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はじめに
希望していた企業の選考に落ちてしまうと、ショックを受けてなかなか前向きな気持ちになれないですよね。チャンスさえあれば、もっとしっかりと自己PR出来るかもしれないと諦めきれない気持ちを抱える人もいるのではないでしょうか。
実は、選考に1回落ちても、また選考を受けるチャンスが巡ってくる場合があります。
今回は、通常選考に落ちた場合と早期選考に落ちた場合に分けてもう一度選考を受けることができるのかを解説していきます。
そのあと、もう一度選考を受ける場合に見直すべきポイントなどを解説していきます。
通常選考に落ちた場合
就活では採用者を決めるための選考が行われます。
このとき通常選考とは主に書類や筆記テスト、面接などで企業が採用者を選ぶ最も一般的な選考のことを言います。
通常選考に落ちてしまった方は必ず見ておきましょう。
通常選考で落ちた場合は秋くらいに再選考がある会社がある
1回選考に落ちてしまっても、意外ともう一度選考を受けられるケースもあります。会社によっては、採用活動を行っている期間が長く、春だけでなく、秋に再選考を行う場合もあるのです。その際に春の選考で落ちてしまっても、再び選考に参加することは可能です。
一度落ちた会社に再び参加するのは、マナー違反のように感じてしまい、躊躇してしまう人もいますが、再応募することは別に禁止事項ではありません。
応募要項を要確認!受けられない可能性もある
企業によっては、応募要項に参加を制限する記載がある場合があります。過去3年以内に選考を受けて不採用通知を受けた人は、応募が出来ないこともあるので、再応募する前に良く応募要項を確認してみましょう。
採用担当者によっては書類で通さないかも
また、再応募が可能な場合でも採用担当者によっては、書類選考で通らない可能性もあります。新卒の選考から1回落ちた状態で採用になるためには、前回の印象を覆す必要があると考えて置いた方が良いでしょう。
書類選考のエントリーシートも同じままでは、再応募の意味がありません。しっかりと細かい部分まで見直して、前回の選考結果を踏まえた上で、担当者へ熱意をアピールすることが大切です。
早期選考に落ちた場合
早期選考とはインターンや説明会の参加から別ルートによって通常選考よりも先に実施される選考のことをいいます。
早期選考は主に三月以前に実施されます。
落ちてしまった選考が早期選考の場合は通常選考とは少し異なります。
早期選考に落ちてしまった方は必ず見ておきましょう。
早期選考に落ちた会社をもう一度受けることは難しい
早期選考の場合は通常選考で落ちた時よりも、もう一度受けることが難しいとされています。
というのも早期選考を実施している企業は志願者が多い大手企業の場合が多く、選考を効率的に行うために早期選考で落とした人が本選考を受けたところで変わらないと判断し、受けさせない場合があるからです。
応募要項を要確認する
もう一度受けることが難しいとはいっても早期選考で落ちた人でももう一度選考を受けられる場合があります。
その場合は基本的に早期選考の申込時に本選考にも参加できる旨が記載されています。
万が一参加できないと記載されていない場合は電話やメールで問い合わせるようにしましょう。
どちらにせよ通常選考で落ちた時と同じように応募要項を必ず確認することが大切です。
早期選考に落ちる確率
早期選考に落ちる確率はどのくらいなのか気になる人も多いと思います。
そもそも早期選考を受けられる人は企業によって優秀と判断された人に限定されます。
そのため本選考よりも受ける人数が少なく、選考者全員に内定を出すこともあるため落ちる確率は低いとされます。
一方で確率が0%ではない理由として、周りの就活生のレベルが高く、差がつきやすいため、減点ポイントが大きく反映してしまうという点が挙げられます。
そのためもし落ちてしまったという方は、以下で述べる「選考に落ちた人が見直すべきポイント」にしっかり目を通しておきましょう。
選考に落ちた人が見直すべきポイント
一度採用に落ちてしまったということは、何らかの原因が自分にあったと思うことが大切です。
担当者は、再応募してきた人に対して同じ内容で落とすことになるだろうと予測しています。印象を変えるためには、書類選考の段階で前回とは明らかな違いを見せなければ、選考を通過できません。
落ちた理由を振り返るということは、感情的に自分を責めるのではなく、客観的に自分を見直すという作業が大切です。落ち込みたくなる気持ちを抑えて、まずは履歴書から確認をしていきましょう。
選考準備編
まずは早期選考が始まる前の準備の段階を見直していきましょう。
自己分析
早期選考に関わらず、就活において自己分析は非常に大切なポイントです。
自己分析ができていることで自分の強みが明確になり、自己PRや面接で大きく役に立ちます。
そもそも志望する企業と自分自身がマッチしていたのかや自己PRや面接で説得力のある回答ができたのかなどを見直しましょう。
企業調べ
早期選考において周りの就活生のレベルは一般選考よりも高く、企業調べが徹底できていないと、大きな差がついてしまうポイントにもなります。
志望企業の業務内容や企業理念だけでなく、今後の将来性やその企業にしかない強みまで調べられていたかを見直しましょう。
履歴書/ES編
早期選考で面接までいけなかった方は履歴書やESに問題があった可能性が高いです。
例えば、年齢や必須資格の有無などです。経歴が合格基準を満たしていない場合は、採用になる可能性はほとんどないと言えます。
もしこれらの基準を満たしている場合は内容を見直す必要があるでしょう。
志望理由
履歴書やエントリーシートの自己PR欄、志望動機は前回から変わった自分をアピールすることが大切です。「貴社でなければダメ」という熱意がこもった気持ちが伝われば、面接選考に繋がる可能性も高まります。
書類選考でその熱意が伝わるように、募集要項と選考に落ちた原因をよく分析し、チャンスを繋げましょう。
また、面接選考で落ちてしまった場合は、行動や態度が担当者に良い印象を与えなかった可能性があります。自己PRや志望理由がどんなに良い内容でも、見た目の印象が悪いとマイナスの評価を受けてしまいがちです。
入社への熱意
希望の企業のことはよく調べても業界研究が足りない場合、志望動機が曖昧な印象を与える場合があります。業界の中で会社がどんな役割を持っているのか、その中のどの部分に惹かれたのか、自分の言葉で伝えられることが大切です。
また、熱意が伝わってこない場合、入社してもどんな働きをしたいかという将来のビジョンが面接官には想像できないため、ぼんやりとした印象しか残りません。
入社したらこういう働きがしたい、自分のこんな部分を活かしたいという積極的な姿勢を見せると志望動機に強みが増します。
面接編
早期選考で面接まで行ったのに落ちてしまったという方は最後の面接を見直す必要があります。
今まで述べてきた見直すべきポイントに目を通して、次の選考に活かしてください。
話し方
尊敬語・謙譲語など言葉使いは、ビジネスシーンにおいてどの職種や業種でも重要です。集団面接やグループディスカッションは、指名されて自分の意見を言う機会も多いため、友人と喋るような口語を使ってしまうと幼稚な印象を与えます。
さらに「えー。」や「あー。」など間をもたせるために、つい口から出てしまう癖も面接官には悪い印象を与えてしまいがちです。慌てて応える必要はないので、ゆっくりと自分の考えをまとめながら目を見て話すように心掛けましょう。
態度
面接で緊張してしまう人もいれば、人と話すことが得意で面接に自信があるという人もいますよね。うまく面接も進み、面接官の印象も悪くなかったのに採用されなかったという人に多いのが、自信過剰な態度です。
集団面接やグループディスカッションでは、その場で目立てば良いというものではありません。自分の意見をゴリ押しする、面接官が喋っているのに自分の意見を被せてしまうと入社後も個人プレーに走るのではないかという印象を与えます。
会社では、チームプレーで利益を上げることやサポートする場面も多いため、人の意見を尊重出来ないと活躍は出来ません
自分の意見を的確にまとめ、状況をよく判断する必要があります。相手のペースに同調し、よく話を聞くことで高圧的な態度になるのを避けましょう。
新卒の選考でおちても中途採用という道が
もし新卒でその会社に落ちても、中途採用という手がある
新卒の選考で落ちてしまい、再募集がないと入社は諦める他ないという人もいますよね。新卒での入社が難しくても実は中途採用で入社するという道もあります。
中途採用の選考は新卒の選考とは違い、即戦力を求めています。職種・業種が似た会社に就職し、仕事の経験を積んでキャリアを重ねることで、「即戦力」になれる自分をアピールするチャンスでもあります。
しかし、即戦力になれるという仕事の経験やキャリアがないと、中途採用でも落ちる可能性が高いのです。
中途採用されやすい人材になるために
中途で採用されやすい人材となるポイントを以下にまとめてみました。
第二新卒であり、社会人のマナーが身に付いている
新卒で会社に就職し、1年程社会経験を積んだ中途退職者は「第二新卒」と呼ばれ、まだ会社での業務教育が比較的行いやすいと採用担当から注目されています。
しかし、社会人としてのマナーが悪いと採用には至りません。新卒以上にマナーに関しては、注意が必要となります。
即戦力となる強みがある
中途採用を受ける会社と同じ職種や業種、または中途採用の応募要項を満たすだけの技術を身に付けていると、採用されやすいと言えます。
仕事上に有利な資格の保持者や、前職でのキャリアがあるという強みがある人は、担当者としても面接を行いたいという気持ちになります。
逆に自分を売り込む力に欠けている人は、即戦力にはなれない可能性が高いと判断されます。仕事で得た知識を活かせる方法や、スキルを磨いて自分の強みを育ててから、中途採用に臨みましょう。
ハキハキと明るく、人として魅力にあふれている。
仕事のスキルやキャリアが優れていなくても明るく、ハキハキとした行動力がある人は、魅力的な人材と言えます。特にチームワークを必要とする会社には、細部まで気遣いが出来る人が貴重な存在となります。
接客業であった場合は、素早くお客さんの要望に気づくことが出来る視点は評価され、営業力が高い人材は、取引先との交渉には欠かせない存在と言えます。人として魅力を感じる人は、クレームなどの対応にも優れていると捉えられることもあり、担当者からの評価も高くなります。
まとめ
選考に落ちてしまうと自信がなくなり、暗い気持ちになってしまう人も多いですよね。しかし、諦めない強い気持ちがあれば、再選考や中途採用を視野に入れて活動するという手もあります。
大手企業は、中途採用も大変狭き門と言えます。スキルアップで自分の経験を積みながら、情報を集めることも大切です。
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⇒二次募集って実際どうなの?
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート