面接で「好きな映画は何ですか？」と聞かれた時に使える映画を紹介

ライターの若大将と申します。

いきなり個人的な話から始めさせていただきますが。私は自分が就職活動をしている時、自分の履歴書の趣味・特技の欄にはほとんど毎回。その一つに「映画鑑賞」を書いていました。

これには何も別段の意図があったとかそういうわけではなく。私はただ単純に映画が好きで、他にこれといって書くべきことも見つからなかったのでそう聞かれた時にはそのように書いていました。

しかし、そんな軽い気持ちで書いたこの「映画鑑賞」という趣味はなかなかに厄介なものでした。なぜなら、この言葉が書かれた私の履歴書を手にした面接官は大方の場合。このように聞くからです「映画が好きなんですね、どんな映画を見るんですか？」と。

この質問は非常に厄介だと思います。特に私のような自意識を変に拗らせている人間には厄介の極み。自分で書いておいたくせにこの言い草。

なぜこの質問が非常に厄介かというと、単純に答えに困るからです。そして答えに困る理由としては以下のようなものが挙げられます。

好きな映画が多すぎて一つに絞ることができない
だからといって、水を得た魚のように好きな映画を大量に挙げると引かれるのではないか、という懸念
好きな映画を挙げたところで相手が知っているかわからない
相手はその映画が嫌いという可能性も無くはない
個人的には好きだけど世間的にイメージの悪い映画が大量にある
相手も映画好きだった場合、沈黙のマウンティング合戦が勃発する可能性がある。

だいたいこんな感じです。やたらと多いですね。

その上、ほとんどの理由が「考えすぎ、自意識過剰」の一言で圧殺できてしまうレベルの低さ。とはいえ、気になってしまうものはやはり気になりますし。何より、就活というものはやはり準備が大切ですから、こういった細かい事柄にも予め何かしらの想定をして、それに対する対策を講じるのがセオリーというものです。

というわけで、今回は私のような映画好きの就活生に向け。面接で「好きな映画は何ですか？」と聞かれた時の対策講座を行っていきたいと思います。

目次［目次を全て表示する］

▶ 「好きな映画は何ですか？」対策①：インド攻め

＊オススメのボリウッド映画リスト＊

▶ 「好きな映画は何ですか？」対策②：架空攻め

＊オススメの架空映画リスト＊

▶ 「好きな映画は何ですか？」対策③：悪食

＊オススメのクソ映画リスト＊

▶ 「好きな映画は何ですか？」への対策まとめ

「好きな映画は何ですか？」対策①：インド攻め

私が最もオススメする回答がこちら「インド攻め」です。インド攻めとはその名の通り、インド制作の映画、すなわち「ボリウッド映画」をひたすらに攻めるのです。

ボリウッド映画未だ日本でもあまり知名度は高くありませんが、こういった場では反対にそれを利用することができます。好きな映画はボリウッド映画であることを表明すれば、大抵の面接官はその時点であなたに一目をおくでしょう。

「好きな映画は何ですか？」と聞かれたら間髪入れること無く「踊るマハラジャです」と回答し。ボリウッド映画のスーパースター、ラジニ・カーントの様な斜め上向きの粘っこい笑顔を浮かべましょう。

そして、先ほどまで跨っていた象からおもむろに飛び降り、どこからか現れた群衆とともに無闇にキレのあるダンスをドンチャカドンチャカ踊りだす。最終的にはそれを見ていた面接官もその輪に飛び入りキレキレのドンチャカ、2人は抱き合って坂道を転がり落ちる（インド映画特有の比喩）。まさに大団円。完璧な面接対策。

＊オススメのボリウッド映画リスト＊

・ムトゥ　踊るマハラジャ

超王道のボリウッド映画。ダンスからアクション。鮮やかなサリーから象まで、ボリウッド映画のほぼ全部が詰まっている。

・きっとうまくいく

爽快サクセスストーリーな一本。ダンスシーンもそこまで主張が強くなく、脚本がしっかりとしているため、何度見返しても飽きない。

・バーフバリ伝説誕生/バーフバリ王の凱旋

最近続編が公開された超人気大作シリーズ映画。2015年に公開されたシリーズ一作目「バーフバリ伝説誕生」の興行収入がインド歴代１位に輝いた。豪華絢爛なスペクタクル映画。

・マッキー

陰謀によって殺されてしまった主人公がハエとして転生する映画。イロモノ映画と思いきや、監督は先ほどのバーフバリとまさかの同一人物。

「好きな映画は何ですか？」対策②：架空攻め

次にオススメする方法がこちらの「架空攻め」です。架空攻めとはその名の通り、架空の映画の名前を出して相手を煙に巻く方法のこと。この方法を使えば、「好きな映画について、自分よりも面接官の方が詳しいケース」や「好きな映画があまりにもメジャーすぎて軽く小バカにされるケース」を避ける事が出来ます。

「好きな映画は何ですか？」と聞かれたあなたは自信満々の表情とともに「”ゴジラvs曙”です」と回答し、まっすぐな瞳で面接官の両目を捉えます。面接官は「そんな映画あったっけ？」などと考えつつも、あなたの眼力の説得力に気圧され、そんな疑念はどこかへ霧消します。そして、あなたの選考が終わった帰り道、その足でTSUTAYAに向かい「ゴジラvs曙」のDVDを探し回ることになるでしょう。

＊オススメの架空映画リスト＊

・ゴジラvs曙

東映がおくる「ゴジラシリーズ」の異色作。舞台は2002年の日本。東京湾から突如として現れた巨大怪獣「ゴジラ」と、ハワイから現れた元東関部屋所属の力士、曙太郎。本名チャド・ローウェン・ジョージ・ハヘオが東京の街を舞台に直接対決を繰り広げる、超スケールな一本。なお、戦いの結末は推して知るべし。

・タイタニック2〜〜

1997年に公開された名作「タイタニック」の続編映画。前作でタイタニック号と共に北大西洋の底に沈んだと思われていたレオナルド・ディカプリオは、海中で戦いの神に出会い。新しい能力を授けられる。その力を使い、死の淵から這い上がったディカプリオがオスカー像を取らせてくれない審査員たちにひたすら嫌がらせをするという一本。あまりにも内容がしょうもないため、日本ではソフト化されていない。幻の映画。

・ザ・ドキュメンタリー・オブ・Youtuber鈴木史朗

元TBSアナウンサーの鈴木史朗が「ひたすらバイオハザードの世界記録を塗り替えるYoutuber」に転身するまでを描いたドキュメンタリー映画。コントローラーを握りしめ、ゾンビや腰痛、肩こりと戦う鈴木史朗の姿は多くの人々の感動を呼んだとか呼んでないよか。