面接はマナーが重要。待機中から帰宅まで、面接で気をつけるべき項目

面接はマナーが重要。待機中から帰宅まで、面接で気をつけるべき項目

面接対策というと、質疑応答面での対策や笑顔といった部分に気を取られがちですが、大切なのはそれだけではありません。控え室にいる段階は勿論のこと、面接が終わって会場を後にするまで、企業から評価されているという意識を持つようにしましょう。この記事では、面接時間そのものではなく、面接全体にスポットを当てた際に気をつけるべきポイントをご紹介していきます。

控え室では静かに過ごす

先ず面接前の過ごし方ですが、控え室などで待機している間は静かに過ごすようにしましょう。足を組んだり他の就活生と私語を交わしたりするのは言語道断ですが、落ち着いて待つことが大切です。資料などを配布された場合にはじっくりと目を通しておき、万全な体制で待っているようにしましょう。

周りの人と話をしていなくとも、変に挙動不審になったり、携帯電話をいじったりしていてもマイナスの印象を与えてしまいます。なるべく目立つ行動は避け、静かに落ち着いて過ごすように心がけてください。

入室時はノックを3回、必ず挨拶を

控え室から移動して、面接会場に入室する際には必ずノックをしましょう。ドアを適度な大きさで3回叩き、中からの返事を待ちます。「どうぞ」や「お入りください」などの返事が聞こえたら入室します。何も聞こえなかった場合には、少し間を置いてからもう一度ノックを3回してみてください。

既にドアが開かれている場合には、特にノックをする必要はありません。ただし、ドアの有無に関わらず、必ず入室時には「失礼します」と言って、一礼してから入るようにしましょう。

ドアは両手で開き、会場に入ったら両手で締めます。乱暴に開閉しないよう、ゆっくりと動かしましょう。就活生の評価は既にこの段階から始まっています。直接的に言葉を交わしていないからと油断するのではなく、常に見られているという意識を忘れないようにしてください。

勧められるまで椅子には座らない

面接会場に入ったら、椅子の横に進んでください。明るく挨拶をしてお辞儀をしたら、相手から椅子に座るよう勧められます。面接官から勧められるまでは立っていて、勝手に座らないようにしてください。もしもいつまで経っても着席を促されない場合は「失礼します」と一言断ってから自ら座りましょう。

カバンは椅子の横に置いて、背筋良く座ることを心がけてください。背もたれは利用せず、浅めに腰掛けましょう。意識しなければいけないことは沢山ありますが、そこに気を取られたり、緊張に押し潰されたりして笑顔を絶やすことがあってはいけません。椅子に座る際は勿論のこと、面接中は常に笑顔でいることを忘れないようにしてください。

退席時の挨拶は3回

面接を終えたら「本日はありがとうございました」と一言添え、座りながらお辞儀をします。立ち上がってカバンを手に取ったら、もう一度お辞儀をしながら「失礼いたします」と言いましょう。ドアまで進んだら振り返って、最後にもう一度「失礼いたします」と伝えてください。面接の退席時は、この3回の挨拶を意識してください。退室後は、余計な寄り道はせず、そのまままっすぐ会場を後にしてください。面接後も評価は続いている。そのことを必ず意識するようにしましょう。

終わりに

今回は面接における、全体のポイントについてご紹介しました。ご紹介したポイントを守るのも大切ですが、お辞儀についても気を抜いてはいけません。会釈(15度の傾き)や敬礼(30度の傾き)、最敬礼(45度の傾き)をシーンごとに使い分け、相手に失礼がないような振る舞いを心がけましょう。お辞儀は簡単そうに見えて、奥が深い行為でもあります。面接全体の模擬練習をする際には、全体のポイントに加えて、お辞儀にも注意するようにしてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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