自己PRで「最後までやり遂げる力」をアピールしたいけど、どのように伝えればよいか分からないと考えている就活生は少なくありません。
本記事では、最後までやり遂げる力の言い換え表現とともにアピールするためのポイントを分かりやすく解説しています。
さらに、最後までやり遂げる力を自己PRにするメリットやアピールするときの注意点、例文も説明しています。
就活や転職活動中で自己PRを充実させたい人は、ぜひチェックしてみてください。
- 最後までやり遂げる力とは
- 最後までやり遂げる力の言い換え表現
- 最後までやり遂げる力をアピールするメリット
- アピールするときのポイント
- 最後までやり遂げる力をアピールした例文
目次[目次を全て表示する]
【自己PR:最後までやり遂げる力】そもそも「最後までやり遂げる力」とは
「最後までやり遂げる力」を自己PRでアピールするためには、そもそもの言葉の意味を理解しておかなければ面接官にアピールしたいことが100%伝わりません。
まず言葉の意味を理解することで自身の強みとアピールできる内容が分かるようになります。
その上で内容をもとに理解を深めて自分が一番腑に落ちる言葉を選んで自己PRに表現していきましょう
挑戦を続ける不屈の精神
目標に対して行動しているときは困難や失敗に直面することがあると思います。
しかし何度も挫折を繰り返しているうちにその現実から逃げてしまう人も少なくはありません。
そこで困難や課題に直面したときこそこの力を発揮できるのが「挑戦を続ける不屈の精神」です。
壁にぶつかったとしても諦めずに前に進み続ける力は、仕事においても責任をもってやり遂げてくれる人として重宝されることは間違いないでしょう。
目標達成への強い意思
「目標達成への強い意思」とは設定した目標に対して強い意思を持ち、壁や困難に直面しても諦めずに努力し続ける姿のことをいいます。
計画を念入りにたててその計画に沿って行動し、軌道修正を加えながら目標を達成するために持続的なモチベーションと決断力が必要になります。
強い意思があることによって、困難にも屈せずに最終的には目標達成を成し遂げることでしょう。
自己成長への飽くなき追求
「自己成長への飽くなき追求」とは自分の成長のために常に学び続け、努力を惜しまない姿勢のことを指します。
自分が知らないことには積極的な興味を持ち、その学びに対して追求する力やフィードバックをもらったときに真摯に受け止めてそのあとすぐに改善につなげる力が必要になります。
この力を持つ人は、自身の成長に貪欲になり目標を達成させて、さらに高い目標に挑戦し続けることができます。
やり遂げる力を効果的にアピールするなら「自己PR作成ツール」がおすすめ
やり遂げる力は魅力的な強みでありながら、種類もいくつかあるため、アピールの難しい強みです。
そこでおすすめするのが、 就活市場の自己PR作成ツールです。
ページ上に流れてくる質問に答えていくだけで、 簡単に自己PRの文章を作成することができます。
作成ツールを使って「やり遂げる力」で好印象を得られる自己PRを作成し、就職活動を有利に進めましょう。
【自己PR】最後までやり遂げる力の言い換えと例文7選
続いて、最後までやり遂げる力をうまく言い換える言葉を7つ厳選し、その能力を主題とした例文を7つ作成しました。
解説も添えているため、ぜひ参考にしてみてください。
最後までやり遂げる力を継続力に言い換えた例文
私の強みは継続力です。私は一度取り組んだことを中断せずに最後までやり遂げることができます。学生時代には、部活動で怪我をして大会出場を断念することになってしまいましたが、やれることをやり切ろうと、マネージャーに転身して選手のサポートをやり遂げました。入社後も、この継続力を活かし、どんな困難があってもあきらめずに最後まで取り組む姿勢をみせていきたいです。
この例文ではどのような継続力を持っているのかが非常に分かりやすく説明されています。
文字数が限られている中で、どのように最後まで物事をやり遂げたのかの説明もわかりやすいです。
当初の目標を断念することになってしまった際に、どうすれば目標を達成できるのかについて考えたことが伝わるため、柔軟性もあると判断してもらえるでしょう。
最後までやり遂げる力を責任感に言い換えた例文
私の強みは責任感です。与えられた役割やタスクに対して、その責務を果たそうとする強い意識を持っています。大学のゼミ活動ではリーダーを務め、メンバー全員の研究の進捗を管理し、期限内に全てのタスクを完了させました。入社後も、この責任感を活かして、どんなプロジェクトでも最後までやり遂げ、信頼される存在でありたいと思っています。
この例文では自分が持っている責任感がどのようなものであるか、どのような場面で発揮されたのかについて非常に分かりやすく説明されています。
また、その責任感を発揮して入社後どのように貢献するつもりかも説明されているため、モチベーションの高さが伝わりやすいです。
最後までやり遂げる力を粘り強さに言い換えた例文
私の強みは粘り強さです。困難な状況やトラブルに直面した時でも、途中で諦めずに続ける姿勢を持っています。大学の研究活動では、何度も実験が失敗しましたが、諦めずに試行錯誤を繰り返し、最終的には成功に導くことができました。入社後も、この粘り強さを活かして、どんな困難にも立ち向かい、目標を達成するために努力を続けたいと考えています。
困難な状況やトラブルが発生した際にも諦めずに続ける人材は非常に重宝されるため、アピールの内容として非常に良いでしょう。
また、どのような困難に直面し、どのように解決したのかについても説明されているため、再現性が高いと判断してもらえます。
入社後にその継続力を活かしてどのように貢献するかについても、わかりやすく説明されています。
最後までやり遂げる力を忍耐力に言い換えた例文
私の強みは忍耐力です。困難や逆境に見舞われたときでも、挫けずに耐えて目標に向かって努力し続けられます。アルバイト先では、忙しい時間帯でも1人1人のお客様に対して冷静に対応し、顧客満足度を高めることができました。入社後も、この忍耐力を活かして、どんな逆境にも屈せず、最後までやり遂げる姿勢を見せていきたいです。
この例文では自分の忍耐力がどのような場面で発揮されたのかについて、想像しやすい説明が添えられています。
飲食店などの接客系のアルバイトでは、忙しい時間帯になるとパニックになってしまう人も多いですが、冷静に対処し、顧客満足度を上げられたということは、優秀な人物であると判断してもらえます。
また、入社後どのような場面で忍耐力を発揮するのかについての説明も分かりやすいです。
最後までやり遂げる力を実行力に言い換えた例文
私の強みは実行力です。立てた目標や計画に対して、それを確実に行動に移す力を持っています。大学のサークル活動では、新しいイベントを企画し、計画から実行までをリーダーとしてまとめあげました。入社後も、この実行力を活かして、具体的に行動し、確実に目標を達成していきたいと考えています。
実行力をどのような場面で発揮したのかについて詳しく説明されているため、あなたが本当に実行力を有していることが伝わりやすいです。
サークルのリーダーとして、これまでのやり方をなぞるのではなく、新しいイベントを企画したという点が、実行力があることが伝わりやすいでしょう。
入社後の活躍について触れている点も良いです。
最後までやり遂げる力を遂行力に言い換えた例文
私の強みは遂行力です。目的を成し遂げるために計画や順序を立て、効率的に進める能力を持っています。大学の研究活動では、優先順位をつけてタスクを整理し、期限内に提出を終えただけではなく、学術的にも高い評価をいただくことができました。入社後も、この遂行力を活かして、計画をしっかりと実行し、目標を達成していきたいです。
自分の遂行力がどのような能力であるかを簡単に説明した後に、具体的にどのような場面で発揮したのかについて分かりやすく説明されている点が良いです。
優先順位をつけてタスクを整理し、期限内に終えることは仕事においても重要であるため、入社後の活躍が期待できる文章であると言えるでしょう。
最後までやり遂げる力を初志貫徹に言い換えた例文
私の強みは初志貫徹です。一度決めたことや宣言したことに対して責任を持ち、それを貫き通す力を持っています。大学入学時に掲げた目標を忘れず、4年間の学業を通じて達成しました。入社後も、この初志貫徹の姿勢を持ち続け、最初に決めた目標を最後まで貫いていきたいと考えています。
一度決めたことや宣言したことに対して責任を持つことは非常に重要であり、企業が新入社員に責任感を求めているため、非常に良い印象を与えられる文章です。
また、もし文字数に余裕があるならば、このような文章において、大学入学時に掲げた目標がどのようなものであったのか、そしてそれをどのように達成したのかについて説明できると、さらに再現性を力強くアピールできるでしょう。
【自己PR】最後までやり遂げる力でアピールできるポイント
自己PRを考える上で、アピールしたい強みが有効なアピールになるのかを考える必要があります。
どれだけ完璧な構成で自己PRを組んでも、それが企業に入社後に生かせなければ全く無意味だからです。
結論から言うと、最後までやり遂げる力はアピールとして効果的な強みと言えます。
特に仕事では、プロジェクトや営業など、根気とやる気が必要になる業務が無数に存在します。
半端な気持ちで臨んでは挫折したり、他の社員に迷惑をかけたりしてしまうこともあります。
そういった事態を避けるためにも、企業側としてはできる限りやる気のある人や、物事を最後までやり抜く力のある人を採用したいと考えています。
- 責任感
- 主体性
- 目標達成への強い意志
- ストレス耐性
1:責任感をアピールできる
企業は、困難にぶつかっても途中で仕事を投げ出すことのないような責任感の強い人材を求めています。
物事をやり遂げるには、たゆまぬ努力や強い信念が必要です。
たとえ思うように進まず挫折しそうになっても、責任感を持っていれば最後までやり抜けられるでしょう。
そのため、自分の魅力にやり遂げる力を提示することで、責任感の強さを企業にアピールできます。
2:主体性をアピールできる
物事を最後までやり遂げ際には、今までのやり方では難しい課題に直結することがあります。
ときには、新しい方法を試すチャレンジ精神が必要な場合もあるでしょう。
困難な状況を乗り越えるには、柔軟な思考が必要になり、自ら判断して行動できるような主体性が必要になります。
就活において、当事者意識を持っているかは、会社の将来を任せられる優秀な人材かを判断する重要なポイントです。
そのため、困難を乗り越えて物事をやり遂げたことがある人は、自分で考えて仕事ができると企業にアピールできるでしょう。
3:目標達成への強い意志をアピールできる
ビジネスにおいて仕事ができる人は、目標が明確であることが特徴です。
物事をやり抜くには、自分や会社が立てた目標をあきらめずに達成する強い意志が必要となります。
そのような観点から、最後までやり遂げる力を「目標達成力」と呼んでもよいでしょう。
数多くの就活生を見ている企業は、やりきる力のある人の行動や思考パターンを予測できます。
そのため、物事をやり遂げた経験を自己PRすることで、目標達成への強い意志を持っていることもアピールできるでしょう。
4:ストレス耐性をアピールできる
物事を最後までやり遂げるには、さまざまな困難に立ち向かわなければなりません。
例えば、自分のイメージよりも進行具合が悪いときなどは、ストレスを感じる場合もあるでしょう。
物事を最後までやり遂げる力がある人は、そのような負の感情に負けずに最後までやり抜けられるストレス耐性を持ち合わせています。
そのため、物事を達成した経験を企業に伝えることで、感情に振り回されずに最後まで責任を持てる人材だとアピールできるでしょう。
【自己PR:最後までやり遂げる力】自己PRする時の注意点
最後までやり遂げる力は仕事をする上で欠かせないスキルですが、アピール方法を間違えてしまうと印象が悪くなってしまう可能性があります。
自己PRでアピールする際の注意点をしっかりと押さえて、企業が納得できるように伝えましょう。
- 主体的に行動したエピソードを伝える
- 最後までやり遂げる力は短所にもなりうる
主体的に行動したエピソードを伝える
ビジネスの場において最後までやり遂げる力を評価されるのは、あくまで自分で判断して行動したものに限られます。
企業が求めているのは、自分の意思で動くような仕事を任せられる人材です。
そのため人から言われてやったことは、「最後までやり抜いた経験」だとしても評価されにくいため注意が必要です。
また、締め切りギリギリでやり切ったとうエピソードも評価されないので注意しましょう。
最後までやり遂げる力は短所にもなりうる
最後までやり遂げる力は、基本的に長所として評価される能力です。
ただ、伝え方を間違うと、物事へのこだわりが強くて最後まで自分でやらないと気が済まないのではないかと思われてしまいます。
それを避けるには物事の完遂だけではなく、周囲の意見や状況の変化に柔軟に対応できることも合わせて伝えるようにしましょう。
目標を途中で投げ出さずに、手段の見直しや改善をして取り組めることを伝えることが大切です。
評価されにくいエピソードには、以下のようなものがあります。
せっかくのあなたの経験がマイナスな印象にならないためにも、ぜひ評価されない例をチェックしてみてください。
評価されないエピソード
長く続けただけのエピソードや、ただ自分が辛いと感じただけのエピソード、誰でもやり遂げられるようなエピソードはあまり評価されません。
長く続けるだけなら誰でもできますし、辛かったと話すだけでは何を学んだかがわかりません。
また、誰でもやり遂げられるようなエピソードは、結局何をアピールしたのか伝わりにくいでしょう。
【自己PR:最後までやり遂げる力】自己PRするときの正しい構成
自己PRは内容がどれだけ良くても相手にしっかりと伝わらなければ意味がありません。
そこで重要なのが構成です。
企業に伝わりやすい構成を踏まえ、アピール文を作成することで相手に伝わりやすく、しっかりとアピールできる文章になります。
以下で構成を確認しましょう。
結論
まず自己PRの結論である、あなたの強みが何かを伝えましょう。
「私の強みは最後までやり遂げる力です」と簡潔に伝えるとよいでしょう。
話の軸である結論を最初に示すことで相手が理解しやすい文章に仕上げることができます。
自己PRに限らず、選考で季語湯にアピールする際には結論を最初に示す「結論ファースト」を心がけましょう。
エピソードの内容
やり遂げたことの内容やテーマ、その難しさについて詳しく説明するようにしましょう。
エピソードはあなただけのものであり、誰も奪えるものではないため、差別化を図りやすい部分です。
この部分でありきたりな説明に終始してしまうと、せっかくの差別化のチャンスを逃してしまいます。
あなたがどのように工夫し、問題を乗り越えたか、またその問題がどの程度難しいものであったのかについて説明できれば、良い印象を与えることができるでしょう。
あなた自身の行動や思考
困難に立ち向かう時、あなた自身が何を考えて行動したのかを明確にすることが重要です。
なぜならば、仕事においては問題が発生し、それを解決するというプロセスを何度も繰り返すことが多いからです。
問題に直面した時にどのようなことを考えるのか、どのように工夫をするのかについての説明が分かりやすくできていると、入社後も同じような考えのもとに行動してくれる人材であると判断してもらえます。
問題解決のために明確な意図を持って取り組んでおり、入社後も日々考えながら的確な行動をとって問題を解決していく人材であるというアピールができれば、内定の可能性が高まることでしょう。
結果
取り組みの結果、どのような成果が得られたのか、どのような学びがあったのかもアピールしましょう。
あなたのやり遂げる力が周囲にどのような影響を与えたのかをアピールできるからです。
自己PRにおいては、自分の能力がどのような場面で発揮されたものなのか、どのような影響力を持つものであるのかについての説明が求められます。
自分の強みについて説明するにあたっては、結果を活用することが最も効率的であると言えます。
したがって、あなたが取り組んだ結果成功したのか、または、失敗してしまったとしても、何を得られたのか、取り組みの後にどのような効果があったのかについて説明すると良いです。
入社後にどう生かすか
最後にあなたの強みである「最後までやり遂げる力」を入社後にどう生かすかを伝えましょう。
企業研究や職種理解、あなたが望むキャリアプランを踏まえ具体的で実現可能なビジョンを示しましょう。
例えば、「入社後も、困難が生じた際に最後までやり遂げる力を発揮し、目標を達成したい」「必ず成し遂げる人材として、安心して仕事を任せられる存在になりたい」などが挙げられます。
【自己PR:最後までやり遂げる力】まとめ
最後までやり遂げる力は、どのような職種でも重宝されるスキルです。
自己PRに取り入れることで、継続力や責任感の強さ、当事者意識やストレス耐性があることをアピールできます。
人柄や価値観が伝わる具体的なエピソードを用意して、企業に自分の強みを効果的に伝えましょう。
アピールポイントや注意点を参考にして、希望の職場への採用につなげてください
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まずは言葉の意味を理解しよう!
意味を理解してから自分に落とし込んでから自らの言葉でアピールすることができます!