グループディスカッションの種類は一つじゃない?種類を把握して、事前に対策しよう

グループディスカッションの種類は一つじゃない?種類を把握して、事前に対策しよう

グループディスカッション(GD)は選考方法の一種で、一般的には5〜8人程度の学生をグループ分けし、テーマについて討論させる選考方法です。この選考を通して、企業はグループの中で一人ひとりの学生がどのような役割を担い、行動や発言をするか、どのようにコミュニケーションをとるのかを見ています。しかしこのグループディスカッション、主に4つの種類があり、企業によってどの方法で選考するのかが変わってきます。また、そもそもグループディスカッション自体行わないという場合もありますが、一先ず知識としてどのような種類があるのかを理解しておくのが得策でしょう。

 

自由討論方式

あるテーマが出題され、テーマに沿って自由に話し合う形式のグループディスカッションです。別名、フリートーク方式とも呼ばれており、出題されるのは主に次の2つのテーマです。

  • 普遍的テーマ
  • 専門的テーマ

特定の答えを用意してしまうと早期に終わってしまう可能性があるので、基本的に出題されるテーマは、正解のないような漠然としたものが多い傾向にあります。専門的テーマはその企業に関連するものが大半なので、事前に業界研究や企業研究をしっかりと行っておくようにしましょう。自由討論方式は制約が少ないので、その中でいかに意見をうまく集約できるかが鍵となってきます。協調性や説得力も必要になりますが、積極性も問われるため、周りの様子を見ながら上手に発言していきましょう。

 

インバスケット方式

テーマに対して、答えとなるいくつかの選択肢が用意されているので、その中から1つを選ぶか、優先順位をつける方式のグループディスカッションです。単に選択するだけではなく、選択の根拠をまとめる必要があります。例えば、無人島や山の中で遭難した場合に、いくつかの選択肢の中から何を選ぶか、優先順位をつけるかなどの質問が有名です。自由討論方式同様、質問に答えや正解はないので、自分たちが選んだものに対してきちんとした理由をつけられるかどうかが重要になってきます。選んだ理由、順位に対しての具体的な根拠を話し合うというイメージですが、協力しながら内容を整理して、きちんと説明できるようにする必要があります。インバスケット方式にも

  • 普遍的テーマ
  • 専門的テーマ

の2つが存在するので、普段からニュースを見たり、業界知識をつけたりすると良いでしょう。

 

ケーススタディ方式

与えられるテーマの状況や環境が設定されていおり、ルールも決められているのが、ケーススタディ方式です。そのルールの中で、最適な方策を導き出す実践方式のグループディスカッションだと言えるでしょう。ビジネスシミュレーションチックというのが、この方式の中では有名で、ゲーム的な要素が盛り込まれている場合もあります。テーマの多くが業界に関連するものなので、事前に業界研究や企業研究をしっかりと行っておくようにしましょう。また、グループディスカッションの中で、進行やタイムキーパー、書記など、自分に合った役割を選択して、チームで協力してスムーズにグループディスカッションを進めることが大切になってきます。

 

ディベート方式

あるテーマに対して、対立する2組に分かれて討論をする方式です。テーマは賛否の分かれるテーマとなっていますが、自分でグループを選べる場合は少ないので、考えとは異なる意見のチームに入る場合もあります。論理的に意見を述べられるか、チーム内で意見をうまくまとめられるかが重要となり、相手の穴をつくような、根拠があってハッとするような意見を言えると好印象を与えることができます。しかし冷静さは忘れず、攻撃的にならないように意識しましょう。

 

おわりに

グループディスカッションには様々な種類があるので、どんなグループディスカッション方式であっても対応できるよう理解、練習をしておくべきです。どんな役割、テーマであっても柔軟に対応することができれば、企業選考を勝ち抜く上で大きくリードすることができるようになります。

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