多くの面接で、面接官から「あなたの自分の強みを教えてください」と聞かれます。
この質問にスムーズに答えるためには、前もって自分なりの答えを準備しておく必要があります。
面接官の質問意図も踏まえて、ベストな答えを見つけ出しましょう。
- 59個の自分の強み一覧表
- 自分の長所・短所を見つける方法
- 長所・短所をアピールするコツ
- 面接で好印象を与える伝え方
- 自分の強みの例文
- 自分の強みを伝える際の注意点
- 59個の自分の強み一覧表
- 自分の強みがわからない人
- 自分の強みの例から自分の強みを見つけたい人
- 自分の強みを効果的に企業に伝えたい人
- 自分の強みで他の就活生と差別化したい人
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【長所の例一覧】長所・短所を理解する
就活において長所や短所をアピールするには、まず長所や短所の定義を理解しなければなりません。
また、長所と自己PRの違いや、長所・短所が聞かれる理由についてもおさえておきましょう。
長所とは
長所とは「他人から見て優れている能力や特性」を指します。
長所を理解することは、自分が企業にどのように貢献できるかを示すために重要です。
例えば、コミュニケーション能力が高い、リーダーシップがある、問題解決能力に優れているなどが長所として挙げられます。
これらの長所を具体的なエピソードとともに示すことで、採用担当者に自分の価値を伝えましょう。
例えば、チームプレーヤーとしての強みがある場合、チームプロジェクトでの成功経験を挙げ、それがどのように業務に役立つかを説明すると良いです。
短所とは
短所とは「他人と比べて苦手であり、改善が必要と感じる部分」を指します。
就職活動においては短所を自己改善のヒントとして捉えることが大切です。
例えば、自己管理能力が不足している、時間管理が苦手である、ストレス耐性が低いなどの短所が代表的です。
短所を自覚し、改善策を講じて自己成長を図ることが求められます。
就活においては短所を正直に認識し、それを改善するための具体的なプランを示すことが重要です。
例えば、時間管理が苦手な場合はタスク管理ツールを活用して効率的に仕事を進める方法を取り入れるなどの改善策を話しましょう。
小玉 彩華
自分の短所を具体的に把握し、それに対してどのように取り組んでいるかを示すことで、採用担当者に対して前向きな印象を与えられます!
長所と自己PRの違い
長所と自己PRは混同されがちですが、同じ面接で同時に聞かれることもあるため、違いを理解しておきましょう。
長所が個人の性格やスキルを指すのに対し、自己PRは強みや経験を基に自分の価値を企業にアピールすることです。
具体的には、長所は自分自身の持つ優れた特性や能力を示すものであり、例えば「問題解決能力が高い」や「リーダーシップがある」といったものが挙げられます。
一方で、自己PRはこれらの長所を活かして具体的な成果や経験を企業に伝える行為です。
自己PRでは自分の長所をどのように活かして成果を挙げたか、具体的なエピソードとともに述べることが重要です。
例えば、「リーダーシップを発揮してチームプロジェクトを成功に導いた」と自己PRに盛り込むことで、企業に対して自分がどのように貢献できるかを具体的に示せます。
企業に長所を聞かれる理由
企業が就活生に長所を聞く理由は、就活生がどのように貢献できるかを見極めるためです。
企業は就活生の持つ特性やスキルが自社の業務や組織にどのように役立つかを知りたいと考えています。
例えば、チームワークを重視する企業であれば協調性やコミュニケーション能力が重要視されます。
長所を明確にすることで、応募者が自分の強みを理解し、それを活かしてどのように企業に貢献できるかを示すことが重要です。
例えば、問題解決能力が高い場合、その能力を活かして過去にどのような問題を解決し、どのような成果を挙げたかを具体的に説明することを心がけましょう。
企業に短所を聞かれる理由
企業に短所を聞かれる理由は、就活生が自分の弱点を正直に認識し、それに対してどのように取り組んでいるかを見極めるためです。
企業は就活生がが自己改善の意識を持っているかどうかを確認し、信頼性のある人物かどうかを判断したいと考えています。
例えば、時間管理が苦手であることを理解しており、タスク管理ツールを使用して改善しようとしている場合、企業はその姿勢を高く評価するでしょう。
短所を正直に伝え、改善のための具体的なアクションを示せばあなたの誠実さや成長意欲が伝わるはずです。
面接対策はできていますか?不安で対策をしておきたい方は模擬面接をしておきましょう
【自分の強み例一覧】自分の強み一覧表59選
ここでは自分の強みの回答例の一覧を載せています。
例がカテゴリーごとに、計59個ありますので、あなたの自分の強みを探す際に役立ててください。
1.「~力」とつく自分の強み
- 行動力
- 持続力
- 実行力
- 集中力
- 問題解決能力
- 忍耐力
- 傾聴力
- 発信力
- 継続力
- コミュ力
- 創造力
- 適応力
- 情報収集能力
- 分析力
- 自己管理能力
- 交渉力
- 働きかける力
- 決断力
2.性格を表す自分の強み
性格
- チャレンジ精神
- 負けず嫌い
- 向上心
- 責任感
- 努力家
- 素直
- 柔軟性
- 好奇心旺盛
- 真面目
- 堅実
- 愛嬌がある
- 納得行くまで考える
- 芯が強い
- 周りに流されない
- 細かいことにとらわれない
- 社交性
- 規律性
- 協調性
- 気配り
- 根気強い
- 効率重視
- 献身的
- 前向き
- 几帳面
- 現実的
- 感情表現が豊か
- 逆境に強い
- 裏表がない
- 謙虚
- 冷静
- 先見性
3.能力を表す自分の強み
能力
- 計画性
- 人の意見を受け止められる
- 論理的思考
- リーダーシップ
- サポートが得意
- 分析力がある
4.「~意欲」とつく自分の強み
- 学習意欲
- 成長意欲
- 挑戦意欲
- 成功意欲
【長所の例一覧】自分の短所一覧表48選
自分の弱みを知ることは、人生においても就活においても非常に重要です。
なぜなら自分をより深く理解することで自己認識が高まり、自分の行動や感情を把握することができるからです。
そして就活においても面接での自己PRがより具体的で信頼性のあるものになります。
こちらの記事は短所48選とそれそれ長所への言い換えも載せています。
よく見られている記事ですのでぜひ参考にしてみてください。
【長所の例一覧】自分の長所を見つける方法
続いて、自分の長所を見つける方法について紹介します。
なかなか自分の長所が見つからず、ESや面接でどのようにアピールすれば良いか悩んでいる人は参考にしてみてください。
自己分析をしてみる
自己分析をしてみることは、自分の長所を見つけるための最も重要な方法の1つです。
自分の過去の経験や行動を振り返り、自分がどのような状況で力を発揮したか思い出してみましょう。
学生時代にどのような活動に一番熱中し、その活動を通じてどのような成果を挙げたかを考えることがおすすめです。
また、具体的なエピソードを振り返ることも重要です。
何をしているときが一番楽しかったのか、自分が何を達成した時に喜びを感じたのかを思い出してみましょう。
例えば、部活動でリーダーシップを発揮してチームを優勝に導いた経験や、アルバイトで接客スキルを磨き、顧客満足度を向上させた経験など、自分が成功を収めた具体的な場面を振り返ることで、自分の長所を見つける手がかりとなります。
他己分析をする
自己分析だけでなく、他己分析をすることも自分の長所を見つけるためにおすすめな方法の1つです。
「他己分析」とは文字通り、他の人から自分について意見を聞き、フィードバックをもとに自分の強みや特徴を見つけることです。
友人や先輩、同僚、家族など、身近な人々に自分のことを聞いてみることで、自分では気づかなかった長所を発見できるかもしれません。
他己分析を通じて得たフィードバックは、自己分析の結果と照らし合わせることも重要です。
自己分析と他己分析において共通している部分は、特に自信を持って就活でもアピールできます。
診断ツールを利用する
診断ツールを利用することも自分の長所を見つけるために便利かつ最も客観的に分析できる方法の1つです。
様々な質問を通して個人の性格やスキルや特性を評価し、結果を提供してくれるため、活用しましょう。
確かにツールなので相手は人間ではありませんが、それでも質問などに答えることで十分にあなたのことを客観的に分析して答えてくれます。
むしろ対人間ではないため、より客観的な意見が得られるといえるでしょう。
【長所の例一覧】自分の短所を見つける方法
以下の3つの方法をうまく活用すれば客観的に自分の短所を発見できるため、面接でも答えやすくなります。
ぜひ以下の3つの方法を利用して、スムーズに自分の短所を見つけてください。
自己分析
長所を見つける場合と同様、短所を見つける際にも自己分析をすることをおすすめします。
自分の行動や感情を深く掘り下げ、どのような状況でうまくいかなかったか、例えば日常生活において直面した困難な状況や失敗した経験を振り返ることで自分の弱点をあぶり出せます。
これにより、自分が何が苦手であるかを発見した上で、どのように対策すればいいのかについても整理できるでしょう。
他己分析
他己分析も、自分の長所を見つける時と同様に取り組むことをおすすめします。
家族や友人など他人に分析してもらい、自分が改善してまだまだ成長できそうな部分を確認しましょう。
身近な人は日常生活や仕事でのあなたの行動や態度をよく観察しているため、客観的な視点からあなたの弱点を指摘してくれます。
家族や友人に自分の行動や態度について率直なフィードバックを求めれば自己認識の範囲を広げることもできるでしょう。
「自分が改善すべき点は何か」「自分が成長するために取り組むべき課題は何か」など、具体的な質問を投げかけ、フィードバックをもらいましょう。
長所から探してみる
長所と短所は表裏一体であるため、一旦長所を考えてから短所を整理することもおすすめです。
例えば「細かい作業に集中できる」という長所は、「全体を見渡すことが苦手」という短所にもなりえます。
このように、自分の長所を見つけた後、その長所がどのようにマイナスに働くか考えることで自分の短所をスムーズに発見できます。
まず自分の長所を箇条書きなどでリストアップしておき、それがどのような状況で役立つかを考えましょう。
そしてその後、長所が過度に発揮されてしまった場面や特定の状況でどのような問題になるのかを分析することをおすすめします。
約50問の質問から徹底分析!あなたの長所と一貫した短所を知りたい方はこちら
【長所の例一覧】長所・短所をアピールするコツ
続いて、長所や短所について聞かれた際にうまくアピールする際のコツについて紹介します。
特に、短所について話す際はマイナスな印象を与えないように心掛けることが大切です。
結論から話す
これは長所や短所をアピールする際に限ったことではありませんが、必ず結論ファーストで話すようにしましょう。
結論から話すことで要点がスムーズに伝わりやすく、仕事ができる人物である印象も与えられます。
「私の長所はリーダーシップです」「私の短所は集中しすぎるがあまり、周りが見えないことです」など、簡潔に話しましょう。
相手がその後の話を聞く際に何に注目すべきかが明確になり、結論を念頭において話を聞いてくれます。
また、面接官も深掘りしたいポイントについてピンポイントで質問しやすくなり、さらにコミュニケーションがうまく進むでしょう。
具体的なエピソードを交える
結論について話したら、続いて具体的なエピソードを交えるようにしましょう。
自分の長所や短所がどのような場面で発揮されたのかについて話すことが重要です。
例えば、リーダーシップをアピールするなら、チームプロジェクトでリーダーとしてプロジェクトを成功に導いた経験などを話すと良いでしょう。
短所で「優柔不断さ」を説明するなら「優秀な2つの意見のいずれかを採用することが難しく、締め切り直前まで時間がかかってしまった」などと、同様に具体的に話すことが良いです。
これにより、相手があなたの長所や短所について具体的にイメージできるようになります。
入社後に活かせる長所を伝える
入社後に活かせる長所について説明することも非常に重要なポイントの1つです。
企業の採用担当者は就職した後に活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、「ただ長所についてアピールして、終わり」では物足りません。
その長所がどのように企業の役に立つのかまで、わかりやすく説明する必要があります。
この話をする際は可能な限り企業研究をしっかりと行い、その内容をもとに話すことをおすすめします。
しっかりと企業研究をしていることが伝わると、モチベーションの高さも伝わりやすくなるでしょう。
企業ごとに伝え方を変える
企業ごとに求める人物像は異なるため、伝え方を変えることも重要です。
結論としては同じ長所や短所について話していたとしても、言い方1つで伝わり方が変わります。
例えば「優柔不断」という短所は「決断が遅い」という言い換えもできますし、「問題解決能力」という長所を「問題を発見する能力」と言い換えることも可能です。
企業がどのような人物に対してマイナスな印象を覚え、どのような人物を採用したいと考えるのか、分析した上で伝えることが重要です。
これにより自分が少しでも企業の求めている人物像に近いことをアピールしやすくなります。
【長所の例一覧】面接で好印象を与える伝え方
続いて、面接において好印象を与えるような長所や短所の伝え方を3つ紹介します。
以下の3点を意識した上で面接に取り組むことでより良い印象を与え、内定に近づけるはずです。
バランスよく伝える
長所と短所について同時に聞かれる可能性もあります。
まず長所、その後に短所について聞かれるだけでなく、同時に聞かれる場合もあるのです。
このような場合、それぞれのバランスを保って答えることが重要です。
アピールしたいがあまり、長所の話が9割、短所の話が1割などバランスが悪いと質問に対しての的確な答えとなりません。
可能な限り50%ずつの時間配分を心がけ、バランスよく話すことが重要です。
自分の長所と短所を可能な限り同じ配分で話すことを心がけましょう。
笑顔でハキハキと話す
笑顔でハキハキと話すことも、面接で好印象を与えるための基本的かつ重要なポイントです。
どれほど優れたスキルや経験を持っていても、暗い表情やボソボソした話し方では面接官に対して自信なさげで消極的な印象を与えてしまいます。
逆に明るい笑顔とハキハキとした話し方は面接官にポジティブな印象を与え、自分自身に対する自信と前向きな姿勢を示すことができます。
笑顔を意識することで、自然とリラックスした雰囲気を作り出すことも可能です。
面接官とのコミュニケーションを円滑に行い、良好な関係を築くことを心がけましょう。
柔軟性を意識する
柔軟性を意識することも長所や短所について説明する際に意識しなければならないポイントです。
面接では準備していない質問や予期せぬ状況に直面することもよくあります。
このような場合、柔軟に対応できる能力を示すことが求められます。
予期しない質問が飛んできた場合でも、落ち着いて対応することが重要です。
慌てずに質問の意図を理解し、自分の経験やスキルをもとにした回答を冷静に述べることで、面接官に対して冷静で柔軟な対応力を示せます。
また、わからないことなら、正直に「その点について詳しく存じ上げておりませんが、これから調べて理解を深めたいと思います。」といった前向きな姿勢を示すことも効果的です。
無理に取り繕って、苦し紛れの回答をする必要はないのです。
事前に自分の面接力を知り、ポイントを押さえて対策したい方はこちら
【長所の例一覧】職種別!どんな自分の強みが響く?
ここからは企業別に良い印象を与えられる自分の強みについて詳しく紹介していきます。
それぞれの職業別に、どのような自分の強みをアピールすれば良い印象を与えられるのかについて詳しく紹介していきます。
企業に良い印象を与えるためには、職種別にどのような自分の強みをアピールすれば良いのかについて考えることも重要です。
それぞれの職業に分けて、魅力をアピールできる自分の強みについて紹介していくので、是非参考にしてみてください。
- 営業職
- 接客業
- 事務職
- 企画職
- 専門職
1.営業職
営業職は商品やサービスを分かりやすく伝える説明力が非常に重要であるとされています。
よって、自分が説明が得意であることを積極的にアピールすると良いでしょう。
また、お客様に細かくヒアリングを行い、信頼してもらうことも重要なので、傾聴力などについても積極的にアピールすることができるでしょう。
コミュニケーション能力や信頼関係を築く力が評価される傾向にあるので、これまであなたが信頼関係を築いてきた経験などについて話すことができれば、より良い印象を与えることができるはずです。
2.接客業
接客業においては、商品やサービスだけでなく、自分の対応がお客様が購入する決定打になるということを忘れてはいけません。
よって、商品のサービスのわかりやすい説明ができる説明力はもちろんのこと、お客様の要望を聞いたり、寄り添ったりする丁寧な姿勢が求められるので、傾聴力なども求められるといえます。
また、イレギュラーな場面に対応する対応力や臨機応変さなども高く評価される傾向にあるので、これまで不測の事態に対応した経験などについてアピールすることができれば良いでしょう。
3.事務職
事務職はさまざまな事業部の人と関わるため、コミュニケーション能力が不可欠であると言えます。
これまであなたが多くの人々と関わり、まとめてきた経験や円滑にコミュニケーションを図ってきた経験があるならば、積極的にアピールすることがしていくことをおすすめします。
また、効率よく業務を行ったり、期限内に仕事をこなしたりする計画性なども求められていると言えます。
そして何より事務職において重要なのは、正確に仕事をこなすことです。
よって、慎重さや丁寧に業務をこなすことについて積極的にアピールすることができると良いでしょう。
4.企画職
企画職においては、データを客観的に見る力や結果に対して「なぜこのような結果になったのか」という深掘りをする力が求められるので、論理的思考力などについて積極的にアピールすることができれば良い印象を与えられるでしょう。
また、地道な作業も非常に多い職業の一つなので、粘り強さや継続力なども強く評価される傾向にあります。
さらに、トレンドを掴む情報収集力などについても高く評価される傾向にあるので、自信のある方は積極的にアピールしたいところです。
5.専門職
専門職においてはスペシャリストとして一つのことに打ち込む姿勢が求められるので、粘り強さや継続力といった自分の強みが評価されやすい傾向にあります。
あなたがこれまで継続力や粘り強さを発揮して何かを成し遂げたエピソードがあるならば、それに関して自己PRなどで積極的にアピールしても良いでしょう。
また、日々勉強し続ける姿勢も評価されるので、常に自分が興味のあることに対して勉強を続け、知識をアップデートし続けるという姿勢があるならば、積極的にアピールするのも良いでしょう。
自分の強み以外にも弱みや性格、おすすめの就活軸などを知りたい方はこちら
【長所の例一覧】自分の強みの例文一覧
ここからは、アピールする自分の強みに応じて作成した例文を紹介していきます。
あなたがアピールしたいと思っている自分の強みについてはもちろんのこと、それ以外にも時間があれば目を通し、どのような点を重視して文章を作成すれば良いのかについても確認してみてください。
例文1:行動力
行動力がある人は物事を自分事として捉え、積極的に行動できます。
口で言っているだけでなく、実際に自分から動いた結果、良い成果を得られたエピソードを伝えましょう。
私の強みは行動力です。
この点について、高校時代にバレーボール部でプレイヤーとして経験したエピソードをお話しします。
私たちのチームは練習のスケジュール変更や公式戦の連敗など、問題に直面しました。
中にはモチベーションが下がり、練習にこなくなるメンバーもいました。
そこで私は前向きな姿勢を保つことを心がけました。
チームメイトとのコミュニケーションを密にし、意欲を失ったメンバーが再びモチベーションを取り戻せるよう、一緒に練習を積むなど、積極的に行動しました。
これによりチーム全体の士気を高め、団結力を強化することにも繋がりました。
その結果、私たちのチームは団結し、ついには県大会で優勝することができました。
この経験から、私は自ら行動を起こし、チームの目標達成に貢献する力があることを学びました。
困難な状況でも諦めず、常に前進しようとするこの行動力こそが、私の最大の強みだと自負しています。
この行動力を今後の仕事にも活かし、チームの一員として貴社の目標達成に貢献していきたいと考えています。
例文2:継続力
入社後、長く働き続けてくれる人材は現代の企業において貴重な存在です。
課題があっても簡単に逃げ出さず、コツコツとチャレンジし続けたことで成果を出したエピソードをまとめてみましょう。
私の強みは継続力です。
大学入学と同時に、毎朝ジョギングをすることを自分自身に課した目標が、その一例です。
疲れが残ってる、または天気が悪い時には「今日は休んでもいいかな」と思うこともありました。
しかし、「一度自分で決めたことだから」と自分を鼓舞し、誘惑に打ち勝ち、毎朝のジョギングを欠かしませんでした。
また、台風など、どうしても外に出ることが難しい時には、家で筋トレや有酸素運動を行いました。
この習慣を始めてから今日まで、一度も休むことなく続けることができています。
結果として体力がつき、風邪を引くこともなくなりました。
この経験から、自分を裏切らないこと、つまり一度決めたことを最後までやり遂げることの重要性を深く理解しました。
この継続力は、仕事においても非常に重要な資質だと考えています。
プロジェクトが長期にわたる場合や予期せぬ困難が生じたときでも、私は決めた目標に向かってコツコツと努力を続け、最終的には成果を出すことができます。
この強みを活かして、貴社の一員としても貢献していきたいと考えています。
例文3:リーダーシップ
リーダーシップがある人は率先して人前に立ち、積極的に物事に取り組むことができるのと同時に、周りへのフォローも忘れません。
自分が統括する立場でありながら、周りの協力を得て物事を達成できたエピソードを伝えられると良いでしょう。
私の強みはリーダーシップです。
特にこの能力を発揮したのは、大学時代にサークルの幹部を務めた際です。
私はメンバーと協力して多くのイベントの企画や実行を手掛けました。
しかし、活動の中で意見が割れるなど、予想外の状況に直面し、メンバー同士の関係が悪化し、イベント準備の進行に遅れが生じることもありました。
私はメンバー間の認識のズレやモチベーションの低下が原因だと考えました。
そこで、メンバー一人ひとりとしっかりと話し合い、各々の意見を聞き出し、全員が納得できる妥協案を考え出しました。
また、共通の目標に向かって進むために、目標を再確認し、チーム全体のモチベーションを高めることに注力しました。
その結果、メンバー間の結束力が高まり、イベントを成功させることができました。
この経験から、目標達成への道のりにおいては、単に指示を出すだけではなく、メンバー一人ひとりのモチベーションを高め、チーム全体を引っ張っていくことの重要性を学びました。
今後もこのリーダーシップを活かし、チームプレーヤーとして活動する中でメンバーとのコミュニケーションを大切にし、共に目標達成に向かって進んでいきたいと考えています。
例文4:チャレンジ精神
チャレンジ精神は非常に重要ですが、方向を間違うとなんでも新しいことをやってみるだけの人になってしまうので、成果を得るために事前に計画し、結果分析を行える資質もアピールしましょう。
私の最大の強みはチャレンジ精神です。
この点を具体的に示すエピソードとして、大学でのサッカー部活動が挙げられます。
高校時代、エースとして活躍していた私ですが、大学では周囲のレベルが非常に高く、最初はなかなかメンバーに選ばれることができませんでした。
そこで私はただ練習に行くだけでなく、トレーニングの見直しや食事管理の徹底など、様々な改善策を自ら考え、実行に移しました。
また、コーチや先輩、同期にアドバイスを求めるなど、周りの人々とも積極的にコミュニケーションを取りながら、自己改善に励みました。
その結果、2年生の後期にはようやくAチームに選ばれるようになりました。
この経験を通じて、困難に直面してもめげずに、自分で考え、挑戦し続けることの大切さを学びました。
また、一つの目標に向かって努力を続けることで、確実に成長し、結果を出すことができるという自信も得ることができました。
このチャレンジ精神は、仕事においても大いに役立つと確信しています。
仕事で行き詰まったときや、新しいプロジェクトに取り組む際にも、決して諦めることなく、柔軟に思考し、積極的に行動を起こしていきたいと思います。
例文5:計画性
スケジュールの順守は企業にとって非常に重要な課題なので、いかに計画性を持って行動できるかはとても有効なアピールになります。
事前に段取りを組み、臨機応変な対応もできたことで締め切りが守れたエピソードを伝えましょう。
私の強みは高い計画性です。
これを示すエピソードとして、TOEICの勉強が挙げられます。
700点以上を目指して勉強を開始したものの、大学受験以来、英語から離れていたため、想像以上に英語力が落ちていることに気づきました。
そこで私はまず情報収集から始めました。
ネットや知人から効果的な勉強方法についてアドバイスを得て、それを基に自分なりの勉強プランを作成しました。
大まかな月ごとの目標を設定し、それを達成するために週ごと、さらには日ごとのタスクをリスト化しました。
これにより、毎日何をすべきかが明確になり、効率的かつ学習を進めることができました。
半年後には、目標としていたTOEIC700点を達成することができました。
この経験から、どんなに困難な状況でも、計画的に物事に取り組むことで目標を達成できるということを学びました。
プロジェクトを管理する際や、期限内に成果を出す必要がある場合には、計画的にタスクを進めていく力が求められます。
私はこの自分の強みを活かして、貴社での仕事に取り組み、チームやプロジェクトの成功に貢献していきたいと考えています。
例文6:負けず嫌い
負けず嫌いを自分の強みとしてアピールするには、「失敗すると我慢できない」ということではなく、失敗をバネに成功を導く能力があることをアピールする必要があります。
「目標を達成することができず悔しい思いをしたので、次の機会までに改善し、達成した」といったエピソードが良いでしょう。
私の強みは負けず嫌いな性格です。
これを具体的に示すエピソードとして、高校時代の定期テストの成績が挙げられます。
高校受験時、志望校に合格できず、悔しい思いをしました。
高校では「もう二度と同じ後悔をしたくない」という強い思いから、毎日少なくとも三時間以上を勉強に費やしました。
その結果、定期テストでは毎回全教科で上位10位以内の成績を維持することができ、さらに大学受験では第一志望校に合格しました。
この経験から、私は自分の弱点や失敗を素直に受け入れ、それを次へのステップとして利用する力を身につけました。
また、目標達成のためには諦めずに努力を続けることの重要性を深く理解しています。
この負けず嫌いな性格は、困難な課題に直面した際にも、私を前進させ続ける原動力となります。
仕事においても、この性格を生かして、どんなに難しい目標であっても、最後まであきらめずに取り組み、成果を出すことができると確信しています。
例文7:責任感
責任感について話す場合は、「やって当たり前のこと」ではなく自責思考や当事者意識の高さをアピールすることが重要です。
私の強みは自責思考です。
飲食店でアルバイトをしていた時、バイトリーダーとしてシフト管理の責任を担っていました。
しかし、最初のうちはシフトの作成に苦労し、スタッフからの不満の声もありました。
私はシフトを期限内に提出しないスタッフが問題だと考えていましたが、問題解決にあたり「もしかしたら原因は私にあるのではないか」と自問自答しました。
そこで、スタッフ一人ひとりとコミュニケーションを取り、彼らの悩みを聞き出しました。
その結果、シフトを提出しづらい原因が、他の人のシフトが見えないため、どの時間帯が自分にとって働きやすい時間か分からないという点にあることが判明しました。
そこで私はスタッフがお互いの提出したシフトの時間を確認できるようなシステムを導入しました。
これにより全員が期限内にシフトを提出し、スタッフ間のコミュニケーションも改善されました。
結果、スタッフから感謝され、店舗運営もスムーズになりました。
この経験から、問題が生じた際にはまず自分の行動や思考に原因がないかを振り返ることの重要性を学びました。
この自責思考を武器に、今後の仕事でも積極的に課題に立ち向かっていきたいと思います。
例文8:集中力
集中力は仕事にとって大事な要素ですが、具体的にどんな強みなのかを定義して語る必要があります。
どうやって集中力を身に付けたかに要点を絞ると、具体性が増して説得力が生まれるでしょう。
私の強みは集中力です。
この自分の強みを具体的に示すエピソードは大学2年生の夏に行ったスペイン留学です。
第二外国語としてスペイン語を専攻していた私は、仕事でも活用できるレベルを目指し、留学を決意しましたが、出発前に基礎がまだ固まっていないことに気付きました。
留学を有意義なものにするため、そして言語の壁に直面したときに困らないように、私は毎日4時間学習に費やしました。
疲れて集中力が散漫になりがちな日もありましたが、なんとか計画を毎日実行し続けることができました。
その結果、留学先での言語によるコミュニケーションの障壁はほとんどありませんでした。
この経験を通じて、困難な状況でも効率的に集中できる自分の能力に気づきました。
特に、高度な集中を要するプロジェクトや締め切りが迫っているタスクにおいてこの能力を活かし、効率良く成果を出し、貴社の成長に貢献していきたいと考えています。
例文9:素直
素直な人は人の指摘を謙虚に受け入れることができるため、成長速度が早いです。
しかし、抽象的な言葉であり、結果にどう結びつくのか想像しにくいため、具体的で根拠のあるエピソードを話す事が重要と言えるでしょう。
私の強みは素直さです。
この性格が特に発揮されたのは、塾講師としてアルバイトをしていた時の経験です。
当初はなかなか成果が出ず、塾長から指導方法について指摘を受けました。
もともと家庭教師の経験もあり、自分なりの指導方法には自信を持っていたのですが、生徒の成績を上げることができない現状と、塾長の豊富な経験と知識を考えると、私のやり方に問題があることを認めざるを得ませんでした。
そこで私は塾長の指摘を素直に受け入れ、指導方法を一から見直しました。
指導法を改善した結果、生徒からの反応は明らかに良くなり、それが成績向上につながりました。
この経験から、自分の意見や方法に固執せず、他者の意見を素直に受け入れて反映させることの大切さを学びました。
この素直さは、将来の職場でも大きな強みになると確信しています。
どのようなフィードバックも受け入れ、常に自己改善に励むことで、チームやプロジェクトに貢献していきたいと考えています。
例文10:周りを見て行動できる
どんな仕事も一人の力では納められません。
そこで、職場では協調性を持って働くことが大切です。
自分の行動がどのように集団に影響を与えたのかを伝える文章を心がけましょう。
私の自分の強みは周りをよく見て行動できる点にあります。
この自分の強みが特に役立ったのは、大学でのグループプロジェクトでリーダーを務めた際の経験です。
当初はメンバー間の意見の衝突が人間関係の悪化を招き、プロジェクト進行に支障をきたすこともありました。
そこで私はまず意見が適切に伝わっていないこと、つまりコミュニケーションのズレが原因であると考えました。
メンバー一人ひとりと対話を重ね、それぞれの意見や提案を尊重する姿勢を示しました。
また、メンバーの強みや特技を観察しながら把握し、適切な役割を与えることでチームワークを促進しました。
このアプローチの結果、メンバー間の信頼関係が再構築され、プロジェクトは見事成功を収めることができました。
この経験から、表面的な意見の違いだけでなく、メンバー一人ひとりの背後にある想いやニーズを理解し、それに基づいて行動することの重要性を学びました。
協調性を発揮し、チーム全員の力を引き出すことで、貴社でもチームの一員として、またリーダーとして貢献していきたいと考えています。
【長所の例一覧】自分の強み・長所を伝える際の注意点
続いて自分の強みや長所を伝える際に気をつけなければならないポイントについても紹介します。
以下の4点を意識した上でマイナスな印象を与えないように心がけましょう。
仕事に関係のない話はしない
いくら自分の能力や性格の良さに自信があったとしても、仕事に関係ない話をすることはご法度です。
面接官はあなたが入社した後に活躍できる人物かどうかを判断しようとしているため、仕事に関係ない話をされても困惑してしまいます。
もちろん「プライベートについて」という前置きがついた上で聞かれていれば問題ありませんが、基本的に仕事に関係ない話はしないようにしましょう。
仕事に直接関係する経験やスキルをもとにした長所をアピールし、入社した後に活躍できる人物であることを強くアピールすることが重要です。
伝える長所は1つに絞る
自己分析を行った結果、自分の長所が複数見つかり、すべてアピールしたいと思っている人も多いでしょう。
しかし、時間は限られているため伝える長所は1つに絞ることをおすすめします。
もちろん、かなり長時間、回答の時間を用意してくれている場合は複数話しても良いですが、基本的には1つに絞って具体的なエピソードなどを交えながら話すことをおすすめします。
「あれも、これも」と欲張ってしまうと一つひとつのエピソードや説明に割く時間が短くなってしまい、あなたがどのような人物であるのかが伝わりにくくなってしまうでしょう。
長所と短所で一貫性を持たせる
長所と短所で一貫性を持たせることも、面接での自己PRにおいて非常に重要なポイントです。
長所と短所が矛盾していると信頼を損なってしまう可能性があります。
例えば「私は非常に慎重で、細部にこだわる性格です」という長所を挙げた場合は短所として「そのため決断が遅れることがある」と関連した短所点を述べることが重要です。
反対に「細部にこだわる性格」をアピールした後に短所を「大雑把」と述べてしまうと、どちらかが嘘であると思われてしまい、大きくマイナスな印象を与えてしまいます。
必ず長所と短所、自己PR、志望動機など他の質問と矛盾がないか確認した上で答えることを心がけましょう。
社会人として当然のことをアピールしない
いくら自分の中では長所だと思っていたとしても、社会人として当然のことと世間から判断されるようなことをアピールしないことが大切です。
例えば「自分は絶対に遅刻しません」などとアピールしても、社会人として当然のことと判断されてしまうため、マイナスな印象を与えてしまいます。
誰でもできるようなことではなく、全ての人には当てはまらないような、自分オリジナルの、そして企業にとって魅力的であると感じられるような長所をアピールすることが重要です。
したがって、一度長所のアピールの下書きが完成した際は他の人に読んでもらうことをおすすめします。
【長所の例一覧】まとめ
今回は就活において長所をアピールする際のポイントや長所を見つけるための方法だけでなく、短所についても焦点を当てて紹介しました。
就活においては長所について聞かれる際、短所についても聞かれると思っておいた方が良いです。
長所と短所それぞれに一貫性を持たせて誠実さをアピールしつつ、企業にとって魅力的な人材であることをアピールしましょう。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
自分の長所を企業のニーズと結びつけてアピールすることで、企業研究をしっかり行ってきたこと、そして企業に貢献できる人物であることをアピールできます!