行ったり書類を整理したりしてきました。

私は昔から周りをサポートする役回りが向いていると自負しており、どのようにすれば効率的に社員の方をサポートできるのか考えて行動することには、大きなやりがいを感じました。

実際に社員の方からはサポート力が高いこと、書類整理が的確なことを高く評価していただきました。

御社は事務職を採用するうえで、周りを見て行動できることを重視していると伺っているため、私の経験と長所は大いに活かせる部分だと考えています。

アルバイトの中では美容について学ぶ機会も多かったため、この知識と経験も、営業担当者をサポートする際はお役に立てる部分だと感じています。

入社した際は、その都度必要なサポートを的確に見極め、スムーズなサービス・商品の提供に貢献したいです。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機が思いつかない場合

志望動機とは、「なぜこの会社で働きたいのか」を採用担当者に伝える重要な項目です。

しかし、企業を選ぶための自分なりの基準がブレブレだった場合や自己分析が足りないとなかなか思いつきません。

そのため、視野を広くするために業界の研究をすることやエニアグラムやモチベーショングラフを活用した自己分析で自分をさらに深堀する必要があります。

ここでは、志望動機が思いつかない方のために、企業選びの軸について、自己分析について紹介していきます。

志望動機が思いつかないときの対処法  
  • 企業選びの軸とマッチさせる
  • 自己分析

企業選びの軸とマッチさせる

企業選びの軸とは、企業を選ぶ自分なりの基準のことです。

軸が決まれば、選ぶ企業を絞り込むことができ、入社後のミスマッチが起きる可能性を減らせます。

また、志望動機も書きやすくなるので、しっかり軸を決めるようにしましょう。

ただ、自分だけでやるとどうしても視野が狭くなってしまいます。

軸を決める際は、友人や先輩の軸を参考にすることや業界を分析するとやりやすいです。

視野を広くしてさまざまな視点で軸を定めていくことで、地に足の着いた軸を決められます。

また軸をしっかり決めると、最初はマッチしないと思っていた企業が、実は一番マッチした企業だったということがあります。

給料や見栄などの下心は捨てて、自分に正直になり、自分にマッチした企業はどんな職種なのかを考えてみてください。

具体的な企業選びの軸・企業選びの軸の作り方はこちらの記事を参考にしてください

自己分析

もし企業選びの軸さえも浮かんでこない場合、自己分析が足りていない可能性があります。

そのため、自分の長所や短所などを深堀りする必要があるのです。

深堀りすれば自分のアピールポイントが明確になるので、それを企業選びの軸にして、強

みを活かせる企業選びができます。

自己分析のポイントは、強みだけでなく弱みも深堀りすることです。

強みを最大限に活かした企業選びをするのは当然です。

しかし、実際に仕事をすると、自分が苦手な分野でも対応しなくてはいけない場面が数多くあります。

その時に、自分の弱点を克服しようとする姿勢がないと成長できません。

弱みを深堀りして、それを克服しようと努力できそうな企業も視野に入れると良いと思います。

自己分析のやり方ですが、推奨するのはエニアグラムやモチベーショングラフなど歴史がある分析方法です。

この分析方法は、心理学以外にも、ビジネスや教育、カウンセリングなど、さまざまな分野で活用されています。

より深く専門的に自分を知れる分析ツールなので、ぜひ試してみてください。

自己分析の方法については以下の記事で紹介しています。

【新卒営業事務の志望動機】まとめ

営業事務は一般事務とは位置付けが異なり、営業所や営業部門に配属され、営業職員をサポートする場合や契約手続きに関する事務処理を担う仕事です。

営業職が成果を上げるためのお手伝いや、早期の契約成立の役割を担うことで、営業職のアシストを通じて企業の業績にも貢献できます。

きめ細やかなサポート力はもちろん、営業職の良きサポーターとしてのコミュニケーション力なども求められます。

営業事務は一般事務に比べると採用人数が少ないので、志望動機の作成ポイントを押さえて選考を突破することが必要です。

どうして営業事務を選んだのか、なぜ、その会社の営業事務がいいのかを、志望動機例を参考にしながら検討し、まとめてみましょう。


REASON(理由)
→志望した理由を述べましょう。志望した理由が論理的になっているか注意しましょう。
 例:「理由は〇〇です。」

EXAMPLE(具体例)
→志望するに至った自分の経験を述べましょう。
 実体験があれば、志望動機に説得力を持たせることができます。

POINT(結論)
→伝えたい内容をしっかり伝えるために再び結論を書きましょう。
 また、志望する会社でどのようなことをしていきたいか、どのようなことで貢献できるかなども入れるとよいでしょう。

詳しい志望動機の構成はこちらの記事を確認してください。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の志望動機を書く際の4つのポイント

営業事務での内定獲得を目指し、書類選考を突破するためには、どのような志望動機を書けばいいのでしょうか。

営業事務という志望職種で活躍していくために必要な、志望動機を書く際の4つのポイントをご紹介します。

4つのポイントについて、自分なりにしっかりと考えをまとめ、志望動機を書く際に内容に盛り込んでいくことが大切です。

営業事務の志望動機を書く際のポイント  
  • 営業事務という職種を志望した理由を考える
  • 営業事務に就職した後のキャリアビジョンを明確にする
  • 営業事務として活かせる能力を考える
  • 営業事務として今足りない能力とその能力を補う姿勢を記載する

営業事務という職種を志望した理由を考える

最初になぜ営業事務をしたいのか、自分が志望するに至った動機や理由を考えましょう。

事務職にもさまざまな業種での仕事や事務内容があります。

その中でも、なぜ営業事務を選んだのか、その理由を明確にしなくてはなりません。

また、営業に関わる仕事をしたいと思った理由と、なぜ、営業職ではなく、事務がいいのかも、自分なりにまとめておきましょう。

営業に関する仕事をしたいならば、ダイレクトに言えば、営業職を志望するという選択肢もあるはずです。

ですが、営業職ではなく、そのアシスタント的な営業事務という職種を選んだのはなぜなのか、納得のいく志望理由を持っていることが大切です。

営業事務に就職した後のキャリアビジョンを明確にする

営業事務をはじめ、事務職は基本的には毎日ほぼ変わらないルーティーンワークが多くなります。

一般的な事務職に比べると、顧客対応や営業職員の突然のトラブルに対応するなど、臨機応変な対応や迅速な行動が求められることもありますが、基本はコツコツした事務ワークがメインです。

だからこそ、淡々と業務を遂行するだけでなく、明確なキャリアビジョンを持つことも大切です。

内定を獲得に向けていかに今は意欲が高くても、毎日同じような業務をこなすだけで、満足して長く働いていけるのか、自分なりに検討しましょう。

たとえば、最初は営業所で経験と実績を積み、支社に異動して複数の営業所を統括するポジションに就く、さらに本社に異動して全営業所や支社に関わる事務を行いたいなど、どのような活躍をしていきたいかキャリアビジョンを描きましょう。

具体的なキャリアビジョンの考え方や作り方はこちらの記事を参考にしてください。

営業事務として活かせる能力を考える

単なる一般事務職ではなく、営業事務職を選んだのですから、営業事務としてどんな活躍ができるのか、ご自分の強みや活かせる能力についてアピールしましょう。

これまでの経験を通じて、営業事務に適した能力や性格、ノウハウなどを持ち合わせていることを示すことが大切です。

そのためには、まず、営業事務の仕事について、しっかりと理解しなくてはなりません。

志望する会社の営業事務の特徴も含め、どのような役割があり、どのような仕事を担う人材なのか、よく理解しましょう。

そのうえで、どのような能力を活かすことができるかを考えます。

その能力を示すには、具体的なエピソードを紹介し、実際に能力があることを説明できると説得力が増します。

必要な資格は?

営業事務において活かせる能力を伝える際に、資格を取得していることを伝えるのも効果的です。

というのも営業事務に必ず必要な資格はありませんが、資格を所持していることで他の就活生と差をつけられるからです。

営業事務で活かせる資格としては企業が求める人物像の時に述べたMOSをはじめとして、PowerPointプレゼンテーション技能認定、Excel表計算処理技能認定試験、サービス接遇検定などが挙げられます。

また、これ以外にも学生時代の営業インターン経験なども伝えると魅力的なアピールに繋がるでしょう。

営業事務として今足りない能力とその能力を補う姿勢を記載する

営業事務として活躍するにあたって、不足している能力がある場合は、その能力を補う姿勢について記載すれば、成長意欲のアピールにつながります。

新卒の方にパーフェクトを求めて採用しようと考える企業は、基本的にありません。

既存の営業事務職員を含め、誰しも弱点や足りない部分はあります。

それを補おうと努力する姿勢や、足りない知識や技術を学ぼうとする意欲的な取り組みができる人材が求められるのです。

足りない能力があるから、その会社をあきらめるのではなく、明確なキャリアビジョンを掲げたうえで、自分がなりたい理想の営業職に成長するために努力する姿勢を示していきましょう。

【新卒営業事務の志望動機】営業事務の志望動機例文5選

作成する際のポイントを踏まえ、実際の志望動機例を見ていきましょう。

ポイントはなぜ、その会社の営業事務を志望するのかの理由と、そのきっかけとなった具体的なエピソードで志望理由をよりアピールすること、そして、自分のこれまでの経験や得意なことを仕事に活かせると伝えることです。

構成の仕方や発想をヒントにしながら、自分なりの志望動機を作成してみましょう。

営業事務の志望動機例文 
  • 保険会社の営業事務
  • ハウスメーカーの営業事務
  • 太陽光発電メーカーの営業事務
  • IT企業の営業事務
  • 化粧品販売企業の営業事務

1. 保険会社の営業事務

例文

私が貴社の営業事務職を志望したのは、家族の生活に役立つ保険商品の大切さを伝える営業職のサポートを通じて、保険販売促進を支えたいと考えたからです。

私は中学3年生の時に父親を病気で亡くしましたが、生命保険金のおかげで高校にも大学にも進学することができました。

親を亡くしたショックや悲しみは大きかったですが、家族が前向きに頑張ってこれたのは生命保険を通じて経済的な支えがあったからです。

御社では家族を支える生命保険をはじめ、病気の後遺症や介護が必要になった時の本人や家族の生活を支える保険にも力を入れています。

万が一の生活を経済的に支える御社の商品を普及させる縁の下の力持ちになりたいと思い、営業事務職を志望しました。

私は、資料を作成したり、まとめるのが得意で、作成した書類は必ず見直し、ミスは逃さない性格です。

入社後は、契約のスムーズな成立を助け、1日でも早く生命保険に守られる安心を届けたいです。

2. ハウスメーカーの営業事務

例文

私が御社の営業事務を志望したのは、豪雨災害でも流されずに暮らす人の命を守った御社の住宅に感銘を受け、広く普及させたいと考えたからです。

私は人前で話をする経験が少ない一方で、資料の作成や細かな作業は得意です。

サークルでは書記と会計を兼務し、縁の下の力持ちとしてサークル活動が円滑に回るようにサポートしてきました。

私のこれまでの経験や得意なことを活かし、災害に強い住宅の販売促進を営業事務としてアシストしていきたいと、御社を志望しました。

3. 太陽光発電メーカーの営業事務

例文

御社の営業事務を志望したのは、地球温暖化防止や日本で増えている自然災害時の非常電源として太陽光発電の必要性を痛感したからです。

御社では太陽光発電に加えて、発電した電力を蓄積できる蓄電池の販売にも積極的に取り組まれています。

日中だけではなく、夜間でも使える再生可能エネルギーを各家庭や事業所で持つことは台風や地震などの災害が多く、夏場の猛暑など温暖化の影響を受けている日本では大きな役割を担うと考えます。

私の父は不動産会社で営業の仕事をしておりましたが、営業所に帰ってきてから書類を一から作るなど膨大な事務作業があり、帰宅時間がいつも遅くなっていました。

アシスタントが欲しいといった話をよく父から聞いていたので、チーム単位で営業事務職のサポートを用意している御社の体制は、営業職員が働きやすい環境を与え、成果にも結びつきやすいと感じます。

父親の大変な姿を見てきた分、営業事務職として営業職員をサポートすることで、これからの日本の世の中にますます必要な太陽光発電と蓄電池の販売を促進できたらと志望しました。

4. IT企業の営業事務

例文

私は大学で学んだパソコンスキルを活かし、営業担当者のサポートをしながら貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。

大学時代では作業効率を高めるためのパソコンスキル講義を積極的に受けてきたため、特にExcelでは、関数を使いデータや書類をわかりやすくまとめることができます。

教授には作業が早く、まとめる内容もわかりやすいと褒めていただくことが多いため、このような経験は営業事務に従事したいと考える大きなきっかけになりました。

現在はプログラミング言語も勉強しているため、営業事務として業務に従事する際も、積極的に活かしたいと考えています。

作業が効率化すると多くの業務がスムーズに運び、快適に一つひとつの仕事に取り組むことができます。

御社は「効率化による快適な職場環境づくり」をテーマに開発を行っており、私はこの点にも強く賛同しています。

入社させていただいた際は、スムーズに営業担当者のサポートすることで積極的に会社に貢献してまいります。

5. 化粧品販売企業の営業事務

例文

わたしは大学時代の化粧品販売のアルバイト経験を活かし、営業担当者のサポートすることで、お客様の美容のお手伝いができるように尽力していきたいと考えています。

化粧品販売のアルバイトでは、販売のリーダーである社員の方をサポートするかたちで、相談に来られたお客様から簡単なヒアリングを行ったり書類を整理したりしてきました。

私は昔から周りをサポートする役回りが向いていると自負しており、どのようにすれば効率的に社員の方をサポートできるのか考えて行動することには、大きなやりがいを感じました。

実際に社員の方からはサポート力が高いこと、書類整理が的確なことを高く評価していただきました。

御社は事務職を採用するうえで、周りを見て行動できることを重視していると伺っているため、私の経験と長所は大いに活かせる部分だと考えています。

アルバイトの中では美容について学ぶ機会も多かったため、この知識と経験も、営業担当者をサポートする際はお役に立てる部分だと感じています。

入社した際は、その都度必要なサポートを的確に見極め、スムーズなサービス・商品の提供に貢献したいです。

【新卒営業事務の志望動機】志望動機が思いつかない場合

志望動機とは、「なぜこの会社で働きたいのか」を採用担当者に伝える重要な項目です。

しかし、企業を選ぶための自分なりの基準がブレブレだった場合や自己分析が足りないとなかなか思いつきません。

そのため、視野を広くするために業界の研究をすることやエニアグラムやモチベーショングラフを活用した自己分析で自分をさらに深堀する必要があります。

ここでは、志望動機が思いつかない方のために、企業選びの軸について、自己分析について紹介していきます。

志望動機が思いつかないときの対処法  
  • 企業選びの軸とマッチさせる
  • 自己分析

企業選びの軸とマッチさせる

企業選びの軸とは、企業を選ぶ自分なりの基準のことです。

軸が決まれば、選ぶ企業を絞り込むことができ、入社後のミスマッチが起きる可能性を減らせます。

また、志望動機も書きやすくなるので、しっかり軸を決めるようにしましょう。

ただ、自分だけでやるとどうしても視野が狭くなってしまいます。

軸を決める際は、友人や先輩の軸を参考にすることや業界を分析するとやりやすいです。

視野を広くしてさまざまな視点で軸を定めていくことで、地に足の着いた軸を決められます。

また軸をしっかり決めると、最初はマッチしないと思っていた企業が、実は一番マッチした企業だったということがあります。

給料や見栄などの下心は捨てて、自分に正直になり、自分にマッチした企業はどんな職種なのかを考えてみてください。

具体的な企業選びの軸・企業選びの軸の作り方はこちらの記事を参考にしてください

自己分析

もし企業選びの軸さえも浮かんでこない場合、自己分析が足りていない可能性があります。

そのため、自分の長所や短所などを深堀りする必要があるのです。

深堀りすれば自分のアピールポイントが明確になるので、それを企業選びの軸にして、強

みを活かせる企業選びができます。

自己分析のポイントは、強みだけでなく弱みも深堀りすることです。

強みを最大限に活かした企業選びをするのは当然です。

しかし、実際に仕事をすると、自分が苦手な分野でも対応しなくてはいけない場面が数多くあります。

その時に、自分の弱点を克服しようとする姿勢がないと成長できません。

弱みを深堀りして、それを克服しようと努力できそうな企業も視野に入れると良いと思います。

自己分析のやり方ですが、推奨するのはエニアグラムやモチベーショングラフなど歴史がある分析方法です。

この分析方法は、心理学以外にも、ビジネスや教育、カウンセリングなど、さまざまな分野で活用されています。

より深く専門的に自分を知れる分析ツールなので、ぜひ試してみてください。

自己分析の方法については以下の記事で紹介しています。

【新卒営業事務の志望動機】まとめ

営業事務は一般事務とは位置付けが異なり、営業所や営業部門に配属され、営業職員をサポートする場合や契約手続きに関する事務処理を担う仕事です。

営業職が成果を上げるためのお手伝いや、早期の契約成立の役割を担うことで、営業職のアシストを通じて企業の業績にも貢献できます。

きめ細やかなサポート力はもちろん、営業職の良きサポーターとしてのコミュニケーション力なども求められます。

営業事務は一般事務に比べると採用人数が少ないので、志望動機の作成ポイントを押さえて選考を突破することが必要です。

どうして営業事務を選んだのか、なぜ、その会社の営業事務がいいのかを、志望動機例を参考にしながら検討し、まとめてみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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